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記事 60件
  • 「2050年の大根飯」

    2023-09-22 07:00  
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     おろぬき大根の季節だ。畑で小ぶりなほうれん草くらいの大根葉を引っこ抜くと5センチから8センチくらいのひょろひょろした白い根が顔を出す。そう、おろぬき大根とは間引きした大根のことである。
     

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  • 「チゴガニのダンス」

    2023-05-08 07:00  
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       一年でもっとも湘南の海が混雑する5月の大型連休。天の邪鬼なぼくらは、森へ行った。
     

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  • 「みどりの日」

    2023-05-05 07:00  
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     新緑の香りがする南風が心地良い朝だった。
     

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  • 「余白の効用」

    2023-03-08 07:00  
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     海を見ている日々のせいだろうか。心の中に余白が生まれたように思う。
     

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  • 「フードロス」

    2022-12-16 07:00  
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     都会から来た車がたまたま通り掛かった精肉店から1m以上ある三浦大根を抱えて出てくる人を見掛けたら間違いなく別の店で買ったものだと思うだろう。ならその大根を精肉店に入る前は持っていなかったとしたら―――。
     

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  • 「12月」

    2022-12-09 07:00  
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      12月になるたびに辿ってきた足跡を振り返ってはやり残したことを指折り数えて溜息をついてきた―――30代までの話だ。
     

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  • 「寒卵」

    2022-12-07 07:00  
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     卵は冬だ。海が冷たさを増すほど魚に脂が乗って美味しくなるように、卵もまた寒さが増すたびに美味しさを増す。海辺の町で暮らすようになるまで知らなかった。近所の養鶏場で朝生んで貰ったばかりの卵を買う生活になるまで知らなかった。季節で卵の味が変わることを。
     

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  • 「雪化粧」

    2022-12-02 07:00  
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     海越しの富士山が雪化粧をすると「あぁ、今年も冬が来るなぁ」と感じる。毎日その姿を見ていると夏の黒富士から高嶺への初冠雪で雪化粧が定着するわけではないことがわかる。部分的に溶け出してはまた降雪したりを繰り返しているうちに冬らしい白富士になることが。
     

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  • 「暇を味わう」

    2022-11-30 07:00  
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     葉山の南郷公園に三浦半島随一の銀杏並木がある。黄金色の葉が敷き詰められた道を小さな青い自転車が走っていく。漕いでいるのは娘だ。夏の終わりにここで練習を始めた。晩秋の今は支える必要もない。ただ見守っているだけでいい。ポットに詰めてきたコーヒーを啜って高い空を仰ぐ。揺蕩う雲のような時間が流れていく。
     

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  • 「いつもとは違う海」

    2022-11-21 07:00  
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     船に乗って、いつもとは違う海に来た。
     

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