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<菊地成孔の日記 / 令和元年10月21日午後6時記す>
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<菊地成孔の日記 / 令和元年10月21日午後6時記す>

2019-10-21 22:00
  • 6

 本当は、「バスキアから○○まで」というタイトルで書いていました。地上波に出るのは久しぶりで、それがバスキア展へのリード番組だという事が嬉しかったし、初対面のくっきー!さんも大変素敵な方で、オンエアは明日まで続きます。そして僕は今、何をしていたかというと、あるアイドルグループへのインタビュー内容をまとめていたところです。とある流れで、そのグループへのインタビュアーになってくれというオファーが入り、いかにファンの人々が聞きたい、気の利いた質問を、事務所NGにならない範囲でまとめる、というのはちょっとした大仕事です(まだ名前は出せません)。僕はおそらく、合衆国のインパルス!レーベルと契約したジャズミュージシャンの中で、唯一、AM番組で交通情報を読んだ人間ですし、実質上の中卒で東京大学の非常勤講師になった唯一の人間ですし、バスキアの番組の解説をやって、返す刀で現役のアイドルグループにインタビューする、唯一の人間でしょう。先日のモテ発言と全く同じで、世界で唯一の人間に、特に何の得もありません。なるべく楽しく機嫌よく遊ぶように生きる。それだけです。

 

 と、書き進めているうちに、それどころではなくなってしまいました。吾妻ひでお先生の訃報が入ってきたからです。この歳になると、驚くほど涙腺が緩んでしまい、とにかく日記を書こうとするのですが、視界が涙で溢れて何も見えなくなってしまったので、先ずは外に出ました。

 
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先日、バスキア展と同じフロアで開催中の細野観光へ出かけたのですが、細野氏蔵書紹介の漫画本コーナーにうつうつひでお日記が置かれているのを見つけました。合掌

バスキア展はまた日を改めて行く予定です!

No.2 54ヶ月前

菊地先生は間違いなく私にとっての神であります。
私も神の息子として正しく生き、その美意識に沿ったような生き方が出来ればよいのですが。

No.4 54ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>1

 ろ

No.5 54ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>2

 YMOのお三方を比べる時、高橋さんを上げるときに、やはりピエールカルダンのスーツでドラムを叩いていたと云うこと、そして、ジャパンクールにガチガチのガチンコで触れていない風格ですね。僕ですら、そして坂本さんも細野さんも吾妻先生を信奉していると云う事実が、それを端的に示しています。

 バスキア展は僕もあらてめて行く予定です!!(笑)

No.6 54ヶ月前
userPhoto 菊地成孔(著者)

>>4

 そしたら先ず、女性を尊敬してください。次に女性と親しくなってください。そして、その女性がどうすればたった今よりも美しく輝くかを常に考えてください。どんな服を着せ、どんな硬さのオムレツを焼くか。どうすれば彼女が解放されるか。音楽やリズムは、自ずと着いて来ます。あなたが女性を見つめることをやめたら(愛せと言っているのではありません。それはご自由に)、音楽もリズムも途絶えるかもしれない。

No.7 54ヶ月前
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