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  • <ビュロ菊だより>No.65「町山さん手打ちにしませんか(笑)」

    2015-04-28 07:30  
     現在、ワタシは新幹線の車中におり、町山さんより些か中元や歳暮を貰いやすいかも知れないワタシはグリーン車のシートでコレを書いているのですが、さっき普通車からマネージャーがやってきて、「とうとうヤフーニュースのトップになっちゃいました(苦笑)」と言いながら、スマートフォンの画面を見せました(ワタシはガラケーです)。

     ルパン3世の何十年ぶりかのスピンオフ新作の音楽監督をやっても、女優の菊地凛子さんを音楽家デビューさせても、合衆国ジャズの殿堂インパルス!レーベルと、日本人初の契約を交わしてもヤフーのヤの字もなかったのに(笑・載せてくれ。と言ってるのではないですよ念のため)、たかが異端映画批評家でもあるジャズミュージシャンが、不快な作品を不快だと自分のブログに書いただけで、ありがたくも「炎上」認定をいただき(町山さんのお陰でございますよ・笑)、トップニュースになるという、性的欲求不満と呪詛が

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  • <ビュロ菊だより>No.64「町山さんに激敗(笑)+」

    2015-04-22 09:00  
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     「ナルちゃん、町山さんの信者にボコボコにされてるよ~。ナルちゃんの文章って読みずらくって意味不明なんだって~。けけけけけけけけけ」と、悪友(ヘンなレーベルの代表→ベーアじゃありません)に、本当に心の底から楽しそうに言われまして(苦笑) 「ええ!!オレむちゃくちゃ有効打出したのに!!ジャッジ見てくれないの!!!ネットってツイッターやってる者のモンかよくそー!!見せろ見せろ絶対1人ぐらいいる筈だ、菊地の言う事がもっともだ、という、話しの分かる人が!!」 と、そいつのモバイルフォンを取り上げようとしたんですが、ファックな事にそいつは長身で(コンプレックスに触れられて激怒)見せてくれませんで(笑)、更には、あろうことか親友のワタシを嘲笑しながら 「どれどれ?えーと、<菊地はどうせ文章では町山さんに一生叶わないんだから、、、>」    「やめろーっ!!!」 「えーっと、いないね。ナルちゃんの支持者は1人も。けけけけけけけけけ」 「見せろー!!」 「見ない方が良いよ~。けけけけけけけ」   と、完全にそいつにヤラれまして(笑)うなだれ果てているそろそろ52歳です(笑)。   マンガを愛好される皆様からは怒りを買い、「セッション!」を愛する方々からもボコボコにされ、「ああ、昭和九年会の最後の1人は、やっぱりおひょいさんになるのか、、、」と思いながら、雨音はショパンの香りを嗅いでいるちょっとアニュイな気分ですが、どうすか皆さん調子は?   「凄く面白い試合です!出来ればリングをラジオに移して続きをお願いします!」みたいなお便りが、ちょっとたじろぐほどわんさか来まして、やっぱ町山さん凄げえなあ、さすが名誉白人(笑)、こっちゃ「フランツカフカの南アメリカ」とか言っちゃって(笑)クバが我が身の様にしか思えないですよー!(笑)。   他にも「TBSの仕込みですよね?」「町山さんとは本当は仲良しですよね?」「宇多丸さんがいよいよ参戦ですね!!とかいう方もいらっしゃり、総てのメールから涎が滴り落ちているのですが(笑)、おとぼけではなく、ガチガチのガチで仰る意味が解りません(宇多丸氏が担当されている「シネマハスラー」の事でしょうかね?氏が「セッション!」を絶賛されている。という話は聞いた事がありますので)。   ちゅうか、えーと、これはTBSの仕込みでも配給会社の仕込みでもありません(だよね?え?知らないのひょっとしてオレだけ?)   これは単に、ある映画を巡る、ネット上での批評のやりとり(っていうか、コチラは仕掛けられた側ですけどね)であって、「オモシロイ試合」などと言われましても別に勝ち負けなんかありませんし、   というか、よしんば勝ち負けだとしたら。ですが、予めワタシ、「各界大絶賛」に竹槍一本で向かって行った訳ですから(笑)、そんなもん玄関出る時から大敗決定ですよね(笑)。   ワタシは勝ったり潰したいのではなくて、ただ自分の意見が言いたかっただけです。 あらゆる皆様と同じ様に。   とはいえ、ワタシからのレスポンスには、かなりエグいの入ってますから(ホームの選手を応援する観客にはまったく見えておらず、それが分るのは、試合した当人同士だけだと思います。アウェイでする試合というのは得てしてそういうモンですよね。ま、「試合だとしたら」の話しですよ!)、町山さんが今後どういう反応(無反応も含めて)をなさるか想像もつきません。   ただ、ワタシはもう充分に、現在の町山さんのやり口も実力も分ったので、もう結構ですし、仕掛けられてレスポンスする時の自分のエグさというのは、むしろ自分が嫌いになるほどなので(笑)、大変すっきりしたと同時に、もう嫌です(笑)。   勿論、町山さんを見切ったとか、舐めた話をしているのではありません。   町山さんは大変な実力者で、本当にリスペクトしていますが(所謂「信者」的な人より、ワタシの方が理解している部分もあるとすら思っています)、今回、ワタシに対して雑で汚くてみっともなかったのは(口調ばかりが慇懃でしたけれども・笑)、   ワタシの事を「怖がりつつも舐めていた」のだと思います。    これはもう、亡くなった中山康樹先生と全く一緒で、一時代築いた方、というのは、要するにオイデプスというか、前の世代の権威、という父親の首を見事に狩って、ご自分の帝国を築かれたので(<「秘宝」という思想>は、映画批評史上の大変な革命運動だったと思います)、   ある日「次は自分が狩られる番だ」と、思い出したが最後、枕を高く出来ない訳です。   ヤバそうなのを片っ端から「潰」さないと、安眠出来ない訳です。   ワタシは幸か不幸か一時代築いてないので(笑)、こういうエディコン的な恐怖はありませんが、勿論、人間という不完全ないきものがかりですから違う恐怖があります(さすがにそれは言えませんけどね・苦笑)。   モチのロンですが、ワタシは「時の権力者の首をはねる願望」なんかぜーんぜんないです(ジャズのレコンキスタドールとして、「状況」は変えたいですが、モチのロン無血革命ですよそんあもん)。     「M/D」だって「我々にだけ出来る、アウトサイドでも斬新なマイルス観を提示して、もっと世界を豊かにしよう。今までの総てのマイルス研究者にリスペークト!」と、大谷君と手をつないでグルグル回りながら東大に通っていたんですが、   「さあ権力者の首をはねるぞー!スポーンっと景気良くっっ!!」的に見えちゃうんですよ(笑)。   もう、何回言われたかね「東大で講義したからってナンボのもんじゃい」って(笑)。手をつないでクルクル回りながら、2人で顔見合わせて「えっ?」っていう(笑)。     12年前にファッション批評はじめた時も囲まれましたし(今の二次元のお若い方はご存じないと思うんですが、本当に「囲まれた」のよ。密室で・笑・大暴れしちゃった・笑)、格闘技批評はじめた時も、軽―く睨まれましたし、よくよく考えたら、オフクロの股間から出て来た瞬間から睨まれてた気がするんで(笑)、これはもうしょうがないですな。     ただ、オネスティアイセイ、「時の権力者の首をはねる願望なんかぜんぜんない」というのは、まあ外装であって、深部では常に「オヤジを殺す」と思ってますからね(とっくの10年前に死んでますけど・笑)、   まあ、しょうがない。とにかく人間というのは1人残らず、恐らく聖徳太子とか鑑真とかベネディクト・カンバーバッチだって愚かですからね。         *  *  *  *  *  *  *     まあしかし今回、特にお若い方に、刮目、ご理解頂きたいんですけど(読み易さ。心掛けてますよー!!笑)、あれこそ「アメリカ化」ですよ。    そもそも論(ひー・笑)として、ワタシ、名指しで町山さんの事ピックアップした訳じゃないですからね。   単に世界中が支持している物を、覚悟を決めた上で「オレは認めない。ファック」と言っただけで、まあ、敢えて言えば、ですけど   イスラムですよねコレ(例え話ですよー)    そんときに、アメリカって絶対いきりまくってデバって来るじゃないですか?世界の保安官ですからね。   朝鮮んときも、ベトナムんときも、イラクもそうですよ。「アメリカンスナイパー」と地続きなんですよ、恐らくこの道行き。   いまどき(っていうか、「最初から」ですけど)ネットで、自分が嫌いな映画を貶すなんて、誰だってやる事&いくらやったって自由ですよね?   「もしアレに制限がかけられるんだったら国際法でかけてくれよ!!」と、総てのクリエーターやタレントさんが大合唱で突っ込むと思いますよね(笑)   そこに、保安官がすっと立ち上がる訳ですよ。   「いつでも潰せるけど、ちょっと厄介な少数派」を   「潰そう」として。ジャジャーン。   「いつでも潰せるけど、厄介な少数派」   ここに「恐ろしいけど、舐めてしまう」ようにアンビバレンスが仕込まれています(まあ、ベトナム泥沼化の最大の根拠の一つですわな)。   その上で、やり口はどうかっちゅうと、アメリカ様と言わず、どちら様と言わず、ファシスト様のやり口は決まってて、ですね   「あいつには、大変な支持者がいて、彼等を洗脳し、我々側の素晴らしい財産を潰そうとしているのです」とか、   紳士的な感じで言うわけ(笑)。   町山さん、昔は仕掛けるときそんな口調じゃなかった癖にさ!(笑)ちょっと見ない間に、すっかりもう!!(笑)     例えばそれこそ、ライムスの宇多丸氏が過去「ハートロッカー」の評した時に町山さんが「潰し」にかかった事があったと記憶していますが(っていうか、町山さんが、典型的な「相手を<潰せる>と思っている」→「気に喰わない物を潰さないと気が済まない」人であるのは自明ですよね。前述のオイデプスの話も含め)、   あの頃は、あんな、白人弁護士みたいな役作りじゃなかったと記憶しています。   炎上が続く。でも、アイツをコイツを潰しても潰しても傷が深まり、一端撤退してから、やり方変えたんだと思うんですよ。   まあ、こんなん全部推測ですけどね(笑)。全然違うかもしれない、ワタシの事を、許せないのグランクリュとして興奮しちゃって、むしろ口調が慇懃になっちゃったのかも知れないですね。   でも、興奮して荒れた、というには狡猾ですよやっぱり。   だって「ワタシの口の悪さ」(あんときだけですけどね。あんなに悪くしたのは。あ、あとミューマガんときもそうでしたスンマセン・笑・でもワタシ、ミューマガさんだって「潰してやる」なんて全然思っていなかったし、現に、今でも立派に刊行されてますよね)が、何も知らない陪審員(炎上野次馬)の心証を悪くする事をよおーく御存知の上で、   自分の口調はジェントルに、読み易く短文で、余白いっぱい空けた、ちゅう可能性がありますからね。     そいでもって、相手の8年も前の罪状とか、資料として握っちゃってるわけ(笑)。   自分だって、叩けばいくらでもほこりが出る身の癖して(笑)。   確かに、ワタシの狼藉、確かにありました。反省してます。ホントに。他にもみっともない事、いっぱいしてきました。   そもそも今回だって、マンガを愛好されている方に、スリップで無礼を働いてしまいましたし(ホント失礼しました)。         でもそれ、町山さんとも、今回のやり取りとも全く関係ない(笑)。             学級委員すか?(違った。保安官だ・笑)           「被告人は、過去、こんな罪を犯していたのです」とかいって、唐突、かつ静かにすっと資料出す訳よ。           「知ってる?あいつって、昔こんな事してたんだぜ。ほら」     、、、、あのですねえ、これ言いたくないんですけど、     全体的にですねえ。アメリカ的であり、つまり、          人種差別者のやり口ですよ。     他ならぬアンタがやっていいのかね?     オレだって行儀悪いし、バカだけど、絶対しねえよそんなこと。悪いけど。       そいでもって出ました必殺技、「彼の言い分を要約するならば、こういう事です」とかいって、自分が都合悪い所は削除して(笑)勝手にまとめちゃう奴。   そこもねえ、悪っいですよお(笑)、単にねえ、公開される往復書簡形式の議論の際「相手の意見を自分が要約」それ自体がアンフェアの極地(対談原稿の、相手の発言を修正しちゃうのと同じですよ)である所に持って来て   <ネットによって長文を読む能力を失い、手っ取り早く罪状を言い渡し、一刻も早く血祭りが見たい陪審員>が<憎むべきワタシのクッソながーい言い分に全部目を通す>なんて事<出来る訳がない>。   って見切ってんの(笑)!!!   舐められてますよー陪審員の皆さん(ワタシと一緒に・笑)。「こいつらどうせ長文読まねえ」と思われてます(笑)。   しっびれる悪さですよ(笑)。   完璧なアメリカ化ですよ。「住めば都」とは言うもんですなあ(違うか・笑)。   オレ的な好感度超アップですよ町山さん(笑)。         え?信者の皆さん、まだわかんないですか?   読みずらかった?大変失礼しました(笑)。   ワタシが一切喧嘩しない、完全無欠の平和主義者だとは口が裂けても言いません、言いませんけど、例えばですよ。   「バードマン」がオスカーとりましたよね。まあ、アカデミー会員という白人共の「移民枠」かも知れないけどさ、まあそれでも、良かった。あれこそ激ヤバいんで。   そんな中、ネットでエゲツない批判を加えている人がいたとします(ワタシは保安官ではなく、パトロールなんかしてないから、そもそも見つけられないけどさ)。   その人にはその人なりの切実な理由があったとしても、まあまあ、物凄く口汚いと。   そしてみんな眉をひそめながらも、興味津々といった趣味の悪さで注目したと(笑)。   その人をですね、ワタシが(指名もされてないのに)代表して、成敗する訳ですよ(笑)。     <菊地成孔の新宿在住日記>  「○○さんという方が、<バードマン>という作品を潰そうとしています」   「このかたの主張を要約すると、以下の様に成ります」   「この方は、07年に、こういう事をやらかしております(超越者、裁く側の立場から)」   そんなんするか?(笑)   したトコ想像してみて。   そんで「菊地さん素晴らしい」とかいう奴いたら、それは悪い信者通り越して単なるバカですよね(ま、いると思うけどさ・笑)。   権力構造やもののやり口が見えない上に、性的に飢えきってて、炎上で濡れる事に関し、そもそもどうやって始まったかなんて見えなく成っちゃってる訳ですから。道端にパンが落ちてたら、迷わず拾って喰っちゃう人よそれ。   一生踏みつけられて生きて行く人の資質持ってますよその人。偉い人に逆らったら「潰され」ちゃうよ。もう~ホントに気をつけてねっっっ!!(笑)     「菊地さんが貶してるから観に行くの止めた」っていうのもどうかと思いますけど、前に書いた様に「菊地があんだけ言ってんだから見たく成ったわ」の人と、バランス出来るじゃないですか。   でも、ここまでの一連がもう目に入らない、何言ってるかわかんない、って言う人は悪い事いいませんから医者いきましょう。ワタシも行きます(苦笑)。   っていうか、町山さんの信者だったら応援したらダメな所ですよここ。御注進しないと。       町山さんのベトナムが始まってるんだから。       いや違う。始まったと思ったら終わった訳です。ワタシはこれでタバコを間違えた、ワタシはこれで止めますんで。   せっかくのご指名なんで1回は乗りましたけど、2回はないすよヨロシク。    相手が悪かったですね。リサーチ不足で、ネット内だけの噂で、チャラく、ちゃっちゃっちゃと潰せると思い込んじゃったのが運の尽きだったのかも。ここでワタシの悪魔である悪友が登場して言う訳です   「いやあナルちゃん、自分からは仕掛けない。とか言っちゃってさあ、相手に仕掛けさせて<お前いま仕掛けたな?な?>って言って、ヤリたいだけでしょ。けけけけけけけけ」と(笑)。   ワタシ、威嚇気味に超デカイ犬連れて、怖い顔して歩いてる人とかいるでしょ?   ああいうの見ると、しずかーに、自然な感じに近づいて、犬にテレパシーを送ってたんですよ   「オレを噛め!!!!噛め!!!噛め!!!!」   って(笑)   そうすればその犬殺せるから(大苦笑)。   本当に育ちが悪いんです。軽躁なんで笑いながら書いてますが、思い出すだに本当にうんざりです(笑)。   歌舞伎町に住んでた頃は、もう天国だったの。そんな人か、そこから救出された人、ばっかりだったんで(笑)。   こういうバカな所を、全部、みんな、一切合切、音楽が救済してくれたんです。神経症も治してくれたし。高校の頃は、ちゃんと音楽やってなかったんです。バンド始めてからですね。ジャズやるようになってからです。   最後にもう一回言いますけど、ワタシは「セッション!」はロクでもないと思います。それだけです。何かの悪口言ったり、タイマンの時は、しっかり覚悟してからやってます。ワタシと意見が違う人は山ほどいると思いますし、同意見の方も。それはごくごく普通の事で、ネットで好きな事を書くぐらいに普通の事だと思います。ドラムはあんな鳴らし方する楽器じゃないです。可能な限り「バードマン」を見てみて下さい。       とまあ、凄いスムースにライブ告知に流れが繋がった訳ですが(ぜんぜん繋がってないか・笑)                    <5月に成れば彼女は>      5/2(土)に駒野逸美が我々ダブセプテットに復帰します。レパートリーは変わらずジョージ・ラッセルと菊地成孔と坪口昌恭。モーションブルー・ヨコハマです。  5/4(月)の昼、大西順子さんとトークイベントを行います。今回で最終回。けっこう良い調子でやってたのに、何故?震えて待て!!新宿ピットインの昼の部。    5/22(金)ひさしぶりでサラ太郎と一緒にソロライブ。この日の為にオリジナル曲を書き溜めている、大昔は通りすがりの犬を殺したかったキチガイも、人生の苦汁をなめる事で、こんな立派なアーバンブルースメンに(笑)。渋谷JZBrat      5/23(土)青山ZEROで深夜DJ2時間プレイいっちゃいますよー。      5/25(月)もう、ワタシが情報を書く必要もないぐらい行渡っておりますでしょう沖野修也さんの「キョウトジャズセクステット」にゲストで出演します!チケもうないかも!ビルボードライブ東京。           <そして、5月で最も重要なイベントは>     13日にdCprGの最新作「フランツ・カフカの南アメリカ ft W・シェイクスピア」がリリースされますっ!!!お願い買って!!じゃないともう次が作れないから!!!(笑)      そして6月&7月はもう自分でも恐ろしくて書けない(重要なリリースやライブが詰まり過ぎてて)!!5月に入ったら一気に書きますねっ!!!               <フライング>  * 具体的な事は書けませんが、音楽系でもバラエティでもないテレビ番組に出ます。  * ずっと延び延びに成っていた「いまジャズ本」ですが、仕切り直しで執筆に入ります。まあ、良かったです。ケンドリもヴィジェイもティグランもヤバい新譜出しましたからね。  * 他にも本がガボガボ出ます。     では無料の世界の皆様ごきげんよう。なんかいろいろめんどくさいんで、「バードマン」だけ「第三インター(無料)」に書いたら、続く「6歳のボク」「博士と彼女のセオリー」「グランドブダペストホテル」という「今年のオスカーノミニー(「セルマ」は公開されないけど、その事についても少々)」シリーズは、有料世界に移動します!! 

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  • <ビュロ菊だより>No.63 町山さんにアンサーさせて頂きます(長文注意)

    2015-04-19 12:50  

     「アメリカンスナイパー」の時に「町山さんに逆らったな(大意)」と言われ、「えー!ぜんぜんそんな事ねえけど、それより、そんな、逆らうと消されるみたいな人なんだっけ町山さんって!こわっ!」と思ったという話しをちょいと前に書きましたが ↓

     

    菊地「マンガを愛好する皆様に陳謝致します」

    (コチラ、長文に継ぐ長文で申し訳ないんですが、この際ですし、サブテキストとしてお読みくださるとーーー特に町山さんに於かれましてはーーー有り難いです。「セッション!」評の後日談です)

     

      んでまあ、上記の通り、ワタシの不注意による筆の滑りを現在マンガを愛好している人々に陳謝させた頂き、話はそれだけ、実際はそんなおっかない事なんてある訳がないよな〜みんな大袈裟な〜ははははは〜。等と思いきや、やはり町山さんは大変に偉い上に怖い方なようで、非常に丁寧な口調によって、がっつりタイマンの反論を頂

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  • <ビュロ菊だより>No.62『「戒厳令」リリースパーティ』

    2015-04-15 00:21  

    どうも日本の皆さんこんばんは。Rinbjöこと菊地凛子さんのPであります菊地成孔です。

     

    このテキストは「第三インターネット(菊地公式サイト/無料)と「ビュロー菊地チャンネル(ドワンゴでやってるメールマガジン/動画コンテンツ付き有料)と「Rinbjöのツイッター(普段はRinbjöがやってんだけど、ライブ直前からコンセントレーションを高めるためワタシが代打)」と「ビュロー菊地FB(SNS)」と、

    現在ワタシが関与しているネット上の4つの地点に同時に同じ物を投下しています。

     

    えー、まあ、なんちゅう事は無い、明日4/15に、日本でも数少ない国際派女優の菊地凛子さんが昨年ワタシのPでシンガー/ラッパー/テキストリーダーとしてデビューしまして、アルバムが「戒厳令」っちゅうんですけど、そのデビューライブが行われます。

     

    代官山UNITです。テーブルとコンテンツ

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  • <ビュロ菊だより>No.61『マンガを愛好する皆様に陳謝致します』

    2015-04-11 09:00  

     いやあしかし、いまどきオレのブログなんか誰も見てないっしょと思い(ブラフとか自嘲とかではなくガッチガチのガチで)、今年のアカデミー賞、自分的にいろんな意味で面白かったし、書籍化のテストランに書いた物でも載せておくかという感じだったのですが、やっぱネットって凄いですねー(汗)。

     ワタシには、刑事ものなんかに出て来る「情報屋」みたいな特定な手の者がいるわけではないのですが、今、SNSや巨大掲示板を全くみない。という人はほとんどいないらしく、誰と会ってもネットの話しますし、あとファンメールでチクってくる方もいらっしゃいます。

     「チクる」というより、ワタシの書き損じとかのチェックとか(多いので・笑)、余りに酷い中傷に憤慨されてチクって来るとか(大抵、「知ってますよね?」的な感じなんですが、知らないです・笑)ですね、デューク本郷氏に関しては、後者の形で知ったので、あの方が大暴れされ

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  • <ビュロ菊だより>No.60『「セッション!」~<パンチドランク・ラヴ(レス)>に打ちのめされる、「危険ドラッグ」を貪る人々~』

    2015-04-08 21:00  

     

     今から約1万6000文字という、大変な文字数で本作を酷評しますが、沢山の人間が大変な努力によって制作した制作物を酷評するという行為への義務&最低限の倫理として酷評の根拠は可能な限り明確にします。「無根拠で感情的/呪詛的な酷評に共振する興奮がお好み」という方に於かれましては「頑張って長文を読んだ結果、大変な徒労になった」という可能性があるので、予めお断りしておきますし、そもそも長文読解が苦手な方や、「長文」という言葉を目にした瞬間から苛立ちが止められないという重症の患者の方は、精神衛生上、絶対に読まないで下さい。筆者は責任を取り得ません。ではどうぞ。

     

    *     *     *     *

     

     

     

     映画批評の手法として、やや珍味ですが面白いと思いますので、こういうやりかたからはじめたいと思います。

     

     先ずはお手数ですがコチラをご覧下

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  • <ビュロ菊だより>No.59『住みやすい国に+インスタグラム(違う)』

    2015-04-05 10:00  
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    ケンドリックの新譜があんまりにもイレストかつイレギャンスに物凄過ぎて、これじゃカニエが新譜出すの嫌がるじゃんよ(デリケートだから)!!と思っており、全編がほぼJAZZで、やっとこれで、真の意味での「ジャジーヒップホップ」が完成したな。と思う訳で、特に1曲目なんか4ビートのハードパップサウンドなんで(勿論、一緒にしようっちゅう話しじゃないですけどね・笑)ジャズドミュニスターズのライトウイング(右翼)としては「うっはー!!!」と思ったんですが(カッコ内で申し訳ないんですが、リイシュー版お買い上げ頂いた皆様有り難うございます。良かったでしょリイシュー版)、なんと数多くのトラックでヤバい和音弾いてるのがグラスパーだと知って、延び延びに成ってる「今ジャズ本」を早く書かないと。と思っております菊地でございます。もう少々お待ちください。どうせ、例によってですね「早く書かないと誰かが書いちゃうよ。同じ様な事」っちゅう本ではありませんので(笑)。   この、ケンドリの新譜(まあ、どこにでも転がってるでしょうから名前書いたりしませんけど)や、今年のミスユニヴァース日本代表が宮本エリアナさん(宮本さん、こんな場所からはワタシの声は届かないと思いますが、届こうが届かなかろうが、ミックスブラッドの、そしてミスユニヴァースの信奉者であるワタシはアナタを心から応援します。ワタシはあなたのファンです)である事、今年のオスカーが「バードマン」である事、オムス主演のドキュメンタリー映画が完成した事(来週、Rinbjöと一緒に試写会に行って来ます)等々、やっと我が闘争も面白く成って来たな(長いからね、あの本)と思いながら、ここまで何かいてあるかあんま分らなく、分らない事にイライラするいい年したガキ共はせいぜいゲームやってネットやってアニメ見てアイドル聴いてオレの悪口でも書いてろファクタ!!と、ついつい親指姫より中指姫が立ってしまいがちな、然して実際は中指姫と人差し指姫のデュエットすなわち絶対的な平和主義者であるワタシですが、最初は「最近この国でのアウェイ感やべえなオレ」と思っていた所、もう世界中にヨサゲな国なんかガチでひとつもないので、逆に爽やかというか、どこいってもおんなじだおんなじ!!とか言いながら新宿御苑を全速力で走り抜けたりしています(テイラースイフトの曲を口ずさみながら)。   今回もまた前半情報の部が無料でして、後半、身辺雑記&リコメンド旨い店+写真。の部が有料、といった具合ですが、とはいえ久しぶりに有料会員の方向けに身辺雑記でも書こうと思って、DCPRG(←当時。現dCprG)からの定時報告をしているとよおく分るのですが、要するにワタシ結局、写真判定する限りにおいて、飲み食いと買い物と音楽しかやってないので(笑)、写真の絵柄という何と言うか、写ってるモンが何年も同じですね(笑)。   そういえばso yeh bad 今年はペペトルメントアスカラールの10周年(6月に10周年記念コンセールを2日間かけてやります)、「東京大学のアルバートアイラー」から10周年、dCprG(←現。当時DCPRG)が活動再開して5周年、「闘争のエチカ」発売から5周年。という事で、まあその、後ろは振り返らずに普通にトコトコ歩いて来た我が活動歴を、ちょっとまとめて見直してみようか。なんつって、もうAmazonに情報がフライングしてるみたいなんですけど、現在、ペペ・トルメント・アスカラールのあらゆる写真と動画と音源を漁っておりまして、まあまあ、言っちゃあTABOOの次のプロダクツですけどね(笑)、10年間の動画から選んだベストDVDが出るんですが、まあそれにしても何が一番驚いたかというと、エスクアイア日本版のジャーナリストとしてブエノスアイレスに行った時の、自撮動画が蔵の中から出て来まして、まあ、写し取られている内容と言うか、何があったか。というのは記憶とほとんど変わらなかったんですが、なんせ最初にどかーんとアップで出て来る20代の若造が、そのあともずっと出て来るんですが、「いやー、あんときゃオレも若かったなあ。20代だもんなあ」と思って勘定してみたら42でした(笑)。   ぎゃー!!こんな42歳本当に嫌!!当時SNS があって、自分がやってたら、こんな奴絶対許さない!!毎日あざけ笑ってボロカスに毒吐いてやるうっ!!っていうか「いい歳したガキ」って、シンプリーセイイグザクトリーこいつの事でしょ!!(笑)と思うほどで。こっから始まったかペペは、、、、DCPRGが始まった時はどんなんだったんだろオレ、いやさスパンクハッピーが、、、そもそもオレって一体、、、、と、どんどん自分に逆行催眠をかけてしまいたくなるようなめくるめく動画でした。まあ、行き着く所はオヤジとオフクロのファックですけどね!ひー!!   というわけで、一瞬試みた、「自分の過去をこの目で見てみる」行為ですが、もうおっそろしくておっそろしくて、開けかけた本をパタン!!と閉じてしまいまして(笑)、何のために何年も精神分析受けたのか分らないじゃん!!安い訳じゃないのに!!みたいなですね、春先のちょっとした珍事ですけどね。   とまあつまり情報は  1)ペペのドキュメントDVDが出ます2)4/15RinbjöデビューライブのオープニングDJやります(1時間)3)ライブ終了後にもHIP HOPヘッズにはタマンナイDJタイム設置致しました   という、これだけでして、後はすべて情報公開のギリ直前なので、とりあえず今日んところは、これで無料世界からは引っ込みますけど、ペペの10年分の動画ぜーんぶ見て、そこから各曲のベストを選ぶって、もんのすげー大変なのよ!!!つまりdCprGの新譜作りながらこの作業してた訳ですね。そりゃ遅れるよね!!本も!!(ド最悪の居直り)   と、今年は4/15Rinbjöリリパを終えたら、「あんたを応援したい気持ち一心でつい銀行強盗してしまった」という程、CD、DVD、各種グッズ、ライブツアーがドッカンドッカンありまして、これがまた全部、外せないのばっかり!という有様なので、やっちゃって良いよ!!いま銀行もなんもかんもロクなモンじゃねえから!!オレオレ詐欺なんかよりよっぽどましだわ嘘!!みたいな。K-HIP HOPばっかり聴いて、韓流ドラマばっかり見てたお陰で、韓流商法みたいな人になっちゃったのかしら!!SONYなのに!!と、テメエのツラを良く見直したら、年々小説家の菊地秀行という人にそっくりになって来るので、何で?!!どうして?!!と、我ながらキチガイじみた叫び声を轟かせながら、最近一番良く言われるのは「髪、伸びましたねえ」、そして昨日からマイリーサイルスと同じダイエット法でダイエット始めました(4/15に向けて)。それでわ!!次は「6歳のボクが、おとなになるまで」と「博士と彼女のセオリー」をまとめていきます!!お楽しみに!!いまリハ中なんですけどRinbjöのデビューライブ、超良いですよ!まだティケいっぱいありまーす!!  
     

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  • 「料理店の寝椅子 彼女たちとの普通の会話」 5_4作家のよしもとばななさんと (全4回-最終回)

    2015-04-05 09:00  
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    ■景気悪いということに自信をもっていきましょう(笑)

     

    菊地 よしもとさんの世代で、現役で書いている女性は少ないですよね。

     

    よしもと 誰だろう……。小川洋子さんとか?

     

    菊地 失礼ながら知りません。実はワタシ、今の日本の国文学はほとんど読まないです。売れてるエンタメ……村上海賊の娘。とかも読んでないんですよ。テレビでちょっと内容を見たら、なんか、兄貴(作家の菊地秀行)の小説を、時代考証をしっかりやって書きました。みたいな感じがしたんで、「時代考証かあ……真面目で良いけどなあ」といった感じで。知っているのは、水村美苗さん、江國香織さん。全然読んだことありませんが、エンターテイメントだと湊かなえさんも同世代ですかね。映画で見るので、原作者として。

     

    よしもと 井上荒野さんも同じくらいかな。皆さん、強い。

     

    菊地 一貫しているのはバブル感ですよね。

     

    よしもと そうですか? 私なんて、こんなエコロジカルでサスティナブルな感じなのに(笑)。

     

    菊地 どっちの方向にいっても、バブル感から逃れられない方ばかりですよ。バブルはヤバいですよ。島流しの刺青ぐらい消えないですよ。

     

    よしもと ああ、そうですね。常に己を笑うというかな。ちょっと客観的になってしまう。

     

    菊地 セルフパロディしてしまう感じです。あとやっぱり、どんなに深刻だったり、壮大だったり、人類愛的に泣かせたり、年齢的に鬱的になったりしても、結局、軽い躁病(笑)。

     

    よしもと それも関西の人の感じとは違うんですよね。(町田)町蔵みたいに、根本的に自分を笑うことはできないんです。町蔵のあの感じはすごい。

     

    菊地 たしかにそうですね。一種の狂気ですよね。むかーーーしタモリ倶楽部かなんかに出た時に「昔はパンクロッカーで、ライヴ中に飛んできたハエを食べたりしてたみたいですね」とか言われて、憤慨して「いやあ、僕はただ、演奏会……コンサートをやって、そこで音楽家として普通に振る舞っただけですよ! 野蛮な人間ではないです」みたいなことをガチで言ってて、ああ、こういう人が小説書けるんだと思いました。ワタシも観に行きましたけど、あれは「演奏会」なんかじゃないですよ(笑)。

     

    よしもと 町蔵はもともと、書くことに向いていたんじゃないかな。INUの歌詞の98パーセントくらいは山崎春美さんが書いていた気がするんですが。作風から見るに。だから町蔵には特に言いたいことはなくて、ジョニー・ロットンみたいな人なのかなと思っていたんです。ところが、実はすごく書く人だった。分量もすごい。

     

    菊地 時代小説がすごいですよね。一冊読んだだけですが。

     
     

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