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  • <ビュロ菊だより>No.86「秋の製品達+」

    2015-10-28 09:00  
    220pt

     えー「レクイエムの名人」も「ユングのサウンドトラック」も、あっという間に重版になりまして(「時事ネタ嫌い」は、なってない・笑・泣きも炎上もないからでしょうか。うううううう。泣きや炎上の本じゃないのにー)、大変有り難い話でございます。とはいえ好事魔多し「ご自分でご自分を名手って仰るんですか。なかなか成シストですね」といった気持ちの悪い嫌がらせがじとじとじとじとと届くのですが(苦笑)、じとじとじとじとしてないで、買って最後までしっかり全部読んで下さい。事情が書いてあるんで。本当は「死神」という予定だったんですよ。 <読んでも尚、知らない場合があるかなと思われる事の補注> クラシック音楽の世界には「レクイエムの名手」という、一種の決まり台詞がありまして(他にもノクターンの名手。とかいろいろ。ファンクに於けるグルーヴマスターとか、そういう感じです)、その引用でもあり、かつまた、尊敬する嵐山光三郎さんに「追悼の達人」という追悼集の名著があり、それも二重に掛かっています。あと「死神」というタイトルは、何故か、ですが「火花」にあやかった感じがする、というのもありますね(笑)。 いずれにせよ、何から何まで何もしらなくせに人に厭味言うのは、ご自分の為にも止めた方が良いです。厭味というのは大変な賢者のする事であって、基本的には善行ですあれは。無知無教養のままあれをやると、ネットによる世界環境の汚染(陰性感情の循環)が悪化するだけなので、「あ、自分は馬鹿だな。何も知らないな」という自覚がある方は、黙りましょう。やってみ。黙ってたって死なないから。環境に優しく生きようよ。エコロジーは今や、CO2や放射能ではなくて、無知で純粋な呪いの蔓延と循環の方を主に扱った方が良いですよね。 まあ、環境とか関係なく、ワタシがナルシシストかと言われれば、ネチズンの人々の<異様なまでの、ちょっとたじろいでしまうほどの偉さ>に比べれば、とてじゃないけど叶わない程度にはイエス。としか言いようがありませんが(笑)。まあまあ、ネチズンの皆様は、ワタシとは国籍こそ違いますが、隣国同士な訳ですから、なかなか仲良くするのは難しいともいますけれども、我々も中韓とは仲良くしておいた方が、やっぱり実り多いですすしね。麻婆豆腐とか。  と、「レクイエムの名手」「ユングのサウンドトラック」「時事ネタ嫌い」「歴史は夜作られる(ペペのDVD。入門編にもマニアにもこれ最適だと思うんですけどね。「ユング」などお買い上げ頂いている映画ファンの皆さんにも。ワタシばっかり映ってる訳じゃないですよコレ・笑・なんでぜんぜん売れないのだろうか)「フランツカフカの南アメリカ」(特にどこが動とかではなく、ものすげー良いと思うんですけど。なんでぜんぜん売れないのだろうか)「戒厳令」(菊地凛子さんが日本語でした仕事の中で、最高傑作だと思いますけどね。凛子さんには悪いけど。何で全然売れないんだろうか)「戦前と戦後」(寝かせれば寝かせるほど良いと思いますけどね。何でぜんぜん売れないのだろうか) *ついでに有料メールマガジン「ビュロー菊地チャンネル」 等々をお買い上げ頂くと(会員になって頂くと)、事務所の運営やレーベルの運営が闊達に成り、ものんくる、小田朋美さん、大西順子さん、けものさん、菊地成孔さんのソロアルバム、などが、より良い状態で製作出来ますので、ご協力頂けると有り難いです。なにもワタシ、大金持ちになって代理店みたいな仕事して私腹を肥やそうとした事なんか一度も無いですから(漠然とそういう奴だと思われてるみたいなんで・笑)、ただただ良い音楽を作りたいなと思っているだけです。 と、そんな最中  NHK「らららクラシック」に出ます。 サティのジムノペディの回ですね。テレビ、特にバラエティではポンコツなワタシですが(笑)。音楽番組という事で、一応まあ仕事はして来ました。見てのお楽しみ。という感じでしょうか。まだオネアされてませんよー。 雑誌の登場も大漁ですね。 アントニオ・ローレイロとの対談が今号の「ラティーノ」に掲載されています。すんげえ面白い。 MC漢さんとの対談が次号の「ブルータス/スナック特集」に掲載されます。すんげえ面白い(因に、今号の「ハワイ特集」にも、ちょーっとだけ出ています。ローリーを探せ→「さや侍」から)。 あと現在、ペペトルメントアスカラールの旧作がいくつか、SONYご自慢の高音質リマスタリングされてTABOOから出直しています。「野生の思考」の「ファムファタール」とか、今、爆音で聴くとすげえ良いですよ。ペペは音がアコースティックで分厚いので、高音質リマスタリングするとぐんと聴き易く成りますね。 11月はdCprGのライブと、前日のリハをストリーミングしますので、地方なので来れない。という方もお楽しみに。来る方は覚悟して来て下さい。経験した事が無い状態になります。 どうしてもライブ無理。というかたには、10月31日の名越先生と、11月14日の末井昭さんと(「レクイエムの名手」出版記念@ABC)、何せあのキューバップ(結局、今年の音楽ドキュメンタリー映画のナンバーワンでした。これ見て何も感じないとか、そもそも興味ない。という方は、「スペインの宇宙食」読みながら気が狂うだけの人生ですんで、捨てちゃいましょうあの本)の上映&トークイベントがありますんで(11月23日)こちらへどうぞ。単に予感ですが、全部、物凄い面白い様な気がします。 それでは、なんか、いろんな所で!韓流ドラマはユチョン主演の「セヴンデイズ」と、パク・シネ主演の「ピノキオ」ですよ!!BET(ブラックエンターティメンとテレビジョン)の感想、最近自費で見た映画の話等は有料世界で!!ごきげんよう!! と、ここから無料世界のネット終わりまして、有料世界の皆さんだけになりますが(本当にラジオみたいだな)。
     

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  • <ビュロ菊だより>No.85「今年ももう、、、といいながら、結構まだある+」

    2015-10-18 07:00  
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     のですが、現在ワタクシ、ロングスパンでは何やってるか、っちゅうとレコーディングです。   あ、その前に、やはりロングスパンでやっていたのが「レクイエムの名手」でして、やっとこれが終わり、「今ジャズ本」の仕上げに入ろうかと思うんですが、「今ジャズ」たってねえ、もうグラスパーもプレートに入りましたしねえ(本は出しますよ勿論!!世界中に無かったと思いますね。こんなリズム考察の本。どうせまた、古いジャズ喫茶親父が、「読んでも解んない」という屈辱を頼りに胡散臭いとか言う訳ですが・笑)   昨日ブルーノート青山に挟間ミポリンのオーケストラを観に行ったら、ワタシのシートの後ろが松尾潔さんで、隣がニューチャプターのナギラさん、というかニューチャプター御一派が全員並んでまして、他にも小田トモミンも、い~ぐる後藤先生なんかもいらして、うーん何ていうかな、ジャズシーンというのは世界的に、、、、と考えさせられる一夜でした。   勿論ネガティヴなことを言ってるんじゃないですよ。東京ジャズのあと、ピットインで非常階段さん、元bisのテンテンコさん等とご一緒し、返す刀でブルーノートのVIP席(ワタシがVIP扱いされる場所なんてこの世でピットインとブルーノートしかないんですが・笑)に座ってる、中原昌也さんからアントニオ・ローレイロさんまで対談するこの俺としましては(アントニオとの対談は「ラティーナ」誌に掲載されます。凄く面白いですよ。っていうか、ワタシが秘かに、ここ3号続けて「ラティーナ」に出ているのを知っている人なんて、ほとんどいないでしょう)、「今ジャズ」の輝きが、やたらめったらビカビカしていた時期から、やや落ち着いて来た時期、というのは、まあ、そういう次期の風の匂いがするなあ、と、誰(たれ)が故郷を思はざる。   という訳で、ロングスパン仕事が何であるかは、やがて世界中で解るでしょうから(そういうコンテンツです)、お楽しみに。といった感じですが      1)今月23日に「レクイエムの名手」が出ます(いろんな情報は、検索して下さい・笑・スンマセン、本人が書いてるのにリンクとかが弱くて)。  2)dCprGの今年最後は11/18歌舞伎町BLAZEです。ドワンゴ角川さんでストリーミングします(前日のリハもね)。マーティーも来ちゃうよ~(ちょこっとだと思うけど、わかんない。凄く良い人だから全部出てくれるかもしれない。そしたらツインギター!!)。  3)ペペトルメントアスカラールの今年最後は12/13モーションブルー横浜です。ストリーミングがない代わりに、ストリングスが新チームになります。      4)今年のピットイン3DAYSはエグいよー   12/09 菊地成孔スペシャルクインテット(菊地成孔ts、大西順子pf、類家心平tp、鈴木正人db、天倉正敬ds)   ダブ無しの完全アコースティックで、ワタシの曲ばっかりやります。もうヤバいよ。ヤバい所まで来てるのよ。はっきり言って。   12/10 菊地成孔/山下洋輔デュオ  「とうとうこの日が来たか」とは言いたくないんですが、この日は相倉久人追悼公演とします。    そして、今年も大友っちとデュオするんだけど、何と日が飛ぶのよね、こんなん3DAYS史上はじめてですわ。というわけで↓   12/25 菊地成孔/大友良英デュオ

     

     メリークリスマース!!2人でサンタクロースの格好をして、良い子のみんなにノイズをプレゼントするぞー!!

     

      しかもその翌日は!!

     

     12/26&27 新宿ピットイン50周年記念コンサート

     

     なのよね。しかも、初日の総合司会は、予定されていた相倉久人逝去により、故人の意志を継ぎまして、菊地成孔さんが無報酬で務めさせて頂きます。しかもこの日は、久々のダブセプテットもラインナップされてるっちゅうの。サンタのおじさん大忙しだよ今年は!!      何に金払うか?は本当にメンド臭い。損したくないもんね。そんな時代じゃないもんね。全部欲しいのがホントの気持ち。でも、無理だしね。金銭的にも、体力的にも、時間的にも。無理したら倒れちゃう。無理しなくても倒れちゃうかもね。そんな時代だしね。   でも、改めて言うけれども、ワタシはあらゆるスポンサード、パトロネージ、タニマチ、最近流行のクラウドファウンディングもやらずに、徒手空拳で生きて来た野良犬なのよ。野良犬がオーケストラ2つ、10年以上、がっつりマネージしながら維持している訳。つまんないモンやるかね?いい加減な物やると思うか?お客さんに飽きられたら、潰れるんだよね。見切られたら、次はもう無い訳。そういう世界を生きてる訳よ。伊達や酔狂で楽々やってるように見えるんだったら、そいつはテレビドラマの悪役やってる俳優を、本当に悪い人間だと信じてる様な文盲レヴェルの善良な人だよ。せいぜい善き人生を歩んで欲しいよ。   お涙頂戴も、懐かし商売も、癒しビジネスも、アイドリングもクールジャパンもやってないよ。まあ、やれないんだけどさ。常に刺激的で現代的で唯一的でありたい。というより、そうしか出来ない訳よ。エロスとフィロソフィー、リズムとリアリティにしか人間は金を払わないと教わったんだよね。動物達に。だから全部に来て欲しいんですよねー。そして、文句があったら、その場で野次って欲しいの。あ、そうそう、ものんくるの新世界と、挾間さんのブルーノートはどっちも超良かったですよ。ワタシのスクワッドに比べたら、まだまだだけどね。
     

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  • <ビュロ菊だより>No.84「ライブやって無いと余りにもいろんな事をし過ぎるわ(笑)+」

    2015-10-04 13:00  
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      無料世界「第三インター」とほぼほぼ文章同じですけど、ちょいちょい盛ってるんでコッチを読んで下さいね(嫌いな偽語を連続で2つも使ってしまったが)。   気がつくと東京ジャズをもって、今年前半の主要なライブは終わってしまい、後は凪ぎになって、12月が「もう金ねえよ。っつうぐらいのライブラッシュになります(1ヶ月で5本ある!!通し券つくろうかしら!!)。コンテンツはピットイン3デイズ、ペペ、ダブセプテットになります。最後の締めがダブセプテットって、ねえ(苦笑)。   とはいえ、ライブが無いなら無いで、まるで足下に火でもついたかのように働いてんのよ(「レクイエムの名手」はーー自分でも信じられないんですがーー締め切りまでに書き終えました)。でも、「密会」「ピノキオ」「アイアンマン」(総て韓ドラ)は抑えているし、映画館もかなり行ってますけどね。韓ドラは、K-POPよりも断然おすすめです。入門用には「シークレットガーデン」「空から来たあなた」「君の声が聴こえる」「主君の太陽」「大丈夫、愛だ」がおすすめです、どれも、あなたがタイトルから想像した内容を1000倍ぐらい上回ってます。   と、全然関係ないんですけど、今、ちょっと驚かれるほど太ってるんで(笑)、さっきMC漢さんと対談したんだけど、あの時間だけでしたよ。自分が小さく感じたのは(笑)。ダイエットしないとなー。もう80キロ近いんでね。どこに向けてやれば良いんだろう。あ、久しぶりでモード誌のモデル仕事があるんで、それに向かって頑張ろう!!(←という風に、自分で目標を立てて、それを文章に書く事で自分を追い込みましょう)。   コレ見ると解りますよ↓(目立たぬ様にしてますけどね・笑)      と、こんなデブに言われたかないと思いますが(笑)、「今度はこっちが言う事きかせる番だ」なんつって(ははは。かーーーーっけーーー)、デモやっても法案が通っちゃったんで(止められると思ったのかなあ?あれ、マジで、、、、、、、だとしたら、、、、、小声で言うけど、、、、、、バカ?、、、、、ですよね?)、一転して「選挙いこうよ」って(笑)。思わず「どっちかにしようよ(笑)」って突っ込んじゃいましたけどね、日本語ラッパーのKREVAさんに。宇多丸さんは慎重に触れなかったと思いますけど、ラップ下手に成ったね。随分。はははー。       <以下、演奏するイベントのみ列記します。書籍やトークイベントについては各自調査ヨロシク。これも結構いっぱいあるので>       10月12日 新宿ピットイン   非常階段さん、梅津和時さんとセッションします。かなり久しぶりのコアノイズっていうか、インプロですね。ノイズやインプロ舐めてるガキが最近おおいので(楽器触っただけで興奮してしまう様な)勉強に来い。       11月18日 新宿ブレイズ     dCprGが今年最後のライブをやります。   「ツアーにするって言ったじゃんか!!」というクレームは、総て類家心平くん宛にお願いします。もう、ひょっとしたら、ダブセプテットとdCprGは一生ツアーできないかも知れない、類家くんが仕事取り過ぎで!!   今は、両バンド共に、来年のツアーをプランニングしています。必ずやります。とはいえ総ては(ガッチガチのガチで)類家君にかかっているので、どなたか類家君のパトロンになってくださると大いに助かります。月額50万で、類家君に、あなたが出て欲しいバンドだけ指示出来る!(それでもdCprGとダブセプテット、外されたりしてね・笑)   という訳で、この日はツアーできないお詫びにドワンゴさんでLIVEストリーミングさせて頂きます。(予定)部屋を防音工事して、踊りまくろう!!モノリズムでばっか踊っていると本当に戦争が来るぞー!!     これでもう、あとは12月に突入ですよ!!まだ情報公開出来ませんが、ピットイン3デイズもやりますし(今年はとうとう3でイズが連番にならないという、非常に面倒なことになったんですが、これは大友良英先生のスケジュールが大変だという事で、とはいえ大友先生にはクレームは出さないで下さい)、ピットイン50周年記念(これがダブセプテットですね)も出ます。   そしてピットイン3デイズの「恒例の<空白の1日>」は、「菊地成孔SPクインテット」としまして、ワタシのテナー、類家君のペット、鈴木正人君がベース、そして大西順子さんがピアノで、ドラムがジャズトロニックやキョウトジャズセクステットの(といっても、一回もライブ出てないんだけど・笑)、天倉くんです。   要するに「東京ジャズ」に続く、大西順子さんのライブ復帰第二段ですよ。ハンパねえぞこれ。日野さんとこみたいに外人のスタープレイヤーとかいませんが、音楽の内容は、、、、まあ、あのう、そういう事ですよ(笑)。   もう「今ジャズ」も終わり、っていうか、完全に平衡化してるんで、来年以降コッチから仕掛けようと思います。先ずは類家くんのスケジュールを押さえる事だ!!!!    <フォト&キャプション>   

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