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2019年10月の記事 6件

<菊地成孔の日記 / 令和元年10月21日午後6時記す>

 本当は、「バスキアから○○まで」というタイトルで書いていました。地上波に出るのは久しぶりで、それがバスキア展へのリード番組だという事が嬉しかったし、初対面のくっきー!さんも大変素敵な方で、オンエアは明日まで続きます。そして僕は今、何をしていたかというと、あるアイドルグループへのインタビュー内容をまとめていたところです。とある流れで、そのグループへのインタビュアーになってくれというオファーが入り、いかにファンの人々が聞きたい、気の利いた質問を、事務所NGにならない範囲でまとめる、というのはちょっとした大仕事です(まだ名前は出せません)。僕はおそらく、合衆国のインパルス!レーベルと契約したジャズミュージシャンの中で、唯一、AM番組で交通情報を読んだ人間ですし、実質上の中卒で東京大学の非常勤講師になった唯一の人間ですし、バスキアの番組の解説をやって、返す刀で現役のアイドルグループにインタビューする、唯一の人間でしょう。先日のモテ発言と全く同じで、世界で唯一の人間に、特に何の得もありません。なるべく楽しく機嫌よく遊ぶように生きる。それだけです。    と、書き進めているうちに、それどころではなくなってしまいました。吾妻ひでお先生の訃報が入ってきたからです。この歳になると、驚くほど涙腺が緩んでしまい、とにかく日記を書こうとするのですが、視界が涙で溢れて何も見えなくなってしまったので、先ずは外に出ました。  

<菊地成孔の日記 / 令和元年10月9日午後8時記す>

     「インフルエンザA型プラス頂戴しました(苦笑)」      こんなん年端も行かぬ美しい少女アイドルならばともかく、おっさんが病床にいる話なんて無駄に変に心配かけるわ、美しくないわ、良い事何にもないんですが、更新が滞っているのと、やることがない(いま、インフルエンザは、コカインみたいな白い粉を思いっきり吸い込むだけで、あとは熱が上がった時の頓服もらって、寝込んでいるだけなので)のと、様々な仕事、特にエンブゼミの日程が移動してしまったことへの本人からのお詫びとして書いておくべきであろう。ということで、書いております。インフルエンザのウイルスは拡散希望しませんが(というか、医師に蟄居を命じられております。一週間)、菊地インフルらしいいよとの拡散希望の丘。    SHIN音夜祭に出て、DJやって(我ながら最高。後に、完全版を菊地カメラでアップします)、ファイナルスパンクハッピーの2人にステージ渡して、今日はまあ、奴ら見なくて良いかな?と思い、見ずにQN見に行ったり、アーフォリージェット見に行ったりして、いろんな友達がいっぱいいて、握手したりハグしたりテキーラ飲んだりしてたんですが、とーにーかーく、ありとあらゆるフロアで、人が咳き込んでるわけよ(笑)。やだあ~クラブって、悪い子たちが麻薬をやったり、エロい子たちがトイレでセックスしたりして怖い場所なんじゃないのかしら~と思い、こわごわフロアを巡ったんですが、そんな人一人もいなくて、みんな何してるかっつうと咳き込んでるわけ(笑)。  

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

著者イメージ

菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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