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  • <ビュロ菊だより>No.97「<映画をヤフーニュースに載るほどボロカスに貶し、自分の特集をしてくれている雑誌にケンカをふっかけて絶縁する、それでガンダムの音楽やってる人>って、すげえなそいつ(笑)どこのどいつだ?と思って髭を剃ろうとして鏡の前に立ったら、何とそいつがいた」+ー

    2016-02-25 04:30  
    220pt
    <先ずはペン大のワークショップ募集に、結構な数の質問が届いてしまったので、もう一度、懇切丁寧にご説明させて頂きます。言葉足らずにて失礼候→無関係の方、特にガンダムの方はご遠慮なくスキップして下さいませ>
     
     
     我々「私立ペンギン音楽大学」では、来る4月より、2つのワークショップを行います。
     
    ・「ワークショップ」は、入学→受講を意味しません。「ペン大生」になるのではなく、一時的に/ひとつの科目に/外部から参加出来る。というものです。
     
    ・行われる場所は、東京都新宿区のスタジオです。
     
    ・時間は20~22時の2時間で、月に2回ずつ、一回の参加費は5000円です。
     
    ・参加費は初回のみ2ヶ月分(4回分)の徴収で、5回目以降(6月から)は、毎回1回分ずつになるので、「欠席による無駄金の出費」はシステム上生じません。
     
    1)モダン・ポリリズム(期間/半年)
     
     4月~10月の半年間で、ワタクシ菊地の編んだ「モダンポリリズム」の修得カリキュラム・チャプター1(アフロ系/クロスリズムからポリがけて、「5連感覚」の獲得と実行まで)をスタジオで音を出しながら、ワークショップします。指導はワタクシ菊地が行わせて頂きます。
     
     参加資格は「打楽器を持っている事」ですが、これは、「ドラムセットやコンガなどを持っている、打楽器奏者対応」という事ではありません。
     
     打楽器奏者は言うまでもありませんが、あらゆる楽器は打楽器の属性を持っており、ポリリズム感覚の獲得は、あらゆる総ての楽器の演奏(勿論、いうまでもなく「歌唱」も演奏行為に含まれます)に、有益的に関係しますし、極言するならば、楽器を演奏しない状態、歩行や横臥、睡眠にも有益的に関係しますし、何よりも「音楽を聴く」という聴取行為に有益的に関係します。
     
     ですので、ここで言う「打楽器を持っている」というのは、「受講は打楽器で行う」という意味、それのみであって、リズムに興味さえあれば、音楽家/楽器奏者でなくとも構いません。その場合の「打楽器」は、千円のタンバリンでも百円のカスタネットでも、手製のドラムパッド(枕とかで作った奴とか、単に板を布で包んだ物とか)でも、最悪、ドラムスティックだけでも構いません。椅子を叩けば良いので。
     
     逆に、紛うかたなき打楽器とはいえ、グランカッサなどの大太鼓、クラシックのシンバル、マリンバやビブラフォンなどの、「デカ過ぎる物」は除外します。グロッケンシュピールや鈴など「余韻が長く、キラキラしすぎて打点がハッキリしない物」も除外します。手製のリモコンロボット楽器(牛肉製)等「頭のおかしな物」も、申し訳ありませんが除外します(「頭がおかしい事」を除外しているのではありません。念のため。頭がおかしい事は、芸術家にとって、致命的な傷ではありません。他の参加者の方々に迷惑がかかるからです)。
     
     また、ペン大在校生も参加可能です(但し、ペン大のカリキュラムを修了し、ペン大学院に進まれる方は、大学院の1年目=マスターペンギンの段階で、授業カリキュラムに「ポリリズム」は組み込まれますので、焦らずご一考を)。応募法は、外部の方と同じ方法でヨロシクお願い致します。
     
     楽譜は読めなくても構いません。「他の受講生の方に一切の迷惑がかからない」という確約があれば、統合失調や双極性障害等々の精神病患者の方や、知的障害/身体障害の方でも構いませんが、「迷惑がかかった」と判断した際には強制退場して頂きます(巨大な2匹のペンギンにより)。
     
    2)ビー・バップ・セオリー(期間/1年間)
     
     16年4月より17年3月までの1年間で、ワタクシ菊地と金山講師(ペン大からLCCからラングからバリーハリスまで、あらゆるジャズメソッドを学んだ世界唯一の男=綾野剛似)が編んだ、古今東西の「ビー・バップ修得法」を総合的に駆使した「菊地/金山メソッド」によって、「既にアドリブ演奏は出来るが、なかなかビー・バップにならない」という壁をお持ちの方のアドリブ時の音感、演奏をリフォームします。
     
     こちらも「プロフェッショナル乃至プロ志向のみ対応」ではありません。アマチュアバンド、特に社会人のジャズバンドの定着は凄まじい物があり、現在ビンテージサキソフォンの大半は、プロではなく社会人バンドのプレーヤーの方が所有しています。要するに趣味でも全く構いません。
     
     つうか、ぶっちゃけも良い所ですが、現在我が国で「ビーバップのスキルがある」事が有効性を持つのは、僅差で「プロとして演奏料で生きて行く」を破り、「アマチュアのセッションで良い所を見せる」が1位である。と、遺憾ながら申し上げるのが真の誠実さである。と思われます。
     
     また、こちらもポリリズム感とまったく同じですが「ビーバップの音感」を獲得する事は、何よりも「ビーバップのレコード=ほとんどのジャズのレコードを聴く」際の翻訳機となります。我々は、ジャズを聴いている。英語の歌も聴く。あまつさえ早口とスラング満載のラップなんかも聴いちゃう。しかし「演奏は歌と違って言葉の壁が無いのが良いね」なんつうのはお花畑の子守唄とまでは言いませんが、詐術の一種です。
     
     語法が聴き取れない限り、あなたが聴き取れるのは熱演の放射エネルギーを中心とした、表層の仕草だけです。ロンドンのシェイクスピアシアターで、通訳機なしの上演を観てご覧なさい。「何だか解らなかったけど凄かった」という感想は最上の物でしょう。しかし、それから毎日毎日、台詞の意味が解らない演劇を観続ける習慣がつくと思うか皆の衆。
     
     ただ、こちらは対象楽器も、参加条件もかなり限定されます。以下の通りです
     
     
    <対象楽器>
     
    ソプラノ/アルト/テナー・サックス
    トランペット(C管も可)
    トロンボーン(トロンボーンだが参加したいという方がおり、急所追加しました。バストロは不可)
    フルート(フルートだが以下同文で、ピッコロは不可)
    ピアノ(ワークショップ時には、ハンディタイプのキーボード、ピアニカ、電動のロールピアノ等でお願いします→スタジオにピアノが1台しかないため)
     
     
    <参加条件>
     
    「既に楽器は修得しており、楽譜が読め(移調でも可)、基礎的な和声理論、調性理論を理解していて、アドリブ演奏も出来るが、ビーバップが何故か出来ない」こと。です。
     
     詐称により「音まともに出ねえじゃんコイツ」「実は楽譜文盲だろコイツ」と判断した場合は、強制退場して頂きます(巨大な3匹のペンギンにより)。
     
     
     応募方法は、どちらもワタシのファンメール宛に
     
    ・「ペン大ワークショップ応募」というタイトルで
    ・本文に、御氏名、望まれるコース(「両方」も可)をおかきの上
     
    コチラからの返信をお待ちください。モダンポリは限定25名、ビー・バップは限定20名で、先着順ではなく、メールによるごくごく簡単な面接/能力チェックがあります(何でもありのファンが紛れ込まない様に)ので、締め切りを
     
     
    3月20日まで
     
     とさせて頂きます。その後、面接/能力チェックのメールを一斉送信させて頂き、更に後日、参加の可否を送信させて頂きます。「切実にやりたい」という方、切実に指導させて頂きます!!
     
    *告知終わり以下本文↓
     
     PC音痴/ネット音痴を自他ともに認めざるを得ないワタシですが、こちらのサイトにも、有料のほう(「ビュロー菊地チャンネル」@ドワンゴのメルマガ)にも「今日、何人の人が見に来ましたよ」というカウンターがついているのは知っていて、マネージャーに聞かなくても自分で独力で観れるのですわははははははは(ワタシが音痴なのはPCだけではありません。自分の預金通帳も、会社の帳簿もマネージャーが開いてくれないと見れないのです。代表取締役なのに!!)。
     
     と、現在、このサイトは、立ち上げ以来最も多くの方が閲覧に来られております(歴代2位だけど、そのうち1位になります)。
     
     理由は多々仮説できますが、「江藤愛さんとのコントが素晴らし過ぎて」「亡父の親族関係者が一斉にSNSを開始」である可能性はごくごく低く、えー、どう考えてもガンダムですね(笑)。
     
     お陰さまで「<機動戦士ガンダム/サンダーボルト>が素晴らしい、特に音楽はよろしい。この音楽をやっている菊地という奴はどんな奴だ?」という事になっているようで、大変有り難い限りです。
     
     サンダーボルトより。の方々に於かれましては
     
    1)アキバカルチャーマガジン「フェブリ」の最新号にサンダーボルトに関するインタビューが載っています。
    2)過去ログに「ガンダムの音楽いきまーす(ジャパンクールとワタシ)」というのがありますので、それをお読み頂くとよろしいかと。
    3)サンダーボルトの3話以降も素晴らしいですよ配信で買って下さい。
    4)過去「ルパン三世/峰不二子という女」というアニメの音楽もやっていて、これのサントラ盤もDVDも素晴らしいので、御興味ございましたらご覧下さい。
    5)とまれワタシは劇伴職人さん専門ではなくジャズミュージシャンでもありますので、もし御興味ございましたら、アーティストとしての作品もお聴き頂けると有り難いです。
    6)お若い方が御存知かどうか解りませんが、ワタシは「なんとかハンターD」とか、「魔界大都市/新宿」とかいった作品で有名な小説家、菊地秀行先生の実弟です。愚兄がお世話になっておりました場合、御礼申し上げます。
     
     
     という6点で、今後ともよろしくお願いします。といった感じです。ワタシは、アニメやアイドルのファンの方のほうが、ジャズファンよりも遥かに礼儀正しく、精神的に健康(1万倍ぐらい、、、、おっと間違えた。それは人数の話で、、、礼儀と健康は、ええと、100万倍ぐらい)である事を世界で一番経験的に理解しているジャズミュージシャンです。
     
     と、以下、通常営業というか、長年のご贔屓筋、大向こうの皆様に話しかける格好に戻りますが、まあまあとっくに予想していたとはいえ、現在パブリックイメージリミテッドというものはネットが決定しておりまして、ワタシの考えではもうあと50年間はこの事は動かせないので、つまり今までの「閲覧者数が多かったベスト5」は
     
    1位「セッション!」のとき
    2位「ガンダム」のとき(いま。という事ですね)
    3位「ミューマガ」のとき
    4位「ルパン」のとき
    5位「女性編集者は狂うのか?」のとき
    次点「粋な夜電波」が始まったとき
     
     
     なので、まあ資料というのは雄弁というか、データ評価は皆様個々に委ねたいと思いますが、今回のタイトルはあながち諧謔でもなく、とにかく、何とかしてネットを法規制しないかなあ政府。と思うのですが、毎度お馴染み、ネット特にSNSは、ガバメントがシチズンをネチズンに変え、つまり腑抜けにして革命を起こしたり、民主主義を正常にウォークさせたりする能力を去勢するために無料でバラまいている阿片なので(いよいよおっぱじめるときは、同じ装置を使って、今度はシャブを配るわけですな)、法規制なんかする訳ないよなー。
     と、一般的には<映画をヤフーニュースに載るほどボロカスに貶し、自分の特集をしてくれている雑誌にケンカをふっかけて絶縁する、それでガンダムの音楽やってるジャズの人>であるワタシとしましては、優しい微笑みと俯き加減のブルー・ブレスが、嫌々ながら毎年上手く成って行き、とうとう自信を持つに至った。訳ですが、たったいま現在など、ブルーブレスが更に一段濃く成っておりまして、それは花粉症だからなんですね。
     
     ただし、我が国の花粉ではありません。先日、野暮用で赤道付近の国シンガポールに行ったのですが、あの国、花粉症の人はマスク千枚よ!一度に!!国中が植物園なんだから!!!もう、ひっさしぶりで、3日間平気だったんだけど、4日目にいきなり鼻の奥が裂けて出血し、顔面全体が痒く成ったよ!!!そのまま帰国で病院直行アレロックとアレグラ1000錠だ!!!!あとラッフルズホテルに関しては、サルサやSMと並び、責任取れ村上龍!!!「え?菊地さん、お嫌いな映画って何なんですか?それで雑誌かなにかと揉めたんですか?ガンダムって何でしたっけ?聞いた事あります。ああ、それにしても、こないだのブルース・ビックフォードとのコラボ、最高でした。次のステージも必ず伺いますね。あ、鼻水が。ちり紙、これ、お使いください」という日本人がいたら、そのまま何もかも捨ててお前とエルサルバドルまで逃避行に出るぜベイビー!!
     
     と、シンガポール旅行記は有料世界にて。ライブやイベント告知は前回のブログにまとめてあります。3月のdCprG、4月のダブセプテット、5月のペペトルメントアスカラールとソロライブとジャズドミュニスターズだ!!!そしてまだ公開出来ないが6月は更にヤバいのでR
     
     とにかくライブに来て下さい。金が欲しいんじゃない。ワタシのライブは、そのほとんどがコスパ無視、というか逆コスパで、ライブをやってもほとんど儲からないの。ライブに来て欲しいのは、ワタシの事を正しく知って欲しいというだけの事なのです。あなただって、あなただって、正しく自分を知って欲しいでしょう?「そんなことどうだっていいよ」なあんて仰るあなただって。
     
     ネットの中のワタシは、虚偽のワタシだとは言いませんが、言わば出勤時のワタシですよ。演奏中のワタシは、セックスしたり、恋愛をしたり、飯を喰ったり、何よりも演奏しているワタシなのです。 え?「わたし出勤時の男性にしか興味ないんです」って?それじゃあしょうがないわ(笑)。退社しまーす

     

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  • <ビュロ菊だより>No.96「“時代は、大変な局面を迎えている”と、ワタシが4歳の時、テレビで誰かが言っていた」+

    2016-02-18 20:30  
    220pt
     こないだ、ひっさしぶりで「マグノリア」を観たんですが(WOWOWにて。WOWOWとユーのチューブには世話になりっぱなし、というか、DVDレンタル除くと、いま「動画」っていうのは、この2つしか観てないですね)、驚いたのなんの、「これ、音楽さえコミカルな奴に差し替えたら、ホームアローン並みのコメディじゃん!!(フィリップ・シーモア・ホフマンの後のOD死も含めて。OD死は笑ってあげようぜ、それが優しさってもんなんじゃないの皆の衆)」   と叫んだところ、セブン(「BVD問題」の方々言わせると「セヴン」。実際は「セヴェン」が最近似値。「セブンイレブン」は「セヴェニィーレヴェン」が最近似値。言うか?書くか?皆の衆)のアイスコーヒーのミドルをおおっぴらに床にこぼしてしまったので、更に笑ってしまいました。床にこぼした珈琲、というものは笑いながら拭くものですなあ。   「マグノリア」は、典型的な若年寄の文化で、PTアンダースンあれ撮った時にまだ30とかなんで、「30のガキに何が解るの?人生の?」とか思う訳ですが、よしんば「天才だから解る」としても、PTかどうか、天才かどうか、若年寄かどうか、総て別として「やっぱりアメリカは9/11まではたるんでいた」としかいいようがなく、つまりこれは、アメリカが9/11で横っ面を張られてシャンとしたという訳ですが、結論から言うと、シャンとしなくて良かったんじゃないかな、、、、と思いながらも(今年のグラミーの「ハリウッド・ヴァンパイアーズ」に於ける、ジョニー“オレと同い年”デップのパフォーマンスなど見るにつけ)、「いやあ、やっぱシャンとして良かったのかもな(今年のグラミーの、ケンドリのパフォーマンスなど見るにつけ)」とも思うという、今時珍しい絵に描いた様なアンビバレンス。   一方、3月19日に行われる、瀬川昌久先生との対談(ミュージカル映画特集「ジャズで踊って」月間のひとつとして。ワタシの日は「気儘時代(きままじだい)」と「ニューオーリンズ」の2本を上映しますが)のための復習にと、アステア=ロジャーズ映画を全部見直してみたんですが、いやまあなんちゅうか、やっぱアメリカはシャンとしたりぶったるんだりをずっと何百年も繰り返しててくれ、どうせショービズは一定のライン以上下がらない(「下がれない」のがより正しい)のだから。と、ケンもホロロな結論しか出ず、何はともあれ、1999年、「マグノリア」と同じタイミングで、レナード・リュイン(「アイアンマウンテン報告」)とジョセフ・へラー(「キャッチ22」)の2冊を結びつけて、プーさんとエレクトリックマイルズとアフロポリで仕上げました。という選択をした自分のギリギリの博打が勝てたのは良かったよなあ、と胸を撫で下ろすしかありません。え?「インヒアレント・バイス」はどうだったかって?「UOMOに書いたよ」といってしまえばそれっきりですが、なんかまちゃ保安官が怖くて(けけけ)大きな声ではかけませんが、腰が抜けるほど何も無い映画でした。さすが天才。という感じです。   それにしてもなあ、ケンドリが日に日に降谷さんと似て来ているのは良いとしても(後ろがジャズロックのバンドになったから、更にハイクオリティなドラゴンアッシュ化している)、ブッチュくんにワイトハウスに招かれて悪手してたり、ブッチュくんがフロピンを「今年最高のアルバム」とか言ってるのを聞くにつけ&グラミーの授賞式に、ケンドリの席の隣が用意されていたヌープが本番で来なかった事を見るにつけ、うん。まあその、リアルって良いよね。とか言いながら、コーヒー拭き終わりました。   「速水ケンロウとかいう、昔のAV男優にそっくりな人が菊地さんをマークしていますよ」というお便りを良く頂くんですが、速水ケンロウさんって、「週間フジテレビ批評」に出てる人?だったら、ワタシも「週間フジテレビ批評」という、物凄くバカみたいな番組にこの方が出るたび、「あ、昔、この人に似てるAV男優がいた!」と、見る度にのけぞって、セヴェニィーレヴェンのコーヒーを床にこぼしては笑いながら拭いていたので、やっぱりオレはポルノメディアがないと生きられないんだなあ。なーんて、思ったり。して。   と、こんなワタシですが、ライブやっちゃいますよー。   先ず、パンクスの聖地である川崎クラブチッタにdCprGを搬出します。こらもう、来ないで語らないでよ~ネットのときだけの不良口調でさあ100%越え決定ですよね。ラジオマニアの方で「いつか菊地のライブいきたい」とか言ってる方はどんどん来て、ガンガン怪我して下さい!!「昔、オオバコで踊ってたね」といった方も大歓迎ですけどね!!「もう止めてくれ」っちゅうまでやります。我々と一緒に、変わらぬこっぴどい世界と闘いましょう。   あと、3/28は久々のモダンジャズディスコティーク(新宿ピットイン)で、スカパラのガモウさんのDJ、スガダイローさんのバンド、そしてワタシの3時間ノンストップDJしますんで、これもまあ、おかしいでしょ(笑)来ないと(笑)。という代物であります。「もう止めてくれ」っちゅうまでやります。我々と一緒に、変わらぬこっぴどい世界と闘いましょう。   4/30はダブセプテットがモーションブルー横浜でやります。これだって来ないとおかしいですよ(笑)。来ないのにすげえ語られんだよなあ(笑)。ネットの中に転がってるのは無料の過去ばっかりですよ。過去の遺物(無料)を弄んで必死に自分の考えを必死に述べる必死な行為って言うのは偶像崇拝というのです。禁止だ偶像崇拝は!!ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も!!(その点では了簡が一緒なので、仲良くすれば良いのに)   そいでもって5月になればジャズドミュニスターズが、まったくft無しのニューフェイズで「森、道、市場」に乗り込むですよ。敢えて口数少なく言いますが、ヤバいですよこれも。  (情報はまとめてココ↓)    まあとにかく、偶像崇拝禁止ですよ。今は誰だって黙ってりゃ(SNSによる生存確認が取れない状態にあるだけで)キリストやマホメットになる時代なんですから。あと、何度でも言うけど、二次元でものすげえワイルドにしてる方は、あったときも揃えて下さい!!(笑)そのまま受け止めてしまうオッサンなんで!!(笑)   そして、お陰さまで、この音産不況時に全プロダクツが満遍なくそこそこ売り上げられている事により(ありがとうございます)、今年もヤバい盤ばっかり出して、将来的には日本のフライングダッチマンになるべく頑張る(ウソ!本当に目指しているのは「日本のCBS 」なんだけど、よくよく考えると、もうSONYなので、どうすりゃいいんだ・笑)TABOOレーベルですが、何故か「戒厳令」だけぜんぜん売れてねえので(笑)、これ↓観て買って下さい(笑)。どっちもHi-specのビートがバキンバキンにヤバいです。   どうしてみんな女優のアルバムに冷淡なのかなあ?女優ってそんなにお高く止まって、、、、、、、ない、、、、、と思うよ!!(笑)これ、凛子さんが日本で、日本語でした仕事の中で一番良いと思うんだけどなあ。つまり「バベル」と「パシフィックリム」の次って事ですよ!!関係ねえじゃん新婚ほやほやとかだってさあ!!(でも、前の「キュアジャズ」の時は真逆で、レコーディング中にUAが離婚したので、やはり「新婚ホヤホヤで幸せそうな奴のアルバム」というのは売れないのかも。あははははははー!!全然聞いてなかったんだもん、作り始めるときはさあ!!)  PVはこちらから!     では会場にて!!        <ペンギン音楽大学/短~中期ワークショップのお知らせ>   我々「私立ペンギン音楽大学」では、来る4月より、2つのワークショップを行います。  1)モダン・ポリリズム(打楽器を持っている方限定)   半年間で、菊地の編んだ「モダンポリリズム」のチャプター1(アフロ系/クロスリズムからポリがけて、5連間隔の獲得まで)をスタジオで音を出しながら、ワークショップします。  2)ビー・バップ・セオリー(管楽器もしくはピアノの方限定)   1年間で、菊地と金山(ペン大からLCCからラングからバリーハリスまで、あらゆるジャズメソッドを学んだ世界唯一の男=綾乃剛似)が編んだ、古今東西の「ビー・バップ修得法」を使い、「既にアドリブ演奏は出来るが、なかなかビー・バップにならない」という壁をお持ちの方をリフォームします。   どちらもファンメール宛に  「ペン大ワークショップ応募」というタイトルで、本文は、御氏名、望まれるコース(「両方」も可)をおかきの上、お待ちください。モダンポリは限定25名、ビー・バップは限定20名で、先着順ではなく、メールによるごくごく簡単な面接があります(何でもありのファンが紛れ込まない様に)。「切実にやりたい」という方、切実に指導させて頂きます!!<偽インスタグラム(なかなか始められない。本物が)> 

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  • ペン大「理論科高等」にご応募頂き、「校則」をゲットした皆様へ。

    2016-02-08 20:23  

    入試問題が完成し、送信しようと思っていた所、ワタシの管理ミスで皆様からのメールをまとめたフォルダを消去してしまいました。申し訳ありません。

     

    これをご覧になったら、既に送信してある「校則」を添付して、御返信ください。折り返し直ちに「入試問題」をお送り致します。

     

    問題を書いた文中にありますが、このトラブルによって解答の締め切り日程は延長してありますのでご安心を。

     

    (*尚、数名の方で、「入試問題はまだですか?」というメールを頂戴した方には既に送信してあります)

     

    菊地成孔

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  • <ビュロ菊だより>No.95「毎年、1月にやった事って正月には敵わないのではないか(ガンダムからビックフォードへ、そしてまたガンダムへ)+」

    2016-02-05 09:00  
    220pt
     只今、渋谷のWWWで、ブルース・ビックフォードの作品(45分)に併せて、千住くんとインプロをやって帰って来ました(凄く楽しかったです)。   確か年末年始にブログを書いて、気がついたらもう節分なので、1月まるまるいっぱいブログを書いていない訳ですが、これは、いよいよインターネット離れが加速して来た(最近は、インスタグラムならやってみようかな。とか、我ながらそんで良いのか?的な直感が働いています)、というよりも、やはり「1月の出来事」というのは、よっぽどの強度が無い限り「正月」に勝てないのではないかと思います(まあ、「沖縄の成人式の模様」も、なかなか良いけど)。   毎年毎年、1月はボケーっとしていて、2月あたりからその年が始まった感じがする。と、これはやはり旧正月の感覚なのではないか?(因に中華人民共和国の春節に従えば今年は2月8日です。もう爆竹は買ってあって、机の引き出しに入っている。因に2、たまに書きますがBUCK-TICKは好きです。同世代だしね)ヨーロッパで必ず中国人だと思われるし、中国に行っても韓国に行ってもシンガポールに行っても日本人だと思われた事が無いし。   とか言いながらも、まだ情報公開出来ないいろんな仕事をはじめとして、外大で講義して、HMVでサイン会やって、タランティーノの新作の試写を観てユヤマン(湯山玲子さん)と対談して、佐々木敦っちゃんと対談して、今日はビックフォードのクレイアニメに併せてインプロやって、どれも無茶苦茶おもしろかったんですけど、これら総て、よく考えたら自分で告知してない訳ですが(笑)、どれもほぼフルハウスで、ブログを「告知用」と考えている身としてはどう考えれば良いのか?   と、これは勿論「オレ様は告知しなくても会場が埋まる大人物」な筈がある訳ないので、これはつまり、ワタシのブログなんかより、各イベント主催者がSNSとかで発信する方が遥かに情報の拡散力、集客力が高いという事ですから、そしたらもうブログ書く理由なんて無くなっちゃうよね。そしたらインスタグラムに旨いもんの写真とか、自分のヘンな顔の写真とか、カニエみたいにセックス直後の写真とか乗せて適当なキャプション付けてれば良いよなあ、等と思っている、という事で良いんですかねワタシの思考。   2月も、月末までほとんど人前に出ないので(今、レギュラー仕事以外で何に腐心してるかっていうと1位「大西順子さんのアルバム制作」2位「今ジャズ本執筆」3位「<けもの>の新作に着手」4位「サンダーボルトの整音サポート」ですね。これだけでもう、毎日グルグルバットをさせられた芸人さんの様になっています)、もしインターネット空間で何かの発言をしたい、とすれば、「特に発言すべき事が無くなってしまった。という事を発言したい。という感じなのですが、まあ解らない。春節を過ぎれば溢れ出て来るかも知れない。書きたい事が。大西さんのレコーディングも終わるし(ファースト・セッションは)。   えーと、ルパンの時は、行く先々で、1メートルおきに「ルパンの音楽やるんですってね!!」と言われまくり、不条理コントみたいだなあ、と思った訳ですが、今はまったくガンダムガンダム言われないので、ルパンのが偉いのだろうか?コンテンツとして。と思ったら、テレビでやってるんじゃないんですってね(「ですってね」じゃねえよ。と仰るかもしれませんが、そんなもんなのよ)。配信で買う、、、、のかな?、、、なんかそんな感じだそうで、、、(スミマセン)、、、、でも!関係者の方々に「音楽、ムチャクチャ評判良いです!!」と言われるので、世辞にしては元気だなあ、本当なのだろうか?とか思いつつ、近々に売り出される(配信される?)「第二話」の音楽も物凄く良いので買って下さい。ああそうだ、アニメの雑誌からもインタビュー受けました。アニメの雑誌の人は、頭が良いですね。凄くシンプルに言うと。「サンダーボルト」にご指名を受けたのは、意識上では「ジャズ」だからでしょうけれども、無意識上では「戦争」だから。と言えるんじゃないかと思っています。インタビューではそんな話ししてないけどね。   という訳で、ブログ書かずに人前に出ないと、存在しない、もしくは過去のブログやネット内の発言でのみ存在する人、になってしまうので、、、、いや、違うか。ワタシの場合は「ラジオの人」がありますね。しっかし、メディアの数だけーーたとえば「国家」もメディアに数えたりなんかしてーーその人のマスイメージがあると言いますが、現在ほど、一個人が抱える虚像の数が多い時代も無いですよねー。ワタシなんか「悪文家」であるとする人と「名文家」であるとする方々がどっちもいて、正直自分でも解らなくなっています。本を書く時に、凄く圧力になるんですよねえ。パブリックイメージが。音楽ではそんなもん何も無いですが。   ラジオのリスナーではなく、ライブにも来ず、本も読まず、ブロマガに入会してない場合、そういう方々には、ワタシの更新情報(ライブ告知とかだけではなく)は無い訳ですから、昔は「ゼロ円ファン」なあんて言ったもんですが(ワタシが・笑)最早、金はしょうがないから使わなくていいけど(モチロン使った方が良いけど)、何年も前のネット上のインタビューと、ネット内での評判を素材に、その人の像を造り上げるという、なんかもう宗教みたいな事になってしまいかねないんで(「キリストの量産」という小説を書こうと思ってます)、どうしようかなあ?どうでもいいか(笑)。等と笑いながら、安倍晋三が成蹊大学卒と知ってやや動揺しています(学歴差別じゃないよ。ジャズドミュニスターズなんて全員高卒だからね。2人だけだけどさあ)。まあこれは、微妙すぎるニュアンスなんで、伝わる人は少ないだろうな。と思っています。   だからつまり、「どうせ差別が無くならないんだったら、或は、微量の差別はあった方が良い、と証明されたら、80年代みたいに<センスエリート>的な、あいつには解らないよコレは。的な差別が復古されるかもなあ」とか思っています。今は全員が蛸壷の中にいて、全員が全部を解ってる時代だからなあ。3月からは凄いですよ。またぞろライブがドカーンと続きます。2月はまあ、微熱バカンスって言うかね、あ、しまった80年代みたいなコピーセンス使っちゃった。90年代が来るというのに!!(←わけねえ。もう「○○年代が来る」という現象は、無いか、無きに等しいほど小さく成るか、来ても30年代、つまり戦前が来るだけだと思いまーす)         <重要な告知>   「ペンギン音楽大学」の入学募集は終了させて頂きました。   それに続いて、中期ワークショップの「モダンポリリズム」と「チャーリー・パーカー養成道場(ビーバップの修得メソッドが完成したので)」の募集を開始します。これは本校への入学ではなく、ワークショップです。募集に関する情報はしばしお待ちを(スライングで「モダンポリリズム受講希望」とか送って来ない様にして下さい)。  
    *緊急の追記

     

     

     ワタシが千住くんとのデュオの準備をしていた頃、という事になると思います。即興に使うCDとCD-Rを準備して、ビックフォード作品(それは、好事家ならばすぐに、ヘンリーダーガーの殺戮を想起したと思われます)を観ながら、「この動画のテーマソングとして最も適切な<可愛い曲>」を探して、「プルート(冥王星)」という曲が最もマッチするという事が解って、早朝に小躍りしている最中に、アース・ウインド&ファイヤーの主幹であるモーリス・ホワイト氏が亡くなりました。

     

     「粋な夜電波 セプテンバー」「菊地成孔 セプテンバー」等々の検索ワードで、動画サイトによってワタシの、氏の音楽への思いが聴けます。勿論、生前にオンエアされた物ですが、氏へのメッセージは、逝去の報を受けた現在でも、これ以上でもこれ以下でもありません。この星にディスコティークという物があり、そこで青春期に踊れたという、この上ない、奇跡の様な幸福を噛みしめながら、故人に追悼の意を捧げます。
        <月刊インスタグラム(マジで始めるかもしれません。本物の方を・笑)> 

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