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記事 4件
  • 速報

    2023-10-27 20:15  
    10
    2023年10月27日19時23分、タクシー乗車中、神宮前オリンピックスタジアムを横切る瞬間に報を目にし、心臓が止まる思いでした。
     
     今、深呼吸ののち、読経を終え、車中で書いています。
     
     私は、私の人生にXデーがあるとしたら、と想定していた日があります。それが今日になりました。
     
     私事につき無礼をお許し頂きたく、私は先週までガン(悪性リンパ種)の疑いがあり、東京女子医大で精密検査を繰り返しておりました。
     
     結果、つい先日、別の病気だという診断が下り、現在治療中です(深刻なものではありません)。
     
     「中古の命だけれども、とにかく一つは拾ったな」と思うと同時に、私の些か狂躁的な人生の中で、初めて死の安らぎというものを実感していたところでもありました。
     
     まだ目的地はついておらず、シートベルト着用、夜間乗車中、という無礼をお許し頂けると幸いです。
     
     最後のクレージーキ

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  • <菊地成孔の日記 2023年10月26日記す>

    2023-10-27 10:00  
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    7
     なんだか、太陽さえパラソル越しに当たれれば(パラソル越しで無いと意味がない)、どこでもリゾートだなと思い始めた。今、午前11時に書き始めている。
     
     東京女子医大は、モロそのまんま「女子医大通り」を挟んで向かい合うように新棟と向かい合っており、僕が25年前に入院したのは、よく言えば<レトロ建築雑誌に度々登場していたような>、悪く言えば<震災前にタッチの差で全面改築してよかったっすたっすたっすねー>(何せ、多くの入院棟があったのだから。「たっす」の3回リピートは、そんな強い気持ちの現れたっす)な建築物で、現在は資料館と化している。
     
     新棟に中庭があり、タリーズを中心に、キッチンカーが数台並んでいる。「ベネズエラン・ローストビーフ」というのが美味そうだったが、仕込み専用のベネズエラ人?しかおらず、「we are close」という札が出ていたので、歩み寄って下から「ねえ何時からあく?笑

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  • <菊地成孔の日記 2023年10月20日記す>

    2023-10-20 19:00  
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    13
     ◯◯◯◯◯さん 
     (*以下、最初にインフォームしますが、お名前は一切伏せますので、このメールはそのまま公開させて頂きます) 
     
     ご心配おかけして申し訳ありません。ただ「心配するな」というのも「心配してくれ」というのも笑、僕の経験則上、栓なきことで、繰り返し経験則上、大切な人物が大病に罹った場合、最も効果的なのは、対象が病気であることはもちろん意識するとして、心理的には「なんとも思わない」ことです。
     
     何よりも先に申し上げますが「知ってもシカト(心配しない)」は、「絶対無理」な行為ではありません、「強く気持ちを持って」というのも昔のJ-POPの歌詞みたいなんで笑。むしろここは「乖離」と言って、人間が正気を保つ=肉体的にも精神的にも「健康」をある程度は保つための基本的なスキルですが、なんというか違うことに熱中することで、この問題からは離れて頂くのが一番好ましいです。そのためにこれを

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  • <菊地成孔の日記 2023年10月19日記す>

    2023-10-19 13:00  
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     昔の日記を渡邉くんに編んで貰って出版したのだが、今のところ一番多い評判のあり方が「20年後の<スペインの宇宙食>」で、いや流石にそれは違うだろう笑、それってガトー・バルビエリを昔のバカジャズ批評が「南米のコルトレーン」って言ってたのと変わんないんじゃない?笑
     
     と思いながら、改めて読むと<えっとこれ~田中康夫ちゃんが「40年後のなんとなくクリスタル」を出して程度には「20年後のスペインの宇宙食」なのかしら、、、、>と思えてきて、ナーンとも言えない気分になっちゃった笑(どっちかつうと落ち込み系笑。田中先生すんません笑)
     
     まあ確かに具体的な付合がいくつかあって(一番わかりやすいのは<DCPRGが結成する→解散する>)、ナベ(渡邉さんのこと笑)が、あららららららら夜電波のファンつうより、夜電波経由の、ホップステップで、結局「スペインの宇宙食」しがみつきだーったのか!!!!!ということが分かっただけでも、なんというか、寒気のようなものを感じた。「ミザリー」のジェームス・カーンのような、と申しましょうか笑(我ながら良い例えだと思うんだけど、いかがですか特に年配の皆さん)。
     
     まあまあ、エモいのがもう書きたくないとか、そう言っているのではない(限りなく「そう言ってん」だけど笑)「書籍 / エモい / 食の話が入ってる(あとなんか色々濃い) / 濃密。苛烈かつ優しさを含んだブルージーな人生観」というのは、還暦、そして、きっちり「20年後のスペインの宇宙食(ナベがなんでこう謳わなかったか全くわからない。ウソ。わかる。あまりに無意識に近い領域で萌えた結果、自動的にこうなったからだ。
     
     まままままそれはともーかく。良いか悪いかは別として、これ謳ったら5倍売れたよきっと。500倍かも知れない。ナベは僕と似てて、好きなことをやって、すぐには成績が出せない男だ。ナベ、今からでも謳い直せ笑。間に合うぞ笑)」は、これにて終了。若大将は加山雄三から草刈正雄に交代しまーす。という感じで、綺麗に終われたから良いかな?とか思っちゃうんだもんね!(「いだてん」の阿部サダ夫の口癖。ちょっと今日、意地悪いなあオレ笑。理由は後で書きますよ)
     

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