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2020年11月の記事 3件

<菊地成孔の日記 令和2年 11月21日 午後3時記す>

 なんか仕事日記みたいになるのはどうかなあとは思うんですが、年内の大仕事が昨日全て終わりまして    1)JZ Bratの新クインテットのライブ  2)サントリーホールのぺぺトルメントアスカラール15周年公演  3)ドスモノスのリミックス(JAZZDOMMUNISTERS名義)  4)ファイナルスパンクハッピーのMV完成(僕は監修)  5)「岸辺露伴は動かない」の劇伴納品  6)「次の東京オリンピックが来てしまう前に」のゲラと表紙デザイン打ち合わせ      と、我ながらよくやったなあ(「偉い / 頑張った」という意味ではなく、「よくこんなにも雑多なことを短期間に」といった)と思います。これ、周到な準備期間も含めたとしても2ヶ月で全部やったんで。    来月皆様と直接お会いできるイベントは      A)12月10日 JAZZ DOMMUNISTERS  ライブ渋谷7thフロア  B)12月14日 名越先生とのトークイベント 晴れ豆  C)新宿ピットイン3デイズ       19 菊地×林正樹       24 菊地×山下洋輔       25 菊地×大友良英     *申し訳ない。すでに3日とも完売です。満員御礼  

<菊地成孔の日記 令和2年 11月5日 午前6時記す>

「岸辺露伴は動かない」の音楽をやっと納品したと思ったら   1)「次の東京オリンピックが来てしまう前に」の最終ゲラチェック   2)JZ Bratでやるクインテット(「今週の1曲」のジャズサイド)用の個人練習や準備   3)その僅か4日後に控えたぺぺ@サントリーホール用の個人練習と準備   4)ジャズドミュニスターズによるドスモノスのリミックス    という奇跡の4本立てが津波のように襲いかかってきて、防波堤にしがみつきながら発声練習とかサックスの練習とかしています。なんか、暇感を持て余していた今年の春夏が懐かしいです。    とか言いながら昨日の晩「おげんさん」の最新版生放送を見まして、「星野源は一人クレージーキャッツである」という、お馴染み「なんで誰も言わないんだろう?オレがいうしかないか」のフライングが、「幾ら何でももう分かるでしょうよ民も(奥田民生さんじゃありませんよ)」の域に達したと思うんだけどなあ、松重豊さん(因みに同い年)が犬塚弘さんじゃないか、、、、こういうのを一目瞭然というのだが、民はまだ菊地成孔が宮藤官九郎に似てるとか、ひょ。ひょ。ひょっとして民は全員メクラじゃないのだろうか、、、、それともオレの目がおかしいのか。などと、半ば本気で思いつつも、去年は英詞の歌などで締めたのに、今年は「星野源ナンバーの中で、もっともクレージーキャッツ性の高い」楽曲である「アイデア」を超人、三浦大知に歌わせ(ライブでカヴァーしている故)、真ん中の「クレージーキャッツタイム」では、星野、三浦の2トップで米津玄師ネタを入<NHKのアーカイヴで、「夢で逢いましょう」の、上を向いて歩こう特集を見て泣くほど感動した。ダンスだけが5分も流れるバラエティショーなんて今のテレビにはない。おげんさんでしか出来ない(大意)>として、「夢逢」リスペクトなダンスシーンを入れて「これは単にノスタルジーじゃない。未来のエンターテインメントなんだ(大意)」と強調し、なんかもう完璧じゃん。オレもう部屋で踊るわ。東宝のサラリーマン喜劇観ながら。と全てがもう完璧なのでした。  

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

著者イメージ

菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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