-
<菊地成孔の日記 令和元年12月30日 午前3時08分記す>
2019-12-30 10:00220pt12
前回、「もう街中でラジオやってくださいと言われなくなった」というその口で言うのが躊躇われますが、本人全く忘れてたんですけど(マジで)、粋な夜電波が終わって丁度1年ぐらいなんですね。確か去年の12月末だったんで。
「一周忌って言ってる人もいますよ」「何やってるのかなあ、って言われてますよラジオタさんに(笑)」とチクられまして(笑)、シンプリーアイセイそんなあ(笑)、と思うわけですが、まあしょうがない。僕も、主に芸人さんですけど、「あの人、最近とんと見ないけど何やってんだろうなあ」と思って検索すると、地方の営業や舞台で頑張っている、地方局に冠番組を持っている等々、良くある話であります。
今年はDC/PRGが20、スパンクスもファイナル外してオリジナルスパンクハッピー(一期)から数えれば24(一番長い)、花と水もなんだかんだで10、バッファロードーターさんに呼ばれたり、久々に藝大で授業やったり、文武両道で(笑)いろいろやってたんですが、マスメディアのレギュラー、というものから見たら「地方の営業や舞台で頑張ってる」感じなんでしょうかね(笑)。流石に違うか(笑)。でも、広くカテゴライズすれば僕も芸人さんだからなあ。
-
<菊地成孔の日記 令和元年12月19日 午前4時37分記す>
2019-12-19 10:00220pt17
SONYさんとTBSさんにリストラを喰らってそろそろ1年が経とうとしています。もうタクシーやコンビニとかで「ラジオ聴いてました」と言われなくなったし、サイン会などでも「またラジオやって下さい」とも言われなくなり、8年間の活動も、現在では動画サイトのコンテンツと書籍にリージョンを移動し、そこで固定に向かっているようです。勿論、オファーもありません。もう僕を、現役のラジオパースナリティだと捉えている業界人も居なくなったでしょう。8年やっても、1年で過去の遺物になります。とても自然なことですし、自然であることは概ね良いことです。
今年は、すっかり音楽家 / 音楽講師 / 著述家に戻りまして
1)基本的には稼働はなく、GP的な役割ですが、ファイナルスパンクハッピーのアルバムデビューと初のツアー(pre-releaseとpost-releaseの2サーキット)
2)DC/PRGの20周年事業(旧譜の再発、サブスク解禁、ツアー、ライブ録音)
3)「花と水」10周年を記念しての「花と水クラシックス」の旺盛な活動
4)「song XX」の本格的なデビューと、何度かのライブ
5)(これは早々と4月には今年分の全ての演奏を終えましたが)ぺぺトルメントアスカラールの、新曲を導入した絶頂期とも言える状態でのツアー
6)散発的なジャズドミュニスターズのDJセットライブと、今や長寿番組である「菊地成孔と大谷能生のジャズドミューン」
の、基本的には6本柱(柱としては多いですね・笑)に、バッファロードーターやELFでの客演、東京ザヴィヌルバッハのリユニオンコンサート、現在今まさに進行中のピットイン3DAYS等々のイレギュラー、レギュラー入り乱れたライブ、DJとしてもレギュラーイベント「モダンジャズ・ディスコティーク」のレジデントとして、他にも様々なパーティーでスピンさせて頂き、まだまだDJとして全然認知されていない、という事実に嬉々としながら楽しんでいます。一番自信があるんだけどなあ、DJが(笑)。
-
<菊地成孔の日記 令和元年12月16日午前1時記す>
2019-12-16 10:00220pt4
マニアの方ならどなたも、皆まで言うなと仰ると思います。今日僕は仙台まで彼らの着付けの手伝い(本当に、パリコレみたいに大変なんで)にスタッフとして同行したのですが、僕がBOSS君に、僕の帽子やサングラスを貸し、それをODに着けさせているのは、ご存知の通り、ゴダールの真似です。もっと正確にいうと、ゴダールがジーン・セバーグとアンナ・カリーナにやった事の真似です。
気がつかない方には一生気がつかなないと思います。厳密にいうと、彼らはぱっと見気がつかれないようにしていました。ルック1でボス君が着用していたものをルック2でODが着用したら、それがゴダールの真似かどうかは別として、ストレートパスはほとんどの方に見えてしまいます。
-
<菊地成孔の日記 令和元年12月4日午前1時記す>
2019-12-04 10:00220pt10
DC/PRGのツアーが夢のようにあっという間に終わり、すぐにファイナルスパンクハッピーのサブスクリプション解禁からリリースツアーの開始(全箇所に帯同します。小田さんは多忙につき、最終日の東京しか来れないようですが、ODにパンとワインをたくさん持たせました)、その間にNHKさんのドラマ10「ハムラアキラ」の音楽を全部済ませ、その間に著作(「菊地成孔の映画関税撤廃」)の執筆が大詰めに差し掛かっている。という、師走に向けて絵に描いたように忙しく過ごしているうちに、3つ買わないといけない誕生日プレゼントを買いそびれた菊地の成孔です。グリーティングカードを書く暇もなかった(ファイナルスパンクハッピーのMVの脚本と絵コンテも書かなくてはいけないし、ヒルズライフの締め切り過ぎてるし)ので、今回はショートバージョンでお届けします。
1 / 1