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2017年3月の記事 2件

<ビュロ菊だより>No.125「「映画に出ることになった。現在最大の願いは<なるべく人生に影響を与えません様に>である+」」

<吉田沙良のこと> 吉田が異様なまでのアンダーレイテッドを被っているのは、自分の中の何かの性だと思う様に成った。これほどの実力者で、美貌があり、病症があり、キュートもあり、結果的に総体的に凄まじい魅力を持つのに、彼女は何故いまレコード大賞もCD屋大賞も取っていないのだろう。 自分は多く女性アーティストをプロデュースし、そこそこの名盤を量産して来たと思っているが、完膚なきまでの完全なフェームもプライズも掴ませたアーティストは残念ながらいない。「お前の性とか、そういう問題じゃない。既にものんくるは音楽に見合ったプライズとフェームを手にしている。この音産不況の世で」といった見方も当然あるだろう。「ソロアルバムじゃないし、がっつり噛んでないからだ。キュアジャズは地上でセールしたし、スパンクハッピーは地下のフェームがあるではないか」という声もあるだろう。 まあ、それはそうなんだが、精神分析というものは、こういう事の考察にこそ使うべきだ。人間には様々な主義主張がある。もちろん吉田の分析ではない。自己分析である。なのでしない。 

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

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菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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