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2019年5月の記事 19件

<菊地成孔の日記 /5月24日午前4時記す>

  「<普通の恋>は僕の曲です&ブルーノートについて」        次の質問にイエスか脳で、答えてください。いや、、、、どんな答えも答えてるのは脳、、、、長く間違えた。イエスかノーで答えるわけですが、「普通の恋はセルフカバーしないんですか?」という、質問の量がすごすぎて、垂直に立ち上がるんじゃないか(クマみたいに)と思うほどの怒涛の質問軍まちがえた質問群の橋にどう答えればいのか?大して気の利いてない回答の一つに「誰か答えてあげて」があるでしょうが、一番気の利いてないトップ解答をします。    「あれはスパンクハッピーの曲ではありません。菊地成孔さんの、初のソロシングルですあれは。なので、スパンクハッピーはセルフカバーはできない。カバーは出来るけど」    あー気が利いてねー。単に本当のことを最小限に書いただけである。「じゃあ、<フロイドと夜桜>を、なんでファイナルスパンクハッピーがやってるんですか?」    という質問にも、同じ回答で済むわけですね。「あれは菊地成孔さんのソロシングルのカバーをしているのだ。ギリでセルフカバーではない。けものさんのトーキオと一緒でR」と。    まあしかし、これでは不親切だ。なのでもうちょっと気の利かない事を単に長く書くならば「フロイドと夜桜」は、「普通の恋」よりずっとストレートで、つまり、「ヴァンドーム」に収録予定で、曲数オーヴァーで溢れたのをカップリングに収録したので、基本的には純正スパンクハッピーの曲です(もう1曲あるんだけど、その話は最後に)。まあ、紛らわしいよな我ながら。昭和だったら大して紛らわしくなけど、今はSNSでみんなすごいバカになっちゃってるんで、この程度の話が紛らわしいと思う。  

<菊地成孔の日記 /5月17日午後10時記す>

  「この記事に写真がないって本当?(キーボード新調)」      今日もインダステュディオで、何してるかっつうと、一人でスティーブ・コールマンのコピーをしています。彼のシステムが自分のボキャブラリーにないので、son g-xxをやる上で、まあ与えられた時間は本番まで一週間ですけど(おかげさまでセカンドセットはsoしました。有難うございます。まだファーストは残席ありますが、お急ぎください)、この間に    1)ツアーの前半戦終わりで油断して喰いまくったのでリバウンドが来た。これを福岡までに再ダイエット(まあこれは、ターゲットに血を5・31の代官山にするので、半分ぐらいで良いのですが)    2)Fスパンクスの「To-kio」カヴァーに次ぐ、オリジナル新曲の作曲とアレンジ(アルバム用。ツアーでは新曲はやりません。東京以外・笑・仕上がりが間に合わないので)    3)壇先生との往復書簡のアンサーを書く    そして    4)スティーブ・コールマンのアドリブのシステムをインストール    というのがあって、今日は1、2、4をやるわけですが、実は昨日済ませた5番目があって、それは「新しいシンセを買う」という事なんですね。  

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

著者イメージ

菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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