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記事 19件
  • <菊地成孔の日記 / 令和元年5月31日午前7時記す>

    2019-05-31 10:30  
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       「まあこうやって喪失が獲得を」

     

     

     

     

     未だに僕にラジオを期待している人、というか、夜電波ロスの人とか、スペインの宇宙食しがみつきの人々はいて、もう諦めてる。世の中に依存しやすい人々がいる限り、依存させた方が悪い。ただ、とにかく依存したってしょうがないよ。なんか最近、SNSのせいによって「しょうがない人」が急激に増えてる気がする。そんな事言ったってしょうがないよ。しょうがないでしょ。あなた。諦めなさいよ。諦めはすごく良いことですよ。僕、すごくいっぱい諦めてるよ。大体そうだなあ。1日に平均で7個。

     

     依存の人は再現性をマックスまで、つまり、「夜電波」が、また同じように同じタイトルで全く同じに始まらないと収まらないし、「スペインの宇宙食2」が出ないと収まらない。

     

     彼らはバカとまでは言わないが盲目的なので、何度も言うが、そして何度も届かないが、夜電波の本は「大人スペインの宇宙食」ですよ。読んでみなよ。わかるからさ。わかるでしょ?無理だよね?
     

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  • <菊地成孔の日記 / 令和元年5月30日午前6時記す>

    2019-05-30 10:45  

     

       「最終スパンクハッピー東京公演についてのご注意」

     

     

     

     えーと、ボス君ではなく菊地の方です。最終スパンクハッピーのプロデューサーとして、来たる5月31日の東京公演ツアーファイナルの日の、ご注意というか、お願いというか、そうしたものを記させていただきますので、いらっしゃる方はお手数をお掛け致しますが御熟読ください。

     

     ここのところ地方を回りながらグッズ売ったり、年甲斐もなくチェキ(笑)撮ったりして、これら全て、僕も長沼も、スパンクスの2人も、全員に初めてのことでしたので(笑)、一体どのぐらい売れて、撮影にどれぐらい時間がかかる事なのかさっぱり分からず、経験値から、以下、東京公演の当日のコンテンツの説明やグッズに関する、一種の制限について一覧させて頂きます。

     

     

     1)そもそも東京公演(代官山UNIT)は、チャージが地方公演

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  • <菊地成孔の日記 / 令和元年5月28日午前6時記す>

    2019-05-28 10:00  
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        「絵に描いたような(記憶の改竄)」

     

     

     記憶の改竄なんて日常的に起こるし、むしろ、改竄されない、厳格な記憶の方が遥かに希少価値を持つと思う。なので、改めてわざわざ、<記憶の改竄>などと言えば、当然、なんか難しい話、例えば、何故記憶は改竄されるのか、とか、そもそも記憶とは何か、とか、「記憶喪失学」というアルバムタイトルを自作に冠している身として、何か、記憶と記憶の改竄に関する構造的な持論でもあるのか、といった流れに行かないと意味がないのではないと思われる。しかし、実際は屁理屈よりも現前の事実の重みでR。
     

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  • <菊地成孔の日記 /汎(令和)元年5月26日午後12時記す>

    2019-05-27 10:00  
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      羽田の第二ターミナルのスターバックスにいます。ボス君とODは昨日の晩から福岡入りしており、博多の屋台で旨いもんをたらふく食ったらしく、ODが両手になんかオデンみたいなものを持って、面白いポーズをとってる写真を送ってきました。福岡には美味いパンがあるらしく、「福岡最高じゃないスか。しばらくここにいるじゃないスか~」というメッセージがついてました。

     

     僕は彼らの衣装を運ばないといけないので(クリーニング屋さんから上がっていたのが昨日の夕方だったんで)彼らの衣装持ちとして(苦笑)、一人で羽田に来ています。あ、あと、チェキのカメラも僕が持っていきます。
     

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  • <菊地成孔の日記 /5月24日午前4時記す>

    2019-05-24 10:00  
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      「<普通の恋>は僕の曲です&ブルーノートについて」

     

     

     

     次の質問にイエスか脳で、答えてください。いや、、、、どんな答えも答えてるのは脳、、、、長く間違えた。イエスかノーで答えるわけですが、「普通の恋はセルフカバーしないんですか?」という、質問の量がすごすぎて、垂直に立ち上がるんじゃないか(クマみたいに)と思うほどの怒涛の質問軍まちがえた質問群の橋にどう答えればいのか?大して気の利いてない回答の一つに「誰か答えてあげて」があるでしょうが、一番気の利いてないトップ解答をします。

     

     「あれはスパンクハッピーの曲ではありません。菊地成孔さんの、初のソロシングルですあれは。なので、スパンクハッピーはセルフカバーはできない。カバーは出来るけど」

     

     あー気が利いてねー。単に本当のことを最小限に書いただけである。「じゃあ、<フロイドと夜桜>を、なんでファイナルスパンクハッピーがやってるんですか?」

     

     という質問にも、同じ回答で済むわけですね。「あれは菊地成孔さんのソロシングルのカバーをしているのだ。ギリでセルフカバーではない。けものさんのトーキオと一緒でR」と。

     

     まあしかし、これでは不親切だ。なのでもうちょっと気の利かない事を単に長く書くならば「フロイドと夜桜」は、「普通の恋」よりずっとストレートで、つまり、「ヴァンドーム」に収録予定で、曲数オーヴァーで溢れたのをカップリングに収録したので、基本的には純正スパンクハッピーの曲です(もう1曲あるんだけど、その話は最後に)。まあ、紛らわしいよな我ながら。昭和だったら大して紛らわしくなけど、今はSNSでみんなすごいバカになっちゃってるんで、この程度の話が紛らわしいと思う。
     

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  • <菊地成孔の日記 /5月22日午前4時記す>

    2019-05-22 10:00  
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     効果不効果、間違えた幸か不幸か、二日酔いというものをした事がない僕ですが、前夜に朝まで飲んで、翌日、起きてすぐの仕事で酒を飲む。という経験をしまして、有名なシャンパンのメゾンのお仕事で、シャンパンを飲んでるところを撮影されたりしたんですが、合わせの料理が何と鮎でして(笑・最終スパンクハッピーのインスタグラム参照。まさか見てないよね中の人)、しかもスペイン料理なのね。とても美味しかったです(近日中に情報公開)。
     

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  • <菊地成孔の日記 /5月21日午前5時記す>

    2019-05-21 10:00  
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     高橋源一郎先生がこのメルマガをロックオンしてると知って、何を書いたら良いのか、とにかく「さようなら、ギャングたち」は最低でも50回は読みましたよ。バーセルミとか言ってる文学オタクは当時も今も何もわかってないですよ。文学のポップという事がさ。まあ「エロチック街道」は100回以上読んでますが(笑)、そんなイケズは言わないとして(笑)。
     

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  • <菊地成孔の日記 /5月17日午後10時記す>

    2019-05-18 10:00  
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      「この記事に写真がないって本当?(キーボード新調)」

     

     

     今日もインダステュディオで、何してるかっつうと、一人でスティーブ・コールマンのコピーをしています。彼のシステムが自分のボキャブラリーにないので、son g-xxをやる上で、まあ与えられた時間は本番まで一週間ですけど(おかげさまでセカンドセットはsoしました。有難うございます。まだファーストは残席ありますが、お急ぎください)、この間に

     

     1)ツアーの前半戦終わりで油断して喰いまくったのでリバウンドが来た。これを福岡までに再ダイエット(まあこれは、ターゲットに血を5・31の代官山にするので、半分ぐらいで良いのですが)

     

     2)Fスパンクスの「To-kio」カヴァーに次ぐ、オリジナル新曲の作曲とアレンジ(アルバム用。ツアーでは新曲はやりません。東京以外・笑・仕上がりが間に合わないので)

     

     3)壇先生との往復書簡のアンサーを書く

     

     そして

     

     4)スティーブ・コールマンのアドリブのシステムをインストール

     

     というのがあって、今日は1、2、4をやるわけですが、実は昨日済ませた5番目があって、それは「新しいシンセを買う」という事なんですね。
     

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  • <菊地成孔の日記 /5月16日午前5時記す>

    2019-05-16 10:00  
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     僕が「京マチ子の夜」を作曲したのは1997年です。この曲と「ルペ・べレスの葬儀」をレパートリーにしていたという意味でペペトルメントアスカラールの源流の一つと考えられる「菊地成孔トリオ」は、ティポグラフィカ活動中に、ティポグラフィカの支流でありながらティポグラフィカでは出来ない、僕がやりたかった世界観を表現するために、リーダーをやったことがない僕が、リーダーとして最初に組織したグループですが、記憶によれば95年から活動しています(因みに「スペインの宇宙食」という本の最初のブロックは全て、このトリオのフライヤーに添えられたテキストです)。 
     

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  • <私立ペンギン音楽大学 / 追加募集締め切りのお知らせ>

    2019-05-14 05:56  

     14日午前0時を持って、追加募集を締め切らせていただきました。たくさんの御応募ありがとうございました。追加応募いただいた方へは現在要項が送信されておりますが、それを受けての最終意思確認を頂いた後、定員調整によって学籍簿を製作し、定員数内の方には入学の通知を、定員オーヴァーの方にはその旨通知のメールをお送りいたします。定員数内か外かは、応募メールの着信歴により、いわゆる「早い順」になりますので、あらかじめご了承ください。通知は今週一杯を目安に送信させて頂き、入学者の方には校則の詳述と授業スケジュールを添えさせて頂きます。

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