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記事 2件
  • <ビュロ菊だより>No.117「ダイエットを脅かす店達+」

    2016-10-24 10:00  
    220pt

    <ダイエットを脅かす店達1(プレゴプレゴ)>

     

     ダイエットメニューの写真が余りにもフォトジェニックでないので(セヴンのサラダチキンとゆで卵の白身。等々)、ここ最近、物を喰っていないぐらいのインスタグラム(擬似)になっていたが、どんなストイックさも、必ず悪魔の囁きに身を委ねる時が来る。日本語では「魔が差す」という。私はこの言葉が大変好きだ。特に「差す」の部分である。 

     

     もう結構前になるが、ラジオで「新宿キクチシュラン」という企画をやって、いくつかの行きつけを紹介した。この番組のみならず今まで何度メディアで紹介したか解らない「プレゴ・プレゴ」は、富博氏が料理長に就任し、石黒元店長は、勇退して店内勤務だが隠居の身と成った。 

     

     とはいえこの二人がガチンコのヤンキー上がりである事は、昔からのご贔屓筋には承知の事であろう。つまり彼等は、とうとうフリッタータや尾の身の煮込みを我慢出来なくなった私に対して、開口一番「菊地さんお久しぶりです」ではなく「ええー!入れたんすかカッチョ良いー。オーラがあるなあその柄」というものであった。彼等ですら和彫り世代である。 

     

     写真は暖かい&柔らかいフリッタータ(オムレツ)、パートフィローに包んだ、春巻き風のフロマージュテット(古谷アナとのコントに出て来た料理)、秋刀魚のペペロンチーノ、尾の身とじゃがいもの煮込み、デザートにイタリア式のプリンである。ヴェネト州の土着品種の白が総ての皿をまとめてくれる。 

     

     ただ、これで三日間はダイエット食すら半分に落とさないといけない。喜悦と苦渋に引き裂かれ、結局表面には苦渋ばかりが出てしまっている私の写真から、魔が差すという素晴らしい言葉の深み、刺青がイタリア料理に似合わない事、の二点を味わって頂きたい。うんざりするほど面倒くさいが、念のために書かなければいけない。この日は新しい妻と二人で出掛けた。


     

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  • <ビュロ菊だより>No.116「M1ではなく1Mが今のオレの動くアメリカンアパレル+」

    2016-10-08 10:00  
    220pt

    <タトゥーに併せた、大人の服、を模索しておこう。風よりも、パリよりも早く> 

     

     勿論、Tシャツとデニムに合わせてしまえば、事はそれで仕舞いだ。しかし、「山本美憂のファミリー練習風景を見るにつけ」以上の好例が見つからないのだが、あれではダメだ。あれでは軍服を着て軍歌を歌っている様な物だ(山本ファミリーの方ね)。 
     

     パジャマを着て軍歌を歌うより、スーツを着て軍歌を歌うよりかは幾分マシだとはいえ、時代は本当に変わりつつある。前回紹介した「誰が音楽をタダにした?(原題の逐語訳は「如何にして音楽は無料に成ったか」)」を、あまりの面白さから何度も読むにつけ、「とにかく何かをしなければ。音楽以外でも」と、20年ぶりぐらいで居ても立ってもいられなくなった私であった(因に、前回の<もういきなり面白い。まあ、書き手に怒りがありすぎて、読後感は悪いが。「ゼロ円ファン」どころではない。最近は、予見として言った言葉が現実化するのが早く成りすぎて、単に「普通の現状を入ってる人」になりがちで、我ながら面白い>というコメントは、私のミスで、実際は別の本に着いて書かれた物で、写真が入れ違っている。この本への感想は稿を改める)。

     

     XXL(紙)を過去1年分ぐらいペラペラめくってみても、コレだという写真が無い、「こっち」で探してもダメなのである。シャネルの広告が「メインモデルの後ろから、男の手がクラッチしている。その掌には和彫りがガッツリ」だった事は兆候を示している。不器用なので余りしないのだが、「ハイファッション 刺青」

     

     で画像検索してみたら、やはり毒々しい物か、凶暴な物が多い。私が模索したいのはヒッチコックのそれの様に、エドワード・ホッパーやノーマン・ロックウエルの世界の真ん中に、凶器を平然と乗せる事で、まあシンプルヘッドで考えればアイヴィーみたいなモンや、フェミニンなニット等に合わせれば良いのだが、事は1対1ではない。 

     

     鏡の前で、手持ちのアイテムを次々合わせては一喜一憂する。それを延々と続ける事、つまり所謂「ファッションショー」は、ジャズ界だとマイルスが、その気になれば一晩中やっていたらしいが、この日は3時間ぐらい時間が出来たので、手持ちのアイテムでいろいろやってみたが、収穫は無くもなかった。まあ、ファレルが「IN MY MIND」でトライした事なのだが、洒落者の彼は、「黒人の肌にはビジューは似合うが、タトゥーが似合わない」というテーゼを熟知しており、後頭部のカラー(襟)上にちょっとあしらわれているだけなのだが(当時)。 

     

     写真は「カーディガン/メゾン・マルタン・マルジェラ ポロ/D&G 写ってないがパンツ/UNITED TOKYO」で、持ってるアイテム併せているだけなのだが、薄手でパステルカラーのカーディガンを二の腕までまくり上げるのはタトゥーと合う。一枚は浴室の前で、一枚はTBSのスタジオの中で(そもそも、まだ完成してないんですけどね)。
     

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