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<菊地成孔の日記2019/02/26午後5時記す>
2019-02-27 10:00220pt8
今、渋谷のJZ Bratの控室にいます。今日は約2年ぶりで濱瀬元彦先生のELFのライブなのである。ここ最近は、こないだ帰ってきた北京ブルーノートを除けば、もう、映画音楽だスパンクスの録音だペペの新曲だ原稿だと、ずーーーっとデスクワーク・ハードなんで、運動不足になるわ、インプロヴィゼーション不足になるわ、オルガスムス不足になるわ、若い頃みたいに、演奏のない日々が続いて狂おしくなり、アンチバラスみたいに毛糸のマスク被って南口でサックス吹いたりはしませんけど(笑・あれ、よくやったよなあ。学生のファンクバンドにいきなり入って、吹きまくって、何も言わず帰ったんですよね)、やっぱムラムラしますよね。ブルーノートは花と水で、一番サックス吹くユニットなんで、だいぶスッキリしましたけど、流石の中華人民共和国それ以外のいろんな事が凄すぎて(笑)、演奏した実感が薄いんですよね(笑)。
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「菊地成孔の日記」と「BOSS THE NKの回想録」は、菊地多忙につき、今週は不定期となります(休載とかではありませんのでご安心を!)
2019-02-25 15:07 -
<BOSS THE NKの回想録(27)>
2019-02-24 16:00220pt「GREAT HOLIDAY」当日から私とODはこの倉庫跡で暮らし始める事になった。最初の夜はODはベッドに、私は足元のスプリングの露出を気にかけないと危ない古いソファで寝たが、翌日早朝には菊地くんが14人のリフォーム会社の人間と一緒にアスベスト工事の職人のような格好で現れ、物凄い勢いで、としか言いようがない速度でどんどんリフォーム工事を着工したので、襲撃を食らったと思い、反射的に、寝ているODを抱えて反撃体制になったのだが、聞こえてきたのは防塵マスクと防塵グラスを外した菊地くんの朝の挨拶だった。 -
<菊地成孔の日記2019年2月23日午前7時記>
2019-02-23 13:00220pt4
「夜中のアキバを走る。情報群解禁第一波」
さっき、秋葉原ノアのプリプロダクション用スタジオで、小田朋美さんと連名でやる映画音楽の制作をしておりまして、小田さんが風邪気味故、早めに終えて帰宅しました。当たり前だが、こんな時間にアキバを一人でドライブ(ま、タクシーですけどね・笑)するなんて初めてだったので、えらく新鮮。やっぱすごいですねー。どのビルの壁面に美少女キャラが張り巡らされ、延々とそれが続く。凄いよなあ。こんな街世界中にどこにもないであろう。一番驚いたのは「AKB48劇場」というものが、いまだに存在している。ということでしたが。
もうヘトヘトなんで、今日は情報解禁を五月雨式に告知する第一波をお届けします。無理とは承知の拡散希望!!いっぱいありすぎてどうしていいかわからないでしょ。では今年前半の部(それでもまだ未完成→これから増える可能性ガシガシあるし。後半も決まりつつあるし)
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<BOSS THE NKの回想録(26)>
2019-02-21 19:00220pt
結果としてファイナルスパンクハッピーは、現在のところ、とするが、小田さんを入れ替わりにしたあらゆる活動は行っていない。そして、この回想録の中でも、小田さんは姿を消し、最終回近くのフジロック2018でのライブの間際から最終回までは登場しない(小田さんと我々が接触しなくなった。と言う意味ではない。小田さんは菊地くんの容赦ないフックアップの賜物か、激務をこなす才媛に戻り、ODと工場長とはグループラインで、LINEで繋がり、菊地くんとは共に仕事をしていたが、私との関係は直接的には切れた。ワイン会食の時は、仕事がないときに限って、たまに顔を出してくださったりしていた)。
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<菊地成孔の日記2019年2月21日午後3時記す>
2019-02-21 16:00220pt11
なんか、1月って夢だったのかなあ?すげえ暇だった夢を見てたよなあ、、、、、夜電波打ち切りのショックで、気絶してたのかも、、、、、それともあれ、現実だったのかなあ、だったらあれ、嵐の前の静けさや川に飛び込む水の音、と3つマッシュアップしてますけど、気がついたらもう、おしごとパンパンで、4月いっぱいで切っただけでも
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<BOSS THE NKの回想録(25)>
2019-02-20 10:00220pt
後日菊地くんから聞いたのだが、小田さんがあれほどきゃっきゃ言ってはしゃぐのは極めて珍しいらしい。楽屋までの通路で何度もハイタッチを求め、バレリーナのようにターンして「ボスさん!羽根!羽根!凄い!ほら!こうやって回るとフワってなるの!!」「パンツ見えてましたよ(笑)」「良いですよパンツぐらい!!(笑)あー、ニーハイソックスって初めて履いたけど、履くと逆に大胆になりますね!!」「大胆って、<シャーマン狩り>のジャケットのが遥かに大胆でしょう(笑)」「あれは女性カメラマンさんと菊地さんしかいなかったから。今日はお客さんの前だったじゃないですか!(笑)」「でも、菊地くんいたんでしょう(笑)」「はっ!今考えるとそうですね(笑)」「だから菊地くんは、ODの体型と小田さんの体型が同じだって自信を持ったんですよ(笑)」「ええっ!!ODも裸になったんですか?」「なりましたね(笑)」「早くないですか!!(笑)」「そこじゃないでしょ(笑)」「いや、そこですよ!誰が脱げって、、、、ボスさん?」「いや、着替えろって言ったら、いきなりその場でマッパになったんですよ(笑)」「そうか、それはODらしいですね(笑)」「まあ、何はともあれ、非常に助かりました。お疲れ様でした」「ええ~。もう終わりなのか、楽しかったなあ(笑)。ボスさん、今度あたしの部屋で一緒にエアライブやりませんか?(笑)」「ワイングラス割っちゃいますよ(笑)。っていうか、ODが黙っちゃいないでしょう(笑)」「良いじゃないですか3人でやれば!(笑)3人のが良くないですか?女子が双子で(笑)」「それダメですよ(笑)。菊地くんの香港の話ですよ(笑)」「ええ?なにそれ?」「何でもないです(笑)」
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本日の<BOSS THE NKの回想録>は休載させていただきます。
2019-02-19 10:48 -
<菊地成孔の日記2019年2月17日午前5時記す>
2019-02-17 10:00220pt2先ほど無事帰国いたしました。まあ厳密にいうと、腹壊したんですが(苦笑)、食中毒とかではなく、食い過ぎという(笑)。ガキですなあ。
中国はこれで5回目ですが(因みに、ソウルはさっき数えたら11回、台湾島は1回、シンガポールが2回、ベトナムが1回、香港が4回、タイは2回だから、まあやっぱどうしてもねえ、近い順なのかなあ、でも、北京までフライト4時間だしね)、思い出すのはドミニクの一家に会いに、一人で上海に行った時ですね。僕は人より速い人ですが、そんな僕の人生の中でも、最も自分で「オレ、こんな早く何やってんだろ?誰もわかんねえよ(笑)。未来を、しかもすげえ速さで走ってる」と思っていた時期です。
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<BOSS THE NKの回想録(24)>
2019-02-17 10:00220pt綿密に練った計画が一瞬で水の泡になるという事は多々ある。どころか、バタイユに依れば、それは人間の、本能とは言わないまでも、かなり強い欲望でも、構造でさえあるのだ。経験者の方がいらしたら、と思うと気がひけるが、菊地くんは「オレには4人の、死産で出てきた兄弟がいるんだ。男だったか女だったかさえ親父もお袋も教えてくれなかった。オレは、<だから命を大切にしましょう>なんて、当たり前のことを言ってんじゃねえ。戦争なんかなくたって、世の中にそういう事は今でも普通にあるって話。そして、でも、親父とお袋が粘っちゃったのはやっぱ太平洋戦争によって蕩尽を経験してるからだ。だからオレは戦争の子だ」と何度も言っていた。
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