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2020年10月の記事 3件

<菊地成孔の日記 令和2年 10月25日 午前4時記す>

 「鬼滅の刃」から話を始めたら「何だよ、こないだまでみんなトップコンテンツにしか興味がないと嘆いていたじゃないか」と言われそうですが、ご存知マンガ音痴、流石に「鬼滅の刃がどうしてこんなにヒットしたいるのか分析してください」というオファーも来ませんが、一言、「久しぶりの<がっつり純子供向け>だからじゃないスか?」としか言えませんが、勿論<純子供向け>が悪いわけでも、また、<鬼滅の刃を見てる大人はいない。と断じて>いるわけでもないし、<大人の鑑賞に耐えうるマンガ>も、もう力を失い、マンガが子供向けに戻ってきた>云々、全く言うつもりもありません(これは「口を噤んでいる」のではなく、「そう思っていない」と言う意味です。念のため)。    それよりも僕が、責任を持って、しかも僕にしか立てられない視点で、しかも厳正な事実である。というポイントを見つけるならば、コレまた一言「東宝がムチャクチャ儲かっている」という事です。東宝は、以下書くことの内容も含め、現在、日本一の映画会社(配給会社)ですから、「鬼滅」によってハイプに儲かったわけではなく、21世紀に入ってからずっとそうですが。「五社協定があった頃」の旧五社とは「日活」「東宝」「東映」「大映」「新東宝」ですが、その旧五社の興亡史、並びに、革命児としての「角川映画」については詳述しませんが、歌舞伎を持っている松竹と、東宝が覇権を振るい、東映がそれに続く。そしてそれが、「TVアニメ、漫画」の劇場版(「実写版」まで係数に入れると、話がいたずらに複雑になるので、ここでは度外視します)という、旧五社視点に立った日本映画史上の現状は、日本映画ファンの方なら誰でもご存知かもしれません。  

ビュロ菊だより

「ポップ・アナリーゼ」の公開授業(動画)、エッセイ(グルメと映画)、日記「菊地成孔の一週間」など、さまざまなコンテンツがアップロードされる「ビュロ菊だより」は、不定期更新です。

著者イメージ

菊地成孔

音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。

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