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記事 42件
  • 【結城登美雄の食の歳時記#30】秋の稲刈りとお米<コメの話編・その1>

    2013-10-16 11:05  
    105pt
    おいしい新米の季節になりました。みなさんはご家庭の食卓で、実りの秋を堪能されていますか。今回は、お米にまつわるお話です。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#30】秋の稲刈りとお米(コメの話編・その1)(撮影・THE JOURNAL編集部)宮城県内各地の田んぼで稲刈りが行われていますね。おコメは88の手間がかかるといわれています。春に種籾(たねもみ)を蒔いて苗を育てて田起こしをして、水を引いて代掻き(しろかき)をして5月の田植え。日々の水管理をしながら、畦畔(けいはん)の草を何度も刈り払って、イモチやカメムシなどに注意を払いながら、天気にも悩まされ、それでようやく実りの秋です。農家の方々はさまざまな思いを胸に稲刈りの作業をしているのではないでしょうか。おコメは日本人の主食ということになっていますが、近頃はどうも怪しいようですね。総務省の家計支出調査によれば、(※無料ここまで262文字/1,120文字中)  
  • 【10月6日20時〜放送】結城登美雄(「鳴子の米プロジェクト」総合プロデューサー・民俗研究家)「日本の食の現在と未来、今自分がやれることは?」

    2013-10-01 08:00  
    「食の歳時記」でお馴染みの、結城登美雄さんが「日本の食の現在と未来、今自分がやれることは?」 をテーマに都内で講演しました。今回はその模様を放送します。 今回の講演は、宮城県大崎市のNPO法人「鳴子の米プロジェクト」が9月28日に都内で開いた「にっぽん・食の哲学塾」の企画。結城さんはプロジェクトの総合プロデューサーを務めています。 結城氏は、東北をはじめ国内の農漁業現場で高齢化が進み、担い手不足に陥っている状況などをデータを交えて説明します。「食の問題は人ごとではない。日本の食を支えるために自分が出来る事を見つけてほしい」というメッセージが込められています。 どうぞお楽しみに! http://live.nicovideo.jp/watch/lv154486110※会員(月額525円)の方は全編視聴できます(前半無料)。非会員の方は有料映像(200pt)となります。(会員になるには携帯キャリ
  • 【無料公開/結城登美雄の食の歳時記#29】ふるさとと水のある風景(川の恵み編・最終回)

    2013-10-01 06:35  
    ドジョウやアユ、シジミなど、農山漁村で見られるたくさんの生き物が登場した本編「川の恵み編」はいよいよ最終回です。*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#29】ふるさとと水のある風景(川の恵み編・最終回)身近な水環境、田んぼや川や沢にいる魚についてお話してきました。ドジョウ、アユ、シジミ、コイ、フナ、ナマズ、ウグイ、ウナギ、川エビ、川カニ、沼エビ、ワカサギ。最近食べましたか?これらの魚はちょっと地味な存在ですね。でも郷土色の文化の香りや季節感を添えてくれるものとしてまだ、少ないですが食べ続けられているようです。宮城県内には北に北上川、南に阿武隈川の大きな川があります。そして奥羽山系から鳴瀬川、江合川、広瀬川、名取川などいく本もの川が流れ、その流域にたくさんお集落があります。伊豆沼や長沼、蕪栗沼(かぶくりぬま)などの湖や沼があります。南北に低山運河があり、無数の農業用のた
  • 【結城登美雄の食の歳時記#28】海と川とシジミ漁(川の恵み編・その4)

    2013-09-16 10:47  
    105pt
    前回の川を下って海に近い汽水域(きすいいき)を舞台にしたお話です。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#28】海と川とシジミ漁(川の恵み編・その4)6月1日はシジミ漁の解禁日です。北上川の河口付近では、久しぶりにたくさんのシジミ船で活気づいたのではないでしょうか。日本の音風景100選に選ばれた広大な吉原を抱える北上川。その緑の風景の中を行き交うシジミ船。大きな鋤簾(じょれん)をロープで引いて、川底からシジミを掻いている漁師さんの顔が目に浮かびます。何年か前に私もシジミ漁の船に乗せてもらいました。体力のいる仕事だなと実感しました。日本のシジミ漁の漁獲量は1万6千トン。そのうちの21%の3500トンを東北が占めています。(※無料ここまで238文字/1,063文字中) 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#27】アユの味と川の匂い(川の恵み編・その3)

    2013-09-10 09:18  
    105pt
    田んぼだけではありません。山村にはたくさんの生き物が生息する場所があります。今回の舞台は川です。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#27】アユの味と川の匂い(川の恵み編・その3)子どもの頃、近所の田んぼや川で、網を持ち釣り竿を吊るした思い出がある人は多いのではないでしょうか?7月1日はアユの解禁です。解禁日のために県内の河川ではアユの稚魚を放ってそれに備えます。夏本番には太公望たちが待ちに待ったアユ釣りににぎわうことになりますね。海の魚の王様は何でしょう?(※無料ここまで141文字/1,153文字中) 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#26】江戸時代から伝わる宮城の郷土料理(川の恵み編・その2)

    2013-09-03 08:07  
    105pt
    ドジョウを使った料理と言えばどんなものがあるのでしょうか。ごぼうと一緒に煮立てた柳川鍋?さっと揚げた唐揚げ?東北では古くから食べられているようで、バラエティも豊富。結城さんは本棚から江戸時代の紀行文「東遊雑記」(東洋文庫)を取り出し、東北の食卓の風景を紹介し始めました。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#26】江戸時代から伝わる宮城の郷土料理(川の恵み編・その2)田んぼで獲れる魚の代表といえば、やっぱりドジョウではないでしょうか。私が子どものころは裸足で田んぼの脇の水路に入って、ザルで泥をかきまわしてすくい上げるとたくさんのドジョウが獲れたものです。昭和40年代頃から田んぼで農薬が使われるようになって、急速にドジョウは減っていきましたが、(※無料ここまで140文字/1,169文字中) 
  • 【結城登美雄の食の歳時記#25】ドジョウ、最近食べましたか?(川の恵み編・その1)

    2013-08-10 06:39  
    105pt
    8月に入ると、田んぼの風景はたちまち変化していきます。東北地方ではいよいよ出穂(しゅっすい)し、次第に黄金色の田んぼの風景が見られるようになるでしょう。さて、今回の「食の歳時記」は、田んぼや川に生きる生き物とそれを使った郷土料理に焦点を当てたものです。ドジョウやシジミなど、都市部ではなかなか目にかかれない生き物たちがたくさん登場します。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#25】ドジョウ、最近食べましたか?(川の恵み編・その1)今では土用の丑日にはウナギを食べるのが一般的ですが、江戸時代の東北ではウナギの代わりにあるものを食べていたそうです。それはかつて田んぼの水路にたくさんいた生き物です。 
  • 8月9日20:00スタート!「『中山間地域』再生のために」結城登美雄×野老真理子×松島貞治

    2013-08-08 14:27  
    日本の農山村、中山間地域はどうなるか? 注目されている全国地域の視点を入れながら、 地域リーダーや農山漁村を歩きまわる識者が語り尽くす!http://live.nicovideo.jp/watch/lv148064734※本放送は、7月6日の「中山間地域フォーラム記念シンポジウム」の模様になります。 「アベノミクス」「TPP」…中央政府から打ち出される「成長戦略」のもとで、影響が出るとされる周辺地域、農山村はどう生きていけばいいのか? 7月6日に開催された記念シンポのうち、結城登美雄さん(民俗研究家)の記念講演「中山間地域再生のために」と、結城さんに松島貞治村長(長野県泰阜村)と、野老真理子社長(大里總合管理)を交えたパネルディスカッションの模様をお送りします。【記念講演】 「中山間地域再生のために」結城登美雄氏(民俗研究家/仙台市) 【パネルディスカッション】◆コーディネーター 村田泰夫
  • 【結城登美雄の食の歳時記#24】言葉にはしないけれど助けてくれる人がいる場所(中山間地域編・最終回)

    2013-07-18 09:15  
    105pt
    いよいよ中山間地編も最終回を迎えました。前回の「中山間地編・その4」では、来年で20年を迎える「緑のふるさと協力隊」にスポットを当て、新しい若者像を紹介して来ました。では、その若者たちは実際に村に入って、村の暮らしをどのように感じてきたのでしょうか。今回は、結城さんに寄せられた手紙や、村でのエピソードを織り交ぜたお話です。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)*   *   *   *   *
    【結城登美雄の食の歳時記#24】言葉にはしないけれど助けてくれる人がいる場所(中山間地域編・最終回)日本の農業は後継者不足ということが盛んに言われていま
  • 【結城登美雄の食の歳時記#23】農山村へ向かう若者たち「緑のふるさと協力隊」(中山間地域編・その4)

    2013-06-28 10:59  
    105pt
    前回の「中山間地編・その3」で、「新しい若者像が生まれつつあります」といっていた結城さん。実際に、農山村へ向かう若者が増え、そこで暮らす人達が新しい生き方を作り出しているようです。今回は、来年で20年を迎える「緑のふるさと協力隊」にスポットを当てたお話です。※会員(月額525円)の方は全文購読できます。非会員の方は有料記事(100pt)となります。(会員になるには携帯キャリア決済、カード決済が可能です。個別記事を購読する場合は、ニコニコ動画にログイン後、ニコニコポイント100ptにて購入し御覧ください。ニコニコポイントは500円から購入可)

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    【結城登美雄の食の歳時記#23】農山村へ向かう若者たち「緑のふるさと協力隊」(中山間地域編・その4)興味深い動きがあります。「緑のふるさと協力隊」という事業が1994年から行われています。これはNPOの「地球緑化センター」というところが農水省や内閣府、文科省あたりからバックアップを受けながらやっている事業です。若者を1年間、農山村に派遣して農業や林業を手伝いをしてもらうという事業です。山村留学とは違いますが、若者の山村体験、私も都会に育った若者があんな山奥の中山間地域に行くはずがないと勝手に思っていましたが、意外や意外、若者たちはたくさん生まれ育った都会を離れて山村に向かっています。では、緑のふるさと協力隊というのはどういう仕組みか。まず受け入れる自治体が山村で1年間の生活の保障をすします。5万円の手当で内訳は生活費が2万円、食費が3万円だけです。あとは寝泊まりする宿舎をあてがうというものです。それで人が行くはずがないと思っていましたが、たくさんの若者が行っています。2006年には、43人の若者が全国30の市町村に派遣されて活躍してきました(※編集部注:2013年には50市町村へ拡大しています)。農業活動や森林整備活動はもちろん、自治体がもっているキャンプ場やスキー場の整備などや受付、なかには特産品作りなんかもやっている若者もいます。地域で行うイベントのお手伝い、あるいは役場の事務の補助活動などをしながら懸命に汗を流しています。そういう若者と毎月1回の手紙のやり取りをしていて、最初の方は不安そうなのですが、月日が経つと手紙の内容が変わってきて、何となく手応えを感じている様子が伺えます。1年が終わって再び会うと、驚くことに出発のときのひ弱さが消え、山村農村に鍛え耐えられて非常にたくましくなって帰ってきます。今までたくさんの若者が各地に行き活動してきましたが、リタイヤする若者はあまりいません。それどころか帰ってきてからその後どうするかというと、調査をしたら3分の1、約34%ぐらいは地元に残って定住しています。都会育ちの若者がただでさえ大変な山村に行って逃げ出すかと思ったら、そこで経験を深めて土地の人と仲良くなって農業現場に関わって暮らしていく。そんなところから若者と農業という方向が見えてくるのではないかと思っています。緑のふるさと協力隊について詳しく知りたくて、地球緑化センターに問い合わせてデータをもらい、それを見てびっくりしました。まずどういう人が山村に向かっているのかというと85%が20代です。30代が13%、10代が2%、40歳が1%(2009~2013年度)。最近5年間の参加者動向:平成21年度~25年度の238人の割合(地球緑化センターHPより)「20代の若者」と一般的に大人が考えている若者像をちょっと裏切るような、頼もしいプロフィールが浮かび上がってきます。参加前の職業を見ると、(無料ここまで1,120文字/2,014文字中)