先月9月2日に衆議院会館で行われた公共貨幣フォーラムの動画がYoutubeにアップされた。
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現在の資本主義の最大の特徴は、政治がお金を発行せず、中央銀行と民間銀行という銀行業がお金を発行する仕組みにある。
銀行業がお金を発行する場合、貸し出しによってお金が創造される。(銀行業なのでタダでお金を与える事はない)
そのため社会が必然的に借金漬けになる。(あなたの資産は、誰かの借金である。例えば住宅ローンをあなたが組めば、そのローンは建設業者の資産になる。そのローン代金を銀行が融資する時にお金が創造される。)
この資本主義の最大の特徴である借金経済システムを変革し、政治がお金を発行することによって、借金漬けの社会を変えようというのが山口薫アンカラ社会科学大学教授率いる公共貨幣フォーラムが目指している考えだ。
一部の銀行業およびそれを管理してきた国際銀行家の結社によってお金の発行権が政治から奪われてきた。
政治が経済主権を持たないシステムを変えない限り、真の民主主義は実現できない。
その銀行業の信用創造システムの変革を訴えているのが山口薫教授である。
動画の中で山口教授は主流の経済学(アダムスミスから始まる新古典派、ケインズ経済学、マルクス経済学など)が、銀行の信用創造特権から目を逸らさせる役割を演じてきたことを述べている。
国際銀行家の通貨発行権の道具として利用されてきた詐欺経済学を変革し、真の経済学を確立しようとしている山口教授の今後の研究に期待したい。
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(以下公共貨幣フォーラムの動画解説より転載)
第4回公共貨幣フォーラムシンポジウム
テーマ:未来の貨幣制度とEPMトークン
日 時:2019年9月2日(月) 12:40~17:30
会 場:衆議院第一議員会館大会議場
主 催:一般社団法人 公共貨幣フォーラム
協 催:NPO法人日本未来研究センター
協 賛:市民政治バンド
後 援:人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)
後 援:シンギュラリティサロン
後 援:AI社会論研究会
後 援:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
後 援:NPO法人サイバー絆研究所
後 援:一般社団法人オープンガバナンスネットワーク
開催趣旨
公共貨幣フォーラムではミッションとして以下の4つを上げて活動しています。
貨幣供給量が安定し、バブルや不況(失業)が発生しない社会。
政府債務がゼロとなり、健全な財政運営が行われる社会。
所得格差が解消して、「健康で文化的な生活」が営まれる社会。
地球環境に優しい持続可能で公正な社会。
公共貨幣フォーラムシンポジウムも今回で4回目となります。 現在、デジタル通貨技術、ブロックチェーンの進展により様々な仮想通貨、地域通貨、リブラのような企業通貨が発行されつつあります。 我々、公共貨幣フォーラムでも去年の発足以来「公共貨幣による新国生み」企画としてEPMトークンを模索してきました。 そして、電子公共貨幣(Electronic Public Money, EPM)7つのシステムプロトコル提案として今年2月に提案しました。
この詳細についての説明を行うために特に東京でシンポジウムを企画しました。 また世界を取り巻く環境は、反緊縮の政治の流れ、AI時代に相応しい貨幣制度の模索を始めております。 そして広くデジタルデータについてのGDPRのような法律、政治の世界では直接民主主義の流れも出てきています。 それらを含め皆様と「未来の貨幣制度とEPMトークン」について検討したいと思います。
本日のプログラム
12:40 開会挨拶 三木卓(公共貨幣フォーラム理事)
12:45 ご来賓挨拶
第1部 現在の貨幣制度の問題と未来の貨幣制度 座長:下田直能(公共貨幣フォーラム理事)
13:00 基調講演 公共貨幣による日本の新国生み 山口薫(公共貨幣フォーラム代表理事)
14:00 招待講演 反緊縮の政治と経済学における公共貨幣論 朴勝俊(関西学院大学総合政策学部教授)
14:25 招待講演 Cレジーム-AI時代に相応しい貨幣制度- 井上智洋(駒澤大学経済学部准教授)
14:50 休憩(10分)
第2部 座長:三木卓(公共貨幣フォーラム理事)
15:00 特別講演 電子公共貨幣EPMの7つのシステムプロトコルについて 生島高裕(公共貨幣フォーラム理事)
15:25 招待講演 ブロックチェーンIrohaによるEPMトークンの実装に向けて 武宮誠(ソラミツ株式会社共同最高経営責任者)
第3部 世界各国の政治の動きとデジタルデータの趨勢(公共貨幣の背景) 座長:生島高裕(公共貨幣フォーラム理事)
15:50 招待講演 今なぜ公共貨幣が政治のドメインに姿を現したか 首藤信彦(市民政治バンド代表)
16:00 招待講演 ゆりかごから墓場までのプライバシー~3つの課題 折田明子(関東学院大学人間共生学部准教授)
16:25 休憩(10分)
第4部 パネルディスカッション 貨幣の未来 座長:首藤信彦(市民政治バンド代表)
16:35 貨幣の未来について各講演者有志から討論していただきます。
17:30 閉会の挨拶
開会挨拶
三木卓(公共貨幣フォーラム理事)
ご来賓挨拶
原口一博衆議院議員 第1部 現在の貨幣制度の問題と未来の貨幣制度
座長:下田直能(公共貨幣フォーラム理事)
基調講演 公共貨幣による日本の新国生み
山口薫(公共貨幣フォーラム代表理事・トルコ国立アンカラ社会科学大学教授)
招待講演 反緊縮の政治と経済学における公共貨幣論
朴勝俊(関西学院大学総合政策学部教授)
招待講演 Cレジーム-AI時代に相応しい貨幣制度-
井上智洋(駒澤大学経済学部准教授)
第2部 電子公共貨幣トークンのアーキテクチャ
座長:三木卓(公共貨幣フォーラム理事)
特別講演 電子公共貨幣EPMの7つのシステムプロトコルについて
生島高裕(公共貨幣フォーラム理事)
招待講演 ブロックチェーンIrohaによるEPMトークンの実装に向けて
武宮誠(ソラミツ株式会社共同最高経営責任者)
第3部 世界各国の政治の動きとデジタルデータの趨勢(公共貨幣の背景)
座長:生島高裕(公共貨幣フォーラム理事)
招待講演 今なぜ公共貨幣が政治のドメインに姿を現したか
首藤信彦(市民政治バンド代表)
招待講演 ゆりかごから墓場までのプライバシー~3つの課題
折田明子(関東学院大学人間共生学部准教授)
第4部 パネルディスカッション 貨幣の未来
座長:首藤信彦(市民政治バンド代表)
パネラー
山口薫(公共貨幣フォーラム代表理事)
朴勝俊(関西学院大学総合政策学部教授)
井上智洋(駒澤大学経済学部准教授)
武宮誠(ソラミツ株式会社共同最高経営責任者)
折田明子(関東学院大学人間共生学部准教授)
生島高裕(公共貨幣フォーラム理事)
閉会のご挨拶
鳩山友紀夫(元総理大臣)(転載終了)
公共貨幣と債務貨幣の関係を政治経済の全体像から表すと以下の青く囲んだ部分になる。
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下は信用創造量の影響力を無意識化してきた主流経済学の詐欺についての図解。
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・上記の全体像の詳しい図解の説明はこちら
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<リンク>【操作される資本主義経済 図解のまとめ】
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<リンク>衆議院会館で公共貨幣フォーラムが開催 経済学のタブーだった債務貨幣の変革と公共貨幣の必要性を議論
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・関連動画
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(記事終了)
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