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記事 2件
  • 通貨発行権の無い政府と財政赤字の原因3 「図説 銀行の歴史」 エドウィン・グリーン著 を読む

    2014-03-09 21:30  


    【図説 銀行の歴史 エドウィン・グリーン著 石川通達 監訳 関哲行/長谷川哲嘉/松田英/安田淳 訳 1994年 原書房】 
    現在の国家債務の原因となっているのが政府が通貨発行権を行使できないシステムである。その歴史的経緯について。
    前回の<リンク>図説 銀行の歴史 エドウィン・グリーン著 を読む その2
    の続き。
    中央銀行の元祖となったイングランド銀行の設立と運営が、民間の株式会社として始まった経緯と、戦争融資を行っていたことについて。
    当時、イギリスはフランスと戦争をしており、戦争資金を必要としていた。その状況を利用したのが、、民間の金融業者たちであった。
     
    (銀行の歴史より転載)
    P57【スコットランド人起業家ウィリアムパターソンは、1680年から90年代のイギリス人投資家に新株式会社計画案を執拗に説いた発起人グループの一員であった。彼の大胆な提案は1694年、財務府長官チャー
  • 国家債務の原因について2「図説 銀行の歴史」 エドウィン・グリーン著を読む

    2014-03-08 22:50  


    【図説 銀行の歴史 エドウィン・グリーン著 石川通達 監訳 関哲行/長谷川哲嘉/松田英/安田淳 1994年 原書房】 

    現在の国家債務の原因となっているのが政府が通貨発行権を行使できないシステムである。その歴史的経緯について。
    前回の<リンク>図説 銀行の歴史 エドウィン・グリーン著 を読む 1
    の続き。
    欧州で銀行業が国家に対して貸付けを行ってきた事例について
     
    (銀行の歴史より転載)
    P37
    【1572年以降、スペイン、フランスそしてイングランドまでも戦争に巻き込まれそれぞれ戦費を確保するために、イタリアとドイツの銀行家の介在が必要となった。】
    P38
    【16世紀を通じてフッガー家やジェノヴァ人銀行家は、国家への信用供与において本質的に革新的企業家の役割を演じた。】
    P39
    【国家への信用供与に関するより永続的で制度的な方式が確立されてはじめて、銀行業の安定性と、さらに大き