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  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たちを読む 東洋哲学と西洋哲学が融合した人間解放の哲学が必要

    2014-04-20 06:47  







    「史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち 著者 飲茶」を読んだ。インド、中国、日本の東洋哲学を古代バラモン、釈迦、大乗仏教、儒教、道教、諸子百家、禅など包括的に扱っている。難解な東洋哲学を非常にわかりやすく面白く伝えてくれるありがたい本である。孔子や孟子、韓非子などの儒家や法家も扱われているが、話の基本は釈迦や老子や禅の悟りの哲学に大きくページが割かれている。この解説の中で、大きな刺激を受けたのが、東洋哲学の自己と世界の捉え方である。西洋哲学には殆ど見られなかった「社会からの自己の解放」という視点。これは社会という洗脳システムのマインドコントロールを解く究極の手法ではなかろうか。国際金融軍事権力によって構築されてきた洗脳社会である現代人を解放する理論の一つがここに存在する。自己を社会や思考、言語から解放するための手引きが説かれている。

    しかし自己の解放を実現させる東洋哲学の問題