ITの進化でいつでも誰とでもつながれるようになった今、「無線LANに接続不能な場所だとイライラする」「Twitterの書き込みを確認しないと不安」という気分に苛まれる人も少なくない。そこで一定の時間、あえてデジタル環境から距離をおく「デジタルデトックス」に注目が集まっている。
「デジタルデトックス」とは?
デトックスとは毒素を体から排出する健康法。転じてスマートフォンを持たずに出かけたり、パソコンを使わない時間を決めたりして“脱デジタル”の時間を持つということ。シマンテックの2012年の調査によれば、日本人のインターネット利用者は1週間に平均49時間をネットに費やす。1日7時間、スマホやパソコンを見ている計算。特にスマホの普及で交流サイト(SNS)、Twitter等、デジタル空間で他人とつながる機会は一段と増えた。便利である一方、つながりを確認することが強迫観念になってしまう場合もある。心理的に「一人きり」「二人きり」になれないといった弊害だ。
こんな症状があったらネット依存症?!
スマホ等の急速な普及により、とにかくネットとつながっていないと不安を感じる「ネット依存症」の人が増えてきているようです。下記は「ネット依存度」チェック項目であなたの依存度を判定してみましょう。
① 食事中にスマホ(ネット)をみていることが多い
② 電波が届かない(届きにくい)ところには行きたくない
③ 家族や目の前の人と会話せず、スマホのチェックに没頭する
④ 着信していないのにも関わらず、着信音が聞こえたような気がする
⑤ Facebook等に書き込むネタを作る為に行動することがある
⑥ もしSNSがなかったら人間関係がなくなると感じることがある
⑦ 会議や宴会中もFacebookやTwitterが気になり、スマホをチェックしてしまう
⑧ 時間の浪費になるのでやめようと思うが、やめられない
いかがでしたか?上記①~⑦のうち5つ以上当てはまれば要注意。さらに⑧が加われば専門的な対処が必要と言われています。また、パソコンの場合は部屋から出なくなる等自覚しやすいが、移動中も利用できるスマホではネット依存なのか、判断がつきにくいと指摘する方も。ネット依存気味だな、と自分で気づけば深刻化する前にデトックスに取り組めます。
まずは週末、何時間かだけでもパソコンやスマホから離れてみることから始めて見ましょう。そしてその時間を自分を見つめ直す時間として、普段できない新しいことに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか?
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