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朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
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朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

2024-11-01 00:00
    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー!17000字でお送りします! この原稿は10月12日にニコニコ生放送で配信されたものです(聞き手/ジャン斉藤)



    【元・静岡県警のマル暴刑事】 関根“シュレック”秀樹 薬物犯罪捜査を語る【12,000字】




    ――
    シュウさんがマネジメントする摩嶋(一整)選手のケラモフ戦が決定しました!11月のRIZIN名古屋大会になりますね。

    シュウ
     ずっと前から内定はしてたんです。ケラモフが塀の中から出れたらやるということだったんですが……。

    ――ケラモフは格闘家同士のイザコザで逮捕されて。

    シュウ 冤罪だったということで、アゼルバイジャンの政治家も動いていたので、問題なく出れらると1ヵ月ぐらい前からわかってまして。摩嶋選手も試合に備えて練習を始めてました。

    ――摩嶋選手はRIZIN初のメインイベントで大チャンスですね。

    シュウ もともと春の佐賀大会でケラモフとやるはずだったので、その件でケラモフが出国できずに急遽今成(正和)選手とやることになって、そこでポカしちゃったんですけど。仕切り直しの一戦ですよね。RIZINさんには「ケラモフに勝ったらガーンとファイトマネーも上げてください」って言い続けてるんですけども(笑)。

    ――そこはマネジメントとして大事な仕事ですね(笑)。摩嶋選手もRIZINではけっこうチャンスをもらってますよね。

    シュウ そうなんですよ。RIZINさんには安定してして使っていただいてますし、デビュー戦は斎藤裕選手、そのあとはクレベル選手……ここぞというところで落としちゃってるんですよね。3度目の正直でしっかり勝っていただければという感じです。ただ斎藤選手やクレベル選手も、間違いなくRIZINフェザーではトップどころなんで、下の選手に負けるよりはいいと思っていたところ、RIZINのフェザー級には外国人選手や覚醒した久保優太選手が斎藤選手に勝ち、それから新しい選手がいっぱい入ってきてるじゃないですか。マッチメイクがどういったかたちでスクランブルしていくのか、これからちょっと見どころなんですけども。

    ――11月の名古屋も外国人がめちゃくちゃ多いですね。

    シュウ 楽しみですよね。国内はそれなりのファンベースができたんで、国外のことも考えてるんじゃないでしょうかね。世界は広くてUFCがまだ進出してない地域だっていっぱいあるわけじゃないですか。実際にアゼルバイジャンとかそういうところで大会をやってるわけですし。ちょっとずつ海外に進出していくんじゃないですか。

    ――11月のRIZINは名古屋でしたけど、海外開催の話もありましたもんね。

    シュウ ボクもその噂は聞いてました。アメリカを見るとベラトールが完全に失速しているじゃないですか。

    ――パリ大会も中止になったんですよね。どんな理由なんですかね。

    シュウ
     いや、自分のことが忙しくてちょっと詳しいことは聞けてないんですけど……。よく選手たちに「この大会はどうなっているか?」とか「この選手の次の試合はいつですか?」とか聞かれるんですけど、基本的に、マネジメントをさせていただている選手に関係のないことは、そんなにプロモーターとかマッチメーカーに聞かないんです。現場で会ってビールでも飲みながら、なら聞くかもしれないですけど、我々のやりとりの9割はメールとか携帯のテキストメールじゃないですか。日本だとLINEになるのかな。そういった記録に残るかたちで、他の選手とか試合のことを聞いても、それは答えてくれるわけないと思っているんですよね。だから、どうしても知りたいことは電話して聞きますけど、そうでないかぎりは、全然知らないんです。ウチのスタッフが、いろいろと細かく調べて報告はしてくるんで。たとえば「次のTUFは125と170みたいです」とか情報は流れてくるんですけど、こちらから聞くことはそんなにないんです。ただ、ベラトールは今年で終わってもおかしくない雰囲気じゃないですか、もうはっきり言って。

    ――正直、死に体ですよね……。

    シュウ みんなその先を考えていると思うんですよ。名前は出せないですけど、ベラトールのトップ選手たちのトレーナーたちから、私に「年末のRIZINのこと聞いてる?」とよく連絡が来ますもん。これって、彼らはもう試合する場がなくなることを察知しているということなんですよね。そうなると、試合ができなくてまったく稼げないのなら、半額でも試合したほうがいいと考えるわけなんです、高給取りは。とくに奥さんとか子供がいれば、なおさらなんですよね。それにお金だけでなく、ベラトールがダメになったからといって、みんなすんなりPFLで試合が組まれるわけでもないと思いますし。そしてPFLも……ガヌーがMMAルールで試合をしますけど、そこまで話題にはなってないですよね。

    ――思ったより話題になってないですねぇ。PFLではガヌーのこの先も見えてないこともあるのかなと。

    シュウ PFLはお金をかけていろんなことをやってるんですけどね。なんかいまいちなんですよ。リーグ戦の優勝賞金100万ドルはすごいですよ。でも、選手やマネジメントの皆さんは賞金の大きさ以外にどれだけ魅力を感じているのかなって。

    ――これは見る側の話ですけど、リーグ戦という形式に刺激がもうないですよねぇ。

    シュウ これは日本の皆さんへのサービストーク的なところはあるんですけども、ファイトマネーや試合できる頻度、舞台の大きさとかをトータルで考えたら、もしかしたらMMAのナンバー2はRIZINになったかなっていう。

    ――いま一瞬RIZINが2位かもしれないですよね。

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