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記事 28件
  • 【11万字・詰め合わせセット】村浜武洋、日馬富士、ヤマモ騒動、佐々木健介、ジェリコvsケニー……

    2017-12-31 23:59  
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    part47◎いろんな意味で大反響!! 村浜武洋“流浪と怒り”のロングインタビュー

    ◎解説、待ったなし!! 元大相撲力士が語る日馬富士騒動/「将軍岡本」あらため岡本将之
    ◎「情」で生きる佐々木健介の激烈人生!■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」
    ◎ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■斎藤文彦INTERVIEWS◎プロレスゲーム制作から裏方エキスパートへ…弥武芳郎リングアナが語る“U系インディ”◎事情通Zのプロレス点と線誰だと思ってるんだ!? ヤマモの「アイドルの腰掛け」発言とは何か?/東スポプロレス大賞2017答え合わせ/ボブ・サップ、元恋人へのDV騒動◎「おまえらちゃんとやれ!」……アメリカ連邦議会がUFCを攻撃!■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク◎高田vsヒクソンの真実とは? 金子達仁『プライド』を読んだ感想■ジャン斉藤
    ■オマスキファイトのMMA Unleashed
    ・試合で一時死亡していたMMAファイター、彼を救ったカットマン、それぞれの再生物語
    ・ホームレスからUFCの次代の大物へ:フランシス・ガヌーの驚くべき冒険
    ・カネと名声に溺れて、コナー・マクレガーはダメになってしまったのか
    ・世にも奇妙なヒース・ヒーリング!? モスクワのドクター・フランケンシュタイン
    ・UFCは生き残れるのか? 地上波放映の契約交渉が始まる!
    ◎アメプロインディ通信「フリーバーズ」
    あの日本人もここからWWEに? 時代の最先端を走る「PWG」!!/アメリカのデスマッチキングは銀行強盗犯…ニック・ゲイジの最狂人生◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉


    2011年に大相撲を揺るがした八百長問題に巻き込まれて力士を引退、その後はプロレス転向を果たした岡本将之(元・将軍岡本)が日馬富士騒動を解説する!! 四股名・霧の若として10年以上も土俵に立ち続けた男の目には、このたびの混乱はどうように映っているのか――?――日馬富士騒動が新聞やテレビで連日報道されていますが、相撲界に10年以上いらした岡本選手は、このニュースを聞いたときにどう思われたんですか?
    岡本 まず最初に思ったのは「貴ノ岩関がよっぽど失礼な態度を取ったんだろうな」って。まずそこですね。そうでもしないと横綱が下の人間にあそこまで手を出すことってありえないんですよ。
    ――身内同士のケンカと思われた騒動は、世間を巻き込んで大騒動に発展していきましたね。
    岡本 被害届が出たら日馬富士関は引退するかもしれない。ただ、そこは横綱審議委員会が世論の動向を伺いながら決めると思ってたんです。
    ――ところが日馬富士関は自ら進退の決着をつけました。
    岡本 自分から引退届を出すとは思わなかったです。横綱審議委員会が世論の声にガマンできずクビにするだろうなと思ってたんですけど……。
    ――岡本選手としては日馬富士関の決断は意外だったんですね。
    岡本 まだまだ相撲を続けたいだろうなとは思ってたんで。でも、騒動の過熱ぶりを見て無理だと判断したんでしょうね。そこでしがみつくくらいなら男らしく……っていう。あの方はモンゴル人だけど、日本人っぽいですから。礼儀もうるさいけど、しっかりした方なので。
    ――岡本選手は相撲現役時に日馬富士関と接点はあるんですね。
    岡本 ボクの一年下なんですけど、日馬富士関が酒癖の悪いイメージはないんですよ。親しくしていたわけではないので、深くは知りませんが、ご一緒させてもらったときは全然普通でしたね。酒を飲んでいても、ちゃんとしていたし。
    ――だから事件の報を聞いたときに「貴ノ岩関がよっぽど無礼な態度を取ったんじゃないか」と。
    岡本 現場で何があったのかはわからないですが、ニュースを聞いてそう思いました。さっきも言いましたが、横綱って自分から手を出すことってないんですよ。朝青龍関は別ですけど。
    ――さすが朝青龍です!(笑)。
    岡本 横綱本人が手を出すことはよっぽどのことなんです。基本的に何かあったら周りが手を出すんです。
    ――角界にかぎらずですが、縦社会のトップって下の人間に直接、手を出さないところはありますね。
    岡本 テレビの情報だけを鵜呑みをすると、貴ノ岩関は日馬富士関に怒られたわけじゃない。白鵬関に対して失礼な態度を取った。だから周りにいた日馬富士関が手を出した。白鵬関と日馬富士関はほぼ同期なんですけど、白鵬関のほうが先輩横綱。先輩横綱に失礼な態度をとった、だから怒ると。ただ、やり過ぎ感は否めないですよね。いまの風潮だと、いかなる理由があれど手を出したことは悪いわけですから。
    ――相撲では10年前に暴行死亡事件が起きましたし……。
    岡本 だから世論は「日馬富士が悪い!」というムード一色になると思ってたんですけど、そこで日馬富士関がスパッとやめてしまったことで微妙になっていきましたよね。あと正直、貴乃花親方の動きが不可解すぎるところもある。ここまで世論が真っ二つに割れるとは思わなかったです。
    ――岡本選手は貴乃花親方にはどういうイメージを持ってるんですか?
    岡本 ボクが相撲に入ったときはすでに横綱だったんですけど、関わり合いがほぼなかったんですよ。ただ、あの人は凄いストイックなんだなって。何をやってもストレートな人という印象はあります。周りの噂や情報に流されない。自分がこうと思ったらそのまま突き進む。あそこまでの大横綱になれたのもその一途さがあったからでしょうね。貴乃花親方って引退後に激ヤセしたときがあったじゃないですか。
    ――病気なんじゃないかって騒がれましたね。
    岡本 あのとき支度部屋で夏場なのにモモヒキを履いてストレッチをちゃんとやっていて、凄く小さいお弁当を持ってきてて。「あれしか食べないの??」って驚くほどの少量。その姿を見たときに「だからあんな大横綱になれるんだな」って。
    ――何事にも自分の信念を持って動くんですね。
    岡本 今回の行動も自分自身で考えてるかどうかは知りませんが、こうと決めたら真っ直ぐですね。一度走り出したから引くに引けないんじゃないかと思いますけど、あの精神力はハンパないですよ。普通の人じゃ折れます。ただ、さすがに折れたのか協会への協力を約束したみたいですけどね。
    ――相撲と世間ではルールが違うことを是とする人もいれば、否定的に捉える向きもありますね。「世間と違うからいいのに」と「世間と違うんだからダメなんだ」と。
    岡本 そりゃ違いはあるでしょ。そこはどこの業界だってあると思いますよ。世界が違えば景色も違うし、そこに外から口を出すとおかしくなることもありますよね、とくに相撲界は。
    ――その世界観と貴乃花親方の相性が悪かったということですか?
    岡本 結果論そうかもしれないです。ただ、相撲界を本当に変えたいならやり方はあったはずなんで、そこはよくわからないですよね。相撲界を変えたいという気持ちは正しいし、そこに賛同する人も多いんでしょうけど、一般常識に照らし当てて警察に任せるなら、ほかの部分も一般常識に合わせてやったほうがいいですよね。貴ノ岩関が初場所を休むという話も出てますけど、だったら診断書は出さないといけないですし。入院して無理だというならわかるんですが部屋にいるんでしょ。休場が貴ノ岩関の意思なのかどうなのかも見えない。警察の事情聴取を受けるまで何も話せないというのはよくわかるんですが、貴乃花親方の行動には見えないことが多すぎますね。
    ――政治的な動きに見えるし、貴乃花が協会に不信感があるとも見えますね。
    岡本 協会と話し合いをしたくないのはわかるんですけど、協会もべつに警察の事情聴取を受けるなと言ってるわけじゃないですよね。一般常識でやりたいなら、相手の都合も合わせないと事は進まないんじゃないかって。貴乃花親方が被害届を出したことは悪いことではないんですけど、出し方があるだろうとは思います。相撲協会に不信感を持ってるのであれば、それはそれでいいんですけど、ひとつやり方を変えればすべて筋は通ったんですよ。相撲協会に事件があったこと、被害届を出すことを伝えたうえなら筋が通ってます。なのに被害届を出したことを協会側に隠していたわけじゃないですか。そこが読めない。相撲協会が隠蔽体質だって言うけれど、貴乃花親方の行動によって逆にオープンにもできなくなったこともありますしね。
    ――どうしても相撲協会は隠蔽するんじゃないかというイメージがついて回りますね。
    岡本 相撲協会も場所前になぜ発表しなかったのかと思いますが、話を聞こうとした両親方から「知らない」「わからない」と言われれば協会として不正確すぎて発表できないのも間違ってないと思うんです。
    ――いろんな事件があって、いままでの相撲協会のイメージが先行しちゃってるというか。
    岡本 イメージ先行は強いですよね。そこはしょうがないですよね。あとやっぱり貴乃花親方は日本人の大横綱だったのでみんな味方するんですよ。
    ――一部の報道では、モンゴル人同士の飲み会をやることでナアナアの関係になってしまい、無気力相撲に巻き込まれることを貴乃花親方は嫌ったんじゃないかともされてますね。
    岡本 そこらへんは貴乃花親方が公式にコメントしてないからわからないですけど、そんなこと言ったら日本人だってナントカ県人会とか繋がりはあるじゃないですか。普段の付き合いもアウトになりますよね。前・鳴戸親方なんかは「出稽古に行くな」と禁止してましたけどね。出稽古先でナアナアになるから「出稽古にも来るな」と。
    ――そこまで徹底してたんですね。
    岡本 だから稀勢の里関は出稽古できなかった。いまはやってますけど。そこは師匠がどう考えるかなんで、部屋ごとにルールを作ればいいんですね。大好評インタビュー12本、コラム11本、11万字オーバーはまだまだ続く… 
  • 【誰だと思ってるんだ!?】ヤマモの「アイドルの腰掛け」発言とは何か?■事情通Zのプロレス点と線

    2017-12-29 11:46  
    55pt
    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは「ヤマモのアイドルの腰掛け」発言とは何か? です!!(聞き手/ジャン斉藤) ――え〜んちょう! え〜んちょう!! 延長だ! 
    事情通Z いきなり何を叫んでるんだよ。
    ――ここ最近SNSを騒がせていたヤマモことリングアナの山本雅俊氏と、ライターの橋本宗洋さんの「腰掛け」バトルがなんだかよくわからないまま終わっちゃったんですよ。金返せ〜!! 払ってないですけど。
    Z ヤマモ氏が「プロレスは有名になりたい為のアイドルさんの腰掛けではありません。集客の為にプロレスのハードルを業界自らが下げるから、いつまで経っても肝心なレスラーの稼ぎや立場が向上しないのです」とツイートした件ね(現在削除済み)。ヤマモ氏も全面的に謝罪したんだから蒸し返さなくていいじゃん。 
    ――この騒動とは無関係のDDTが仲裁に入ったことで収拾したわけですけど。「この俺を誰だと思ってるんだ」とまで罵りあったわりには唐突感が……。橋本宗洋ツイート https://twitter.com/Hassy0924/status/942980882654150657山本雅俊ツイート https://twitter.com/yamamosiki/status/942970691325804549
    Z キミの場合は暇潰しに煽りたいだけでしょ?
    ――いやいやいやいやいやいやいや まさかっ。パイオニア戦志の剛竜馬vs青柳政司で立会人を務めたアニマル浜口な気分ですよ!
    Z 30代以下の人間がわからない例えを出すんじゃないよ! ヤマモ氏は「腰掛け」ツイートも削除して、やりあった橋本氏、そしてプロレスファンやアイドルたちに謝罪したんだし。
    ――ちょっと待ってください。じゃあ、あの「腰掛け」ツイートに賛同した関係者やファンはいったいどうなるんですか。アイドルのまとめサイトでもガンガン取り上げられていましたし。「謝罪が足りない」と言ってるんじゃなくて、具体的な説明のないまま一方的に幕引きされるのはモヤモヤするというか……当事者たちは仲良く和解したのかもしれないですけど、現象としては分断されたままなところはある。
    Z たしかにWAVEのGAMI社長もこの騒動に巻き込まれていたけど、今回の和解ミーティングではとくに言及されていないっぽいね。
    ――「腰掛けのアイドル」が誰なのか、いるのか、いないのか……を追求したいんじゃなくて、あそこまで各方面に反響が及んだということは、「腰掛けレスラーのようなもの」をみんながそれぞれイメージしていたところがあったからだと思うんですね。
    Z 「〜のようなもの」に心当たりがあった。
    ――でも、そこは他者性に関わる話になっちゃうから、普通だったら口には出せないはずなんです。定義はそれぞれだし、プロレスラーとして失格の烙印を勝手に押すことになりかねないわけですから。
    Z それだからヤマモ氏の言い分に、橋本氏が強烈に異議申し立てをしたんだろうしね。
    ――ヤマモ氏の中には「〜のようなもの」はあったはずなんです。橋本さんもそんな「腰掛けレスラー」は実際にいないから強く否定したけど、「〜のようなもの」はなんとなく認識としていたはず。現実ではいなかったかもしれないが、意識の中では「〜のようなもの」は「いた」ってことなんですよ。
    Z 哲学だ。
    ――「プロレスラーはこうあるべきだ」「あんなものはプロレスじゃない」という、ある種のプロレス堕落論的思想に誰しもが支配されてる面は拭えないです。でも、その括り方は政治に彩られ、時代の都合によってジャッジされてきたと思うんですね。いまどこかのリングにビートたけしが上がったらみんな大歓迎ですよ。でも、かつての両国では暴動が起きた。
    Z ライバル団体を貶めるためだったり、その時々の雰囲気によっては許されるもの、許されないものが出てくるね。
    ――「腰掛けレスラー」とは何なのかを理解……いや、ヤマモ氏の発言を理解したいわけじゃないですけど、今回の騒動を機に「〜のようなもの」を整理したかったですよね。
    Z 要するにキミの言いたいことは、ヤマモ氏と橋本氏のあいだで和解や謝罪が図られてたって、「腰掛けレスラー」の認識のあり方としては、なんの解決もしてないんじゃないか……ってことだね。珍しくマジメでIGFの話が出てこない!!
    ――というわけでさん、ちょっと偽ヤマモになってくださいよ。
    Z ……は?
    ――偽ヤマモになるのです。
    Z 何を言ってるんだよ。
    ――ヤマモさんになったつもりで答えてくださいよ。まずボクが「おいコラ、ヤマモ! 腰掛けってどういうことだぁ?」って聞きますから、そこで偽ヤマモらしく、みんなが腑に落ちるピュアハートな見立てを……。
    Z おまえ、アホだろっ(笑)。
    ――お願いしますよ! 困ったら「IGFが悪いゾ〜」とか適当に言えば、Dropkickユーザーはたいてい納得しますから。
    Z それはわからないでもない(笑)。そそのかされたから言うわけじゃないけど、ヤマモ氏の言いたいことはわからんでもないよ。 
    ――おお、偽ヤマモが始動した!! この続きと、村浜武洋、日馬富士、佐々木健介、ジェリコvsケニー、『プライド』解説の記事がまとめて読める「11万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • 村浜武洋“流浪と怒り”のロングインタビュー「やるか!? おう、コラ! ああん!?」

    2017-12-29 11:44  
    110pt
    早すぎた天才――村浜武洋インタビュー。シュートボクシング時代はムエタイ9冠王のチャモアペットと激闘し、K-1フェーザ級トーナメントで優勝。MMAではグレイシーと相まみえ、プロレスではIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦。リングの上で縦横無尽に暴れまわっていた小さな巨人は、地元・石川に帰っていた。そしていまだに鍛え上げられていた村浜の身体には怒気が漲っていたのであった。【オススメ記事『1984年のUWF』を語る】・【検証「1984年のUWF」】船木誠勝「えっ、そんなことが書かれてるんですか? それは全然違いますよ」
    ・『1984年のUWF』はサイテーの本!■「斎藤文彦INTERVIEWS⑬」 
    ・鬱と宗教とUWF……プロレスの信仰心はどこに向かうのか■大槻ケンヂインタビュー
    ・【底が丸見えの底なし沼】『船木誠勝の真実』が真実ではなかった件についての雑談/橋本宗洋・『1984年のUWF』には描かれなかったリングスの実態……■金原弘光
    ・鬱と宗教とUWF……プロレスの信仰心はどこに向かうのか■大槻ケンヂインタビュー
    ・『1984年のUWF』と骨法――堀辺正史の「船木離脱」の真相はデタラメなのか? ■証言者・中川カ~ル――村浜さんに話を伺うために石川県までやってきました。
    村浜 いまって格闘技雑誌ってもうないでしょ〜? ネットは否定派でやらんから、誰が強いのかも知らないですよ。
    ――ああ、そうなんですか。RIZINって知ってます?
    村浜 あ〜〜、総合のやつですよね。誰がいるかとか知らないですね。
    ――那須川天心や武尊もご存じないですか?
    村浜 誰ですか???
    ――人気のキックボクサーがいるんですよ。
    村浜 知らんです。ネット見ないからわからないすわ。いまは大晦日もやってないでしょ。前から言ってたんですよ。お客さんを喜ばせなきゃ、な・く・な・る・ね・ん!って。
    ――あ、一応大晦日の格闘技イベントはやってるんですね。
    村浜 ああ、そうなんですかぁ。でも規模はちっちゃくなってるでしょ。勝てばいいとか、強けりゃいいとかやってるから、こ・う・な・ん・ね・ん!ってことですよ。
    ――じゃあプロレス界の事情も詳しくないんですね。
    村浜 知らないです。全然わからない。
    ――実家の石川県にはいつ頃戻られたんですか?
    村浜 2年か3年くらい前かな。いまはK−1がないじゃないですか。あったら戻ってきてないですけど。
    ――いまは新生K−1があるんですよ。
    村浜 ああ、KrushがK−1になったんですよね?
    ――そうです、そうです。やってるのは谷川(貞治)さんじゃないんですよ。
    村浜 誰がやってるんですか?
    ――宮田(充)さんですね。村浜さんはいまはプロレスの試合はやられてますよね。
    村浜 知り合いに呼ばれたらやってますね。イヤなんですよ、もう。うっとおしくて嫌いなんですよ、プロレスは。
    ――えっ、プロレスが嫌いなんですか?
    村浜 いや、プロレス自体は好きなんですけど、プロレスラーが嫌いなんですよ。行くこと行くとこでヨカタにウソばっかついて。政治、芸能、プロレスラー、ウソの産業界ですよ(顔をしかめながら)。
    ――村浜さんがプロレスラー嫌いだったことは驚きですね。
    村浜 どうしようもないですよ、人間のクズですよ。
    ――ストレートですね(笑)。今日はそのへんを含めて、村浜さんの格闘技人生を振り返っていただきたいです。
    村浜 いろいろやりましたからねぇ。
    ――プロレス、シュートボクシング、K−1、MMA、UーSTYLEも。
    村浜 リングでやるものは全部やりましたよ。ボクシングだけはやってないかぁ。
    ――何が一番楽しかったですか?
    村浜 やっぱり打撃ですね。寝技はうっとおしいんですよぉ。
    ――もともと柔道をやってたんですよね。始めようと思ったきっかけはなんですか?
    村浜 プロレスをやりたかったんですけど、地方にいたら柔道、空手しかないじゃないですか。小中高と柔道。
    ――プロレスラーを目指してたんですね。
    村浜 そりゃ小学校から猪木、馬場とか好きで。プロレスは好きなんですよ。
    ――村浜さんはそこまで身体が大きくないですけど、プロレスラーになれると思ってました?
    村浜 なんとかなるもんですね〜(笑)。なんとかしようと思う気があれば、なんとかなるんですわ。
    ――そこから上京してシーザージムに入るんですね。どうしてシュートボクシングを選んだんですか?
    村浜 当時はね、プロ格闘技ってなかったんですよ。シーザージムかキックボクシングのジム、シューティングはまだお面をつけていた頃ですから。そんなもんくらいしかなかったんですよ。プロでやるといったら、相撲か、プロレスか、キックくらいで。
    ――キックはやろうとしなかったんですか?
    村浜 当時のキックボクサーって身体がガリガリなんですよ、みんな。いまはK−1の影響でビシっとしてますけど。当時は◯◯◯の延長だからガリガリでね。
    ――どんな延長なんですか!(笑)。
    村浜 だからカッコ悪かったんですよぉ。
    ――SBはカッコよかったんですか?
    村浜 タイツを履いてビシっとしてたんでカッコよかったですね。投げもあるし、自分は柔道をやってたんで。
    ――村浜さんのお兄さん(村濱天晴)は骨法をやられてましたよね。
    村浜 ああいうウソくさいのダメなんですよぉ。兄貴とは一時期一緒に住んでましたけどね、何回言っても聞かないですよ。「あんなんウソやで!」って言ってるのに。
    ――骨法は幻想がありましたけどね(笑)。SBはやってみてどうだったんですか?
    村浜 まだ初期の頃ですよ。一期生がみんなやめた頃ですね。吉鷹(弘)さんとアベケン(阿部健一)さんをやった頃ですね。森谷(吉博)さんはまだいるんですか?
    ――SBの広報をやられてますね。
    村浜 入った時期は森谷さんと同じくらいなんですよね。シーザージムに通いだしてすぐにアマチュアの大会があったんですよ。そこで優勝してジムの内弟子みたいな感じになって。でも、途中でイヤになって内弟子もやめたんですよ。いろいろと決まりがうるさいから。
    ――村浜さんは自由で生きたかったんですかね(笑)。
    村浜 中にいると、いろいろとうっとしいんですよぉ。内弟子をやめただけで選手は続けましたけどね。
    ――あの頃の村浜さんって、他団体のキックボクサーを過激に挑発しまくってましたよね。
    村浜 ああ、立嶋(篤史)とかあのへんですね。立嶋とかまだやってるんですよね?
    ――息子さんと一緒にやられてますね。挑発することは周囲から止められなかったんですか?
    村浜 会長から「言え言え」言われましたから。
    ――あ、シーザー会長に(笑)。 
    村浜 「いいから言え!」って。立嶋とやらせようとしてたんじゃないか。なつかしいなぁ。マスコミも面白がってくれて、バックに会長がおったから怖くなかったですよ。 
    ――ムエタイ7冠王チャモアペットと激闘を繰り広げて、K-1フェザー級トーナメントでは前田憲作、佐藤堅一を破って優勝して、有言実行しちゃうんだから凄いですね。
    村浜 ああー、あのK−1は97年だから、もう20年前ですよぉ。おそろしいわ! あんときは「フェザー級の強い奴が出るからやるか?」って言われて「はい」って。
    ――あの企画は時代を先取りしすぎましたよね。そのあと村浜さんは階級上の試合が多くなるじゃないですか。村浜 ま〜あ、どっちでもいいですけどね。競技化するとよくないんですよ。みんな一緒になっちゃうから面白くないんですよ。強けりゃいいとかぁ、勝てばいいとかぁ、だからいま大晦日ないでしょぉ? こ・う・な・る・ね・ん!って話で。
    ――村浜さんはSBをやめちゃいますよね。
    村浜 当時はSBを競技として面白くするために「あーしましょう、こーしましょう」って言ってたんですけどね。SBルールの打撃は減点法じゃないですか。投げは加点法。そこがわかりづらいんじゃないかなって思ってたんですよ。打撃で押していても2〜3回投げたら勝ちだから見ててわかりづらい。
    ――村浜さんとしては投げがないほうがよかったんですか?
    村浜 いや、自分は柔道をやってたからあったほうがいいんですよ。投げのうまい奴がいなかったし。でも、立ち関節も総合でも極まらないでしょ。極まらんから誰もやらないんですよ。投げもレスリングのテイクダウンとはちゃうんですよね。これがSBだというスタイルが確立できればよかったんですけど
    ――SB最後の試合も判定で勝ったことに納得がいかなかったみたいですね。
    村浜 自分は負けてるんですよ。でも、自分が判定で勝ったんですよ。
    ――SBのエースだったわけですから、シーザー会長に引き止められませんでした?
    村浜 「やめる」と言いに行ってもいないんですよ。だから手紙を書いておしまい。
    ――そのあとキックをやるのではなく、プロレス転向したことに驚いたんですよね。
    村浜 大阪プロレス。デルフィンと知り合いやったから。雑誌かなんかで面識はあったんで。『週刊ゴング』やったかな。プロレスも好きやったし、やろうかなと。
    ――立ち技は考えはなかったんですか?
    村浜 当時ね、K−1はヘビー級しかなかったから。あとはプロレスか総合しかなかった。キックはもう安いんですよぉ(険しい顔で)。
    ――ああ、ファイトマネーが。
    村浜 やっすい。いまもそうですけど、キックは金にならんですよ、もう。生活できないですよね。
    ――プロレスデビュー当初は格闘スタイルでやることに納得してなかったんですよね。
    村浜 プロレスの練習してましたからね。いい加減なんですよぉ。いい加減なんですよ、プロレス界は。
    ――どんな風にいい加減だったんですか?
    村浜 プロレスをやるという話になったんですけど、「格闘スタイルでいってくれ」と。プロレスの練習してるのに「なんで?」って。いい加減なんですよぉ
    ――大阪プロレスからすると、村浜さんの格闘家として名前を活かしかったんじゃないですかね
    村浜 いやいやいや、プロレスを見に来るお客さんによくないですよ。ラーメン屋でスパゲッティが出てきますか? スパゲッティ食ったらうまかったし、金は払うけど、なんか納得せえへんでしょ。格闘技は格闘技、プロレスはプロレス。
    ――当時の格闘家ってプロレスに嫌悪感を抱く人が多かったですよね。プロレス転向は周囲から何か言われませんでした?
    村浜 ああ、なんか言われましたけど。「プロレスなんかやりがって!」とか格闘技のほうから言われましたけど、まあ自分は面白いことをできればよかったんで。ちゃんと練習してましたからね。練習でバンプを取りすぎて眠れなかった。痛くて痛くてねぇ。
    ――本格的に練習をしてたんですね。
    村浜 いま格闘家でプロレスをやる奴はしょっぱいでしょぉ? バンプも取れん、セールもできん。そんなのお客さんに失礼なんですよぉ。プロレスを見に来たお客さんはプロレスを見たいんですよぉ。そこは真剣勝負どうの関係ない。プロレスを見せなきゃアカンですよ。
    ――村浜さんはプロレスの傍ら、総合格闘技もやりましたよね。
    村浜 そんときはなんやかんや格闘技も好きだったので練習はやってたんですよ。弱くなるのイヤなんですよ。総合が流行りだしたからリングスに出て、DEEPでホイラー(・グレイシー)とやって。ホイラーとドローですよ。
    ――DEEPやリングスに上がったのはギャラがよかったからですか?
    村浜 リングスはまあまあで、DEEPはそりゃあよかったですね。稼ぎましたね! ハッハッハッハッ!
    ――佐伯さんが大盤振る舞いしてたときですね(笑)。
    村浜 佐伯さん、まだ金を持ってるときだから。佐伯さんは大阪プロレスのプロモーターやっててね。「格闘技イベントやらんか?」って誘われて。
    ――ホイラーと戦ってみてどうでしたか?
    村浜 なんもないですよ。寝技をやらなかったですから。寝技やったらやられるのは決まってるから。フハハハハハ。
    ――総合はその後も何戦かされましたね。
    村浜 あのー、寝技は性に合わないですよぉ。やっぱり打撃、打撃ですね、はい。ファンに喜んでもらわないといけない。勝ちゃいい、強けりゃいいとかホントよくないんですよね、お客さんに喜んでもらわないといけないのに。何回言ってもわからないんですよ、もう。だから人気もなくなって、いまは大晦日もなくなるんや!って。いい試合をしないといけないのに、勝ちゃあいい、強けりゃいいでぇ〜。
    ――K-1MAXで山本KIDとも戦いましたけど、あの試合はヒザのケガがあって本調子じゃなかったみたいですね。
    村浜 いやあ、ケガの影響はなかったですね。それよりも3日前に大阪プロレス主催のスーパーJカップがあったんですよ。「出てくれ」って断りきれなかったですね。そこの影響はさすがにあるわって。
    ――ちょっと話は戻りますけど、SB時代のインタビューで鈴木みのる選手について「帰ってきたぜ〜とかクサい」と言及したら、パンクラス番の格闘技ライターから村浜さんに圧力があったという話がありましたよね。
    村浜 ああ、あった。おぼえてないけど、「クサい」ってやつね。なんかあった記憶はあります。おぼえてない、おぼえてない。
    ――言論統制があったという話ですけど。
    村浜 ま、そこまではなかったですね、おぼえてないですけど、「関係ないやん!」って話なんですけど。クソが固まりよるんですよ、プロレス界の連中は。鈴木とかいまプロレスをやってるでしょ。ほんとにもう、どうしようもない(顔をしかめながら)。プロレスを否定してパンクラスを作ったんでしょ? なぜまたプロレスをやるんや?って思いますよ。なんでやるんですかね? 
    ――まあ、いろいろ経験してプロレスの魅力に気づいたということなんじゃないですかね。
    村浜 ちゃいますよ! そんなもん、プロレスでメシを食うためでしょ!! カッコ悪いですよ、あんなもん。ハハハハハハ。
    ――当時は鈴木みのるさんのことが好きじゃなかったんですか?そういえば、こないだ上井さんのとこに出たとき「おまえらやるのか?ああん!?」って怒鳴ったらビビってましたからねぇ。村浜武洋は何に怒っているのか? 12000字インタビューはまだまだ続く……この続きと、日馬富士、ヤマモ騒動、佐々木健介、ジェリコvsケニー、『プライド』解説の記事がまとめて読める「11万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • 世にも奇妙なヒース・ヒーリング!? モスクワのドクター・フランケンシュタイン■MMA Unleashed

    2017-12-29 00:12  
    55pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは年忘れMMA奇譚集!「モスクワのドクター・フランケンシュタイン」「ダゲスタンでの試合で、元UFCファイターが逃亡によるTKO負け」「代打出場のファンがチャンピオンベルト奪取」の3話をお届けです!

    第1話 モスクワのドクター・フランケンシュタイン
    MMA戦歴45戦のベテラン、ヒース・ヒーリングは、病院での経験についてのエピソードには事欠かない。
    例えば、ヒーリングは日本の病院には絶大な信頼を置いており、ケガをしてもすっかり治ってしまうので、PRIDEでの負傷は負傷のうちに入らないと見なしていたほどだ。しかし、2000年のモスクワでの経験は、そんな“テキサスの暴れ馬”をもってしても、ちょっとしたものだった。
    ヒーリングはもはや対戦相手の名前も覚えていないというが、とにかくモスクワで試合をして、TKOで敗れ、顔面に大きな裂傷を負ってしまった。早く縫合しないといけないと考えたヒーリングは、同僚の選手が帰国してから病院に行った方がいいとアドバイスするのも聞かず、モスクワの病院に行くことにした。
    病院に行くまでが、まずおかしかった。
    「救急車に驚いた。サイレンを鳴らして爆走するんだ。どう考えても救急ではなかった」
    病院の救急受け入れのゲートでは、自動小銃を持った男がヒーリングを迎え入れた。
    「建物の中に入って驚いた。担架に乗った死体があちこちに置かれているんだ。床は血だらけ。こりゃいったい何なんだ、と思ったよ」
    待合室で隣にいた男の顔面は、斧(おの)でカチ割られたように見えた。もうちょっとマシな見た目の別の患者はヒーリングに、あなた、自分がアメリカ人であることを明かしてはいけませんよ、と忠告してくれた。
    「医者たちが今、あなたの話をしていて、どうやらスウェーデン人だと思っているみたいです」
    やがて看護師がやってきて、病院で最も腕の良い医師が治療しますと伝えられた。
    「そしてその医師がやってきた。くわえタバコで、『はいはい、縫合ね』という感じだった。私がお願いしますと言うと、彼は『いくつにする?1つ?2つ?』と言うんだ。まあ、冗談なんだろうなと思った。私の傷は大きくて、たぶん20針くらいは必要だったはずだ。私は、『まあ、2針は必要なんじゃないでしょうか、って、冗談ですよね』と答えていた」
    「一緒に廊下を歩いていたら、手術室の前で医師が急に立ち止まり、振り返ってこう聞いてきた。『AIDSは?HIVは?肝炎は?』。で、私は『何も持っていませんよ』と答えた。すると医師は、別の手術室へとヒーリングを案内した」
    「手術室には血が付いたテーブルがあった。その上に横になりなさいと医師が言った。私は吹き出してしまった。冗談だと思ったんだ」
    しかし、冗談など1つもなかった。
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  • 【全文公開】旗揚げから3年――数字で見るRIZINの大変化!!

    2017-12-28 21:34  
    唐突に更新する「ジャン斉藤のMahjong Martial Artas」――今回のテーマは旗旗揚げから3年――数字で見るRIZINの大変化!!【関連記事】・金子達仁『プライド』……高田延彦が語った「ロープつかみ」の真実・藤田和之…こんなプロレスラーはもう2度、現れないだろう。だからプロレスで燃え尽きて欲しい・ケビン・ランデルマンが生き抜いた時代・『ファイヤープロレスリング』とUWF、純須杜夫の死――今年で3回目を迎えるRIZIN年末イベント――。旗揚げ当初には想像もつかなかった選手たちが参戦して躍動していますが、この3年間でRIZINは日本のメジャーイベントとしてどう変わっていったのでしょうか。数字から振り返ってみました。
    まずは選手の平均年齢です。那須川天心やKINGレイナ、浅倉カンナら10代ファイターの登場でだいぶ若返ってる印象が強いんですが、実際のところはどうなんでしょう。
    2015
  • 【謎のシン・ブラザーズ】東スポプロレス大賞2017答え合わせ■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2017-12-28 20:26  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは、東スポプロレス大賞2017結果発表〜!<関連記事>
    内藤2連覇? 北村新人賞? 東スポ「プロレス大賞」を予想する
    ――Zさん! 2017年の『東京スポーツ』選定プロレス大賞が発表されましたので、予想企画の“答え合わせ”をやりましょう。まずはMVPですが、これはZさんの予想どおり内藤哲也選手でした。
    事情通Z まあ、これは誰でも予想できるよね(笑)。内藤選手はIWGPのベルトは獲れなかったけど、年間を通して話題を作ったという評価でしょう。従来のプロレス大賞はベルトが重要視されていたけど、「継続して話題を提供できるか」っていう基準が確立できつつある。ただ、他団体の場合は、かなりの話題を提供しないと……。
    ――でも、東スポの話題性ってよくわかんないところがありますよね。IGF系の選手がよく取り上げられたり。IGFマニアからすれば大歓迎なんですど!
    Z 新日本は観客動員や注目度、影響面からして頭がひとつふたつどころじゃないくらい飛び抜けてるから。記事にしても反響が全然違う。プロレス界の外にも話題を作れれば、他団体もチャンスがあると思うよ。
    ――ベストバウトはこれまた予想どおりオカダ・カズチカvsケニー・オメガでした。
    Z まあ、これも誰でも予想できる(笑)。あんなに凄い試合をやられちゃうと、太刀打ちできないでしょ。試合内容に関していえば、候補に挙がった諏訪魔vs宮原健斗もオカダvsケニーに対抗できるレベルだったんだけど、2回続けてあそこまでハイレベルだと、さすがに……。普通は2連続でやったらマンネリ化しちゃうもんだけどね。
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  • 高田vsヒクソンの真実とは? 金子達仁『プライド』を読んだ感想■ジャン斉藤

    2017-12-25 06:30  
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    PRIDE生誕20周年を記念して、あらためて高田延彦vsヒクソン・グレイシーの真実に迫るノンフィクション『プライド』(金子達仁/幻冬舎)。20年の時を経て明かされる衝撃の事実とは――? Dropkickニコ生配信で語られた『プライド』の感想を再編集・加筆した記事になります!(語り・ジャン斉藤)
    【関連企画】忌まわしき2003年大晦日とPRIDEの終焉――!!山本宜久 「ヒクソンと戦ってるとき、放送禁止用語が聞こえてきたんですよ…」今回は金子達仁さんが高田延彦vsヒクソン・グレイシーの舞台裏を綴った『プライド』の感想をしゃべります。この本にはじつは最後にオチが用意されていまして、そこにも触れますので、まだ読んでいない方は聞かないください!(笑)。
     本題に入る前にですね、ボクのUWFへの思いを決定づけた大きな出来事があるんですね。これは中学生の頃の話になっちゃうんですけど、ボクは福島県いわき市四倉町という海辺の町の出身で。いわき市といえば、ここしばらくは原発の問題で揺れ動いてますけども。その町の盆踊り大会に「UWF世界チャンピオン高田延彦が来たる!」という告知があってもう大興奮ですよ。「UWF世界チャンピオンという肩書きは何?」という疑問はあったんですけど。ところが当日になって「試合のケガのために……」という案の定なアナウンスがひっそりとされまして。まあ最初から来るわけがなかった話ですよね。それからUWFと高田延彦のことはあまり信用できないんです!(笑)。
    そこが出発点ということもありますし、UWFに関していえば、キレイすぎる物語に辟易してるところもあってですね。この『プライド』も高田延彦と榊原信行2人の物語としては美しいんですけど、四倉町盆踊り大会の件もあって、高田本部長に不信感があるボクはどうも穿った見方をしてしまうんですね(笑)。
     この『プライド』で高田本部長はそこまで深くしゃべってないんです。いや、しゃべってても、そこは金子さんが高田本部長の発言を取捨選択しちゃったのかもしれませんけど……。
    逆に前田日明さんはあることないこと、しゃべりすぎるんですけどね。よくわからないことまで得意気にしゃべっちゃうところがあって、最近は「アメリカのね、ビジネスは凄いことになってるんですよぉ」ってね、今頃ですか!っていう(笑)。そこは前田さんと高田本部長は非常に対照的なんですけど。
    金子さんは2003年にも『泣き虫』という高田本部長の自伝を出してるんですね。『プライド』と読み比べてもらえればわかりますが、『泣き虫』のほうがデティールが圧倒的なんです。
    『プライド』は高田本部長を基点に、ヒクソンと榊原さんをクローズアップされていて、そこに高田本部長の現在の人間関係が反映されてるというか……。たとえば『プライド』では「以前観た何かの試合でロープにしがみつく相手にえらく苦戦していたのは知っていたからね」と発言してるんですけど。『泣き虫』のほうでは「ヒクソンは以前、うちの山本宜久と戦ったことがあって、そのときはロープにしがみつく山本を引き剥がせなくてえらく苦戦したんです」とある。
    高田本部長の口から元・高田道場のヤマヨシの名前が出てこない『プライド』。金子さんもフォローしていない。高田本部長とヤマヨシは現在絶縁状態ですから、そこは意図的に存在を外してると見えるんですね。何が言いたいかというと、ヤマヨシ以外にも、高田本部長と距離がある人間との描写は凄く薄くなってる、もしくは完全に消しているんじゃないのか……と。元広島カープの西山秀二や、元小結の寺尾との関係の濃さは伝わってくるんですけど(笑)。これはあらゆるパートで感じてしまいました。『泣き虫』には好意的に描かれていた前田日明とヒクソン戦前にリングス道場でミーティングをした光景も、『プライド』にはありません。ヒクソン戦をやるざるを得なかった白紙委任状の扱いも『泣き虫』のほうが真に迫っている。
    その『泣き虫』は高田本部長は初めて“プロレスの仕組み”を明かして、いまの言葉で言えば大炎上したんです。格闘技とプロレスの違いを説明するためだったので、それはもう仕方ないことだと思うんですけども、プロレス界から大批判を浴びたことで、高田本部長と金子さんはトラウマになったみたい話を聞きますね。
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  • ボブ・サップ、元恋人へのDV騒動■事情通Zのプロレス点と線

    2017-12-25 06:15  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマはボブ・サップ、元恋人へのDV騒動です!――た、た、た、大変です! ボブ・サップの元恋人が6年間にわたりサップからDVを受けていたと『週刊文春』誌上で告発しました!
    事情通Z とうとう出ちゃったねえ。
    ――記事によれば「俺はナイラはやらないから!」と叫んだとか。ナイラはモンゴル語で「八百長」を意味。サップはイヤイヤ無気力試合をやってたんですね……。
    Z それは日馬富士から暴行を受けた貴ノ岩の話だよ! 俺も『週刊文春』を読んだけど、「いきなり私を1.5メートルの高さから床に投げつけた後、身体中を殴り始めたのです」ってヤバイでしょ。
    ――国立競技場『Dynamite!』ゲイラ戦の試合レポートですよね、完全に。
    Z サップってこれまでもいろいろと騒動を起こしてるよね。
    ――K-1のオランダ大会当日、バンテージを巻いたまま控室から逃走してますね。
    Z どういうシチュエーションなんだよ、それ(笑)。
    ――あと『Dynamite!! 勇気のチカラ2010』の鈴川真一戦も、ギャラを巡って試合当日にドタキャンしてます。サップのトラブルメーカーぶりについて、元K-1プロデューサーだった谷川貞治を取材するマスコミがあってもおかしくないですけど、ヤブヘビになりかねないから難しいですよね。K-1のオランダ大会の逃亡は「マフィアに脅された!」とかサップは証言してますし。
    Z 何も聞かなかったことにしよう(笑)。今回の件は各方面のマスコミと接触しているという噂があったけど、なかなか記事にならないから掲載が見送りになったのかと思ってた。じつはだいぶ前にも週刊誌が取り上げる、取り上げないという話があったそうなんだよ。この続きと、村浜武洋、日馬富士、ヤマモ騒動、佐々木健介、ジェリコvsケニー、『プライド』解説の記事がまとめて読める「11万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • 【誰だと思ってるんだ!?】ヤマモの「アイドルの腰掛け」発言とは何か?■事情通Zのプロレス点と線

    2017-12-21 23:16  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは「ヤマモのアイドルの腰掛け」発言とは何か? です!!(聞き手/ジャン斉藤) ――え〜んちょう! え〜んちょう!! 延長だ! 
    事情通Z いきなり何を叫んでるんだよ。
    ――ここ最近SNSを騒がせていたヤマモことリングアナの山本雅俊氏と、ライターの橋本宗洋さんの「腰掛け」バトルがなんだかよくわからないまま終わっちゃったんですよ。金返せ〜!! 払ってないですけど。
    Z ヤマモ氏が「プロレスは有名になりたい為のアイドルさんの腰掛けではありません。集客の為にプロレスのハードルを業界自らが下げるから、いつまで経っても肝心なレスラーの稼ぎや立場が向上しないのです」とツイートした件ね(現在削除済み)。ヤマモ氏も全面的に謝罪したんだから蒸し返さなくていいじゃん。 
    ――この騒動とは無関係のDDTが仲裁に入ったことで収拾したわけですけど。「この俺を誰だと思ってるんだ」とまで罵りあったわりには唐突感が……。橋本宗洋ツイート https://twitter.com/Hassy0924/status/942980882654150657山本雅俊ツイート https://twitter.com/yamamosiki/status/942970691325804549
    Z キミの場合は暇潰しに煽りたいだけでしょ?
    ――いやいやいやいやいやいやいや まさかっ。パイオニア戦志の剛竜馬vs青柳政司で立会人を務めたアニマル浜口な気分ですよ!
    Z 30代以下の人間がわからない例えを出すんじゃないよ! ヤマモ氏は「腰掛け」ツイートも削除して、やりあった橋本氏、そしてプロレスファンやアイドルたちに謝罪したんだし。
    ――ちょっと待ってください。じゃあ、あの「腰掛け」ツイートに賛同した関係者やファンはいったいどうなるんですか。アイドルのまとめサイトでもガンガン取り上げられていましたし。「謝罪が足りない」と言ってるんじゃなくて、具体的な説明のないまま一方的に幕引きされるのはモヤモヤするというか……当事者たちは仲良く和解したのかもしれないですけど、現象としては分断されたままなところはある。
    Z たしかにWAVEのGAMI社長もこの騒動に巻き込まれていたけど、今回の和解ミーティングではとくに言及されていないっぽいね。
    ――「腰掛けのアイドル」が誰なのか、いるのか、いないのか……を追求したいんじゃなくて、あそこまで各方面に反響が及んだということは、「腰掛けレスラーのようなもの」をみんながそれぞれイメージしていたところがあったからだと思うんですね。
    Z 「〜のようなもの」に心当たりがあった。
    ――でも、そこは他者性に関わる話になっちゃうから、普通だったら口には出せないはずなんです。定義はそれぞれだし、プロレスラーとして失格の烙印を勝手に押すことになりかねないわけですから。
    Z それだからヤマモ氏の言い分に、橋本氏が強烈に異議申し立てをしたんだろうしね。
    ――ヤマモ氏の中には「〜のようなもの」はあったはずなんです。橋本さんもそんな「腰掛けレスラー」は実際にいないから強く否定したけど、「〜のようなもの」はなんとなく認識としていたはず。現実ではいなかったかもしれないが、意識の中では「〜のようなもの」は「いた」ってことなんですよ。
    Z 哲学だ。
    ――「プロレスラーはこうあるべきだ」「あんなものはプロレスじゃない」という、ある種のプロレス堕落論的思想に誰しもが支配されてる面は拭えないです。でも、その括り方は政治に彩られ、時代の都合によってジャッジされてきたと思うんですね。いまどこかのリングにビートたけしが上がったらみんな大歓迎ですよ。でも、かつての両国では暴動が起きた。
    Z ライバル団体を貶めるためだったり、その時々の雰囲気によっては許されるもの、許されないものが出てくるね。
    ――「腰掛けレスラー」とは何なのかを理解……いや、ヤマモ氏の発言を理解したいわけじゃないですけど、今回の騒動を機に「〜のようなもの」を整理したかったですよね。
    Z 要するにキミの言いたいことは、ヤマモ氏と橋本氏のあいだで和解や謝罪が図られてたって、「腰掛けレスラー」の認識のあり方としては、なんの解決もしてないんじゃないか……ってことだね。珍しくマジメでIGFの話が出てこない!!
    ――というわけでさん、ちょっと偽ヤマモになってくださいよ。
    Z ……は?
    ――偽ヤマモになるのです。
    Z 何を言ってるんだよ。
    ――ヤマモさんになったつもりで答えてくださいよ。まずボクが「おいコラ、ヤマモ! 腰掛けってどういうことだぁ?」って聞きますから、そこで偽ヤマモらしく、みんなが腑に落ちるピュアハートな見立てを……。
    Z おまえ、アホだろっ(笑)。
    ――お願いしますよ! 困ったら「IGFが悪いゾ〜」とか適当に言えば、Dropkickユーザーはたいてい納得しますから。
    Z それはわからないでもない(笑)。そそのかされたから言うわけじゃないけど、ヤマモ氏の言いたいことはわからんでもないよ。 
    ――おお、偽ヤマモが始動した!! この続きと、村浜武洋、日馬富士、佐々木健介、ジェリコvsケニー、『プライド』解説の記事がまとめて読める「11万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
     
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  • カネと名声に溺れて、コナー・マクレガーはダメになってしまったのか■MMA Unleashed

    2017-12-21 22:58  
    55pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは復帰は絶望的? 「カネと名声に溺れて、コナー・マクレガーはダメになってしまったのか」です!11月上旬のベラトール・ダブリン大会で試合後にケージに乱入、レフリーとスタッフに手を掛けるという狼藉(ろうぜき)を働いたコナー・マクレガー(くわしくは『コナー・マクレガーなら何をやっても許されるのか! ベラトール乱入事件後の関係者の不気味な沈黙』参照)。そのマクレガーの奇行乱行は、その後もとどまるところを知らない。
    11月末、ダブリンのパブでマクレガーが地元ギャング組織ともめ事を起こしたらしいとの報道があった。アイルランドのベテランの犯罪記者が、テレビ番組で次のように語ったことで、現地メディアが大騒ぎになったのだ。
    「コナー・マクレガーは現在、非常に危険な状況にあります。彼は、恐らくは彼自身に原因がないことで、キナハン(ギャングの一派)系の危険な集団とのもめ事に巻き込まれています。ギャングにとって、コナー・マクレガーが何者であるのかは関係ありません。相手が誰であれ、下水溝に引きずり込むだけです。
    今から48時間以内に、コナーがまだ国内にいるようであれば、警察がコナーに危険を警告する可能性があります。これは大変深刻なニュースです……情報筋によると、コナーは偶発的か意図的かは別として、大変な重要人物と争ってしまったようなのです。コナーは命の危険にさらされています」
    このニュースは、ゴシップ好きな英国やアイルランドのタブロイド紙でセンセーショナルに報じられた。マクレガーに暴行されたギャングが、マクレガーに90万ユーロ(約1億2,100万円)を要求しているとか、マクレガーはすでに国外に逃亡した、などの報道が飛び交った。この続きと、村浜武洋、日馬富士、ヤマモ騒動、佐々木健介、ジェリコvsケニー、『プライド』解説の記事がまとめて読める「11万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
     
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