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記事 24件
  • 【13万字・記事詰め合わせセット】北尾光司、骨法、レッスルマニア、平成ベストバウト……

    2019-04-30 23:59  
    550pt



    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part63は大好評インタビュー13本、コラム7本、13万字オーバーで540円!!(税込み)

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    part63
    ◎プロレス番記者が見た「北尾光司の真実」■柴田惣一

    ◎U系平成のベストバウトは高田延彦vs北尾光司!■金原弘光

    ◎打撃+レスリングを支える強靭なメンタル! 朝倉未来の強さを語る■大沢ケンジ

    ◎ONE Championshipのことが130倍好きになる方法

    ◎【再録】平成最大のファンタジー「骨法」!!  矢野卓見、愛と悲しみの17000文字インタビュー

    ◎レッスルマニアウィーク現地取材レポート■斎藤文彦INTERVIEWS

    ◎「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円」問題……ボクシングを冒涜してるのは誰か?

    ◎表より面白かった「裏レッスルマニア」の裏側とは?■タカ中山インタビュー

    ◎憂流迦RIZIN欠場、UFCと契約しそうな4人の日本人■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ◎三銃士、四天王、UWF、邪道…平成のプロレスを変えた5つの勝負■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    ◎判定・新時代は到来している!! これでわかったジャッジ最前線■松宮智生 日本MMA審判機構

    ◎人間風車ビル・ロビンソンから何を学べるか?■対談・中井祐樹×鈴木秀樹

    ◎【全女最強伝説15000字】前川久美子「どっちかが死ぬんじゃないか…と思う試合はいくらでもあった」

    ◎オマスキファイトのMMA Unleashed

    ・昭和男OMASUKIが振り返る平成ベストバウト、そして令和へのたくらみについて

    ・カルト人気上昇中! ベアナックル・ボクシングとは何か

    ・スキャンダル祭り! 春のMMAスター近況㊙報告■MMA Unleashed

    ・MMAファンのためのレッスルマニア案内:ロンダ・ラウジー、いよいよマニアのメインイベントへ!

    ◎この試合がキックを変えた! 平成の立ち技ベストマッチ5■高崎計三

    ◎アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    ・平成アメリカンデスマッチベストバウト5

    ・新日本、DDT、スターダム…過去最大「裏レッスルマニア」大解説!!

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    元「東京スポーツ」の記者で北尾光司の担当だった柴田惣一さんが謎多き元横綱、プロレスラー北尾を1万字で語ります! ――北尾光司さんが今年の2月10日に亡くなっていたことが明らかになりました……。
    柴田 先日、Dropkickでの小佐野(景浩)さんとの対談で北尾さんの話をしたばかりだったのにね……。【時代とプロレス論】北尾はなぜ大成しなかったのか■柴田惣一☓小佐野景浩柴田 でも、じつは2月頃から、そういう噂は何度も流れてきていたんですよ。
    ――あっ、そうだったんですか?
    柴田 2月10日に亡くなったあとだったのかなあ、北尾さんが「死んだんじゃないのか……」という話が流れてね。いろんなところに確認したんだけど、何か嫌な予感がして、ボクもそこまで真剣には裏取りはしなかったんですよ。何度も何度も、そういう情報が出てきたから、かつて北尾さんのマネジャーで島田(十九八)さんという方に何回か連絡したんだよね。
    ――梶原一騎の映画製作会社・三協映画のプロデューサーだった方ですね。
    柴田 いま思うと島田さんはご存知だったのかもしれない。家族の方が「四十九日が終わるまで公にはしたくない」ということで、島田さんも口にはできなかったんじゃないかなあって。
    ――報道されたのは四十九日明けでしたね。
    柴田 島田さんのところには、いろんなマスコミから問い合わせがあったみたいで、ボクに「◯◯新聞社から問い合わせがきたよ」「□□テレビが……」とか電話をくれるんです。島田さんからすれば「気づけよ」というサインだったんじゃないかな。
    ――どうせなら北尾さんの番記者だった柴田さんに一報を報じてほしいということだったんですかね。
    柴田 まあ、番記者としてずっと付き合ってきたからね。ボクも薄々「亡くなっているんだろうな……」とは思ったんだけど、なんか信じたくなくてね。それにいまは新聞社の人間でもないし、ご家族にイヤな思いをさせてまで情報を抜いてもね。
    ――葬儀は奥さんと娘さんの2人だけで行われたそうなんですよね。
    柴田 それもご本人の意向だったんだろうな。最後まで世間から消えて生活されていましたよね。あんな身体の大きな人が世間から隠れられるとは思えないんだけど。いまの時代、絶対にどこからも逃げられないからさ。病院に入院していたとしても、ジャイアント馬場さんが亡くなったときだって、病院関係から情報が漏れちゃったわけだから。「隠そうと思っても隠せない」と思っていたんだけど。
    ――橋本真也さんが亡くなったのも、病院関係から漏れてマスコミに伝わったみたいですもんね。
    柴田 病院なんてお医者さんや看護師さんだけじゃなく、外来の患者さんや出入りの業者さんなんかもいるわけだから。
    ――ここまで徹底して外界と遮断するって、やっぱり本人に強い意志がないと難しいですよね。
    柴田 本当に表に出るのがイヤだったのかなあ。相撲界からもプロレス界からも、いろいろ言われていたわけじゃない。そういうこともあって、世間に対して不信感みたいなのがあったのかもしれないね。
    ――どうせ自分のことをわかってくれるわけでもないと。
    柴田 北尾さんが新日本プロレスに参戦したときに所属していた芸能事務所アームズの富岡(信夫)さんとも話をしたんですよ。彼も亡くなっていたことを全然知らなくてね。富岡さんは北尾さんとケンカ別れしたわけじゃないんだけど、新日本と揉めてやめたときから関係が終わっちゃって。結婚式にも呼ばれてなかったんだって。
    ――北尾さんって、自分の過去をバッサリ捨てちゃう……というような感じだったんですね。
    柴田 そうかもしれない。結婚式なんて豪華だったけど、大相撲関係の方はいたのかな? プロレス関係だって東スポの社長と部長とボク、あとはベースボールマガジン社も誰かいたかなあ。奥さんのほうからはいっぱい来ていたけど。天龍(源一郎)さんもいなかったし、新日本で仲の良かった藤波辰爾さんや坂口征二さんなんかも「なんで呼んでくれなかったのかな」って。二次会なんて、新郎側はボク一人だった。
    ――北尾さんの人脈からすると、その少なさは考えられないですね。
    柴田 プロレスもやめて格闘技も引退して、立浪部屋のアドバイザーになったじゃない。そのときに、富岡さんのところに「もう一回マネジメントやってくれないか」という話があったそうです。でも当時は富岡さんが経営するアームズという会社もなくなってたし、「違う会社にいるからできないよ」と断ったらしいんですよ。で、「何をしようとしているの?」と聞いたら「ジムをやりたい」と。詳しい話をいろいろ聞いていたんだけど、なにか話が噛み合わないらしいんだよね。だから「何のジム?」と聞いたら、「奥さんの病院の事務」だって。
    ――えーー!?
    柴田 奥さんが開業するから「そこの事務員でもやろうかな」だって。それがちょうど、立浪部屋にアドバイザーとして戻ってきた頃だったらしい。あとは、何年か前にどこかで杖ついてタクシーに乗るのを見たというのは聞いたことがあったんだけど。
    ――本当に情報がシャットアウトされていたんでしょうね。
    柴田 見事な情報統制だよね。
    ――東スポの記者時代、柴田さんは北尾さんの相撲時代から追われていたんですか?
    柴田 いや、北尾さんがプロレスに転向して「ルー・テーズの道場に行く」というのがあったじゃない。そのときが北尾さんとの初対面だったから、北尾さんが相撲を辞めた真相とかは、直接、取材してないし、現場にいたわけではないですね。
    ――北尾さんの廃業の件をボクなりにいろいろ調べたんですが……当時横綱だった北尾さんが相撲をやめるきっかけになった女将さんへの“暴力事件”というのは、じつは北尾さんは暴力は振るってなかった……という話をあちこちから聞いたんですよ。
    柴田 それは絶対にそうだと思う。さすがに「女性には手を出さない」って。あの身体で本当に蹴っ飛ばしたり、殴っていたら大ケガするよ。もしかしたら、何かの拍子に腕を振り払ったりしたのかもしれない。仮に女将さんがそんなことがあったとして、普通なら部屋の女将さんは弟子をかばうでしょ。
    ――部屋の不祥事ですもんね。しかも横綱ですよ。
    柴田 たとえ親方とのあいだに問題があったとしても、女将さんが調整役になるよね、普通は。だけど、そういう情報が容易に漏れたというのもおかしいよね。
    ――そして北尾さんが暴力を振るった際に「あんなちゃんこが食えるか」と怒鳴って立浪部屋を脱走したという話になっていますが、その言葉の真意はべつなところにあったか。
    柴田 そうなんだよ。ボクが聞いた話では、ちゃんこ代なんかは当然部屋が出すし、タニマチも肉とかいっぱい差し入れしてくれるんだけど、立浪部屋にはそういう付き合いが、あまりなかったらしい。当時の立浪部屋では横綱だった部屋頭の北尾さんが、ちゃんこの材料費とかも、一部出していたらしいんだよね……。で、北尾さんが別の部屋に出稽古に行ったときに「ちゃんこ食っていってください」となって、食べたら「こんなうまいの!?」と驚いたらしいよ。
    ――ああ、「あんなちゃんこが食えるか」に繋がってきますね。大好評インタビュー13本、コラム7本、13万字オーバーのまとめ記事はまだまだ続く…… 
  • 打撃+レスリングを支える強靭なメンタル! 朝倉未来の強さを語る■大沢ケンジ

    2019-04-26 10:43  
    81pt
    「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠のコーナー! 今回のテーマはRIZINでルイス・グスタボに激勝した朝倉未来の強さです!【関連記事】・タダモノじゃない朝倉兄弟の兄ミクル……その「死と覚悟」を大沢ケンジが聞く――大沢さん!朝倉未来選手、強かったですね!
    大沢 いやあ、本当にミクルは凄かったなあ。前にミクルと対談したときに「覚悟は決まってます」って口にしてたじゃないですか。「命を懸けることが好きだ」とも言ってましたけど、ミクルの行動には矛盾がないんですよね。そこはファッションじゃないというか、ミクルは試合前に遺書を書いてるってことですけど。ある選手も「試合前に遺書を書いている」と言ってることがあって、俺は「遺書を書くことがカッコいいと思ってるんだろ!」って思ったんですよ(苦笑)。
    ――なるほど(笑)。
    大沢 でも、ミクルの場合は自分の覚悟を決めるために遺書を書いてるんだな……っていう説得力ありますもん。ミクルの場合は覚悟の上塗りをしてるわけですよ。
    ――恥の上塗りならぬ覚悟の上塗り!
    大沢 「クレイジージャーニー」の丸山ゴンザレスさんがウチのジムに来るので話をする機会はあるんですが、「クレイジージャーニー」でスゲエ危ないところに行くじゃないですか。ヘタしたら命を落としかねないところに。丸山ゴンザレスさんに「なんであんな怖いところに行くんですか?」って聞いたら「怖さよりも好奇心のほうが勝る」って。ミクルも怖さよりも命を懸けることが好きなんでしょうね。ボクとかは俗っぽいから試合の勝ち負けや評価を気にするんですよ。ミクルも評価を気にしてないことはないですが、どこまでギリギリまで勝負できるか……にウエイトを置いてるんじゃないかなって。
    ――だから試合で感情の揺れが出ないんでしょうね。今回も試合最初だけですよね、ハイキックを食らってちょっとドタバタしたのは。
    大沢 試合の怖さを感じない。カウンターのパンチをもらっても距離は取るんですけど、ミクルは必要以上に下がらないじゃないですか。危ない局面でもきちんと打ち返す。あれ、日本人にはなかなかできないですよ。ミクルは打撃の技術はもちろんあるんですけど、絶対に引かないからその技術が活きるというかね。
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    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1757722
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  • カルト人気上昇中! ベアナックル・ボクシングとは何か■MMA Unleashed

    2019-04-26 10:12  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはカルト人気上昇中! ベアナックル・ボクシングとは何かです!!【1記事から購入できるバックナンバー】【衝撃の破壊王伝説】至近距離から見た橋本真也――橋本かずみ☓田山正雄レフェリー 
    小原道由「石澤が止めなかったら、俺は◯◯を殺していたでしょうね」草間政一 私が戦った暗黒・新日本プロレス 田中ケロ ケロちゃんの新日本プロレス伝説 西村修 「独裁者・長州力に逆らうってエネルギーが必要なんです」 
    このところ、米国MMAニュースサイトや米国MMA記者のタイムラインで急速に存在感を高めている新興格闘技団体がある。それは、ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(以下BKFC)だ。
    https://www.bareknuckle.tv/現地時間4月6日に開催された『BKFC 5』のメインイベントでは、元UFCファイター同士の一戦、アーテム・ロボブ対ジャスティン・ナイトが行われ、これが伝説的な好勝負だったとして一部でカルト的にバズっているのだ。
    この試合でカットマンを務めたスティッチ・デュランは、「2005年4月9日、ジ・アルティメット・ファイターのシーズン1で、フォレスト・グリフィンがステファン・ボナーを破った時と同じ感覚に陥った」と、この試合の持つ空気感を表現している。特に、ナイトが試合中に何か血痰のようなものをマット上に吐き出し、その吐き出したものが画面でアップになると、それが歯だったことが分かるというシーンは、見る者に鮮烈な印象を与え、この団体を象徴するシーンとなった。
    (参考)まるで爆発事件の被害者のような、試合後の両者の顔を見よ!
    https://mmajunkie.com/2019/04/artem-lobov-jason-knight-bkfc-5-reactions-not-actual-human-beings
    また、この大会に先立つメディアデーには、元プロボクシング2階級王者、”マジックマン”ことポール・マリナジが姿を見せ、ロボブと額を付き合わせて口論、マリナジがロボブに張り手を1発食らわせている。この時2人を力尽くで分けたのは、いまやBKFCの社員に就職した元UFCファイターのアンソニー・ジョンソンだったというから無駄に豪華だ。

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  • レッスルマニアウィーク現地取材レポート■斎藤文彦INTERVIEWS

    2019-04-23 21:14  
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    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは「レッスルマニアウィーク現地取材レポート」です! Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー■平成という「アントニオ猪木が去った時代」■アメリカの新団体AEWは脅威になりえるか■それでもケニー・オメガは新日本プロレスに残るか■【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」



    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期


    ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に■ジャイアント馬場夫人と親友サンマルチノ、2人の死――■ベルトに届かず…されど「世界に届いた中邑真輔」のレッスルマニアを語ろう ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活■ロンダ旋風、中邑&ASUKAダブル優勝!! ロイヤルランブル1万字総括■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■旭日双光章受賞!! 白覆面の魔王ザ・デストロイヤー■みんなが愛した美人マネージャー、エリザベス!■職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇■ミスターTからメイウェザーまで! WWEをメジャー化させたセレブリティマッチ
    ■馬場、猪木から中邑真輔まで!「WWEと日本人プロレスラー」■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」


    ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る

    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期

    ■超獣ブルーザー・ブロディ

    ■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……
    ■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜




    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 
    ■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
    ■「現場監督」長州力と取材拒否■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑■ドナルド・トランプを“怪物”にしたのはビンス・マクマホンなのか――フミさんはニューヨーク・ニュージャージー現地取材でレッスルマニアウィークを楽しんできたそうですね。
    フミ はい、現地まで行ってきました。見てきた大会はレッスルマニアだけじゃないんですけど、4泊6日というタイトなスケジュールでした。
    ――4泊6日で東海岸までは大変ですね!(笑)。ニューヨークまで片道12時間のフライトですし。
    フミ 日本を木曜日に発って、木・金・土・日とニューヨークに滞在して、月曜日朝6時にニューヨークを出て火曜日に帰国しました。若ければまだいいですけど、本当に疲れましたね。 スターダムのロッシー小川さんともその話になったんですが「これがこなせなくなったら、もう この仕事はできないでしょう」と。
    ――タフな旅はプロレスの世界にはつきものという。
    フミ レッスルマニアウィークということで、現地ではたくさんのイベントが行なわれてました。土曜日の新日本&ROHのMSG興行と、日曜のレッスルマニア本戦。この2つだけは皆さん絶対にスケジュールに組み込んでいたはずですが、インディー系各団体の興行、ファンフェスもいろいろとあったんです。レッスルコンではレジェンド中のレジェンドが現れて、日本人ではJBエンジェルスの山崎五紀さんのサイン会もありましたね。
    ――ニューヨークで日本食レストランを経営中の!
    フミ 新日本&ROHのMSG興行と同じ時間帯にはブルックリンでWWEのホール・オブ・フェイムのセレモニーもありました。
    ――殿堂入りしたブレット・ハートがスピーチ中に暴漢に襲われるという事件が起きちゃいましたね……。
    フミ 金曜日の午後4時からは日本の女子プロレス団体スターダムの『アメリカンドリーム2019』という大会があったんですが、ボクは現地でPPV解説をやらせていただきました。この大会はiPPV形式で配信されたんですが、iPPVとはインターネット上で視聴できるストリーミング形式のPPVで、9ドル99セントで購入できます。スターダムの日本人14選手がアメリカに大移動して、ニューヨークのクイーンズで自主興行を行なって、会場は600人超満員札止め。もしかしたら当日券が必要かもしれない……ということで、小川さんは日本から選手たちのポーズ写真が印刷されたチケットを持っていってるんですが、 ほとんどのファンはネットで前売り券を購入してたんですよ。つまり集まっていたのは本物のマニアなんですね。
    ――日本から当日売り用のチケットを持参したのも面白いですね(笑)。 
    フミ 客層は日本のスターダムのお客さんがそのままアメリカ人になったみたいでした。お客さんはほぼ男性で、試合も大事なんですが試合後の物販もまた同じくらい大切。大会自体は5試合で2時間ちょっとのコンパクトなものだったんですが、そのあとは物販タイム。選手とツーショットが撮れて、サインをもらえて、少しだけお話できるチケットを1選手10ドルで販売。それを10枚単位で購入したお客さんがたくさんいたんですよ。
    ――そこも日本のスターダム興行と変わらないんですね。
    フミ 岩谷麻優の列に並んでいたかと思えば、木村花のところに並び直したりしている。物販だけで2時間半近くやってましたからね。日本人でもアメリカ人でもオタク度は変わらないところがあるってことですね。
    ――日本の女子団体がアメリカで興行を打つなんて滅多にないことですもんね。
    フミ いままでもアメリカの興行に日本の女子選手が数名参加することはありましたけど、今回はスターダムの主力選手がアメリカに渡って、リングアナウンサーの選手紹介から入場式まで、いつもどおりの興行をやりましたからね。白いベルト(ワンダー・オブ・スターダム選手権)を懸けた渡辺桃 vs 林下詩美は試合後、誰もキューを出していないのに観客全員が立ち上がってスタンディングオベーションが起きたんです。 その様子を見て、お客さんたちは日本の女子プロレスそのものを見たかったんだなっていう気がしましたね。
    ――物販を含めて日本の女子プロ直輸入を待ち望んでいた。
    フミ これもレッスルマニアウィークならではの熱気ですよね。レッスルマニアは世界最大のプロレスの祭典ですけど、アメリカ全50州と世界60カ国からファンが詰めかけたんです。
    ――いったいどれほどの経済効果があったのか……。
    フミ ニューヨークは観光地でもありますから。例年以上にプロレスファンが集まってましたね。町を歩いていると「この人はプロレスファンなんだろうな」ってひと目でわかるんですよ。アメリカ人なのにバレットクラブの T シャツを着ている人があちこちにいて、レプリカのチャンピオンベルトを肩にかけて悠然と歩いていたり、腰に巻いちゃってる人もいて。
    ――プロレスファン大確定!(笑)。

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  • 人間風車ビル・ロビンソンから何を学べるか?■対談・中井祐樹×鈴木秀樹

    2019-04-23 19:09  
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    おなじみ中井祐樹先生とプロレスラーの鈴木秀樹選手がビル・ロビンソンやキャッチ・アズ・キャッチ・キャンを語る12000字対談です!・“ビル・ロビンソン最後の弟子”鈴木秀樹インタビュー「弱いプロレスラーは迷惑なだけです」・キャッチはどこへ消えたのか? 宮戸優光×中井祐樹「プロ・レスリング」の文化と競技論・「中井さん、なぜそこまで強さを追求するんですか?」■中井祐樹☓大沢ケンジ――今日は、“ビル・ロビンソンの最後の弟子”鈴木秀樹さんと、ビル・ロビンソン著『高円寺のレスリングマスター』が推薦図書という中井祐樹先生の対談になります。
    鈴木 よろしくお願いします(笑)。
    中井 その推薦図書はね、2014年あたりの『ゴング格闘技』で秋の読書におすすめの2冊を選ぶ企画があったんですよ。その選者の1人がボクだったんですけど、1冊目が『高円寺のレスリングマスター』で、もう1冊に選んだのは『ロシアンパワー養成法』という本だったんです。この2冊はとにかくヤバイから読め! と。
    鈴木 というか『ロシアンパワー養成法』ってなんなんですか? そっちのほうが気になって仕方がないです!(笑)。
    中井  『ロシアンパワー養成法』は、もういまはなき出版社から発行されていたんですけど、晋遊舎という出版社から復刻されまして。その復刻のときボクが帯文を書いたんです。
    鈴木 そんな経緯があったんですか(笑)。
    中井  その著書は、かつて「ヒットマン」と言われたサンビストの足立弘成さんという方で。「ロシア人には力がある、それは民族的なものだ」と言われがちだけど、じつは民族的なものではなくトレーニング法だと書いてあるんです。
    鈴木 へえ~~~。
    中井  しかも、トレーニング法と技術……この場合はサンボなんですけど、「トレーニング法と技術が合致しているものが意味がある」ということを書いている本なんですね。ボクの知るかぎり、練習法と技術を合致させている本って見たことないんですよ。だから凄く衝撃的で。「日常生活でトレーニングしろ」とか、もっと衝撃的な話もいっぱい出てくるので凄くビックリしたんです。
    鈴木 『グラップラー刃牙』みたいですね。
    中井  まあ、そんな話なんですけど、ロビンソン先生の『高円寺のレスリングマスター』も凄くよかったですね。
    鈴木 あの本には、ビリー・ジョイスさんがビリー・ライレージムで「相手を変えて2時間ぐらい練習していた」とかいう話が出てきますよね。
    中井  そうそう、ボクがジムでやっている時間無制限スパーリングは、じつはビリー・ライレージムのオマージュなんですよ。
    鈴木 ああ、そうだったんですか(笑)。
    中井  ボクは、いわゆるリングの上で5分3ラウンドや5分5ラウンドを戦う人じゃないので。自分のライフワークとして研究しようと思っているんです。「時間が長いほうが技術が出るんじゃないか」とかね。ボクが道場で話していることは90パーセントがビリー・ライレージムのオマージュですから。
    鈴木 ハハハハハ!  受け売りなんですね(笑)。
    ――お2人とも世代が違うので、ビル・ロビンソンというレスラーに対する印象は違いますよね?
    中井  ボクは、完全に記憶があるのは全日本プロレスに上がってからのロビンソンなんですね。新日本プロレス時代も、もしかしたら見ているかもしれないですが、5歳ぐらいの子供だったから記憶がないです。
    鈴木 ボクも生の記憶はまったくなくて、最初に知ったのは漫画の『キン肉マン』なんですよ。
    中井  ああ、ロビンマスクか。
    鈴木 そう、ロビンマスクが好きだったんです。『キン肉マン』の単行本を開いたところにイラストでテリーマンとテリー・ファンクが並べて描いてあったりするコーナーがあったんですよ。その中にロビンマスクとビル・ロビンソンの回があって、あれがロビンソンを意識した一番最初でした。
    中井  意外な角度ですね。
    鈴木 実際にロビンソンの試合を見たのは、ロビンソン本人に教わってからなんです。具体的には2004年とかですね。じつは母親がロビンソンが好きで。母は実家が電気屋さんだったんで、早いうちからテレビでプロレスを見ていたらしいんですけど、「初めて反則をしない外国人レスラーだった」ということで好きだったみたいですね。でも、ボクは反則ばっかり教えてもらったんですけど(笑)。
    中井  えっ、そうなんですか?(笑)。
    鈴木 アマチュアの大会に出ようと思って指導を受けたんですけど、「あれやれ、これやれ」と教えられるのが全部反則なんですよ。「わからないようにこのへんを殴れ!」とか。
    中井  ハハハハハ! メチャクチャだ。
    鈴木 「わからなかったら反則じゃないから」って。たしかにそうだけど、倫理観としてはどうなんだって(笑)。でも、ロビンソンとしてはダーティなことを教えているわけじゃなく「もし自分がやられそうになったときには何か持ってなきゃダメだよ」という。
    中井  ああ、そういう意味ですね。
    ――でも、鈴木さんのお母さんが好きになるぐらいだから、よっぽどこれまでのレスラーとは違ったんですね。
    鈴木 「いい男だ」とも言ってました。たしかに若いときはカッコいいですよね。
    中井  全日本に上がっていた頃は、ちょっと崩れていたんだよねえ。
    鈴木 じつはその前からちょっと崩れているんですよね。1970年頃にイギリスからアメリカに渡っていて、そこでファストフードを食べまくったりしたことで身体を壊してるんです。自慢げに言ってました、もん。「自分はレスリングでケガをしたことはない。身体を壊す原因は全部、酒だ」って。
    中井  フフフフフ。
    鈴木 相当酒が好きだったみたいですからね。とくに離婚してからはヤバかったみたいで。ロビンソンが一番シェイプされていたのは96キロとか100キロ前後なんですよ。でも、そっからずいぶん大きくなられて髪もフサフサになって。1975年ぐらいに猪木さんと試合をしたときは、それでもちょっと絞っているんですよね。全日本の最後のほうとかもうユルユル。ボクはロビンソンの凄さをずっとわかってなかったんですよ。その凄さを知ったのはロビンソンに教わってからだし、それはキャリアの凄さじゃなくて、教えてもらっている技術が凄いなって。中井 指導者としてのビル・ロビンソン。 鈴木 たとえばAを試して、ダメだったらBを試して、それもダメならCをやってと、間髪入れずに指示が出てくるんですよね。それって、どんなに自分が技を覚えていても、説明するときにちょっと止まったりするじゃないですか。ロビンソンはそれがなかったし、けっこう偏屈なボクにとって、すぐに答えを返してくれる初めての人だったんですよ。
    中井 それぐらい知識として身体に入っているんでしょうね。
    鈴木 ロビンソンもライレージムでそう教わったんだと思います。1から10までいっぺんに教えるし、一番困るのは1から10まで1時間半ぐらい散々トレーニングしたあとに、「じゃあ最初からね」と言われることなんですよ。ボクらは何をやったかはもう忘れているので、「おまえは練習がなってない!」と怒られるという(笑)。<続きは会員ページへ>

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  • 表より面白かった「裏レッスルマニア」の裏側とは?■タカ中山インタビュー

    2019-04-19 09:36  
    87pt
    アメプロインディ通信「フリーバーズ」を連載中のタカ中山さんがDropkickニコ生配信に登場! 「裏レッスルマニア」について語った回の書き起こしです!【1記事から購入できるバックナンバー】鬱と宗教とUWF……プロレスの信仰心はどこに向かうのか■大槻ケンヂインタビュー
    朝日昇インタビュー最終回……修斗分裂騒動の裏側、着せられたクーデターの汚名
    村浜武洋“流浪と怒り”のロングインタビュー「やるか!? おう、コラ! ああん!?」木村浩一郎 90年代・灰色の狂気――「FMWとリングスで俺はこの業界をナメてしまったんですよ」 
    ――今回は大盛り上がりだった「裏レッスルマニア」についてうかがいますが、その前に! 中山さんがコラムで取り上げたジョシュ・クレインの大日本プロレス参戦が決定しましたね。あのコラムによって山が動いたというか。・虐待から救ってくれた一筋の光、それは大日本プロレス
    中山 どうなんですかね(笑)。だったら嬉しいですけど、ジョシュ・クレインは5月11日からシリーズ参戦しますね。
    ――試合内容でも爪痕を残してほしいですね。
    中山 アメリカではデスマッチのトーナメントにも出ていたレベルの選手ですから、そのへんは期待したいですね。去年ケガをして最近試合機会は少なくはなってたんですけど。
    ――来日を希望している外国人といえば、シュメトフっていうロシア人がRIZIN参戦をしつこくアピールしてて、ファンも後押ししてるんですけど。シュメトフは肝心の実力でいえば、強いか弱いかがわからないんですよね(笑)。
    中山 なるほど。ジョシュ・クレインは大丈夫だと思います(笑)。
    ――では本題の「裏レッスルマニア」です。
    中山 表のWWEレッスルマニアも盛況でしたが、「裏レッスルマニア」も凄かったです。『週刊プロレス』の表紙にも「日本のプロレス 世界を席巻」と書いてありましたけど、日本のプロレスラーが「裏レッスルマニア」を盛り上げたというか、目立ったというか。今回は40大会以上あったんですけど、そのうち日本人が参戦したのは23大会。日本人がメインイベントを務めたのは新日本&ROHのMSGを含めて8大会。
    ――まさに日本人が主役の「裏レッスルマニア」! 何人ぐらい日本人プロレスラーが参戦したんですかね。
    中山 正確にはわからないですが、50人以上がニューヨークやニュージャージーの興行に参加してました。史上空前でしたね。
    ――ちなみに中山さんはどれくらい大会をチェックしたんですか?
    中山 最近は生配信があたりまえのようにあるので、23大会はチェックできました。
    ――23大会もチェックできる中山さんも凄い(笑)。それだけ見ていると、どれが一番面白かったのかを挙げるのは大変だとは思うんですけど。
    中山 そうですねぇ(笑)。面白かったのは4月4日にジョシュ・バーネットが主宰した『ブラッドスポーツ』という大会ですね。ノーロープのリングでKOとギブアップのみで決着する大会。WWEのリーガルも見に来てましたね。 <続きは会員ページへ!>

    この続きと、追悼・北尾光司、骨法、レッスルマニア、平成ベストバウト…などの記事がまとめて読める「13万字・記事20本の詰め合わせセット」はコチラ 
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  • スキャンダル祭り! 春のMMAスター近況㊙報告■MMA Unleashed

    2019-04-19 09:18  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはスキャンダル祭り! 春のMMAスター近況㊙報告です!!

    【1記事から購入できるバックナンバー】・メイウェザー舞台裏…ケンタッキー60人前と剥がされた神童のバンテージ■笹原圭一RIZIN広報インタビュー・Uのミライを見た女――高岡左千子「私は運気からUWFのスケジュールを組んでいたんです」
    ・運命のバリジャパ、安生道場破り、幻の長州戦真相――中村頼永インタビュー<ヒクソン来襲編>
    ・【2万字超えの激白】山本喧一インタビュー「高田延彦、田村潔司…真剣勝負とUインターの愛憎物語」
    今週はプロレス・MMA業界の不祥事ニュースを、次の4本立てでお届けします!
    ・WWE殿堂授賞式乱入男は何者か、そして男を締め上げたプロレスラーは誰か
    ・相次ぐMMAファイターのDV加害、今度はBJペンにも接近禁止命令発令! 
    ・コナー・マクレガーのスキャンダルが止まらない! パパはマクレガー?
    ・フランク・シャムロック赤っ恥、こっそり犬を捨てたことがばれる
    WWE殿堂授賞式乱入男は何者か、そして男を締め上げたプロレスラーは誰か
    米国時間4月6日に開催されたWWEホールオブフェイム表彰式で、殿堂入りが決まったタッグチーム、ハート・ファウンデーションのブレット・ハートと、パートナーである故ジム・ナイトハードの娘さんであるナターリャが受賞スピーチを行っていたところ、観客席から男が乱入、ハートにタックルを決め、そのまま押し倒すという事件が発生した。
    乱入者はザック・マドセン(26)で、ハートにパウンド1発を入れたほか、止めに入った警備員のあばらを蹴り負傷させた。
    式典の模様はWWEネットワークでライブ配信されていたが、事件の瞬間、画面は暗転。録画配信分では、事件の箇所は編集でカットされている。
    ハートは立ち上がり、スピーチを最後まで行った。後に検査のため病院に向かっている。
    逮捕されたマドセンは警察の取り調べで、なぜこのような行為に及んだかを尋ねられると、「時が来たから」などと答えているという。
    マドセンはネブラスカ出身、アマチュアMMAで戦績2勝1敗の戦績を残している。マドセンのTwitterには、WWEに関する奇妙な投稿が多数見られ、最近ではレッスルマニアのメインイベントを女子が務めることは「人類の大きな退歩」である、などと書いていた。また、こうした不満に対して、HHHから返答がないことについても怒りを募らせていた。マドセンは昨年9月にストーカーの罪で逮捕され、12月には保護命令違反で再逮捕されている。ネブラスカ大学卒業(栄養科学専攻)、保険大手のオールステートに就職するものの、その後退職し、MMAファイターを志していた。
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  • 平成アメリカンデスマッチベストバウト5■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    2019-04-16 18:42  
    81pt
    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは平成アメリカンデスマッチベストバウト5です
    <1記事から買える関連記事>・葛西純がアメリカで吠える!「GCWのクソ野郎ども!お前ら日本に来たいのか?」・虐待から救ってくれた一筋の光、それは大日本プロレス・父親の名前はブライアン・ピルマン…あの背中を追って・「WCWを潰した俳優」デヴィッド・アークエット、血まみれの贖罪
    平成元年4月、私は生まれ育った新潟から、大学に進学するために東京に出てきた。その数週間後、学校の近くにある東京ドームで、新日本プロレスが初のドーム大会を開催した。昭和のプロレスとは何か違う新しいプロレスが始まるんだなと、ただ漠然と思う大学1年生の私だった。
    その後、新日本と全日本しかなかったプロレスに、FMWをはじめとするインディー団体が続々とできていった。幼少期からプロレス好きだった私は、せっかく東京に出てきたのだからと、大好きだった全日の武道館大会、FMWの川崎球場大会、全女好きの友人と一緒に後楽園ホール、横浜文体や川崎市体育館など、行けるかぎり足を運んだ。
    大学を卒業し、就職すると、仕事で忙しくなったこともあり、以前よりプロレスを見る機会が少なくなってしまった。その後、家業を継ぐために実家に戻ると、さらにプロレスとの距離ができてしまった。
    しかし、実家に帰って3年、新婚旅行でアメリカに行ったときだった。ホテルのテレビでたまたまWWE(当時WWF)を見て、あまりの面白さに、忘れていた遠い記憶、全日のアメリカ遠征や世界のプロレスなど、子供の頃好きだったアメリカンプロレスの記憶が蘇ってきた。帰国後、すぐにスカパーを契約し、以降アメリカンプロレスに取り憑かれ、より深く入り込んでいった私は今ではそれを生業にしている。
    30年のあいだで、アメリカではWCWがなくなり、ECWも消え、その結果インディー団体が増えた。
    日本ではまもなく「令和」という新しい時代が始まり、「平成」が幕を閉じる。今回は、終わってしまう「平成」の30年間を振り返り、独断と偏見で、私が衝撃を受けた米インディーデスマッチ、ハードコアマッチの中から、“平成アメリカンデスマッチベストバウト5”を選んでみた。
    1. アクセル・ロットン対イアン・ロットン(タイペイ・デスマッチ)ECW 1995年7月1日
    ECWのハードコアプロレスは、日本のFMWやW★INGやIWAジャパンなどから影響を受けており、今のアメリカデスマッチの礎とも言える。そのECWが行なったデスマッチの中でも、私が衝撃を受けた、残忍で、暴力度が高い試合形式と言えるのが、この「タイペイ・デスマッチ」だった。
    拳にバンテージを巻き、そこにガラスの破片を貼り付けて殴り合うという、見るからに荒々しく、血生臭いデスマッチ。パンチという原始的な技に、ガラスという痛さが想像できる凶器がプラスされることによって、その恐ろしさが伝わってきた試合だった。
    ちなみに、この拳にガラスを付けるスタイルは、1989年(日本では1990年)に公開されたアメリカ映画、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の「キックボクサー」からヒントを得ている。映画の舞台がタイなのに、なぜタイペイなのかと気になるところだが、諸説ある中で「タイだと語呂が悪いので、タイペイにした」というものが、最もらしい説だった。余談になるのだが、先日開催された裏レッスルマニアでもGCWが大会名に使用した「Josh Barnett’s Bloodsport」のBloodsport(ブラッドスポート)も、1988年に公開されたジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画から付けたものなので、そう考えると、デスマッチ界隈では、ジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画からヒントを得がちなのかもしれない。

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  • この試合がキックを変えた! 平成の立ち技ベストマッチ5■高崎計三

    2019-04-16 18:16  
    81pt
    平成振り返りシリーズ! 今回は高崎計三氏が「平成を変えた立ち技」をピックアップします! あとちょっとで「平成」が終わる。私たち世代(勝手に読者も一緒くたにしてしまうが)の中では、まだまだ「新時代」の意味合いが含まれているかのように思っていた「平成」という言葉が、今で言う「昭和」みたいになってしまう日が、もうすぐに来てしまうのだ。
     まあ考えてみれば、平成が始まったのも30年前の話だ。ここまでの間にはひと口では言えないだけの出来事が起きてきたわけである。そんな平成における立ち技のベストマッチを選ぶように依頼されたわけだが、ここでは「時代を変えた一戦」「新たな始まりとなった激突」という意味合いで5試合を選んでみた。正直、純粋な試合内容とかで選んでいたらキリがなさ過ぎるというのもある。というわけで、時系列に沿って並べてみよう。
    (あらかじめ言っておきますが、このセレクトに対する異論とか「これが入ってないなんて!」という意見は全面的に認めます! むしろアナタのセレクトをお聞かせください!)
    アーネスト・ホーストvsモーリス・スミス
    1993年4月30日 国立代々木競技場第一体育館
     平成の立ち技格闘技で一番のキーワードと言えば、日本のファンは第一に「K-1」という名称を挙げることだろう。その出発点がこの日開催された「K-1 GRAND PRIX '93 ~10万ドル争奪格闘技世界最強トーナメント~」だ。今となっては忘れられがちだが、この大会は、フジテレビの「LIVE UFO」というイベントの一環として行われた。最初からTVイベントだったのである。
     ヘビー級の選手たちが中心の無差別ワンデー・トーナメント。8人のエントリー選手には初来日の外国人も少なくなく、日本人選手は佐竹雅昭と後川聡之(スタン・ザ・マンの代打出場)のみ。異例ずくめのトーナメントの中でも、もっとも衝撃をもたらしたのが準決勝、アーネスト・ホーストとモーリス・スミスの一戦だった。
     すでに全日本キックやUWFへの来日で知名度を築いていたスミスに対し、ホーストはこれが初来日。スミスは前年にピーター・アーツにキャリア初黒星を喫していたものの、優勝候補の一角ではあった。そのスミスが、階級的にも下に見える初見参の選手に鮮やかなハイキックを決められ、一撃KOされてしまったのだ。この時の驚きは、今でも忘れられない。1回戦でアーツがホーストに敗れたのも驚きではあったが、スミスへのKOのインパクトは絶大であった。
     しかもそのホーストが、やはり初来日のブランコ・シカティックに決勝でKO負けするという結果で幕を閉じたトーナメントは、超満員の観客、深夜のTV中継の視聴者に「K-1、スゲエ!」と言わせるには十分すぎる内容だった。その中でも輝きを放ち続けているのは、あのホーストのハイキックだと思う。ヘビー級の迫力と、何が起きるか分からない意外性。これを武器に、K-1は大きく躍進していったのだった。

    この続きと、追悼・北尾光司、骨法、レッスルマニア、平成ベストバウト…などの記事がまとめて読める「13万字・記事20本の詰め合わせセット」はコチラ 
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  • プロレス番記者が見た「北尾光司の真実」■柴田惣一

    2019-04-12 13:02  
    110pt
    元「東京スポーツ」の記者で北尾光司の担当だった柴田惣一さんが謎多き元横綱、プロレスラー北尾を1万字で語ります! 
    <1記事から購入できる先月の人気記事>

    1位「GSPの日本人スパーリングパトーナー」が語る英雄の真実■赤沢幸典

    2位 藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」

    3位 【追悼】ウォーリー山口「プロレスなんでも屋」インタビュー

    4位 【格闘技実況新時代】西達彦アナウンサー「格闘技を伝えるということ――」

    5位 生贄だったミルコ・クロコップはかくして総合格闘技のアイコンとなった

    6位 谷津嘉章「PRIDEのときはセコンドに、どっかでタオルを投げろってあらかじめ言ってたの」 

    7位 “アイスクリーム”・クロン・グレイシー、UFCデビュー戦を語る8位 史上最高の引退試合……飯塚高史、無言でリングを去る

    9位 ジャイアント馬場没20年追善興行と飯塚高史引退試合■小佐野景浩の「プロレス歴史発見

    10位 平成という「アントニオ猪木が去った時代」■斎藤文彦INTERVIEWS
    ――北尾光司さんが今年の2月10日に亡くなっていたことが明らかになりました……。
    柴田 先日、Dropkickでの小佐野(景浩)さんとの対談で北尾さんの話をしたばかりだったのにね……。【時代とプロレス論】北尾はなぜ大成しなかったのか■柴田惣一☓小佐野景浩柴田 でも、じつは2月頃から、そういう噂は何度も流れてきていたんですよ。
    ――あっ、そうだったんですか?
    柴田 2月10日に亡くなったあとだったのかなあ、北尾さんが「死んだんじゃないのか……」という話が流れてね。いろんなところに確認したんだけど、何か嫌な予感がして、ボクもそこまで真剣には裏取りはしなかったんですよ。何度も何度も、そういう情報が出てきたから、かつて北尾さんのマネジャーで島田(十九八)さんという方に何回か連絡したんだよね。
    ――梶原一騎の映画製作会社・三協映画のプロデューサーだった方ですね。
    柴田 いま思うと島田さんはご存知だったのかもしれない。家族の方が「四十九日が終わるまで公にはしたくない」ということで、島田さんも口にはできなかったんじゃないかなあって。
    ――報道されたのは四十九日明けでしたね。
    柴田 島田さんのところには、いろんなマスコミから問い合わせがあったみたいで、ボクに「◯◯新聞社から問い合わせがきたよ」「□□テレビが……」とか電話をくれるんです。島田さんからすれば「気づけよ」というサインだったんじゃないかな。
    ――どうせなら北尾さんの番記者だった柴田さんに一報を報じてほしいということだったんですかね。
    柴田 まあ、番記者としてずっと付き合ってきたからね。ボクも薄々「亡くなっているんだろうな……」とは思ったんだけど、なんか信じたくなくてね。それにいまは新聞社の人間でもないし、ご家族にイヤな思いをさせてまで情報を抜いてもね。
    ――葬儀は奥さんと娘さんの2人だけで行われたそうなんですよね。
    柴田 それもご本人の意向だったんだろうな。最後まで世間から消えて生活されていましたよね。あんな身体の大きな人が世間から隠れられるとは思えないんだけど。いまの時代、絶対にどこからも逃げられないからさ。病院に入院していたとしても、ジャイアント馬場さんが亡くなったときだって、病院関係から情報が漏れちゃったわけだから。「隠そうと思っても隠せない」と思っていたんだけど。
    ――橋本真也さんが亡くなったのも、病院関係から漏れてマスコミに伝わったみたいですもんね。
    柴田 病院なんてお医者さんや看護師さんだけじゃなく、外来の患者さんや出入りの業者さんなんかもいるわけだから。
    ――ここまで徹底して外界と遮断するって、やっぱり本人に強い意志がないと難しいですよね。
    柴田 本当に表に出るのがイヤだったのかなあ。相撲界からもプロレス界からも、いろいろ言われていたわけじゃない。そういうこともあって、世間に対して不信感みたいなのがあったのかもしれないね。
    ――どうせ自分のことをわかってくれるわけでもないと。
    柴田 北尾さんが新日本プロレスに参戦したときに所属していた芸能事務所アームズの富岡(信夫)さんとも話をしたんですよ。彼も亡くなっていたことを全然知らなくてね。富岡さんは北尾さんとケンカ別れしたわけじゃないんだけど、新日本と揉めてやめたときから関係が終わっちゃって。結婚式にも呼ばれてなかったんだって。
    ――北尾さんって、自分の過去をバッサリ捨てちゃう……というような感じだったんですね。
    柴田 そうかもしれない。結婚式なんて豪華だったけど、大相撲関係の方はいたのかな? プロレス関係だって東スポの社長と部長とボク、あとはベースボールマガジン社も誰かいたかなあ。奥さんのほうからはいっぱい来ていたけど。天龍(源一郎)さんもいなかったし、新日本で仲の良かった藤波辰爾さんや坂口征二さんなんかも「なんで呼んでくれなかったのかな」って。二次会なんて、新郎側はボク一人だった。
    ――北尾さんの人脈からすると、その少なさは考えられないですね。
    柴田 プロレスもやめて格闘技も引退して、立浪部屋のアドバイザーになったじゃない。そのときに、富岡さんのところに「もう一回マネジメントやってくれないか」という話があったそうです。でも当時は富岡さんが経営するアームズという会社もなくなってたし、「違う会社にいるからできないよ」と断ったらしいんですよ。で、「何をしようとしているの?」と聞いたら「ジムをやりたい」と。詳しい話をいろいろ聞いていたんだけど、なにか話が噛み合わないらしいんだよね。だから「何のジム?」と聞いたら、「奥さんの病院の事務」だって。
    ――えーー!?
    柴田 奥さんが開業するから「そこの事務員でもやろうかな」だって。それがちょうど、立浪部屋にアドバイザーとして戻ってきた頃だったらしい。あとは、何年か前にどこかで杖ついてタクシーに乗るのを見たというのは聞いたことがあったんだけど。
    ――本当に情報がシャットアウトされていたんでしょうね。
    柴田 見事な情報統制だよね。
    ――東スポの記者時代、柴田さんは北尾さんの相撲時代から追われていたんですか?
    柴田 いや、北尾さんがプロレスに転向して「ルー・テーズの道場に行く」というのがあったじゃない。そのときが北尾さんとの初対面だったから、北尾さんが相撲を辞めた真相とかは、直接、取材してないし、現場にいたわけではないですね。
    ――北尾さんの廃業の件をボクなりにいろいろ調べたんですが……当時横綱だった北尾さんが相撲をやめるきっかけになった女将さんへの“暴力事件”というのは、じつは北尾さんは暴力は振るってなかった……という話をあちこちから聞いたんですよ。
    柴田 それは絶対にそうだと思う。さすがに「女性には手を出さない」って。あの身体で本当に蹴っ飛ばしたり、殴っていたら大ケガするよ。もしかしたら、何かの拍子に腕を振り払ったりしたのかもしれない。仮に女将さんがそんなことがあったとして、普通なら部屋の女将さんは弟子をかばうでしょ。
    ――部屋の不祥事ですもんね。しかも横綱ですよ。
    柴田 たとえ親方とのあいだに問題があったとしても、女将さんが調整役になるよね、普通は。だけど、そういう情報が容易に漏れたというのもおかしいよね。
    ――そして北尾さんが暴力を振るった際に「あんなちゃんこが食えるか」と怒鳴って立浪部屋を脱走したという話になっていますが、その言葉の真意はべつなところにあったか。
    柴田 そうなんだよ。ボクが聞いた話では、ちゃんこ代なんかは当然部屋が出すし、タニマチも肉とかいっぱい差し入れしてくれるんだけど、立浪部屋にはそういう付き合いが、あまりなかったらしい。当時の立浪部屋では横綱だった部屋頭の北尾さんが、ちゃんこの材料費とかも、一部出していたらしいんだよね……。で、北尾さんが別の部屋に出稽古に行ったときに「ちゃんこ食っていってください」となって、食べたら「こんなうまいの!?」と驚いたらしいよ。
    ――ああ、「あんなちゃんこが食えるか」に繋がってきますね。<1万字インタビューはまだまだ続く!>

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