• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 26件
  • 【13万字・記事詰め合わせセット】望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー……

    2019-05-31 23:59  
    550pt
    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part64は大好評インタビュー15本、コラム7本、13万字オーバーで540円!!(税込み)

    ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
    part64
    ・望月成晃×小佐野景浩~空手家がプロレスラーになるまで~

    ・オマエの目的はなんだ? ZERO1GM三又又三「プロレスも人生もやり直せる」

    ・浜崎朱加×アミバ……雷神女王と女マネージャー(?)の女子格対談!

    ・ボクシングとキックを知り尽くした男、鈴木悟が語る那須川天心vs亀田興毅

    ・噂のメイウェザー興行、北岡vsサトシのジャッジ、朝倉未来ライト級GPは?■笹原圭一RIZIN広報

    ・都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー、ついに発掘される■斎藤文彦INTERVIEWS

    ・村田夏南子インタビュー「MMAに転向した理由? ロンダ・ラウジーがキラキラしすぎて」

    ・イリー・プロハースカvsキング・モーはどうすれば地上波で流れるのか?

    ・UFC、ONE、パンクラス、修斗……最新MMA舞台ウラ1万字!!■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ・鉄のノドを持つ男・大沢ケンジがGacktのRIZIN解説問題を語る

    ・総監督が語る「ジャイアント馬場没20年追善興行」■木原のオヤジ

    ・『那須川天心ボクシング1000万円』青木真也ドタキャンは不穏試合的ではない

    ・【脅威の新人】GAEA JAPANという青春■加藤園子インタビュー

    ・TAKAみちのくの新団体「JUST TAP OUT」は新日本の未来を担うか

    ・猿田vsパシオONE世界ストロー級タイトルマッチの裏側!■大沢ケンジ

    ◎アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    ・WWEのトップヒール、ケビン・オーエンズ……あの頃、クラブハウスで

    ・狂犬ディーン・アンブローズと呼ばれた男、その過去■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    ◎オマスキファイトのMMA Unleashed

    ・壮絶過去の天才ファイターローズ・ナマユナスは、本当に引退してしまうのか?

    ・ロンダ・ラウジーが去ったWWEで女王の座を継ぐ者ベッキー・リンチとは何者か

    ・トマソ・チャンパ/ジョニー・ガルガノのスラッシュストーリーとは何か

    ・間もなく旗揚げ!AEW『Double or Nothing』情報まとめ

    ◎二階堂彩乃の私的平成ベストバウト
    ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉


    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回は特別編! ドラゴンゲートの望月成晃選手がゲストです! 1万字でお届けします!

     
    小佐野 知り合ってずいぶん経つよね。94年1月の北尾道場(のちに武輝道場)旗揚げのときからだから25年近く。
    望月 長いですよね。あの当時、プロレスマスコミといえば、元『東京スポーツ』の柴田(惣一)さんか、小佐野さんなんですよ。こういう言い方はアレなんですけど、当時『週刊プロレス』さんは北尾道場に冷たかったんです(笑)。
    小佐野 ああ、北尾さんは『週プロ』と仲の悪かったWARに出ていた理由もあるんだろうね。
    望月 それに当時は士道館所属の空手家で、プロレスラーというわけでもなかったんですよね。空手着のまま試合に出て「正直この世界でやっていけるのかな」と模索しているうちに1年過ぎたんですけど。 たまたまスーパーJカップに出れて、1回戦で大谷(晋二郎)さんに負けたんですが、当時『週刊ゴング』の編集長だった小佐野さんから『ゴング賞』をいただいたんです。
    小佐野 あったねぇ。なつかしい。
    望月 あの『ゴング賞』をもらったことで「プロレス界でやってけるかもしれない」と思ったし、初めてマスコミの方に認めていただけたんですよ。その記憶がハッキリとある。『ゴング賞』がなかったら、ここまで続いたかわからないんですよ、正直。
    小佐野 そういえば、『ゴング賞』のときは、天龍さんや北尾さんからも家にお礼の電話をもらったよ。べつにエコヒイキしてあげたんじゃないんだけどね。ある日の後楽園ホールでは、望月選手のお父さんから声もかけられて(笑)。
    望月 ハハハハハハハ。ああいう賞って直接対決はしないで競わされてる部分があるので、そこで評価されるのは、とてつもなく嬉しいことでもありますよね。
    小佐野 とくにデビューして1~2年目の頃は何も勲章がないわけだからね。
    望月 そうなんですよ。「どうせもらえないだろう……」ってヒネてるぐらいでしたもん。
    小佐野 あの当時は北尾さん自体が色眼鏡で見られてたよね。
    望月 「プロレス界の敵」みたいな扱いでしたよね。 ナチュラルヒールのイメージ。
    小佐野 その弟子だったわけだもんね。
    望月 しかも空手しかできない(苦笑)。北尾さんがWARに上がったときは、付き人をしながら出入りさせていただいて。北尾さんのパートナーがいないので、ろくにプロレスを知らないままWARの試合に出ることになったんですよ。
    小佐野 フフフフフ。
    望月 しかも超ヘビー級の北尾さんのパートナーですから、必然的にヘビー級の試合に放り込まれて(笑)。いやあ、経験がない中で大変でした。WARのファンの皆さんは熱かったので、プロレスラーとして認めてもらえてなかったですよね。「こんな奴をリングに上げるな!」ていう罵声も浴びてました。
    小佐野 WARの両国国技館のときの野次は酷くなかった?
    望月 凄かったですねぇ。6人タッグの1DAYトーナメント。デビュー3戦目でタッチワークすらわからないまま試合に出たんですよ(笑)。1回戦は石川(孝志)さん、北原(光騎)さん、維新力さんチームとの試合で。こっちは北尾さんと、全日本のチャンピオンの方だったんですけどね。
    小佐野 小林明男だ。
    望月 ちょっとだけプロレスに出て、空手の世界に戻られたんですけどね。ボクは北原さんと長めに戦ったんですけど、北原さんって蹴りをさばけるじゃないですか。
    小佐野 シューティング出身だからね。
    望月 いいようにあしらわれて、最後は丸め込まれてワン、ツー、スリーで1回戦敗退。ファンから「オマエら、二度とリングに上がるな!」という罵声を耳にしましたね(苦笑)。
    小佐野 ボクも初めは純粋な空手家だと思ってたからね。取材してみたら「なんだ、プロレスが大好きじゃないか」と。
    望月 ボクはUインターで高田延彦さんが北尾さんをハイキックでKOした試合を見て大興奮してたクチですからね(笑)。
    小佐野 それが必殺技の「最強ハイキック」になってるんだもんね(笑)。
    望月 空手家スタートじゃないんですよ。 ボクがプロレスファンだった時代は全日本プロレスと新日本プロレスの2つしか団体がなくて、身長も180センチないと入門できない。なので普通に就職してプロレスファンを続けてたんですよね。
    小佐野 そんなとき高田のハイキックに衝撃を受けて。
    望月 たまたま職場の近くに士道館があって「空手の大会に出る人生もいいかな」と思って。そうしたら士道館の添野(義二)館長と北尾さんのマネージャーが昔からの知り合いで、北尾道場の旗揚げ戦に出られる選手がいないか?と。そこでボクが選ばれたんです。「たまたま」がたくさんあったわけですよ。
    小佐野 高田延彦に憧れたのに北尾さんの弟子になるっていうのも凄い話だよね。
    望月 北尾さんとスパーリングをやったときは、口には出しませんでしたけど心の中では「やったあ!」と(笑)。興奮しながら見た試合を自分で再現できたわけですからね。 
    小佐野 ハハハハハハハ。凄いなあと思ったのは、ちゃんとプロレスを教わったわけではないでしょう。受け身にしろロープワークにしろ。
    望月 そうなんですよね。偉そうに言うわけじゃないですけど、25年やらせてもらってますが、誰にも教わらないまま来ちゃいましたねぇ。
    小佐野 独学だよね。それは凄いよ。
    望月 闘龍門(ドラゴンゲートの前身団体)に合流してからは、受け身をしっかりしないといけないって意識するようになりましたけど。ボクがデビューした頃って攻撃力さえあれば、お客さんも熱くなって一喜一憂してくれたんですけど。いまは攻めも受けも自在じゃないと評価されない時代になってますよね。
    小佐野 攻防をしっかり魅せないといけないってことだね。
    望月 闘龍門になってから、そこはもの凄く意識しましたね。それまでは何も意識しないまま、新日本プロレスさんとかでも試合してたんですけど(苦笑)。
    小佐野 デビュー戦の相手が、スープレックスマシーンのタズマニアックだったよね。バッカンバッカン投げられて(笑)。あの試合は凄かった。
    望月 あれ、最初は士道館の同門同士で空手のエキビションマッチをやるという話だったんですよ。その時点で空手を始めて5ヵ月目だったんですけどね。
    小佐野 えっ、そんなもんだったの?(笑)。
    望月 そうなんですよ。だって高田vs北尾が92年11月。ちょっと独学で鍛えてから93年5月に入門して。 
    小佐野 デビュー戦が94年の1月だから、たしかに5ヵ月だ。士道館の代表として出てたけど、月謝払って道場に通ってたわけだもんね。
    望月 ボクは添野館長の直弟子だったので目にとまりやすかったんでしょうね。「エキビションマッチはなくなった。その代わりにプロレスラーとの異種格闘技戦になったからな」と(笑)。 
    小佐野 全然違う話になっちゃった(笑)。
    望月 「できるか?」とか聞かれないですよ。こっちも「押忍!」で断れないですから。 
    小佐野 それで北原みたいな格闘系の選手だったらまだいいんだろうけど、スープレックス系だもんね。
    望月 受け身なんか習ってないですからね。脳天から投げられて(苦笑)。
    小佐野 我々としては大変面白く見てたんだけどね。「豪快に投げられてるなあ~」って。
    望月 いまでも覚えてますが、3分足らずで終わった試合が『ゴング』さんでカラー1ページで扱ってもらいましたから(笑)。
    小佐野 それだけインパクトがあったということだよね(笑)。
    望月 正直、身体が壊されるんじゃないか……というくらいの思いでリングに上がったんですけどね。大怪我もしなかったし、「プロレスをやれちゃうんじゃないのかな」って。小佐野 でも、1年後に『ゴング賞』をもらったときも、そこまで試合は経験してないでしょ?大好評インタビュー15本、コラム7本、13万字オーバーの記事詰め合わせセットはまだまだ続く……
     
  • ボクシングとキックを知り尽くした男、鈴木悟が語る那須川天心vs亀田興毅

    2019-05-27 10:23  
    87pt
    ボクシングとシュートボクシングでチャンピオンになった男が語る那須川天心vs亀田興毅。ボクシング日本ミドル級王座を9度防衛、その後K-1MAXに参戦し、シュートボクシングでは日本スーパーウェルター級王者となり、現在はプロレスの世界にもチャレンジしている鈴木悟インタビュー。打撃のスペシャリストは那須川天心とボクシングの接近をどう見てるのか?
    【関連企画】

    ・メイウェザー舞台裏…ケンタッキー60人前と剥がされた神童のバンテージ・「天心vs堀口はキックであってキックではない。まさに異種格闘技戦でした」■鈴木秀明
    ・「今日もダメだけど、まあいいか」と諦める……みんなボブ・サップを抱えて生きているのだ・「おい、ウソだろ? 天心の左カウンターが当たらないって……」■山田武士・台風vs雷神vs大砂嵐!! 大混乱のRIZIN.13の舞台ウラ■笹原圭一RIZIN広報――メイウェザーvs那須川天心に『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』……最近は格闘技界とボクシングがクロスオーバーする機会が多いので、ボクシングやキックのどちらも経験豊富な鈴木悟さんにお話を伺います!
    鈴木 いやあ、「やっとか」って感じでしね(笑)。だって、この2つのジャンルを誰よりも知ってるのは私じゃないですか。両方やって両方でチャンピオンになってるわけですし。
    ――お待たせしてすいません!(笑)。鈴木さんは那須川選手と接点はあったりしますか?
    鈴木 接点はないですね。一方的に試合を見てるだけですが、那須川選手がボクシングに専念すれば世界チャンピオンになれる、というボクシング関係者は多いですね。
    ――そこはリップサービスも含まれてたり……「世界チャンピオンになれません!」とは言いづらいじゃないですか(笑)。
    鈴木 いや、でも、その可能性は全然ありますよ。那須川選手はパンチがうまいんですが、キックの試合をやってるので、やっぱりキックボクサーのパンチなんですよ。キックがある中でのパンチの出し方。それは私がどっちもやってきたからわかるんですけど。それでも現段階であれだけの技術を持ってますので、これからボクシングのトレーニングをみっちりやったら、世界チャンピオンになれると思いますね。
    ――その那須川選手がメイウェザーとのエキシビジョンマッチで戦いましたが、鈴木さんはどういう試合になると思われてましたか? メイウェザーが真剣にやるかどうかという議論もありましたよね。
    鈴木 まずこの試合は日本プロボクシング協会やコミッションが認可したものではないですし、私からするとボクシングマッチではないんですよね。「パンチで戦ってますよ」というだけのスパーリング対決。ボクシングというのは最低でも4ラウンド以上で戦って、ジャッジが3人いて、レフェリーがいて、ボクシングシューズを履いて戦うものなので。それ以外はボクシングを呼ばれるのは心外な部分があるんですね。
    ――つまりボクシングという競技の中で戦っていない、ということですね。
    鈴木 そうなんです。でも、あのメイウェザーを連れてきちゃったことは本当に凄いです。拳を交わした那須川選手も凄い経験ですよね。
    ――それにあの劇的なフィニッシュですもんね。
    鈴木 試合前はメイウェザーが3ラウンド流すのかな……って思ってたんですね。それだと面白くないんですけど、ああいう結果になって「まあ、でしょうねぇ」と。メイウェザーはいつもどおりの戦い方で、あの倒し方は得意のパターンなんですよ。左フックを引っ掛けて倒す。いままでも何度も見ているし、メイウェザーの得意なかたちですよね。でも、試合前の世間がメイウェザー相手に那須川選手がやれるんじゃないか……と思ってるのが、おこがましいというか、ちょっとメイウェザーはナメてるなと思ってて。
    ――那須川選手はボクシングの実績はゼロですし、体重差も……。
    鈴木 メイウェザーはボクシングでも並のチャンピオンじゃないですからね。世界タイトルを持ってる誰もが敵わなかったボクサーなので、こういう結果になるのは当然だと思いますし、それは那須川選手がどうのじゃなくて、メイウェザーは特別なボクサーですからね。それに那須川選手はさっきも言ったとおり、キックボクサーの動きなので。その中でいくらパンチがうまいといってもメイウェザー相手には難しいですよね。私がキックで戦った中で、印象に残ってるパンチはマイク・ザンビディスくらいです。彼はボクシングでオリンピックのギリシャ代表候補になってるんですけど、それでも破壊力があるから「このパンチが当たったらマズイな」程度で。
    ――組みや蹴りがあるキックボクシングの中でのパンチの強さと、パンチだけに特化したボクシングのパンチでは大きく違ってくるということですね。
    鈴木 はい、そのとおりです。
    ――那須川選手はAbemaTV『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』で、元WBA世界スーパーフライ級王者のテーパリット・ジョージム、アマチュアボクシングで経験豊富な藤崎美樹と戦いました。この試合はご覧になりましたか?
    鈴木 はい、見ました。まず率直にあの企画は好きじゃないです(苦笑)。
    ――ハハハハハハハ。
    鈴木 変な話、あのルールだと那須川選手がリスクを背負って相手を倒す意味がないじゃないですか。
    ――『那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円』ですもんね。
    鈴木 那須川選手の土俵じゃないですし、ヘッドギア装着しているちゃんとした試合じゃないから、那須川選手が「KOをしてやろう!」という気持ちを作るのはなかなか大変だと思いますよ。那須川選手は「倒しに行く」と言ってて、実際に倒しには行ってるんでしょうけど、本当の試合の心構えかといえば……。
    ――スパーに近いと。
    鈴木 そうですね。試合のモチベーションではないわけですよ。今度は亀田興毅選手とやりますが、逆に亀田選手は自分の畑であるボクシングでやるのでモチベーション自体は高いと思うんですよ。凄くやりがいがあると思います。
    ――それに那須川選手のネームバリューは上がってますから、亀田選手からすればおいしい企画ですよね。鈴木さんは亀田選手というボクサーはどう見てるんですか?
    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • 都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー、ついに発掘される■斎藤文彦INTERVIEWS

    2019-05-26 11:26  
    87pt
    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは「都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー発掘される」です! Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー■レッスルマニアウィーク現地取材レポート■平成という「アントニオ猪木が去った時代」■アメリカの新団体AEWは脅威になりえるか■それでもケニー・オメガは新日本プロレスに残るか■【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」



    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期


    ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に■ジャイアント馬場夫人と親友サンマルチノ、2人の死――■ベルトに届かず…されど「世界に届いた中邑真輔」のレッスルマニアを語ろう ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活■ロンダ旋風、中邑&ASUKAダブル優勝!! ロイヤルランブル1万字総括■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■旭日双光章受賞!! 白覆面の魔王ザ・デストロイヤー■みんなが愛した美人マネージャー、エリザベス!■職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇■ミスターTからメイウェザーまで! WWEをメジャー化させたセレブリティマッチ
    ■馬場、猪木から中邑真輔まで!「WWEと日本人プロレスラー」■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」


    ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る

    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期

    ■超獣ブルーザー・ブロディ

    ■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……
    ■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜




    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 
    ■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
    ■「現場監督」長州力と取材拒否■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑■ドナルド・トランプを“怪物”にしたのはビンス・マクマホンなのかフミ いまアメリカの一部のプロレスファンのあいだでトム・マギーが大きな話題になってるんですよ。
    ――あのトム・マギーが2019年のいま!(笑)。
    フミ 何が起きているかといえば、WWEネットワーク(動画配信)の中で『ホーリーグレイル』というドキュメンタリー番組が配信されてるんです。『ホーリーグレイル』とは財宝や秘宝を意味しています。その番組で、これまでマニアのあいだで「現存していない」「いや、どこかに眠ってるはずだ」と議論が重ねられていた都市伝説的な映像が発掘されたんです。それは何かといえば、1986年にWWEで一度だけ行われたブレット・ハートvsトム・マギーのシングルマッチなんです。
    ――ブレット・ハートvsトム・マギーがお宝映像????
    フミ この試合はニューヨークのテレビテーピング用の会場で行なわれて、試合をした時点ではオンエアするかどうかは決められてないんですが、映像は収録されていたので実況・解説の声も当てられています。なぜこの試合が行なわれたかといえば、大型ルーキーと言われていたトム・マギーのテストマッチだったんです。
    ――トム・マギーがWWEで使えるかどうか。
    フミ 当時のトム・マギーはマイナー契約というかたちでWWEの契約支配下にいたんです。結論からいえば、このテストマッチでトム・マギーは素晴らしい動きを見せたんです。
    ――えっ!?(笑)。
    フミ あとで説明しますが、彼のことをよく知る日本のプロレスファンには意外な話ですよね。いい結果を残したことで、バックステージで試合をチェックしていたビンス・マクマホンが狂喜したんです。「ハルク・ホーガンの後継者を見つけたぞ!」と。
    ――トム・マギーがハルク・ホーガンの後継者!(笑)。
    フミ あのビンスがそれくらい喜んだという曰く付きの試合なんです。当時『レスリング・オブザーバー』でも、この試合について報じられていて。トム・マギーの試合がよかったことでビンス・マクマホンが大いに喜んでいたと。あのビンスでさえトム・マギーに騙されたことになりますよね。
    ――あの迷レスラーのトム・マギーが……いったいどうなってるんですか。

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 


     
  • 間もなく旗揚げ!AEW『Double or Nothing』情報まとめ

    2019-05-24 17:52  
    76pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは間もなく旗揚げ! AEW『Double or Nothing』情報まとめです!!【1記事から購入できるDropkickバックナンバー】女子プロレスドラマ『GLOW』とは何か:Netflixでまもなくシーズン2配信開始
    レッスルマニア裏話:『ファビュラス・ムーラ記念杯』バトルロイヤルに1万人が反対した理由米インディープロレス狂騒曲:WWEに行く必要がない、あるいは行きたくないという選択肢が可能になっている時代 前回はプロレス風味のフットボールで大失敗! ビンス・マクマホン(72)、XFLで最後のリベンジ米国人記者が語るイッテンヨン東京ドームベストバウトは新日本が独占? アメリカメディア2017年ニュースオブザイヤー



    「近頃の若い選手はプロレスができていない!」インディシーン活況下の米国でも勃発、プロレス観世代抗争!WWE総帥ビンス・マクマホンの生涯を描いた映画の制作が決定!リークされた脚本に書かれていたこととは?【UFC7勝3敗】インディシーンのまだ見ぬ強豪プロレスラー、マット・リドルとは何者か【内幕記事に騒然!!】世界一のエンタメの舞台裏には、ビンス・マクマホンの恐怖政治があった
    ロンダの異常な愛情、または如何にして柔道を捨ててボクシングを愛するようになったか
    「ダスティ・フィニッシュ」の意味は? オックスフォード英英辞典に見るプロレス隠語集シュートマッチ勃発で全世界震撼!? レスナーvsオートンWWEサマースラムの舞台裏!




    プロレス新団体、All Elite Wrestling (AEW)がネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで開催する旗揚げ戦『Double or Nothing』 が、いよいよ日本時間の今週日曜日、5月26日に迫ってきた。
    これに先立ち、AEWの米国でのテレビ放送が、ワーナーメディア傘下のケーブルチャンネル、TNTで今秋から毎週プライムタイムにレギュラー放送されることが発表された。TNTといえば、かつてWWEと月曜日夜に激しい視聴率競争を繰り広げたWCWを放送していたチャンネルである。WCW崩壊に伴って2001年にプロレス中継を終了して以来、18年ぶりにプロレスを再開することになる。
    放送決定のプレスリリースには、WWEとは差別化された新しいプロレスを提供していくという意欲にあふれた文章が踊っている。
    ●プレスリリース本文より
    「脚本のあるソープドラマは減らして、高い運動能力と本物のスポーツアナリティクスで、これまでにない正統的なプロレスをお届けします。レスラーにはより大きな自由が与えられ、キャラクターを深掘りしたり、運動能力を際立たせることになります。プロレスにデータを持ち込むのも初めての試みです。AEWでは、各選手の勝敗記録を取り、技やダメージの大きさ等を分析、強さのヒミツに迫りつつ、試合をより楽しめるようにしていきます」

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • 【プロレス歴史発見・特別編】望月成晃×小佐野景浩〜空手家がプロレスラーになるまで〜

    2019-05-20 18:21  
    110pt

    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回は特別編! ドラゴンゲートの望月成晃選手がゲストです! 1万字でお届けします!

     






    <1記事から購入できる連載記事! クリックすると試し読みできます!>三銃士、四天王、UWF、邪道…平成のプロレスを変えた5つの勝負ジャイアント馬場没20年追善興行と飯塚高史引退試合北尾はなぜ大成しなかったのか■柴田惣一☓小佐野景浩 マスコミ大御所第2弾柴田惣一☓小佐野景浩 プロレスマスコミ大御所対談「スクープ合戦はガチンコの闘いだった」多発するプロレスラーのケガを考える愛すべき元横綱・輪島が戦った全日本プロレスの2年間全日本プロレスの「うっかり八兵衛」が明かす全日本秘話プロレスラーが憧れたプロレスラー、マサ斎藤さんあの日の全日本プロレス、SWSを語ろう■北原光騎×小佐野景浩最後まで全日本プロレスを愛した馬場元子さん
    中邑真輔、棚橋弘至、柴田勝頼……新・闘魂三銃士最後のムーンサルトプレス……天才・武藤敬司縁の下の力持ち!! 坂口征二の荒鷲人生WARからイッテンヨンへ! ライオン・ハート時代のクリス・ジェリコ
    「情」で生きる佐々木健介の激烈人生! 
    プロレスラーで初めて大臣になった男、馳浩大森隆男のワイルドな全日本プロレスLOVE 暴走親方、諏・訪・魔!!嗚呼、阿修羅・原……修羅ごときそのレスラー人生!!冬木弘道は「俺はやっぱり死ぬんだな」とニヤリと笑った…完全無欠のプロレスラー!! ジャンボ鶴田超獣ブルーザー・ブロディ【涙のカリスマ】大仁田厚の邪道プロレス人生“四天王プロレス”の光と影――三沢光晴
    癌に勝った絶対王者・小橋建太“プロレス巨大組織”NWAとは何だったのか?呪われたIWGPが最高権威になるまで悲運の闘将ラッシャー木村、耐えぬき続けた人生 燃える男、アニマル浜口――!!“天龍番”が感傷に浸れなかった天龍源一郎引退試合全日本プロレスを二度は裏切れない……」秋山準馬場死去、三沢離脱……その後の全日本プロレスジョー樋口、和田京平…全日本プロレスを支えたレフェリーたち 我らが英雄ザ・ファンクスの凄み! 猪木を超えられなかった藤波辰爾――プロレス職人と野心の時代レスラーの野心が謎を生み出す……SWSに狂わされた男たち!
    「俺のほうがUWFより強い!」 誇り高き仮面貴族ミル・マスカラスプロレス史上最も過酷な闘い! G1クライマックス『週刊ゴング』の創刊と休刊まで……闘いのゴングはこうして鳴った!80年代タイガー、90年代ライガー! ジュニアヘビー級の歴史!!“リングの現実”に殉じたNOAHの栄枯必衰昭和のプロレスを支えた影の実力者! さらば永源遥――!!史上最も愛されたヒール! 黒い呪術師アブドーラ・ザ・ブッチャー

    輪島、北尾、曙……プロレスラーになった横綱たち!!
    全日本プロレスのすべてを知る男、渕正信
    鈴木みのるを変えた“全日本プロレスイズム”
    高山善廣が「帝王」と呼ばれるまで
    「プロレス取材の難しさ」
    一寸先はハプニング人生! アントニオ猪木!!オシャレでスマートな昭和の頑固親父! グレート小鹿




    小佐野 知り合ってずいぶん経つよね。94年1月の北尾道場(のちに武輝道場)旗揚げのときからだから25年近く。
    望月 長いですよね。あの当時、プロレスマスコミといえば、元『東京スポーツ』の柴田(惣一)さんか、小佐野さんなんですよ。こういう言い方はアレなんですけど、当時『週刊プロレス』さんは北尾道場に冷たかったんです(笑)。
    小佐野 ああ、北尾さんは『週プロ』と仲の悪かったWARに出ていた理由もあるんだろうね。
    望月 それに当時は士道館所属の空手家で、プロレスラーというわけでもなかったんですよね。空手着のまま試合に出て「正直この世界でやっていけるのかな」と模索しているうちに1年過ぎたんですけど。 たまたまスーパーJカップに出れて、1回戦で大谷(晋二郎)さんに負けたんですが、当時『週刊ゴング』の編集長だった小佐野さんから『ゴング賞』をいただいたんです。
    小佐野 あったねぇ。なつかしい。
    望月 あの『ゴング賞』をもらったことで「プロレス界でやってけるかもしれない」と思ったし、初めてマスコミの方に認めていただけたんですよ。その記憶がハッキリとある。『ゴング賞』がなかったら、ここまで続いたかわからないんですよ、正直。
    小佐野 そういえば、『ゴング賞』のときは、天龍さんや北尾さんからも家にお礼の電話をもらったよ。べつにエコヒイキしてあげたんじゃないんだけどね。ある日の後楽園ホールでは、望月選手のお父さんから声もかけられて(笑)。
    望月 ハハハハハハハ。ああいう賞って直接対決はしないで競わされてる部分があるので、そこで評価されるのは、とてつもなく嬉しいことでもありますよね。
    小佐野 とくにデビューして1~2年目の頃は何も勲章がないわけだからね。
    望月 そうなんですよ。「どうせもらえないだろう……」ってヒネてるぐらいでしたもん。
    小佐野 あの当時は北尾さん自体が色眼鏡で見られてたよね。
    望月 「プロレス界の敵」みたいな扱いでしたよね。 ナチュラルヒールのイメージ。
    小佐野 その弟子だったわけだもんね。
    望月 しかも空手しかできない(苦笑)。北尾さんがWARに上がったときは、付き人をしながら出入りさせていただいて。北尾さんのパートナーがいないので、ろくにプロレスを知らないままWARの試合に出ることになったんですよ。
    小佐野 フフフフフ。
    望月 しかも超ヘビー級の北尾さんのパートナーですから、必然的にヘビー級の試合に放り込まれて(笑)。いやあ、経験がない中で大変でした。WARのファンの皆さんは熱かったので、プロレスラーとして認めてもらえてなかったですよね。「こんな奴をリングに上げるな!」ていう罵声も浴びてました。
    小佐野 WARの両国国技館のときの野次は酷くなかった?
    望月 凄かったですねぇ。6人タッグの1DAYトーナメント。デビュー3戦目でタッチワークすらわからないまま試合に出たんですよ(笑)。1回戦は石川(孝志)さん、北原(光騎)さん、維新力さんチームとの試合で。こっちは北尾さんと、全日本のチャンピオンの方だったんですけどね。
    小佐野 小林明男だ。
    望月 ちょっとだけプロレスに出て、空手の世界に戻られたんですけどね。ボクは北原さんと長めに戦ったんですけど、北原さんって蹴りをさばけるじゃないですか。
    小佐野 シューティング出身だからね。
    望月 いいようにあしらわれて、最後は丸め込まれてワン、ツー、スリーで1回戦敗退。ファンから「オマエら、二度とリングに上がるな!」という罵声を耳にしましたね(苦笑)。
    小佐野 ボクも初めは純粋な空手家だと思ってたからね。取材してみたら「なんだ、プロレスが大好きじゃないか」と。
    望月 ボクはUインターで高田延彦さんが北尾さんをハイキックでKOした試合を見て大興奮してたクチですからね(笑)。
    小佐野 それが必殺技の「最強ハイキック」になってるんだもんね(笑)。
    望月 空手家スタートじゃないんですよ。 ボクがプロレスファンだった時代は全日本プロレスと新日本プロレスの2つしか団体がなくて、身長も180センチないと入門できない。なので普通に就職してプロレスファンを続けてたんですよね。
    小佐野 そんなとき高田のハイキックに衝撃を受けて。
    望月 たまたま職場の近くに士道館があって「空手の大会に出る人生もいいかな」と思って。そうしたら士道館の添野(義二)館長と北尾さんのマネージャーが昔からの知り合いで、北尾道場の旗揚げ戦に出られる選手がいないか?と。そこでボクが選ばれたんです。「たまたま」がたくさんあったわけですよ。
    小佐野 高田延彦に憧れたのに北尾さんの弟子になるっていうのも凄い話だよね。
    望月 北尾さんとスパーリングをやったときは、口には出しませんでしたけど心の中では「やったあ!」と(笑)。興奮しながら見た試合を自分で再現できたわけですからね。 
    小佐野 ハハハハハハハ。凄いなあと思ったのは、ちゃんとプロレスを教わったわけではないでしょう。受け身にしろロープワークにしろ。
    望月 そうなんですよね。偉そうに言うわけじゃないですけど、25年やらせてもらってますが、誰にも教わらないまま来ちゃいましたねぇ。
    小佐野 独学だよね。それは凄いよ。
    望月 闘龍門(ドラゴンゲートの前身団体)に合流してからは、受け身をしっかりしないといけないって意識するようになりましたけど。ボクがデビューした頃って攻撃力さえあれば、お客さんも熱くなって一喜一憂してくれたんですけど。いまは攻めも受けも自在じゃないと評価されない時代になってますよね。
    小佐野 攻防をしっかり魅せないといけないってことだね。
    望月 闘龍門になってから、そこはもの凄く意識しましたね。それまでは何も意識しないまま、新日本プロレスさんとかでも試合してたんですけど(苦笑)。
    小佐野 デビュー戦の相手が、スープレックスマシーンのタズマニアックだったよね。バッカンバッカン投げられて(笑)。あの試合は凄かった。
    望月 あれ、最初は士道館の同門同士で空手のエキビションマッチをやるという話だったんですよ。その時点で空手を始めて5ヵ月目だったんですけどね。
    小佐野 えっ、そんなもんだったの?(笑)。
    望月 そうなんですよ。だって高田vs北尾が92年11月。ちょっと独学で鍛えてから93年5月に入門して。 
    小佐野 デビュー戦が94年の1月だから、たしかに5ヵ月だ。士道館の代表として出てたけど、月謝払って道場に通ってたわけだもんね。
    望月 ボクは添野館長の直弟子だったので目にとまりやすかったんでしょうね。「エキビションマッチはなくなった。その代わりにプロレスラーとの異種格闘技戦になったからな」と(笑)。 
    小佐野 全然違う話になっちゃった(笑)。
    望月 「できるか?」とか聞かれないですよ。こっちも「押忍!」で断れないですから。 
    小佐野 それで北原みたいな格闘系の選手だったらまだいいんだろうけど、スープレックス系だもんね。
    望月 受け身なんか習ってないですからね。脳天から投げられて(苦笑)。
    小佐野 我々としては大変面白く見てたんだけどね。「豪快に投げられてるなあ~」って。
    望月 いまでも覚えてますが、3分足らずで終わった試合が『ゴング』さんでカラー1ページで扱ってもらいましたから(笑)。
    小佐野 それだけインパクトがあったということだよね(笑)。
    望月 正直、身体が壊されるんじゃないか……というくらいの思いでリングに上がったんですけどね。大怪我もしなかったし、「プロレスをやれちゃうんじゃないのかな」って。小佐野 でも、1年後に『ゴング賞』をもらったときも、そこまで試合は経験してないでしょ?

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • 【1記事から購入できる必読記事厳選集】DropkickバックナンバーBEST50

    2019-05-19 15:45  
    2000記事近くの中から必読人気記事をピックアップしました! BEST50となってますが50以上あります!
    プロレス番記者が見た「北尾光司の真実」■柴田惣一

    人間風車ビル・ロビンソンから何を学べるか?■対談・中井祐樹×鈴木秀樹

    U系平成のベストバウトは高田延彦vs北尾光司!■金原弘光
    【フジメグ15000字】藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」
    「GSPの日本人スパーリングパトーナー」が語る英雄の真実■赤沢幸典
    虐待から救ってくれた一筋の光、それは大日本プロレス■アメプロインディ通信「フリーバーズ」UWF系プロレスラーが語る「エキシビジョンマッチ」■金原弘光佐山聡に鉄拳指導された当事者が語る「地獄のシューティング合宿の真実」全女イズム最後の継承者・高橋奈七永インタビュー「リングの中でも外でも潰し合いでした」追悼ダイナマイト・キッド:「レスラーとして
  • UFC、ONE、パンクラス、修斗……最新MMA舞台ウラ1万字!!■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2019-05-19 15:05  
    87pt
    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマはUFC、ONE、パンクラス、修斗……最新MMA舞台ウラ1万字です!!(ニコ生配信されたものを編集したものです)【1記事から購入できる過去記事】
    コーミエ・レスナーは是か非か 「やらせだ、フェイクだと言っているヤツらは、一生貧乏してろ」

    “ローリングサンダー” に全米陶酔! ナスカワマニア暴走中!レッスルマニア裏話:『ファビュラス・ムーラ記念杯』バトルロイヤルに1万人が反対した理由アンドレ・ザ・ジャイアントのドキュメンタリー番組 「1日でもいいから普通の大きさになりたい」地球上最強男スティペ・ミオシッチは、それでも時給14ドルで消防署で働く





    ダニエル・コーミエ「何が悲しいって、ジョーンズには本当に薬物などやる必要があったとは思えないということなんだ」
    MMAファンは、世界で最も熱狂的で、失礼でネガティブな存在だ:絶対王者デミトリアス・ジョンソンのリアリズムUFCにはなぜ、ゲイの男子ファイターがいないのか(仮説)




    ――シュウさん、今回も格闘技界のいろいろなお話を聞かせてください!
    シュウ よろしくお願いします!
    ――最近はシュウさんがマネジメントする選手が各地で試合をしていますが、ちょっと残念なお話から伺うと、魅津希選手がInvictaのワンデートーナメントを直前で欠場することになってしまいましたね。
    シュウ そうなんですよ。魅津希ちゃんはドクターストップなんですけど、正直いうと調整失敗ですよねぇ。減量途中でもう呂律が回らなくなって全身が痺れた状態になりまして。そこからもまだ少し体重を落とさなくちゃいけなかったんですけど、これ以上やったら危険だ……ということでドクターストップになりました。
    ――それまでは減量は順調だったんですか?
    シュウ 彼女はオフのときに右手を手術しまして、そのときに予定よりもちょっと大きくなりすぎたのかなあと。本人もツイッターで言ってますけど、根本的には自己管理不足からきたものなので、今回の件は彼女もガッカリしていると思うんですよね。
    ――前回も計量オーバーでペナルティを受けて試合をしましたが、このままストロー級で続けるんですか?
    シュウ フライ級に上げることも選択肢としてはあるんですけど、「ストロー級で戦いたい」というのが彼女の希望なので。じつは、これから3時間後ぐらいにコーチ陣全員と魅津希ちゃんの話し合いが行なわれるんですけど、それで通訳しなくちゃいけないので、このあとも寝られない状況なんですけどね(苦笑)。
    ――おつかれさまです!
    シュウ でも彼女、今後は大変だと思いますよ。計量オーバーをしちゃう選手はUFCは好まないですから。今回、厳密にはドクターストップですし、計量オーバーしたけではないんですけど。だから次の試合をするにあたっては、テスト減量をすることも考えていますね。それにこのトーナメントで優勝していれば、100%UFCと契約できたわけですけど、そのうえ試合に出られなかったために一銭も稼げなかったわけですから。だから「週2回ぐらいバイトせい」と言ってるんですけどね。
    ――次に向けて再スタートを切るしかないですね。
    シュウ ホントに残念ですよ。4月27日のUFCでせっかく佐藤天くんがベン・サンダースを相手に2RTKOといういい勝ち方をしてくれたのに。UFCだってそろそろ新規契約する日本人もほしい頃じゃないですか。その弾みをつけるためにも……というところでね。
    ――佐藤選手はホントにいい勝ち方でしたよね。
    シュウ 佐藤選手に関しては、まだ詳しくは言えないんですいけど、じつは次の試合も決まりました。彼が希望している月で、できればナンバーシリーズがいいということだったんですけど、ちょうどいい枠があって、相手もちょうどいい頃合いの選手がいたので。
    ――今回の試合は佐藤選手はこういう勝ち方をしないとダメな相手だった……のかなとも思っていて。
    シュウ おっしゃるとおり。ベン・サンダーズと言ったらけっこうキャリアもあってUFCやBellatorでも参戦歴がありますけど、現在3連敗中ですからね。日本人選手がパンチ一発で相手を倒してそこからパウンドで勝つって最近なかなかないし、予想以上にいい勝ち方ができたんですけど。
    ――満点回答でしたね。
    シュウ 彼に言ったのは「UFCは勝てば天国、負ければ地獄だ」と。水を刺すわけじゃないですけど、UFCで善戦した水垣偉弥選手がどれだけ落ち方が早かったか。ボクはそれを目の前で見ているのでね。
    ――生き残りのスピード感が他団体とはまるで違いますよね。UFCの1年が他団体では2年3年……ヘタしたら5年くらい感じます。
    シュウ 佐藤選手には「帰国しても祝勝会とかしないほうがいいんじゃない」と言いました。次の試合に向けて気を引き締めてやらないといけないので。
    ――祝勝会は3連勝後でもいいかもしれない(笑)。
    シュウ 3連勝どころか、4試合契約なので、再契約までたどりついたら祝勝会をするぐらいの気持ちでいないとダメですよ。だって目標はランカー入りですもん。大きな壁となるのが再契約できるかどうかじゃないですか。こう言ったら失礼ですけど、日本人選手は4試合契約だけで終わった選手が圧倒的に多いですからね。とくにウェルターは「神の階級」ですから。やっぱり最低でも最初の4試合契約で3勝1敗ぐらいじゃないとランカー入りは見えないですよ。
    ――ウェルターで3勝1敗が最低ライン、というのもなかなかレベルが高いです……。
    シュウ でも、UFCは厳しい世界だから選手のフォローも凄いんですよ。UFCには専属の料理人がいたりとか、現場の環境はどんどん良くなっていますから。リカバリーのメニューだって、選手が希望すれば全部用意してくれるんですよ。まあ、佐藤選手の場合は、よく慣れたフロリダでの試合だったし、以前に2回ほど練習に行ったことことがあるフロリダのハードノックスというチームにいる選手の元奥さんが日本人の方で、彼女がご飯を作ってくれていたので、そのサービスは受ける必要はなかったんですけど。UFCって選手は食費も別でもらえるんですけど、ブラジル人選手なんかは「じゃあ、お金は使わないでおこう」ということで、みんな料理人の食事を食べてますからね。じつはセコンドがメシを食っていて、選手じゃなかったりとか(笑)。
    ――ハハハハハハ! チャッカリしてますね。
    シュウ マッサージとかも無料なんです。中には、セコンドの人間がマッサージを受けていたりするんですよ。「この前、ちょっとヘルニアになったからさあ」みたいな(笑)。
    ――たくましいですねえ。女子選手なんかは編み込み代も出るということなんですもんね。
    シュウ そこはInvictaでもサービスを提供してくれるんですけど。UFCは「選手のために」というのが強くなっていて、ラスベガスにUFCパフォーマンス・インスティチュートという大きなセンターができたじゃないですか。そこのスタッフが現場に来てそういうサービスを提供するんですけど、皮肉を言うような弁護士なんかだと「まあ、選手のためとか言いながらも、どうせ会社のためのリサーチと訴訟対策も兼ねてるでしょ?」と言ってましたよ。要は、何か問題が起きたときに「いや、UFCとしてはこれだけのことを選手のためにやっていますよ」と言い訳できるようにしてるんでしょうね。
    ――そこは素直に恩恵に預かりましょう(笑)。しかし、MMAというスポーツがメジャーの階段を昇っていく様子が伝わってきますね。
    シュウ UFCは横綱相撲じゃないですけど、たとえばBellatorを含めて他団体のことを聞いてもまったく気にしてないですから。ハッキリ言って眼中にない。ダナ・ホワイトは前から言ってますけど、「UFCの最大の敵はすべてのエンターテインメントだ」と。

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • オマエの目的はなんだ? ZERO1GM三又又三「プロレスも人生もやり直せる」

    2019-05-17 18:47  
    87pt
    お笑い芸人三又又三がZERO1のGMに就任した……というニュースを薄っすら耳にしたことはないだろうか? じつはいまだにGMとしてZERO1を盛り立てている。お騒がせ芸人の目的はなんだ???【1記事から購入できる過去記事】
    佐山聡に鉄拳指導された当事者が語る「地獄のシューティング合宿の真実」「佐山先生をUFCの殿堂に!」……川口健次✕朝日昇、青春のシューティング対談!!修斗、リングス、K−1、PRIDE…90年代を漂流した格闘家・本間聡インタビューきみは大道塾の超人・加藤清尚の「当然の奇跡」を知っているかキャッチはどこへ消えたのか? 宮戸優光×中井祐樹「プロ・レスリング」の文化と競技論村浜武洋“流浪と怒り”のロングインタビュー「やるか!? おう、コラ! ああん!?」【和術慧舟會創始2万字語り】西良典インタビュー「総合格闘技がなかった時代の話をしよう」パンクラス24年間のすべてを知る男・坂本靖「ああ、このまま倒産するのかと思ったときもありますよ」「佐山先生に言われたんです。俺の影になってくれと」…中村頼永インタビュー<シューティング黎明編>運命のバリジャパ、安生道場破り、幻の長州戦真相――中村頼永インタビュー<ヒクソン来襲編>木村浩一郎 90年代・灰色の狂気――「FMWとリングスで俺はこの業界をナメてしまったんですよ」 紀元前のシューティング……「スーパータイガー・ジムに通った高校生」/ソムチャーイ高津

    修斗初代王者/仮面シューター・スーパーライダー 渡部優一 「東映の許可? 取ってますよ(笑)」
    ――三又さんがZERO1に関わりだしてからだいぶ経ちますよね。
    三又 もう2年になりますね。
    ――あ、もう2年も。
    三又 すっかりZERO1に溶け込んじゃって「三又がプロレス団体のGM? いったい何をやってるんだ!?」っていうリアクションすらないですよ!(苦笑)。
    ――ハハハハハハハ。
    三又 笑いごとじゃなくて! アナタもボクのGMという役職があくまで表向きだと思ってないですか? 
    ――ズバリそうですが……違うんですか?
    三又 もちろん違いますよぉ! GMだけではなく、リング作りから、レフェリーまでやってるんですよ!!
    ――完全に団体の中の人じゃないですか!(笑)。
    三又 だってGMですからね。WWEのシェイン・マクマホンは年に一度、大舞台でとんでもないダイブを披露しますけど、レフェリーもやってるんですよ。ボクはシェインを本気で目指してますから。
    ――なんでまたZERO1にそこまで深く関わるようになったんですか? そこから聞きましょう。 
    三又 ある関係者から「ZERO1が危険だ!」と聞いて。危険だからこそ「いったいどうなってるのか?」と見に行ったわけですよ。
    ――危険な男が危険な現場を見に行ったわけですね。
    三又 そうそう(笑)。じつはその前に、ある潤っているプロレス団体から「リングに上がらないか?」って声がかかってたんですよ。その団体を見に行ったら後楽園ホールが満杯。でも、そこのリングに上がる姿がなぜかピンとこなかったんですよ。で、その次にZERO1の後楽園ホールを見に行ったら……客入りがスカスカすぎて大興奮したんですよ! 「なぜなんだ? なぜこんなにお客が入ってないんだ? 俺が満員にするしかない!」って妙な使命感で燃え上がっちゃって。
    ――それくらいショッキングな客入りだったんですね。
    三又 だって後楽園ホールで300人弱だったんですよ。
    ――ひえっ……。
    三又 後楽園ホールの南側の席ってオレンジ色じゃないですか。誰も座ってないから一面がドワーッとオレンジ畑。映像が残ってますけど、もう地獄ですよ。いま思い返しただけでも、ゾッとしますもん……。 いまはもうだいぶ盛り返してますけどね。
    ――三又さんはそこからZERO1乱入を繰り返したんですね。
    三又 「俺をZERO1のGM にさせろ!」と。最初の反応はみんな冷たかったですけどね。まあ、そこはあたりまえですよね。「いったい何をやろうとしてるんだ?」「芸人の話題作り?」に見えますよ。でも、最初から満員の団体のリングに上がったって面白くないでしょ。そういう部分では、変な話ですけど、やりがいがあったというか。
    ――現場はすんなりと受け入れてくれたわけじゃなかったんですね。
    三又 そこは何を言われようが、泥を被ってでもZERO1を盛り上げたいという覚悟はありましたよ。あのときからZERO1には、いい選手が揃ってるんですよ。でも、なかなか客足に結びつかない。じゃあ、ボクはGMとして何をやるかといえば、蓋をしているところを開ける作業ですよね。たとえば当時のZERO1は、お客の入りがイマイチだったことがカッコ悪かったのか、観客動員を未発表にしてたんですよ。そこでボクはマイクで「何を世界一カッコ悪いことをやってるんだ?」と言ったんです。そう指摘されたら観客動員を公開するしかないですよね。
    ――たしかに痛いところを突かれたわけですもんね。
    三又 ドン底まで落ちてるんだから恥ずかしがらずに「さらけだせ!」と。プロレスも人生もやり直せるんですよ。三谷幸喜さんのドラマでいえば『王様のレストラン』。閉店寸前のレストランを松本幸四郎が救うみたいなね。 
    ――三又のレストランですか(笑)。
    三又 まさに『王様のレストラン』に近かったと思いますよ。ひとつひとつの料理は素晴らしいんですよ。それなのになんでお客さんは入らないんだ?と。理由は簡単じゃないですよね。それこそボクひとりだけの力でなんとかなるわけじゃないですし、要は旗振り役をやったわけですよ。
    ――ちんどん屋の役割じゃないですけど。
    三又 ZERO1は見れば絶対に面白いんですよ。ボクはお祭りの見世物小屋が大好きなんですけど、ZERO1はあの雰囲気。平成が終わって令和の時代に、昭和の非日常空間があるわけですよぉ! 最近はやっと歯車が噛み合ってきて、火野裕士選手やSUGI選手も加入して……あの地獄のような光景は打破してますよね。
    ――三又さん自体は現場に受け入れられたきっかけってあったんですか?
    三又 向こうも最初は冷やかしだったと思ったんですよね。でも、ブードゥー・マーダーズに襲われて、流血して救急車で運ばれて十針を縫ったときじゃないですか。高岩(竜一)さんが言うには「これで200パーセントやめるだろうな……」と思ってたみたいですよ。でも、ボクは悔しかったんですよね。こんなことで引いてたまるかと。(ビート)たけしさんに流血のことを報告したら「おまえに救急車なんて、もったいない。税金でまかなってんだぞ」という最高のお言葉をいただきましてね。
    ――さすがですね(笑)。

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • 壮絶過去の天才ファイター、ローズ・ナマユナスは、本当に引退してしまうのか?■MMA Unleashed

    2019-05-17 12:23  
    81pt
    画像はローズ・ナマユナスの最新インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/rosenamajunas/?hl=jaOmasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは壮絶過去の天才ファイター、ローズ・ナマユナスは、本当に引退してしまうのか?です!!【1記事から購入できるDropkickバックナンバー】メイウェザー舞台裏…ケンタッキー60人前と剥がされた神童のバンテージ■笹原圭一RIZIN広報なぜあのギロチンは極まったのか? コールドウェル戦大勝利の裏側!!【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」■鈴木秀明堀口恭司を育てた男、ATTのマイク・ブラウンに聞く高田延彦RIZIN統括本部長の「迷走解説」問題日本時間5月12日(日)に開催されたUFC 237のメインイベントでは、王者ローズ・ナマユナスが挑戦者ジェシカ・アンドラージを迎え撃つUFC女子ストロー級タイトルマッチが行われ、第2ラウンド2分58秒、アンドラージがパイルドライバー風のスラムによりナマユナスをノックアウト、新王者に輝いた。
    この試合で勝って防衛に成功すれば、新ヒロインとして大きくプッシュされる計画もあったとされるナマユナスは、一発逆転のKOを食らってしまうまで、過去最高といってもいいほどの、自信に満ちあふれたパフォーマンスを披露していた。まるでマタドールのようにアンドラージの突進力をかわしつつ、挑戦者を上回るゲームプランと、キレがあって正確な打撃で挑戦者を着実に削っていた。英語版PPV中継解説者のドミニク・クルーズとダニエル・コーミエは、こんなペースで打撃をもらい続ければ、アンドラージはそんなに長くは持たないと声をそろえた。メンタル面で問題を抱えているというナマユナスのバックストーリーを踏まえて見ていると、胸が熱くなるような堂々の試合ぶりだったのだ。
    「こんなことをいうとジェシカに失礼だと思うし、ケチをつける意図はないんだけど、でもあの勝利はまぐれだよ。ああいうことは普通は起きない。一般に、選手は頭から落ちて失神することはない。リマッチをすればジェシカが勝てないとは言わないが、これまでの1ラウンド半を見る限り、ローズが有利だと思う」
    - マイケル・ビスピンのポッドキャスト『Believe You Me』より
    万端の準備と完璧な試合運びが、窮鼠(きゅうそ)猫を噛(か)むような一撃で逆転され、本人もさぞ納得がいかないのではないか、そう思って試合後の表情を見ていたら、ナマユナスはうっすらと微笑(ほほえ)みすら浮かべながら、「これで肩の荷が下りた」と語ったのだ。
    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 

     
  • 総監督が語る「ジャイアント馬場没20年追善興行」■木原のオヤジ

    2019-05-15 19:18  
    91pt
    2月19日「ジャイアント馬場没20年追善興行」の裏側がインタビューがなぜ今頃?? それはわたくしジャン斉藤の録音機器がトラブルにより紛失危機に陥ったからである。機器だけに危機! という猪木さんばりのダジャレはともかく馬場さん追善興行を総監督した木原のオヤジこと木原文人インタビューです!木原のオヤジの人となりはこちらです!・全日本プロレスの「うっかり八兵衛」が明かす全日本秘話■木原文人✕小佐野景浩【関連記事】・ジャイアント馬場没20年追善興行と飯塚高史引退試合■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」
    折原昌夫インタビュー後編「天龍さんの引退試合を見に行かなかったのは……」

    【濃厚18000字】トンパチ折原昌夫が明かす全日本プロレス、SWSの信じられない話!!更級四郎×ターザン山本 G馬場ブレーンの語らい――全日本プロレスが再生した日 

    北原光騎 男が男に惚れる天龍劇場「俺にとって天龍さんは“神様”だよ」 

    倉持隆夫 元・全日本プロレス中継アナウンサー「作られたスポーツを実況するということ」 

    ウォーリー山口 プロレスなんでも屋「ジャイアント馬場と竹内宏介、ふたつのG魂」 
    ――木原さん! 令和という新時代に入ってしまいましたが、平成最後を締めくくった「ジャイアント馬場没20年追善興行」について聞かせてください!
    木原 ボクは総監督として運営に関わらせていただきましたけど、いやあ、本当にプレッシャーでした。これは元子さんのご家族から聞いた話なんですが、元子さんがご存命のときに「もし私に何かあって、こういう興行があるときはオヤジ(木原のあだ名)にやらせなさい」と伝えていたみたいで。これは双肩にずっしりと、かかりましたねぇ。
    ――そんな遺言が! 大会の主催者は、馬場さんの肖像権に関する事業を継承した緒方公俊さん。この方は元子さんの姪の息子さんになるんですよね。
    木原 そうです。緒方さんはHISに務めていたんですけど、会社をやめて馬場さんの事業一本で生きていくと。本当にHISをやめちゃったことにも感動しちゃったんですよ。HISといったら、大きい会社ですからね。もったいなぁって。
    ――ジャイアント馬場を語り継いでいく存在になりたいということですね。仕事を続けながらでもいいのに、気合が入ってますね(笑)。
    木原 本当にそうなんですよ。ボクは彼を子供の頃から知っていて、いま31歳なんですけど。いまはアチコチの会場に足を運んで「プロレス興行とは何か?」を勉強してるんです。実際に今後も興行をやるかどうかはわからないんですが、彼の仕事は基本的に馬場さんの催事ですよね。馬場さんの肖像権を使って、いろいろとやれることがあるんじゃないかと。馬場さんを後世に伝えていくためにもプロレスの興行をよく知っておきたいみたいなんです。いままでもプロレスの会場には来てましたけど、お客さんとして見てきたプロレスと、自分たちが運営していくプロレスはまた違いますからね。その姿勢は素晴らしいと思いますよ。
    ――今回の「ジャイアント馬場没20年追善興行」開催はどういう流れだったんですか?
    木原 馬場さんが亡くなって20年目ということで、元子さんがご存命の頃からいろんな話があったんです。昨年末からお正月にやっていた渋谷の東急百貨店「ジャイアント馬場展」なんかもそのひとつなんですよ。
    ――キャディラックから始まり、馬場さんのお宝が展示される中、全日本プロレスゆかりのファイターのテーマ曲が1日中流れていたジャイアントな催事ですね(笑)。
    木原 そんな流れもあって追善興行の話も出たんですが、ボクは後楽園ホールで、元子さん時代の全日本プロレスを再現できればいいのかなあ……くらいに思ってたんですよ。
    ――元子さんの追悼も兼ねて。
    木原 でも、ご家族はそうではなくて「もっと大きく追善興行をやりたい」と。会場は両国国技館でやると言い出してビックリしちゃったんですよね。いまのプロレス界で両国を超満員にできるのは新日本さんぐらいじゃないですか。 
    ――どこの団体も両国に進出していますが、パンパンに埋めるのはなかなか大変な会場ですね。
    木原 「本当に両国にやるんですか?」って驚きました。両国さんから「この日だったら空いてます」っていう日程候補を3つぐらい提案されたんですが、その中から選んだのが2月19日。偶然にも「プロレスの日」だったんですよ。
    ――1955年2月19日に力道山・木村政彦vsシャープ兄弟が行われたことから「プロレスの日」とされていて。
    木原 「プロレスの日」だから2月19日にオーダーしたわけじゃないんですよね。こんな大きな興行がはたしてできるのかどうか……ってことで頭は精一杯でしたから、そんなところまで頭は回してる余裕はなかったんです。 会場を抑えた何時間後に「ああ、プロレスの日だ。これはツいてるなあ」ぐらいでした(笑)。 
    ――大きい会場に見合うプランはあったんですか?
    木原 いや、何もなかったです。でも、「白いキャンパスに絵を描くと面白いなぁ」という馬場さんの言葉を思い出し、ゼロからやるしかないかなと。当初ブッチャーさんの引退式の話もなかったですし、各団体とお話をして、OKならばいろいろと決めていくという段取りで。本当にゼロからでした。
    ――まず会場ありき! 本当にプレッシャーですね(笑)。 
    木原 大会前は夢で何度もうなされましたからね。大会がなかなか終わらなくて深夜2~3時にようやく全試合が終わって、両国の関係者にメチャクチャ怒られる……という夢で。
    ――ハハハハハハ!全女でもありえないですけど。
    木原 もうひとつプレッシャーになったのは、東京スポーツさんで報道されたときに「オールスター興行開催!」みたいな見出しになっちゃったんですよ。あくまで馬場さんの追善興行ですし、たしかに各団体に協力はお願いするんですが…… オールスターとまで煽られると(苦笑)。
    ――ハードルがジャイアントになっちゃたんですね(笑)。各団体との交渉は順調だったんですか?
    木原 そこはご家族の方が連絡をしていただきまして、皆さんご協力をいただけることになったんですが、やっぱり馬場さんの追善興行ですから、馬場さんのカラーをどう出すのかが問われるじゃないですか。馬場さんが亡くなられて20年経ってしまったので、プロレス界の環境も大きく変わってますし、景色が全然違いますよね。馬場さんゆかりの選手は何人もいない中、そこでいかにジャイアント馬場色を出せばいいのか。となると、まずは馬場さんと接点の深いレジェンド外国人なんですよね。スタン・ハンセンやドリー(・ファンク・ジュニア)さんは不可欠ですし、ブッチャーさんが日本で引退式をやりたがってるという話を聞いて。
    ――馬場さんの匂いがする外国人レスラーを呼んだわけですね。
    木原 さらに大きかったのは猪木さんが来場されたことですね。ファン目線からすると、馬場さんといえば猪木さんでもあります。猪木さんをはじめ、すべての選手や関係者のスケジュールが空いていて無事に来場されたのは奇跡ですよ。ブッチャーさんが体調不良で来られなくなったら、20万円のブッチャーシートはどうなるんだろう?って心配でしたから。
    ――高齢ですから体調を崩されることも充分考えられますし。
    木原 テリー(・ファンク)さんにもオファーしたんですけど、 奥様のご容態がわるくて、つい最近テリーさんの奥様は亡くなられました。デストロイヤーさんも同じく体調面に問題があってメッセージをいただたんですが、そのあと3月にお亡くなりになって……。
    ――最後のメッセージが馬場さんの追善興行というのも運命的というか。

    この続きと、望月成晃、剛竜馬、天心vs亀田、三又又三、トム・マギー…などの記事がまとめて読める「13万字・記事22本の詰め合わせセット」はコチラ 
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1769330
    この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!