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【記事12本12万字】極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン…
2024-10-31 23:59800pt非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! 記事12本132万字で800円!!(税込み)
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◎【RIZIN48 15,000字語り】川尻達也「嫌な練習をしているかは試合を見ればわかる」
◎【元・静岡県警のマル暴刑事】 関根“シュレック”秀樹 薬物犯罪捜査を語る
◎【RIZIN復帰戦】浜崎朱加は2年間、何をやっていたのか?
◎18歳の新星・秋元強真の時代がやってくる!!【インタビュー】
◎「高田さんは相当強いっすよ……」ブラジリアン柔術家・高田延彦を語ろう■橋本欽也
◎Netflix『Mr. マクマホン: 悪のオーナー 』を楽しんでいいのか
◎プロレス事情通Z
アイスリボン給料未払いとは何か/新日本☓スターダム、飯伏欠場、スターダム離脱なし
◎“3人目のクラッシュ”が回想する『極悪女王』の時代■伊藤雅奈子
◎暗黒・新日本の象徴「アルティメット・ロワイヤル」の裏側■◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉
――今日は『孤狼の血』に出演していたかのような風貌の関根シュレックさんに格闘家の犯罪について伺います!
関根 よろしくお願いします(笑)。
――出演告知ツイートをしたらですね、シュレックさんが元・刑事ということはご存知でも、マル暴だったことを知らない人がチラホラいたんです。なので、あらためて経歴を簡単に説明していただけないでしょうか。
関根 大学卒業後に静岡県警に入り、機動隊を経て刑事としてマル暴(組織犯罪対策部)に入りました。
――マル暴はどの犯罪を担当するんですか?
関根 暴力団犯罪すべてをやります。
――はっはー、すべて!
関根 泥棒だったら捜査3課、強行犯、殺人強盗や傷害は捜査1課、知能犯や詐欺、汚職なんかは2課なんですけど、暴力団はあらゆる犯罪を手に染めるので。暴行・傷害、詐欺、薬物犯罪……彼らがやる犯罪すべてを捜査します。
――ということは、マル暴はあらゆる犯罪に精通しないといけない。
関根 そうですね。たとえば老人の家に入り込んで土地を奪っちゃう地面師。最近Netflixでもドラマ化しましたが、浜松でも事件が起きたんです。そうすると公正証書や登記簿なんかも見れないといけない。着手前に国家試験の参考書を買ってきて勉強するんですよね。そうしないと取り調べができないし、捜査報告書を書けなくなっちゃうんで。薬物に関しても同じですね。薬物犯罪と暴力団犯罪は隣り合わせ。根っこは同じなんで。
――薬物と暴力団は繋がっていると。
関根 薬物を売ることで大儲けしてるわけじゃないですか。最初は暴力団と関係なくても、そのうち暴力団は目をつけますよ。やってることが犯罪なので、暴力団が売人をイジメてても警察にたれ込めないわけじゃないですか。暴力団には薬物や泥棒はご法度という決まりがあるんですけど、末端の組員なんかはしのぎができないと、そういうところに手を付けざるをえないんですよね。経済に明るい目端の利くやつだったら、まっとうな商売を家族や友人にやらせて大儲けすることができるんですけど。ヤクザモンもなる人間には、暴走族や不良で勉強してこなかった子たちも多いんで、簡単に稼げる用心棒だったり、薬物犯罪系が多いんですよね。
――今回の木村ミノル選手が大麻所持で逮捕された件は前もって内偵されていたんじゃないか……という声があるんですがシュレックさんはどう見ますか?
関根 ……うーん、これは会員ページで話そうかなと。けっこうデリケートな話でもあるんで(笑)。
――なるほど、お気遣いいただきありがとうございます(笑)。話は遠回りしますけど、大麻の話でいうと、ボクシングの井岡一翔選手がドーピング検査で大麻成分の反応が出たときがあったじゃないですか。あのときシュレックさんはニュースサイトでコメントされてましたが、あらためてどうご覧になったんですか?
関根 うーん、CBD(カンナビジオール)は、いわゆる合法のものでも反応が出ちゃうことはありますよね。なんとも言えないけど、井岡さんの場合はまた特別でJBC(日本ボクシングコミッション)からすごいイジメられていた部分もあるじゃないですか。
――タトゥーの件があったり、関係はよろしくなかったですよね。採取された尿の管理もずさんだったり。
関根 いまは知らないけど、10年前20年前まではボクシング、格闘技、プロレスの興行だったりは、裏社会と密接に関わり合ってた部分があるわけですよ。「男・山根」(山根明/元・日本ボクシング連盟会長)なんて方もいたわけじゃないですか。
――暴力団との交際が取りざたされてましたね。
関根 「どっちがどうなの?」っていう部分は昔はあったと思うんですよね。
――シュレックさんが警官時代から興行との関係は確認できたんですか?
関根 自分の頃はまだまだ普通に密接でしたよね。
――デリケートな話は会員ページで……ということでしたが、充分デリケートゾーンに突入しています!
関根 ただ、この10年くらいですかね。とくにプロレスだったら新日本プロレスとスターダムの親会社ブシロードさんは、東証に上場している一流企業なわけですよ。そうなると反社と付き合いがあったら株式上場が停止されちゃう。全国の興行師、地方のプロモーターはもともとそっちだったりしたじゃないですか。だから売り興行のプロモーターのことをめっちゃめちゃ調べてるんですよね。
――怪しい人たちとビジネスしてないかどうか。
関根 いまは完全に手を切ってやってるわけですね。そのへんのチンピラにも気をつけてるから、新日やスターダムの地方の興行でもそっち系の人たちはお客さんにもいないですよ。
――昔はリングサイドにそれっぽい方々がずらりと並んでいたりしましたね。かつてのプロレスラーは全国にタニマチがたくさんいて、イコールそっちの人が多かった。でも、締め付けが厳しくなってからは「もうお付き合いはできません」と縁を切っているという話は聞いたことあります。
関根 それはある程度、大きな団体のレスラーだと思います。やっぱりフリーでやってる人たちや、小さな団体だとチケットをさばいたりするためにどうしてもそういう力が必要だったりします。大量に買い取ってくれるから、まだまだ付き合いがあるという話は入ってきますね。
――そういう方々の打ち上げの席にレスラーが派遣されて接待することはまだあるみたいですね。
関根 さっきも言ったようにブシロード傘下の新日本やスターダム、あとサイバーファイトですね。このへんの団体のレスラーはそのへんをものすごく気をつけてやってると思います。
――こういう言い方すると、他の団体はそういう繋がりがあるみたいに聞こえますけど、決してそういうわけじゃないですよね?(笑)。
関根 はい(笑)。いまや関係のある団体のほうが珍しいです。新しい風として、地域に根付いたプロレス団体がありますよね。九州プロレスさんなんかは、九州の企業連合体が支援している。変な付き合いがあったらそんなことは無理ですよね。記事12本12万字の詰め合わせセットはまだまだ続く……
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AKIRAインタビュー最終回「猪木さんから、オマエら殴り合えと……」
2024-10-27 10:19200pt
野上彰として新日本プロレスでデビューしたAKIRAインタビューシリーズ最終回……(聞き手/ジャン斉藤)
☆この記事は2021年10月に掲載されたものです
AKIRAインタビューシリーズ
①新日本プロレス入門、野上彰だった頃
②海外修行で感じた異様な新日本プロレス
③“日本の陽気な奴ら”JJジャックス解散の理由④昭和・新日本なら小川直也vs橋本真也の事件は起きていない⑤プロレスと「お芝居」の違いとは?
――パンクラス代表だった酒井正和さんがTAJIRIさんと始めたSMASHでも試合をされてますよね。
AKIRA SMASHはどんな流れで参加したのかな……。それもフリー参戦だったんですよね、試合ごとの。ただSMASHはアングル的なものがおもしろそうだったんで。新日はやっぱりそこまではやらないので……全然やらなかったですね、手を出さないですね。なんとなくの流れというか、軍団抗争的なものはあっても、いわゆるWWE的なものはアンタッチャブルでしたからね。SMASHはやってたんで、おもしろそうだなっていう興味はありましたね。
――当時の新日本の場合はある程度の展開は作るけど、あとはレスラー任せだったわけですね。
AKIRA そうですね。ゴールまでの大方の筋はあるでしょうけど、その都度調達できる材料で作る感じはあったとは思います。だから予定どおりにはいかなかったと思うし、なんかポッと出のおいしい材料が入ったら、それをうまく料理してみたいな。
――臨機応変にやっていくわけですね。『ハッスル』なんかは団体主導の作りでしたけど、それ以外の団体ではなかったということですか?
AKIRA たぶん、ないんじゃないですかね。あったのかなぁ。やっぱり日本のプロレスって筋書きどおりをメインにした展開はやっちゃいけないことになっていたし、どこまでも格闘技としてのあり方を守らねばならなかったところはあるんですよね。
――あ、そういえばDDTも『ハッスル』寄りですよね。
AKIRA ああ、DDTはそうでしたね。『マッスル』に出させてもらったことはあったんですね。あれはなんだろう……下北沢でやって、その翌日に新木場で同じことを繰り返した回があったんですよね。
――お芝居だと、あたりまえの再演ですね。『マッスル』って事前の稽古はあったんですか?
AKIRA もちろんです。何回か……いや、1回だけだったな。そこはまあ『マッスル』は演劇っていう触れ込みでやってましたからね。お客さんもそれなりに演劇だと思って見に来てましたから。そこは許容範囲だったんじゃないですかね。そのわりにやるたびに超満員だったりしてましたしね。
――『マッスル』は毎回ネタを絞り出すのは大変だったみたいですね。SMASHでは、JJジャックスの元パートナーだった飯塚(高史)さんと対戦されました。
AKIRA あっ、久しぶりに飯塚くんとやりましたね。
――それは誰のアイデアだったんですか?
AKIRA もちろんTAJIRIだと思います。だいたいTAJIRIと映像プロデューサーの太田(空)さんで意見を出し合ってるんですよね。太田さんのセンスがまたバッチリすごくて。だからTAJIRIがW-1に行ったときも太田さんのことを熱望してましたからね。制作に入ってほしいみたいな。いま太田さんはどうしてんのかな……。
――それで長年の時を経て、飯塚さんとのシングルマッチが実現して。
AKIRA いい試合でしたね。飯塚くんとまともに試合をすると、そんなに外れることはなくて。シングルの機会自体がじつはそんなになかったんですけど。海外遠征に行く前の若手時代に『夢☆勝ちます』でやったことがあって、とってもいい試合だったんですよ。そのあとJJジャックスで仲違いしまして。まぁ、あの仲違いもいま考えると、もしかしたら新日の制作サイドとしては自然発生的にケンカ別れさせたかったのかもしれませんね。それをストーリーの仕組みの中でやっちゃうと、ヘタな芝居するなよって感じになるので、わざと周りが焚き付けてた……っていう部分もあるのかなと。
――昔の新日本はきっかけがあるにせよ、自然発生的な動きを待ってるところはあるわけですね。
AKIRA そこはそうだと思いますね。
――久しぶりに飯塚さんと試合をしてどうでした?
AKIRA まぁ、あいかわらずですけど。なんていうのかな、エンタメ的にやったら盛り上がるんだけど、どうしても飯塚くんとしては譲れないところがあって……そのへんの違いはありましたね。「あぁ、やっぱり、こいつは飯塚だわ」と。そこは「まあ、いいや」になりましたけどね(笑)。
――それはSMASHやAKIRAさんが望むことに飯塚さんが応えてくれなかった?
AKIRA というか小さなニュアンスですね、試合の中の。ただ、大方はやっぱりよくやってくれたなみたいな感じでしたよ。
――それは戦った者にしかわからない領域なんですね。
AKIRA そうですね。「ここをもっとこうしたほうがお客さん的にも気持ちよかったのにな」ってところがあっても、プロレスは格闘技であるという路線を踏襲すると「それをやっちゃダメだぞ」っていうところも出てくるんですよ。
――いくら盛り上がるとはいえ。
AKIRA 「プロレスを貫かなきゃいけないんだ」っていう彼の思想ですね。JJジャックスのとき、いつまでも交わらなかったのは、そこなんですけど。
――あんまりスイングしちゃうとよくないってことなんですか?
AKIRA うーんと、お客さん重視のノリになるといけないのかな。だからそっちに行っちゃうと……という考え方があったりしますね。まぁでもあれだよね、思うとそんなに仲悪いわけではなっかったんだけどね(苦笑)。
――べつに大ケンカしてるわけではないんですね。
AKIRA えぇ。そこはプロレスの持って行き方の違いですからね。ポリシーの違い。だからやればおもしろい試合はできたと思うんですよね。新日時代は会社が作ろうとした筋書きのあるドラマ、そこで役割や配役を決められちゃうとうまくいかないと感じたんでしょう。それであくまで自然発生的なケンカ別れをしてほしかったんでしょうね。だから焚き付けられたんだと思います。・飯塚高史との複雑な関係
・W-1の派閥争い
・プロデューサーの命令は絶対ではない
・猪木さんから「殴り合え」と……まだまだ続く
この続きと極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン……などの「記事12本12万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2205897 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!
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18歳の新星・秋元強真の時代がやってくる!!【インタビュー】
2024-10-25 12:25200ptRIZINデビュー戦を衝撃KO勝ちで飾った秋元強真インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・いいキ◯タマを持っていたRIZIN大晦日15000字大総括/RIZIN広報・笹原圭一
・牛久、斎藤裕に勝ったフェザー級・裏最強!! ユータ&ロックは実在した!!
・【メダル11個!!】パリ五輪レスリング日本代表が超強かった理由■保高幸子
――RIZIN48の金太郎戦の反響はものすごい反響でしたし、早くも次の試合が見たくなっちゃったんですが、さっそくヤン・ジヨンからも挑発されてましたけど。
秋元 なんか言ってますよね。
――アラン“ヒロ”ヤマニハ、金太郎と、ヤン・ジヨンより上のクラスの2人を倒しちゃったわけじゃないですか。
秋元 まぁけど、海さんとの因縁もあったんで、ストーリー的にもそういう段階を踏むという意味ではいいんじゃないかな。
――朝倉海vsヤン・ジヨンがRIZIN沖縄でやるはずが、海選手のケガで中止になりましたね。こういう勝ち方したあとなので発言権も出てきたと思うんですけど、一番やってみたい相手は誰なんですか?
秋元 やってみたい相手……そうですねぇ。いま誰とやってみたいっていうよりは、ベルトになるべく近づきたいなって感じです。
――ベルトに近づける試合。SNSで「次誰と見たいですか?」というポストにいろんな声が寄せられてましたけど、どの選手の名前の印象が強かったですか?
秋元 ヤン・ジヨン選手がけっこう多かったですね。あとはそんなに目立たないっていうか……自分で書いたのに全部は見てなかったって感じですかね(笑)。
――ハハハハハ。大晦日は決まったものというか、そういう手応えはありますよね?
秋元 まあ、出させてもらえれば……って感じです。
――そこまで前のめりじゃないんですね?(笑)。
秋元 そうですね(笑)。
――今回のRIZINデビュー戦は、さいたまスーパーアリーナ。秋元選手にとって初の1万人大会場での試合でしたが、緊張感はあったんですか?
秋元 ありました。でも、ワクワクのほうが大きかったです。 多少はしてたんですけど、変な緊張じゃなくて、まあいい緊張感って感じだったですね。入場してリングの上に立っちゃえば、緊張も楽しんでたかもしれないですね。
――18歳であの緊張を楽しめるってすごいですねぇ。人生で一番緊張したことってなんですか?
秋元 人生で一番緊張したことかあ……。RIZINのYouTube番組「榊󠄀原社長に呼び出されました」ですね。
――地獄の面談が一番緊張したんですか?(笑)。
秋元 あっち系のほうが緊張するっすね(笑)。
――あの場でも「喋りは得意じゃない」ということでしたけど、試合とは違う緊張感があるっていうことですかね。
秋元 そうっすね。「うまく喋れるかな……」っていう感じっす。
――榊原さんと喋ることの緊張感もあったんですか?
秋元 やっぱり榊原さんとは初めて喋るので……。
――ファンや選手目線だと、ちょっと怖いイメージもあったりしたんですかね?
秋元 いや、そんなことないです(笑)。実際、喋ってみてすごい優しい方だなって思いました。
――18歳のRIZINデビューは早いと思うのか、予定どおりだったのか。どちらですか?
秋元 18歳で、さいたまスーパーアリーバに立つまでは想像してなかったですけど……自分の中では早いテンポで来たかなって思います。目標にしていた舞台なので、勝たなきゃ意味がないなと思っていたので、結果こうやって勝てて本当に嬉しかったです。
――目標にしていたけど、想像しづらいですよね。
秋元 前回のヤマニハ選手との試合がデカかったですね。あそこから波に乗れたかなと思ってるんですけど。あの勝ちはだいぶ大きかったですね。
――勝っただけじゃなくて「RIZINで見てみたい」というインパクトがありましたよね。ただ勝つだけじゃなくて、フィニッシュの思いも強いんですか?
秋元 あまりインパクトのない勝ち方だと話題にもならないし、他の試合にもみんな目がいっちゃうので。インパクトを残して勝つことは大事かなと思います。自分もファンとして試合を見てた側なんで。見てた側からしてもインパクトがあった試合を見るんで、そのためにはフィニッシュが一番ってことですよね。
――今回の金太郎戦はインパクトも残す完勝だったわけですが、ピンチの瞬間はどこかありましたか?
秋元 うーん。やっぱりテイクダウンで来るとは思ってたんで、テイクダウンされたことはよくなかったと思うんですけど。自分の中でピンチとは思ってなかったんで。
――すぐにリカバリーできると。
秋元 まあそうです。そんな感じですね。
テイクダウンされるもしっかり対処。スタンドに戻して打撃で仕留めた。――秋元選手はアマチュアからパーフェクトレコードですけど、いままでピンチの瞬間はほぼないわけですかね?
秋元 まあ……そうっすね。
――それもすごい話ですね(笑)。試合に対する恐怖感はあるんですか?
秋元 試合が決まったすぐとかには多少あるんですけど、練習していくうちに……「自分が負けるかもな」って思うところを埋めていく練習をするんで、試合当日はあんまりないですね。
――試合に向けて練習することで穴と恐怖を徐々に打ち消していくっていう感じですね。そう思ってもなかなかできることではないですけど……。
秋元 勝つために埋めるしかないって感じです。
――今回の金太郎戦でいえば、埋めるところはどこだったんですか?
秋元 テイクダウン狙いだとは思ってたんで、そこから立つ練習、あと打撃の細かいところですね。
――ちなみに格闘技以外で何かパニックになった瞬間、驚いたことって何かあるんですか?
秋元 うーん……驚いたことないかもしれないですねぇ。
――心が揺らぐ瞬間はないですか?
秋元 いや、ないっすね。悔しいこともあるっちゃありますけど、寝たら忘れるタイプなんで。
――お父さんやお兄さんもそんなスタンスなんですかね?
秋元 たぶんそんな感じだと思います。
――緊張したのは榊原さんの呼び出し番組だと(笑)。
秋元 記者会見も緊張してましたね。
――記者会見が緊張するってどういうことですか?
秋元 初めてRIZINに名前が出る会見だったんで緊張しましたね。
――試合じゃなくて記者会見のほうが緊張するのは面白いですね(笑)。
秋元 試合は準備してきてるから楽しめるところがあるかもしれないですね。
――試合は練習して何が起こるか想定するけど、トーク番組はどんな質問が飛んできてどう返すかはあんまりイメージがつかないという。
秋元 そんな感じですね(笑)。
――だから無駄話をさせれば日本一の佐伯さんが一緒に出演したんですね(笑)。2006年生まれの秋元選手はRIZINの礎となったPRIDEやDREAMをまったく知らないわけですか?
秋元 いや、まったく知らなくはないですよ。お父さんがめっちゃ格闘技が好きなんで。
――ファーストインパクトはRIZINだってことですよね。
秋元 そうですね。(那須川)天心選手がMMAをやってるときくらいからですね。
――初期のRIZINですね。そこから朝倉兄弟に憧れて格闘技を始めるわけですが、どのへんに惹かれたんですか?
秋元 試合以外にもYouTubeを見るようになって、未来さん、海さんのことをどんどん知るようになって。そこから格闘技にもハマって、自分もやりたくなって始めたって感じです。
――YouTubeを通して人柄を知って……秋元選手くらいの世代だと、YouTubeが入口になるんですね。・「いま遊んで自分のためになるのか」
・井上vsスーチョルはレベルが高いが行ける
・パラエストラか、JTTどっちに育てられたか
・いずれフェザー級で……まだまだ続く
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アイスリボン給料未払いとは何か■プロレス事情通Z
2024-10-23 10:04200pt
プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する事情通Zのコーナー。今回のテーマはアイスリボン給料未払いとは何かです!
【1記事から購入できるバックナンバー】・評判の悪い映画『アントニオ猪木をさがして』について
・平成のテロリスト・村上和成…格闘家が挑んだ命懸けのプロレス道!!
・魔界倶楽部/柴田勝頼K-1参戦■長井満也インタビュー
・上谷沙弥のヒールターンは女子プロレスを変えるか
事情通Z メインテーマのアイスリボンのドタバタを話す前に謝りたいことがあるので早く会員ページへ移ってほしいんだよ。
――謝罪をクローズドな場所でやるってどういうことですか!
この続きと極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン……などの「記事12本12万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2205897 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!
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【RIZIN48 15,000字語り】川尻達也「嫌な練習をしているかは試合を見ればわかる」
2024-10-18 22:04200pt川尻達也のRIZIN48振り返り15,000字インタビュー!配信されたものを編集しました!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・川尻達也vs鈴木芳彦「RIZIN開国の不毛な議論」23000字
・「RIZINに潰れてほしくないから箱庭のままでいいよ!」■川尻達也クラッシャートーク
・「すべらせろ!」と叫んだセコンド山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ――ジャン斉藤です。今日のDropkick配信は川尻達也さんをお呼びしまして、RIZIN48の感想を中心におうかがいしたいなと思っております。
川尻 こんばんは。
――先に言っておきますけども今日は長くて90分で終わります。前回、終電で帰りたくない酔っぱらいみたいで酷かったので。
川尻 えっ、冗談じゃないですよ(笑)。とりあえず、てっぺん(0時)までやりますよ! みんなヒマでしょ?
――視聴者の皆さんは、家族を振り切って参加してますよ。
川尻 ボクもDropkickメルマガ会員の31人のうちの1人ですからね。古くからの会員ですよ。今日は何から話すんですか?
――川尻さんがSNSで避けているステロイドの話ですよ。じつはやってたんじゃないですか?
川尻 やっててあんな結果だったらやる意味ないでしょ(笑)。やっていたらUFCのチャンピオンになってますよ。昔の日本人格闘家はクリーンだったからUFCのチャンピオンになってないところもあるじゃないですか。
――まあ実際そうなんですよね。PRIDE、DREAM、UFCと戦って薬の力を実感するところはありました?
川尻 「まあ、そういうもんだよね」って思ってましたね。最初からクリーンな世界でやってると思ってないですから。だから、いまは羨ましいですよ。一般の人もステロイドのことを気にしてくれて。ボクらのときはそこまで考えて見てくれなかったじゃないですか。
――昔はドーピングを口にすると「負け犬の遠吠え」みたいに聞こえちゃう時代だったんですよね。
川尻 当時はそうでしたね。――RIZINでも抜き打ち検査はやってほしいですか?
川尻 RIZINで?いやあー、やれるんだったらやってほしいですけど、やるとなったら大変ですよ。試合が決まったら自分で近くの医者で尿検査をやるくらいが現実じゃないですか。
――UFC時代の川尻さんのところにも抜き打ち検査はあったんですか?
川尻 何回も来ましたよ。JBスポーツにも来たし、茨城の家にも来たし。
――あんなド田舎に!
川尻 朝7時にピンポーンって検査員が来て、おしっこを取られて。検査員の方に「朝から大変ですね。どうやって来たんですか?」って聞いたら「前泊しました」って。
――前乗りしてた(笑)。
川尻 朝7時に茨城だとそうするしかないんでしょうね。でも、それを世界中でやってるとなると、めちゃくちゃお金がかかりますからねぇ。
――RIZINファイターは東京在住を条件にするしかない。RIZINは田舎者は上がれませんよ!まあ、そういう時代だったということで。いまはいまで大変だけど、羨ましいなと思いますね。
――そういう世界で戦いたかった?
川尻 いやあー、戦いたくないですね。
――なんでですか(笑)。
川尻 ドーピングのルールは整備されているけど、いまは強さだけじゃなくて、いろいろと数値化されてるじゃないですか。以前は入場式の声援とかでファン人気を測ってたじゃないですか。いまはXのフォロワー数、YouTubeの登録者数、試合の再生回数とか、すべて目に見えちゃってるから。いまのファイターは大変だよなあと思いますね。「こんだけでしか再生して回ってないから」って言われちゃったらね。ボクもDREAM時代にTBS「こんだけしか視聴率を獲れてないよ」と言われて傷つきましたよ(苦笑)。
――ハハハハハハ!
川尻 「川尻の試合で視聴率が落ちてるんだよ」って言われましたよ(笑)。いまはもうファンにもいろんな数字がわかっちゃうじゃないですか。あれ、怖いです。ファイターにとって地獄だと思いますよ。
――かつては視聴率という不毛な戦いを強いられてましたけど、いまでも数字の勝負は熾烈だってことですね。
川尻 そうそう。全部数値化されちゃってるからめっちゃ大変ですよね。
――変な話、ステロイドはやってみたかったですか?(笑)。
川尻 現役時代はないですけど、いまは興味ありますよ(笑)。タケさんも言ってたけど、いまは簡単に手に入りますよね。調べたら土浦の病院でテストステロンが打てるみたいで。この年齢になると男の更年期ってあるじゃないですか。「なんか調子悪いな」とか「やる気が起きないな」とかで打ってる人がいますから、ちょっと興味ありますよ。20代みたいに回復して練習できるのか、パンチ力が上がるのかを知りたいけど、まあ後遺症で苦しみたくない。
――そこが怖いですけど、町医者レベルでもできるってことですもんね。
川尻 そうなんですよね。塗り薬もあるみたいですから。まあそんだけ格闘技がメジャー化して稼げる世界になってきたから、やる選手もいるってことじゃないですか。前は稼げないからリスクのほうが高かったけど。あとなんでもアメリカで流行ったものが数年遅れで日本で流行るんじゃないかなと思いますね。
――ステロイドの後遺症の怖さもあったというか、扱い方がわからないから手を出さなかったところもありますよね。ほら、日本人はダイナマイト・キッドとジャック・ハンマーのボロボロになるイメージが刷り込まれてるから。
川尻 たしかに対処法なんか知らなかったですかね。やり方もわかんないし、薬の買い方もわかんなかったし、ケア剤とかも知らないし。やったら寿命が縮まって早死にするんじゃないかなって思ってましたよね。
――ドーピングの件で石渡(伸太郎)さんが平本(蓮)選手とつながりがあったということで「オマエも知っていただろ?白状しろ」みたいにバッシングを受けていて。以前にも似たような騒動があったなと思って振り返ったら、秋山成勲ヌルヌル騒動のときの川尻さんですよ。
川尻 ああ、「オマエには説明責任がある!」って炎上したやつですね。俺、あのときはさいたまスーパーアリーナでギルバート・メレンデスと殴り合ってたから、知らねーよ!って話なんですけど。
――川尻さんと秋山さんは同じチームではなくて、JBスポーツの山田(武士)トレーナーが仕切る合同練習「チーム黒船」に参加する間柄だったわけですよね。
川尻 そうですね。合同練習の中のメンバーで一緒の時間に練習したメンバー。所属一緒でもないし、プライベートもまったく知らないし、ボクは練習中、そんなに会話しないほうなんで。
――あの大晦日は川尻さんはPRIDE、秋山さんは大阪で桜庭さん。山田さんは先に試合が決まった秋山さんのセコンドについたんですよね。それでヌルヌル事件が起こって「チーム黒船?ということは川尻の仲間だなあ?」っていうことでブログが炎上したと(笑)。
川尻 そうなんですよ。バッシングが酷くてブログを閉鎖しましたから。
――あっ、閉鎖してたんですか!(笑)。
川尻 ボクの同級生から「もう見てらんない」って言われたので閉鎖しましたね。
――たしかにあのときのコメント欄はホントに酷かったですよね。
川尻 「ここだ!」というに一斉に責めてくる人たちの悪意がホントに怖いなって。
――正義を盾に無関係の人を追い詰めていく怖さですね。・シェイドゥラエフは日本に呼んじゃダメ
・サトシは打撃に不安がない
・横田一則とジョビン
・強すぎる完全体の井上直樹
・ATTでついにまとまった元谷友貴
・浅倉カンナの殺し
・地味なのに面白い佐藤将光
・秋元強真は想像以上……15000字インタビューはまだまだ続く
この続きと極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン……などの「記事12本12万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2205897 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!
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【RIZIN復帰戦】浜崎朱加は2年間、何をやっていたのか?
2024-10-17 10:12200pt11月のRIZIN名古屋で2年ぶりに復帰する浜崎朱加インタビューです!(聞き手/松下ミワ)【1記事から購入できるバックナンバー】・RIZINアンバサダー蒼瀬くるみちゃん12000字インタビュー
・浅倉カンナ、第二の人生へ「これで終わるんだ、これで最後なんだ……」
・ぱんちゃん璃奈論~前向きに注文を打ち間違える彼女~
・キラキラ?クヨクヨ? ケイト・ロータス12000字インタビュー
――浜崎選手、今日はよろしくお願いします!
浜崎 よろしくおね……あっ! それ『極悪女王』のTシャツじゃないですか?(立ち会ったジャン斉藤の着ていたTシャツを指して)。
斉藤 ああ、そうなんですよ。これは、唐田エリカさん演じる長与千種バージョンのTシャツですね。https://www.junonline.jp/netflix/product/tops/tshirt-cutsew/NEM84040
浜崎 おお~。あれ、めっちゃ面白かったですよね。
斉藤 作品を見る前にゆりやん(レトリィバァ)のダンプ松本Tシャツだけ購入したんですが、見終わったら唐田さんの長与千種が最高だったので即購入しました!
浜崎 私、普段はぜんぜんプロレス観ないし接点もないんですけど、『極悪女王』ってSNSなんかでめっちゃ宣伝してたじゃないですか。それがきっかけで観出したら止まらなくて。
――……あれ? 浜崎選手ってプロレスとの接点はまったくないんですっけ? フジメグ(藤井恵)さんとかはプロレスにも参戦されてましたけど。
浜崎 それがないんですよ、私は。
――誰かのセコンドとかも?
浜崎 ないです。というか、プロレスのセコンドついてみたい(笑)。
――MMAの女子選手って接点がある方も少なくないイメージですけどね。
浜崎 ウソでしょ? プロレスと?
斉藤 時代的に浜崎選手の場合はちょうど境目なのかもしれないですね。昔は、あんまりMMAの試合が組まれないから、女子選手は「プロレスの試合でもいいや」みたいな感じで参戦していてた人もけっこういたんですよ。
浜崎 たしかに、藤井さんのプロレスの試合はYouTubeかなんかで観たことありますし、プロレスわかんないですけど、なんか凄かったです。
斉藤 アルシオンでやった吉田万里子戦ですね。いまから21年前の2003年の試合ですけど、超名勝負です。
――もし浜崎選手が「プロレスやりたい」とか言ったら絶対にオファーきますよ!
浜崎 ホントですか? でも私、なんか大きい声とか出せないんですよ。
――「このやろう~!」とか?(笑)。
浜崎 大きい声出さなくていいなら、ちょっと私の中でハードルが下がりますけど。
斉藤 いまって本当にグラップリングができる女子レスラーがそんなにいないから隙間だと思います。あとGLEATという団体がMMAやグラップリングの試合を普通に組んでいるからすぐにオファー来ますよ。こないだ宇野薫さんも出てました。
浜崎 宇野さんってちょっと会話したときに一番テンション上がってたのがプロレスの話をしてたときでしたからね。「は? 知らないんですか!?」みたいな感じで急に声が大きくなったりするから「宇野さんってこんなテンションになるんだ……」と思った記憶があります(笑)。そのぐらいプロレスって面白いんだなって。
――たしかに、宇野選手の興奮している姿ってレアです(笑)。さて、そんな浜崎選手は、11月のRIZIN LANDMARKはなんと2年ぶりの試合ということで。
浜崎 自分でも「2年も空いてたっけ?」という感じで、せいぜい1年ぐらいだろうという感覚だったんですけどね。これは歳を取ったから2年が早く感じたのかなあ。でもまあ、このあいだに2回骨折してますから。
――ずっとケガだとは聞いてましたが、どっちのケガも骨折だったんですね。ちなみに、最初の骨折はパク・シウ戦ですよね?
浜崎 あの試合で左腕の骨が折れました。これまで鼻は折ったことあるんですけど、こういう骨折はしたことがなくて。鼻はほっときゃ治ったんで、なんかナメてたというか。
――「すぐに治るだろう」と。
浜崎 なんとなく「骨折、余裕だろう」と思ってたら、けっこう時間かかりました。しかも、パク・シウ戦は我慢してそのまま試合したから粉砕骨折してしまってて。やっぱり手術しなきゃいけなくなっちゃって、それで時間かかりましたね。手術後もプレートを入れたままだったから、ずっと痛くて。
――え、プレートって外したりしないもんなんですか?
浜崎 そうなんですよ。抜いたら抜いたでネジが入ったところが空洞になるから「また折れやすくなるから、入れっぱなしのほうがいい」と言われて。それでも取る人もいるみたいなんですけど「これでまた折れたらイヤだな」と思って付けっぱなしにしてましたね。そのまま、だいぶよくなったからRIZINでも試合を組んでもらったんですけど、また折れちゃったという。
――今年2月のRIZIN佐賀大会ではクレア・ロペス戦が発表されてましたが、これがケガで欠場になってしまった。
浜崎 練習でちょっとミドルをもらったときに、今度は逆にプレートがあったせいで折れたんですよ。
――えー! となると、同じところ折ったんですか?
浜崎 まあ、厳密には同じ部分じゃないんですけど、プレートで止めてたところのキワが折れて。なんか、普通はある程度は撓る(しなる)らしいんですけど、もらったときにプレートがあるせいで逆に撓らずに、逃げ場がなくて折れたみたいです。
――うわ~……。
浜崎 でも、こっちは1回折れてるから、ミドルをもらったときに「あ、折れましたー(棒読み)」みたいな。
――めちゃくちゃ冷静ですね(笑)。
浜崎 阿部(裕幸・AACC主宰)さんに「すみません、ケガしたんで、とりあえず今日は帰ります」と言ったら、「もう試合も決まってるんだからちょっと冷やしとけよ」と言われたんですけど、「いや、たぶん折れてます(棒読み)」って感じで(笑)。
――そうなると、はたしてプレートは入れてたほうがよかったのか、どうなのか……。
浜崎 まあ、どっちにしろ試合でケガするよりマシだったんで、試合前でよかったなとは思ってます。・海外で感じたドーピングの力
・JTTの出稽古をやめた理由
・浅倉カンナの引退について
・RIZINで女子の試合が減ったこと
・◯◯戦がいちばん見たいんだろうけど…11000字インタビューはまだまだ続く
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“3人目のクラッシュ”が回想する『極悪女王』の時代■伊藤雅奈子
2024-10-15 10:46250pt『極悪女王』の時代を目撃したライターの伊藤雅奈子さん15000字インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)・【こじらせU系・第4弾】中井祐樹「サンキューUWF」
・なぜ『極悪女王』で“ブック”というネットスラングが使われたのか
・プロレスと「お芝居」の違いとは?■AKIRAインタビュー⑤
・長井満也インタビュー「いつのまにか解散してしまった新生UWF」
――ファン時代はクラッシュ・ギャルズを追いかけてライオネス飛鳥公認親衛隊長を務め、マスコミとしては主に女子プロレスを精力的に取材されてきた伊藤さんですが、Netflixシリーズ『極悪女王』でも関わりがあるそうですね。
伊藤 じつはそうなんです。去年の2023年がクラッシュ・ギャルズ結成40周年だったんですけど、10月1日に横浜武道館でメモリアルライブを開催したんです。そこでスタッフとして稼働していた縁でNetflixの関係者と繋がりができました。もうその時点で『極悪女王』の撮影はもう終わってたんですけどね。
――制作は3年前からスタートしたようですね。
伊藤 準備段階を入れると、4年近く前だと思います。今年の春先にNetflixさんのほうからご連絡をちょうだいして、ぜひご協力いただきたいということで。いまもデジタルパンフレットは閲覧できるんですけど、そこに寄稿してほしいと。ほかにもプロレスメディアの紹介など、名前が出ないかたちのご協力をフルパワーでさせていただきました。なので、かなり早い段階で作品を視聴しています。
――ご覧になっていかがでした?
伊藤 撮影に入る前にちゃんとリサーチする時間を積み重ねたみたいで。スタッフクレジットに元『週刊プロレス』や『DERUXEプロレス』編集長の濱部(良典)さんや、元『デイリースポーツ』宮本(久夫)さん、ロッシー小川さん、オッキー沖田さん、ジャンボ堀さんたちが載っていましたが、実際に協力したそうです。
――だからこそのクオリティというか再現度。
伊藤 それは当時を知っている人がちゃんと足を動かしているわけだから、そこまでのクオリティはいくわなと。作品を見たみんなは驚いているけど、「そりゃそうだよ」と密かに思ってました(笑)。
――作品公開の反応が待ちきれなかったところもあったんですね。
伊藤 でも、私はNetflixが『極悪女王』を作ると聞いたとき、正直イヤだったんですね。ダンプ(松本)さんはさておいて、飛鳥さんはトップアスリートの体型じゃないですか。だからこそライオネス飛鳥はストロングスタイルを保てて、完全なるフィジカルモンスターだったと思っているんですね。そんな俳優はいないでしょう。千種さんにしても、笑うと頬骨がキュッと上がってフェイスラインが出て。彼女は嫌がってるけれども、いかり肩からの逆三角形。こんなに整ったボディラインを出せる俳優は日本にいないだろうと思ったんですね。そこでキャストの3人が決まったときに「これは無理だわ……」って正直思ったんですよ。
――クラッシュ・ギャルズを再現できるわけがないと。
伊藤 身体を作ることができないだろうから、試合シーンは全部吹き替えでやるんだろうと。飛鳥さんの身体は持って生まれた天性のものだから絶対に作れない。それにクラッシュ・ギャルズを知らない人間が演じるんだから、どうせ中途半端どまりだろうと思ってたんですね(苦笑)。そう思わないと、なんか認めちゃうようでイヤだなって。
――当時の全女の輝きを知っているからこそ受け止めづらいですよね。
伊藤 とても否定的なところで入ったんですが、(作品を)一気見すると、あまりの素晴らしさに号泣しちゃって……。『極悪女王』はほぼ順撮りらしいんですよね。2話ぐらいから、プロレスのシーンが多くなっていくんですが、女子プロレスラーを演じた12人の俳優さんたちの身体が徐々にできあがっていくんですよ。
――順撮りだからこそプロレスラーになっていく過程が見えてくる。
伊藤 同時に身体にアザも増えていくんですよ。それは実際に練習したときにできたものですよね。これはもう生半可な感じで見てはダメな作品だと思って。真剣に向き合って見ていくと、本当に感情を持っていかれて、3話目からもう泣いてしまって、5話目なんて私が私じゃなくなるくらいにダメでした。否定していた時間が長かったぶん、数分にして心が全部奪われていった。オセロが全部ひっくり返った感じで衝撃でした。飛鳥さん役の剛力(彩芽)さんが細いとか、誰々役の俳優の身長が足りないとか、そういうレベルの話の物語でもないんだなぁと思って。見る前まではすごい頑張って否定してた私がバカみたいだなって(苦笑)。
――それぐらい制作側や出演者たちが本気で取り組んでいたってことですね。
伊藤 後々にね、いろんなインタビューで全部わかっていくわけでしょ。ゆりやんさんは3年間、頑張っていたとか、マーベラスの道場に通っていたとか、身体を作るために吐きながら食べて、食べながら泣いていたとか。彼女たちが努力をしていたことがメディアを通してわかりましたよね。
――『極悪女王』以前にいろいろと批判されがちだった唐田(えりか)さんや剛力さんもその演技が絶賛されてますね。
伊藤 SNSもそういう書き込みが多いですよね。
――強いて批判があるとすれば、存在しない「ブック」というプロレス用語なんですけど。伊藤さんは引っかからなかったですか?
伊藤 私、全然引っかからなくて。プロレスの隠語とかね、本当に興味がなくて。なぜこんなに興味がないのかといえば、これは推論にしか過ぎないんですけど、14歳のときに見だした全女はクレイジーカンパニーだったじゃないですか(笑)。その全女が私にとって正解だったんですよね。人生の正解であり、プロレスの正解。14歳の入り口にしては、若干バグってるから「プロレスの裏側はこうだよ」って言われても「そうなんですね」の一言で終わっちゃう。
――「プロレスの裏側」より狂ってるものを体感してきたから(笑)。
伊藤 そうなんです(笑)。若い頃に全女にある種、洗脳されてしまってるから、そこで行なわれていることがもうおかしいと思わなくなってたんでしょうね。きっと選手たちもそうだし、私もそうなんですよね。入り口がそこだから、それが正解だから。
――ケーフェイで超えてる世界だからあんま気にならないというか。
伊藤 「そういうことがあってもいいんじゃないの?」って。そこにいろんな隠語があって勝敗が云々があっても、私が応援する気持ちは変わらないし、プロレスが好きな気持ちも変わらない。SNSでもそこがすごく論じられてるけど、全然興味ないです(笑)。言ってる人はみなさん楽しいんだろうし、べつに気も悪くもならないです。
――そこ一点だけで評価する作品ではないですよね。ここまで素晴らしいプロレス作品はなかなかないので。
伊藤 ねー。もちろん作品がよかったところがあるんですけど、再現率の高さ。皆さん「似ている」「昔を思い出す」と褒めていますし、12人の選手を演じた俳優さんのプロ根性。ゆりやんさんがちょっと負傷してお休みした期間があったじゃないですか。1人でも休場者が出たときって俳優さんたちのモチベーションって下がるでしょ。周りの11人の俳優さんはすごく怖かったと思うんですよ、明日は我が身だから。
――プロレスシーンは吹き替えじゃないから、誰でも大ケガの危険性はあるってことですね。プロレスって大技じゃなくて、ちょっとした動きを失敗したときでも重傷を負いやすいって言いますもんね。足を踏み外したとか。
伊藤 そうです、そうです。一瞬の受け身の間違いとか、人が身体に乗ったときとか、顔面骨折だって意外と簡単な技でしちゃったりするから。ゆりやんさんもそうだけど、周りの11選手はつらかっただろうし、怖くなっただろうし、よく乗り越えたなあって思いますよね。だってロープワークでさえも痛いんですよ。そこから始めて、ゆりやんさんのケガでハッっと立ち止まったと思うんですよね。「プロレスは怖い!」って誰もが思ったと思うし。
――プロレスラーじゃないのにプロレスの緊張感に支配されてるようなもんですよね。
伊藤 去年のクラッシュ・ギャルズの結成40周年イベントに携わっていたときに女子プロレスが3試合、組まれたんですね。現役の選手でさえケガをせずにリングを降りるという保障はどこにもないわけだから、あんなに怖い思いをして女子プロレスを見たのは初めてなんですよ。比較対象ではないかもしれないけど、俳優たちもすごく怖かっただろうなと思いましたね。
――身体づくりもハードだったみたいですね。
伊藤 ゆりやんさんは約40キロも増やしてね。トレーニングをしながら太るってすごく難しいですよ。
――あとびっくりしたのが一部を除いて、当時の選手や関係者の名前がそのまま使われていることですね。Netflixでいえば『全裸監督』は村西とおる監督以外はほぼモデル扱い。実録モノで『極悪女王』のように実名許可が出るのは珍しいなと。
伊藤 そこは自分たちの青春をもう一度焼き直してくれるということに対する嬉しさがあるんじゃないですかね。もうずいぶん昔に閉じてしまった箱じゃないですか。ジャンボ堀さんは、女子プロブーム絶頂期の85年末に引退してますから。キャストの中では、ビューティ・ペアに次ぐ引退なんですよね。
――もう39年前の話ですもんね。
伊藤 こうやって物語になるのはやっぱり嬉しいんじゃないですか。おおいに協力しますよという意思表示ですもんね。
――たとえば全女を中継していたフジテレビは作中は名前を変えてましたね。
伊藤 『週プロ』は出てましたけど、『週刊ファイト』や『週刊ゴング』は名前を変えられていましたね。なくなってしまったからなんかな。
――『ゴング』や『ファイト』は消滅してて権利関係がおそらくグチャグチャだし、『週プロ』だけで済ませられるところはあったんでしょうね。『極悪女王』はこれだけ話題作になれば続編の可能性はありますよね。
伊藤 私はNetflixの人間じゃないのでなんとも言えないですけど、執筆者の柳澤(健)さんは『1985年のクラッシュ・ギャルズ』の映像化を熱望していますよ。
――いいですねぇ(笑)。『極悪女王』はダンプさんの引退で終わってるけど、そのあとの続きが……。
伊藤 そのあとですからね、本当のクラッシュ伝説は。どなたか映像関係の方が手を挙げてくだされば……。
――あの本に“第3のクラッシュ・ギャルズ”として登場する伊藤さんも出てくるわけですね(笑)。
伊藤 万が一、ドラマ化が実現したら、私のことはいったいどの俳優が演じるんだろうな(笑)。・伝説の『週刊ファイト』の現場
・全女を追うことをやめたとき
・バグっていた親衛隊時代
・鈴木おさむと『SMAP×SMAP』……15000字インタビューはまだまだ続く
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新日本☓スターダム、飯伏欠場、スターダム離脱なし…■プロレス事情通Z
2024-10-10 17:38200pt
プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する事情通Zのコーナー。今回のテーマは新日本☓スターダム、飯伏欠場、スターダム離脱なしです!
【1記事から購入できるバックナンバー】・上谷沙弥のヒールターンは女子プロレスを変えるか・【リングス退団編】俺はそんなことを絶対に言っていない■長井満也
・ヒクソン来襲!! 安生道場破り、幻の長州戦真相――中村頼永インタビュー後編
・「これは中毒になりますよ……」佐々木憂流迦、プロレスデビューを振り返る
――Zさん! クラーク・コナーズがスターダムのリングに乱入して、なつぽいにスピアーをかましたり、オーカーンがスターダムの選手に対戦要求したり、ザック・セイバーJr.&舞華vsエル・デスペラード&スターライト・キッドのミックスドマッチが実現したり、新日本プロレスとスターダムが急接近しています!
Z 11月17日大阪府立の新日本&スターダムの合同興行の話ね。2年前の合同興行で両団体の選手は絡んだけど、今回は一歩も二歩も踏み込んだ感じ。今年の6月にスターダムは新日本プロレスの子会社化している。海外進出していくうえでも連携を取りやすくしたんだろうね。
――アメリカならセットで乗り込んだほうがインパクトはありますね。合同興行以降も国内で新日本とスターダムの選手が積極的に絡んでいくんですかね?
Z そこは反響次第だろうねぇ。いままでは新日本のビッグマッチのダークマッチでスターダムの提供試合はあったけど。今回は新日本とスターダム、お互いの団体のファンからアレルギー反応は起きている。
――世界観が崩れることを気にするファンは多いですよね。
Z たとえば東京女子プロレスはサイバーファイト系列だけど、DDTとは合同興行を1回もやってない。サイバーフェスで東京女子の提供試合があったり、東京女子で伊藤麻希が鈴木みのるとシングルをやったり、DDTでクリス・ブルックスとタッグを組んだりはあるけど、そこは慎重になっている。
――団体ががっつり絡むことはない。
Z ここで新日本とスターダムが振り切った理由は……まだまだ続く
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【元・静岡県警のマル暴刑事】 関根“シュレック”秀樹 薬物犯罪捜査を語る【12,000字】
2024-10-09 21:54250pt関根“シュレック”秀樹が薬物犯罪捜査を語る12,000字インタビュー! ニコニコ生放送で配信されたものを編集したテキストになります(聞き手/ジャン斉藤)【1記事110円から変える過去記事】・幻の新日本プロレスvs北朝鮮軍人■長井満也
・マネジメントから見たドーピング問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
・アポロ菅原 SWS鈴木みのる戦シュートマッチ全真相1万字インタビュー
・元・娘婿サイモン・ケリーが語るアントニオ猪木「倍賞美津子さんのサプライズは……」
――今日は『孤狼の血』に出演していたかのような風貌の関根シュレックさんに格闘家の犯罪について伺います!
関根 よろしくお願いします(笑)。
――出演告知ツイートをしたらですね、シュレックさんが元・刑事ということはご存知でも、マル暴だったことを知らない人がチラホラいたんです。なので、あらためて経歴を簡単に説明していただけないでしょうか。
関根 大学卒業後に静岡県警に入り、機動隊を経て刑事としてマル暴(組織犯罪対策部)に入りました。
――マル暴はどの犯罪を担当するんですか?
関根 暴力団犯罪すべてをやります。
――はっはー、すべて!
関根 泥棒だったら捜査3課、強行犯、殺人強盗や傷害は捜査1課、知能犯や詐欺、汚職なんかは2課なんですけど、暴力団はあらゆる犯罪を手に染めるので。暴行・傷害、詐欺、薬物犯罪……彼らがやる犯罪すべてを捜査します。
――ということは、マル暴はあらゆる犯罪に精通しないといけない。
関根 そうですね。たとえば老人の家に入り込んで土地を奪っちゃう地面師。最近Netflixでもドラマ化しましたが、浜松でも事件が起きたんです。そうすると公正証書や登記簿なんかも見れないといけない。着手前に国家試験の参考書を買ってきて勉強するんですよね。そうしないと取り調べができないし、捜査報告書を書けなくなっちゃうんで。薬物に関しても同じですね。薬物犯罪と暴力団犯罪は隣り合わせ。根っこは同じなんで。
――薬物と暴力団は繋がっていると。
関根 薬物を売ることで大儲けしてるわけじゃないですか。最初は暴力団と関係なくても、そのうち暴力団は目をつけますよ。やってることが犯罪なので、暴力団が売人をイジメてても警察にたれ込めないわけじゃないですか。暴力団には薬物や泥棒はご法度という決まりがあるんですけど、末端の組員なんかはしのぎができないと、そういうところに手を付けざるをえないんですよね。経済に明るい目端の利くやつだったら、まっとうな商売を家族や友人にやらせて大儲けすることができるんですけど。ヤクザモンもなる人間には、暴走族や不良で勉強してこなかった子たちも多いんで、簡単に稼げる用心棒だったり、薬物犯罪系が多いんですよね。
――今回の木村ミノル選手が大麻所持で逮捕された件は前もって内偵されていたんじゃないか……という声があるんですがシュレックさんはどう見ますか?
関根 ……うーん、これは会員ページで話そうかなと。けっこうデリケートな話でもあるんで(笑)。
――なるほど、お気遣いいただきありがとうございます(笑)。話は遠回りしますけど、大麻の話でいうと、ボクシングの井岡一翔選手がドーピング検査で大麻成分の反応が出たときがあったじゃないですか。あのときシュレックさんはニュースサイトでコメントされてましたが、あらためてどうご覧になったんですか?
関根 うーん、CBD(カンナビジオール)は、いわゆる合法のものでも反応が出ちゃうことはありますよね。なんとも言えないけど、井岡さんの場合はまた特別でJBC(日本ボクシングコミッション)からすごいイジメられていた部分もあるじゃないですか。
――タトゥーの件があったり、関係はよろしくなかったですよね。採取された尿の管理もずさんだったり。
関根 いまは知らないけど、10年前20年前まではボクシング、格闘技、プロレスの興行だったりは、裏社会と密接に関わり合ってた部分があるわけですよ。「男・山根」(山根明/元・日本ボクシング連盟会長)なんて方もいたわけじゃないですか。
――暴力団との交際が取りざたされてましたね。
関根 「どっちがどうなの?」っていう部分は昔はあったと思うんですよね。
――シュレックさんが警官時代から興行との関係は確認できたんですか?
関根 自分の頃はまだまだ普通に密接でしたよね。
――デリケートな話は会員ページで……ということでしたが、充分デリケートゾーンに突入しています!
関根 ただ、この10年くらいですかね。とくにプロレスだったら新日本プロレスとスターダムの親会社ブシロードさんは、東証に上場している一流企業なわけですよ。そうなると反社と付き合いがあったら株式上場が停止されちゃう。全国の興行師、地方のプロモーターはもともとそっちだったりしたじゃないですか。だから売り興行のプロモーターのことをめっちゃめちゃ調べてるんですよね。
――怪しい人たちとビジネスしてないかどうか。
関根 いまは完全に手を切ってやってるわけですね。そのへんのチンピラにも気をつけてるから、新日やスターダムの地方の興行でもそっち系の人たちはお客さんにもいないですよ。
――昔はリングサイドにそれっぽい方々がずらりと並んでいたりしましたね。かつてのプロレスラーは全国にタニマチがたくさんいて、イコールそっちの人が多かった。でも、締め付けが厳しくなってからは「もうお付き合いはできません」と縁を切っているという話は聞いたことあります。
関根 それはある程度、大きな団体のレスラーだと思います。やっぱりフリーでやってる人たちや、小さな団体だとチケットをさばいたりするためにどうしてもそういう力が必要だったりします。大量に買い取ってくれるから、まだまだ付き合いがあるという話は入ってきますね。
――そういう方々の打ち上げの席にレスラーが派遣されて接待することはまだあるみたいですね。
関根 さっきも言ったようにブシロード傘下の新日本やスターダム、あとサイバーファイトですね。このへんの団体のレスラーはそのへんをものすごく気をつけてやってると思います。
――こういう言い方すると、他の団体はそういう繋がりがあるみたいに聞こえますけど、決してそういうわけじゃないですよね?(笑)。
関根 はい(笑)。いまや関係のある団体のほうが珍しいです。新しい風として、地域に根付いたプロレス団体がありますよね。九州プロレスさんなんかは、九州の企業連合体が支援している。変な付き合いがあったらそんなことは無理ですよね。元・マル暴は木村ミノル逮捕はどう見たのか? 12,000字はまだまだ続く!
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笹原圭一の「RIZIN48のことは嫌いにならないでください」
2024-10-07 11:54250pt
大会後恒例!RIZIN広報・笹原圭一さんのRIZIN48総括14000字です!(聞き手/ジャン斉藤)
【1記事から購入できるバックナンバー】
・「RIZINに潰れてほしくないから箱庭のままでいいよ!」■川尻達也クラッシャートーク
・笹原圭一の大晦日“RIZNサファリパーク”13000字振り返り
・愛憎の終着駅、新章の始発駅、超RIZIN3■笹原圭一
・寡黙な足関十段の過去とは? 今成正和インタビュー
――「RIZIN前夜祭のビュッフェが一口も食べられなかった」という苦情が笹原さんのところに寄せられてましたが、ドーピングからビュッフェまで、笹原さんも矢面に立って大変ですね(笑)。
笹原 まさに「WHY ALWAYS ME?」ってボクが言いたいですよ!
――ワハハハハ。サッカー元イタリア代表の悪童ことマリオ・バロテッリのやつ。最近那須川天心選手がそのTシャツを着ていて話題になりましたね(笑)。
笹原 これだけ苦情を受けていたら10年もつ身体が1年で終わってしまうかもしれないですよ!
――今度は猪木さん! RIZINは10年目ですから、なんとか持ってます(笑)。
笹原 前夜祭のビュッフェの件はすぐに担当スタッフに確認したんですけど、いつも参加人数より多めの量を用意してると。でも「今回はたくさん取る方がいたのか、早めになくなってしまったんじゃないか」ってことだったんですよ。食べ放題のビュッフェなので「ルールを守れ!」とかそれこそ猪木さんばりに言えないじゃないですか(笑)。当然責任はRIZINにあるので、今後はやり方を考えようという話を担当者とはしましたけど。
――毎大会、佐伯さんの弁当ツイートをしているから「食べ物のことは笹原さんにいえば、なんとかなる」と思われてるのかもしれませんよ。
笹原 まぁ我々にとって耳が痛いご意見をいただけること自体は非常にありがたいことなんですけどね。弁当といえば今回は佐伯さんに弁当の中身で文句を言われたんですよ。
――笹原さんのツイートでは、あいかわらずおいしそうに弁当を食べているように見えましたけど。
笹原 じつは弁当を手配する担当者が新しくなって、発注する弁当の金額に悩んでいたんですよ。一番安い600円にするか、700円にするか、それとも800円か……最終的には予算とも相談して600円を選んだんですけど、これがまた微妙な弁当が出てきたんですよね。
――200円でかなり違うもんなんですねぇ。
笹原 全然違います。その担当者にはこう言いました。「まずお弁当屋さんにサンプルをいくつか持ってきてもらって味を確認しろ。お弁当屋さんからすれば継続的に仕事をもらえるかもしれないから絶対に頑張る。700円のやつを600円だとして持ってくるかもしれない。そうしたら、これと同じやつをお願いしますと注文すれば、向こうはウソはつけないでしょ?」と。
――すごい!弁当発注にも“戦い”がある!(笑)。
笹原 要は佐伯さん的には、値段と味が釣り合っていないと。「オマエら真剣に弁当発注してんのか?弁当をナメるな!」ってことだったんですけど……なんで冒頭からこんな長々試合と関係ない説明をしなきゃいけないんですか!(笑)。
――(無視して)ビュッフェや弁当以外でも、休憩中のRIZINガールズとAKB48のコラボの音ズレも笹原さんのチェックが甘かったんじゃないかという意見がありますけど。
笹原 今回なぜAKB48の皆さんを呼んだかといえば、今回がRIZIN48だからなんですよね。RIZINはどれだけダジャレが好きなんだって話なんですけど(笑)。社内でそんなコラボ企画が上がったので「どんどんやればいいじゃん」って見てたんですが、イヤモニにトラブルがあって音ズレが発生してしまったと。なのでAKBの皆さんにもガールにも責任はなくて、我々RIZIN側のミスです。AKBの子たちを叩いている人もいましたけど、「RIZINのことは嫌いになってもAKBのことは嫌いにならないでください!」と言いたいです(笑)。
――前田敦子のセリフ、もう10年以上前のやつなのでRIZINファンはついていけないです!(笑)。ひとつの大会だけで、ホントいろんなことありますね。
笹原 浅倉カンナ選手の感動的な引退式のあとにAKB48とRIZINガールズのコラボで音を外すって何をやってるんだって話ですけど(笑)。まあ開き直るわけじゃないですけど、なんかこういうのも非常にRIZINらしいですよね。
――猪木さん風でいえば「俺はビュッフェもAKB48も触ってねえです!」って責任回避するわけですね。
笹原 ホント「俺に言うな!!」って言いたいですよ!(笑)。
――休憩中には鏡優翔選手と藤波朱理選手のパリ五輪レスリング金メダリストが登場しました。
笹原 あの挨拶のときに2人がコーナーに上がってTシャツを脱いだのは、オリンピックレスラーの大先輩・馳浩オマージュですよおおお!
――うわっ、あれは馳浩だったんですか! 死ぬほどわかりづらくてハセ・ハラスメントすぎますよ(笑)。
笹原 最初はTシャツを投げたあとに馳浩の十八番ジャイアントスイングをやってもらおうと思って、2人に映像を見せて説明したんですよ。2人ともやる気満々だったんですけど、挨拶して唐突にジャイアントスイングしてもさすがに意味がわからないだろうと思って取りやめました(笑)。まぁ、当然2人はレスラー時代の馳先生のことはまったく知らなかったんですけど。
――「馳先生は福岡国際センターで後藤達俊のバックドロップを受けて……」などと説明する時間はなかったと。
笹原 万が一、鏡選手と藤波選手がRIZINデビューするときは、馳先生カラーの黄色のコスチュームをおすすめしたいです!
――あんまり馳浩を連呼すると前田日明さんに怒られますよ! そろそろ本題に入ると、今回のRIZIN48で都内近郊4連続開催を終えましたけど。日本格闘技の歴史からしても異例の開催ですよね。00年代のPRIDE・K-1のブームのときでさえ集客面から4連続都内近郊はなかったです。
笹原 なかなかしんどい半年でしたよねぇ。集客面からすると、ここまでの連続開催は避けたかったんですよ。ファンからすれば、どうしても財布と相談しながら「どこの大会に行くか」を選んじゃいますし。4連続開催をやらざるをえなかったのは会場の都合ですね。地方でRIZINにぴったりな会場が埋まっていたりして使えなかったんですよ。たとえば大阪でやるにしても京セラドームは空いてますけど、キャパ的に大きすぎる。
――1万人程度の会場を使いたいわけですよね。
笹原 手頃な会場はなかなかないんですよね。設備が古かったり、土日は1年先まで埋まっていたり。最近、ある地方で新しい会場ができるんで、その完成を楽しみにしていたら、キャパは1万5000人って聞いて、「なんでそんなでかい会場を作るんだよ!」ってひっくり返りそうになりました(笑)。都内なら使えるんですけど、ちょっと二の足を踏んじゃいますよね……。
――地方だと大きすぎますよねぇ。
笹原 ……という様々な事情があって、今年は都内近郊4連戦になっちゃったんですけど、なんとか乗り切りました! それもすべてファンの皆さんのおかげです!
――RIZIN48は内容的に抜群に面白かったんですが、アーチュレッタが計量オーバー。ただでは終わらないのがRIZINですねぇ。・アーチュレッタの起用は怖い
・秋元強真の底が見えない
・残酷な世代交代マッチ
・佐藤将光はなぜ面白いのか
・浅倉カンナに泣きそうだった
・元谷友貴の無事是名馬
・アイドルの朝倉未来モノマネ…14000字インタビューはまだまだ続く
この続きと極悪女王、秋元強真、浜崎朱加、高田延彦、長井満也、アイスリボン……などの「記事12本12万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラhttps://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2205897 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!
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