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2021年11月の記事 20件

【13万字・記事17本詰め合わせセット】朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……

非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part95大好評記事17本13万字で600円!!(税込み) ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉ part95 ◎前田日明を信じ、前田日明に失望したU世代の愛憎■小説家・樋口毅宏 ◎こじらせU系・第2弾! ハードヒット王・和田拓也「田村潔司に習っても強くなれない」 ◎【16000字】朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ◎【RIZIN.31】勝つことでみんなを喜ばせる選手はたくさんいる。だけど…■笹原圭一 ◎RIZIN女子格新風!! 大島沙緒里の寝技はこうして磨かれた■1万字インタビュー ◎【戦国フェザー級】金原正徳「RIZIN.31の日に引退興行をやるはずが……」 ◎なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのか■宮田充 ◎【元・新日本プロレス】ボディビルダー北村克哉RIZIN登場!! 「ぶっ飛びたい」 ◎美しきRIZIN沖縄……RENAがたどり着いた“田園” ◎アメリカで英語化されたPURORESUプロレス■斎藤文彦INTERVIEWS ◎視聴率戦争から見えたAEWの厳しくも明るい“現実” ◎DEEP代表・佐伯繁「勘・違・い・す・る・な!!」 ◎VTJの西川大和に感じた“バリジャパ直前の中井祐樹”の野心と焦燥 ◎名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA ◎「いい人」佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス ◎DJ.taikiが『朝倉未来1000万円』に落選した理由がよくわかるインタビュー ◎『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』最大の謎!? ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉『さらば雑司ケ谷』や『民宿雪国』などの作品で知られる小説家・樋口毅宏氏インタビュー。前田日明やUWFに熱狂した時代を振り返っていただきました!(聞き手・ジャン斉藤) ――樋口さんのプロレス小説『太陽がいっぱい』読ませていただきました! 樋口 ありがとうございます。ずいぶん前に発表した短編集ですが、あの話は95年にUWFが新日に葬られた虚しさと、前田日明と高田延彦が笑顔で再び会うことはない悲しみから書きました。それにいまのうちに書いておかないと、みんなラッシャー木村さんのこととかも忘れちゃいますもんね。 ――ラッシャー木村モデルの話も面白かったです!昭和のプロレスファンなら誰でも楽しめますし、昭和のプロレスに詳しくてジャンルの魅力を理解してないと書けない本ですね。 樋口 斉藤さんはいまおいくつなんですか? ――45歳ですね。 樋口 というと、新日本プロレスの金曜夜8時は……初代タイガーマスクは間に合いました? ――ギリギリです。タイガーマスクや長州・藤波の抗争は面白かったですけど、まだ子供だったので猪木さんはそこまでじゃなくて。大人になってから猪木さんの発明や事業ネタが大好きになっていったんですけど。 樋口 あの頃の猪木さんは体力の低下が甚だしかったですもんね。 ――それで今回、樋口さんにお話を伺いたいのは、その80年代からスターダムにのしあがった前田日明さんのことなんです。最近前田さんの第何次ブームかが到来してますが、朝倉兄弟経由なんかで知った最近のファンは前田日明というプロレスラーがどういう足跡をたどってきたのかをあまりよくわかってないというか。 樋口 そうでしょうね。 ――先日樋口さんはこんなツイートをされていて。「前田日明をいまだに崇めている方たちにお聞きしたいのですが、田中正吾から始まり現在の反ワクチンまで、前田の『騙される力』についてどうお考えでしょうか」。いまのファンがどういう意味は理解できないし、よく知っているボクらでも新鮮だったんですね。 樋口 そうなんですか。それはボクからすると、そういう批判の声がないのは、また意外だなあという感想ですね。 ――前田さんに批判的な人は多いんですけど、何かもう一周回っちゃって、どうでもよくなってるところはありますよね。 樋口 それはわかります。 ――樋口さんの前田日明批判って、前田日明のことが大好きじゃないと辿り着けない境地なんじゃないかなと。 樋口 はい、ごたぶんに漏れずプロレス大好き少年でしたから。斉藤さんが80年代前半の猪木にピンとこなかったのは、猪木の体力が低下して凋落が始まったからですよね。猪木という絶対神に老いが忍び寄り、絶望にも似た気持ちにあった中、唯一の希望が前田日明だったんですよね。それこそ『週刊プロレス』の表紙が毎週猪木から前田に取って変わっていく。 「前田こそがプロレスの新しい希望だ」という時代はたしかにあって。旧UWFが潰れて新日本プロレスに前田日明が戻ってきたころですね。 ――業務提携時代は魅力的だったと。 樋口 ところが……第2次UWFのときは前田の腹がどんどんタプンタプンに出ていき、「これはどうなんだろうな……」と思いました。それはリングス時代もそうですけど。 第2次UWFで試合中に前田のコンタクトレンズが外れて試合中断したこともあったじゃないですか。あれは白けましたよねぇ。試合を中断して落としたコンタクトレンズを対戦相手と探す格闘王! ――それじゃあまるで達川光男ですね(笑)。 樋口 そもそも前田って圧倒的な知名度にもかかわらず、名勝負と言われるものが少ないですよね。 ――たしかに90年代に入ると「これだ!」という名勝負がないんですよね。 樋口 断っておきますがボクは前田日明の試合はほとんど見てると思います。第2次UWFはすべて見ています。会場にももちろん何度も行ってます。 ――いわゆる密航者だったと。 樋口 そこまでではないです。「密航者」って地方巡業まで追いかける人ですよね。ボクは東京なのでそこまでは。 ――ちなみにボクは地方在住の小学生・中学生だったこともあって会場で見たことはないし、リアルタイムではないのでUWFの熱狂の測定は難しい立場なんですね。 樋口 第2次UWFで前田の名勝負と言われてるものは、なんだろうなあ……最後のほうに大阪城ホールで船木(誠勝)と2回目の対戦をやったときかな。この試合はよかったという印象がありますけど、いま見直したらどうなんだろうなあ。 ――1回目の船木戦が酷かったという感想が多いですね。 樋口 武道館でやった試合ですよね。船木のパンツの銀ラメが剥がれたやつ。 ――こないだ船木さんに取材をしたときにその試合を振り返ってもらったんですけど。1回目は前田さんと信頼関係がなかったことが大きな原因だったと。 樋口 船木さんが第2次Uに移った当初はあまり勝てなくて、ケガもあったことで東京ドームのビッグマッチにも出れなかったんですよね。復帰後に山崎(一夫)に勝って、前年に横浜アリーナで“疑惑の決着”があった高田にも勝った。 ――高田さんが船木さんの打撃でKOされたのにうやむやのまま続行されて、従来のプロレスを否定するUのリングで高田さんが古典技のキャメルクラッチで勝利したという……。 樋口 2回目の横アリ見に行ってます。船木さんは藤原(喜明)さんにも勝ち、階段をかけ上がるようにして大阪城ホールで前田さんとの頂上対決を迎えて、新旧交代かという盛り上がりでしたから。あれは面白かったです。『週刊プロレス』の増刊号も出ました。タイトルは「誰が悪いのか はっきりさせたい!」。 ――前田さんとフロント陣が揉めていた頃ですね。 樋口 あのときターザン山本(当時・編集長)が試合後の前田は船木を両手で抱きしめてるのに船木はそうでもなかったと。「ハムレットの心境か」と書いてましたよね。 ――いまでもそうやって覚えてるんですから、ホントに前田が好きだったんですね。 樋口 あれだけ前田日明に熱狂していたのにここまで評価が下がっているのはなぜかといえば……逆に斉藤さんにお聞きしたいんですけども、前田日明は新日本プロレスからリングスに至るまでガチンコはあったんですか? ――いわゆる競技としてのガチンコはないでしょうね。前田さんの評価が下がったのは、ガチンコをやってないからなんですか? 樋口 はっきり言ってそれに尽きます。じゃあ新日本でやったアンドレ・ザ・ジャイアント戦はどうなんだと言われてしまいそうですけど。 ――アンドレ戦は“壊れた試合”ですね。 樋口 前田日明最大の魅力って長州力顔面蹴撃事件もそうですが、アンドレ戦のようにプロレスから外れたときに発揮されるんですけど、リアルファイトがあったかといえば、なかったという。他のUWF系の人たちはガチンコをやった。新日本でいえば永田裕志や石澤常光(ケンドーカシン)もやってるし、ライガーだってやってる。パンクラスのリングで鈴木みのるvsライガーがありましたから。でも、あれだけ大きい声で格闘技は何たるかを話して、格闘王を名乗っていた人がガチンコをやったことがない。そこが失望した最大の理由ですよね。 ――ただ「プロレスからはみ出したもの=リアルファイト」なのかという疑問もあって。前田さんが新日本の前座にやっていた頃は、何も決まってない勝負をあったりするわけですし、リングスでも特殊な勝負は続いてましたね。 樋口 新日本でやったドン・中矢・ニールセンとの異種格闘技戦も、前田の顔面にパンチがガンガン入ってましたもんね。まともにもらいすぎだよって。 ――ところがプロレスからはみ出したもの魅力は、ガチンコと隣接してるので、「前田はどうなんだ」という疑問は当然持たれますよね。 樋口 そのドン・中矢・ニールセン戦も、あとになって前田がその試合を引き合いに出して永田のヒョードル戦を批評にしたときに、永田から「一緒にするな」って返答されましたね。 ――永田さんが前田さんに「ヒョードル戦とニールセン戦はジャンルが違うだろ。胸を当てて考えてみろ!」って言ったやつですよね。 樋口 あれはなかなか面白いやり取りでした。あのニールセン戦やアンドレ戦はたしかに前田の魅力ではあるんですけど。 ――たとえば第2次UWFで田村潔司をボコボコにした試合はどうなんですか。 樋口 あれは前田日明の公開リンチですよね。 ――公開リンチ! 樋口 だってまだ新入りペーペーの田村潔司をあんな酷い目にあわせる必要ないじゃないですか。あの試合で田村は眼窩底骨折をして半年以上休んだわけですから。前田日明ってああいう人。自分に歯向かわない人をボコボコにする。田村もそうだし、リングスになってから坂田(亘)にもそう。 ――バックステージ暴行事件ですね。椅子でめった打ちにして。 樋口 ヌルヌル秋山成勲の事件があったときは擁護してたでしょ。あの人は本当に相手を選んでます。 ――樋口さんみたいに途中で幻滅する人がいる一方で、いまでもカリスマ的存在じゃないですか、 樋口 熱狂的なファンは多いですよね。でも、ボクは前田に関わらず、自分の“教祖”をちゃんと批評できないのは本当の信者ではないと思っています。「こういうところは本当に大好きで影響を受けたけど、これはどうなんだ」という批評はちゃんと持ってないといけない。それはたとえば小沢健二に対しても同じですけど。小沢健二が20歳以上、歳の離れた女性と不倫したことに対して、これまで何があっても褒め称えてた人たちが急に黙ってしまう。ボクからするとエセ信者ですよ。でもまあ前田日明と小沢健二だと、明らかに後者のほうが計算高さと小賢しさを感じさせるけどね。気付かない人ってもはや鈍感の領域を超えて病院で診てもらったほうがいいよ。 ――よく信者って盲目扱いされますけど、樋口さんの信者の定義は面白いですね。 樋口 うーん、結局ボクは正統な信者ではないんでしょうね。だから全面的に誰かを信じるっていうことはないんですよね。盲目的に何かを崇め奉ることはない人間なんです。 ――それでも盲目的に「好きだ!」っていう存在はいないんですか。 樋口 好きな人はいますよ。 たとえば、ビートたけしさんも大好きですが、たけしさんもいまは見事に晩節を汚してますからね。前田は前田で好きですけど、「前田日明なら何をやっても許されるのか」ということですね。 ――新日本業務提携時代の前田さんが猪木さんに言い放った名言。 樋口 斉藤さんには釈迦に説法ですけど、猪木さんが藤原喜明とシングルマッチをやったときに金的を食らわしたあとに藤原を絞め落とした。藤原のセコンドだった前田はその横暴に激怒して、即座にリングに上がり、勝ち名乗りを上げる寸前の猪木に左ハイキックを打ち込んだ。そして控室に戻ったあとにそう叫んだんです。この言葉を前田日明に返したいですよ。「何をやっても」というよりも「何を言っても」かもしれません。 ――前田さんはけっこう言いますからねぇ。 樋口 IWGP王者の天山広吉と、三冠王者の小島聡がダブルタイトル戦をやって、天山が脱水症状を起こして倒れたときがあったじゃないですか。 ――60分フルタイムドロー寸前の59分45秒で、天山選手がまさか負けちゃったやつですね。 樋口 前田はあの試合を批判して「俺らの若い頃はもっと熱い照明の中、館内にクーラーが効かない中、戦ったんや」って言うんですけど。 ボクはCSのテレビ朝日チャンネルに入ってるので、いまの新日本も見られるし、80年代の古い新日本プロレスの試合も見てるんですよね。「こんな地方大会の映像があるんだ」っていうものまで。そこで確認できるのは、前田の無気力試合の数々! ――それはいつ頃の前田日明なんですか? 樋口 ヨーロッパから凱旋帰国したあとですよね。凱旋試合でポール・オンドーフに3分36秒で勝ったあとから、第1回 IWGPの猪木戦やアンドレ戦。そこまではまだいいんですけど…… 変なパーマをかけだして藤波辰爾とタッグを組んだりするあたりからは無気力試合ばかりですよ。20代の前田日明ってどんな感じだったんだろうってチェックするとビックリします。 覇気がなくて何もいいところがない。あれ、いまの新日だったら邪道・外道にクビにされてるね。ヨシタツみたいに。 ――ヨシタツみたいに!! 前田さんって新日本・前座時代をプロレスラーの誇りとしてところがありますよね。 樋口 平田淳嗣と戦っていた頃ですよね。ダラダラやってると山本小鉄さんが竹刀を持って現れたので「ヤバい。早く終わらせよう」という。旧UWFが潰れて新日本に戻ってきてからは凄いですけどね。「この1年半がなんであったかを証明するためにやってきました」と名言を吐いて。 ――藤波さんと名勝負もやった。前田さんの全盛期はあの時代だったということですね。 樋口 そうだと思いますね。そう考えると凄い短い。圧倒的に名勝負が少ないんだもん。 ――ボクは前田さんのことを歴代最高のトラッシュトーカーだと思ってるんですね。コナー・マクレガーより上(笑)。 樋口 喋りは立つ。 “言葉のプロレス”でのし上がって行ったところもありますよね。「言うだけ番長」。読書家であることは間違いないし、話も面白いんですけど、すぐに他人のことを悪く言うでしょう。 こないだも前田が水道橋博士の『アサヤン』という番組に出たんですけど……。 ――そこまでチェックしてるんですか! 前田好き(笑)。大好評記事17本13万字の詰め合わせセットはまだまだ続く…… 

【13万字・記事17本詰め合わせセット】朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……

『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』最大の謎!?

この記事は『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華 ・朝倉未来のRIZIN LANDMARKと東三河弁■笹原圭一 ・【1・4事変】小川直也は“真相”を明かしたのか ・秋山成勲“謝罪”の違和感の正体 『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』。いろいろと内幕が明かされたり、朝倉選手が謝罪してしまったことで、何か褒めることが許されない雰囲気になってきてましたけど……ボクはなんだかんだ面白かったです。モラルだなんだってことは重々承知ですが、番組を見てそう感じてしまったので仕方ないなと……。これはもう良くも悪くもずっと語り継がれていくものですよね。 今回の企画って「ストリートファイト」というよりも、実力差から生まれる「残虐ショー」に見えなくもない。でも、それは普通の格闘技にもある光景ですよね。そこは角度を少し変えたことで、さらに刺激的に見えるうまさがあったわけですが、そりゃあ批判は起きますよ。批判がないほうが逆に怖いです。 この手の話を突き詰めていくと「じゃあ、喧嘩とプロ格闘技とは何が違うのか」ってことになるんですが、そのへんは「UFCの迫害と定着」の歴史を振り返ったほうがいいかもしれません。「YouTubeでやってる喧嘩自慢と何が違うの?」という議論にもなりますが、私的なYouTubeと、テレビなんかの資本の入ったABEMAの配信では公序良俗のあり方が変わります。仮に地上波ゴールデンであんなことやったら今回以上の大バッシングが起きるはずですが、それは地上波とABEMAの公序良俗というか放送コードがまた違ってきますよね。では、ABEMAだからここまでやっていいのかといえば、不快だなっていう部分はあたりまえにありました。 ABEMAって格闘技イベントや1000万円シリーズくらいしか見てないんですけど、地上波なイヤな部分が詰まってることが多いですよね。これは悪口じゃないですよ。……いや、悪口か(笑)。 地上波のイヤな部分、なんていうんですかね、ケレン味ですよね。井上尚弥のような存在は本当に稀であって、やっぱりケレン味がないと世間の耳目は集められない。でも、ケレン味ばっかりだと、亀田劇場になっちゃうわけですよね。あれはあれで楽しめるんですけど、まあ一周回った面白がり方であって。 ABEMAの格闘技リアリティショーをあまり見てこなかったのは、そういったものが詰まってるからなんですけど。LDHの「格闘DREAMER」はそうじゃなかったみたいで、見とけばよかったなと後悔してます。皆さんが『朝倉未来1000万円』という企画に抱く嫌悪感のひとつには、そのケレン味の濃さがあるんでしょうね。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』最大の謎!?

DJ.taikiが『朝倉未来1000万円』に落選した理由がよくわかるインタビュー

危険なDEEPAR、DJ.taikiが『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』に落選したことがよくわかるインタビュー!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・「すべらせろ!」と叫んだセコンド山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ・平本蓮、アメリカ武者修行生活を語る「次の試合はテイクダウンにいきますよ」 ・ぼんやり層に届けたいキックボクシングの世界■竹村哲☓高崎計三 ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」 ――じつは“不良ハンター”もであるDJさんに、昨日配信された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』の感想をおうかがいします。 DJ あんなの買う人、そんなにいるんですか。 ――たぶんすごく売れたと思います。 DJ ホントですか? ――やっぱり熱心な朝倉未来ファンが多いので。 DJ じゃあ、何をやっても売れるってことじゃないですか。 ――それくらいの人気なんです(笑)。そもそもDJさんもこの企画の挑戦者に応募をされたんですよね。 DJ 応募したから企画も動向が気になってたんですけどね。 まあ、選ばれたメンツを見るかぎり、俺が選ばれることはなかったですよね。 ――選ばれるとは思ってました? DJ うーん……選ばれるとは思ってないけど、書類審査は通るかなと。で、面接で「どうせ弱い奴を選ぶんだろ」と暴言吐いて落ちようと考えてたんですけど、書類審査すら通らないとは思わなかった。 ――そういう狙いをABEMA側が感じていたんでしょうね(笑)。DJさんは10代の頃、不良と抗争してたから選ばれたら面白いなって。 DJ  そんなに有名ではないし、 小競り合いをしていた程度で。普通の喧嘩なんて、もう8年はしてないですよ。 ――8年前ってDJさんが31歳のときじゃないですか。つい最近ですよ。 DJ 2013年、アメリカで喧嘩して。語学学校の寮のルームメイトだったタイ人にブチ切れられて。もともとルームメイトとは仲がよくなかったんですけど。まあ揉めたら、そのタイ人、結局1週間ぐらい寮に帰ってこなかったのかな。学校の事務員に呼び出されて「タイ人がオマエのことが怖くて帰って来れない。学費を返すから、 オマエが今日出て行け」と。はあ?なんで俺がって。 ――いったいどんな暴れ方をしたんですか(笑)。ヤンキーと抗争するきっかけもあったんですか? DJ ストーリーなんてないですよ。 他校の奴にちょっと拉致されたというか、 4~5人に連れ込まれてボコボコにされて。 ――うわあ~~。 DJ で、そのあとひとりひとり待ち伏せして、全員やっつけたとかそういう話で。 ――そもそもなんで拉致されたんですか? DJ なんだっけなあ……。理由は覚えてないですよ。「チン毛を見せろ!」とかそんな感じですよ。 ――い、意味がわからないです!(笑)。 DJ うーん、あんま覚えてないです。俺はもともと社交的じゃなかったですから。 ――態度が悪かった。 DJ 『今日から俺は!!』の三橋貴志に憧れてたので。 ――ああ、ヤンキーに対してナメた態度を取るというか。 DJ そうですねぇ。『今日から俺は!!』ツッパリですよ。カッコいいと思ってたんですよ、あのときは。 ――DJさんがオタク&不良っぽいのは『今日から俺は!!』カラーなんですね。しつこさも三橋イズムというか(笑)。 DJ やられたあとにチャンスをうかがって。通学路とかで待ち伏せしてひとりひとりやっつけて。小学校の頃もマウントポジションを取られて逃げ方はわからないし、とりあえず降参してから、あとでやっつけるみたいな。 ――いったん負けを認めてピンチを脱出してから戦うと。ボクはDJさんの家をヤンキーが襲撃した話がホントに怖くて。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

DJ.taikiが『朝倉未来1000万円』に落選した理由がよくわかるインタビュー

美しきRIZIN沖縄……RENAがたどり着いた“田園”

この記事はRIZIN沖縄を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】 ・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華 ・RENAvs山本美憂、再戦……あなたはどんな5年間を過ごしてきましたか ・【RIZIN.31】勝つことでみんなを喜ばせる選手はたくさんいる。だけど…■笹原圭一 ・マネジメントから見たRIZINvsクレベル問題■シュウ・ヒラタ RIZIN沖縄は絶対に盛り上がると思ってたんですけど、SNS上では前評判が悪かったんですよね。 Dropkickでも「RENAvs山本美憂にはこんなドラマがある!」という記事を28人の会員に向けて放ちましたが、やっぱり力不足でした(笑)。 沖縄大会は多幸感があっていい興行でした、本当に。オープニングVから素晴らしいんですよ。玉置浩二の『田園』に乗って、ラストシーンは砂浜で練習する山本美憂、それを見守るKIDの後ろ姿、そして試合の結末は……衝撃! 今年のRIZINでいえば、一番のメインだったんじゃないですか。他の大会のメインがダメだったっていうわけじゃないですけど、「格闘技って素晴らしいな」って、しみじみと会場をあとにできるものだったという。 事前の煽り記事でも書きましたが、「この5年間、何をやってきたのか」と自分自身にも問いかけながら見守るから面白く見られるに決まってるんですよ。試合内容も最高でしたし。RENA選手も、美憂選手も5年前のだったら、ひょっとしたら見せ場なく負けていたかもしれないと見れる。 5年前の美憂選手だったら、下からの腕十字で一本負けしたかもしれない。5年前のRENA選手だったらあのまま封じ込められて判定で負けちゃうかもしれない。“ 5年前の自分”を乗り越えたうえでの激闘だったから重さを感じるわけですよね。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

美しきRIZIN沖縄……RENAがたどり着いた“田園”

「いい人」佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス

松澤チョロの脱線プロレスシリーズ第3弾。今回は続・佐々木健介を12000字で語ります!【1記事から¥110から購入できます!】・橋本真也を最後に取材した男・松澤チョロが語る「ゼロワン時代の破壊王」 ・『紙のプロレス』は鬼畜系だったのか〜小山田圭吾と原稿チェック問題〜■松澤チョロ・平成のテロリスト・村上和成――格闘家が挑んだ命懸けのプロレス道!! ――今回のテーマは前々回でも話をした佐々木健介の続編です。松澤さんは紙プロ時代、健介ファミリー担当だったわけですけど。松澤 まあ何度も言ってるんだけど、健介ファミリーというか、健介には「いい人」のイメージしかないんだよね。あ、一応、俺も健介も業界から離れてるんで「健介さん」と呼ぶことにします。 ――北斗(晶)のように「健さん」だとフレンドリーすぎますかね(笑)。 松澤  前回、俺が健介さんにPRIDEのオファーをした話をジャン斉藤が思い出させてくれたのよ。もうすっかり忘れてた。ジャン斉藤は、さも一緒に現場にいたように話してたけど(笑)。 ――ボクは松澤さんから詳しく聞いたんですよ。あれは 2004年にミルコが超ハイペースで試合をしていたときで。2月にロン・ウォーターマン、2週間後に山本宜久、4月にランデルマンに負けて、5月に金原弘光、7月に大山峻護、8月にエメリヤーエンコ・アレキサンダー、10月にジョシュ・バーネット。 松澤  いやいや、いま考えてもいくらミルコとはいえハイペースすぎでしょ。しかも相手もそこまで簡単な選手じゃないし。 ――それなりの相手を用意するのが大変だったときに、当時PRDIEのブレーンで『紙のプロレス』の編集長だった会長(山口日昇)が松澤さんに「健介に話をしてくれないか」と。 松澤  誰かが欠場するから代役を探すじゃなくて話題作りのための佐々木健介。 ミルコは「プロレスラーハンター」の売りもあったから健介さんはうってつけだったんだろうね。 ――2004年の前半の健介はWJを退団したばっかりで、ちょうど仕事がない時代だったんですよ。 松澤  ケガしてるわけじゃないんだけど、どこの団体からもオファーがない。本当かどうかわかんないけど、ウィキペディアによると子供のミルクも薄めて飲ませるぐらいお金がなかった時期らしいし。おそらくPRIDEとしても、どうしても健介っていうわけじゃないよね。 「当たってみてくれない?」っていう軽い感じ。石井館長みたいに札束を差し出して「出ませんか?」っていうわけではなく。 ――まあ、PRIDEが本気だったら松澤さんを派遣しませんよ(笑)。 松澤  ホントそうだよね(笑)。札束なんか用意されたら、そのまま逃亡の恐れすらある! ――ひどい!(笑)。 松澤  冗談はさておき、当時はもうプロレスラーが付け焼き刃で勝てるような時代ではなかったよね。そこは破壊王も一緒で手も足も出ないで負けたら、本人はもちろんプロレスファンもダメージはデカい。でも、そのときの健介さんなら、もしかしたら金で動くんじゃないかっていう考えがPRIDEにあったわけでしょ。 ――松澤さんが使者だったりするし、健介は要するにPRIDEから相当、下に見られていたってことですよね。 松澤  破壊王に藤田和之の代役としてジェロム・レ・バンナ戦のオファーがきたときは、あらゆる格闘家・プロレスラーに断られて一番最後だったことに「なんで俺が最後なんや」って怒っていたけど。破壊王もポーズで「まあ、出るわけがないし」ってことだったんだろうな。 ――松澤さんは忘れてるかもしれないですけども、健介邸で北斗にPRIDEの話を切り出したら、「チョロさん、こんな大事な話は別の部屋でしましょう」と奥の部屋に連れて行かれて……。 松澤  たしか対戦相手云々の話はしてなかったかな。後日、お断りの電話があった記憶がある。 ――北斗は「こんないいお話、本当に申し訳ないけど……」って丁重なお断りをされたはずですよ。「いい話」ではないと思ったんですけど。 松澤  まあ断って当然だよね(笑)。北斗さんはどんなに生活が苦しくてもプロレス格闘技関連では金で動かない人でしょ。総合格闘技をやってもマイナスでしかないことはわかっていた。 ――そこはさすが北斗晶ですね。 松澤   その北斗さんも何度も無理を聞いてもらったし「いい人」だったけど。あまり人を誉める印象のないジャン斉藤も過去に取材した中で健介さんが一番対応がよかったって言ってたよね? ――これまで1000回以上、誰かにインタビューしてるかもしれないですけど、いちばん取材対応がよかったのはぶっちぎりで健介だったりするんですよ。そういうと「上っ面だけいいんじゃないか」って言われそうですけど、仮にそうだったとしてもあそこまでの対応はできないくらい。 松澤  わかるなぁ。俺もホントに「いい人」のイメージしかなくて。でも、健介さんはプロレスファンのみならず同業者からもめちゃくちゃ嫌われてるイメージでしょ。 ――嫌われる理由もよくわかります(笑)。 松澤  それは過去の後輩たちに対するパワハラ的なものというか、道場のしごきとかが原因なんだろうけど、新日本プロレスの練習生が亡くなった件も、いまだに健介のせいなんじゃないかみたいに言われてるし。 ――その件はクリス・ベノワの本が健介犯人説を指摘したことで、さも事実のようにネット上をさまよってるわけですけど。そもそもあの本はクリス・ベノワの自伝でもなんでもなくて、ベノワ死去後に勝手に出された伝記。クリス・ベノワ本人が実際にそう発言しかどうかも怪しいですし、道場で事故があったときクリス・ベノワは日本はいませんでしたからね。かぎりなく冤罪に近いんですよ。 松澤  そうみたいね。ただ、その後、健介さんの団体ダイヤモンド・リングの元・所属レスラーがしごきやイジメを告発したこともあって「健介だったらありえる」と思われちゃったんだろうね。 ――あれはボクもありえると思いました(笑)。 松澤  それでまたダークなイメージが上乗せされて、傍から見ると逃げるように引退興行をやってプロレス界から消えてしまった。いまはプロレスラーのYouTubeのコラボがあたりまえの中、健介はどこからもゲストに呼ばれてない。 健介がオファーを断ってる可能性もあるけど、そうは見えないんだよね。 逆にみんな悪く言ってる印象で。安田忠夫さんや菊田早苗さん……。 ――もうちょっと「あ、この方の証言だったら健介は悪人かも」という例を挙げてください(笑)。松澤さん、ろくな死に方しないですよ! 松澤  例えが悪かった(笑)。いまは師匠の長州力との確執もクローズアップされて。長州さんがメディアでブレイクする一方で、健介さんの影が薄くなったというか。 ――プロレスラー格闘家の芸能人枠って争いがホントに激しいですからね。高田延彦が角田信朗を追いやったと思ったら、いまは本間朋晃がシャガレ声で台頭して。 松澤   たしかに本間さん、最近よく見かける。長州・健介が険悪関係が取り沙汰されるきっかけとして、いまだによく言われてるのがWJがX-1という総合格闘技イベントをやるために健介から500万円を借りたと。 ――WJがあの時代にケージMMAをやってるんですよね。理由はWJの経営が本当に苦しくて、最後のあがきではあったんですけど。 松澤  長州さんは YouTubeで武藤敬司と対談したときにボヤいてるんだよね。いまだに健介から500万円借りたとか言われるけど、借りてねえぞと。猪木さんのパーティーのときに健介本人に「借りてねえよな」と確認までして。そんな2人の関係が修復不可能になったのが、上井文彦さんが絡んでいたW-1のトーナメントでシングルマッチをやったとき。 ――W-1といってもいろいろとあって。第1次W-1はK-1とPRIDEの協力体制、第2次W-1は上井さんとFEGがやって1年も経たずに活動停止。最近までプロレス団体として活動していたのは、新生K-1の親会社が武藤敬司をエースに立ち上げたもの。 松澤  うわ、全然把握できてない。とりあえず問題になったのは上井さん主導のW-1で、上井さんが犬猿の仲の2人を試合をさせれば面白くなるとマッチメイクして。いざ試合になったら、フォール負けした長州さんがすぐに立ち上がって余力を残したままスタスタとリングを降りたことに北斗さんが激怒したんだよな。 ――無気力試合気味に見えちゃったんですよね。 松澤  あれって途中でトーナメント中止になったんでしょ。なんかゴダゴダ三昧のイメージ。 ――第2次W-1はスタート当初からカオスでしたね。リングス休止後、ひさしぶりに現場復帰した前田日明や、FEGのMMAイベントHERO’S、上井さん仕切りのプロレス興行ビッグマウス・ラウドも絡んでくる複雑さで。 松澤   前田日明と上井さんの金銭トラブルも、そのとき石井(和義)館長が出資したお金がどうのこうのって話でしょ。上井さんには村上一成さんとかも相当怒ってたし。 ――健介の500万円も、あいだに誰かが入っていてゴチャゴチャした可能性はありますよね。 松澤  北斗さんも言ってるけど、ウチらは長州さんに恨まれる覚えもないと。だいたい5000万ならともかく500万で何ができるのか?って感じはあるよね。 ――500万すら用意できない団体って末期ですよ。『ハッスル』も事務所の家賃すら払えずに続けたことで、さらに悲惨なことになりましたけど(笑)。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

「いい人」佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス

【16000字】朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回のテーマは朝倉未来、平良達郎はUFCと契約できるのかです!!(この記事はニコ生配信されたものを編集したものです) 【1記事100円から購入できる過去記事】・マネジメントから見たRIZINvsクレベル問題■シュウ・ヒラタ ・大混乱!! 続・パンクラス商標問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ・【仮想通貨詐欺】なぜ私はTDTのスポンサーオファーを断ったのか ・修斗はローカルなのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ――今月のテーマは、もう毎回のように聞いていて、シュウさんも喋り疲れていると思われる話題なんですが、ズバリ「日本人ファイターとUFCとの契約について」です。 シュウ また話題になってますね(笑)。 ――最近では、朝倉未来選手、平良達郎選手、あとは中井りん選手……まあ、中井選手は毎度恒例なんですけども(苦笑)。 シュウ その3人に関してはいろいろと状況を知っているんで、今日は面白い話ができると思いますよ。 ――ぜひお願いします! シュウ 誤解がないようにしたいんですが、どの選手にも全然可能性はあります。ただ、選手によって契約できる条件は違ってきます。――いまからシュウさんが解説するのは「この選手なら、この条件をクリアすれば契約できるんじゃないか」ということで。「やっぱりUFCは無理だ!」とか「すぐに行くべき!」とか慌てずにお読みください(笑)。シュウ まず前提として、いまのUFCと新規契約するのは凄く難しいです。というのも、現状としてはTUF(オーディション形式のリアリティ番組)、Lookin' for a Fight(ダナ・ホワイトが有望な新人を発掘する番組)、コンテンダーズ(ワンマッチ形式の契約獲得企画)の3つのルートがあるじゃないですか。 ――中でもコンテンダーズは、他のメジャー団体よりレベルが高いんじゃいかなと囁かれるくらいの修羅の国の入り口で。 シュウ この3つから入ってくる選手がどうしても優先されちゃうので、それを乗り越えての新規契約というのはやっぱりハードルが高くなっています。 ――つまり、わざわざ他の国から青田買いする必要がない状況ということですよね。 シュウ ただ、UFCって金はあるからビザの取得とかは簡単ですし、そこらへんの細かいお金のことは気にしないんで、イギリスだろうがアジアだろうが「これだ!」という選手は取りますね。ぶっちゃけて言えば、コンテンダーズに出て全敗した中国人選手たちも、結局UFC PI上海があるからということで“政治的意図”でくくられていますから。 ――そういう選手を取って失敗したからといって、UFCとしては痛くも痒くもない。 シュウ だから、皆さんいつも「日本人要員」とか「日本市場に力を入れているか」とか、そういう意見を言いがちですけど、ここで朝倉未来選手の話をしますが、UFCは確実なものにしか手を出さないんですよね。つまり「ボクはYouTubeの登録者が200万人います」「ボクと契約すればこんだけのPPVが見込めます」という営業には見向きもしないんです。 ――あっ、そうなんですか。 シュウ 逆に、現時点でチャンピオンでもない朝倉未来選手がUFCに行くというのは、裏口入学みたいなもんなんだけど、それを実現させるには、それこそフジテレビやABEMAを口説いて「ボクを入れれば彼らが1億円出しますよ」とか、そういう取引材料を持っていかないとダメなんですよね。なぜなら、UFCは確実なものにしか食いつかないから。で、過去にそれをやった選手が1人だけいるんですけど、それが五味隆典選手です。五味選手は、過去にテレビ東京の中継を持って行ったじゃないですか。 ――それってほとんどのファンに知られていない情報なんですけどもね(苦笑)。当時UFCの日本招聘に尽力していた某大手代理店が頑張ったこともあって……。 シュウ でも、もう言っちゃっていいと思うんですよ。で、ボクは五味選手の契約内容も知ってますけど、だからといって目ん玉飛び出るような契約ではなかったんですよね。話を戻すと「チャンピオンへの可能性がある選手とどんどん契約していく」というのがUFCのフィロソフィーですから、朝倉未来選手は競技者としてはどうしてもそのレベルには達していないですよね。 ――そこは、斎藤裕選手やクレベル・コイケ選手にも負けてしまっているから。 シュウ そうすると、UFCはその2人と先に契約するのが当然であって、その前に彼が契約するというのはあり得ないわけですよ。ただ、それを覆すのは彼の人気や認知度なんですけども……。それも、ボクの大好きな永ちゃん(矢沢永吉)が、イギリスのウェンブリースタジアムでライブに参加したときのエピソードなんですけど「Hey Jude」のリハーサルで10分ぐらいと初めは言われたのに何十分も待たされたんですよ。「やっぱり、あれだね、悔しいけど」と前置きして、そのときにハッキリ言ってます。「世界で有名にならないとダメね、絶対に」。そして人差し指と親指で、何かをこねくり回してポイッと捨てるような仕草をしながら「日本なんかで有名になっても所詮こんなもんですよ」と。 ――恒例の永ちゃん話が出ました! シュウ やっぱり世界で有名にならなくちゃダメ。スポーツやアートの世界は世界市場なんですよ。そう考えたときに、日本の200万人登録者なんて、鼻クソみたいなもんなんですよ。 ――き、厳しい! でも、それが現実なんですか……。 シュウ そういう感覚を持たなきゃいけないんです。「オレ、YouTube登録者が200万人いるから大丈夫」という考え方でいたら負けますよ。それは、ビジネス交渉にのぞむ姿勢としても、競技者としても。UFCとの交渉の場に立つんだったら、それ相応の取引を持ってこいということなんです。ただ、1億円とか2億円とかの取引を持って行っても、ボクはUFCは動かないんじゃないかと思いますけどね。  だってローガンとジェイク・ポールも、初めはUFCに出てPPV収益を稼ぎたかったわけじゃないですか。けど、いきなりではダメだからボクシングやってるんですよね。それで階級が下とはいえ、なまじ元UFCファイターに勝っちゃってるから知名度が上がって、一部では「いつかUFCに出るでしょ」と言われてるんですけど、TUFとかコンテンダーズならありだとわたしも思うんですよね。 ――そうか、あのポール兄弟ですらUFCは食いつかないわけですね。 シュウ いまのポール兄弟の商品価値でもUFCはすぐに食いつかない。そんなローガン・ポールのYouTubeの登録者数は2300万人を越えてますから。ジェイクも2000万人越えてますよね。 ――桁が違う。そのうえで彼らは元UFCファイターやメイウェザーとやってますもんね。 シュウ UFCで動いている金って、もっと凄いですから。それプラス、試合というのは2人いないと成立しないわけで。じゃあ、相手を誰にするのかという話になってくるわけですが、世界のフェザー級ってめちゃめちゃ層が厚いですからね。そうなってくると、UFCとしては競技者としてマッチメイクできる選手ではなく、ビジネスディールの中で試合を組まなくちゃいけないわけです。そうなると、ボクら代理人がやっているマッチメーカー相手の営業とは違った営業になるわけですから。 ――おそらく、コレクター体質だったロレンゾ・フェティータのオーナー時代だったら、PRIDEに参戦していたようなレジェンドは全員引っ張ってくるというモードでしたけど。 シュウ 本当にそう。彼は真のMMAファンでしたからね。それに五味選手はPRIDEのチャンピオンでしたから。これ、もうひとつの重要なポイントだと思います。――山本KID選手もレジェンドだから契約できたところもあって、ファイトマネーは低かったと聞きますよね。 シュウ 低かった。五味選手のほうが4~5倍ぐらい高かったですね。――まだ残っていたFEGとの契約は未払い分でチャラにして、世界最高峰のUFCに挑むというKIDらしいやり方で。五味選手との契約もロレンゾがいたときでした。ただ、エンデバー体制になってから、特別な契約をまとめた日本人ファイターはいないということですね。 シュウ 皆さん、忘れているかもしれないですけど、UFCの親会社であるエンデバーはパブリックカンパニーですからね。パブリックカンパニーは、そんなにムチャなことできないですよ。やっぱり、ステイクフォルダー、つまり株主さんたちのために働いているようなものですから。だから、「UFCとベラトールの対抗戦を!」と言いますけど、バイアコム傘下の団体と一緒にパブリックカンパニーでそれをやるのは本当に難しいです。夢を壊すようなことを言って申し訳ないですけど(苦笑)。 ――古いプロレスファン向けにいえば、テレビ朝日と日本テレビの関係から昭和の新日本と全日本が対抗戦をやるわけがないという(笑)。 シュウ そう考えると、朝倉未来選手が日本だけのスターという理由で、UFCが引っ張ってくるのは難しいと思います。ちなみに、ボクらみたいなマネジメントはマッチメーカーにアピールするわけですけど、いまだから言える話として、前にUFCマッチメーカーのショーン・シェルビーが今成正和選手を取ろうとしていたことがあったんですよ。そのときに彼が一番心配したのは、「今成選手を取ると、ほかのマネジメントからギャンギャン言われるから、そのときに言い訳がなあ……」と。 ――今成選手は面白い選手ですけど、戦績がずば抜けていわけではなかったですね。 シュウ それは、もちろんボクも言いますよ。「この選手を取って、なんでウチのこの選手は取らないんだ!」って。なので、朝倉未来選手を取ったら同じことが起こるでしょうね。だから、その言い訳できるものを彼がUFCに持っていけるかということなんです。 ――ちょっと話がズレますけど、つい先日GLORY2階級制覇のアレックス・ペレイラがUFCに出たじゃないですか。MMAではそこまで実績がないですから、特別な契約だったんですよね。 シュウ 絶対にそうだし、あれは完全にバーターですよね。 ――最近だとニック・ディアスと同じジムのよくわからない人が出たり。たまにそういうのはありますよね。 シュウ だから、ニック・ディアスぐらいのパワーがあるなら……ってことですよ。だって、彼が動くことによってそれなりのPPVが推測できるじゃないですか。で、まあ日本人選手で唯一政治的なプッシュで入って、本来ならば複数回契約なんだけど、当時のマッチメーカーのジョー・シルバからしたら、べつに取りたい選手じゃないから1試合で、と契約した選手が1人いるんですよね。 ――その選手とは? シュウ 佐々木有生選手です。これ、覚えてます? PRIDEがUFCに買収される少し前の話なんですけど、もしかしたらPRIDEと対抗戦をやるかもしれないという機運が高まった時です。これ日本ではほとんど報道されませんでしたけど、高田延彦さんがわざわざUFCのPPVに出て、オクタゴンサイドでカメラに向かって「桜庭と藤田をオクタゴンに上がらせる」と生中継で宣言したんですよ。当時PPV中継見ていて興奮しました。あのときのバーターで突っ込まれたのが佐々木有生選手です。 ――はあ、そんなことがあったんですか。 シュウ そういうこともあった時代ですけど、いまやパブリックカンパニーの傘下ですから。ますます難しいですね。 ――それこそ、朝倉未来選手がアジア規模でスーパースターになったら話は変わってくるのかもしれないですか?・平良達郎のUFCコンテンターズが見送りになった理由 ・中井りんがUFCと契約するためには…… ・クレベルvs堀江圭功の構想は最初からない ・日本との関係悪化!? ONEで何が起きているのか? ・ONEのは日本の団体の1年ぶんのギャラを1試合でくれるのか? ・平本蓮の次戦は大晦日以外もありえる?……16000字はまだまだ続く! この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

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名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA

アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは「名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA」です! <1記事から買えるバックナンバー>・女子プロレス団体の再始動と人種差別発言 ・リック・フレアーは「キャンセル・カルチャー」で死すのか ・大仁田厚の邪道劇場、コロナ禍のアメリカでも炸裂 ・CMパンク、AEWでプロレス復帰…「契約書にサインをしたのは登場30分前だ」 「オマエらの人生を狂わせてやる!」 “デスマッチのカリスマ”葛西純は、こう叫ぶ。見る者を狂わせる葛西純のデスマッチに魅了された者は数知れない。それは観客だけでなく、同じリングに上がるプロレスラーたちにも影響を及ぼしている。 そんな葛西純に人生を狂わせられた若者がアメリカにもいるのであった。現在、GCWやICWなどで活躍している新進気鋭のアメリカ人デスマッチファイター、AKIRA(アキラ)だ。父親がアメリカ人、母親は日本と韓国の血が流れるアジア系。”DEATHサムライ”の異名をとり、アメリカのデスマッチシーンを盛り上げている若手有望選手の一人である。 3年前にプロレスデビューをしたAKIRAは、もともとはデスマッチ選手ではなく、真逆といっていい新日本プロレスのストロングスタイルや、UWFのシュートスタイルに影響を受けたプロレスをしていた。 「子供の頃、新日本プロレスのVHSを見て育ったんだ。だから、プロレスを始めた頃は、好きだった柴田勝頼や中邑真輔、それに鈴木みのるのようなプロレスをしたいと思っていたんだ」 デビュー当初は、中邑真輔の髪型やコスチューム、動きを真似たプロレスをし、ただがむしゃらに試合数をこなしていく日々を送っていた。新日本プロレスのLA道場にも足を運び、大好きな柴田勝頼からも教えを受けたこともあった。しかし時が経つにつれ、自分が何をしたいのかわからなくなり、悩み、自問自答する日々が続いた。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

名前は前田日明、北斗晶、憧れは葛西純…デスマッチファイターAKIRA

なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのか■宮田充

K-1からRIZINに移籍後、アンチが爆増した皇治……なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのかがピンとこない方が多いのではないだろうか。そこで皇治の魅力を探るべく現在はKNOCK OUTプロデューサーで、かつて新生K-1プロデューサーとして皇治を「俺たちのスーパースター」に磨き上げた宮田充氏に話を聞いた(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・「すべらせろ!」と叫んだセコンド山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ・【バッティング問題】平本蓮はなぜ皇治と魔裟斗が大嫌いなのか ・100キロ超級・日本人最後の金メダリスト 石井慧が見た日本柔道“復活”という幻想 ・最狂夫婦がRIZINに襲来! 久保優太&サラ「なんなら嫌われたいぐらい」 ――今日は皇治選手のことをよく知る宮田さんに、“俺たちのスーパースター”の魅力を伺いに来ました! 宮田 K-1オフィシャルサイトで皇治くんの戦績を振り返ってきたんですけど、「ああ、こんな試合をやってたんだ……」って懐かしかったですねぇ(しみじみと)。いまは皇治くんに関わってないからこそ無責任に「何をやってくれるのかな」って楽しみにしてるところはあります。 ――皇治選手ってRIZINに参戦してから、これまで以上にバッシングされてるんです。RIZINはMMAファン中心だから絶対にこうなるなと思ってたんですけど(笑)。MMAファンは「キックはいらない!」ぐらいのスタンスなので、いろいろと目立つ皇治選手には何か言いたくなってるというか。 宮田 まだ3回ぐらいしかRIZINに出てないですよね。 ――那須川天心戦、五味隆典とのボクシングマッチ、キック1DAYトーナメントですね。 宮田 たまたまですけど、ボクと皇治くんは同じ年にK-1を離れて。彼はK-1に違約金を払ってRIZINに移ったわけですけど、RIZINで存在感を増してるところはあるので、また幅が広がったなあと見てたんですけど。やっぱりプロって見てもらってなんぼじゃないですか。 ――皇治選手ってサービス精神が旺盛だから二極化すると思うんですね。時間の大切さを説く話でも「先日、女の子とちょっと贅沢なホテルに泊まったんですが、あのホテル代、どこかの空き地で取り戻さないとあかんなとか、常に考えてます」と書くと、皇治軍団は「カッコイイ!」となるけど、アンチは「鼻につく!」となるでしょうし(笑)。 宮田 ハハハハハハハ。いま倒されてるところが見てみたい選手ナンバーワンでしょ! 技術的なことは語れないですけど、天心選手や五味選手、白鳥大珠選手にしても皇治くんからKO勝ちできなかった。なので爪痕はしっかり残してるなあとは思いますよね。バッシングを含めて皇治という格闘家の魅力なのかもしれないし。 ――皇治選手の入場曲を歌っている強さんの新曲は「ダークヒーロー」ですね(笑)。 宮田 本人もそのPVに出てますけど、インパクトありました(笑)。アンチを含めて存在としては大きくなってるわけなので。彼はなによりメンタルが強いんですよね。ボクがK-1プロデューサー時代、 SNSで誹謗中傷がガンガン飛んできてたんですよ……。 ――「天心vs武尊」絡みですね。 宮田 あいや、「武尊vs天心」です(キッパリ)。 ――近年の格闘技界では忘れ去られた、どっちが赤コーナー問題が再燃(笑)。 宮田 あれって本当に心が傷つくときがあるんですよね。こっちの心に引っかかるような言葉をチョイスして送ってきますから。 でも、皇治くんは何を言われても弱いところを見せない姿は立派だと思いますね。 ――皇治選手の試合に初めて関わったのはいつなんですか? 宮田 2012年の7月のKrush新宿FACE大会ですね。「関西のほうにイケイケのファイターがいる」ってことで出てもらって判定勝利。2013年1月の後楽園ホールでは判定負け。Krushはランキングはないんですけど、初戦はランキング9位ぐらいの選手に勝って、次は4位くらいの選手に判定負けだったのかな。関西ベースの選手ということで、そのあと3年近くKrushには出てなかったんですよ。そのあいだはHEATやREBELSに出たりしてて。で、2016年にK-1で60キロのトーナメントやるという情報が出たのかな。そうしたら皇治くんがツイッターのDMで「俺を使ってくれ」と。 ――K-1出場は皇治選手からの売り込みだったんですね。 宮田 基本的にキックってジムの会長さんやマネージャーさんを通してオファーするので、こういうやり方はご法度なんですけど。それでも SNSの時代になると、そういう売り込みが多くなってきてて。皇治くんは「試合も盛り上げるし、チケットもガンガン売るから使ってくれ」と。 ――それが皇治選手26歳のときで、その年齢で格闘技をやめる予定だったらしいので、そのDMはラストチャンスの意気込みがあったんでしょうね。 宮田 あらためて所属ジムの会長である寒川(慶一)さんにオファーをすることになって。 まずは内々の査定試合としてKrushで試合を組んだらハイキックでKO勝ち。その試合はK-1の煽りVでずっと使いましたね。 ――いきなり名刺になる試合をやってのけたと。  宮田 それで日本代表決定トーナメントに出ることになって、いきなり大本命の卜部功也とぶつけたんですよ。あのキャラなら中途半端に扱うより面白いんじゃないかってことで。そうしたら会見から「卜部弘嵩にも勝てる」と言い出して「なんだ、弟が相手か」と煽っていい度胸でしたよ。 試合は判定負けだったんですけど、食い下がって盛り上げて、そこからK-1のレギュラーになっていきましたよね。 そのあとで兄の卜部弘嵩にも勝ったりして。 ――K-1期待の存在になっていったわけですね。 宮田 そうですね。皇治くんって2016年のK-1登場から4年弱で11試合してるんですよ。何勝何敗だと思います? ――うーん……6勝5敗とか。 宮田 まったく評価してないですね(笑)。7勝4敗ってまんざらでもない成績なんですよ。そんなイージーマッチもなく、トーナメントにひとつ出ているし、武尊くんともやってるし、それで7勝4敗はかなりいいなと。なかなかいいタマなので、後楽園でKrushのタイトルを目指すというよりは、本人も望んでることだし、K-1だけでいいじゃんと。他の子たちはK-1とKrush交互に出てもらってたんですけど、皇治くんはK-1だけにしちゃいましたよね。 ――事実上のK-1専属は珍しかった 。それくらい「俺たちのスーパースター♪」の資質が見えたと。 宮田 ホントそうなんですよ。そのほうが活きるんじゃないかっていう話になったんですよね。  ――新生K-1って早い時期から劇場型記者会見を見せてましたけど、それって皇治選手のK-1定着ぐらいからなんですか。 宮田  会見を「場面」にする才能がありますね。記者会見にいろんな小物を持ち込んだりとか(笑)。言葉でもガンガン煽りますしね。 ――そこはモハメド・アリの影響みたいですけど。 宮田  やっぱり「頑張ります」だけじゃ記事の見出しにはならないわけで。そういう努力は一番してたんじゃないですかね。皇治くんに煽られて相手選手がいつもイライラしてましたし。 ――いまだったら「皇治だったら何か煽ってくるに違いない」と身構えるんでしょうけど。  宮田 当時は怒っちゃう子もいれば、アドリブがきかない子もいる。大雅くんなんか本当に怒ってましたね。記者会見でボクを挟んで2人が並ぶんですけど、大雅くんの顔を見なくても怒ってるのがわかるんですよ。 隣からヒリヒリと熱いものが伝わってくる(笑)。 ――そんな殺気が(笑)。 宮田 大雅くんが襲いかかろうとしたら、どう止めようかな……とか考えながら記者会見をやってたくらいですからね。一番危なかったのは武尊くんとの会見。大阪でやったんですけど、その前に武尊くんがフライデーされたじゃないですか。 ――元・読売巨人軍の外国人バッターと同じ名前の芸能人と。 宮田 もんじゃ屋デート。そうしたら、皇治くんがどこで見つけたのかわからないけど、もんじゃで使うヘラ、しかも金色の大きなやつを持ち込んで(笑)。「これにサイン書いとったからやるわ」と。そうしたら武尊くんが「ふざけんじゃない」って振り払って。そのときは会見場に入りきれないぐらいファンも来てたんですけど、尖ったヘラがそこに飛ばなくてよかったなあって。  ――後楽園ホールでも乱闘まがいになりましたよね。 宮田 ああ、格闘代理戦争のとき。あれは武尊くんと皇治くんのチームが戦って、試合が終わってノーサイドになるはずが、マイクで煽り合いが始まって。皇治くんがマイクを投げたら武尊くんの顔に当たっちゃったんですよね。 ――あのとき武尊選手はめちゃくちゃ怒りましたね。 宮田 まあマイクが当たって顔が切れましたからね。武尊くんは火の玉みたいな男ですから。  ――大阪府立でやった武尊戦を見たときに「皇治選手は大阪でこんなに人気があるんだ」ってビックリしたんですよ。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

なぜ「皇治は俺たちのスーパースター」なのか■宮田充

【戦国フェザー級】金原正徳「RIZIN.31の日に引退興行をやるはずが……」

“裏・最強”が本領発揮! フェザー級転向初戦となった芦田崇宏戦を圧倒的な強さで制した金原正徳インタビュー(聞き手/松下ミワ) 【1記事から購入できるバックナンバー】・朝倉未来のRIZIN LANDMARKと東三河弁■笹原圭一 ・平本蓮、アメリカ武者修行生活を語る「次の試合はテイクダウンにいきますよ」 ・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華 ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」 ――試合から5日ぐらい経ちましたが、勝利の味はいかがでしょうか? 金原 もうね、ひさしぶりに勝利の感覚を得たとともに、世の中のてのひら返しをしっかり味わっているところですよ! ――ハハハハ! そんな、てのひら返しとかありました? 金原 いっぱいありましたねえ。世間的には勝てば持ち上げられるし、負ければ落とされるのは当然なんですけど、それがけっこう自分に近いところであったんで「人間ってそんなもんなのかな」と、いろいろ感じているところです。 ――でも、それを味わうのも勝ったからこそです! 金原 あそこで勝たなかったら……やっぱり怖さはありましたね。今回、復活するにあたって否定的な声がけっこう多かったんで。でも、やる・やらないは自分で決めたことなので、あらためて今回応援してくれた人を大切にしようと思いました。 ――今回は引退撤回からの復帰戦でしたが、まず復帰と試合が決まった経緯はどういう感じだったんでしょう? 金原 去年の2月にビクター・ヘンリー戦で負けて、自分の中でやり尽くした感があったので「もうやめよう」と。それで引退したんですけど、ちょうどそのあと3月ぐらいからコロナで緊急事態宣言が出て、格闘技から完全に離れることができたというか。たぶん、引退しても練習は続けちゃうんだろうなと思ってたんですけど、コロナがあったので本当に夏ぐらいまではまったく動かなかったんですよ。 ――RIZIN自体も8月まで大会がなかったですもんね。 金原 だから、誰とも全然会ってなくて。自分のジム(リバーサルジム立川ALPHA)も閉めてたし。で、さすがに運動不足でヤバイなというのもあって、誰かと会いたくて練習場所に行って「練習しましょうよ」と。それで夏ぐらいに少しずつ練習を始めたんです。そんなときに、QUINTETのオファーがあったんですよね。それがちょうど1年前ですよ。 ――昨年10月27日の大会ですね。 金原 所英男さんに「QUINTETに一緒に出ませんか」と。その頃は自分の中では「MMAをもう一度」という気持ちは全然なかったし、グラップリングや柔術は50歳、60歳でもできる競技だから、それは老後の楽しみとして取っておいたんですけど、結局はそのQUINTETから練習を再開した感じですね。 ――そこからMMAでの復帰を決めたのは、やはり所選手の一言で? 金原 そうです。太田忍戦を戦った所さんから「もう1回やりましょうよ」と。それで、今年の頭からMMAの練習を再開した感じです。そして、そのタイミングでRIZINからオファーが来たんですよね。それは「バンタム級グランプリに出ないか」と。 ――現在進行中のバンタム級グランプリに。 金原 そのときは「バンタムではやるつもりはないけど、フェザー級ではやりたいから話があったらぜひ」というお返事を軽く投げ返して。そっからですね。 ――1月にオファーがあったということは、周囲にはそれとなく引退撤回は伝えていたということですか? 金原 大晦日に佐伯(繁・DEEP代表)さんと話しているときに、「もう一度やろうと思ってるんですよ」と話した気はします。本当に世間話みたいな感じでしたけど。 ――それがRIZINの耳に入って。 金原 その前に、佐伯さんとは引退興行をやりたいという相談もしていたんですよ。 ――え、そんな話があったんですか! 金原 というか、ちょうど計画していたのが、今回のRIZIN.31と同日の10月24日ですよ。そういう話を1年前にしていましたね。 ――はー、じゃあ今年の10月24日はどっちにしても試合する運命だったんですね。 金原 ホントですねえ。でも実際は、年明けから練習を再開して。ただ、常態化していた首のケガが悪化したんで3月に手術したんですよね。そこからどれぐらい回復できるかもわからなかったんで名言は避けてたんですけど、なんかポッと「復帰します」というのが記事になっちゃって。 ――あらら。 金原 だから「もうこれは、やらなきゃな」と。だから、3月、4月とリハビリをして、5月ぐらいから本格的な練習をして。そんなこんなで10月24日のオファーで「相手は芦田(崇宏)です」という。話をもらったのは大会の2ヵ月以上前ぐらいでしたかね。 ――じゃあ、準備もしっかりできたんですね。 金原 カード発表は1ヵ月前でしたけど、芦田戦のオファー自体は早めに来てました。ただ、大会の会場自体も発表されてなかったから「本当にあるのかな……」と不安はありましたけど(苦笑)。 ――それは、例のクレベル問題の影響で(苦笑)。 金原 そうそうそう(苦笑)。まあでも、相手と体重だけ決まってて後ろにズレるぶんにはOKだし、コロナもあるので普通に大会が流れる可能性もあったし。最低限の準備だけはしておこうという感じでしたね。 ――事前のコメントで「試合までの準備期間は幸せな時間だった」と言われてましたよね。 金原 前回のビクター・ヘンリー戦でいろんな人が離れていったから、負けたらその人たちに笑われるだけじゃないですか。だから「笑われたくない!」というのを糧にして頑張っていたんですけど、それも抜きにして普通に練習が楽しかったですね。たとえば、コロナの期間ってまったく練習してないから「疲れた! もう動けねえ!」みたいなことがないじゃないですか。それを感じられるのも懐かしかったし。腹は減るけど、食いたいときに食いたいものを食えるわけでもない。でも、引退期間は昼間から酒も飲んでたし、夜中にウーバーイーツ頼んだりしてましたからね。そこに制限をかけて練習するのも幸せでしたね。 ――練習はロータスが中心だったんですか? 金原 今回はそうです。八隅(孝平)さんのもとに選手が集まってきているんで、今回は長い時間練習させてもらいました。もともと八隅さんにはセコンドにもついてもらってたんで。 ――セコンドといえば、今回は矢地祐介選手もいましたね。 金原 矢地くんはYouTubeをキッカケに知り合ったんですけど、そこで「一緒に練習しましょうよ」と。矢地くんがロータスで練習していたのは知っていたんですけど、いつも入れ違いで「こんちわっす」ぐらいの感じだったんで。 ――矢地選手もロータスに行ってだいぶ変わったと聞きますもんね。 金原 いやー、変わったと思いますよ。本当に考えて練習しているし、言動も変わってきていると思うし。 ――しかも、今回はあえて矢地選手のような自分より大きな選手と練習していたということでしたが。 金原 ロータスは普段70キロで戦っている選手が多いんで、今回フェザーに上げて試合をするから、大きい人と組んでそれを筋トレ代わりにするという。矢地くんも70キロでもかなり大きいほうだと思うんですよ。そこらへんのメンバーと組めていればフェザーでも組める自信はあったし。しかも、矢地くんにお願いしたのは武田(光司)選手と戦ってるからというのもあったんですよね。 ――つまり、対BRAVEということですね。 金原 ボクは、矢地くんの武田戦の前に仮想・武田の役をずっとやっていたんですよ。で、矢地くんにも「終わったら付き合ってね」ということで。矢地くんはサウスポーだし、同じく対BRAVEジムだし。スパーリングもずっと一緒にやっていてお互いにわかりやすかったんで、今回セコンドもお願いしたかたちでしたね。なんか、正のパワーをもらえるかなって。 ――セコンドまでお願いするということは相当関係性が深まったという。 金原 本当にここ数ヵ月です。急速に接近しました。 ――今回の芦田戦はどういう戦いをしようと考えていたんですか? 金原 まあ、事前に八隅さんに言われたのは「仕上げすぎない」ことですね。 ――つまり、オーバーヒートしないように。 金原 早めに仕上げすぎちゃってパンクしないようにと言われました。試合が決まるとみんな焦って追い込むじゃないですか。でも、もともと持っているものがあるから、それをうまく引き出せばいいから、と。ボクもそんなに頑張る歳でもないんで。だから、八隅さんはスパーリングもしっかり見てくれて、行きすぎる気持ちをしっかり止めてくれたという。 ――試合も、どちらかといえばちょっと受け身の感じでスタートしましたよね? 金原 本当はもっと行きたかったんですけどね。思ったより相手のほうが来たし、もらい事故みたいになりたくなくて。攻防をうまくやりたかったんで、自分は距離を取りながらやりました。作戦的にもそんな感じですね。 ――そんな中、1ラウンド途中のヒザはめちゃめちゃ効きました。 金原 あれは普通にクリンチ相撲からのヒザだと思います。もともとクリンチ相撲は好きなので、そこでタイミングよくヒザが出たというだけで、とくに狙っていたわけでもないですけど。相手の「うー、うー」という声も聞こえてたんで、やっぱり効いたんでしょうね。 ――あれは、セコンドからの指示だったんですか? 金原 いや、自分の判断です。ローかなんかを空振りして、向き直りで一回左をもらったんですよ。それはダメージがあったわけじゃないですけど、一回下がって、クリンチ相撲をやろうかなと思ったときにタイミングよくヒザが当たったというだけなので。 ――そのあとの肩固めも非常に惜しかったですよね。 金原 あのとき、ヒザが効いたのがわかったんで、本当は離れてストライキングをやりたかったんですけど、相手がリストを持って巻き込んできたんで寝技に行って。ただ、残り時間がなくて自分も焦っちゃって。強引に肩固めにいったけど浅かったですね。あそこでまたつくり直す時間があったらフィニッシュできたっすけど。 ――そして、2ラウンド目はまたしてもヒザがハマりました。 金原 2ラウンド目は、八隅さんから「しっかりガード上げて、ディフェンスをしっかりしろ」ということと、前蹴りで距離とってヒザを合わせろという指示があったので、そのままそのとおり。だから、そこはセコンドの指示をしっかり聞けて、冷静にそれを選択できた感じでした。 ――最後はキッチリKO勝利という。 金原 まあ、腹が効いてたんで、自分が仕掛けるものに対しては全部反応してくれたんですよ。腹を守るためにフェイントには全部反応してくれたんで。そうなるとこっちの攻撃は全部入りますから。やっぱり一番苦しいのってお腹なんでね。人間が防衛本能で一番守るのはお腹ですから。 ――へえ、顔よりもお腹なんですね。 金原 だから、ボクはけっこうボディに返すんですよ。腹ってよけられないから。 ――金原選手の最後の攻撃で芦田選手がグラっとなって。あれはけっこう危険な倒れ方でしたが、ああなった理由ってどういうことだったんでしょう? 金原 ああ、そこはボクもわからないですけど、踏ん張れなかったんじゃないですかね? 自分としてもKOした感触のパンチでもなかったので、「あ、効いたんだ」とビックリしましたけど。 ――何かダメージの蓄積だったんですかね? 金原 けっこう右は何回かパンチが当たっていたので、それもあったのかもしれないです。 ――そういう伏線があって踏ん張れなかったかもしれない、と。一方、芦田選手からマウントを返されて上のポジョションを取られたときの圧はどうでした? 金原 ……あれはね、ホントにお恥ずかしい話です。ボクはトップキープが売りの選手なのに、あんなに簡単に返されちゃって。 ――そうなんですね。 金原 いや、わかってたんですよ! もともとブリッジする選手だし、芦田が足を引っ掛けてきてたのも。でも、自分の練習仲間は寝技できる選手が多いので、あんまりブリッジで逃げる選手がいなかったんですよ。だから、普段と違った逃げ方をされちゃうと……。 ――ああいうことが起こる? 金原 そういうことですねえ。あれは完全に自分のミスです。お恥ずかしいです! ――それにしても、今回フェザー級で戦ったことで、どこかコンディションも凄くよく見えました。 金原 それは、おっしゃるとおりですね。全然違います。やっぱり、バンタムのときはいろいろ不安がありました。リカバリーしているときに食いすぎて、夜中にゲロ吐いたりすることもありましたし。 ――え……。 金原 ボクはバンタムのときでも、61キロで計量して68キロとか69キロまで戻してたんですよ。そういうのもあったんですけど。 ――でも、過剰に食べすぎちゃっていたのは、やはり不安で? 金原 いやー、やっぱり大きいほうがどうしても有利になるじゃないですか。そういう体格差をつけるためにバンタムまで落としていたので。でも、ダメだとわかっていても食べちゃうし止まらないんですよね。それに、ホントに鬱になるんですよ。 ――過度な減量はそうなると聞きますよねえ。 金原 減量鬱というヤツですよね。だから、バンタム時代はお菓子とかお肉とかめちゃめちゃ食糧を買い込んで、試合が終わったら凄えいろんなものが届くんですけど、本人は買った記憶がないんです。 ――覚えてないんですか……。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

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VTJの西川大和に感じた“バリジャパ直前の中井祐樹”の野心と焦燥

この記事はVTJを語ったDropkickニコ生配信をダイナミックに編集したものです(語り:ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・壮大に転んで恥をかいた斎藤裕に見えた華・髙谷裕之インタビュー「LDH martial arts」が格闘技の未来をつくる・“修斗伝承者”中村倫也 日本格闘技界の歴史と未来を背負う男・秋山成勲“謝罪”の違和感の正体 朝倉未来選手が UFC と契約できるかどうかを1秒で語ります……せ~の、可能性は全然ありますよっ!(笑)。 いやあ、マジメな話、RIZIN規模の準メジャーイベントのトップなら契約できる可能性ありますよ。あとはタイミングが合えば……って斎藤裕選手っぽくなっちゃいましたけど。未来選手が知名度があるから行ける云々と口にしたことで、みんな「UFCをナメるな!」と反発してるのかもしれませんけど、20代前半の若手ならいざ知らず、未来選手ぐらいのキャリアだったら知名度が果たす力って大きいですしね。 同時期に平良達郎に朝倉未来、中井りんとUFC参戦に名乗り出たわけですが、まあ中井選手は恒例行事気味になってるとはいえ、三者三様キャリアも違いますから同じテーブルで語ることは難しい。平良選手と中井選手のそれぞれの階級の選手層からすれば、いますぐパッと契約してもおかしくないですが、中井選手はかれこそ2年近く試合をしてないですからね……。 さっきコメント欄に「MMA界の亀田兄弟」なんてい書き込みがありましたけど、なんかね、アンチ感情だけで見ちゃってないですかね。 「UFCと契約できる=朝倉未来を認めなきゃならない」みたいに捉え過ぎておかしくなってますよ(笑)。 だいたいUFCに上がっただけのファイターが世界に何百人いるんだって話で。久しく日本人がUFCと契約してないですから契約自体を神聖化しちゃいがちですけど。いや、UFCと契約できるってホントにすごいことなんですけどね。 いったん話を整理しましょう。UFCと契約できる方法をいつか挙げます。 この続きと、朝倉未来とUFC、斎藤裕、金原正徳、佐々木健介、皇治……などの11月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事17本の詰め合わせセット」はコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2065763 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事110円から購入できます!  

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プロレス格闘技マガジン『Dropkick』公式チャンネルです。【更新コンテンツ】スペシャルインタビュー/斎藤文彦INTERVIEWS/小佐野景浩の「プロレス歴史発見」/プロレス点と線/OMASUKI FIGHT/アカツキの『味のプロレス出張版』/大沢ケンジ/二階堂綾乃/オレンジ色の手帳/中井祐樹日記/ジャン斉藤……のコラムなど。週一の音声配信もやってます!

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