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【1万3000字の激語り!!】RIZIN広報・笹原圭一インタビュー「RIZINはいま何を考えているのか?」
2017-01-30 17:3288ptRIZIN広報・笹原圭一氏インタビュー。2回目の大晦日イベントを終えたRIZINは何を考え、どこへ向かっていくのか――?「視聴率獲得への飛び道具」「那須川天心MMA連戦の舞台裏」「川尻達也とプレッシャー」「クロン ・ヒクソンの親子喧嘩」「メジャーイベントの必要性」「テレビ局からの要望は若手」「RIZIN以前・以後…主語の入れ替わり」……1万3000字で語ってくれた!(聞き手/ジャン斉藤)
――年末はお疲れさまでした!
笹原 本当に疲れました……想定外のことがいろいろと起きましたから。――たとえば欠場が相次ぎましたね。ヴァンダレイ・シウバや神取忍の欠場、大会直前にはチャールズ“クレイジー・ホース”ベネットがアメリカを出国できないというトラブルに見舞われたり。
笹原 ベネットはビザ問題で出国できなくなっちゃったんですけど、今回のトラブルは本当に謎なんですねぇ。前回RIZINに出たときは、なんの問題もなかったですし、11月にはシュートボクシングさんの試合にも出たじゃないですか。
――ベネットにはドラッグ等の犯罪歴があったにせよ、急に出国できなくなったんですか。
笹原 外国人選手には出国トラブルやビザ問題はつきもので、いままではなんとか解決できたんですけど、今回はどうやっても無理でした。ベネットはたしかに犯罪歴がありますけど、本人は更生したいと強く考えていたんです。そのためにはRIZINで試合をして稼いで……という道が閉ざされてしまったかもしれないんですよね。
――うーん。
笹原 ベネットはマイアミの領事館で「俺はどうやって更生したらいいんだ!? 日本に行かせてくれ!」って2時間くらい粘ったみたいですけど、やっぱりダメで。
――更生の道を作ってあげたいですねぇ。
笹原 嘆願書運動とかやっても難しいんだろなぁ。
――なんとかなってもらいたいです! それで今日はRIZINについていろいろとお伺いしたいんですけど。笹原さんはおぼえてるかどうかはわからないですが、笹原さんがRIZINに関わるかどうかまだ決まってない頃に「PRIDEをやってる頃と比べてもう若くもないし、新しいイベントに携わったとしても、うまくやっていける自信がない」と言ってたんですね。
笹原 あ、おぼえてますよ。たしかに言ってました。
――この言葉が印象的だったんです。
笹原 ……まあ、いまだに自信はないんですけど。
――あ、いまだに。
笹原 いまだにね、自信はないんですよ(笑)。これは社長(榊原信行)とも話したんですけど、「昔のPRIDEの頃のように何も考えずに突き進んでいくのはさすがに無理だろう」と。だからこそ、いま凄く焦ってるんですよね。この2〜3年のあいだにRIZINのかたちというか、しっかりとした土台を作らないといけないという焦りですよね。
――軌道に乗る土台作りが必要ということですね。
笹原 だから毎回毎回が勝負というか。若い頃のような持続的なパワーはもうないからですね。もちろん地道な努力が求められる世界ですけど、「これから10年かけて大きくして行きましょう!」という考えはあまりないです。なので周りが考えてる以上に焦ってるところはありますよ。
――興行師って経験も重要だとは思うんですが、プロレス格闘技界で“仕掛け人”と呼ばれる方々って後年になると凄くズレてくるなっていう印象が強いんですね。
笹原 うーん、それはですね、他人の話を聞かなくなるんじゃないですか(笑)。
――あー、なるほど。
笹原 だと思います。過去に成功を収めてきた経験があるので「自分が正しい!」と思いがちじゃないですか。若僧が何を言っても「おまえはわかってない!!」と突き放しがちですよね。
――成功体験を追い求めてしまうんですね。
笹原 そうそう。
――笹原さんはPRIDEやDREAMに関わってこの業界はずいぶんと長いわけですが、いまのMMAの世界にどうも馴染めないところってありますか?
笹原 社長は格闘技イベントに携わるのはPRIDE以来ですから、もしかしたらまだ細かい部分でフィットしないところがあるかもしれません。ただ、言っていることは相変わらずスケールがデカいんですけど(笑)。
――年末2日間開催とかちょっとおかしいですね(笑)。
笹原 自分のことを言えば、DREAMにも関わっていて、日本のメジャーイベントが沈んでいくことを体感してきたので……。
――冬の時代を体感したわけですね。
笹原 UFCがどんどん大きくなっていくところを実体験したんで。だからRIZINをやると話を聞いたときに「いやいや、絶対に無理だろ」という考えがあったんですね。
――UFCがMMA市場を寡占している以上、メジャー志向のイベントは厳しいんじゃないか、と。
笹原 そうですね。「UFCにはどうやっても敵わない」というイメージは強かったので、RIZINに関わるかどうかの迷いはあったんですね。実際にやってみたら.....そんなこと全然気にすることはなかった(笑)。
――それは想像以上の手応えがRIZINにあったということですか?
笹原 いや、「このイベントを成功させる!」という気持ちになったら、ほかのイベントがどうこう言っているヒマなんてないんですよ。ヒマがないというか、そんなものにかまっていられないというか。で、自分で言うのもなんですが……よくやってるほうだと思いますよっ!(ドン)。
――おお!! エンジンがかかってきました
笹原 自画自賛ですけど(笑)。
これまでのRIZIN、これからのRIZINを熱く語る笹原氏。30分も遅刻してきた記者を蛇拳の構えで威嚇しようとしてるわけではない。――たしかにUFCなんかに選手を独占されて、こんなに欠場者が出た中、よくまとまりましたね。
笹原 今回の大晦日も超目玉カードが用意できたわけでもなく、手持ちの材料で、RIZINの世界観を見せられたんじゃないかなって。
――でも、どうしても“PRIDE基準”からRIZINを厳しく見られてしまうところってありますよね。
笹原 ああ、PRIDEと比較されるのはしょうがないというか……あの頃のPRIDEを知ってる人からすると物足りないとは思うでしょうし。ただ、UFCと比較されることは腹が立ちますね。
――腹が立つ!?(笑)。
笹原 UFCはこういうところがちゃんとしてるけど、RIZINはちゃんとしてないとか言われるじゃないですか。腹が立つというか、そこは「ちょっと待って」とは思いますね。
――UFCが絶対正義じゃないということですね。
笹原 そうです。もうちょっとちゃんと考察してくれよ、って思いますよ。そんなに簡単に白黒つけられる話じゃないだろって。もちろん逆のパターンもありますよ。例えば日本の格闘技にはドラマがあって、UFCにはドラマがないとか。そんなわけないじゃんって話じゃないですか。なんか、これまでに耳にした言説や報道みたいなものを無条件に信じている姿を見ると、こう怒りがふつふつと湧いてくるんです(笑)。
――怒りがRIZINの原動力(笑)。“PRIDE基準”じゃなくて、DREAMや戦極が消え去ったあとの“焼け野原”目線で見ると、RIZINは凄く頑張ってると思うんですけど。
笹原 ありがとうございます。誰も褒めてくれないんですけどね(笑)。
――あら、そうなんですか。
笹原 いや、多くのファンの方からは喜びの声は伝わってきますよ。
――業界内からは伝わってこないってことですか?
笹原 そうですねぇ。「失敗すればいいのに……」という声は聞こえてきますけど(笑)。
――ひえっ!? 被害妄想じゃないんですか?
笹原 RIZINが失敗して「だから言わんこっちゃない」とか、「最初からこうなることがわかっていた」みたいなことを、言いたい空気というか。誰かがチャレンジしているところを、高みから偉そうに言うのって楽だし、自分が偉くなったような気がするじゃないですか。私もRIZINに関わっていなかったら、同じようなことを言っていた気がします(笑)。
――ブハハハハハ! そこは嫉妬というか、人間として素直な感情かもしれません。
笹原 それだけRIZINが気になってるということの裏返しなので、嫉妬めいた声が出てくるのは健全なのかもしれないですけど。
――大晦日の視聴率は前回とほぼ同じでしたが、RIZINとしてはどういう評価なんですか?
笹原 これも自分で言うのもなんですが、手持ちのカードの中では本当によくやっていると思います(笑)。
――もっと褒めてほしい! 褒めて伸びる子、RIZIN(笑)。
笹原 視聴率に関して言えば、RIZINオリジナルの“飛び道具”って作れていないところはありますね。世間が「コイツが出てくるのか!?」って驚くようなカード。それが朝青龍なのか室伏広治なのかはわからないですけど、今年はRIZINオリジナルの“飛び道具”をやりたいです。2年連続大晦日をやってRIZINの世界ができつつある中で、そういった“飛び道具”が実現すれば、数字が跳ねるんじゃないかって思いますね。
――いまのRIZINは地力と工夫だけでやってる感じはありますね。
笹原 一昨年の曙vsボブ・サップは使い古した“飛び道具”でしたし、欠場しちゃいましたけど神取(忍)さんも曙vsサップに近かったかもしれない。オリジナルの“飛び道具”を実現するためには、その方々を納得させるお金も必要だし、安心して戦うことのできる舞台も作らなきゃいけない。お金だけで「はい、やります」なんて簡単にRIZINに出てくれるわけではないので。
――そこは信頼関係が大事ってことですね。
笹原 綺麗事じゃなくて、お金以上にまず心と心が結びつかないと。そこはPRIDEの頃だって同じですね。
――PRIDEの頃は田村潔司を担ぎ出すためにバースデーパティーを開いたりしたわけですもんね。
笹原 極端な例ではありますけどね(笑)。あとイベントの知名度がないと、なかなか上がりづらいじゃないですか。「なにそれ?大丈夫なんですか?」って二の足を踏みがちというか。
――ああ、わかります。テレビ東京の「家、ついて行ってイイですか?」という番組ってありますよね?
笹原 終電を逃した人に声をかけてタクシー代を払うから家の中を見せてもらう番組ですね。
――あきらかに怪しい企画なのに、番組の知名度が上がってからは簡単にOKを出す一般人が多いんですよね。
笹原 「ああ、その番組、知ってる!」ってことで。それと同じで、RIZINを誰もが知ってる舞台にしないと大物は釣れないでしょうね。
――前例ができれば「あの人が出てるなら……」という流れができますし。
笹原 野球の野茂英雄じゃないですけど、海を渡ってその一人が実績を残せば、あとに続く人は出てくるのと同じで。PRIDE時代でいえば、吉田(秀彦)さんの存在は凄く大きかったと思います。
――「あの吉田秀彦がやってるなら……」と。
笹原 それこそ吉田さんは柔道界に戻って指導者としてやられてることも素晴らしいですよね。
――行き帰りの道を作ったわけですね。
笹原 ただ、オリンピックアスリートのMMA転向に関していえば、一番の壁は2020年の東京オリンピックですね。リオでやり尽くした、燃え尽きました。でも東京オリンピックがあるからMMAは……というケースってあるんです。これがロシアやアメリカでの開催だと目指さないですけど、地元であるなら違ってきますよね。
――日本でやるならチャレンジしてみたいと思うでしょうね。
笹原 「ひとまず東京オリンピックまでは頑張ります」という声が圧倒的に多いですね。それでも時間が経てば、東京五輪を目指す人と目指さない人にセパレートされていくので、MMAにチャレンジするアスリートも出てくるんじゃないかなとも思いますけど。
――年末の試合を振り返っていただきたいですが、笹原さんが一番印象に残ってる試合はどれになりますか?
笹原 今回はどの試合もよかったですが……個人的に那須川(天心)くんですかねぇ。それこそ那須川選手はRIZINが立ち上げの頃から話をしてきたんですよ。
一昨年のRIZIN旗揚げ戦から参戦の動きがあった那須川天心。次回はどんな驚きを見せてくれるのか。――2015年の大晦日からオファーを。笹原さん、キックの会場を視察されてましたよね。
笹原 RIZIN関係者の中では、誰よりも声を大にして「那須川天心が凄い!! RIZINに出しましょう!」とずっと言い続けて、今回の大晦日であの内容とインパクトですよ。「だから俺が言ったとおりだろ!」と大声で叫びたくてしょうがない(笑)。
――このインタビュー、自画自賛しかしてない(笑)。
笹原 それくらい那須川選手には思い入れはあったので、ひさしぶりにドキドキしながら試合を見ました。キックではなくMMAでやることになるとは思っていなかったし、まさかの2連戦。腕を極めかけられたときなんかはもう……那須川選手のお父さん以上にハラハラしていたと思います(笑)。
――ハハハハハハハ!あのシーンは危なかったですよねぇ。
笹原 いま振り返ると、旗揚げじゃなくて今回の参戦でよかったんじゃないかって気がします。2015年の大晦日はRENA選手が輝いたように、今回は那須川選手が輝きましたし。
――那須川選手のアピールにより、29日と31日のMMA連戦になったんですが、29日の試合で極めかけられた右腕のケガは気にならなかったですか?この続きと、中井りん、那須川天心、ジェイク・ロバーツ、ケニー・オメガ、RIZINの裏側、角田信朗騒動などの記事がまとめて読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1181523
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【セクシー公開計量の真実】中井りん正月独占インタビュー「恥ずかしいけど、RIZINでも頑張りました!!」
2017-01-30 17:3177pt中井りんが年末RIZINダブルインパクト!! 試合前日の公開計量ではSMチックな衣裳を披露してネットをバズらせ、試合では新星・村田夏南子に圧勝。ついに地上波でワイルド&セクシーな存在感を見せつけた、みんなの中井りんインタビュー。同郷・村田夏南子との試合後のやりとりや、セクシー公開計量の舞台裏を語ってくれた!(聞き手/松下ミワ)
【これまでの中井りんインタビュー】◎中井りんはなぜ昆虫を捕まえるのか?http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1119759◎UFC第2戦「飢え死にしたくないので戦います!」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar980375◎「有吉反省会」出演!「恥ずかしいけどテレビに初めて出ました!」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar493961◎アジア人初のUFC女子ファイター! 「日米友好親善と世界平和のために参戦します!!」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar562523──中井さん、あけましておめでとうございます!
中井 あけましておめでとうございます。Dropkickの皆さん、今年もよろしくお願いします!──いやー、しかし年末年始にこうやって中井さんと過ごせるなんて、格闘技ファンは本当に幸せだと思います。
中井 アハハハハ。たしかに、年末に試合をするのは2010年の戦極のとき以来ですね。
──あのときの戦極は大会が12月30日だったんですよね。
中井 あ、そうか。試合が終わったあと大晦日には愛媛に帰っていたので、年明けまで東京にいるのは今回が初めてですね。
──29日は試合で勝利し、その後はファンイベントなんかにも参加されていたようで。今回は、中井さんにとっても幸せな年末年始だったんじゃないですか?
中井 幸せ? 幸せ……。幸せってなんなんでしょう?
──え? いや、そんな深いテーマを聞いたわけではないんですが……。ツイッター上では北岡(悟)選手と一緒に映っている写真なんかも見ましたし、なんだか楽しそうだなって。
中井 ああ、一緒に撮りましたね。私は31日の試合を会場で観させてもらっていたんです。そのときに北岡選手と撮影したんですけどね。まあだから、それが幸せかどうかでいうと、幸せなんでしょうかねぇ……?
──あんまり歯切れがよくないのは、何か気になることでも?
中井 もちろん、勝ったことは凄くよかったんですけど、まだ何も変えられていないなあという感じなので。今回、私がRIZINに出るきっかけというのは、女子格闘技や総合格闘技を盛り上げることに協力したいという理由だったり、何か自分の現状を打破したいという思いだったりもあって参戦したんです。そこはまだ終わっていないですし、まだ変えられていない部分なんですよね。
──それは、一夜明け会見でもお話していた「女子格闘技界の底辺拡大」の話と通じるんですか?
中井 そうです。ぜひ伝えたいことなので、もう一度言いますけど、とにかく、私は日本中で格闘技をやっている女性たちに頑張ってほしいと思っているんです。みんな、つらいことや苦しいことがあると思うんですが、一人ひとりが「自分が日本の女子格闘技を支えている」と思って頑張ってほしい。趣味や楽しみでやっている人や、ファンの方々も含めて、日本の格闘技の底辺が拡大して盛り上がっていったらいいと思います。女子格闘技の人口は少ないでしょうから、格闘技をやっている一人ひとりの女性を大切にしないといけないんですね。弱くてもいいんです。毎日練習に行けなくてもいいんです。続けることが大事なんです。私は3歳から27年間、いまでもまだ柔道を続けていますし、19歳から11年間総合格闘技を続けています。そして女性は弱いものですから、ジムの強い男性は女性会員に優しくしてほしいと思います。底辺が大きいほど頂点も高くなりますから、やはりたくさんの中で現れてきた選手のほうが強いですし、女子選手の人口を増やしたり、ファンを大切にして、底辺を拡大していけたらと思います。
──そこはみんなで頑張っていこうじゃないか、と。
中井 練習もつらいと思うし、経済的につらい、ジムで肩身が狭くてつらいとか、仕事と両立しないといけない人もいるだろうし、女性ならではの悩みとかも出てくると思うんですけど、「自分が格闘技を続けることが、日本女子格闘技の一端を支えてるんだ!」という誇りと意気込みぐらいを持って続けてほしいということ、「みんなで頑張りましょう!」というメッセージを凄く伝えたいんです。それを、ぜひ原稿にも入れてほしいんですね!(熱弁して)。
──ぜひ、入れましょう!
中井 宇佐美館長は、人の上に立つようになると、自分が頑張ってもっと上を目指すことも大事だが、周りの人や下の人を思いやる気持ちもなくてはいけないと言っています。ただ「自分が、自分が」と前に出る気持ちだけでなく、「りんは、もう日本中の格闘技をする女性を心配して思いやってあげなければいけない立場にある」と言っています。
──さすが、館長の言葉も素晴らしいです! ところで、今回の大会に関しては、やはり反響は大きかったですか?
中井 ええっと、まず友達から連絡がありましたね。私の試合が大晦日の地上波で流れたのは19時台だったみたいなんですけど、私が31日の大会を会場で観戦しているときに「いまテレビに出てるよ!」という連絡がありまして。私は地上波での放送を全然見ていないんですけど、「けっこう割愛されていたからもっと見たかった」って友達には言われました。
──そんなに割愛されてましたっけ? たしかに入場やマイクは少しカットされていましたけど、試合自体は全部流れたと思いますよ。
中井 じゃあ、宙返りも映っていたんですか?
──2回ともバッチリ映っていました!
中井 へー、そうなんですか(不思議そうに)。
──そうやってさっそく反響があるのはうれしいですね。
中井 そうですね。ライジンサマの宣伝力ってやっぱり凄くて、さすがに私たちが住んでいる愛媛の今治でも、大会に出ると決まったときから反響は大きかったです。「頑張ってね!」「見るね!」と声をかけてくれたりして。
──中井さんが捕まえた虫を買ってくれた人たちも?
中井 アハハハハハ! そうなんです。虫を買ってくれた商店街の人たちも応援してくれました。私、地元ではちょっと『ロッキー』みたいになっていて、商店街の中を走ってトレーニングしているんですけど、店の人とかが顔を出して「頑張って!」とか声かけてくれたりして。
Dropkickインタビューが初出だった昆虫エピソード。まさか地上波で扱われることになるとは……──あ、なんだかいい雰囲気ですね(笑)。そんな中、今回の試合を振り返っていかがですか?
中井 今回相手だった村田夏南子選手は、やっぱりレスリングが凄く強いじゃないですか。だから、タックルを警戒して凄く低い姿勢で闘ったんですよ。この続きと、那須川天心、ジェイク・ロバーツ、ケニー・オメガ、RIZINの裏側、角田信朗騒動などの記事がまとめて読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1181523
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