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2015年7月の記事 25件

【詰め合わせセット】天田ヒロミ、横井宏孝、巌流島中止の謎、川尻達也、康芳夫、笹原圭一書評

非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! par18は大好評インタビュー8本、書評コラム3本、7万字オーバーで540円!!(税込み)  試し読みも可能です!過去の記事詰め合わせセットはコチラを参照!http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar782153par18◉天田ヒロミが見たK−1天国と地獄!! これが格闘技バブルの実態だ!「谷川さんがやるようになってK−1はダメになりました」◉横井宏孝「リングスの怪物くん」ゼロゼロ年代プロ格青春記……「格闘技は前田さん、プロレスは橋本さんが師匠でした」 ◉元祖・黒魔術「世紀の呼び屋」康芳夫インタビュー「猪木vs人喰い大統領、空手家vs虎」恐るべき構想……◉スイッチスタイルでUFC復活勝利!川尻達也インタビュー「網膜剥離を乗り越えて――」クラッシャーはこうして進化していた!◉「プロレス 点と線」プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー。「巌流島フジテレビ中止の衝撃」「華名引退の謎」「ヒョードル復活」「人毛デスマッチとは何か」等……。◉プロレス女子が格闘技をやってみた結果/二階堂綾乃インタビュー◉笹原圭一の「書評やれんのか2015」「江口寿史の正直日記/江口寿史」「舞姫/森鴎外」「横道世之介」「石井館長は常に現金で4000万円を持ち歩いていて、いい試合をするとポンとお金を渡すんですよ」アマチュアボクシングの実力者としてK−1のリングに参戦。K−1ジャパントーナメントを制するなど貴重な日本人ヘビー級ファイターとしてK−1黄金期に活躍した天田ヒロミ。中学高校時代のリアルアウトサイダーなやんちゃぶりと、石井館長のK−1天国時代、谷川貞治のK−1地獄時代を語ってもらった。格闘技バブルをとくと堪能せよ! ――天田さんといえば、K−1時代は暴走族出身がフィーチャーされてましたよね。 天田 ああ、そうです。中学、高校1年くらいまで暴走族に入ってましたね。 ――中学生の頃から暴れてましたか(笑)。 天田 中学2年の終わりには入ってたんで。きっかけは、友達がバイクで転んじゃって入院したんですよね。 ――念のためおうかがいしますが、当然無免許なんですよね?(笑)。 天田 そうですねー(笑)。それで病院にお見舞いに行ったら暴走族の人がいっぱいいて「おまえも入れ!」と言われて。それで「じゃあ、入ります」っていう感じですね。 ――暴走族に憧れて入ったわけではないんですね。 天田 なんとなくノリですね。中学のときは真面目に野球をやってたんで、悪いのに憧れる感じではなくて。 ――天田さんは野球がかなりうまかったんですよね? 天田 100人くらい部員がいる野球部で1年から補欠、2年から試合に出てましたから。そこそこ野球はできたんですよ。 ――野球と暴走族の掛け持ちだったんですか? 天田 昼間は野球の練習してましたけど、暴走族は基本的に週末に動くんですよ。あと野球部に暴走族のヤツって多いんですよね。 ――ああ、そこは被りがちですよね(笑)。ちなみに暴走族のチーム名は? 天田 「飛車角」です。あの頃の暴走族ってヤクザの構成員を集めるために作られてたんですよね。暴走族を引退したらヤクザになる。昔はそうだったんです。 ――でも、高1で暴走族はやめられたんですよね? 天田 高校1年の夏休みに大きな集会があったんですけど。それに出ないと暴走族をやめなきゃいけない。でも、出ると警察に捕まるんですよ。大きな集会だから警察もマークするじゃないですか。集会に出た人間は実際全員捕まったんですよね。 ――警察に捕まるとわかっていても出るんですね。 天田 それでみんな少年院に行きましたから。で、集会に出ないなら30万円を払うか、身体で払うか。どっちか選べと。 ――ケジメを付けないといけないですねぇ。 天田 ボクは身体で払うということで、みんなの前でボコボコにされて。身体が丈夫だったからケガしませんでしたけどね。 ――集会に出なかったのは何か理由があったんですか? 天田 一応高校は卒業したかったんで。捕まって少年院に送られたら高校は退学ですから。 ――そもそも天田さんは本来、野球の名門校に進む予定だったんですよね? 天田 そうです。推薦入学が決まってたんですけど、中3のときにバイク無免で捕まっちゃったんでダメになりました(笑)。 ――あらま(笑)。 天田 進んだ高校も入学1週間で謹慎になっちゃったんですよ。ほかの高校の生徒とケンカしたときに、顔を殴ったら悪いなと思って腹を打ったらアバラを折っちゃって。それが学校にバレて謹慎です。 ――ケンカはしょっちゅうやられていたんですか? 天田 60日連続でケンカしたことありますね。 ――60日連続!?(笑)。 天田 相手を殴ると拳が破傷風になって腫れるんですけど、その腫れた拳で殴ってたましたね。ライターを握って。 ――はあ(笑)。 天田 ケンカを売られなかったら、こっちがケンカを売ってたし。自宅を40人くらいに囲まれたときもありますよ。要はやりすぎちゃって。 ――どんだけやりすぎたんですか!(笑)。 天田 ボクのオヤジが警察関係で働いていた……というか、旗振りのオッサンだったんですよね。その格好で出ていったら、囲んでいた連中は解散したんですけど(笑)。 ――ああ、勘違いしちゃって(笑)。しかし、物騒ですね。 天田 田舎なんで、なんでもありなんですよ。あるときなんて、仕返しに車でひき逃げされたときはありますね(笑)。 ――ファッ!?  いったい何があったんですか? 天田 右翼団体の人とケンカしちゃったみたいで。 ――「みたい」って相手の素性をよくわかってなかったんですね(笑)。車にひかれて大丈夫だったんですか? いや、大丈夫じゃないか……。 天田 自転車に乗ってるときに後ろからイカれたんですよねぇ。頭を40針縫ったんですよ。しかも顔と頭の皮が捲れちゃって。そこから白っぽいものが見えるから、膿んでると思って掻いていたら、病院で「頭蓋骨に引っかき傷があるけど……」って。 ――ひえ……。 天田 ひき逃げされる前にも、自転車に乗っていたら黒いバンにいきなり横付けされて、出てきた人間に鉄パイプでボコボコにされたんですよ(笑)。それなのに後日、また同じ奴とケンカしたことで、車でひかれたんですよね。結局、ひき逃げ犯、捕まらなかったんですからね。 ――それだけ暴れていると、警察もご厄介になったんじゃないですか。 天田 警察は優しいですよ。ちゃんと保護してくれます。さらわれても助けに来てくれますからね。 ――さらわれたこともあるんですか?(笑)。 天田 ありますよ。手首足首を縛られて、100人乗っても大丈夫なやつに放り込まれて……あのときは警察じゃなくて友達が助けてくれたのか。 ――よーくわかりました(笑)。そんな天田さんが更生するきっかけが高校のボクシング部だったんですよね。 天田 最初はボクシング部に入らなかったんですよ。何か部活に入らないと退学になっちゃうということでゴルフ部に入ったんですよね。 ――ゴルフ部ですか? 天田 ボクシング部の先生が「おまえはボクシングをケンカで使うから入れない」と言われて。それでゴルフ部に入ったんですよね。そのゴルフ部の先生がいい人で、いろいろと面倒を見てもらったんですけど。駒沢大学応援団出身なんで、けっこう気合の入った方で。何度かぶっ飛ぶされたんですけど、あるときその先生とケンカして殴っちゃったんですよ。 ――おっかない先生をよく殴りますね(笑)。 天田 それで謹慎になって、ゴルフ部の先生もさじを投げちゃって「もう面倒を見ない」と。それで部下だったボクシング部の先生に「おまえが面倒を見ろ!」って押し付けたんです。 ――ボクシングに辿り着くまで有無曲折あったんですねぇ。 天田 ボクシングで日本一になって中央大学の推薦入学も決まったんですけど、ボクのことを嫌いな先生が「学校の恥だ」ってことで行かせたくなかったんですよね。授業中に先生にイスを投げたこともありますから。 ――やってることが完全に『スクールウォーズ』の世界ですね(笑)。 天田 ちょうどそれくらいの世代だから。学校崩壊じゃないですけど、高校生くらいだとドラマで見たことを現実の世界に持っていっちゃうんですよ。 ――感化されちゃうんですね。 天田 そうそう(笑)。「尾崎豊、最高!」みたいになっちゃうんですよね。バイクを盗むのだって、尾崎豊は「15の夜……」と歌うわけじゃないですか。だったら“尾崎超え”するしかないって、みんなで14の夜にバイクを盗んだんです。尾崎豊のせいでもあるんですよ!(笑)。 ――ハハハハハハ! 大学では落ち着いたんですか? 天田 大学のときは全日本のメンバーに選ばれていたんで、1年のうち3分の2は合宿なんですよ。だから学校にはほとんど行ってなくて。 ――ボクシング漬けの生活だったんですね。 天田 だから4年間で全然単位が取れなくて。2年留年して大学6年通って卒業したんです。どう計算しても2年は留年しないと取れなくて。2年留年したときはボクシング部のコーチをやってたんですけど。バブルが弾けて親が学費払えなくなっちゃって、配管工で働きながら大学に通ってたんですよね。月40万は稼いでましたね(笑)。 ――よくそこで中退しませんでしたね。 天田 苦労はしましたね。ビックリするくらい。 ――プロボクサーになる考えはなかったんですか? 天田 あの頃は竹原慎二さんが世界のベルトを取った時期なんですよ。その初防衛戦でウィリアム・ジョッピーとやってボコボコにされたのを見て「竹原さんでこれなんだから、俺が通用するのかな……」って漠然と考えちゃって。そんなときに知り合いからの紹介で石井館長と出会って。「竹原くんは世界戦で1千万だろ。K−1は1試合1千万あげるよ」と言われて。 ――さすが館長、ぶち上げますね(笑)。 天田 卒業したら群馬に帰って公務員になるはずだったんですけど。館長の話を聞いたら「K−1はそんなに凄いだな」ってことで正道会館に入ったんですよね。 ――最初は正道会館所属だったんですか? 天田 ……たぶん。 ――たぶん? 天田 うーん、最初の何年間は正道会館から給料をもらっていたかもしれないです。なんでわからないかというと、館長って会うと「頑張ってるな!」ってことでお金をくれるんですよ。それがなんのお金かわからないですよねー(笑)。 ――石井館長は気前がいいんですね。 天田 いやいや、気前がいいとかのレベルじゃないんですよ。「飯を食え!」って30万円、「服でも買え!」ってことで20万円。 ――ハハハハハハ! たしかに気前のいい云々ではない(笑)。 天田 10万じゃないんですよ。必ず20万円以上なんですよ。あるときなぜかボクが館長と一緒に羽賀研二と梅宮アンナの2人と飯を食うときがあって(笑)。「今日は楽しい時間をありがとう」ということで20万30万もらいましたね。ただ飯を食っただけなのに。 ――凄いなあ……(笑)。  

【詰め合わせセット】天田ヒロミ、横井宏孝、巌流島中止の謎、川尻達也、康芳夫、笹原圭一書評

「横道世之介」と梅田恒介■笹原圭一の書評やれんのか2015

かつてはPRIDEやDREAMの運営に携わり、格闘技界一の読書家として知られる笹原圭一氏がお送りする書評コーナー。今回取り上げる本は「横道世之介/吉田修一」です!前回の原稿で、新国立競技場のズンドコぶりについて触れたのですが、二週間経た今現在も、そのズンドコぶりが止まっていません。 舛添都知事 「国立なので『国』の責任で」 ↓ 遠藤五輪担当大臣 「建設は文部科学大臣が担当」 ↓ 下村文部科学大臣 「当時、安藤忠雄さんが責任者」 ↓ 安藤忠雄 「安藤忠雄が決めたみたいになってますけど、私は総理大臣じゃないですから」 ↓ 安倍首相 「民主党政権時代にザハ案で行くことに決まった」 ↓ 民主党枝野 「GOサインを出したのは自民党」 クドカンが「たらい回し」をテーマに脚本を書いたのか、はたまたオリンピックの総合演出が噂されている秋元康氏が、肩慣らしにプロデュースを引き受け「TARAI-MAWASHI」を世界共通語にでもしようと仕掛けているのでしょうか。 さらに、ここに我らが森元首相が登場し 「“たった”2520億も出せないのか」と言い放ち、とどめはこれです。 「(新国立のデザインは)前から気に入らなかったんだよなぁ。なんか、生牡蠣がドロっと垂れたみたいで」この続きと天田ヒロミ、横井宏孝、巌流島中止の謎、川尻達也、康芳夫などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870  

「横道世之介」と梅田恒介■笹原圭一の書評やれんのか2015

【世紀の呼び屋】康芳夫「猪木vs人喰い大統領アミンはぜひやりたかったね」

自ら「虚業家」を名乗り、謎の類人猿オリバー君招聘など興行師として日本中を驚かせ続けた男、康芳夫。「元祖・黒魔術」とも言える妖しげな仕掛けは、「アントニオ猪木vsアフリカの人喰い大統領」「空手家vs虎」などプロレス格闘技界にも多くの伝説を残している。ロマンなき時代にお送りするから仰天インタビュー! ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! par17は大好評インタビュー7本、6万字オーバーで540円!!  試し読みも可能です! http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar821226par17◉高岩竜一 90年代ハチャメチャ新日本プロレス「ボク、新日本に9年しかいなかったんですけど、おそらくいまの新日本プロレスの選手よりも給料をもらってたと思うんですよね」◉小佐野景浩のプロレス歴史発見「癌に勝った絶対王者・小橋建太」 「小橋は凄く研究熱心で、力道山や猪木さんの試合を見て、間合いの勉強もしたみたいだよ。一流のレスラーだけあって奥深いプロレス哲学を持ってるけど、彼は口にしない。そこは昔気質のプロレスラーなんだろうね」 ◉【プロレスなんでも屋】ウォーリー山口「ジャイアント馬場と竹内宏介、ふたつのG魂」二人の巨人に仕えた男、ウォーリー山口が語るプロレス黄金期の裏側――!!◉事情通Zの「プロレス 点と線」世Ⅳ虎引退式で何が起こったのか? なぜ森嶋猛は引退試合を延期したのか?業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せる!◉元『週刊プロレス』記者・安西伸一の「90年代プロ格回顧トーク」「SWSバッシング時の週刊プロレス編集部」――ターザン山本からバッシング指令はあったのか?◉大沢ケンジ師匠の格闘技談義網膜剥離を乗り越えて復活勝利! 川尻達也地獄からの生還を語る!◉元横浜ベイスターズ・古木克明インタビュー「プロ野球選手の格闘技挑戦」「『Dynamite!!』のファイトマネー50万円、いまだ払ってもらってないですよ。やめたのはそういう理由があるんです」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ――康さんがこれまで手がけられた仕事はワクワクするものが多いですね。 康 あの時代はダイナミックな波があったというか、いまみたいに平凡な時代ではなかったから。いろんなことがやりすかったですよね。いまは世の中が安定しちゃってるから、何かやろうとしてもなかなか乗ってこないというかね。 ――途方もない夢の話に振り向いてくれない。 康 いまは広告代理店なんかが動いてやるでしょ。だからキミが「◯◯を呼びたい」と思って代理店を通せばなんだって実現しますよ。そういう時代になっちゃった。 ――たしかにそこにロマンはないですよね。 康 ボクのときは自前だから。すべてのリスクを冒してやるわけですよ。お金を集めるにしろね。銀行は貸してくれませんよ。担保とかないわけですからね。 ――康さんがプロデューサーを務めた“ネッシー探検隊”にしても、銀行はお金は貸さないですよね(笑)。 康 あのときは「ネッシーを捕まえて女王陛下に献上する」ということでね。元・東京都知事の石原慎太郎とネス湖のネッシーを探しにいったんですよ。彼がまだ34、35歳。芥川賞を取ったあとで参議院議員のとき。話を持って行ったら「俺が総隊長をやる」と。本当はSF作家の小松左京さんが隊長を引き受けていたんですよ。でも、石原慎太郎が「俺にやらせろ」と(笑)。 ――石原慎太郎が小松左京から横取りする世界(笑)。 康 小松さん、亡くなりましたけど、残念がってましたよ。「ネス湖に行きたかったなあ」って(苦笑)。それでボクがプロデューサー、慎太郎が総隊長でネス湖に乗り込んだんだけど、国際的に批判されてね。ネッシーって向こうでは神聖な生き物なんですよ。それを日本人がお金にかこつけて捕らえるなんてとんでもない、と。要は当時の日本人って、金で物を言わせるいまの中国人みたいなもんでね。しかも総隊長が国会議員だから(笑)。 ――反感も買いますね。資金はどうやって集めたんですか? 康 お金はね、当時の自民党幹事長・福田赳夫先生、のちの元総理大臣が紹介してくれたんですよ。マスコミから批判されたんで「名前を出さないでくれ」って表には出なかったんだけど。福田先生には、ある人を介して相談に行ったわけ。そのときは福田先生の相談役として川内康範もいたね。 ――『月光仮面』の原作者であり、『おふくろさん』の作詞家、そして政界にも影響力を持っていた! 登場人物が全員凄いですね(笑)。 康 あの人も政界の顔役を自称していたけどね。それで福田先生からスポンサーを紹介してもらったんだけど、マスコミに異様な書き方をされちゃったんで、どのスポンサーも「名前を出さないでくれ」となってしまってね。あのときは世界中から取材に来たから。ニューヨークタイムスから何から。それまでネッシーを徹底的に調査した機会もなかったからね。 ――まだネッシーが神秘的な存在だったんですね。 康 イギリスの軍事産業が開発した小型潜水艦を借りてネス湖を潜ろうとしたら政府から止められたんですよ。ボクはネッシーは存在すると思ってました。ネス湖は北海と繋がっているからトドが潜り込んでいたのかもしれないけど(笑)。実際にネッシーは見つからなかったけど、事実かどうかはそれほど重要ではなくてね。退屈をどう紛らわせるかだから。 ――“究極の暇つぶし”なんですね。康さんは全盛期のモハメド・アリを日本に初めて呼んで世界タイトルマッチ(マック・フォスター戦)を実現させたわけですが、そのとき康さんは20代だったんですよね。 康 そう。アリを呼ぶべく動いたのがボクが20代のときで、実際にアリが試合をしたのが30代のときだけどね。 ――当時のボクシング世界チャンピオンを日本に呼ぼうとする発想が凄いですよね。 康 そんな計画を考えるだけでキチガイと言われたけどね(笑)。まともに相手されなかったよ。 ――アリ側と交渉することも厳しいですよね。 康 大変ですよ。彼はモスリムに傾倒していたでしょ。ボクもモスリムの“にわか信者”になって近づいてね(笑)。 ――そこまでしたんですね(笑)。 康 あと大変だったのは、当時のボクシングはマフィアが興行権を握っていて、彼らの中で興行の順番が決まってるんですよ。そこはお金だけの問題じゃなくて信用も関わってくる。ボクがアリを呼ぼうとしていた頃はFBIがマフィアに強い態度に出ていたみたいで。このインタビューの続きと天田ヒロミ、横井宏孝、巌流島中止の謎、川尻達也、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870 

【世紀の呼び屋】康芳夫「猪木vs人喰い大統領アミンはぜひやりたかったね」

女性の格闘技入門者が急増中の米国で浮上する道場セクハラ問題■MMA Unleashed

Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回は「女性の格闘技入門者が急増中の米国で浮上する道場セクハラ問題。かしこい道場の選び方とは?」 2008年、アメリカの女子柔道五輪チームに選出され、北京五輪でのメダル獲得が期待されていたロンダ・ラウジーが突然、インターネットの掲示板でアメリカ柔道連盟に対する告発状を掲載した。役員のフレッチャー・ソーントンが複数の十代の女子選手に飲酒をさせた上で、セクハラ行為をはたらいていたことについて、連盟が何ら手を打たないのはいかがなものかと批判したのである。「審判の一人は警察に提出された被害届に目を通そうとすらしなかった。彼らは選手の安全やキャリアをもてあそんでいる。このような男がいまだに連盟の要職にあって、選手と同じ会場に姿を見せていることが許されて良いのだろうか」とラウジーは書いている。ラウジーの書き込みがニューヨークタイムスなど全国紙に取り上げられると、ソーントンは罪を認めることのないまま、五輪直前になって自ら役職を辞した。ラウジーは当時、ソーントンの不正をなんとしても周知したかった、すでに五輪チームに選出されたいま、私なら発言をしても懲戒を受けないだろうと思った、などと述べている。 米国では、プロを目指して、あるいはフィットネス目的で、格闘技道場の門を叩く女性が増加している。同時に、格闘技の指導者によるセクハラ行為に対する社会的まなざしが厳しくなりつつある。  

女性の格闘技入門者が急増中の米国で浮上する道場セクハラ問題■MMA Unleashed

その後の巌流島、ヒョードル、人毛デスマッチ/「プロレス 点と線」

プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回のテーマは「その後の巌流島」「ヒョードル」「人毛デスマッチ」……(聞き手/ジャン斉藤)いま入会すれば、“リングスの怪物くん”横井宏孝インタビュー、天田ヒロミの「K−1天国と地獄」インタビュー、川尻達也“復活”インタビューなどが読める! 7月更新記事はコチラ!http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201507――『巌流島』から数日経ちますが、Zさんのところに何か情報は入ってますか? Z いやあ、とくにはないですねぇ。デマらしきものはバンバン入ってきますけど(笑)。 ――しばらくはいろんな噂が駆け巡りそうで楽しみですよね。 Z こないだの更新で「谷川さんはフジテレビから放送中止の理由を知らされていない」という話をしてて、その後の記者会見で実際にそのとおりだったことがわかりましたよね。ビックリしたのは、あの会見で谷川さんが榊原(信行)さんとフジテレビの接近、大晦日興行説を暴露したことですよ。このインタビューの続きと天田ヒロミ、横井宏孝、川尻達也、康芳夫、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870 

その後の巌流島、ヒョードル、人毛デスマッチ/「プロレス 点と線」

【緊急特番】巌流島ズンドコ観戦記■「MMAオレンジ色の手帖」

格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回はフジテレビから島流しの刑に処された「巌流島」両国大会の観戦記!梅雨の時期に台風3つが同時に発生する異常気象に見舞われた日本列島。時を同じくして「巌流島」にもハリケーン級の暴風雨が襲いかかったのは皆さんもよくご存知でしょう。大会2日前にして突然のフジテレビNEXTでの生中継中止発表。その翌日には巌流島広報部長・谷川貞治氏が放送中止の理由についてフジテレビから何の説明もないと応戦し、何やらキナ臭い香りが漂ってきました。大会は予定通り行われる事になったものの、ミノワマンと対戦予定だったラディック・ヘイクル(柔道チェコ選手権優勝)は、「柔道関係者からプロに上がると柔道に出られないと通告があり出場辞退した」と突然の欠場を表明。これはもうズンドコ劇場の気配満開じゃありませんか!? 私の耳にはハッキリと祭り囃子が聴こえてきたした。最近ではREAL、その昔はMARSなど数々の修羅場を目の当たりにしてきたズンドコウォッチャーとしてはこの祭りに参加しないわけにはいきません。そこで今回のMMAオレンジ色の手帖は番組の予定を急遽変更。「緊急特番 巌流島ズンドコ観戦記」をお届けします。いつものように試合内容はそこそこに大マスコミでは報じられていない(報じる必要もない)スタンド自由席から見た真実を綴っていきたいと思います。今宵も電波と充電の続く限りよろしくお願いします。大会当日。台風の余波で小雨のそぼ降る中、開場の5分前に両国国技館に到着。ほぼ定刻通りに開場したものの入れたのはロビーまで。待ち人はすでに300人に達したでしょうか。周辺には30℃を越えた蒸し暑さに燻された独特の男臭さが漂ってきました。これが俗に言うズンドコの香り!? 5月のREAL2で試合開始が1時間押したケージ設営事変がフラッシュバックしてきたのは言うまでもないでしょう。 

【緊急特番】巌流島ズンドコ観戦記■「MMAオレンジ色の手帖」

『巌流島』放送中止、華名活動休止の謎■「プロレス 点と線」

プロレス事情通Zが業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回は開催2日前にフジテレビ中継が急遽中止になった『巌流島』、人気女子レスラー・華名の活動休止について……(聞き手/ジャン斉藤)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! par17は大好評インタビュー7本、6万字オーバーで540円!!  試し読みも可能です! http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar821226par17◉高岩竜一 90年代ハチャメチャ新日本プロレス「ボク、新日本に9年しかいなかったんですけど、おそらくいまの新日本プロレスの選手よりも給料をもらってたと思うんですよね」◉小佐野景浩のプロレス歴史発見「癌に勝った絶対王者・小橋建太」 「小橋は凄く研究熱心で、力道山や猪木さんの試合を見て、間合いの勉強もしたみたいだよ。一流のレスラーだけあって奥深いプロレス哲学を持ってるけど、彼は口にしない。そこは昔気質のプロレスラーなんだろうね」 ◉【プロレスなんでも屋】ウォーリー山口「ジャイアント馬場と竹内宏介、ふたつのG魂」二人の巨人に仕えた男、ウォーリー山口が語るプロレス黄金期の裏側――!!◉事情通Zの「プロレス 点と線」世Ⅳ虎引退式で何が起こったのか? なぜ森嶋猛は引退試合を延期したのか?業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せる!◉元『週刊プロレス』記者・安西伸一の「90年代プロ格回顧トーク」「SWSバッシング時の週刊プロレス編集部」――ターザン山本からバッシング指令はあったのか?◉大沢ケンジ師匠の格闘技談義網膜剥離を乗り越えて復活勝利! 川尻達也地獄からの生還を語る!◉元横浜ベイスターズ・古木克明インタビュー「プロ野球選手の格闘技挑戦」「『Dynamite!!』のファイトマネー50万円、いまだ払ってもらってないですよ。やめたのはそういう理由があるんです」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ――今回は人気女子プロレスラーの華名選手が謎の活動休止宣言をされたことについてお伺いいたします。 Z いろんな噂が飛び交ってますけど、どれもこれもボンヤリしてるんですよ。それはつまり華名選手が活動休止をする本当の理由を誰にも明かしていないということでもあるんですけども。 ――休止理由は業界内ですら知れ渡っていないんですか? Z じつはそうなんですよね。今回は非常に珍しいケースです。華名選手って“アンチ華名”が多くて、いろいろと言われがちなんですよね。たとえば「金に汚い」とか。でも、私が知るかぎり、本人はまっとうにビジネスができる人。よくプロレス界にあからさまにやり方が汚い人っているじゃないですか(笑)。 ――はいはい。「ビジネスができる人」じゃなくて、「ビジネスにズルい人」ですね(笑)。 Z そうそう。華名選手はビジネスができる人のほう。でも、それがビジネスにズルい人からすれば邪魔だったりするんですよね。だからいろいろと言われてるところはある。 ――今回の活動休止でよく言われがちなのは“妊娠”説ですよね。 Z 「理由はいまのところ明かせない」という説明を聞いた人は誰もがそう思ったはずですね。でも、妊娠ではないです。活動休止宣言以降、華名選手の試合を見たんですけど、至って普通に闘ってるんですよ。このインタビューの続きと天田ヒロミ、横井宏孝、川尻達也、康芳夫、笹原圭一書評などの記事がまとめて読める「詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar841870  

『巌流島』放送中止、華名活動休止の謎■「プロレス 点と線」
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