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「ビーストはMMA売春婦?」激論!朝までボブ・サップ!!■MMA Unleashed
2013-12-31 11:33105ptボブ・サップ、『ジャイアント・キリング』2連覇記念! ということで、昨年ボブ・サップが米メディアに登場し、記者と大口論した模様をレポートしたコラムを再掲載いたします! ボブ・サップのファイト哲学とは?
記者「あなたがこの番組で45分間もしゃべったと言うことでしょう。ここ数年のあなたの全試合時間より長い」
米MMAサイト「MMA Fighting」のネット番組にボブ・サップが電話出演、アリエル・ハレワニ記者のインタビューに応じた。ハレワニ記者は終始一貫、サップが無気力試合で試合を食い物にしているとの前提に立ち、そのことを認めさせようという意図をもってサップに切り込んでいる。
サップは終始、芝居じみた声に馬鹿笑いを交えたビーストモードで、ハレワニ記者の質問を良くも悪くもうっちゃりながら回答。45分にわたるロングインタビューは、スイングしないプロレスのような前半戦から、後半にはスイングするシュートファイトの様相を呈し、最後はイライラした記者が電話をぶち切るという緊急事態に発展した。
この異常なインタビューをじっくり視聴したので、その模様をレポートしたい。サップがアメリカのMMAメディアに登場することは珍しい。
まずインタビュー前半、サップは、短時間で負けてしまうことが多いことについて、かなり本音を述べている。
「いいか、ビーストはわずかのカネで身体に残るようなダメージを受けるつもりはない。NFLの選手をみていればわかるだろう。選手の中には、脳障害になってしまい、カネを必要としている人が何人もいる。俺様のファイトマネーなんか、マニー・パッキャオのようなボクサーに比べればわずかなものだ。だからビースト様は金輪際、はした金で、後々まで影響が残るようなダメージを受けるつもりはない。フハハハハハ」また、試合を投げているという疑惑がありますが、という質問に対しては、マネーに相応しいエンターテインメントを提供しているのだという、サップ流の説明をしている。
「ビデオを巻き戻して、自分の昔の凄い試合を見てほしい。アーネスト・ホースト戦、アントニオ・ノゲイラ戦だ。そして最近K-1で何があったか、考えてみてほしい。レイ・セフォーといった猛者がK-1のために戦ったが、ファイトマネーはもらえなかった。ではビーストがリングに立つとき、ファイトマネーはもらうだろうか。答えは絶対にイエスだ! 君は言う。『ボブ、あんたはたいしたダメージも受けないで、負け試合をやっているね』。そんなことをいうなら、俺の実績を見てくれ。単純明快な話だ。ビーストはどの団体に行っても、どの国に行っても、あらゆるメディアでナンバーワンなんだよ。エンターテインメントでも、視聴数でもナンバーワンだ。俺がもし勝ち続けていたら、弱小団体が俺様を使えなくなってしまうじゃないか。そうしたら俺様はどうすればいいんだ?勝っても失業したのでは仕方ないじゃないか」
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【掘り起こし企画】ニック・ディアス ロングインタビュー後編
2013-12-31 11:04105pt前編はコチラ!――そろそろ本題に入りますが、あらためて物議をかもしたカーロス・コンディット戦の判定はどう思いますか?ニック あのような判定基準はMMAというスポーツにはプラスにはならないはずさ。イエローカードを使うなりしてファイトするようなジャッジをするべきだと思うよ。だって試合を観に来たファンは“ファイト”を期待してきているんだろう? ただ逃げ回っている姿を観に来てはない。お互いにテクニックを駆使した“ファイト”を楽しみしているのであって、ケージの中を走り回る様なんか期待してないだろう。――コンディットの戦法には否定的なんですね。ニック 誰が見ても“DO NOT FIHGT”って見えるんじゃないのかい? 逃げ回ってファイトをしない、パンチをもらわなければ、それがスマートな闘い方だと思ってるんだろうね。ところで先日のヘクター・ロンバートの試合を観たかい?――『UFC149』でティム・ボッシ -
【掘り起こし企画】ニック・ディアス ロングインタビュー
2013-12-30 12:22105pt年末掘り起こし企画! ということで昨年夏に収録したニック・ディアスインタビューを再録します。この取材はGSP戦前のもので、マリファナの陽性反応で1年間の出場停止中に行ったものです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆“暴力柔術”ニック・ディアスのUFC再デビューは、悪童の異名に相応しい幕開けとなった。本来は昨年10月の『UFC137』において、ウェルター級王者ジョルジョ・サンピエール(GSP)とのタイトルマッチが発表されていたが、事前の記者会見を無断欠席するなどプロモーションに非協力的であることを理由に挑戦権が剥奪された。 その『UFC137』ではBJペンに圧勝して再び挑戦権を握るも、GSPの負傷欠場によりカーロス・コンディットとの暫定王者決定戦に。試合は手数で勝ったコンディットに判定で敗れた。しかし、この判定について、ファイターや関係者から「ニックの勝利ではないか」と大きな議論を呼び、すぐさまコンディットとの再戦が内定するも、試合後のドーピング検査でマリファナの陽性反応が検出。コミッションから下された処分は1年間の出場停止である。 このように常に渦中の身であったこともあり、ここ最近のニック・ディアスを取材することは困難な状況であった。それは彼の性格によるところもある。カルフォルニア州ローダイにある彼のジムを訪ね、ICレコーダーのスイッチを向けるやニックは「ちょっとトイレに行ってくる」と言ったきり二度と姿を現わさないこともあった。今回はニックの師匠であるシーザー・グレイシーを通じて、オークランド州にあるボクシングジム『KING'S BOXING GYM』に現われたところをキャッチすることができた。ひさしぶりのロングインタビューとなるニック・ディアス。彼は嵐のような一年をどう振り返るのか。 まずは練習を終えたニックを待つあいだ、シーザー・グレイシーとの会話をお届けしよう。
――シーザー、今日はニックのインタビューのために『KING'S BOXING GYM』に招待してくださりありがとうございます。シーザー こういう場所でもなければ、ニックを取材することは無理だろうからね(笑)。――それにアメリカのオールド・スクールのボクシングジムに来れる機会は早々ないですから貴重な経験です。古びたレンガ作りのビル、年季の入った設備や昔からのポスターなど、映画『ロッキー』の世界に入り込んだような気分です。シーザー いかにもオールド・スクールって感じで味わい深いだろう? 私も気に入ってるんだ。――この『KING'S BOXING GYM』にはなんといっても地元のヒーローであるアンドレ・ウォード(アテネオリンピック金メダリスト、現WBA&WBCスーパーミドル級チャンピオン、25戦25勝無敗13KO)が所属するジムなんですよね。 シーザー そう。アンドレは9月に試合を控えていることもあり、ニックとネイトが週3回このジムに来てはアンドレとスパーを行なっているんだ。今日のニックはネイトのサポートに来ていただけなのでスパーは不参加だったけどね。――ディアス兄弟にとってアンドレとのスパーは大きな経験になってるじゃないですか?シーザー そのとおりさ。ニックとネイトにとって世界最強のボクサーの一人であるアンドレとのスパーは非常に重要なトレーニングなんだけど、同時にアンドレにとっても彼らは最高のスパー相手になっているんだ。ここには約30名ほどのプロのボクサーが所属しているけど、さっきのアンドレとネイトのスパーを見ただろう? ほかのボクサーとなんら見劣りしていない。――ええ。3ラウンドにわたってとても激しいスパーでした。シーザー ニックにしてもどれだけ良いスパーリング仲間になっているかわかったはずさ。――このジムとの交流はいつごろから始めたんですか?シーザー 2000年頃から。今年でちょうど12年目になる。――へえ、ずいぶん長い付き合いなんですね。シーザー ボクシングはMMAでとても重要なツールになると思い、ボクシングジムを探していたんだ。ほかのジムでは、ボクシング+キック+クリンチなどの技術を学べるけど、ここではMMA向けのスタンドスキルではなく“ボクシング”を習うんだ。――なるほど。ニックがボクシングマッチに興味があるのは、そういった下地がちゃんとあってのことなんですね。シーザー ニックはここに通う前からボクシングテクニックは素晴らしかった。それから12年間、ここではボクシングだけの練習をしている。いつでもボクシングの試合をする準備はできているのさ。ただし、簡単に言うと現在はUFCとの契約によりボクシングの試合をすることができないんだ。その背景はちょっと複雑なんだけどね。ご存知のとおり現在ニックはネバダ州のアスレッチクス・コミッションよりMMAライセンスの停止処分を受けているわけなんだけど、ボクシングのライセンスの規定では、ある州で停止処分を受けても、ほかの州が認めれば試合をできるんだ。なのでボクシングに限っては、ヨーロッパやブラジルでニックの試合を組むことは可能なんだよ。ただし、UFC とネバダ州のアスレチック・コミッショナーのあいだには、我々のような外部の人間には理解できない関係があるようで、その許可が出ないんだ。そこまでUFCが契約でニックのことを縛ることが法的に可能かどうかは理解できないけど、そういう見えないところでの制限がUFCの契約条項にあるということなんだ。――どうせUFC で1年間試合をできないのであれば、ニックの生活のためにもボクシングをさせてあげてもいいじゃないですかね?シーザー まあ、それがUFCのやり方なんだろうね、残念な話だけど。我々だってできるかぎりのことはしているんだが……。――ニックのケースはマリファナですよね?
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アンデウソンと悪魔のブルーズ■橋本宗洋
2013-12-30 11:56105pt2013年最後のUFC、そのメインイベントで、年間のどの試合よりも衝撃的なシーンを目にすることになってしまった。
ミドル級タイトル戦、クリス・ワイドマンとアンデウソン・シウバのリマッチである。前回の対戦はワイドマンがKOで王座奪取。いつものようにヒョイヒョイとパンチを避けていたアンデウソンだが、ついにアゴに一発もらってダウン、そのまま追撃のパウンドで失神した。
長期政権はこのまま終わるのか。それとも、前回の対戦はアンデウソンがナメていただけで、しっかり闘えばまだまだ強いのか。しかし、ここまで無敗のワイドマンも相当に強いはず……と、さまざまな予想と希望が入り混じった試合だ。憎たらしいほど強かったアンデウソンには、やっぱり強いままでいてほしいというファンも多かったはず。
1Rはワイドマンが支配した。タックルを仕掛け、首相撲に捉えられたところで右フックをヒットさせてグラウンドに持ち込む。 -
新日本プロレス2013振り返り!■二階堂綾乃のプロレス格闘技☆イラスト探訪
2013-12-28 10:14105pt心もせわしい年の暮れ、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はこの一年、引っ越しをしたり私生活でも仕事でも新しいことが始まったりと、いままでと環境がガラリと変わりなんだか落ち着かない1年でした。さて、今年もプロレス界はいろいろとありましたね。その中でも私がいつも一番注目している新日本プロレスの2013年を振り返ってみましょう。
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被災ホームレスから世界チャンピオンへ…… クリス・ワイドマンのデタラメパワー■MMA Unleashed
2013-12-27 10:29105pt2012年10月29日に米東海岸に上陸し、ニューヨークなどに甚大な被害をもたらしたハリケーン・サンディ。ニューヨーク市民約38万人に避難指示が出され、ニューヨーク州やニュージャージー州の約850万世帯が停電、158人の死者を出したと報じられている。ニューヨーク州ロングアイランドのクリス・ワイドマンの自宅は、この台風による洪水で押し流されてしまった。
ワイドマンが通うヘンゾ・グレイシー柔術アカデミーのジョン・ダナハーが語っている。「シウバ戦の前、クリスは事実上ホームレスだった。破産同然だったんだ。ハリケーンに加え、2度の肩の手術で1年間試合をしていなかった。どうにかシウバ戦を切り抜けるまで、私がポケットマネーから何千ドルか貸していたんだ。彼の生活は混乱そのものだった」 -
「ジャイアント・キリングvsガチ相撲」対談! 佐藤大輔はなぜガチ相撲に激怒していたのか?
2013-12-23 16:50153pt煽りVアーティストがフジテレビに帰還!! PRIDEやDREAMを煽り続けてきた佐藤大輔氏が、白鵬やヒョードルら豪華メンバーが出場する腕相撲世界一決定戦『ジャイアント・キリング』の総合・演出を担当することになった。さっそくYouTubeにアップされた番組トレイラーはさすがの煽りっぷりなのであるが、今回の腕相撲企画であの伝説のテレビ番組を思い出した方がいるのではないだろうか……? TBSの革新的バラエティ番組『クイズ☆タレント名鑑』内で行なわれていたガチ相撲である。
格闘技が地上波から姿を消しつつあった時期に計3回開催されたガチ相撲は、笑いあり涙ありの内容でPRIDEをモチーフとしていた演出もあり大好評。残念ながら視聴率は奮わず消滅してしまったが、じつは当時、佐藤大輔氏がこのガチ相撲に大大激怒しているという噂が流れていたのだ。いったい何に怒っていたのか……。その『クイズ☆タレント名鑑』プロデューサーだった藤井健太郎氏との対談であきらかにしてみよう! そして腕相撲とガチ相撲の大きな違いとは!?(聞き手/ジャン斉藤)
『ジャイアント・キリング』は12月30日18:00~23:24の放映。そして藤井氏が企画・演出・プロデューサーを務める生放送番組『クイズ☆正解は一年後』も同日30日23:55から。この番組も実験的すぎるのでチェックだ!
藤井 今日はよろしくお願いします。佐藤 どうもどうも。こちらこそよろしくです。今日はね、ジャン斉藤とkaminogeについて話をしたいんですよ。藤井 えっ、そういうテーマなんですか!?(笑)。――ああ、違います違います。無視してください。佐藤 俺は勝手にkaminogeの一員として、斉藤さんの悪口を本人に言いに来たっていう。――あれ、大輔さんがガチ相撲の悪口を言いまくってた話じゃないんですか?藤井 その話はボクのほうにもなんとなく伝わってます(笑)。佐藤 その話はあとから! で、切れ味鋭かったかつての批評家ジャン斉藤が「カミプロ崩れ」としか言いようがない状況にあると、いま聞きまして。――あのですね、「カミプロ崩れ」っていうのは、いつまでたっても自分がそこにいたことを看板してた某先輩のことやで〜!! 佐藤 てか、批評というものに足を突っ込むとなかなか抜けられないんだよ。だからkaminogeは踏み入れてないもん。そこは決めてるもんね、「アハハオホホでいく!」って。つまりあの人はあなたと違って叩かれない上品な作法を知ってる!!――……フジテレビ崩れにこんなことを言われて……帰って麻雀打ちに行こうかなあ。藤井 ハハハハハハハハ!佐藤 今日はそこをとことん語りたいんですっ!! いまの業界ってたしかにニュースや話題はあるんだけど、語りたくなる大きな物語がないじゃないですか。ボールはあっても壁がない。だから批評は成立しにくいんですけど、そのチャンスが今年の大晦日だったと思うんだよね。――新日本プロレスが大晦日さいたまスーパーアリーナでプロレスイベントをやるって話ですね。藤井 結局、大晦日のさいたまはどうなるんですか?佐藤 空(カラ)。藤井 空! じゃあ来年の大晦日も予約できない?佐藤 どうなるんだろう? ただ、加藤さん(DREAMプロデューサー)はいろんな事業をやってるから FEGの債権がなければ優良企業なんだよ。だから事業としての格闘技は一旦様子見なんだろうね。藤井 やっぱり国内の格闘技は難しいんですか?佐藤 というか、藤井くんはUFC観てます?藤井 観てますよ。面白いですよね。佐藤 でも、UFCの面白さが伝えられているかというと難しいですよね。藤井 位置的にはNBAやMLBと一緒ですよね。海外スポーツ。視聴方法も限定されてますよね。佐藤 で、この腕相撲(『ジャイアント・キリング』)ですよ。ようやく本題。結果的に腕相撲で現在のUFCとフジテレビの繋がりができたわけですよ。藤井 えっ、そうなんですか?佐藤 まず大前提としてメジャー格闘技って興行じゃなくてじつはテレビ番組。格闘技やプロレスがテレビ番組以外で成立したのって第二次UWFだけでUFCも海外MMAもテレビ番組だからね。 ――格闘技バブルでお客さんが入っていたのは地上波がついていたPRIDEとK-1だけで、90年代に勢いがあったパンクラスと修斗はどんどん客入りが悪くなっていきましたね。それはパンクラスの元社長の尾崎さんも言ってましたけど。藤井 たしかにMMAってテレビで見るのは一番わかりやすかったりしますよね。会場に行ってもリングではなくビジョンを見ることが多いし。佐藤 PRIDEって最初は深夜のダイジェスト放送だったんですけど、番組内容を見るとドッカンドッカン湧くシーンばっかなんだよ。それはいいところだけ編集してるから。俺は総合格闘技がそのままテレビ番組として通用するとは当時はまったく思ってなかった。――テレビに流すだけじゃ難しい。そこはテレビが格闘技を翻訳していたってことなんですかね。佐藤 やっぱりテレビを通して初めて成立する世界ではあるよ。今回の腕相撲はズッファからPRIDEやUFCの映像を借りれる。ということはあのマーク・ハントvsビッグフットを日本の地上波でバンバン流せるんだよ、やろうと思えば(笑)。藤井 ハハハハハ。それは凄く趣味の世界ですね。佐藤 で、腕相撲でもハントvsビッグフットが内定してたんだよ。ビッグフットの都合で飛んじゃったけど。――ああ、そのカードはぜひ実現してほしかったですねぇ。友人同士であんな激闘は超えられないし、再戦が難しいから腕相撲で決着をつけるという。佐藤 面白いでしょ? いまここにいる2人にしか喜ばないマッチメイクなんだけど(笑)。藤井 いやいや、2000人には届くと思います(笑)。佐藤 あー、鋭い数字ですね。で、この番組は放送が5時間半もあるじゃない。UFCの試合を流したりしてファイトスポーツの名勝負、衝撃映像をガンガン見せたいと。藤井 生(中継)なんですか?佐藤 途中から生。ベスト8までは撮って出しだから、まあ生みたいなもんなんだけど。だから桜庭和志のグレイシー4連戦とかも全部流そうかと。――K-1のアーカイブもあるからゼロゼロ年代格闘技の総集編的番組にもできるというわけですね。佐藤 ほとんどの人が観ていないヒョードルvs石井慧の試合や、今度のピーター・アーツ引退試合も地上波でいちばん最初に流せるかも。数字(視聴率)、取れる気しません?藤井 うーん、数字はわからないですねぇ。佐藤 数字はわからないかあ……。そりゃそうだ(笑)。藤井 もちろん僕らや格闘技ファンは凄く楽しめますけど(笑)。佐藤 格闘技ファンは大喜びですよねぇ。だからそういうアーカイブ勝負にしようと考えていたんだけど、フジテレビから「PRIDEの映像は使うな!」とストップが入って。――あ、いまだPRIDEアレルギーがあるんですね。佐藤 要は「寝た子を起こすな!」というね。“あのとき”のことにケリも何もついてないじゃん。誰も責任を取ってないし、説明もされていない中、権利を放棄したけど借りて使うのもダメという。だからフジテレビにとっては永遠に封印されるべき映像なんだけど、俺知らなくて会見で流しちゃったから。本番でいきなり流せば良かった(笑)。藤井 いちおうガチ相撲のときもズッファからPRIDEの映像を借りて流せたんですけどね(笑)。佐藤 だから怒りましたよ。「もうやめたるわ!(怒)」って。帰ってきてそうそう「佐藤大輔がさっそく怒ってる……」って言われましたけど(笑)。
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計量オーバー問題への“怒り”と“処方箋”■橋本宗洋
2013-12-23 09:50209pt「またかよ」というか、もう「毎度おなじみ」と言いたい感じである。12.22DEEP・ディファ有明大会の計量で、3人の選手が規定体重をオーバーした。
中村K太郎は1.2kgオーバーでイエローカード2枚と罰金(本来は試合不成立だが、対戦相手サイドとの話し合いで試合を行なうことに。相手のイ・グァンヒが勝利した場合のみ公式記録となる)。川崎泰裕は150gオーバーでイエロー1枚と罰金。茂木康子は1kgオーバー、イエロー2枚と罰金、一本・KO以外の勝ちはないというペナルティが課せられた。結果はK太郎がパンチでKOした結果ノーコンテスト、川崎は相手のエドモンド金子もローブローでイエロー1枚となりドロー、茂木はいいところなく前澤智のパンチでレフェリーストップというもの。 -
入場曲「パワーホール」はもう止められない!?/敏腕マネジメントが語る「UFCの歩き方」パート3
2013-12-21 11:34209pt今週の「SPトーク」パート2! UFCに日本人選手を送り込むマネジメントといえば、シュウ・ヒラタ氏が有名だが、今回インタビューする石井史彦氏も腕利きのひとり。現地在住でシーザー・グレイシーアカデミーやAKAなど幅広いネットワークを持ち、情報収集に余念がなく、熱心なロビー活動により電撃的に参戦が決まった日本人選手も多い。そんな石井氏に「至近距離から見た北米MMA」の真実を語ってもらった。無料公開のパート1はコチラ! パート2はコッチ・帽子等の衣装、入場曲、試合用のショーツまですべて事前にチェックされます・これは選手の合意のもとの話ですが、ボクは選手たちにアメリカに……作らせたんです。――……そのスポンサーチェックを仮計量時にするわけですね。石井 仮計量の当日は通常朝9時から11時までのあいだで試合ショーツ、ウオークインTシャツ、帽子等の衣装、バナー、試合用グローブの確認をします。そのあと公開 -
敏腕マネジメントが語る「UFCの歩き方」パート2/UFCのスポンサー事情
2013-12-20 11:20209pt今週の「SPトーク」パート2! UFCに日本人選手を送り込むマネジメントといえば、シュウ・ヒラタ氏が有名だが、今回インタビューする石井史彦氏も腕利きのひとり。現地在住でシーザー・グレイシーアカデミーやAKAなど幅広いネットワークを持ち、情報収集に余念がなく、熱心なロビー活動により電撃的に参戦が決まった日本人選手も多い。そんな石井氏に「至近距離から見た北米MMA」の真実を語ってもらった。無料公開のパート1はコチラです
UFCファイターのスポンサーになるためUFCにお金を払わないといけないサプリ系は年間1000万円からと言われています――ファイターはホテルについて休む間もありませんねぇ。
石井 そこでファイターにとって重要なミールマネー(食事代)ももらえます。それが済んだら大会のポスター100枚にサインをします。
――大変だ(笑)。
石井 その100枚がどうなるかというと、選手全員がサインしたポスター1枚とクリーンなポスター1枚、計2枚をおみやげでもらえるんですね。それとパーカーやTシャツ等、UFCグッズが支給されます。中にはグッズをもらえなかった大会もありますけど、たいてい出てますね。
――練習場所はどうするんですか?
石井 ほとんどの場合、宿泊するホテルにはサウナとアスレチックジムがついていますし、あとホテルの部屋を潰して簡単なマットスペースを作ってくれるんですよ。そこは24時間オープンなので、いつでも汗が流せるわけですね。ただ、選手によってもっと広い場所で練習したい場合は地元のジムに出かけます。ラスベガスだったらヴァンダレイ(・シウバ)のジムがありますし。あそこにはケージがありますからね。
――あとは試合に備えるだけですか?
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