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    2017-05-17 23:52  
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    会員じゃなくても購入できます! 【今月の過去記事アクセスランキング】1位 『1984年のUWF』はサイテーの本!■「斎藤文彦INTERVIEWS⑬」2位 『1984年のUWF』には描かれなかったリングスの実態……■金原弘光
    3位 上田勝次 FMWを支えたキックボクサー「アイツが死んで以来、ヒジは使ってないよ…」 4位 更級四郎 “Uと馬場”を支えた黒衣の絵描き 5位 【セクシー公開計量の真実】中井りん正月独占インタビュー「恥ずかしいけど、RIZINでも頑張りました!!」6位 柳龍拳 この男は実在する!!合気道の達人ロングインタビュー 7位 矢野卓見 堀辺正史と骨法を語る――愛と悲しみの17000字インタビュー 8位 尾崎允実 元パンクラス代表「前田日明とも仲は良かったんですよ」 9位 アジャコング①「あの頃の全女はAKB48やジャニーズだ
  • 『1984年のUWF』と骨法――堀辺正史の「船木離脱」の真相はデタラメなのか? ■証言者・中川カ~ル

    2017-05-15 19:33  
    55pt

    骨法離脱の真相が明かされ、大きな反響を呼んだ船木誠勝の『1984年のUWF』インタビュー。しかし本人の証言が当てにならないのがプロレス史の難しさ。というわけで、80年代末期に骨法に在籍していた漫画家の中川カ〜ル氏に話を聞いてきました! 骨法で何が起きていたのか?(聞き手/ジャン斉藤)
    <関連記事>・船木誠勝と『1984年のUWF』・「斎藤文彦INTERVIEWS⑬」/『1984年のUWF』はサイテーの本!・『1984年のUWF』には描かれなかったリングスの実態……■金原弘光・ヤノタク、堀辺正史を語る「骨法は俺の青春でした……」【愛と悲しみの17000字インタビュー】オリジナルの骨法Tシャツで取材に臨んだ中川先生!これは欲しい!!――今回は中川カ〜ル先生に船木誠勝インタビューの裏取りをさせていただきたいと思ってます! じつは昨日船木さんを取材してきたんですけど、2003年に出版された自伝に書いてあった記述を否定してたんですよ(笑)。
    中川 それは凄く船木さんらしいですよね(笑)。船木さんとは骨法のときに一緒だったんですが、船木さんって嘘はつかない人ですからね。誰かに気を遣ったりしないで正直になんでも言っちゃうから勘違いされちゃうんですよ。
    ――だから自伝すらも否定してしまう、と。中川さんは『1984年のUWF』に登場していますけど、どういう経緯で取材を受けたんですか?
    中川 もともと柳沢さんとは知り合いで。それで前田日明のレガースを作成していた当時の話をしたんです。
    ――『1984年のUWF』を読んでどう思われました?
    中川 メチャクチャ面白かったと思うんですけど、怒ってる人が多いでよね……。そんなに怒るようなことなのかって。
    ――なぜ怒ってると思います?
    中川 なんなんですかね? 前田(日明)さんのことでしょ、要は(笑)。
    ――まあ、そうなんでしょうね。
    中川 そんなに酷いことは書いてないと思うんですけどね。
    ――主に修斗方面からUWFを見れば、ああいう書き方にはなるとは思うんですね。
    中川 だから前田日明を叩くために組み立てていったわけじゃないと思いますよ。中井(祐樹)さんの目を潰したゴルドーや、怪しげなビジネスをやってる神社長が信用ならないという声もありますけど、それって新生UWFとは関係ない話ですし。
    ――「ここは間違ってるけど、あそこの部分は資料として信用できる」という見方でいいと思うんですけど、「この本を認める・認めない」という極端な空気になってますね。
    中川 塩澤幸登さんの『U.W.F.戦史』に怒るんだったらまだわかるんですよね。あっちのほうが酷いし。
    ――『1984年のUWF』の1984倍酷いですよ、あの本は。それでも前田日明さん推薦図書なんですけど(笑)。
    中川 俺も前田日明は好きですけど、『1984年のUWF』で前田日明の価値は落ちないですよ。落ちると思ってるファンはいままで前田日明の何を見てきたんですかね? ちょっとオタオタしすぎですよね。
    ――歴史的事実と歴史的評価は決して切り離せないものですが、それにしてもゴッチャに捉えてる方が多いんですね。フミ斎藤さんのインタビューで聞き手のボクが「前田日明は競技をやったことがない」という事実を言っただけで、前田日明を評価していないと受け取ったのか「あれはヒクソンが逃げたんだ!」みたいなコメントが飛んできたり。「競技をやってない」と「ヒクソンが逃げた」には何の繋がりもないし、そもそもヒクソンが逃げたということにしても検証が必要になるんですけど。
    中川 フミ斎藤さんはあのインタビューで「柳沢さんはプロレスを利用している」と言われてましたけど、そんなことはないと思うんですね。柳沢さん、プロレス大好きですし、俺もよく一緒にプロレスを見に行ったりするし。新生UWFは熱心に見てないから、前田日明や新生UWFが盛り上がっていく過程は過去の資料を追っていくしかなかったと思うんですけどね。べつにプロレスを利用しているわけではないですよ。
    ――中川さんは新生UWFをリアルタイムで目撃してたんですよね。
    中川 旗揚げ戦とNKホール大会以外は見に行ってるんですよ。当時『闘翔ボーイ』を連載していた竜崎遼児先生のアシスタントをやってたんで、取材も兼ねてついていって。
    ――『闘翔ボーイ』はUWFや骨法とかを取り入れて描いていた格闘漫画でしたね。
    中川 でも、新生UWFはつまらなくてしんどかったですねぇ。お客さんは入ってたんですけど。
    ――なぜつまらなく感じたんですか?
    中川 単純に試合自体がつまらなかったです。あと雰囲気も気持ち悪くて……。旗揚げ戦以外でも後楽園ホールで前田と山崎一夫がシングルをやってるんですけど、2人の頭がぶつかって山崎が流血してそれで試合が終わったんです。前田が「これはスポーツだから……」みたいに言ったら観客が拍手して。その光景が凄く気持ち悪かったんですよ。ドクターが止めるならまだいいですよ。格闘家が自ら「やめましょう!」なんて言わないじゃないですか。
    ――船木さんが戸惑ったスポーツプロレスの気持ち悪さ。
    中川 船木さんと鈴木(みのる)さんが入ったことで、つまらないUWFをなんとかしてくれないかなとは思いましたね。
    ――新生UWFは最初から格闘技ではないとわかってました?
    中川 そうですね。竜崎先生はガチンコだと思ってましたけど。
    ――中川さんが「これは格闘技ではない」とは言わなかったんですか? 
    中川 言っても聞かないんですよ。あの頃ってプロレス自体もボンヤリしていた時代だったじゃないですか。
    ――UWFが「こっちが本物である」と主張し始めて「普通のプロレスは本物じゃないんだ」って空気になってましたね。
    中川 前田日明は「UWFはガス燈時代のプロレスをやりたかった」なんて振り返ってましたけど、後付けですよね(笑)。新生UWFは格闘技という打ち出しをしていましたよ。
    ――中川さんはどこで新生UWFはプロレスだと見極めたんですか? いまならともかく当時はその判断がけっこう難しいですよね。
    中川 俺は旧UWFをガチンコだと思って見てたんですよ。でも、コスチューム屋でプロレスの仕事を始めたときに「UWFはガチンコだから大変ですよね」って言ったら「何を言ってるの?」ってバカにされて(笑)。「あ、違うんだ」って。
    ――業界人に教えてもらったんですね。
    中川 前田がニールセンと戦うときのレガースを作る現場にいたんです。レガースって中身は発泡スチロールなんですけど、そのときは前田日明側から旭化成の特殊な素材を持ち込まれて。上から卵を落としても割れないみたいな。ダメージを吸収する効果にどんな意味があるのかイマイチわからなかったんですけど(笑)。
    ――蹴られたほうに都合がいいかもしれない(笑)。
    中川 あの頃って新生UWF側もマスコミに対してけっこう油断してたというか。名前は出せないですけど、ある有名スポーツジャーナリストから前田vsゴルドー戦のリハーサルの話を試合当日に聞かされてたんですよ。「前田の目が腫れているのはリハーサルでやっちゃったんだよね」って。
    ――リングスの頃は内部の関係者ですら判断がつきにくいものになっていたのは、その反省からかもしれないですねぇ。
    中川 新生UWFは最初はガチンコでやるのかなって思ってたんですけど、「あ、やらないんだな」って感じで。あと、どっちかいうと佐山サトルのほうが好きだったのでシューテイングも見てたんですよ。
    ――ああ、それなら違いがわかりますよね。この続きと、船木誠勝とUWF、骨法、RIZIN反省会、原理主義者対談、アンダーテイカー、亀田1000万円…など20本以上の記事がまとめて読める「13万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
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  • 「最近のプロレスは危険だ!」という危険な報道■事情通Zのプロレス点と線

    2017-05-15 19:19  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回は再びプロレス安全問題!(聞き手/ジャン斉藤)
    ――本間朋晃選手や柴田勝頼選手の負傷欠場が一般世間でも大きく取り上げられる中、高山善廣選手もDDTの試合後に救急搬送されるという事態が起きてしまいました。
    事情通Z 高山選手は頚髄損傷、変形性頸椎症と診断されて現在も治療が続けられている。怪我をした状況はいうと、ヤス・ウラノ選手と回転エビ固めのやりあいをしているときのこと。前かがみになってるウラノ選手に高山選手が飛びついて回転エビ固めをしようとしたら、頭からマットに突っ込んでしまった。
    ――全体重が首にかかってしまったわけですね……。
    Z 高山選手の意識はしっかりしているが、怪我をした場所が場所だけに復帰には時間がかかるようですね。
    ――柴田選手も思っていた以上に重傷なんじゃないか……という話ですね。
    Z 柴田選手が『プロレス格闘技DX』で連載している日記によれば、生きているのが奇跡だと。
    ――リング復帰はしばらくは考えられないという書き方でしたね。
    Z あの日記だけだと具体的な状況はわからないんだよね。あくまで柴田選手の感覚で書いてるというか。まあ、あまり期待を持たせることは書けないだろうし……。こうした事故はここ最近になって続いてるように思われるけど、いままで大きく報道されないだけで怪我人はたくさん出ていた。身体を鍛えているレスラー同士がぶつかったら、どうしても怪我はしてしまう可能性が高いし、過激さから怪我人が出ているわけではないんだけどねぇ。
    ――今回の高山選手は回転エビ固めですからね。基本技でもこんなに危険なんだってあらためて認識しました。
    Z そうなんだよ。絶好調だった全日本プロレスでも諏訪魔選手のラリアットを崔領二選手がかわそうとした際に、諏訪魔選手の右手が崔選手の頭部を直撃してしまった。これで諏訪魔選手は右手の骨にヒビが入り、崔選手は頭部挫創で二人とも欠場となった。
    ――ラリアットをかわすなんてよく見る攻防ですもんね。
    Z あとは、こないだのドラディション後楽園ホール大会でベイダーが倒れたでしょ。
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  • 【UFC7勝3敗】インディシーンのまだ見ぬ強豪プロレスラー、マット・リドルとは何者か■MMA Unleashed

    2017-05-12 11:24  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……
    インディシーンのまだ見ぬ強豪プロレスラー、マット・リドルとは何者か
    UFCをクビになってからが本領発揮、当面の目標は新日本プロレス襲来

    いま入会すれば読める5月度更新記事一覧
    船木誠勝と『1984年のUWF』/UFCが狙う那須川天心/笹原圭一RIZIN広報/「帝王」高山善廣/ビンス・マクマホン映画脚本流出……などなど
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201705

    7歳の頃から大のプロレスファンだったマット・リドルは、プロレスラーになりたくて子どもの頃からアマレスに取り組み、高校時代にはニューヨーク州のアマレストーナメントで優勝した(同じ大会にはジョン・ジョーンズも出場していた)。その実力と実績、それにスター性のあるルックスを買われ、リドルはMMA戦績ゼロでTUF(ジ・アルティメット・ファイター)シーズン7(2008年)に出演を果たし、番組終了後にはそのままUFCと正式契約を交わした。MMA戦績ゼロでいきなりメジャーリーグUFCと契約をするファイターは非常に珍しい。それだけ将来を嘱望されていたのである。
    リドルは2013年までにUFCで12試合に出場し、7勝3敗2ノーコンテストの戦績をあげている。ノーコンテストは11試合目と12試合目で、いずれもいったん勝利を収めながらも、後に薬物検査でマリファナ陽性が発覚し、試合結果がノーコンテストに覆されたものである。そして2回連続で薬物検査に失格した後、UFCはリドルに解雇を通告した。仮にノーコンテストを白星同等と考えれば、リドルは9勝3敗という優秀な戦績、しかも5連勝中に解雇されたことになる。入るときも出るときも、非常に珍しいパターンの選手であったということになる。
    UFCをクビになった際、デイナ・ホワイトはマリファナで連続失格のリデルを冷たく突き放した。
    「キミは年に3回だけ仕事をすればいい身だというのに、その3回の薬物検査にすら合格できないのか?なんて意志が弱くて、なんてマリファナに溺れているんだ。試合の前だけでもマリファナをやめておくということすらできないのか。現実世界でも薬物検査くらいあるんだぞ!」(『BloodyElbow』より) 
  • 撮影会で使えるプロレス格闘技の技!!■二階堂綾乃

    2017-05-11 19:35  
    55pt
    新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回のテーマは…撮影会で使えるプロレス格闘技の技です!
    この2枚の写真は私が普通に選手の撮影会に参加した時のものです。左の中邑選手とオカダ選手と撮ったものは屈強な男を従えている女感を出したくて「肩を組ませてください!」とお願いしました。右の飯伏選手と撮ったものは、このころ飯伏選手に恋をしておりラブラブ感を出したくて「手でハートをつくってください!」とお願いしました。
    どちらもとてもよい写真ですが、今見るとヌルイですね。プオタならプオタらしいポージングで、なおかつ選手と密着できるポーズがもっとあるはずです。
    というわけで今回は撮影会の時に使える技を、プロレスラーと撮る場合とMMAファイターと撮る場合でそれぞれ考えてみました。
    ★プロレスラーの撮影会★
    ■ザ・プロレスがいい場合
    これはナチュラルに、オーソドックスにいきましょう。
    「コブラツイストをかけてください!」

    ■うしろからハグしてほしい場合
    多くの女性はうしろからのハグが大好物です。好きな選手にうしろからハグされたいけど、お願いするのはこっぱずかしい。そんな時に便利なのがスリーパーホールド。これはすでにプロレスラーとの撮影会ではわりとメジャーなポージングだと思います。
    「スリーパーホールドをかけてください!」

    ■うしろからハグしたい場合
    女が男にうしろからハグされるのが好きなら、男だって女にうしろからハグされたらときめくんじゃないのかね? ということで逆に選手をときめかせたかったら自分からスリーパーホールドをかけるのもよいですね。隙あらば選手を締め落として「忘れられない女」になりましょう。(『鍛える女子のモテ講座』http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1068586より)
    「スリーパーホールドをかけさせてください!」
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    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1274136
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  • TBSファイトスポーツ総決算『亀田興毅に勝ったら1000万円』■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2017-05-11 18:49  
    55pt
    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回はabemaTVの『亀田興毅に勝ったら1000万円』について!(聞き手/ジャン斉藤)
    ――abemaTVの『亀田興毅に勝ったら1000万円』、凄かったですね。
    事情通Z 俺も見たよ。いろいろと凄かった(笑)。
    ――K-1『Dynamite!!』に『ガチンコ・ファイトクラブ』、そして亀田興毅……TBSファイトスポーツの総集編がabemaTVで大爆発するという(笑)。
    Z TBSファイトスポーツ(笑)。それだよ、今回のいかがわしい雰囲気は。『ガチンコ・ファイトクラブ』でコーチ役だった竹原慎二も出ていたし。
    ――亀田興毅の立ち向かう高校教師の母親が客席で涙ぐみながら見守る……って、とりあえず家族を絡ませておけばOKみたいな感じもTBSファイトスポーツ的で。
    Z 『プロ野球戦力外通告』でも身重の奥さんが出てくるのは定番だから(笑)。
    ――実況アナウンサーが元『ワールドプロレスリング』実況アナの辻よしなり氏でしたけど、あの安っぽさもいい味を出してるんですよ。そういえば、辻アナの著書に「橋本真也と長州力の仲が悪かった」と書いてあったので「実際どうだったんですか?」って辻アナに聞いたことがあるんですけど、「他人が首を突っ込む問題じゃない!!」と一喝されましたね。自分の本に書いているのに(笑)。
    Z そいつはヒャッホーな展開だ(笑)。
    ――辻アナは亀田興毅vs元暴走族総長のときに「両者負けられません!」って絶叫するんですよ。いやいや元世界チャンピオンと元暴走族は両者負けられない試合じゃないですよ!(笑)。この続きと、船木誠勝とUWF、骨法、RIZIN反省会、原理主義者対談、アンダーテイカー、亀田1000万円…など20本以上の記事がまとめて読める「13万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
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  • MMAが一番格上なのか? 格闘技原理主義者対談〜橋本欽也vs大沢ケンジ〜

    2017-05-10 11:13  
    72pt
    げ、げ、げ、原理主義者だあ!!……というわけで、「MMAとキックや柔術が同格なんてとんでもない」と吠えまくるMMA原義主義者大沢ケンジ氏と、ブラジリアン柔術黒帯・橋本欽也氏の対談が実現。 これまでのあらましは無料公開中の関連記事をお読みになってください!<「原理主義」関連記事>【無料公開】MMA原理主義者が吠える!「MMAとキックや柔術が同格?」/大沢ケンジhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1162953
    【無料公開記事】RIZIN電撃参戦! 那須川天心はなぜ天才と呼ばれるのか?
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1157314
    【川尻vsクロン直前】アナタはまだ知らない! 本当に恐ろしいグレイシー一族!!
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1151480欽也 いきなりだけど、大沢くんの言ってることはメチャクチャなんだよね!「MMAのチャンピオンは柔術やキックボクシングのチャンピオンより上だ」とか。
    大沢 そうですか? 
    欽也 そうだよ!!
    大沢 いやいや、俺の言ってることはシンプルですよ。強さに憧れて何かしらの格闘技を始めたなら、行き着く先はMMAだという話ですよ。柔術やムエタイとかその競技そのものが好きで始めたならいいんですけど、強さを求めるならMMA。
    欽也 どっちが上とか下とか決めるじゃん。そんなのふざけるな!って話。
    大沢 柔術もムエタイもチャンピオンになることは凄く難しいことはわかってますよ。
    欽也 ホントかよ。
    大沢 でも、陸上に例えると、MMAは100メートル走なんですよ。
    欽也 ああ、花形ってこと?
    大沢 そうですね。200メトール走や走り幅跳びもチャンピオンになることは凄く難しいですよ。でも、みんなが一番注目するのは100メートル走のチャンピオンじゃないですか。
    欽也 んなこと言い出したら野球やサッカーのほうが注目されるじゃん。
    大沢 たしかにイチローは凄いですよ。でも、俺はイチローに勝てますからね。
    欽也 は?
    大沢 イチローがヒットを何千本打とうが、ケンカになったら勝つのは俺ですよぉ!!
    欽也 何を言ってるんだよ! やっぱりメチャクチャだよ、この男(笑)。
    大沢 そんなことを考えないですか? 人がたくさん集まってるときに「コイツに勝てる」「アイツにはちょっと苦戦しそう」「この中なら俺が一番強い!」とか。
    欽也 考えねえよ(笑)。
    大沢 それって動物の本能じゃないですかあ?
    欽也 まあね。
    大沢 どんな動物でも競技として成立するのは、100メートル走と取っ組み合いですよ。野生動物は野球をやらない!!(笑)。動物として本能を競う100メートル走とMMAは、すべての競技の中の王様だと思うんですよね。
    欽也 だからMMAが上だって言い方がイラつくんだよなあ。 
    大沢 というか、ボクはMMAを競技として見ていないんですね。MMAという場なんですよ。
    欽也 要するに「いったい誰が強いんだ?決定戦」ね。初期UFCね。
    大沢 そうですそうです。MMAは格闘技の中で最も天下一武道会に近い場所だと思ってるんですよ。
    欽也 俺が納得できないのはさ、どうもね、MMAの連中は柔術を下に見てることなんだよね。
    大沢 んなことないですよ!
    欽也 いーや、違うね。大沢くんは昔から口が達者なんですよ。顔も暑苦しいけど、言ってることも暑苦しい(笑)。
    大沢 ハハハハハハ!! 
    欽也 昔一緒にバイトしてたときもこんな感じで熱く語っていたじゃん。
    大沢 欽也さんとは同じバイトをやってたんですよね。 
    欽也 お酒を運ぶ倉庫のバイト。場所どこだっけ? 月島?
    大沢 築地じゃなかったでしたっけ?
    欽也 いや、月島のバイトが終わったら築地で朝飯を食って帰ってた。
    大沢 そうだそうだ。
    欽也 和術慧舟會が人材派遣業をやってたときだよ(笑)。
    大沢 なつかしいなあ。
    欽也 あれ、格闘家にとってはいいバイトだったよんだよね。あのときスマックガールの運営の仕事をやってたんだけど、全然食えなくて。大沢くんが修斗でダニエル・リマとやったときよ。
    大沢 ありましたねぇ。
    欽也 あのとき「減量があるから」ってサウナスーツを着ながら仕事してたしょ。
    大沢 あの頃は水抜きの発想がなかったから徐々に体重を落としてたんですよね。日頃動けるなら汗をかいちゃえってことで。
    欽也 こんな試合直前まで仕事してるんだって「スゲーな」って思ってたもん。
    大沢 いやあ、働かないと食っていけないから(笑)。
    欽也 あのときはみんなそうよ。しんどかったもん。だから『ゴング格闘技』でライターをやりながらバイトもしてたの。2006年の頃。
    大沢 その『ゴン格』がなくなるんですもんね。
    欽也 俺が『ゴン格』で仕事をやり始めたときは、その前にゴタゴタがあったことで、以前に関わってた編集やライターが誰も残ってなくてね。人がいないから俺も都合のいいように使われていたけど。だから『ゴン格』がなくなるという話を聞いて「ざまあみろ!!」という気持ちもあるし……。
    大沢 何を言ってるんですか(笑)。
    欽也 「ついにか……」という寂しい気持ちもあるよ。そりゃそうだよね。俺がやってる頃は定価600円くらいだったのに最近じゃあ1000円超えてるでしょ。最近はRIZINが出てきたけど、それまでは大きな団体はなかったじゃん。格闘技業界が下を向いてるときに格闘技雑誌が売れるわけないよね。
    大沢 大変なんでしょうね。
    欽也 いまはさ、格闘技ライターと呼べる人自体もかなり減ったでしょ。俺が『ゴン格』でやってたときはけっこういたけど、いまはどんどんいなくなって。
    大沢 なんなんですかね?
    欽也 そんなの稼げないからに決まってるんじゃん!!(笑)。大沢くんの解説仕事はちょっことしゃべっただけで数十万円もらえるけど。
    大沢 もらえないもらえない(笑)。
    欽也 ライターは取材して書いたりするわけでしょ。時給換算したら全然違うよ! 実際あの解説の仕事っていくらもらってるの?
    大沢 言うわけないでしょ(笑)。解説の仕事はいつなくなるかわからないですし、この仕事をメインにはしませんよ。
    欽也 露出することでジム経営にメリットあるでしょ? 
    大沢 いやあ、そこまでの恩恵は受けてないですね。去年と今年じゃジムの入会者数もそこまで変わらないですし。
    欽也 ホントかよ。儲かってるんじゃないの?
    大沢 そりゃあ築地でバイトしていた頃よりは儲かってますよ(笑)。
    欽也 それは俺もだよ!(笑)。
    大沢 欽也さんって柔術はいつからやってるんですか?
    欽也 99年だよ。
    大沢 早っ!! 俺が総合を始めたのは2000年ですね。PRIDEGPの桜庭さんとホイスの試合を見てからですから。
    欽也 俺のほうが先輩じゃん! あのPRIDEのときは選手が泊まっていた京王プラザホテルでマーク・コールマンと記念写真を撮っていたよ。
    大沢 その行動力が凄いですよね(笑)。
    欽也 べつに選手と写真が撮りたかったわけじゃないよ。当時は柔術の関連商品が国内では買えなかったんだよ。ドーギすらどこにも売ってないの。だからブラジルから来た選手や関係者に「ドーギを持ってないか?」って声をかけてたんだよ。
    大沢 へえー、面白い!!
    欽也 当時はイサミですらドーギはほとんど置いてなかった。いまでも覚えてるけど、イサミで初めて買ったドーギは受注生産だったんだよ。オーダーメイド。柔術着というかたちで置いてなかったんだから。
    大沢 柔術はどこで始めたんですか?
    欽也 パレストラ松戸。あそこは99年9月1日にプレオープンしたんだけど、入会したのは10月の修斗大阪大会の前日(10月28日)なんだよね。次の日に大阪まで修斗を見に行ったからよくおぼえてる。
    大沢 なんで柔術を始めたんですか?
    欽也 もともとプロレスが好きだったから。バリジャパでヒクソンとか見てたし、PRIDEは98年に始まったでしょ。ダイレクトに見ていた身にすると柔術をやりたくなるよ。
    大沢 たしかにインパクトありましたよねぇ。
    欽也 プロレスは習おうにも習えないでしょ。柔術はやれるものだから始めたんだよね。そのときはパレストラ東京でも中井先生が柔術を教えていたんだけど、小岩に住んでいたから江古田は遠いのよ。松戸までは15分。行徳にも正道柔術はあって平(直行)先生が教えてたんだけど、平先生ってカーリー・グレイシーに2週間習ったくらいでしょ。それで青帯を巻かれても困るなあ……ってことで。いまは平先生のことはよく知ってるから失礼な考えだったんだけど、当時はちょっと引っかかる感じがあったんだよ。
    大沢 欽也さん、柔術への純度が高いなあ。
    欽也 中井先生はブラジレイロ(ブラジル柔術選手権)で3位入賞してるわけでしょ。パレストラ松戸で中井先生に教わることができると思っていたら、先生は鶴屋浩みたいな。「誰だこの人?」と思ったんだけど(笑)。中井先生の名前に惹かれて入ったんだよ。
    大沢 平さんはカーリーから青帯をもらってますけど、中井さんは誰から黒帯をもらってるんですか?
    欽也 こういっちゃ失礼なんだけど……中井先生はブラジル人の柔術家に習ってないんだよ。高専柔道とシューティングの技術でブラジリアン柔術の試合に勝ち抜いて、青帯、紫帯、茶帯、そして黒帯に登り詰めた人だから。
    大沢 すげえ!
    欽也 俺がいつも言ってるのは、中井先生の柔術はブラジリアン柔術じゃなくて、高専柔道とシューティングの技術をミックスした「中井柔術」。ブラジリアン柔術って前田光世がグレイシーに教えたことから始まるんだけど、前田光世はオズワルト・ファダという人にも教えていて。それもグレイシーを経由していない柔術なのね。で、日本のブラジリアン柔術ってエリオは関係ない、カーロス・グレイシー・ジュニアも関係ない。中井先生から始まってるんだよ。
    大沢 凄くカッコイイじゃないですか! なんですか、それ。この続きと、船木誠勝とUWF、骨法、RIZIN反省会、アンダーテイカー、亀田1000万円…など20本以上の記事がまとめて読める「13万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
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  • 負けることに慣れた組織……国際プロレス崩壊直前を私は見た■ズンドコ・トラブル興行研究会<小泉悦次・編>

    2017-05-09 14:38  
    55pt
    ズンドコ・トラブル興行研究会――プロレス格闘技のウラに精通する書き手たちがマット界を騒がせたズンドコな事件を振り返ります! 今回は昭和プロレス研究家の小泉悦次さんによる「崩壊直前の国際プロレス!」<関連記事>
    ■ダフ屋と興行師の哀歌!! 岩手水沢騒動
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1216955■マンモス鈴木鉄拳制裁から見える力道山のセンスと狂気
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar124262740歳代半ば以上の方は、佐々木信也さんというスポーツキャスターを覚えておられると思います。昭和の末期まで毎晩「プロ野球ニュース」に出ておられた方です。
    佐々木さんは元プロ野球選手で、最初に入団されたティームは高橋ユニオンズでした。ユニオンズは1954年から56年までパリーグに加盟していましたが、大映スターズに吸収合併されました。スターズは現在の千葉ロッテマリーンズの系譜に属します。
    佐々木さんによると、ユニオンズはサヨナラエラーを犯しても誰も責めず、ベンチに戻る時もミスをした選手の肩を抱えてあげる、そんな雰囲気だったそうです。当時は「ああ、なんていいチームなんだ」と思ったそうですが後年は「そんなユニオンズだから弱かったんだろう」と振り返っておられます。観客動員力も弱く、観客が30人に満たないこともあったといいます。
    高橋ユニオンズから連想してしまうのが国際プロレスです。この続きと、船木誠勝とUWF、骨法、RIZIN反省会、原理主義者対談、アンダーテイカー、亀田1000万円…など20本以上の記事がまとめて読める「13万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
    http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1274136
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  • 【全文公開中】那須川天心インタビュー「キックのほうがやっぱり凄いなって思わせたいですね」

    2017-05-09 11:09  
    MMA3戦目を秒殺勝利で飾った「天才」那須川天心インタビュー!! キックボクシングとMMAの両立、来年開催予定のRIZINフライ級GPの意気込みは?<関連記事>ラ・ラ・ライジン♪ 笹原圭一RIZIN広報インタビュー〜格闘技界の夢と未来を踊るように語る〜http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1255280――青色に染められた髪の毛は青っぽい色のスーツに揃えたんですか?
    那須川 いや、揃えたわけではないんですけど。こっち(スーツ)は2ヵ月前に作ってあって。 
    ――青色以外のスーツも持っているんですか?
    那須川 はい、真っ白の。
    ――真っ白!! そっちもぜひ見てみたいです(笑)。
    那須川 髪の毛をこの色に染めるのも初めてなんです。美容室に行ったときに「今日は何色にする?」みたいに聞かれて「じゃあ、青で」って。
    ――マンガ『ドラゴンボール』が好きなので
  • WWE総帥ビンス・マクマホンの生涯を描いた映画の制作が決定!リークされた脚本に書かれていたこととは?■MMA Unleashed

    2017-05-05 10:22  
    55pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……ビンス・マクマホンの生涯を描く映画のトンデモ脚本が流出!!  唖然呆然いったいどうなってしまうのか……?
    “The following story is as true as anything else that happens in professional wrestling.”
    (この物語は、プロレスに劣らないくらい、真実である)
    ビンス・マクマホンの生涯を描いた映画『パンデモニアム(Pandemonium)』(感染爆発、悪の巣窟、阿鼻叫喚などの意)がソニー傘下の米TriStar Pictures社で制作されることになった。冒頭の文章は、脚本初版の書き出しである。
    ビンスの映画のアイデアは昨年夏に持ち上がり、まずクレイグ・A・ウィリアムズ(Craig A. Williams)氏が脚本を書き上げ、売り込みが始まった。脚本は一定の評価を得たとされるが、当初はビンス本人もWWEサイドも、このプロジェクトに関与もしていなければ、承認もしていなかったため、もめごとを嫌った映画会社は二の足を踏んでいた。
    ところがここにきて、クリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』のプロデューサー、アンドリュー・ラザール(Andrew Lazar)氏がビンスと権利関係をまとめあげ、さらにWWEの映画製作部門WWE Studiosがプロジェクトに参画することとなって、大きく風向きが変わった。ハリウッドで複数の映画会社が獲得競争を繰り広げ、結果的には本社オフィスをWWEのグッズで埋め尽くしてラブコールを送ったTriStar Pictures社が落札したのだった。この続きと、船木誠勝とUWF、骨法、RIZIN反省会、原理主義者対談、アンダーテイカー、亀田1000万円…など20本以上の記事がまとめて読める「13万字・記事詰め合わせセット」はコチラ 
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