• このエントリーをはてなブックマークに追加
プリンス死すとも自由は死せず■中井祐樹の「東奔西走日記」4月15日〜30日編
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

プリンス死すとも自由は死せず■中井祐樹の「東奔西走日記」4月15日〜30日編

2016-05-02 09:31
    日本格闘技界の礎を築いたレジェンド、中井祐樹先生 が日常を綴る連載! 今回は4月15日から30日まで!





    4月15日 金曜日 晴れ 「可能性」


     IBJJF(国際ブラジリアン柔術連盟)の主催によるルール講習会が行われた。なかなかに複雑なルールであるBJJ、ルールを正しく学ぼうとする指導者・選手の存在にかなり依っている。競技の根幹、もっと広く受け入れられるよう、更なる工夫をしていかねばなるまい。

     夜のクラス。Sさん黙々とレスリングにいそしむ。俺はある意味、これまで間違っていた。パラエストラ開設当初、初心者には柔術しかないと思い込んでいた。柔術を学んでいき意欲や自信が着いてきてから立ち技に取り組み、その一部が総合に向かう、とばかり考えていた。でもやはり人々には個々人の趣向があり、立ち組みが好きになるかたもいるのだ。よく考えりゃ、当たり前なんだが。初心者にはレスリングや柔道はやらせられない、と心のどこかで決めつけていたんだろう。人間の可能性を、おおいに信用したいと改めて思い直してる。


    4月16日 土曜日 曇り ジャパニーズナショナルという名の国際大会(写真あり)

     IBJJF・ジャパニーズナショナル柔術選手権、初日。大田区総合体育館にて初の国際大会となった。(表題はナショナル、だが…。結局和訳を当てられなかった…。)
     この日は色帯以上の道衣部門が中心、すなわち日本においては初日がメインのような感じだ。日本は事実、道衣のほうが盛んな国。黒帯にとっては世界柔術の出場権を賭けた大会。良きステップボードにしてもらいたい。
    45ccc833dcbe7ea65f948db439fad86eefd1f462

     大会後地元に帰り、小学校のオヤジ会の飲み会@スナックに出席。一応、ナカイの会在籍のフィナーレでありました。ナイトスナッカーズ!


    4月17日 日曜日 雨 ハッとして! ボア(Good)

     ジャパニーズナショナル二日目。今日はノーギと白帯の日。日中に終了した。
     大会中、日系ブラジリアンの理事、指導者たちといろいろ話す。その中で日本人との考え方の違いやその思考回路が良くわかった。柔術への取り組みや熱い想い、道場の一体感など、彼らには学ぶべきコトがたくさんあるな~。実に逞しい。日伯親善に役立ちたいものだ。


    4月18日 月曜日 曇り スパーの前に挨拶を

     パラ東の少年部ではラウンド前に挨拶を済ませなければスパーリングできないことになっている。大人は自主性に任せているが。
     これについては拙コラム「スパーリングが始まる前に礼をしよう」http://blog.livedoor.jp/paraestra_tokyo/archives/65732118.html を参照下さい。
     まだ、浸透してないのかな?気をつけてよ、それ、練習のための練習になってるかも知れんぜ。


    4月19日 火曜日 晴れ 無題

     映画『彼女は二挺拳銃』を朝、観る。アン・バクスターの主演ながら現在では無名時代のマリリン・モンローが端役で出てたことで知られている。まあまあ、楽しめたな。

     町田。リクエストにより脇を差せない場合の考え方と実例を解説。その流れで組み手論となり、小外掛け等に触れた。さらにいくつかの質疑応答ののち今週の中井クラステーマ「テイクダウンディフェンス」よりレッグダイブの対処を取りあげ反復。後半は6分刻みの自由稽古へ。危ない体勢からのスパーをし、反撃を試みたら一本取られちゃったYo! 悔しい、でも嬉しい。

    この記事の続きと、ハッスル誕生と崩壊、スティング、KEI山宮、藤波辰爾、さくらえみとアイスリボンなどがまとめて読める「12万字・詰め合わせセット」はコチラ

     
    この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
    ニコニコポイントで購入

    続きを読みたい方は、ニコニコポイントで記事を購入できます。

    入会して購読

    この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。

    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。