閉じる
閉じる
×
月夜だった。里山の麓にある神社の上で満月が輝いていた。
「見てごらん」
歯ブラシを手にしたまま娘がやってくる。
「満月だよ」
しばらく無言で見つめたあと、ぽつりと呟いた。「月こわい」
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。