Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……

ベラトールNYC直前! ヒョードル、ついに登場!
“結局UFCに行かなかった男”とUFCとの10年愛憎劇総まとめ


6月24日(現地時間)にニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンで開催される『ベラトール:NYC』。そのダブルメインイベントに登場するのが、“ラストエンペラー”こと、エミリャーエンコ・ヒョードルだ。今回がベラトールでのデビュー戦となるヒョードルの対戦相手は元UFCのマット・ミトリオン。もともとは今年2月、サンホセ大会で組まれていたカードだが、試合直前にミトリオンが尿道結石を発症し試合がキャンセルされていた。ヒョードルにとってはちょうど1年前にEFNでファビオ・マルドナドと対戦、千鳥足殺法で疑惑の判定勝ちを奪って以来の試合となる。

現在40歳、ロシアMMA連盟、ベルゴロド地方議会、フィジカル・フィットネスおよびスポーツ審議会などの要職にあって引退後の生活も安泰のヒョードルにとっては、今回のベラトール登場がキャリア最後の花道となっても不思議ではない。もしそうなるのだとしたら、ヒョードルは「結局UFCに入らなかった男」、「デイナ・ホワイトを最も繰り返し空振りさせた男」として、その波乱なキャリアを終えることとなる。

UFCとヒョードルの関係は、2007年にUFCがPRIDEを買収した時に始まる。当時ヒョードルはフリーエージェントとなり、UFC行きが確実視されていた。ホワイト自身もUFC 76(2007年9月)の囲み取材で、「ヒョードルがUFC以外の団体で戦うことになるなら、こんなにクレイジーなことはない」(『MMA Weekly』より)と楽観的な見通しを示していた。

しかし2007年10月22日、ニューヨークで行われた記者会見で、ヒョードルはM-1 Globalと契約したことを発表する。CEOに就任したモンテ・コックスは、「UFCがランディ・クートゥアとヒョードルの試合を組みたいのなら、ヒョードルを派遣する」(『MMA Weekly』より)と発言、UFCとのコープロモーションを模索し始める。M-1 Globalはコープロモーションを梃子に、一気呵成の急成長を狙っていたのだ。しかしUFCはこれを断固拒否。UFCとしては、選手個人や他団体がUFCと売上をシェアするという前例を作りたくなかったものとみられている。

思うようにならないホワイトはこの頃から、“クレイジーロシアン”をキーワードに、ヒョードル陣営への悪口三昧を強めていく。UFC 79(2007年12月)の記者会見でホワイトは、ヒョードルの当時のマネージャーであるワジム・フィンケルシュタインを「ファッキング・ライアー(大うそつき)」、ヒョードル陣営を「フル・オブ・シット(クソまみれ)」と呼び、ヒョードル本人については「ヒョードルはパウンド・フォー・パウンドどころか、ヘビー級のトップ選手ですらない。グッドラック。UFCは彼のことを必要としていない」(『Bleacher Report』より)とこきおろしている。

2008年2月、ヒョードルはホワイト宛(あ)ての公開書簡をしたため、M-1 Globalの公式サイトで発表した。ヒョードルは「こうしたことを口にするという行為は、紳士的であるとも、大人であるとも言えません」(『MMA Junkie』より)とホワイトを非難、クートゥア戦を組むよう忠告し、これ以上の侮辱には「耐えるつもりはない」としている。

2008年6月、今をときめくドナルド・トランプがニューヨークのトランプタワーで記者会見を開き、MMA新団体アフリクション・エンターテインメントの設立と、ヒョードルの参戦を発表した。当時のトランプは一ビジネスマンとしての立場だったわけだが、現在まで続くロシアとのつながりはこの時生まれたともされている。先の大統領選挙でヒラリー・クリントンはヒョードルのことを「プーチンお気に入りのMMAファイター」と呼び、トランプとロシアとの関係を匂わせていたものだ。

ホワイトにとっては、盟友だと思っていたトランプが競合団体を作り、そこにヒョードルが参画したことも、けして愉快なことではなかったに違いない。

2009年7月に予定されていたアフリクション第3回大会では、メインイベントにヒョードル対ジョシュ・バーネットが企画されていたが、大会直前にバーネットが薬物検査で失格したことから、大会自体が中止に。アフリクションはそのまま団体としての幕を下ろす。そしてヒョードルは再びフリーエージェントになる。

一方UFCは同じく2009年7月、記念大会UFC 100を、ブロック・レスナー対フランク・ミアをメインとして開催。その大会後記者会見でホワイトは再びヒョードルについて触れ、「今度こそヒョードルと契約することになると思う。そうしたらヒョードル対レスナーを組みたい。すごい試合になるぞ」(『Bleacher Report』より)と語っている。当時のヒョードルは、この6か月前にはアンドレイ・アルロフスキーをノックアウトして、連勝記録を26に伸ばすなど、まだパウンド・フォー・パウンドの評価を保っていた。

同月、アフリクションでの試合がなくなったヒョードルは、家族や連れてカリブ海の孤島、キュラソー島でバケーションを楽しんでいた。島にはフィンケルシュタインと、M-1 Globalの大株主、ロシアの有力銀行家セルゲイ・マトヴィエンコもいた。そこにデイナ・ホワイトとロレンゾ・フェルティータが、ヒョードルと交渉を行うため、この島に乗り込んできたのである。

一行がビーチに集まると、ホワイトはいきなり、ヒョードルへのオファーと、M-1 Global買収のオファーを出したとされる。金額は明らかになっていないが、ヒョードルにはレスナーへのタイトル挑戦保証付きで、最大で3,000万ドルがオファーされたとの報道もある。しかし銀行家マトヴィエンコはホワイトのオファーを一笑に付し、話は流れる。

その後ホワイトはこのミーティングを振り返り、「あのロシア人(マトヴィエンコ)はUFCなんかを相手にするには自分はクールすぎ、洗練されすぎ、クソ面白すぎ」(『Bleacher Report』より)だと考えているようだったと語っている。この頃からホワイトはワジムのことを「Vadummy(バカワジム)」と呼ぶようになり、M-1はUFCに専用のアリーナを作るよう強要したと明かしている。また、ヒョードルに対しては過去最高額のオファーを出したと明かし、「たったワンパンチで、おまえの値打ちはゼロになるんだぞ」(『Bleacher Report』より)と脅している。

一方のフィンケルシュタインはロシアメディアの取材に対し、UFCからのオファーは普通だった、レスナーの名前は出なかった、M-1からの要求事項は誇張されすぎ、UFCはヒョードルと独占契約をしたがり、コンバット・サンボの大会にすら出場させないとしていたと語っている。またヒョードルはこのミーティングについて、ホワイトの厚かましい態度は両者の緊張感を高めただけだったと振り返っている。

ヒョードルは結局、ストライクフォースと契約をする。当時ストライクフォースのCEOだったスコット・コーカーは、この頃のことを次のように振り返っている。

「ワジムとはロサンゼルスで会った。ヒョードルが試合をしたがっていて、すぐにでも契約をしたいということだった。私は、『どうしてUFCとは話をしないのか。UFCとなら、うんといいディールができるだろうに』と聞いてみた。本当にそう思ったからだ。同時に、もうUFCとは話をすませていて、うまくいかなかったのかなとも思った。のちに、最大の障害はコープロモーションだったと聞いた。UFCはやりたがらないが、ワジムは非常にやりたがっていた。それで我々は、みんなが納得できるディールの話し合いを始めたんだ。詳細は明かせないが、当時のヒョードルは最もホットなフリーエージェントだったし、けして安くはなかった」(『BloodyElbow』より)

2009年11月、ヒョードルはブレット・ロジャーズ戦でストライクフォース・デビューを飾った。試合は米地上波CBSで中継され、視聴者数は500万人を集めた。

***

2012年、ヒョードルはロシア政府機関の要職に就き、国内でスポーツ大使としての活動を開始、ウラジミール・プーチンの大統領選挙キャンペーンにも貢献した。この年のヒョードルは日本で石井慧を、ロシアでペドロ・ヒーゾをノックアウトしているが、どちらかと言えば引退後のキャリア固めの時期だった。そんな2012年にも、UFCは再び、ヒョードルに秋波を送っている。

「その通りだ」とホワイトは認めている。「ヒョードルと交渉した。しかしヒョードルはもはや、完全に引退していた。もう誰とも戦いたくないんだ」。そしてホワイトはついに本音を漏らしている。「ああ、ヒョードルは確かに、史上最強のヘビー級ファイターの1人だったよ」(『MMA Fighting』より)。

それから3年たった2015年7月、ヒョードルは突然「リングに戻る時が来た」とロシアメディアで発表する。フィンケルシュタインはすでにヒョードルのマネージャー職を辞していた。バカワジムもいない、コープロモーションもしなくてよいのであれば、今度こそヒョードルはUFCに登場するのではないか、との期待が高まった。フィンケルシュタインは当時、次のように語っている。

「ヒョードルから連絡があって、UFCとの交渉を助けてくれないかと言うんだ。だから私は交渉の席に着いた。条件はよかった。私としては、ヒョードルにUFCに行ってほしかった。彼のレベルに見合う選手がいるのは、UFCしかないと思ったんだ」

「電話会議でヒョードルは、契約書を郵送してくれとUFCに頼んでいた。契約書はちゃんと届いた。そして彼はアメリカに行き、UFCではなくベラトールのテレビに出て、RIZIN出場を発表した。そんなことをするとは私も知らなかった。私も報道で知ったんだ。私の知る限り、ヒョードルはUFCからのオファーを断ったわけではないと思う。ただ、返事をしていないだけだと思う」(『Bleacher Report』より)

情報筋によると、UFCからのオファーは他団体と比べても好条件だったという。それでもヒョードルはUFCからのオファーを蹴った。後にヒョードルは、問題の本質はUFCの契約が一方的で、拘束が強すぎることにあると語っている。

「UFCの契約内容は非常に過酷で抑圧的です。私はこんな奴隷のような契約書に署名をするつもりはありません。何よりもまず、彼らは選手に敬意を払うべきです。私が日本で受けているような敬意をね」(『Bleacher Report』より)

2015年の大みそかにシング・心・ジャディブを下してRIZINとの1試合契約を消化したヒョードルは、再びフリーエージェントになった。ファイトマネーが200万ドルとも言われる中、UFCはまたしてもヒョードルにオファーをかけている。しかしヒョードルも重ねてこれを断り、次にはユーラシア・ファイト・ナイツ(EFN)と1試合契約を締結する。

そして2016年11月19日、サンホセで開催されたベラトール165の生中継で、ヒョードルはおなじみのストライプのセーター姿でスモークの中から花道に登場、「ベラトールで戦えることをうれしく思います」と参戦を表明したのだった。

ヒョードルとUFCの10年にわたる交渉と挑発の歴史は、ここに終了したように思われる。40歳というヒョードルの年齢、ベラトールと交わしたばかりの契約、UFC新オーナーの方針を考えると、ヒョードルがこれからオクタゴンに足を踏み入れることは現実問題としては非常に困難だ。

ヒョードルは、UFCからオファーを受けるたびに、そのことをメディアに知らせてきた。そしてそのことで、自分と契約を結びたい団体との交渉を有利に進めてきたという面はあった。

2015年にヒョードルは次のように語っている。「ネガティブなことをたくさん言っていた相手が、急に振り向いて、参加を求めてくる。いったいどう反応すればいいのでしょう? カネの問題以前のことなのです。相手と折り合うためには、お互いのリスペクトが必要だと思います」(『MMA Fighting』より)

ベラトール・ニューヨーク大会の大舞台でヒョードルのファイナルラップを観戦できることは、日本のファンにとっても感慨深いことだ。UFCファイター、ミトリオンと戦うヒョードルの姿の向こうに、もし過去のどこかの時点でヒョードルがUFC入りを決断していたら、どんなオルタナワールドが広がったのだろうか、ということに思いを馳(は)せてみるのも、またファイトファンだけの愉悦なのかもしれない。

(文 高橋テツヤ)


(出所)
Karim Zidan, Dana White's White Whale: The UFC Chased Fedor for Years, but He Always Got Away, Bleacher Report, Feb 15, 2017

John S. Nash, The Secret History of Strikeforce, Part 3: The Emperor Gambit, BloodyElbow, Mar 24, 2014

In-Depth: Details About Fedor & M-1 Global, MMA Weekly, Oct 23, 2007

Presidential Address, the State of the UFC, MMA Weekly, Sep 26, 2007

Chuck Mindenhall, Fedor Emelianenko reflects on fighting, demeanor and just what happened on 'the island', MMA Fighting, Feb 26, 2015

Fedor Emelianenko Pens Open Letter to Dana White, MMA Junkie, Feb 8, 2008

Shaun Al-Shatti, Morning Report: Dana White concedes Fedor Emelianenko among top heavyweights ever, still scoffs at all-time ranking, MMA Fighting, Oct 31, 2012


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二階堂綾乃さんに聞く「プ女子はお金を使わず冷めやすいのか?


汚れたハンカチ王子騒動……ベースボール・マガジン社の黒歴史
ターザン山本インタビュー



管理人に直撃!

インディ興行の聖地”新木場1stRINGとは何か? 



三富政行(元・潮吹豪)
「私が博報堂を辞めてプロレスに浸かる理由」



鈴木秀樹
ビル・ロビンソン最後の弟子「弱いプロレスラーは迷惑なだけです」 

鈴木秀樹
「はぐれIGF軍団」誕生秘話 


山本淳一
元・光GENJI、プロレスデビューを語る 


大家健
ガンバレ☆プロレス代表の麻雀放浪記 


矢野啓太
ピエロの狂気「胸いっぱいのプロフェッショナルレスリング論」 



HARASHIMA
「学生プロレス時代、真壁さんとスクワットを延々やってましたね」 



「多重ロマンチック」漁師JJ
アナタはなぜブログを更新するのか 



“中条ピロシキ”橋本吉史
学生プロレスとラジオ 

今成夢人
「ガクセイプロレスラー・ライジング 卒業後のリアルなリング」 


福田洋
ジョーカーの狂気とアメリカンプロレス