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「ナルちゃん、町山さんの信者にボコボコにされてるよ~。ナルちゃんの文章って読みずらくって意味不明なんだって~。けけけけけけけけけ」と、悪友(ヘンなレーベルの代表→ベーアじゃありません)に、本当に心の底から楽しそうに言われまして(苦笑)
「ええ!!オレむちゃくちゃ有効打出したのに!!ジャッジ見てくれないの!!!ネットってツイッターやってる者のモンかよくそー!!見せろ見せろ絶対1人ぐらいいる筈だ、菊地の言う事がもっともだ、という、話しの分かる人が!!」
と、そいつのモバイルフォンを取り上げようとしたんですが、ファックな事にそいつは長身で(コンプレックスに触れられて激怒)見せてくれませんで(笑)、更には、あろうことか親友のワタシを嘲笑しながら
「どれどれ?えーと、<菊地はどうせ文章では町山さんに一生叶わないんだから、、、>」
「やめろーっ!!!」
「えーっと、いないね。ナルちゃんの支持者は1人も。けけけけけけけけけ」
「見せろー!!」
「見ない方が良いよ~。けけけけけけけ」
と、完全にそいつにヤラれまして(笑)うなだれ果てているそろそろ52歳です(笑)。
マンガを愛好される皆様からは怒りを買い、「セッション!」を愛する方々からもボコボコにされ、「ああ、昭和九年会の最後の1人は、やっぱりおひょいさんになるのか、、、」と思いながら、雨音はショパンの香りを嗅いでいるちょっとアニュイな気分ですが、どうすか皆さん調子は?
「凄く面白い試合です!出来ればリングをラジオに移して続きをお願いします!」みたいなお便りが、ちょっとたじろぐほどわんさか来まして、やっぱ町山さん凄げえなあ、さすが名誉白人(笑)、こっちゃ「フランツカフカの南アメリカ」とか言っちゃって(笑)クバが我が身の様にしか思えないですよー!(笑)。
他にも「TBSの仕込みですよね?」「町山さんとは本当は仲良しですよね?」「宇多丸さんがいよいよ参戦ですね!!とかいう方もいらっしゃり、総てのメールから涎が滴り落ちているのですが(笑)、おとぼけではなく、ガチガチのガチで仰る意味が解りません(宇多丸氏が担当されている「シネマハスラー」の事でしょうかね?氏が「セッション!」を絶賛されている。という話は聞いた事がありますので)。
ちゅうか、えーと、これはTBSの仕込みでも配給会社の仕込みでもありません(だよね?え?知らないのひょっとしてオレだけ?)
これは単に、ある映画を巡る、ネット上での批評のやりとり(っていうか、コチラは仕掛けられた側ですけどね)であって、「オモシロイ試合」などと言われましても別に勝ち負けなんかありませんし、
というか、よしんば勝ち負けだとしたら。ですが、予めワタシ、「各界大絶賛」に竹槍一本で向かって行った訳ですから(笑)、そんなもん玄関出る時から大敗決定ですよね(笑)。
ワタシは勝ったり潰したいのではなくて、ただ自分の意見が言いたかっただけです。
あらゆる皆様と同じ様に。
とはいえ、ワタシからのレスポンスには、かなりエグいの入ってますから(ホームの選手を応援する観客にはまったく見えておらず、それが分るのは、試合した当人同士だけだと思います。アウェイでする試合というのは得てしてそういうモンですよね。ま、「試合だとしたら」の話しですよ!)、町山さんが今後どういう反応(無反応も含めて)をなさるか想像もつきません。
ただ、ワタシはもう充分に、現在の町山さんのやり口も実力も分ったので、もう結構ですし、仕掛けられてレスポンスする時の自分のエグさというのは、むしろ自分が嫌いになるほどなので(笑)、大変すっきりしたと同時に、もう嫌です(笑)。
勿論、町山さんを見切ったとか、舐めた話をしているのではありません。
町山さんは大変な実力者で、本当にリスペクトしていますが(所謂「信者」的な人より、ワタシの方が理解している部分もあるとすら思っています)、今回、ワタシに対して雑で汚くてみっともなかったのは(口調ばかりが慇懃でしたけれども・笑)、
ワタシの事を「怖がりつつも舐めていた」のだと思います。
これはもう、亡くなった中山康樹先生と全く一緒で、一時代築いた方、というのは、要するにオイデプスというか、前の世代の権威、という父親の首を見事に狩って、ご自分の帝国を築かれたので(<「秘宝」という思想>は、映画批評史上の大変な革命運動だったと思います)、
ある日「次は自分が狩られる番だ」と、思い出したが最後、枕を高く出来ない訳です。
ヤバそうなのを片っ端から「潰」さないと、安眠出来ない訳です。
ワタシは幸か不幸か一時代築いてないので(笑)、こういうエディコン的な恐怖はありませんが、勿論、人間という不完全ないきものがかりですから違う恐怖があります(さすがにそれは言えませんけどね・苦笑)。
モチのロンですが、ワタシは「時の権力者の首をはねる願望」なんかぜーんぜんないです(ジャズのレコンキスタドールとして、「状況」は変えたいですが、モチのロン無血革命ですよそんあもん)。
「M/D」だって「我々にだけ出来る、アウトサイドでも斬新なマイルス観を提示して、もっと世界を豊かにしよう。今までの総てのマイルス研究者にリスペークト!」と、大谷君と手をつないでグルグル回りながら東大に通っていたんですが、
「さあ権力者の首をはねるぞー!スポーンっと景気良くっっ!!」的に見えちゃうんですよ(笑)。
もう、何回言われたかね「東大で講義したからってナンボのもんじゃい」って(笑)。手をつないでクルクル回りながら、2人で顔見合わせて「えっ?」っていう(笑)。
12年前にファッション批評はじめた時も囲まれましたし(今の二次元のお若い方はご存じないと思うんですが、本当に「囲まれた」のよ。密室で・笑・大暴れしちゃった・笑)、格闘技批評はじめた時も、軽―く睨まれましたし、よくよく考えたら、オフクロの股間から出て来た瞬間から睨まれてた気がするんで(笑)、これはもうしょうがないですな。
ただ、オネスティアイセイ、「時の権力者の首をはねる願望なんかぜんぜんない」というのは、まあ外装であって、深部では常に「オヤジを殺す」と思ってますからね(とっくの10年前に死んでますけど・笑)、
まあ、しょうがない。とにかく人間というのは1人残らず、恐らく聖徳太子とか鑑真とかベネディクト・カンバーバッチだって愚かですからね。
* * * * * * *
まあしかし今回、特にお若い方に、刮目、ご理解頂きたいんですけど(読み易さ。心掛けてますよー!!笑)、あれこそ「アメリカ化」ですよ。
そもそも論(ひー・笑)として、ワタシ、名指しで町山さんの事ピックアップした訳じゃないですからね。
単に世界中が支持している物を、覚悟を決めた上で「オレは認めない。ファック」と言っただけで、まあ、敢えて言えば、ですけど
イスラムですよねコレ(例え話ですよー)
そんときに、アメリカって絶対いきりまくってデバって来るじゃないですか?世界の保安官ですからね。
朝鮮んときも、ベトナムんときも、イラクもそうですよ。「アメリカンスナイパー」と地続きなんですよ、恐らくこの道行き。
いまどき(っていうか、「最初から」ですけど)ネットで、自分が嫌いな映画を貶すなんて、誰だってやる事&いくらやったって自由ですよね?
「もしアレに制限がかけられるんだったら国際法でかけてくれよ!!」と、総てのクリエーターやタレントさんが大合唱で突っ込むと思いますよね(笑)
そこに、保安官がすっと立ち上がる訳ですよ。
「いつでも潰せるけど、ちょっと厄介な少数派」を
「潰そう」として。ジャジャーン。
「いつでも潰せるけど、厄介な少数派」
ここに「恐ろしいけど、舐めてしまう」ようにアンビバレンスが仕込まれています(まあ、ベトナム泥沼化の最大の根拠の一つですわな)。
その上で、やり口はどうかっちゅうと、アメリカ様と言わず、どちら様と言わず、ファシスト様のやり口は決まってて、ですね
「あいつには、大変な支持者がいて、彼等を洗脳し、我々側の素晴らしい財産を潰そうとしているのです」とか、
紳士的な感じで言うわけ(笑)。
町山さん、昔は仕掛けるときそんな口調じゃなかった癖にさ!(笑)ちょっと見ない間に、すっかりもう!!(笑)
例えばそれこそ、ライムスの宇多丸氏が過去「ハートロッカー」の評した時に町山さんが「潰し」にかかった事があったと記憶していますが(っていうか、町山さんが、典型的な「相手を<潰せる>と思っている」→「気に喰わない物を潰さないと気が済まない」人であるのは自明ですよね。前述のオイデプスの話も含め)、
あの頃は、あんな、白人弁護士みたいな役作りじゃなかったと記憶しています。
炎上が続く。でも、アイツをコイツを潰しても潰しても傷が深まり、一端撤退してから、やり方変えたんだと思うんですよ。
まあ、こんなん全部推測ですけどね(笑)。全然違うかもしれない、ワタシの事を、許せないのグランクリュとして興奮しちゃって、むしろ口調が慇懃になっちゃったのかも知れないですね。
でも、興奮して荒れた、というには狡猾ですよやっぱり。
だって「ワタシの口の悪さ」(あんときだけですけどね。あんなに悪くしたのは。あ、あとミューマガんときもそうでしたスンマセン・笑・でもワタシ、ミューマガさんだって「潰してやる」なんて全然思っていなかったし、現に、今でも立派に刊行されてますよね)が、何も知らない陪審員(炎上野次馬)の心証を悪くする事をよおーく御存知の上で、
自分の口調はジェントルに、読み易く短文で、余白いっぱい空けた、ちゅう可能性がありますからね。
そいでもって、相手の8年も前の罪状とか、資料として握っちゃってるわけ(笑)。
自分だって、叩けばいくらでもほこりが出る身の癖して(笑)。
確かに、ワタシの狼藉、確かにありました。反省してます。ホントに。他にもみっともない事、いっぱいしてきました。
そもそも今回だって、マンガを愛好されている方に、スリップで無礼を働いてしまいましたし(ホント失礼しました)。
でもそれ、町山さんとも、今回のやり取りとも全く関係ない(笑)。
学級委員すか?(違った。保安官だ・笑)
「被告人は、過去、こんな罪を犯していたのです」とかいって、唐突、かつ静かにすっと資料出す訳よ。
「知ってる?あいつって、昔こんな事してたんだぜ。ほら」
、、、、あのですねえ、これ言いたくないんですけど、
全体的にですねえ。アメリカ的であり、つまり、
人種差別者のやり口ですよ。
他ならぬアンタがやっていいのかね?
オレだって行儀悪いし、バカだけど、絶対しねえよそんなこと。悪いけど。
そいでもって出ました必殺技、「彼の言い分を要約するならば、こういう事です」とかいって、自分が都合悪い所は削除して(笑)勝手にまとめちゃう奴。
そこもねえ、悪っいですよお(笑)、単にねえ、公開される往復書簡形式の議論の際「相手の意見を自分が要約」それ自体がアンフェアの極地(対談原稿の、相手の発言を修正しちゃうのと同じですよ)である所に持って来て
<ネットによって長文を読む能力を失い、手っ取り早く罪状を言い渡し、一刻も早く血祭りが見たい陪審員>が<憎むべきワタシのクッソながーい言い分に全部目を通す>なんて事<出来る訳がない>。
って見切ってんの(笑)!!!
舐められてますよー陪審員の皆さん(ワタシと一緒に・笑)。「こいつらどうせ長文読まねえ」と思われてます(笑)。
しっびれる悪さですよ(笑)。
完璧なアメリカ化ですよ。「住めば都」とは言うもんですなあ(違うか・笑)。
オレ的な好感度超アップですよ町山さん(笑)。
え?信者の皆さん、まだわかんないですか?
読みずらかった?大変失礼しました(笑)。
ワタシが一切喧嘩しない、完全無欠の平和主義者だとは口が裂けても言いません、言いませんけど、例えばですよ。
「バードマン」がオスカーとりましたよね。まあ、アカデミー会員という白人共の「移民枠」かも知れないけどさ、まあそれでも、良かった。あれこそ激ヤバいんで。
そんな中、ネットでエゲツない批判を加えている人がいたとします(ワタシは保安官ではなく、パトロールなんかしてないから、そもそも見つけられないけどさ)。
その人にはその人なりの切実な理由があったとしても、まあまあ、物凄く口汚いと。
そしてみんな眉をひそめながらも、興味津々といった趣味の悪さで注目したと(笑)。
その人をですね、ワタシが(指名もされてないのに)代表して、成敗する訳ですよ(笑)。
<菊地成孔の新宿在住日記>
「○○さんという方が、<バードマン>という作品を潰そうとしています」
「このかたの主張を要約すると、以下の様に成ります」
「この方は、07年に、こういう事をやらかしております(超越者、裁く側の立場から)」
そんなんするか?(笑)
したトコ想像してみて。
そんで「菊地さん素晴らしい」とかいう奴いたら、それは悪い信者通り越して単なるバカですよね(ま、いると思うけどさ・笑)。
権力構造やもののやり口が見えない上に、性的に飢えきってて、炎上で濡れる事に関し、そもそもどうやって始まったかなんて見えなく成っちゃってる訳ですから。道端にパンが落ちてたら、迷わず拾って喰っちゃう人よそれ。
一生踏みつけられて生きて行く人の資質持ってますよその人。偉い人に逆らったら「潰され」ちゃうよ。もう~ホントに気をつけてねっっっ!!(笑)
「菊地さんが貶してるから観に行くの止めた」っていうのもどうかと思いますけど、前に書いた様に「菊地があんだけ言ってんだから見たく成ったわ」の人と、バランス出来るじゃないですか。
でも、ここまでの一連がもう目に入らない、何言ってるかわかんない、って言う人は悪い事いいませんから医者いきましょう。ワタシも行きます(苦笑)。
っていうか、町山さんの信者だったら応援したらダメな所ですよここ。御注進しないと。
町山さんのベトナムが始まってるんだから。
いや違う。始まったと思ったら終わった訳です。ワタシはこれでタバコを間違えた、ワタシはこれで止めますんで。
せっかくのご指名なんで1回は乗りましたけど、2回はないすよヨロシク。
相手が悪かったですね。リサーチ不足で、ネット内だけの噂で、チャラく、ちゃっちゃっちゃと潰せると思い込んじゃったのが運の尽きだったのかも。ここでワタシの悪魔である悪友が登場して言う訳です
「いやあナルちゃん、自分からは仕掛けない。とか言っちゃってさあ、相手に仕掛けさせて<お前いま仕掛けたな?な?>って言って、ヤリたいだけでしょ。けけけけけけけけ」と(笑)。
ワタシ、威嚇気味に超デカイ犬連れて、怖い顔して歩いてる人とかいるでしょ?
ああいうの見ると、しずかーに、自然な感じに近づいて、犬にテレパシーを送ってたんですよ
「オレを噛め!!!!噛め!!!噛め!!!!」
って(笑)
そうすればその犬殺せるから(大苦笑)。
本当に育ちが悪いんです。軽躁なんで笑いながら書いてますが、思い出すだに本当にうんざりです(笑)。
歌舞伎町に住んでた頃は、もう天国だったの。そんな人か、そこから救出された人、ばっかりだったんで(笑)。
こういうバカな所を、全部、みんな、一切合切、音楽が救済してくれたんです。神経症も治してくれたし。高校の頃は、ちゃんと音楽やってなかったんです。バンド始めてからですね。ジャズやるようになってからです。
最後にもう一回言いますけど、ワタシは「セッション!」はロクでもないと思います。それだけです。何かの悪口言ったり、タイマンの時は、しっかり覚悟してからやってます。ワタシと意見が違う人は山ほどいると思いますし、同意見の方も。それはごくごく普通の事で、ネットで好きな事を書くぐらいに普通の事だと思います。ドラムはあんな鳴らし方する楽器じゃないです。可能な限り「バードマン」を見てみて下さい。
とまあ、凄いスムースにライブ告知に流れが繋がった訳ですが(ぜんぜん繋がってないか・笑)
<5月に成れば彼女は>
5/2(土)に駒野逸美が我々ダブセプテットに復帰します。レパートリーは変わらずジョージ・ラッセルと菊地成孔と坪口昌恭。モーションブルー・ヨコハマです。
5/4(月)の昼、大西順子さんとトークイベントを行います。今回で最終回。けっこう良い調子でやってたのに、何故?震えて待て!!新宿ピットインの昼の部。
5/22(金)ひさしぶりでサラ太郎と一緒にソロライブ。この日の為にオリジナル曲を書き溜めている、大昔は通りすがりの犬を殺したかったキチガイも、人生の苦汁をなめる事で、こんな立派なアーバンブルースメンに(笑)。渋谷JZBrat
5/23(土)青山ZEROで深夜DJ2時間プレイいっちゃいますよー。
5/25(月)もう、ワタシが情報を書く必要もないぐらい行渡っておりますでしょう沖野修也さんの「キョウトジャズセクステット」にゲストで出演します!チケもうないかも!ビルボードライブ東京。
<そして、5月で最も重要なイベントは>
13日にdCprGの最新作「フランツ・カフカの南アメリカ ft W・シェイクスピア」がリリースされますっ!!!お願い買って!!じゃないともう次が作れないから!!!(笑)
そして6月&7月はもう自分でも恐ろしくて書けない(重要なリリースやライブが詰まり過ぎてて)!!5月に入ったら一気に書きますねっ!!!
<フライング>
* 具体的な事は書けませんが、音楽系でもバラエティでもないテレビ番組に出ます。
* ずっと延び延びに成っていた「いまジャズ本」ですが、仕切り直しで執筆に入ります。まあ、良かったです。ケンドリもヴィジェイもティグランもヤバい新譜出しましたからね。
* 他にも本がガボガボ出ます。
では無料の世界の皆様ごきげんよう。なんかいろいろめんどくさいんで、「バードマン」だけ「第三インター(無料)」に書いたら、続く「6歳のボク」「博士と彼女のセオリー」「グランドブダペストホテル」という「今年のオスカーノミニー(「セルマ」は公開されないけど、その事についても少々)」シリーズは、有料世界に移動します!!
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