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記事 26件
  • 川尻達也UFCデビュー戦を日本のファンは見られない!?■MMA Unleashed

    2013-12-20 11:08  
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    UFCとWWEが社運を懸けてインターネットテレビ事業に参入
    シンガポール大会を日本のファンは見られない!?

    テレビ番組や映画をインターネットで配信する米国のネットサービス、「ネットフリックス(Netflix)」の利用者が、世界全体で4,000万人の大台を突破した。内訳は米国内の利用者が3,100万人余り、カナダや南米、欧州諸国などの利用者が900万人余りとなっている。日本ではサービスは提供されておらず、ウェブサイトを訪問しても「Sorry, Netflix is not available in your country yet」というメッセージが表示されるばかりだ。
    ネットフリックスはもともとDVDを宅配でレンタルするビジネスで成長した企業。月額8ドル99セントで宅配レンタル会員になると、ストリーミング配信がおまけでついてくるという位置づけになっている。当初はパソコンでビデオを見るスタイルの受けが悪く、ストリーミングを利用する人は多くなかったのだが、やがてテレビそのものがスマートTVとしてインターネットにつながったり、ゲーム機のXbox、Apple TVといったデバイスを経由してインターネットにつながるようになり、さらにiPadなどのタブレット機でインターネット経由のテレビ番組や映画などを視聴するスタイルが急速に一般化するにつれ、ユーザー数が強烈な勢いで増加しはじめたのだ。北米ではいまや、1日のピーク時間帯におけるインターネット全体のダウンストリームトラフィック全体の実に31.62%を、ネットフリックスが占めるほどまでになっているという。
    こうして、インターネットを経由したデジタルテレビサービスが急速に現実化してきたことを背景に、UFCとWWEが期せずして同時期に、自社版ネットフリックスのようなサービスを立ち上げる。本稿では仮に、UFCネットワーク、WWEネットワークと呼ぶことにする。
    名称も価格もいまだ明らかにされていないUFCネットワークは、日本人選手祭りとなる1月4日のシンガポール大会から中継を行うべく、急ピッチでサービスインに向けた作業が行われている。
     
  • ファイター必読!敏腕マネジメントが語るUFCの歩き方/「UFCは全然稼げますよ。ただし勝てばの話ですが」

    2013-12-19 09:36  
    UFCに日本人選手を送り込むマネジメントといえば、シュウ・ヒラタ氏が有名だが、今回の「スペシャルトーク」に登場する石井史彦氏も腕利きのひとりである。現地在住でシーザー・グレイシーアカデミーやAKAなど幅広いネットワークを持ち、情報収集に余念がなく、熱心なロビー活動により電撃的に参戦が決まった日本人選手も数多い。そんな石井氏に「至近距離から見た北米MMA」の真実を語ってもらった。
    やはりアメリカの契約社会を理解してないといけません。ファイトビジネスは「試合に勝てばいいんだ」という考え方だけではダメなんですけど、選手はキャンプや試合に集中したほうがいいから、そこはボクたちがサポートする。――石井さんがマネジメントしている選手はどなたになるんですか?
    石井 いまUFC、 ONE FC、 ROAD FCと契約しているKID選手、堀口恭司、朴光哲、徳留一樹、ストラッサー起一、福田力、BJ(小島伸一)
  • 東スポプロレス大賞への異論反論、思い入れとバランス感覚。そして“俺プロレス大賞”■橋本宗洋

    2013-12-16 11:30  
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     先日発表された東スポプロレス大賞の選考結果について、100%納得してるというファンはたぶん一人もいないんじゃないだろうか。誰もが、何かしらの不満があるはずだ。 特に異論反論が多いのは最優秀タッグ部門だと思う。僕が本命視していたのは宮本裕向と木高イサミのヤンキー二丁拳銃。BJW(大日本プロレス)タッグ王座をハイペースで防衛しまくり、8月のDDT両国国技館大会ではKO-Dタッグのベルトも奪取している。そうした実績はもちろんのこと、とにかく試合が抜群におもしろい。試合に詰め込まれたアイディアの独創性、ハードな攻防の中のユーモア感覚、デスマッチで見せる覚悟。まさに2013年を代表するタッグチームだ。DDT、大日本を見てる人なら、みんなそう思ってるんじゃないか。が、選考の結果、実際に受賞したのはノアのTMDK(マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト)。そ、そうなの……。 しかしまあ、こういう賞は異論反論があって当たり前でもある。だいたい、いまのプロレス界全体に目が行き届いてる人なんているのかという話で。 
  • 大晦日さいたまスーパーアリーナで格闘技がない日

    2013-12-14 14:22  
    大晦日毎年恒例となっていた、さいたまスーパーアリーナ(以下、たまアリ)の格闘技イベントが行なわれないらしい。なぜ「らしい」と書いたかといえば、正式に「やらない」とはアナウンスはされていないからだが、そもそも「やります」とも発表していない。
    そのため取り扱いが厄介なのだが、今年そうそうにたまアリ大晦日を予約している、DREAMプロデューサーにして旧PRIDEの重要人物であった加藤浩之氏が沈黙を保ったままなのである。加藤氏のイベント会社は2001年の大晦日から12年間の長きにわたって、大晦日の同会場を使用し続けてきた。
    かつて日本に総合格闘技ブームを巻き起こしたPRIDEは、反社会勢力との関与を疑われて、試合中継をしていたフジテレビから契約を解除されたことで消滅の道をたどることになる。その後、加藤氏ら旧PRIDEスタッフたちは、K-1などを運営していたFEG(谷川貞治代表)と協力してDREAM
  • 必読!「マーク・ハント vsアントニオ・シウバ」戦評5連発!■MMA Unleashed

    2013-12-13 10:10  
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    「ファイト・オブザセンチュリー」とも賞され、プロ選手もファンも熱狂したUFC Fight Night 33(2013年12月6日)での「マーク・ハント vs. アントニオ・シウバ」。この試合を米MMAメディアがどう伝えたか、興味深い戦評などからかいつまんで紹介してみたい。
    *****その1唐突に実現したUFC史上最高のヘビー級戦が終わると、アントニオ・シウバ、マーク・ハント両選手が負けるところを見たい人など誰もいなかった。同じ強さのハートが激突したこの激闘のあとに、恣意的に勝者を決めることなど、むしろ茶番にすら思えた。2人のジャッジが最終ラウンドをハントの10対8と付けたのは、ロマンチックにすら思えた。
    ハントとシウバはかつてトレーニングパートナーだった。今回2人は頼まれて仕方なく試合をしたのだ。両選手とも、方向性を失っていたということはある。シウバは、王者ベラスケスに2度にわたって完敗を喫し、いまではヘビー級で中途半端な位置にいる。PRIDEの余生にすぎないのかと思いきや、みんなを驚かせ続けているハントにしても、前回ドスサントスに敗戦し、王座戦線的には居場所がない。
    多分この試合は一度限りのものとして味わうのがいいのだろう。再戦をしても、これ以上を望むことは酷だ。彼らはとっくにみんなの期待を大きく上回っている。引き分けという結果がこんなに正義に思えることも珍しい。明日なき戦いをした2人に、明日を押しつけるのは無粋だろう。
    (出所)Chuck Mindenhall, Classic between Mark Hunt and Antonio Silva is one to be savored, MMA Fighting, Dec 7 2013
    *****その2
    「エンターテインメント」という言葉はここではふさわしくない。その言葉には、楽しいけれどもすぐに忘れてしまうような経験も含まれてしまう。「ハント vsビッグフット」は、右目から入って左目から出ていくような、つかの間の慰みものではなかった。感情むき出しのスリラーは、特に最後の13分間、視聴者が人生の厄介事をすべて忘れることができる「体験」そのものだったのだ。
    4R途中から、私がかろうじてしがみついていた「ジャーナリスト的中立性」はまるで意味を持たなくなった。腕の上から下から湧き出してくる鳥肌が止まらない。これはもはやスポーツの競技ですらなかった。自己実現を目指す巨大な男たちの、永遠の戦いであった。ハートと呼んでも意志の強さと呼んでもいいが、両選手が示した勝利への一本気なこだわりが、この試合を特別なものとした。人間の限界ギリギリまで打ちのめされても、両選手は負けることを拒んだ。もしあなたが、顔面にパンチを受けたことがなくても、これまでの人生で、それを得られるなら何でもやるというくらいに何かを強く求めたことがあるのなら、両選手がむき出しにした意志の強さを、直感的に理解することができるだろう。
    ここには、チャンピオンを目指すことや、エリートファイターだと呼ばれることとは別の種類の偉大さがある。MMAには、Wikipediaの戦績欄や、FightMetricの統計では計り知れない要素があるということだ。
    著名なスポーツライター、グラントランド・ライスがかつてこう書いていたことを思い出した。「勝ったか負けたかではない。どんな風に戦ったか、が問題なんだ。」
    (出所)Steve Borchardt, UFC Fight Night 33 results: Bigfoot Silva and Mark Hunt cement their legacies in strangely satisfying draw, MMA Mania, Dec 7 2013
    *****その3
    UFC Fight Night 33のメインイベントに、それほど長い時間がかかるはずはなかった。ハントもシウバも、ほとんどジャッジの世話になったことがない選手だ。試合前の賭けによれば、この試合は1.5Rで決着するはずだった。
    2001年以来のUFCの試合で、引き分けとなった試合はわずか0.6%である。ヘビー級では引き分けは過去に前例がない。また、ヘビー級の試合で5R判定決着となったのは、2007年の「ランディ・クートゥア vsティム・シルビア」以来のことだ。
     
  • ミル・マスカラスとセクシー不沈艦■二階堂綾乃のプロレスお絵描き探訪

    2013-12-12 11:06  
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    【編集部より】先日、二階堂綾乃さん出演のニコ生を予定してましたが、機材トラブルにより急遽中止とさせていただきました。そのお詫びに以前、撮影した二階堂さんのスタン・ハンセンのコスプレ「セクシー不沈艦」ショットをコラムと合わせて掲載いたします。見れば「ブレーキの壊れたダンプカー」となることうけあいです!12月4日東京愚連隊後楽園大会にてドス・カラス選手の日本引退試合が行われました。正直、私はマスカラスブラザーズの活躍した時代を知りません。そりゃそうです。ドス・カラス選手は御年62歳、ミル・マスカラス選手に至っては71歳ですもの。私のような新参者がレジェンドの試合を見て楽しいのか?と言われますが、楽しいです。だいたい昔の試合の映像を見る時はいつも映画を観ているような気持ちになるので、実際にレジェンドを目の当たりにするとハリウッドスターに会ったような気分になります。

    そんなわけでこの日、私のテンションはご兄弟の入場時にピークを迎えたわけですが、私がこの大会で勝手にMVP認定をしたのはメインに出場した選手ではなく、第4試合での和田京平レフェリーです。
     
  • 【SPトーク最終回】佐伯繁「DREAMみたいなビッグイベントをやるには20億円は必要ですよ」

    2013-12-12 10:31  
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    今週のスペシャルトーク、DEEPの佐伯繁代表の最終回! 「あんまりにも騒ぐから逆に気にならなくなった」と感想を語る佐伯さんのSNS感とは?  パート1はコチラ パート2はコチラ俺は正直に生きたいんですよ。やれないことはやれないし、できないことに嘘はつきたくない。
    ――いまの状況で今後、DREANのようなメジャーイベントが成立すると思いますか?
    佐伯 そうなると重い階級の試合を組まなきゃいけないし、かつてのPRIDEやK−1のように外国人選手を育ててスターにしなきゃいけないし、世の中に知らしめるためには耐える時間は必要だよね。
    ――4~5年はかかるかもしれませんね。
    佐伯 お金は20~30億円はかかるんじゃないですか。
    ――ひえ~~(笑)。
    佐伯 はい、そういうことです。いまの状況で名前のある選手を使うということは団体の格になるんですよ。だってこの選手を使わければ黒字になったという大会なんてたくさんありますよ。でも、そこが団体のイメージにつながってくるわけだから。
    ――PRIDEもそこにはジャンジャンお金をかけてましたし、一時期のUFCもいまでは想像もつかない金額でPRIDEファイターを引っ張ってましたね。
    佐伯 ウチも中途半端にギャラがかかる選手がたくさんいるよ(苦笑)。今年TDCホールのビッグマッチだけでいえば2回とも赤字ですよ。
    ――あ、そうなんですか。でも、DEEPって年間を通してやりくりして黒字にするスタイルですから赤字は想定内のところもあったんですかね?
    佐伯 いや、今回は想定してなかったわ~。
    ――「今回は」。前回はタイトルマッチが2つあったり、ダン・ホーンバックルとか名のある外国人選手を呼んでましたね。佐伯さんとしてはTDCでビッグマッチをやらなきゃいけない理由ってあるんですか?
    佐伯 まずひとつにDREAMがない影響は少なからずありますよね。やっぱり選手にビッグマッチを経験させてあげたい。大田区や文体は会場費も安いですけど、あれは市営なので抽選があったりしてタイミングが合わないこともあるんですよ。TDCは交通の便がいいんだけど会場費が高いからどうしても採算を合わすのが大変ですよね。それに1年以上前に予約しなくちゃいけないのに、なかなか取れないですから。でも、もう来年の分も押さえてますよ。
    ――あ、来年のスケジュールもすでに。その来年から始まるUFCアジアシリーズの影響ってありますか?
    佐伯 影響っていうか……もっと(DEEPの選手を)使ってくんないかなって。
    ――ハハハハハ! その発言にはどういう意図があるんですか?
     
  • 日本で一番世界一に近い男・水垣偉弥の考察■大沢ケンジ

    2013-12-11 12:20  
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    自分は7年前に彼と戦ったことがあるのだが、いままで戦って来た選手の中で一番対面したときに恐怖を感じた。多くの日本人ファイターがUFCで結果を残せずにいた中、特に際立った武器がないように見える水垣が安定した成績を残せる理由を自分なりに考えてみた。
    先週7日土曜日にオーストラリア・ブリスベンで行なわれたUFC(UFN33)に、バンタム級10位の水垣偉弥が登場した。試合ではナム・ファン相手に殴り勝ち、テイクダウンを奪い、3Rで少しバテてはいたが完勝。
    現在は世界にMMAが広まっており、多くのMMA団体が存在し、多くの世界タイトルが乱立している。しかし、世界中のほとんどの人は、その階級での世界一は誰かと聞かれれば、UFCのチャンピオンの名前を挙げるだろう。そのぐらいUFCは世界中から認知されているし、強豪選手が集められている。そして自分たちのような現役のMMA選手が世界中の人から世界一と思われるためには、まずUFCと契約し、UFCでチャンピオンにならなくてはいけない。
    今年9月にUFCで長期間にわたり活躍し、タイトルマッチも経験してUFCでのランキングにも入っていた岡見有信がリリースされたことにより、現在日本人で世界一の称号に一番近い男は、日本人で唯一ランキングに入っている水垣偉弥だ。日本中の期待を背負ってUFCに挑戦した、多くの有名選手がなかなか安定した成績を納められない中、日本では、控えめな存在だった水垣がUFCで安定して勝ち続け、いまではタイトルを狙える位置にまで来た。まさに日本で一番世界一に近い男だ。
     
  • 佐伯繁の格闘技界総括パート2「家の近くでバレーボールをやってます。チケットの値段は5000円。観に行く?」

    2013-12-11 11:45  
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    今週のスペシャルトーク、DEEPの佐伯繁代表パート2! メジャー団体なき日本の総合格闘技市場をけん引するひとりである佐伯さんが語る「格闘技興行2000枚限界説」とは!?  パート1はコチラ先週のSPトークの「語ろう判定!」はコッチです女子格闘技イベント「ジュエルス」の一般売りは、新宿フェイスの大会の中では異常です。DEEPが後楽園でやったときの一般売りレベルの枚数が売れています。――それに今年はDREAMがなくなって……。
    佐伯 (さえぎって)「なくなった」というか休止ですよね。
    ――今年は大晦日もやらない……でいいんですかね(このインタービューは11月下旬に収録)。
    佐伯 やらないですね。いまからだと現実的じゃないですね。100パーセント無理ですね。
    ――DREAMがない影響ってどんなことがありましたか?
    佐伯 まず「大晦日やる・やらない」以前の話で、日本のメジャーな舞台がなくなったことで選手のモチベーションも低くなったと思うんですけど、俺らがどうこうする前に選手が選択をし始めたよね。
    ――各自進路を決めていった、と。たしかにそうですね。
    佐伯 うん。気がついたら収まっちゃっていたよね。だから大晦日をやってもらうのが一番いいんだけど、いまの状態でもし大会をやっても「何ができるんだろうな……」って考えちゃいますよ。はたしてみんなが見たいものが提供できるのかなって。あと民放の放送もない中でどれくらいの予算をかけられるのかって。
    ――いまは逆に団体側が番組枠をテレビ局から買って放送する傾向にありますし。
    佐伯 やっぱり予算をかけないとメジャーじゃないからね。ただ、カードを組みましたと言われたって伝わらなきゃ意味がないし、それは民放でバンバン宣伝してやっていたから格闘技が世間にも伝わっただろうし。
    ――大晦日って地上波で放送するからこそ意味があったところはありますね。
    佐伯 ぶっちゃけ、いまからDREAMが「大晦日やります!」と言ったらメンバーも集まるし、大会もできると思うんですよ。でも、それが「世間に伝わる大会」になるかっていうと別の話ですよね。
    ――佐伯さんらDEEPが全面協力して大晦日をやる話もあったんですか?
    佐伯 いや、全然話してないから。これは僕の持論なんですけど、どこがビッグマッチをやろうが実券の限界が2000人なんですよ。それはさいたまスーパーアリーナだろうが大田区体育館でやろうがTDCでやろうが。
    ――それは民放抜きでやった場合の話ですね。
    佐伯 うん。どんな団体がどんな選手を使おうが、限界は2000人。どことは言わないけど、海外の団体が日本でやってもそうでしょ。 
  • 佐伯繁の格闘技界総括2013「このままでいいんだろうか……?と強く疑問に思った一年ではある」

    2013-12-10 11:20  
    今週のスペシャルインタビューはDEEPの佐伯繁代表!メジャー団体なき日本の総合格闘技市場をけん引するひとりである佐伯さんに今年の総括、来年の展望をしていただいた!
    いまのお客さんは「プロの試合を観る」というより「子供の運動会を観る」感覚なのは事実なんですね
    ――佐伯さんは川尻選手や菊野選手が出場する年明けのUFCシンガポール大会には行かれるんですか?
    佐伯 どうだろうなあ……。大会云々関係なくて、あんまり行きたくないんだよなあ、シンガポール。
    ――それは観光じゃなくて仕事になっちゃうからですかね?
    佐伯 いやいや、仕事なら仕方な~~く行きますよっ! 観光なら絶対に行かない(キッパリ)。
    ――絶対に!そこまで断言するのはどうして(笑)。
    佐伯 だって、シンガポールなんてメシ食ったら何もやることないもん!
    ――ワハハハハハハ! んなことないでしょ!
    佐伯 いやいや、ホントなんだって。シンガポー