記事 15件
  • 【記事13本15万字】斎藤裕、チャーリー柏木、井上直樹、佐藤光留、相本宗輝……

    2025-02-28 23:59  
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    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! 記事13本15万字で800円!!(税込み)
    ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◎【RIZIN狂った季節】斎藤裕「朝倉未来選手とは一緒に船を作っていた」
    ◎【舌打ちトーク26,000字】チャーリー柏木「堀口恭司vs◯◯◯◯を狙っています」
    ◎井上直樹、シェイドラエフはUFCに行ってしまうのか■シュウ・ヒラタ
    ◎レオナ・ペタス「K-1という船を沈めるわけにはいかない。だから宮田を追放する」
    ◎RIZINバンタム級王者・井上直樹が格闘技の現在を語る
    ◎どっちがホンモノか? 春のTHEMATCHウォーズ
    ◎野生のプロスペクト!! 相本宗輝インタビュー
    ◎水垣偉弥のMMA講座「セコンドにいちばん求められるのは信頼関係」
    ◎佐藤光留 個室ビデオから「はみ出すプロレス」を語る
    ◎新日本プロレスは東京ドームをやり続けるべき■小佐野景浩
    プロレス事情通Z
    ・永田さん、KENTA、EVIL……新日本の契約更改を楽しもう
    ・プロレス技失敗と誹謗中傷
    ・雪妃真矢、ウナギ・サヤカの自主興行後楽園ホール2連戦
    ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉斎藤裕がコロナ禍のRIZINを振り返るインタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)★以前配信されたものを再構成した記事です
    ――どうもDropkickのジャン斉藤です。今日のDropkickニコ生スタジオのゲストはこの方です!
    斎藤 はい、斎藤裕と申します。よろしくお願いします。
    ――いつも試合前後にしか取材しないので、とくに何かあるわけでもなく取材するのは新鮮な感じです(笑)。
    斎藤 そうですね(笑)。
    ――朝倉未来選手が一旦引退したり、朝倉海選手がUFCに行ったり、那須川天心選手がボクシングに転向したりして、いまのRIZINは新章がスタートしているんですけど。今日は斎藤選手にコロナ禍のRIZINを振り返っていただきたいなと。
    斎藤 狂乱の時代を駆け抜けてきましたからねぇ。
    ――澄ました顔してますけど、誹謗中傷の嵐に遭われてましたね(笑)。いまは格闘技以外の件で忙しそうですね。
    斎藤 いまはラーメン屋さんの開店準備に追われていますね。毎日すごく忙しいです(笑)。
    ――RIZINに上がる前ってラーメン屋をやる構想はありました?
    斎藤 いやあ、まったくないですね。まず選手をいつまで続けるのかもわからなかったし、RIZIN初参戦はコロナ真っ只中のときで。自分の人生がどういう風に進んでいくんだろうと。将来の不安はかなり大きかったですね。
    ――斎藤選手がRIZINに参戦したのは2020年ですが、RIZINがスタートした2015年の頃の選択肢は2つあったと思うんですよ。ひとつはUFC、もうひとつはONEですね。
    斎藤 自分が修斗のチャンピオンになったのが2016年なんですけど、一応チャンピオン契約があって気軽に他の団体に行けるという状況ではなかったと思います。防衛戦をやらなければ、その先にシフトしていけないというか。なので、ずっと修斗で戦うという選択もあったんですけど、やっぱりキャリアアップという面で見ると、ONEかUFCか。あとアジアでいえば、ROAD FCやPXCとか。選択肢は意外とあったんですけど。ボクは海外に縁がなかったというか、タイミング的にもなかったんですよね。
    ――おそらく一番現実的だったのはONEですよね。
    斎藤 そうですね。2019年頃から修斗がONEと提携をしたので、その流れで契約はあるのかなという時代でしたね。
    ――実際ONEの日本大会に出場する話はあったじゃないですか。修斗とパンクラスの4階級の王者対決が組まれたんですが、なぜか斎藤選手のフェザー級だけ試合がなかったという。
    斎藤 なんでフェザー級だけ試合がなかったのかボクが聞きたいぐらいです(笑)。当初聞いていた話では各階級のチャンピオン対決があるってことだったんですけど……。
    ――あの対抗戦は勝てば5万ドルのウインボーナスがありますから出たいですよね。
    斎藤 それとはべつにファイトマネーが入ってくるわけですからね。
    ――あのときの状況を簡単に説明すると、斎藤選手の対戦候補はパンクラス王者のISAO選手だったんだけど。ISAO選手はUFC志望という理由もあって対抗戦に出なかったと発言していますね。
    斎藤 実際のところどうなのかわからないんですけど、ISAOさんの意思が尊重されたようなかたちになったのかなと思います。でも、あそこで出られなかったことで吹っ切れた感じがしましたね。やっぱりこういうのはめぐり合わせですから。修斗やパンクラスからONEに進んでいる選手もいた中で、自分がそうならなかったのはやっぱりご縁がないのかなと。自分の階級でONEと契約している選手も若い選手が何人かいたので、そうなると自分が行くところではないのかなって直感で感じていました。
    ――たしかにISAO選手との試合がなくてもONEと契約してもおかしくない状況でしたね。
    斎藤 あのときフェザー級でいえば、松嶋こよみ選手や中原(由貴)選手もONEと契約してたんじゃないかな。20代で有望な選手たちが選ばれた。自分はそのとき31歳ぐらいだったはずなので、年齢の事情もあったのかなと。そこも巡り合わせです。
    ――ボクが驚いたのは、斎藤選手のマネージャーの遠藤(正吾)さんが「ONEに出れなくて逆にチャンスだと思った」と振り返っていたことなんですよ。あのとき日本格闘技界は「ONEこそが理想郷」という雰囲気だったから慧眼だなと。
    斎藤 遠藤さんとはミーティングを頻繁に重ねていたというか、ONEに出ることや修斗で誰と戦うか。将来のビジョンの打ち合わせをずっとしてたんです。でも、ONEのチャンピオン対決に出れないってなったときは「……この先どうなるんだろうなあ」とは思いましたね(苦笑)。
    ――でも、遠藤さんは「これでRIZINに絞れる」と喜んだわけですね(笑)。
    斎藤 ハハハハハ。結果的にはあそこが自分にとっての分かれ道だったと思うんですよね。自分とマネージャーの目線は違ったんですけど、自分も「そうだよな」って腑に落ちる感じもありました。だから変に落ちることもなく「次の試合をしっかり頑張ろう」という話をしたことを覚えています。
    ――そこで遠藤さんが猛烈にONEにプッシュしてたら契約しててもおかしくなかった。とはいっても当時のRIZINはフェザー級は稼働してなかったですよね。
    斎藤 朝倉未来選手が矢地(祐介)選手と70キロ契約で試合してましたよね。
    ――朝倉選手はライト級GPに出る・出ないみたいな話もありました。RIZINからのオファーはあったんですよね?
    斎藤 あったんですけど、「これは自分がやる試合なのかな?」と思ったことはありました。
    ――これは明らかにされていることなのでいいますけど、平本蓮選手とのキックルールのオファーがあったりするわけじゃないですか。BELLATOR JAPANで平本選手と芦田(崇宏)選手がやりましたが、もしかしたら斎藤選手だった可能性があったんですよね。 
  • 雪妃真矢、ウナギ・サヤカの自主興行後楽園ホール2連戦■プロレス事情通Z

    2025-02-23 23:00  
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    プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは雪妃真矢、ウナギ・サヤカの自主興行後楽園ホール2連戦についてです!

    【1記事から購入できるバックナンバー】・鈴木秀樹が16,000字で語る「プロレスラーの強さとは何か」

    ・追悼・小林邦昭さん■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    ・なぜ『極悪女王』で“ブック”というネットスラングが使われたのか

    ・クビから再雇用……苦しかった頃のノア■齋藤彰俊
    ――事情通Zさんのインタビュー収録の今日は2月20日、アントニオ猪木さんの誕生日でした。
    事情通Z 猪木さんがお亡くなりになってもう2年近く経つんだね……。Dropkickでは、猪木さんが亡くなったときに、神格化しすぎたり、プロレス叩きの棍棒にすれば、現代のプロレスファンからアントニオ猪木は敬遠されていく……と懸念していたよね。
    ――「アントニオ猪木という強くて面白くて狂ったレスラーがいたんだよ」と伝えるのはまだしも、「アントニオ猪木という強くて面白くて狂ったレスラーがいたんだよ。それに比べていまのプロレスはダメなんだよ!わかるか、おい!」じゃあ、面倒くさくて誰も話を聞いてくれないですよね。みんなで気を付けましょう!
    Z ……いや、手遅れだよ。
    ――えっ?
    Z なぁ〜にを寝ぼけたことを言ってるんだよ。さんざん猪木さんを棍棒にして現在のプロレスをバカにしてきたんだから、いまさらファンが「なるほどなあ……そこまで言うなら昭和のプロレスを振り返ってみるか!」なんてなるかよ。だいたいさ、猪木さんの凄さを語っているうちに、だんだんと自分がアントニオ猪木、もしくは猪木さんの理解者だと思い込んで強い言葉を吐きがちな奴なんだよ。いいか、オマエは猪木さんじゃないからな。「RT・いいね」やインプが伸びる高揚感で舞い上がってるだけだからな。やるなら力でやれよ。やれるのか、本当に? 遠慮することねぇよ!! 
    ――落ち着いてください、Zさんが飛龍革命のときの猪木化してますよ!ところで2月15・16日に女子レスラーの自主興行が話題を集めました。

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  • レオナ・ペタス「K-1という船を沈めるわけにはいかない。だから宮田を追放する」

    2025-02-21 20:42  
    200pt
    宮田充K-1プロデューサーに噛みつくレオナ・ペタス1万字インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・朝久泰央「K-1がブレイキングダウンに負けたと言われるわけにはいかなかった」
    ・宮田充K-1&Krushプロデューサー「誰がいなくなれば、誰かが出てくる」
    ・篠塚辰樹の自由すぎるインタビュー「ベアナックルは怖くて面白い」
    ・なぜ島野浩太朗は引退式で“あのマイク”をしてしまったのか?
    ――レオナ選手と宮田(充)K-1プロデューサーのバトルは「台本がある」なんて言われがちですが、プロレスが守備範囲のボクからすると何も決まってないんじゃないか……ってことで取材に来てみました!
    レオナ いや、ホントそうなんですよ。実際には何も決まってないです。
    ――やっぱり!
    レオナ ひとつだけわかっていることは宮田は最悪ってことです。
    ――宮田さんは最悪!
    レオナ アイツをK-1プロデューサーの座から引きずり下ろすために、これからもK-1で戦うってことはわかってますね。
    ――この取材はいちおうK-1を通してるんですが、K-1の広報の方は誰も同席しないと……緊張してます!
    レオナ まあ自分もK-1とやりとりは一切してないですからね。今回も、K-1とあいだに入っている会長から話を聞いて、取材も受けることにしたんですけど。
    ――今後のことは何も決まってないのに、先日のK-1のリングに上がって宮田さんを批判したんですか?
    以下、レオナ・ペタスのマイク「防衛戦とかオファーがない状態で、K-1から(ベルトを)返上しろ、返上しろって言われて。返上したとたんに、王座決定トーナメント。宮田プロデューサー、どこいますかね。マジでポンコツすぎて、終わってると思うんですよ。だからK-1じゃなくてRIZINとか他の格闘技に奪われてると思ってて。プロデューサーに対して不満に思ってる選手は多いと思うんですね。そんな不満に思ってる選手、ボクのところに集合してください! これから面白いことをやろうと思ってます。宮田のK-1ぶっ潰そうと思ってるんで」
    レオナ いつになるかはわからないですけど、試合をすることは決まってますね……いや、試合もK-1次第なんですけどねぇ。ホントにいまのK-1は何を考えてるのかわからないですから。だからリングに上がったときも緊張しましたね。リングから降りたとき脇汗がホントにすごかったです。だって台本があったらそれどおり言えばいいけど、そんなものはないわけだから。そもそも1年振りのリングなのに試合じゃなくマイクですからね(苦笑)。
    ――こんなに緊張するマイクはいままでなかったわけですね。
    レオナ いや、ないですね。
    ――だからこそ「裏で何が決まってるんじゃないか」と言われると腹が立つと。
    レオナ でもまあそういう風に見えてるということは、うまくマイクができたんじゃないかなと思って。
    ――たしかにそういうことですね。そもそもK-1とここまでこじれたのは何があったんですか?
    レオナ いや、わからないですけど……2024年3月にK-1とRISEの対抗戦があったじゃないですか。
    ――3月17日にRISE、20日にK-1のリングで10試合の対抗戦がありましたね。
    レオナ ボクもそこで試合をする予定だったから、最初の記者会見に出てるんですよね。でも、試合は組まれなくて。そのあと5月のKrushのオファーがあったんですよ。「なんでK-1チャンピオンなのにKrushなんだ?」と思いながらオッケーしたんですけど。しばらくしてSNSで「明後日Krushの会見がある」ことを読んで。メインに出る俺が会見を知らなかったんですよ。
    ――会見があることを聞いていなかったと。
    レオナ 代表に連絡してもらったらK-1から「確認します」って返事があったんですけど、そのあと連絡がずっとなくて。会見の2時間前になって「もともと予定していた相手とは試合が組めない。一般公募するからそれでいいかどうか1時間以内に決めてほしい」と。見合う相手と言ってたのに一般公募なんておかしいし、予定の試合ができないことがわかっていたのになんで連絡がギリギリなの?って話じゃないですか。「もういいです。今後のことも考えます」って返事をして、そこからずっと……。
    ――前向きな話し合いはしてないんですか?
    レオナ 何もないですね。
    ――なぜこんな対応をしてくるのか。心当たりはありますか?
    レオナ ないですね。まあでもボクだけじゃないですよね。見てればわかるどおり、与座(優貴)選手も不満を書いてるし、そういう感じなんですよ、いまのK-1は。
    ――いつぐらいから対応が変わったんですか?
    レオナ どうすかねぇ。まあ、宮田・カルロス体制になったぐらいじゃないですか。
    ――選手とプロモーターってお互いの言い分がぶつかることはよくありますけど、そういう衝突でもないんですかね?
    レオナ ボクはもともとKrushから出てきたじゃないですか。Krushのときから宮田に冷遇されてたんですよね。たとえば、ボクに負けた奴が先にタイトルマッチをやってチャンピオンになったり。こっちは連勝してるのになんでそっちがタイトルマッチなんだよ?って。そういう扱いがけっこうあって冷遇されてました。
    ――それは宮田さんとの仲が何か悪かったんですか?
    レオナ いや、ボクはとくに何もなかったんですけど。向こうはボクのことが嫌いなんじゃないですかね。ボクのことが嫌いな奴は嫌いになるんで、この際、徹底的に潰しちゃおうと。
    ――まあ自分のことが嫌いな人のことは好きになれないですよね(笑)。何かきっかけがあったわけじゃないんですね。
    レオナ きっかけはわかんないですね。なんで嫌っているのかもわからず。
    ――たとえばK-1では誰が優遇されてるんですか?金子晃大選手とか?
    レオナ 金子くんも実力があるんで優遇という感じではないですよね。冷遇されてるのは軍司(泰斗)とかかな。軍司はちょっとかわいそうかなと思ったり。
    ――宮田さんとはこのあいだK-1事務所で話し合いをされたそうですけど、それまでに宮田さんと話す機会はあったんですか?
    レオナ いや、ないですね。だから「なんでこんな扱いをされるんだろう」って感じなんで。会場でも向かってくるんだったら、宮田は選手じゃないですけど、もうボコボコにしちゃうくらいに思ってますよ。
    ――12月のKrushの会場で宮田さんから無視されたとポストされてましたよね。宮田さんにその件を聞いたら「目が悪くてわからなかった」と言ってるんですけど、それはごまかしていると思いますか?
    レオナ もう視力0.003というレベルだったらわかりますよ。それだったら全然、見えないですよね。でも、普通に見えてるじゃないですか。
    ――レオナ選手が後ろ向いていたからわからなかったとも言ってるんですよね。
    レオナ 後ろからでも見えてるじゃんって思いません?
    ――誰なのかを気にしていなかったと。
    レオナ まあまあ、それが人柄なんじゃないですかね。
    ――そんな宮田さんとK-1事務所ではどんなお話をされたんですか?
    レオナ いや、とくに何も話はしてないですね。
    ――えっ、どういうことですか?
    レオナ あれはベルト(スーパーフェザー級王座)を返しに行っただけなんで。
    ――今後のことを話したわけではないんですね。宮田さんもニット帽を被ったままだったり、なかなか異様な雰囲気であることは写真からも伝わってきましたけど……。
    レオナ まあ、かなり殺伐としてましたね。
    ――レオナ選手のほうから宮田さんに言ったりしたんですか?
    レオナ とくに何も言わないですね。心の中で「覚えてろよ」って(笑)。K-1からベルトを「返上しろ、返上しろ」ってうるさかったんで、もういいや、返そうと。それでボクはK-1を抜けようと思ってたんですよ。でも、いままでK-1から離れた奴らって、みんなベルトを返上したり、契約満了を待って外に出て行ったけど、なんで自分は悪くないのに出て行かないといけないの?って。こっちのほうがK-1を愛してるんだから「オマエらが出て行けよ!」って。
    ――レオナ選手からすれば「K-1から出ていく=負けた」になっちゃうわけですね。
    レオナ あまり言わなかったんですけど、武尊選手とタイトルマッチで戦ったときに試合後のリング上で「K-1を頼むよ」って言われたんです。男としてその約束も守らなきゃいけない。ここでボクが外に出るのは簡単だけど、内部から変えるほうがやりがいがあるなと思ってますね。
    ――ベルト返上直後の宮田さんのポストも攻撃的ですよね。「チャンピオンがベルトを返上したことで、かつてここまで多くの歓声が集まったことがあっただろうか そういう意味では今回、レオナ・ペタス選手には感謝しかない」。このポストはどう思ったんですか?レオナ 「おお……こういう感じでケンカを売ってくるんだな」って(笑)。いいよ、やってやるよって。そこに皇治も湧いてきてたことによって、ま~た茶番なんじゃないかと思われてるっぽくて。皇治のことだから、もっと早く絡んで来るだろうと思いながら。
    ――「皇治のことだから」(笑)。
    レオナ 皇治もそうだけど、いままでK-1を抜けた奴って、ある意味で逃げたんじゃないかなと。道が塞がっていたから抜け穴を見つけて他の団体に行った。ボクはそうじゃなくて、道が塞がってんだったら、その道をぶっ壊して新しい道を作っていかなきゃいけないと思ってますね。あと本当に大きいのは武尊選手から「K-1を任せた」と言われたことですね。あの言葉がなかったらボクも他の選手と同じように、他の団体にヒューッと行ったと思います。
    ――元K-1組が他団体で知名度を得てることに羨ましさはありませんでした?・他の団体で上がるならONE
    ・K-1は選手を手放していいのか
    ・返上したベルトを取り戻してやるよ
    ・次の世代のために動きたい
    ・皇治は格闘家として終わってる
    ・朝久泰央と共通しているのはK-1愛・宮田を引きずり下ろす……1万字インタビューはまだまだ続く



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  • 【RIZIN狂った季節】斎藤裕「朝倉未来選手とは一緒に船を作っていたんだよなあ……」

    2025-02-19 10:55  
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    斎藤裕がコロナ禍のRIZINを振り返るインタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)★以前配信されたものを再構成した記事です【1記事から購入できるバックナンバー】・地獄の青春!! 平成の昭和格闘技集団「和術慧舟會」を語ろう/門脇英基×大沢ケンジ
    ・プロレスラー、SNS、リアリティショー……この3つを背負うのは重すぎる■菊地成孔
    ・セコンド横田一則が明かす「牛久絢太郎 衝撃ヒザ蹴り流血TKOの裏側」
    ・【2万字超えの激白】山本喧一インタビュー「高田延彦、田村潔司…真剣勝負とUインターの愛憎物語」
    ――どうもDropkickのジャン斉藤です。今日のDropkickニコ生スタジオのゲストはこの方です!
    斎藤 はい、斎藤裕と申します。よろしくお願いします。
    ――いつも試合前後にしか取材しないので、とくに何かあるわけでもなく取材するのは新鮮な感じです(笑)。
    斎藤 そうですね(笑)。
    ――朝倉未来選手が一旦引退したり、朝倉海選手がUFCに行ったり、那須川天心選手がボクシングに転向したりして、いまのRIZINは新章がスタートしているんですけど。今日は斎藤選手にコロナ禍のRIZINを振り返っていただきたいなと。
    斎藤 狂乱の時代を駆け抜けてきましたからねぇ。
    ――澄ました顔してますけど、誹謗中傷の嵐に遭われてましたね(笑)。いまは格闘技以外の件で忙しそうですね。
    斎藤 いまはラーメン屋さんの開店準備に追われていますね。毎日すごく忙しいです(笑)。
    ――RIZINに上がる前ってラーメン屋をやる構想はありました?
    斎藤 いやあ、まったくないですね。まず選手をいつまで続けるのかもわからなかったし、RIZIN初参戦はコロナ真っ只中のときで。自分の人生がどういう風に進んでいくんだろうと。将来の不安はかなり大きかったですね。
    ――斎藤選手がRIZINに参戦したのは2020年ですが、RIZINがスタートした2015年の頃の選択肢は2つあったと思うんですよ。ひとつはUFC、もうひとつはONEですね。
    斎藤 自分が修斗のチャンピオンになったのが2016年なんですけど、一応チャンピオン契約があって気軽に他の団体に行けるという状況ではなかったと思います。防衛戦をやらなければ、その先にシフトしていけないというか。なので、ずっと修斗で戦うという選択もあったんですけど、やっぱりキャリアアップという面で見ると、ONEかUFCか。あとアジアでいえば、ROAD FCやPXCとか。選択肢は意外とあったんですけど。ボクは海外に縁がなかったというか、タイミング的にもなかったんですよね。
    ――おそらく一番現実的だったのはONEですよね。
    斎藤 そうですね。2019年頃から修斗がONEと提携をしたので、その流れで契約はあるのかなという時代でしたね。
    ――実際ONEの日本大会に出場する話はあったじゃないですか。修斗とパンクラスの4階級の王者対決が組まれたんですが、なぜか斎藤選手のフェザー級だけ試合がなかったという。
    斎藤 なんでフェザー級だけ試合がなかったのかボクが聞きたいぐらいです(笑)。当初聞いていた話では各階級のチャンピオン対決があるってことだったんですけど……。
    ――あの対抗戦は勝てば5万ドルのウインボーナスがありますから出たいですよね。
    斎藤 それとはべつにファイトマネーが入ってくるわけですからね。
    ――あのときの状況を簡単に説明すると、斎藤選手の対戦候補はパンクラス王者のISAO選手だったんだけど。ISAO選手はUFC志望という理由もあって対抗戦に出なかったと発言していますね。
    斎藤 実際のところどうなのかわからないんですけど、ISAOさんの意思が尊重されたようなかたちになったのかなと思います。でも、あそこで出られなかったことで吹っ切れた感じがしましたね。やっぱりこういうのはめぐり合わせですから。修斗やパンクラスからONEに進んでいる選手もいた中で、自分がそうならなかったのはやっぱりご縁がないのかなと。自分の階級でONEと契約している選手も若い選手が何人かいたので、そうなると自分が行くところではないのかなって直感で感じていました。
    ――たしかにISAO選手との試合がなくてもONEと契約してもおかしくない状況でしたね。
    斎藤 あのときフェザー級でいえば、松嶋こよみ選手や中原(由貴)選手もONEと契約してたんじゃないかな。20代で有望な選手たちが選ばれた。自分はそのとき31歳ぐらいだったはずなので、年齢の事情もあったのかなと。そこも巡り合わせです。
    ――ボクが驚いたのは、斎藤選手のマネージャーの遠藤(正吾)さんが「ONEに出れなくて逆にチャンスだと思った」と振り返っていたことなんですよ。あのとき日本格闘技界は「ONEこそが理想郷」という雰囲気だったから慧眼だなと。
    斎藤 遠藤さんとはミーティングを頻繁に重ねていたというか、ONEに出ることや修斗で誰と戦うか。将来のビジョンの打ち合わせをずっとしてたんです。でも、ONEのチャンピオン対決に出れないってなったときは「……この先どうなるんだろうなあ」とは思いましたね(苦笑)。
    ――でも、遠藤さんは「これでRIZINに絞れる」と喜んだわけですね(笑)。
    斎藤 ハハハハハ。結果的にはあそこが自分にとっての分かれ道だったと思うんですよね。自分とマネージャーの目線は違ったんですけど、自分も「そうだよな」って腑に落ちる感じもありました。だから変に落ちることもなく「次の試合をしっかり頑張ろう」という話をしたことを覚えています。
    ――そこで遠藤さんが猛烈にONEにプッシュしてたら契約しててもおかしくなかった。とはいっても当時のRIZINはフェザー級は稼働してなかったですよね。
    斎藤 朝倉未来選手が矢地(祐介)選手と70キロ契約で試合してましたよね。
    ――朝倉選手はライト級GPに出る・出ないみたいな話もありました。RIZINからのオファーはあったんですよね?
    斎藤 あったんですけど、「これは自分がやる試合なのかな?」と思ったことはありました。
    ――これは明らかにされていることなのでいいますけど、平本蓮選手とのキックルールのオファーがあったりするわけじゃないですか。BELLATOR JAPANで平本選手と芦田(崇宏)選手がやりましたが、もしかしたら斎藤選手だった可能性があったんですよね。・RIZINキックルールを断った理由
    ・朝倉未来の挑発をスカしたのは…
    ・誹謗中傷の嵐
    ・興行を背負うということ
    ・朝倉未来との再戦でみんなを救った
    ・RIZINという船を作った…13000字インタビューはまだまだ続く

    この続きと斎藤裕、チャーリー柏木、井上直樹、佐藤光留、相本宗輝…………などの「記事13本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ
     
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  • 水垣偉弥のMMA講座「セコンドにいちばん求められるのは信頼関係」

    2025-02-16 21:14  
    200pt

    北米MMAを知り尽くした男・水垣偉弥がここ最近のMMAシーンを語りまくります(聞き手/ジャン斉藤) ☆この記事はDropkickニコ生で配信されたものを再構成したものです


    【1記事から購入できるバックナンバー】・佐山聡に鉄拳指導された当事者が語る「地獄のシューティング合宿」
    ・10回目のRIZIN大晦日19,000字で振り返る■笹原圭一
    ・北岡悟の格闘哲学18000字「どれくらい格闘技に懸けているのか?」
    ・【ダンダン、ダダン!!】「PRIDEのテーマ」を使った理由■RIZIN演出統括・佐藤大輔
    ――今日は水垣さんに鶴屋怜選手のUFC第2戦を語っていただく予定だったんですけど、もはやUFCフライ級恒例となってしまったカード消滅という事態になってしまって。それでもニュースは充実しているので、いろいろとお話を聞かせていただきます。まず水垣さんがUFCで対戦したことのある天才ドミニク・クルーズが2月20日に引退試合を行うはずがケガで欠場。そのまま引退することになってしまいました……。
    水垣 ずっとケガに悩まされていた選手なので、ドミニクらしいといえば、らしいんですけど……最後の試合は見届けたかったですよね。
    ――ドミニク本人も悔いが残りますよね。今回のケガは肩の脱臼ということですけど、そこが治ってからまた試合をする……という次元じゃないってことなんですかね。
    水垣 おそらくそうじゃないですかね。以前も肩をやってるし、もうクセになってるというか、全然ダメなんでしょうね。ヒザも3~4回手術してるし、最後まで調整したけど、もう無理だという
    判断なんだと思ってます。
    ――ドミニクはUFC在籍15年間で10戦しかやってないんですよね。
    水垣 そうかあ、試合数自体は少ないんですね。ボクとやるときも1年半空いていて、ケガ明けの一発目だったんです。そのあともタイトルを取ったけど、またケガで1~2年空いてますし。ケガで休んでる期間のほうが長いですよね。
    ――試合をやりたくてもできない。ケガとずっと向き合う生活だったわけですね。
    水垣 ボクはドミニク・クルーズが最初のヒザのケガで長期離脱しているときに彼のジム(アライアンスMMA)に練習に行ってるんですよ。当然ケガをしてるんで練習は全然できないんですけど、シャドーとかできることをやっていて。あとずっと若い選手に激を飛ばしたり、いろんな手伝いをしたり。ボクがジムのファイターとガチスパーをやるってなったときはボクのところにきて、グローブの紐を全部結んでくれました。それでスパーリングを見て、終わったあとアドバイスを言ってくれたり。常にジムにいて、リーダーシップをとってたんですよね。それが日課だと思うので、本当にストイックな人だなって感じましたね。
    ――格闘家の才能に「練習ができる」ことがありますよね。どんなに強くても練習ができないと上にはいけない。そこは本人の心がけがありますが、もうひとつの才能「ケガをしない」は、持って生まれたところもあるんですか?
    水垣 まず身体が丈夫というのが大事ですね。そのぶんいっぱい練習できますし、それも才能だと思います。
    ――水垣さんは現役時代にケガで気をつけていたことはあります?
    水垣 ボクはスパーリングのときは、試合でしか使わない領域をなんとなく線を引いてやってました。スパーでも解放しちゃうと、たぶん解放癖がついちゃって、試合でしか使わない力を常に使ってしまって、ケガが多発すると思うので。ガチスパーでも「ここまでしかやらない」と決めてましたね。
    ――ガチスパーでもガチではないと。
    水垣 だからなのかボクは大ケガってほとんどないんですよね。でも、その線引きが難しいところです。線を引きすぎても、たぶん一流にはなれなくて、ボクはそこが届かなかったところだと思います。もうちょっと線を超えたほうがよかったんじゃないかなって思ってて。
    ――練習で解放するからこそ得られるものもあるってことですね。
    水垣 それが行き過ぎちゃうと、今度はケガで泣かされるようなことになっちゃうと思いますし……そこはすごくセンスが問われる大事な部分だと思いますね。ボクはボクシングのスパーではけっこう解放してたんです。ただ組みやレスリング、サブミッションで開放すると、やっぱりヒザ、首、腰をケガしやすくて。そこはある程度、超早めにタップしたり、無理しないで全然頑張らないことを意識してましたね。
    ――打撃と組み技ではケガのリスクが違うのは、後者のほうが予想外のケガが起きやすいってことですね。水垣さんが無理しないことを心がけていても、相手が解放するタイプだったりする場合もあるわけじゃないですか。
    水垣 「こいつは危ないな……」と思ったらすぐにやられます(笑)。
    ――ハハハハハ!
    水垣 だけど、やられてムカついて、ムキになっちゃったりするときがあるんですけど、そういうときは反省をして「今度はやられちゃおう」って(笑)。
    ――「練習番長」みたいな危ない相手との練習は回避することもあるんですか?
    水垣 いやあ、それもなかなか難しいんですよね。ボクの場合は練習に行かせてもらうことのほうが多かったので、出稽古先で相手を選別するのはやっぱり失礼じゃないですか(笑)。そこはある程度やるんですけど、自分の身は自分で守るしかないので、無茶しないでやることを心がけてましたね。
    ――それはそれで緊張感のある練習ができるってことですよね。常に油断できない。
    水垣 でも、週2回でも緊張感の高い練習ばっかりやってると集中力も持たないと思うんですよ。ケガの要因にもなりますし。あとはスタミナをつけるためにのスパーリングは絶対にやらないようにしてました。それをやっちゃうとケガをしやすくなります。体力をつけるときは、走ったりとか人とコンタクトしないような練習をしてました。そういう分け方もすごく大事だと思います。でも、ドミニクにケガが多かったのは、身体の使い方が独特だからですよね。
    ――打撃でも組みでもどこから攻撃をしてくるかわからない変幻自在のシャッフルスタイル。
    水垣 あのフェイントやステップはすごくヒザに負担がかかりますよね。普通の人だったらフェイントじゃないだろう、動きは止められないだろう……というところから止まったり、動きを変えたりするんで。だから相手はフェイントにひっかかるし、動きが読めないんですけど。正しい身体の使い方ではないので、そのぶんケガをしやすい。
    ――ヒザが壊れるわけですよね……。
    水垣 あのステップができる才能がある選手がいたとしても、勧めるかは微妙ですよね。ケガする可能性がすごくありますから。
    ――選手生命と引き換えに悪魔的な強さを手に入れたわけじゃないですけど……スイッチは定着してるけど、ドミニクほどのシャッフルの使い手は出てきてないですもんね。
    水垣 やっぱり身体に負担がかかるものですからね。
    ――だからこそあのドミニク・クルーズのシャッフルは、当時のMMAにとっては革命的なことだったんですね。
    ・メラブの異常なダゲスタン攻略法

    ・中村倫也の敗因

    ・MMAにも「流れ」はある

    ・水垣偉弥のセコンド論

    ・朝倉海はフライ級でいいのでは

    ・狂い出した精密機械アデサニヤ……


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  • 【DEEPフェザー級GP本命】野生のプロスペクト!! 相本宗輝インタビュー

    2025-02-13 10:47  
    200pt
    DEEPフェザー級GP本命、7戦無敗の相本宗輝インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・大晦日プロデビュー!! 「美しきドブネズミの伴走者」平本丈インタビュー
    ・セージ・ノースカット問題とは何だったのか?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク
    ・寡黙な足関十段の過去とは? 今成正和インタビュー
    ・鬼越トマホーク坂井「プロレスはドロップアウトする人間が好きなジャンルなんです」
    ――今回もリモート取材ということですが……そこは車ですか?
    相本 そうです。ちょうど練習が終わって車に……。
    ――練習直後に申し訳ないです! 相本選手は地元・水戸を拠点にされていますが、どんな練習環境なんですか?
    相本 平日は朝5時か5時半に起きて、犬の散歩から始まります。大型犬と1時間近く散歩して、そこから3キロのロードワーク、シャドーを3分6ラウンド。試合の追い込み期間は、それプラスしてバトルロープをやって。終わったらシャワーを浴びて、そのまま仕事に出かけるって感じです。
    ――お仕事はいま何をされてるんですか。
    相本 佐川急便で仕事してます。高校卒業してからずっと佐川急便です。
    ――佐川急便ってけっこうハードですよね。
    相本 クリスマスや正月の繁忙期とかやっぱり忙しいですね。仕事がだいたい20時ぐらいに終わって、そこからまた練習です。
    ――仕事でヘトヘトに疲れて練習。早朝からまた練習。タフですね!(笑)。
    相本 試合前の追い込み期間になると、毎日の練習がしんどいのは確定じゃないですか。でも、試合に勝ったときのみんなの声援がたまらなくて。ヒートメニューと言って、チャリを本気でこぐときは自分の試合の歓声をヘッドホンで聞きながら、気合いを入れてやってるんですよ(笑)。
    ――相本選手といえばジムもなく指導者不在のまま、山奥のトンネルでトレーニングしていたことでおなじみですが、夜の練習は水戸のどこのジムでやってるんですか?
    相本 いや、いまもジムはないですね(キッパリ)。
    ――えっ、どういうことですか??? 
    相本 いまも拠点のジムはないんですよね。自分のSNSの投稿とか見てもらえばわかるんですけど、最後の追い込みは自分の家でやったりしてて。
    ――ええええええええ!?  昔の話だとばかり思ってました……。
    相本 寝技の練習をやる場合は市民体育館の武道場なんかを借りてやるしかないんで、ほぼ打撃メインでやってる感じですね。練習相手もMMA経験者ではないですけど。
    ――たとえばさっきまでの練習に付き合ってくれる方はいたんですか?
    相本 今日の練習相手はもともとキックボクシングをやっていて、自分が高校のときに知り合った奴です。自分が格闘技を始めたときからずっとミットを持ってくれて。
    ――その方は普段、何をされている方なんですか?
    相本 消防士ですね。自分のセコンドに入ってくれてるんですよ。あと鳥次亜流という自分の弟子みたいな奴もいますけど。
    ――……なかなか衝撃的な“フェザー級GP優勝候補”インタビューになってきました!他に練習相手はいらっしゃるんですか?
    相本 ほぼ地元の仲良い奴らですね。練習に来てくれて付き合ってくれるんですよ。
    ――それは一般の方なんですよね?
    相本 そうです。一般なんですけど……ちょっと格闘技をかじってるっていうか。みんなで交互にスパーリングの相手になってくれて。1分交代でメンバーが変わってどんどん元気な奴とやり続けるみたいな(笑)。
    ――仲間と一緒に作り上げてる感じなんですね。
    相本 そうですね。本当に指導者は1人もいないし、バンテージを巻く人もいないんで。みんなに驚かれるんですけど、いつもノーバンテージでやってますよ(笑)。
    ――ハハハハハハ! 拳は大丈夫なんですか?
    相本 拳が折れたことはないです。試合のときに全然パンチが当たってる感覚がないですよね。いつも気づいたら相手が倒れてる……みたいな感じで。
    ――念のために伺いますが、さすがに出稽古はされてるんですよね?(笑)。
    相本 出稽古はやってます(笑)。
    ――安心しました(笑)。
    相本 平日仕事が早く終わったときはそのまま高速に乗って茨城のマッハ道場で行きますね。マッハ道場の練習はだいたい20時半からなんで、19時半に仕事が終われば。あと仕事は水曜と土曜日を休みにしてて。その日は3ヵ所のジムをはしごして帰ってくるみたいな感じなんですけど。
    ――出稽古先はどちらになるんですか?
    相本 出稽古先はいろんなとこ行ってますね。宇都宮の啓之輔さんのところ、高阪(剛)さんのアライアンス、松戸のブラックベルトジャパン、あとKクラン、明大前のバトルボックス。そのへんを1日で回って水戸に帰ってきてます。
    ――車であちこちを走り回って。
    相本 そのときは電車ですね。電車が唯一の休憩なんで(笑)。朝6時に電車に乗って、8時9時から練習が始まって。終わったらシャワーを浴びて、次の場所に向かいます。
    ――やることをやってるからその環境でも結果を出しているんですねぇ。都内に移ってこないのは、お仕事の関係もあるってことなんですね。
    相本 やっぱり仕事もあるし、犬を飼ってるんで水戸を出るに出れないんで(笑)。
    ――理由は犬を飼ってるから(笑)。
    相本 あとはやっぱり地元愛じゃないですけど、応援団もいますからね。地元で結果を出したいです。
    ――指導者抜きのトンネル練習はどういう状況だったんですか?・バックボーンなしで20歳から格闘技
    ・DEEPを選んだのは…
    ・試合で遊ばくなった
    ・GP優勝してRIZINに……

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  • 永田さん、KENTA、EVIL……新日本の契約更改を楽しもう■プロレス事情通Z

    2025-02-11 20:30  
    200pt

    プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは新日本プロレスの契約更改についてです!
    【1記事から購入できるバックナンバー】・【最終回】長井満也「私のプロレス界最後のボスは藤波辰爾さんです」
    ・【燃えるマリーゴールド】ロッシー小川が悪いのか■事情通Zの「プロレス 点と線」
    ・【プレイバック】アポロ菅原 SWS鈴木みのる戦シュートマッチ全真相1万字インタビュー
    ・【月刊FANZA編集長】プロレスとアダルトビデオ■松澤チョロの脱線プロレス

    ――Zさん、後楽園ホールワンマッチ興行(vs里村明衣子戦)、そして4月は両国国技館とウナギ・サヤカの勢いが止まりません!
    事情通Z 目標にしている東京ドーム自主興行もやれると思うよ。
    ――「東京ドーム自主興行」っておかしなワードですよ。
    Z 現時点で自主興行の枠組みを超えている。ひとりでやれるキャパじゃないし、ウナギ・サヤカ選手に支援をする企業や関係者がたくさんいる。つまりウナギ・サヤカというレスラーには“値打ち”があるってことだよね。東京ドームも正直お客さんが入らなくても、やったことに価値が出る。
    ――小川直也vsマット・ガファリのUFO LEGEND東京ドーム大会よりは確実に入りますよ。あのときは芸能界のドン川村龍夫会長が何度も記者会見に出てきて最高でした!
    Z いまは何度目かの自主興行ブーム。デスペラードや石森太二とか団体所属にしていても、ネットワークを活かして話題性の強い興行を打っている。その路線の最大の成功者のひとりがウナギ・サヤカ。このコラムでも繰り返し言っているけど、ビジネスとしてうまく回っているのは女子プロレス。グッズも売れるし、メディア露出も多い。このご時世にスポンサーにつく企業もある。

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  • 井上直樹、シェイドラエフはUFCに行ってしまうのか■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2025-02-10 10:50  
    200pt


    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー!16000字でお送りします! この原稿はニコニコ生放送で配信されたものです(聞き手/ジャン斉藤)

    【1記事から購入できるバックナンバー】
    ・朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタ・ベラトールファイターが画策するRIZIN移籍■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク・朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタ

    ・恐怖のRIZIN開国と世界戦略■笹原圭一




    ――今年1発目のシュウ・ヒラタさんの配信ですが、まずはケガで大晦日の出場を取りやめた井上直樹選手の話題から。井上選手は3月のRIZIN香川大会への出場が決まってますね。
    シュウ 本来ならタイトルマッチの防衛戦は大晦日に元谷(友貴)選手とやる予定だったんですけど、直樹選手のケガはスーチョル選手との試合前にしちゃったものなんです。それが治ってなくて。なので、大晦日を断った時点で元谷選手vs秋元選手の勝者とタイトルマッチという流れになっていましたね。
    ――井上選手が大晦日に出るとしたら第一候補は元谷選手だったんですね。まあ、他に候補があるとしたらベラトールから連れてくるしかないですもんねえ。
    シュウ もし、誰か連れてきてもあんまりストーリー性がないじゃないですか。それに、もし直樹選手が負けてベルトを奪われて、その選手が戻ってこなかったらどうするんですか? という話なので。
    ――しかも、いまベラトール方面はドタバタしてますから怖いですよね。半年前まではRIZINとベラトールは大晦日一緒にやりましょうと握手していたのが、たった半年でもう状況が変わってるわけですしね。
    シュウ それにRIZINさんの場合はライアン・ガルシア選手というプランBがあったこともありますし、それも結局伸びちゃったんですけど、そっちのほうがたぶんベラトールと対抗戦をしているよりも世界的に話題になるんじゃないですかね。
    ――やっぱりベラトールってアメリカでの知名度がそこまでないからライアン・ガルシアのほうがRIZINからしたら、おいしいってことだったわけですよね。
    シュウ 絶対そう思います。ベラトールはビヨン・レブニーの時代からけっこう長くやってましたけど、正直スコット・コーカーが引き継いでからはどんどんネームバリューも下がっていって、いろんな有名選手と契約したにも関わらず、ファンがそこまで見なくなっていった印象がありますから。
    ――いまはピットブルブラザーズもリリースを要求しているし、アーロン・ピコも1月で契約が切れるし、ほとんどトップファイターは消えちゃいそうです。
    シュウ じゃあ、そのトップファイターたちがみんなどこにいくかというと、結局考えられるのはUFCかRIZINなんですよ。ただ、RIZINだとそんなに選手が出られるほど階級が充実しているわけではないので。だから厳しい冬の時代になると思いますよ。ベラトールで有名な選手や若くて面白い選手だったらUFCにつながるかもしれないけど、それ以外の選手たちはヘタしたらそれこそコンテンダーシリーズに出るとかいう話になっちゃうかもしれないですね。
    ――ファイトマネー的にもきつそうですが……。
    シュウ 日本でGFL(Global Fight League)はどんなふうに伝わっているんですかね?
    ――ズンドコ的な話題になってますけど、あのイベントはいったいなんなんですか?(笑)。
    シュウ トップにいるダレン・オーウェンは、これはネットとか調べたり、動画を観ている人はわかっていることだと思いますけど、もともとカナダで小さなMMA団体をやっていて、そこからWSOF、PFLで働いていたんです。今回シリコンバレーから投資を取り付けることに成功した、スタートアップという感じで表現していいと思うんです。これね、彼はもう3年ぐらい前からワールド・ファイティング・チャンピオンシップという名前でスタートさせると、メディアで話してはいたんですけど、この名前がヨーロッパでは使えないという話になり。そこから、グローバルに変えて「やるぞ!」と言い出してから、なぜ3年近くかかったのかというと、投資を確保するのに時間がかかったということなんですね。・GFLは日本市場を狙っているが…
    ・UFC女子アトム級は開設されるか
    ・井上直樹、シェイドラエフはUFCに行くか
    ・朝倉海UFC参戦が日本にもたらすもの
    ・平本蓮vs朝倉未来再戦は……
    ・今年のRTUに中央アジアがやってくる!?
    ・RIZINはモカエフを呼べる……16000字インタビューはまだまだ続く

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  • プロレス技失敗と誹謗中傷■プロレス事情通Z

    2025-02-07 21:08  
    200pt

    プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはプロレス技失敗と誹謗中傷についてです!

    【1記事から購入できるバックナンバー】・OZAWAはノアを救ったのか■「プロレス事情通Z」

    ・【水着発言騒動】ブシロードがプロレスを手放すわけがない■「プロレス事情通Z」

    ・ZERO1お家騒動、終結■プロレス事情通Z

    ・猪木が泣いている!新日本プロレスは終わった!ドームから撤退すべき■事情通Z


    ――Zさん、プロレス技の失敗動画が話題になってます!
    事情通Z 「メモリアル力道山」の鶴見五郎vsザ・マミーのこと?
    ――アポロ菅原さんが正体のザ・マミーがダイビング・ヘッドバットを失敗して失神。試合後に長州力さんが批判した件じゃないですよ!
    Z 技を失敗したプロレスラーは批判されるのは当然だけど、昔から失敗はある。いまは配信があたりまえだからピックアップされやすいんだけど。それにしてもマリーゴールドの試合でミスが多いのは事実。理由を挙げるとすれば、マリーゴールドは新興団体で新人が多いし、合流したアクトレスガールズの子とはプロレスの基礎が違ったりする。――どっちも経験が浅いうえにセオリーも異なる者同士だからという理由もあるわけですね。

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  • どっちがホンモノか? 春のTHEMATCHウォーズ

    2025-02-05 13:03  
    200pt
    配信されたものを強引にインタビュー形式に再構成したものです(ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・ジョビンチャンネルでできなかった髙田延彦の「八百長」「搾取」の話
    ・【RIZIN48 15,000字語り】川尻達也「嫌な練習をしているかは試合を見ればわかる」
    ・朝久泰央の雷神番外地「K-1がブレイキングダウンに負けたと言われるわけにはいかなかった」
    ・みんなの物語「朝倉海の挑戦を語ろう」■川尻達也☓笹原圭一
    ――3月23日のONE日本大会の追加カードが発表されたんですが、まさに日本のキックオールスター戦という様相で「5月のTHEMATCH2東京ドームより、こっちのほうがTHEMATCHだ!」という声があがってます。
    斉藤 えっ、ハードコアMMAファンなら3月23日はONEの若松佑弥vsアドリアーノ・モラエスを見たあとに、DEEPジュエルスで重田ホノカvsHIMEを見るんじゃないの? このカードは今後の女子格闘技を占う重要な試合ですよ。ちなみにその日のDEEPは昼夜興行です。佐伯さん、頑張って!
    ――ONEのアオシン(DEEP佐伯社長夫人のテルミさんがつけた青木真也のあだ名だけど誰も使っていない)vsフォラヤンの4度目の対決は見ないんですか?
    斉藤 ドロー判定決着で5度目のアオシンvsフォラヤンをやってバカ負けさせてほしいし、WJ旗揚げシリーズで頓挫した長州力vs天龍源一郎の6連戦超えを目指してほしいです。
    ――屋形船から星空を見上げるアオシンとフォラヤン……。斉藤 しかし、「どっちがTHEMATCHか」はSNSでウケそうな煽りですよね。「こっちが本当に大晦日!」「こっちが本当の超RIZIN!」「あの頃の朝倉未来!」もそうですけど、比較ネタは「敵か、味方か」「どっちがホンモノか」と分断しやすいですから。実際にこの春は「どっちがTHEMATCHか」がテーマになるというか、裏ではヒリヒリとした対立図式ができかけているので、そのへんの解説をしてみます。・THEMATCHはスキャンダルイベントである
    ・レオナペタスvs宮田充の見方
    ・ABEMAvsU-NEXTのプラットフォーム戦争……まだまだ続く



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