『トップブライツ』でダウトベックに負けた松嶋こよみ選手がかなり叩かれてまして。これはボクが大晦日RIZINの感想でも指摘した「ざまあみろMMA」の燃え方。「RIZINを下に見ていたくせにRIZINで朝倉未来に負けた奴にやられたぞ! ざまあみろ!」ってやつですね。結果に関して何か言われるのはプロの宿命ですけど、松嶋選手がRIZINを選択しなかったことは批判されたりすることではないのかなと。「RIZINに出ろ」という声にしても、RIZINだって負けたばかりの松嶋選手を使おうとは思わない。出すならダウトベックのほうですよ。ケラモフが何かのトラブルで国家に拘束されてて佐賀大会欠場濃厚だから摩嶋一整vsダウトベックをやるしかない!

松嶋選手はUFCへの道を選んだってだけであって、今回は出た目が悪かっただけ。たしかにRIZINに出たほうが知名度が上がったし、ファイトマネーもよかったかもしれない。でも、そこは松嶋選手が何を望んで戦っているかです。そもそもちょっと前は「RIZINは対世界の遠回り!」と主張する声が多かったわけで。堀口恭司がRIZINに参戦したときは「なんでRIZINなんかに」と残念がられたり、「RIZINに出るべき・出ないほうがいい」は振り子のように行ったり来たりするんだと思います。鶴屋怜選手や原口伸選手が出場するRoad to UFC決勝の結果次第でまた騒がれる。いちばんは選手本人が後悔しない決断をすべきってことですよね。ただし「俺に任せておけば、UFCやRIZINに……」という声には気をつけて!

たとえばひさしぶりに日本大会を開催したONEもかつては「RIZINがなくなってもONEを見ればいい」「修斗とパンクラスと違って、ONEと提携していないDEEPは終わった」とか言われたもんですよ。いまはどうなのかって話だし、この先もどうなるかはわからない。

そのONE日本大会について榊原さんの感想が強烈でしたしねぇ。

・榊原さんの「招待券」発言
・三浦彩佳vs平田樹の「元カノvs今カノ」の煽り
・青木真也の「表現」「作品」は青い鳥か
・武尊が敵地で5ラウンドをやったことから見えたもの
・感謝されないABEMA格闘技……まだまだ続く
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