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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動!第39号

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第39号 2013/7/1 ─────────────────────────────────── 【今週のコンテンツ】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動! 【今週の書き起こし】岡田斗司夫×堀江貴文!!「みんなでアニメ作ろう!」(前編) 【岡田斗司夫なう。】「苫米地博士のGoogle買収講座とホリエモン対談の行方! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆【今週のコンテンツ】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ <−−ブロマガ用画像−−> 大阪にアマチュアの映像制作グループがありました。 学生を中心とした彼らは、情熱と時間と少しのお金を持ち寄り、8ミリフィルムのセルアニメーションを作りあげ大評判になります。 彼らは会社を立ちあげ劇場用アニメーションを制作し、その後も多くのアニメやゲームを世に送り出して社会現象を巻き起こしていきました。 会社の名は『GAINAX』 デビュー作『王立宇宙軍 オネアミスの翼』 まだデジタル技術もインターネットもない時代のことでした。 こんにちは、無銘のマサフミです。 これから3回に渡り、6月13日に行われたニコニコ生放送『堀江貴文×岡田斗司夫「みんなでアニメ作ろう!」』の模様をお届けします。 「アニメの制作に携わったことのない」堀江貴文と、「アニメでやりたいことは全部やった」と公言していた岡田斗司夫。そんな2人が何故今アニメプロジェクトなのか、「みんな」とは一体誰のことなのか。 では前編をハイライトからどうぞ。 ************************************ <岡田>  僕は、今回のアニメの話をですね、3年ぐらい前に堀江さんと“ロフトプラスワン”で話したときに、「いや、俺はもうアニメ作るつもりないよ」って言って、なんかこう、流しちゃったじゃないですか。 <堀江>  そうですね。 <岡田>  で、なんでこないだの土曜日、「ああ、じゃあやろうか!」というふうに思ったかというと。  僕の理由は、なんかね、その“『王立宇宙軍オネアミスの翼』の続編”というよりは、 “オネアミスの作り方の続編”だったら面白いなと思って。 <堀江>  ああ、なるほど。 <岡田>  つまり、あん時にやったのは完全に、大阪芸大でアニメを作ってたヤツらと一緒に東京に来て。その、堀江さんが今、宇宙開発やってるのと全く同じことなんですよね。  なんか、 「アニメ業界という強いプロの人らがいるんだけども、アマチュアだけでアニメーションて作れるんじゃないの?」 っていうふうに思って。  それで、東京に乗り込んでいって色んなスポンサーにプレゼンして、で金もらって自分達がアニメ作ったと。  だから、その“ロケットの打ち上げ”というものに、自分たちがアニメ作るという生き様そのものをこう、乗っけたような感じなんですよ。  で、話を聞いてると、その、 堀江さんが今生きている「なんで俺が今、ロケット造りたいのか?」っていうのと、この「アニメ作りたい!」ていう“生き様”がシンクロしてるから。「これだったらいけるな!」と思ったんですよ。  いわゆる、ただ単に「新しいアニメ作りたいんだけども、どうやったらできるんですか?」とか、そんなんじゃなくて。なんか“王立”の頃と同じような、もう一回ゼロから完全に作るんだったらすごい楽しいなと思ったんですよね。  だから、なんでしょうね? あの—— <堀江>  いや、だから僕はちゃんと“中で”岡田さんの本は全部読んできたんですよ。 <岡田>  中で(笑) <堀江>  岡田さんの本って、けっこう分厚いんですよ。  でも、一気に読めました。 <岡田> 「中で」って言うと、重みがあるな。男としての(笑) <岡田>  堀江さんが実際にロケット開発とかを子供の頃に見たときに心が震えるのと同じように、たぶん、今日この番組見てる人って、 「自分もアニメを一緒に作れるかもしれない!」、「じゃあ、アニメ作るんだったら何ができるんだろう?」 と思って見てると思うんですよ。 <堀江>  ふーん。 <岡田>  で、 僕はやっぱ、その気持ちで一緒にやりたいんですよね。彼らと一緒に。  で、たぶんね、ジブリのアニメとか『エヴァンゲリオン』とかを観たときに、みんなあの、「こんなアニメをいつか自分も作りたい!」って絶対に心が震えてるはずなんですよ。 <堀江>  ああ、それはそうでしょう。 <岡田>  で、それはなんか僕らは子供の頃、アポロ計画とかロケットとかスペースシャトルとか見たときに、「俺もいつか乗りたい!」とか「いつかやりたい!」と思ってるんだけど、いつの間にか応援するだけの側に回っちゃってると。 (中略) <岡田>  ……で。  アニメを観たときに、「ああこんなアニメ作りたい!」って思ったのが、いつの間にかアニメの“消費者”とか、“視聴者”になっちゃってるのを、なんとか一緒に作るというふうにしたいんですよね。  つまり、この、なんだろうな? アニメを作ったとき、ガイナックス作ったときには、若いヤツらが集まってスタッフになってアニメ作るってやったんですけども。  今回、 僕がやりたいのは「これまでアニメを“観る側”だった人と一緒にアニメを作る」っていうですね、なんかこう、「みんなで打ち上げを体験したい」みたいなものがあるんですよ。 <堀江>  はいはいはい。 <岡田>  そういうふうな作り方だったらすごく燃えるなあと思って。お話を受けたと。 <堀江>   うちのロケットのチームも“みんなのロケット”みたいになってますよ。  まあ、コアメンバーはフルタイムで給料払ってやってますけど、周りのスタッフはみんな……さっきの“あさりさん”とか、ラノベ作家の笹本祐一さんとかは全部手弁当で来てくれてて。出資までしてくれる。 <岡田>  いや、だからね、このアニメの作り方もそういうふうにしたいじゃないですか。

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著者イメージ

岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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