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記事 7件
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「【悩みのるつぼ】浪人なのに好きな人がいる」

    2019-06-03 06:00  
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/06/03
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今日は6月1日に朝日新聞に掲載連された『悩みのるつぼ』をお届けします。
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     相談 「浪人なのに好きな人がいる」


     
     僕は今春の大学受験で失敗し、4月から予備校で浪人生活を送っています。
     
     そんな僕ですが、今好きな人がいます。 彼女は中学校の同級生です。 当時、僕にはあまり友達がいませんでしたが、そんな僕に声をかけてくれる数少ない女の子でした。
     そんな相手に対して、僕は中学生のときから好意を抱いていますが、まだ「好きだ」という気持ちを彼女に示したことはありません。
     
     また、LINE
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「スキルやメソッドを学んでも恋愛はできない!」

    2019-03-16 06:00  
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/03/16

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    今日は【岡田斗司夫アーカイブ】から選りすぐり 2017/06/18放送の『ニコ生ゼミ』
    のハイライトをお届けします。



    動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!

    http://blog.livedoor.jp/okada_toshio/archives/51552665.html
    ───────────────────────────── 「スキルやメソッドを学んでも恋愛はできない!」
      これは持論みたいなものなんだけども、恋愛ってスキルとかメソッドを学ぶと損をしちゃうというか、分からなくなっちゃうものだ
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「悩みのるつぼ【好きと言われて苦しい】」

    2018-11-26 06:00  
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/11/26
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今日は11月24日に朝日新聞に掲載連された『悩みのるつぼ』をお届けします。
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     相談 「好きと言われて苦しい」



     

     20代女性です。

     私は高校時代からの友人にずっと恋をしています。 私が好意を伝えた今でも時々会って食事をしたり遊んだりしてくれるだけで幸せになりますし、その人が幸せな時は私も幸せです。
      先日、その人から恋人ができたと報告を受けました。 その人が幸せを手に入れたことをうれしく思いました。 私が幸せにできたらもっとうれしかったでしょう。 でも、私はその人を好きな自分
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「悩みのるつぼ【姉の束縛から脱したい】」

    2017-06-18 06:00  
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/06/18
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今日は6月17日に朝日新聞に掲載連された『悩みのるつぼ』をお届けします。
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    相談 「姉の束縛から脱したい」
     
     

     実家で、母、姉、子供(7歳)と同居する40代のシングルマザーです。 諸事情で実家を出たくても難しい状況です。
     2歳上の姉のことで悩んでいます。 姉はおせっかいなほど思いやりのある人です。 ただ、ちやほやされてきた私と比べられて育ったせいか、自分に自信がなく、未婚で、おそらく恋愛経験もありません。
     中学の頃より、私にボーイフレンドの影があると、猛烈に機嫌が悪くなっていました
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】かっこいいオタクになってモテるにはどうすればいいですか? 第87号

    2014-06-02 07:00  
    220pt
    「オタクの正しいファッション、かっこいいオタクになるためには?
     カワイイ女の子、綺麗な女の人にモテモテのオタクは存在するのか?
     人から尊敬されるオタクとは?
     そのような感じの悩みを、オタクは誰に相談すればいい?」

     いや、「オタクになる」っていうことと“モテ”とはそんなに関係はないです。
     関係ないっていうのは、そりゃ、かっこいいヤツがオタクになりゃモテますし、かっこわるいヤツがオタクになればさらにモテないだけですから。


     「その人が持ってるモテの基本数値×その人の趣味」とかで、“かけ算”が発生するんですね。
     で、オタクは確かに、かけ算の数値が“×0.5”とか“×0.3”です。
     つまり、元々“10モテ”ある人が、オタクになったら“5モテ”になっちゃうんです。

     「かっこいいヤツ」がオタクだったら「ちょっとモテないかっこいいヤツ」になるわけですね。
     なので、「オタクでモテモテになるには?」というのは、そんなに難しくないんですよ。
     元々がかっこいいヤツであれば。

      で、あなたがオタクであってモテモテになりたいとするたならば。
     オタクっていうのはさっきも言ったように×0.5とか×0.3なので、マイナス数値なんです。
     オタクであることを利用してモテようと思ったら、それは無理です。

     それだったら、まだ詩人になるとか、駅前でギター弾いてる方がはるかにマシです。
     なんでかって言うと、音楽は“×1.2”だからです。
     モテないヤツが音楽をやったら、ほんのちょっとモテるようになる。ただでさえモテるヤツが音楽をやったら、メチャクチャモテるようになる。
     それは、音楽という趣味が持ってるモテがプラス数値だからですね。

     で、オタクは“×0”とか“×-1”とまでは言わないんだけども、×0.5とかの数値なんで、必ず元のモテよりはマイナスになります。
     その趣味を選んでる時点で、モテに関してはハンディキャップがあるんだから。
      「モテるオタクになるには?」っていうのは、普通のモテるヤツより何倍かの努力が必要なんですけども。

     本当にそんなことしたいですか?(笑)


     ただ、この人にちょっと忠告なんですけれども。
     「自分はオタクだ」と。
     「どうやったらオタクにモテるようになるだろうか?」と思って、“オタク女子”を狙うことだけはやめたほうがいいです。

     オタク女子っていうのは、普通の女の子より要求が高いです。
     オタク男子がグラビアアイドルを見ていつもそれを夢見るのと同じように、オタク女子っていうのは、“なにやらこの世の中には存在しない変な男とかの絵”を見たりして妄想を膨らましてるから、普通の女より厄介ですので。
     けして、モテないオタク女子だからといって、「女としてイージー」というふうには、絶対に見ないようにしてください。
     普通より面倒臭いですから。

     そこは気を付けるように(笑)

    では、最後の1枚。

    「元々、他人を気にし過ぎてしまう自分ですが、Facebook、Twitter、携帯でさらに情報を得て、頭がいっぱいになります。
     結婚しても夫の元カノが今さら気になります。接点はないのですが名前は知っているのでSNSで近況を見たり夫の携帯の過去メールを見て落ち込みます。幸せそうにしてると他人なのにイラッとします。
     なるべく気にしないようにしたいのですが、どうしたらいいですか?」

     いや、これで良いですよ。
     イラッとしたりするのが、言い方は悪いですけど、この人の恋の仕方なんです。“嫉妬深い”っていう。

     たまたま現代には“元カノとかの名前がわかったら追跡できるツール”があるだけなんですよ。
     で、「もし、こういうツールがなかったら、この人はこんなことをしないのか?」というと、別の方法でするんだと思うんですよね。
     会話の端々で推理したり、旦那に遠回しに話を聞いて、昔話と矛盾してたらそれをネチネチ聞いたりすると思うんですけども。

     僕が思うに、それらはすべて“可愛げ”のうちの1つなんですよね。
     だって、それがこの人の恋愛の方法なんだから、仕方ないじゃないですか。
     で、 夫の元カノに対してそういうふうな感情がなくなっちゃった、そういうことを思わなくなった時点で、この人の中から嫉妬深さがなくなるんじゃなくて、この人の“恋愛感情”がなくなるだけなんです。

     だから、そういう感情がまだ生きているうちは、「まだまだ私は現役だから」というふうに思ってくださって結構です。
     これがなくなった時、この人は枯れてしまいますから。


     なので、 「カワイくやれば大丈夫」だと思いますけど。

     年に2回ぐらい旦那に謝る感じですね。
     「ごめんね、嫉妬深くて。どうしても元カノのことが気になっちゃうの。ごめんね」っていうふうに言ってれば。
     男は、なんかデレデレニヤケながら、「ああ、仕方がないなあ」とかって言ってくれると思うんで。

     やってることは、確かにみっともなくてかっこ悪くて、情けないかもしれませんけども。
      恋愛というものはみっともなくてかっこ悪くて情けないものですから、全然かまわないと思います。

      ただ、表面化させる時に、例えば夫に対してはカワイく振る舞ってください。
     それ以外の女に関しては、ひたすらストーカーしてもいいです。
     旦那の昔の女なんだから憎くて当たり前。不幸になってほしくて当たり前ですから。
     それがこの人の恋愛観ですから、全然かまわないと思います。
  • 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 告白から恋愛に流れるなんて、時代遅れじゃないですか? 第86号

    2014-05-26 07:00  
    220pt
    告白するのも、されるのも縁のない無銘のマサフミです。
    岡田斗司夫講演『悩みのるつぼ~おたくの息子に悩んでいます~デジタル世代の恋愛論』も3回目になりました。

    「告白」って言われてみると仰々しい響きですね。
    「love」を「恋愛」と訳し、北村透谷が「恋愛は人世の秘鑰(ひやく)なり、恋愛ありて後人世あり」とまで記してから120年、愛の告白とはロマンチック・ラブの信仰告白でもあるのでしょう。
    振られるのが怖いのは信仰が足りないようです。

    でも現代はアイドルに夢中な人も多いです。アイドルは振り向きませんね。ただ一人には振り向かないともわかっている。大勢でならば信仰が続けられるということでしょうか。

    告白するとは、一人だけでも信仰を続ける、教祖になるほどの信仰があるということかもしれません。

    それではハイライトからどうぞ。


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    「告白から恋愛に流れるという傾向が時代遅れだと思うのですが、どう思いますか?」

     “告白”っていう概念、日本人にしかないそうですよ。
     だから、時代遅れかどうかっていう以前に、「告白っていう考え方自体が、おそらく20世紀の終わりから21世紀のはじめ辺りに、日本国というローカルな場所で流行った恋愛儀式みたいなもんだ」と思うんですけれども。

     ただ、そういうのは理屈であって。
     現に、女の人にしてみたら「ちゃんと告白してくれないと始まらない」という考え方があるんです。
     まあ、この質問を書いているのが、男性か女性か、よくわからないんですけれども。


     僕が、大学で学生の恋愛相談に乗るときは。
      まず、男子生徒に対しては「ダメでもいいから、どんどん告白しろ!」って言っています。
     次に、女子生徒には「もう、男からは告白しないと思ってあきらめろ!」と言います。

     というのも、本当に最近は男子から告白をしないんですよ。
     最近の男子が語る恋愛行動パターンっていうのは、「いかに女子の方から自分に告白するように仕向けるのか?」というもので。
     こういうことばっかり言うんですね。

     女の子はそれにヤキモキして、「いつ告白してくれるんだろう?」っていうふうに考えるんですけども。
     その“待ち”の戦略を大学生活でやっちゃうとですね、貴重な1年2年っていう時間が潰れていって、結果“なあなあの関係”になるだけなんですね。

     だから、 女子に言ってるのは、「もう、そんな面倒くさいことは考えないで、自分から告白しろ!」と。
     「自分から告白して、それでもウジウジ言ってるような男はもう捨てて、次の男に行け!」と。
     まるで男に対するように言ってるんです。


     対して、 男性に言ってるのは、「彼女が出来ないって言ってるヤツは、とりあえず今日中に一人目に告白しろ!」と。
     「週に平均3回告白していったら、だいたいなんとかなる!」ってことですね。

     なんとかなるってのは単なる確率論で、別に「そういうふうにやって行くと、だんだん上手くなる」とか、そうじゃないんですけども。
     とりあえず、「いいな」と思ってる女の子には、「俺と付き合わない?」って言うような“クセ”を付ける。
     そうでもしない限り、男なのに告白しないとか、まず自分の態度を自分からオープンしないって特徴はなくならないんですね。

     今の若い人は子供の頃から「消費者である」という事が、あまりにも当たり前になっていて。
     その結果、「何かを支払う時とは、必ず何かを手に入れるアテがある時である」っていう、この“経済的なバランス感覚”が完全に身についてしまっているんです。
     これは、何年か前の本で“内田樹”さんも、「あらゆることが経済交換・等価交換の儀式になった」と仰っていたことなんですけども。

     最近の男性が告白する時ってのは、“必ず行けそうな時”だけなんです。
     「俺が告白という恥ずかしい事をやるからには、お前の方がイエスという交換物を差し出してくれるという確証がないとダメだ!」ってなっちゃってるんですね。
     なので、男性の方からなかなか告白しない。
     これが分かってるんだから、「女子の方から告白しなさいよ」なんですけども。


     「告白から恋愛に流れるという傾向が時代遅れだと思うんですが、どう思われますか?」っていうのに関しては。

      時代遅れじゃなくって、今の若い男性は告白というストレスにも耐えられなくなってるんですね。
     なので、相手のことを好きだと思ったら、女の人は自分から告白するように、つまり、もうちょっと“男前”になった方が手っ取り早いです。     

     男性の場合は男性の場合で、もうちょっとですね、“無神経”になる方が手っ取り早いです。
     つまり、「フラれたらどうしよう」とか、「恥ずかしい」とか考えるんじゃなくって。
     「もう俺はフラれる存在だよ!」って思っておいて、週3人ぐらいに告白した方が、絶対に手っ取り早いんです。
     “手っ取り早い”ってだけで言えば。

     もちろん、「それが本当の恋愛か?」と聞かれると、「いえいえ」と答えますよ。
     だけど、“本当の恋愛”は何かというと、こういう事を3、4年繰り返していく間に自分の中でだんだん見つけるものであって。
      「1回目とか2回目の恋愛で、本当の恋愛なんかに行きつこうなどと思うなっ!」 っていうのが、恋愛に関する、僕のオッサンっぽい考え方です。

     やりとりとか、失敗とか、何人と知り合ったかがある中で、自分で見つけていったり、揃っていったりするものであって。
     「しょっぱなから成功間違いなしのものを掴もうとするなよ!」っていうことを、今の若い人全般に対して思っています。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】仕事を8年やっても芽が出ません。僕は辞めた方がいいですか 第85号

    2014-05-19 07:00  
    220pt
    入社12年で芽が出ない無銘のマサフミです。
    岡田斗司夫講演『悩みのるつぼ〜おたくの息子に悩んでいます〜デジタル世代の恋愛論』の2回目です。

    仕事も新人と呼ばれる期間を過ぎると、成長が止まった気がしますね。その点、植物は成長がはっきりしていていいですね。
    でも植物は一旦芽を出すと、一生その場で暮らさなきゃいけませんからね。
    日陰だろうと日照りだろうと、雨が降ろうと降らなかろうと動けない。

    まだ芽の出ない種のうちだけが、遠くへ行けるタイミングかもしれませんね。
    種は行き先を選ぶことはできないんですけど。

    それではハイライトからどうぞ。


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    さて、話題が徐々に恋愛っぽい感じになってきましたね。
     次の質問は……あ、全然、恋愛じゃあない。

    「今の会社に入社してから8年以上たっているのですが、芽が出ません。辞めるべきかで悩んでいます」
     ——はい、はい、はい。


     どうですか?

    (客席にいた男性が答える)
    「いやあ、それはもったいないんじゃないかな?」
     ——もったいないですよね。

     うん。もったいないとは僕も思うんですけども。
     まあ、別の意見もあるかと思いますが。

     何故、もったいないのかっていうと。
     “お父さん”(「もったいない」と答えた男性)の考えていることと、僕とが同じかどうかわかんないんですけども。

     まあ、「8年ぐらいで何がわかるのか!?」ということと。
     あと、「芽が出なくても構わねーじゃねえか!」と。

    (お父さん、頷く)
     ——やっぱそこですよね!

     芽なんか、生涯出なくても別にいいじゃん。
     つまり、「クビになってない限り、お前は必要とされてるんだ!」と。
     「芽が出る、出ないというのは、お前のエゴだよ!」というふうな考え方ですね。

    「芽が出て、自分の才能が発揮されて、周りから喜ばれて、自分の天職だって思えなきゃイヤだなんて、お前、“高校球児”かっ!」
    「甲子園行きたいって言っているのと同じだぞ!?」
    「現実の世界の中で働いているんだから、芽なんか出なくたって、まったく構わねぇじゃないか!」
    「お前の同僚、お前の後輩、お前の上司の中で5人か10人に1人くらい芽が出れば、その会社はうまく行くんだから、それで構わねーじゃねえか!」
     ——って、考えますよね?

    (お父さん、大いに頷く)


     たぶん、その、「天職が〜」とか、「自分に相応しい職業に〜」とか、「自分がやりたい仕事は〜」っていうような幻想が、どっか心の中にひっかかっちゃうと、それがやっぱり“るつぼ化”していくんです。
     悩みになっちゃうんですよね。

     8年間も続けているんだけれども、やっぱりこの仕事は自分に向いているとは思えない。
     いつまでたっても、芽が出ない。ずっと上司に怒られている。

     そうは言っても、毎日そこに仕事に行っていて、ちゃんと給料もらっているからには、自分にはわからないところでちゃんと評価されているわけですよ。
     「お前はこの会社にいてもいいよ」っていうサインが出ているんですけれども。

     でも、そうじゃなくって、自分の中のプライドとか、自分の中の可能性を知りたい気持ちが、「もう一段、もう一段上のものがないか?」というふうに、ずっと探しちゃうんです。
     もちろん、それを探しに動いてもいいんですけれども。

     現実的なことを言うと、入社して8年なんだったら、“偶然”を待った方がいいですよ。
     「入社して8年、ずっと芽が出なくて、ある日、会社が倒産しちゃった」というような偶然が起きた場合なら、考えてもいいんですけども。
     そういう、天の助けというか、運の介在みたいなものがない限り、僕は、このまま続けるのが一番良いと思いますよ。


     「芽が出なければ辞めるべきかで悩んでいます」っていう気持ちがあるんだったらば。
     余計に、後輩で同じようなことを考えて辞めるべきか悩んでいるやつの相談に乗った方が、たぶん、気持ちはスッキリすると思います。
     スッキリするっていうのは、彼自信が辞めるかどうかっていう問題も含めてです。

     別に、「俺も昔、芽が出ないんで辞めようかと思ったから、お前の気持ちがわかるよ。だから一緒に頑張ろう!」なんて言う必要は全くないです。
     純粋に、相談に乗るだけでOKです。
     そしたら、この人の中の「辞めるべきかどうかで悩んでいる」、この“悩んでいる部分”が軽くなるんです。

     たぶん、相変わらず「芽が出ない〜」っていう困った気持ちは、生涯持ち続けることになると思うんですよ。
     「ここは自分がいるべき場所ではない!」とか、「この仕事が天職でない!」みたいな気持ち。この重み自体は、そんなに軽くならないです。

     でも、他人の話を聞いてやって、自分のその時の気持ちっていうのを思い返してみるだけで、なんかね、自分が抱えているものの悩みの部分だけが、スッと軽くなる気がしますので。

     「入社して8年、芽が出なければ辞めるべきかどうか?」っていうふうに悩んでいるのであれば。
     僕は、「その場にとどまって、同じようなことに悩んでいる後輩の相談に乗るべきだ」というふうに考えます。


     不思議な考え方でしょ?
     この“るつぼ的な発想法”の中には、 「自分の問題を解決しようとすると、なかなかシンドいけれど、同じような悩みを抱えている人の話を聞いたり、相談に乗ることで、自分の気持ちが軽くなること」 っていうのがあるんですよ。