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岡田斗司夫の毎日ブロマガ「カワンゴ引退は、適材適所でありましょう」
2018-01-01 06:00━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/01/01
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今回は、ニコ生ゼミ12月24日(#210)から、ハイライトをお届けいたします。
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───────────────────────────── 「カワンゴ引退は、適材適所でありましょう」
カワンゴ引退について。
ドワンゴの川上さんがニコ生関係のトップを引退したっていう話ですね。
もうそんなに川上さんが、かつて信じていたニコ生の文化圏っていうのを、たぶん彼が信じられてな -
【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】初めまして苫米地さん、ところで年収いくらですか?第36号
2013-06-10 07:00220pt6月4日、サッカー男子日本代表がW杯出場を決めた頃、ニコ生では苫米地英人・岡田斗司夫対談が行われました。どちらを御覧になりましたでしょうか。無銘のマサフミです。
認知科学者にしてオウム信者の脱洗脳を果たした男。『サイゾー』のオーナーにして、彼女が出来る着うたの開発者。苫米地英人とは偉人か変人か。
今回は苫米地英人と岡田斗司夫の馴れ初め、2010年に行われた初対談の模様をお届けします。前編はフェラーリの話からお金の話へ。初対面の人と年収の話をするのはどうかとも思いますが、ちゃんと答えてくれる苫米地さんも苫米地さんですね。
二人は偉人か変人か、それはご自身の目でお確かめください。
ではハイライトからどうぞ。
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<岡田>
じゃあ、一番効率のいい金持ち加減って、年収いくらくらいが1番楽しいんですか。
<苫米地>
国によると思うけど。
<岡田>
日本、日本。
<苫米地>
日本なら平均年収の10倍くらいで丁度いいんじゃない? まあ、今の平均年収は4百何十万だよね。だから4000万5000万くらいで十分じゃない?
<岡田>
一番気持ちがいい?
<苫米地>
気持ちいいんじゃない? 恐らく。
<岡田>
それ以上になるとお金の使い道があまりなくなってきたり?
<苫米地>
あんまりないでしょ。生活が変わらない。
<岡田>
あと、“お金を使うこと”を目的にお金使うようになっちゃうんですよね。
<苫米地>
あのね、まさにそれ以上だと……印税とかは俺個人でもらってるから、そういうの入れたら去年だってフォレストから「うちだけでこんだけ払いました」って言われるくらいもらってるんだけど、そういうのは置いておいて。
俺は自分の会社の年収は、確か3600万円なのね。なんでそうしてるかって言うと、色んな所でオーナー社長が連帯保証をつけなきゃいけなくなるから。マンション借りるだとか。
<岡田>
社長資産必要ですよね。
<苫米地>
そうやって審査されるときに、年収3000万くらないと通らないんだよ。かと言って、それより上にするのは癪でしょ? だって無駄なコストが掛っちゃうから。
だから、俺は万が一印税が無かったとしても、年収が3000万とか3600万なのよ。
<岡田>
リアリティのある数字ですね。
<苫米地>
でしょ? それは俺の経験なのよ。
だいたい今の日本で“社長”として普通に期待される社会的役割を果たすためには3000万から4000万くらいの年収がないとマズい。
<岡田>
そうですよね。
<苫米地>
日本の大企業もそれくらいしてるじゃん。日本はアメリカのように……アメリカは新入社員とトップの年収が400倍500倍でしょ? でも、日本はそうじゃないでしょ? 10倍20倍くらいいったら怒られるぐらいの世界でしょ?
上場企業の社長の給料だって、よほどのことがない限りは5,6千万くらいで抑えてる。だいたい3000万くらいなのよ。それは怒られないための工夫だと思うんだよね。もちろん、他にも税制とか、いろんなこともあるんだけど。
でも、だいたい3000万くらいないと大人として一人前に扱ってくれないんだよ。いわゆる“個人事業主”としてはね。だから、俺も会社から振り込まれる通常の給料が3000万。それくらいにしたの。
一時、わかってない頃にね、月収1000万とかにしたことあるの。 すごい儲かってるし。オーナー社長だし。誰も文句言わないし。今は会社の株を他人に売ったりしてるから、そういうの自制してるっていうのもあるけど。
だけど、月収1000万にしても、税金で半分くらいなくなるんだぜ? そんなのみんな知ってるから、月収1000万の人って。ありとあらゆる“おねだり”をされて、たいしたものが残らないんだよ(笑)
月収1000万って、それって年収1億でしょ? 実際は年収3000万と1億の差って、生活にはほとんど差がないし。
<岡田>
ほとんどがおねだりか税金に消えていくわけですね。
<苫米地>
ほとんど変わらない。
<苫米地>
でも、これが100億、1000億になったら、乗ってる乗り物が突然…… -
【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ドワンゴ会長が語る「超会議をやる本当の理由」第33号
2013-05-20 07:00220ptイベントと言えばコミケ。そう反射的に思い浮かべてしまうのは、職業病でしょうか。つきあう友達が悪いのでしょうか。 こんにちは、のぞき見のミホコです。
先日、ドワンゴ・スタッフS田さんが熱望していた「ドワンゴ会長川上量生氏と岡田斗司夫との初対談」が、実現しました。
「さりげなく毒をふりまいたトークしてますね」 「フジテレビとか日テレみたいなことをやっていいのかな?」 岡田のツッコミで見えてくる、ニコニコ動画の生みの親の世界観。
評価経済社会の勝ち組、川上量生の目から見た「ネットとリアル」「ネットとマスメディア」「ニコニコ超会議へ熱い思い」・・・
笑ったり、威張ったり、焦ったり、丁々発止の対談の中から、ネットを住処にしている川上氏が守ろうとするものが垣間見えてきます。
まずはハイライトをどうぞ!
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<岡田> 「なぜ超会議をするんでしょう?」っていう質問が来るということは、これ「本当に必要なのか?」とかいう意味ですよね。
あと、たぶん、ひょっとして意地の悪い人は、「俺が払ってるプレミアム料金のいくらかその超会議とやらに使われてるに違いない!」と。 「俺は五島列島とかに住んでてそんなとこに行けないのに、悔しい!」みたいのがあるんじゃないのかと。
<川上> そこら辺はいくつか……批判が集まる理由と僕らがやる理由っていうのはまた別なんだけど。 批判がある理由って、実際に超会議をすごい喜ぶ人たちと怒る人たちと2ついるんですよね。それで怒る人たちっていうのは “ネットに濃く住んでる人たち” なんですよ。
<岡田> 濃く、ネットの深いところに住んでる、つまり “深海魚” みたいな人たちがちょっと怒ると。
<川上> リアルイベント自体をいやがる人たちっていうのがいて、そういう人たちは反対しますよね。
<岡田> その人たちがいやがる。深海魚の人たちにとっては、表とか、明るい世界っぽく見えるわけでしょう?
<川上> まあ、そうでしょうね。 「チャラチャラしやがって!」 みたいな、だと思うんですよね。 本社とか六本木のニコファーレだとか、たぶん、そういうふうに見てるんだと思うんですけどね。
ただ僕らとしては意図っていうのは全く逆で。 こういうの、あっちこっちのITメディアのインタビューでも答えてるんだけども、今の世の中の流行りってTwitterと、あとFacebookですよね。 今、LINEとかも来てますけど。 基本これは“リアルな人たち”のツールなんですよ。
リアルな人たちのツールっていうのは、現実の人間関係があって、ネットがそういうリアルな生活を豊かにする、そういうものだっていう。
<岡田> わかってきた。
<川上> そういう人たちが今のネットの主流で。 昔は、ネットって“住処”にしてた人たちだったじゃないですか。 「ネットが俺たちの世界だ!」と思ってた人たちばっかりだったんだけども。
今は要するに、ネットが一般化することによって、リアルの世界にいながらネットも使うっていう人たちが強くなってきてるんですよ。 そういうサービスっていうのが世の中の主流になってきた。 それで、僕はその中で逆側をやりたかったんですよね。
<岡田> うん!
<川上> リアルがネットに来てるんだったら、ネットからリアルに行くってのをやりたかったんですよ。
<岡田> 「リアルでもう充実してる生活を送ってるリア充の人たちが、ネットっていうのをツール扱いしてどんどん入ってくるけども、元々俺たちはそこの世界に住んでたんだ」と。
<川上> だから僕、よくそれで例えてるのは、“アメリカのインディアン”に似てると。 要するにアメリカっていうのは……「ネットは新大陸だ!」とかって言って、インターネットが登場してビジネスマンたちが新大陸にわーっと押し寄せて来た。でも実はそれ以前から新大陸にはインディアンが住んでた。 原住民が住んでて、「ここは新大陸だ! わーい!」って言って楽しんでたんですよ。
そしたらイギリスとか旧大陸からやってきた人たちがそこでビジネスを始めて、「俺たちがこのネットの支配者だ!」みたいな感じででかい顔してる。 それが、僕が思ってるインターネット以降のネットの世界なんですよね。
<岡田> 繋がってきた。 じゃあ、六本木の本社とかニコファーレとかそういうやつも、全部リアルに対するやっぱ“政治活動”なんですよね。
<川上> いやだから……そうですよ、あれは インディアンの抵抗活動 (笑)
<岡田> つまり、主に“トキの声”を上げる方法でちょっと戦いを展開しようというのが超会議?
<川上> なんだけども、なんか、一応“政府”ともちょっと取引とかもやりつつ(笑) 微妙な感じでやってるってあたりですよね。
<岡田> じゃあ、そのインディアンたちをどうしようとしてるんですか、川上さんは。
<川上> うーん、いや、どうしようとは別に思ってないですよね。 ただ僕ね、やっぱり 「居場所を守ってあげたい」 と思ってるんですよ。
だから、僕がニコ動を作ったときに……僕、今までいろんなビジネスやってたんだけど、基本自分が楽しいと思ったサービスを作ったことなかったんですよね。 “着メロ”とか、「何かみんな楽しそうにしてるな」とか思ってたんだけど。 でも、ニコ動は「ほんとにこれは楽しいな!」と思ったんですよ。 自分も楽しいし、「たぶん、ユーザー側に行ったらもっと楽しいんだろうな!」っていうふうに思って。
5年前、ニコ動ができたての頃。もう憶えている人も大分減ってると思うんですけども、やっぱりあのときのニコ動は、誰が見ても「このサービスは 1年以内に潰れる 」と思ってたんですよ。 「 こんなサービスが許されるはずがない 」と(笑)
<岡田> 確かに、否定しないな。 そうですね、はい。 本人が言うとすごい説得力ありますね (笑)
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