• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 7件
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「売買春の合法化をどう考える?」

    2018-04-14 06:00  
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2018/04/14

    ───────────────────────────────────
    今日は【岡田斗司夫アーカイブ】から選りすぐり。2015/08/16放送の『ニコ生ゼミ』のハイライトをお届けします。




    動画や全文が気になった方、【ブロマガチャンネル】メルマガ専用 岡田斗司夫アーカイブ(月額2,160円)のご入会はこちらから!

    http://ch.nicovideo.jp/okadatoshio-archive
    ───────────────────────────── 「売買春の合法化をどう考える?」


     これ、つい先日アムネスティですか。 国際人権組織のイギリスに本部のあるアムネスティが、これからアムネスティは売春を応援しますというか、売春産業を否定しませんというコ
  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ「2月12日のニコ生は、山田玲司先生の『CICADA(シカーダ)』を分析します!」

    2017-02-10 06:00  

    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2017/02/10───────────────────────────────────

    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今回は2月10日に最新刊『CICADA(シカーダ)』(http://amzn.to/2lbGBLr)を発売する山田玲司先生をゲストにお迎えしました。
    今回はニコ生ゼミ2月5日(#164)一部抜粋しました。
    (https://goo.gl/3Dt1He)
    ─────────────────────────────
    「2月12日のニコ生は、山田玲司先生の『CICADA(シカーダ)』を分析します!」
    岡田:
     最新刊の『CICADA(シカーダ)』って、どんな話なんですか?
    山田:
     僕が初めて岡田さんのニコ生に出た時に言ってた作品です。
     それが早2年、ようやく形になりました(
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】 手抜きなしの密度感が魅力!『アオイホノオ』のラストとは? 第91号

    2014-06-30 07:00  
    216pt
    祝!『アオイホノオ』ドラマ化記念
    http://www.tv-tokyo.co.jp/official/aoihonoo/

     皆さんは、もう『アオイホノオ』は読みましたか? 作中のイタイ青春談に自分の心も痛くなる前田宏樹です。 

     いよいよ最終回になりました『島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」』の第4回をお送りします。少し気が早いですが、『アオイホノオ』のラストは一体どうなるんでしょう? 『吠えろ!ペン』とはリンクするのか? 気になることだらけの、主人公・焔燃の熱くて、ちょっとイタイ青春ストーリーもこれを読めば、もう大丈夫。ドラマの予習だってバッチリですよ!

     それでは、ハイライトをどうぞ!
     


    ************************************


    <岡田>
     会場の方で、是非とも、「これを島本先生に聞いてみたい」という方いらっしゃいますか?
    ――じゃ、そこに1人いらっしゃいます。

    <質問者>
     どうも、おつかれさまでした。
     質問なんですけど、『アオイホノオ』が最終回を迎えたあと、炎尾燃の『吼えろ!ペン』に行くまでの間は、どうなるんですか?

    <島本>
     あの物語とは、全然違う話だよ。
    『アオイホノオ』の連載始まる時に「炎尾燃の若い頃を描いてくれ」って言われたの。
    ――だけど、ああいう風になっちゃたの(笑)。

    「炎尾燃の若い頃なんか別におもしろくもなんともないな」と思ったんだけど、
    「80年代のことを教えてくれ」ってスタッフから言われて、
    「あ、80年代って、そう言えば皆知らないな」と思って。それを描こうと思ったのね。


    <質問者>
     じゃあ、炎尾燃って名前は使ってるけど、やっぱり違うサーガ(物語)というか、空間となんでしょうか?

    <島本>
     違う空間だけど――、分かんない。
     やっているうちに、もしかしたら、「繋がるぞ、これ?」ってなるかもしれない。

    <岡田>
     星野鉄朗(『銀河鉄道999』)と『宇宙戦艦ヤマト』が出会うみたいなもんですね(笑)。

    <島本>
     松本零士の『男おいどん』ってあるじゃない?
     その最終回って、おいどんが、「出かけてきますんどー!」って、言って下宿から出ていって、終わるの。

     あのあと、『男おいどん』が漫画家として大成してるんだよね。
    『アオイホノオ』は「これかな」と思っているの。

    <岡田>
     そうなんですか?
     でも、松本零士が後に語っていたのでは、2週間ぐらい旅行行ってただけなんでしょ?

    <島本>
     聞きたくなぁーい!

    <岡田>
     あはは。そしたら、えらいウケたから、それっきりにしてるけど、
    「彼はすぐ帰って来てますよ」って。

    <島本>
     嫌な話だそれ……。それは違うよ……。

    <岡田>
     あはは。俺も違うと思いますよ。

    <島本>
     漫画家ってネームを描く時に、”今日描く”のと、”明日描く”のとでは、違うストーリーを考えちゃうの! その時、良いと思ったもの描くから!

     インタビューをされて答える時、「そうだ」と思って、「ネーム描け」って言われたら、そういうの描くかもしれないけど。次の日にインタビューして、ネームを描かせたら、違うのを描くと思う。で、描いちゃったら、自分でそれは受け止めなきゃいけないから(笑)。

    <岡田>
     なぜ、司馬遼太郎が書くと『竜馬がゆく』になって、島本和彦が描くと『アオイホノオ』なっちゃうんでしょうね?(笑)。

    <島本>
     でも、ちゃんと私のカラーが出る作品になってるじゃない?
     『アオイホノオ』描いたあとで、『吼えろ!ペン』を読むと、読めないんだよ! 暑苦しくて!

    <岡田>
    『アオイホノオ』をすごく好きなのは、それまでの島本和彦漫画って、時々、大きくコマの絵で勝負するじゃないですか?
    ――あれって、絵を描かない人間には割としんどいんですよ

    <島本>
     そうですか?

    <岡田>
     はい。大きいコマって、見開きでで描くのはすごい力がいるそうなんですけども――、読む方は一瞬でしょ?

     大きいコマを見れば見るほど、「手を抜きやがって」って思うんですよ。
     ところが、『アオイホノオ』の大きなコマの全てに、”これを描くリスク”とか、”人の漫画をなぞる”とか、いろんなものがあるからナンボでも見どころがあって――、密度感がすごいんですよ。

    <島本>
     それは良かった。密度がやっぱりあるかな……。
    ――薄くしてんだけどね。ああ、逆なんだ……。

    <岡田>
     これ以上、『アオイホノオ』を濃くしちゃだめ(笑)。
     今月号の『銀河鉄道999』の作画解説は、やり過ぎてた(笑)。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】 絵描きとして庵野秀明はB級か?映像作家の悩み 第90号

    2014-06-23 07:00  
    216pt
      祝!『アオイホノオ』ドラマ化記念 http://www.tv-tokyo.co.jp/official/aoihonoo/  皆さんにライバルはいますか? 同世代で活躍してる人はすべてライバル気分の前田宏樹です。さて、今週は『島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」』の第3回をお送りします。

     島本和彦は、学生時代に庵野秀明や赤井孝美らと共に過ごします。同じ作家志望として、強烈なライバル心を持っていましたが、ずっと彼らには敵わないと思っていたそうです。でも、逆の視点からすると、漫画作家には”映像作家には敵わない何かがある”そうです。
     島本・岡田が語る、作家ゆえの赤裸々な悩みとは? 

     それでは、ハイライトからどうぞ!
     


    ************************************

    <島本>
     札幌の映画祭で(赤井と)会って、
    「ちょっと、インタビューさせてくれよ」って言ったの。それで、打ち上げで、私のファンの人もいたりしながら、ご飯食べたんだけど――、

    「大阪芸大の当時ってさ、皆、ライバルだったよね?」
    「敵同士だったよね?」って言ったら、赤井君が――、

    「えぇっ! 友達だったじゃん!」って言うのね(笑)。

    <岡田>
     うん! 俺はあの3人(庵野、山賀、赤井)から、島本先生の事をライバルと聞いた事、1回も無いですよ。

    <島本>
     腹立つねえ!(笑)。
    (ライバルじゃないことは)――良い意味で?

    <岡田>
      ジャンル違いだから。
     漫画に行った奴は、ライバルじゃないんですよ。だから、映像作家とは欠片も思われて無かったですよ!

    「あいつ凄いよ、連載で漫画描いてる」っていう、その一点。

    <島本>
     ええええ……。

    <岡田>
     なぜ、島本和彦がライバルに見えなかったのかというと、絵とか漫画を描ける奴は、”それだけで俺たちに敵わない何か”を持ってるわけですよ。
     僕らはしょうがないから、「フィルムを作る」という、すごい回り道をしないと表現できないわけですよ。

    <島本>
     はあ…。

    <岡田>
    ――フィルム作りをする奴らの鬱屈を分かってくださいよ(笑)。

     考えてることが、何1つ絵にならないんだもん。
     空を撮っても、思ってるとおりの雲じゃないし、思ってるとおりの太陽じゃない。思ってるとおりの日差しがじゃないんだけど、撮るしかないでしょ。 

    <島本>
     ちょっと待って!
     漫画は、頭の中に思い浮かばないことは一切描けないの!
     特撮って例えば、爆発のイメージがなくても、火薬しかけてバーンってやったら、「お、いい爆発だった!」ってのがあるでしょ(笑)。 

    <岡田>
      その場合は、”火薬仕込んで爆発”って自分の想像力の限界しか行かないんですよ。水中で真下から撮るとか、特撮のひねった上の段階って、思いつかない。だから、僕らにしてみれば”絵が描けるってのは万能兵器”なんですよ。

     赤井君に、「グッズ作りたいからマグカップとか灰皿とか描いてくれ」って言ったら、描いてくれるんですよ。
     でも、みんなは赤井君に本音を言うんです。全く悪意はないんですけど、「フィルムのほうが可愛い」って言うんです。そのときの赤井君が涙ぐんで、教えてくれたんですけども――、

    ”動く絵は、頭の中で保管して、1番いい状態を作る”。だから、
    ”俺が描いてる女の子より、お前が見た頭の中の女の子の方が可愛くて当たり前だ”と。

     俺はそれと比較されて、ずっと言われ続けている。

    <島本>
    ――っていうか、それぐらい上手く描きゃいいじゃん!(笑)。 

    <岡田>
     ちょっとねえ、お兄ちゃん――!!

     他人のセンシティブに同情なさすぎ!!
     自分の傷ついたことばっかり、でかい声で言いやがって!!(笑)

    <島本>
     いやいや――、アニメで動く絵が描けるんだから。イラスト描くときに、ちょっと手を加えてアニメを見たときのイメージにすりゃいいじゃん。

    <岡田>
     そうならないんですよ。

     やっぱり、庵野にしても赤井にしても絵描きとしては、
    「自分たちは、B級で凄くうまいぐらいだ」
    「止め絵で絶対勝負しちゃいけない」っていう自覚がったんですよ。

    「イメージとか動きだと、そこそこ勝負できるけども、単品の絵かきとしてはダメだ」
    ――っていう意識です。

    <島本>
     ああ、ちょっとなんか心が落ち着いてきた(笑)。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】 大学生の男女が部屋に2人きりで何もない?トン子さんの秘密 第89号

    2014-06-16 07:00  
    216pt
    若い男女が部屋で2人きりになったら――! 考えただけで楽しい前田宏樹です。
    『島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」』の第2回をお送りします。

     今週は、『アオイホノオ』に登場するヒロイン、トン子さんの謎に迫ります。現代は草食男子が多いと言われて久しいですが、島本和彦の学生時代も、大学生の男女が部屋で2人きりになっても何もなかったそうです。
     トン子さんみたいな女性がいつもそばにいたら楽しいでしょうね!! え、トン子さんって誰かって?

     知ってる人も、知らない人も、ハイライトからどうぞ! 


    ************************************

    <岡田>
      焔燃君と、トン子さんはどうなるんですか?

    <島本>
     あれねえ……。

    <岡田>
    「どうなるんですか?」ってのもあるし――。
    「責任をどう取るんですか?」っていう(笑)。

    <島本>
    「大学生の男女が2人っきりで1つの部屋の中にいて、何にも起きないのはおかしい」
    ――って感想がネットできてるんですよ。

    「絶対おかしい!」って言うんだよ。でも、俺は「えぇっ!?」って。

    <岡田>
     これは、僕らの時代だとアリですよね。

    <島本>
     今、一本木蛮が同じような時代の漫画をやってるんだけど。
     その漫画は、そういう臭いがプンプンするけど、『アオイホノオ』にはそれが一切無い。だから「『アオイホノオ』は嘘だ!」って言う人がいるんだけど――。だってねぇ?


    <岡田>
    『アオイホノオ』の方が、寸止め感があってエロいじゃないですか(笑)。

     いや、僕らの大学生の頃って、こうでしたよ?
    「泊まりに来て何もない」
    「部屋に来て帰ったけど、彼女じゃない」
    ――って、割とあったので。

    <島本>
     もう、本当にねえ……。出会いのシーンが劇的なんだけど、それを描かないうちに、ここまで来ちゃったね(笑)。

    <岡田>
     はっはっは。
    ――本当に泣いてるんじゃないの?(笑)。

    <島本>
     正直言うと、この人から連絡欲しいんだよ! 今!

    <岡田>
     あぁーっ!

    <島本>
    「あれ、描いていい?」
    ――が(トン子さんに)言えないじゃない! もう本当に切望してる。

    <岡田>
     今、トン子さんがどうなってるか、わかんないもんね。海外行っちゃてるかも分かんないし。
    ――今、漫画家の顔してないよ! 悩める青年だよ、今(笑)。

    <島本>
     苗字じゃなくて、愛称(トン子)でやってて良かったなぁ、みたいなね。
     愛称(トン子)をそのまま出しちゃってるから、当時の人が見たら分かるの(笑)。

    <岡田>
     少なくとも、ここまでで実在の人物だってのが分かりますよね。
     もうこれで『アオイホノオ』ファンの、4分の3位が思ってる――

    「トン子さんと言う人だけは架空のキャラ」
    「島本和彦に女っ気なんて無かったに違いない!」

    ――っていうのが、ガラガラガラって(笑)。

    <島本>
     西原理恵子も、
    「あんな2人で部屋に居て、何にも無いのはおかしい」
    「あんな女の子は居なかったんだ!」
    ――って言うんだけど。

    <岡田>
     それは彼女がビッチだから思うだけですよ(笑)。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】 島本和彦が発見!浦沢直樹の「終わらないクライマックス術」 第88号

    2014-06-09 07:00  
    216pt
     島本和彦先生の『アオイホノオ』は読んだことがありますか? Kindleでダウンロードして読み始めた前田宏樹です。 
     今週から、全4回にわたり、2012年8月12日に行われた『島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」』をお送りします。『アオイホノオ』は島本和彦先生による、大阪芸術大学の学生時代をモチーフにした自伝的作品です。
    『アオイホノオ』には我らが岡田斗司夫も登場しますし、7月からはテレビ東京でドラマ化もされます。この夏は『アオイホノオ』で盛り上がりましょう!
     それではハイライトもどうぞ!
    ************************************
    <岡田>
     ちょうど僕、島本先生の『アオイホノオ』が、多分そろそろ連載になるだろうって段階で、大阪芸大一緒に行ったじゃないですか。
    <島本>
     はい。
    <岡田>
     僕の講義のゲストに来て頂きましたよね。その時に島本先生の学生相手の講演がすごい面白かったんですよ。
    ”浦沢直樹の秘密”って、覚えてらっしゃいます?(笑) 。
    <島本>
     また、危険な事を言わせようとしてるね(笑)。
    <岡田>
     あの頃に島本先生、”あの法則”を発見したんじゃないかなと。つまり、”終わらせない”という方法。浦沢直樹のストーリーラインはこういう作りになっている、という。
     何かあったんじゃないですか?
    <島本>
     ありました。
    <岡田>
     盛り上がったら、いきなり別の話を始める。永遠にこのクライマックスは続くと。
    <島本>
     あの、いや――、私の分析ですよ?
    <岡田>
     はい。
    <島本>
      浦沢さんの1回1回が、ベクトルがすごい上を向いていて。そのベクトルの矢印の上に、すごい面白い事が待ち受けてるんですよ――。
     でも、それ描かないんですよ!
     で、次の回に行ったら別の物語が始まってて、またベクトル上向いてるんですよ。絶対これ面白くなる筈だと思ったら、それ描かないんですよ。毎回毎回、上のベクトル。
    「いつになったら自分の頭で想像したすごい事が起きるんだろう?」
    ――と思ったら、いつまでたっても起きないんですよ!
    <岡田>
    『20世紀少年』とか読んだら、最後はちゃんと(すごい事が)起きてるんですけども、僕らの期待値が余りにすごくなってるから。
    <島本>
    (すごい事が)起きてる事に気が付かないでしょう?(笑)。
    <岡田>
    「あれ、お面取ってくれてたんだ?」くらいの感じですよね。
     起きてる事に気が付かない(笑)。何げに、とてつもなく酷い事言いましたね!
    <島本>
     いやいや――、悪口言ってませんよね(笑)?
     褒めてるだけですよね?
    <岡田>
     言ってません(笑)。分析です。
      その意味では、海外ドラマの所謂、『24 -TWENTY FOUR-』とか、『LOST』とかを先取りしたような構成にしてる訳じゃないですか。
     あるストーリーが始まって、クライマックスまできたら場面転換して、別の話をやってる。だから読んでる人って、マルチストーリーの話を読んでながら、ずっとハイテンションとドキドキ感が続く。
     
     そういう、”終わらせなくてもいい”やり方見たいなものを、ちょうど連載準備中の時に、島本先生が熱く語ってるのを聞いてて。
     じゃあ、島本先生もその方法でやるのかなぁと思ったんですよ。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】アオイホノオの裏側」 岡田と庵野監督たちとの出会いからDAICON3まで第65号

    2013-12-30 07:00  
    216pt
    今回は年末スペシャルということで、久しぶりにのぞき見のミホコがお届けします。


    皆様、『アオイホノオ』をご存知ですか?

    日本一熱いマンガ家:島本和彦先生が、『ゲッサン』に連載中のマンガです。

    岡田との楽しい対談で、ご存じの方もいらっしゃるかと思います。
    島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」
    島本和彦×岡田斗司夫対談「アオイホノオの真実」
    この動画は投稿者により非公開に設定されています。



    このマンガの舞台は、島本先生の出身大学「大阪芸術大学」。
    実は、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督をはじめ、ガイナックスの現社長・山賀博之監督、プリンセスメーカの生みの親:赤井孝美監督らが同時代に学んでいた大学なのです。

    『この物語はフィクションである』という宣言から始まるこの伝記マンガ(笑)、特筆すべきは学生時代の岡田斗司夫が登場し、活躍する点です。

    しかも、島本先生が自ら、ガイナックスや岡田に取材を繰り返して描かれた「フィクションという名の伝記マンガ(実録もの)」なのです。

    マンガとして楽しめる上に、裏話としてもおもしろく、資料としての価値がある、一粒で三度おいしいマンガと言えます。

    しかもストーリーが進むほど、岡田をはじめ、DAICONのスタッフ(将来のガイナックス・スタッフ)が中心に!
    既に主役が誰だか、メインの舞台がどこだかわからないほどです。

    今月発売された11巻では、なんと表紙イラストも岡田はじめガイナックスゆかりのスタッフばかりが登場しています。
    アオイホノオ11 表紙 

    これを記念して、このブロマガでも、DAICON3特集です。

    週刊アスキー『ま、金ならあるし』で連載された『最終ビジネスシリーズ』。

    第20回日本SF大会 DAICON3 からDAICON4にかけて。オープニングアニメ(いわゆるDAICONのアニメ)や、仮想通貨クレジットの顛末まで、お金の話を中心にじっくりと語られる連載エッセイ。全19話の力作です。

    ここでは、そのさわりの部分、DAICON3の頃のエピソード(2#~6#)のみを切り取ってお届けします。


    舞台は大阪。時は昭和53年。岡田はまだ学生になったかり。あこがれのSF研に所属できてすっかり浮かれています。SFファン活動の頂点である「日本SF大会」というイベントを主催することを決心するのですが・・・


    ************************************
    なにかに熱中している若者は、いつの時代も貧乏と相場が決まっている。
    アイドルのおっかけにはまっているヤツは、夜行バスや激安航空券情報にやたら詳しくなる。
    劇団に所属して熱心に活動しているヤツは、短期日払の割高バイト情報にやたら詳しくなる。
    ご多分に漏れず、僕も大学時代、若さゆえの情熱のせいでイヤになるほどの貧乏を経験した。

    当時、僕が熱中していたのはSFだ。SF小説に熱中したってたかが知れている。
    バイトで稼いだお金は全部SF小説を買うのにつぎ込む。
    そんなことは僕にとって「当たり前」で、苦労とも貧乏とも思わなかった。
    ところが、僕が熱中していたのはSF小説だけでなく「SF」という活動すべてだった。
    SF映画やSFアニメ、そしてなによりSFファン活動。そのファン活動の頂点として僕たちの上に君臨していたのが「SF大会」だ。


    「SF大会」とは、年に1度開催される「SFファンの、SFファンによる、SFファンのための」イベントだ。
    日本各地のSFファンたちが立候補し、毎年夏に持ち回りで開催する。
    SF作家の先生方もゲストできてくれるが、基本的には学生を中心としたボランティアだけで自主的に運営する、というところは学祭に似ている。
    しかし学祭と違って会場を借りなければいけないし、そのために入場料もとるので、動くお金は見たことも無いほどの金額になる。
    イベントのレポートがSF専門誌に掲載されたりもして、華やかだ。

    大阪の片隅でそんなレポートを読むしかなかった僕にとって、心からあこがれるイベントだったのだ。

    当時、熱烈SFファンだった僕は、SF小説を読みまくったせいで浪人し、それでも懲りずに読みまくり、関西で一、ニを争う偏差値の低い大学にSFサークル入会を目当てに潜り込んだ。

    勢いこんだ僕は入学式の翌日、SF研究会に入会し、木曜には「やたら熱い1年生が入会してきた」と先輩たちをビビらせ、その週の土曜には関西中の大学SF研究会の連合組織・関西SF研究会連盟、通称「関S連」の大集会に出席していた。

    大集会といっても梅田の喫茶店でイケてない文系大学生が集まってクリームソーダとかカルピス飲んでSF論を交わしているだけである。そこにいきなり登場した、やたら生意気な一年生が「関西のSFファンの力を結集して、大阪でSF大会を開催しましょう」とぶちあげたわけだ。
    他大学の先輩たちは、1年坊主がいきなりやってきて、場違いなほど熱苦しく語り倒すのを、あきれ返って見守るばかりだった。

    反対されなかったのを良いことに、僕はさっそく唯一のSF専門雑誌「SFマガジン」の読者蘭に告知を出した。

    「来年1979年は大阪でSF大会を開きます!申し込みは大阪府堺市中百舌鳥町~~岡田まで!」

    2ヶ月遅れて、その告知はSFマガジンに掲載された。
    するといきなり、大学SF研OBから呼び出された。

    「お前ら、なんちゅうことをしでかしてくれたんや!
    とにかく東京へ行って謝ってこい!」
    東京ではBNFの方々が激怒しながら僕たちを待ちかまえているという。

    BNF?
    ビッグ・ネーム・ファン、つまり業界内で有名な影響力の強いファンのことだ。

    有名なのにファン?
    それはなんだ?

    首をかしげながら、僕たちは夜行バスに飛び乗り東京へと向かった。

    待ちかまえる大説教が、僕たちを超貧乏に叩き込むとは知らずに。