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  • 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 小松左京、星新一、筒井康隆ってどんな位置づけ?第95号

    2014-07-28 07:00  
    216pt
    最近Kindle paperwhiteを購入した無銘のマサフミです。
    『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪Vol.5「全部答える、会場からの一問一答」』最終回になります。

    早速Kindleで『日本沈没』『きまぐれロボット』『時をかける少女』とお三方の代表作から読み始めたところです。
    何千冊でもこれ一つで済むというのは、昔だったらSFでしかあり得ないことでしたね。
    その最新デバイスで読むものが40年前のSF小説という事態も面白いですが、その小説が今もセンス・オブ・ワンダーを感じさせるというのも驚くべきことですね。
    どうやら知らないうちにSFを生きているようです。


    ************************************
     だから、元々、アメリカのSF小説の読まれ方と日本のSF小説の読まれ方とは土壌が違います。
     「ネブラスカの田舎に住んでた人が、とりあえず戦争に行くことによって、色んな技術に触れて、いきなり未来世界を見せられた」というアメリカと。
     「どこにでもそこそこな都会があって、田舎暮らしっていっても、どの村にも電話が1本ぐらいは引かれていて、誰もが水道をひねったら水が出るってことに驚かない」というような文明化された日本。
     これらの国では“戦争に行く”ことの意味が違いすぎるんですね。

      アメリカ人にとっては、戦争に行って近代兵器に触れるという体験自体がSFであった。
     それに対して、日本人は戦争に行くというのは「辛いことがあっても戦争に行ったら飯だけは食える。だから頑張ろう」っていう、“日常の延長”である。
     だから、アメリカではSF自体の受け入れ体制が強かったので、本格的なSFも読まれることもできた。
     でも、日本人はSFの世界っていうのを戦争で体験することがなかった。

     なので、 小松左京は、「日本が沈没する!」という“天変地異”、地震津波というような、日本人にとってはリアルな題材をベースとして、SF作品っていうのを書くしかなかったんですね。

     小松左京は、その差に対して果敢にずっと挑戦し続けた。
     『果しなき流れの果に』とか、色んなSF作品を書いて、「なんとかアメリカ、イギリスに負けないSFを!」っていうのを確立しようとした。
     真面目に努力したわけですね。


     一方、星新一という作家は、元々、生まれがお坊ちゃんで。
     金持ちで、落語がなにより好きなので、そういう真面目な「アメリカに
    追いつけ、追い越せ!」型の努力が大嫌いなんですね。

     そうじゃなくて、自分が書いてるお話をいかにソリッドにすることができるか。
     つまり、“ハードボイルド文体”というのをどこまで突き詰めることができるかを考えた作家でした。


     それを突き詰める中で、彼が考え、発明したのが、「主人公の名前を記号化する」ということ。
     つまり、主人公の名前を「N氏」とか「F氏」っていうふうに表記するところまで行ってしまったんですね。

     この記号化に関しても、最初のころは「F氏」っというふうに書いてたんですけど、途中からもう「エフ氏」というようにカタカナになったんですね。
     なんでかっていうと、カタカナで書いたほうが記号性が高いというふうに、星新一が気づいたから。

     F氏と書くと、“何かの省略”に見られてしまう。
     本当は「フクシマさん」という人なんだけど、それは書けないから、その省略としてF氏と書いているように見えてしまう。
     でも、エフ氏とカタカナで書いてしまったら、「そういう名前なんだ」と納得するしかない。

     この表記によって、国籍とか時代とかが全く関係ない作品というのが書ける、と。
     そして、「SFかどうかわからないけども、それが俺が書きたい小説だ!」というふうに、金持ちの息子特有のワガママな動機付けで、どんどん作品というのを書いてしまった。

     星新一が書いてるものも、小松左京がいるおかげでSFとして認められたんですけども。
     たぶん、この人がいなかったら、「変な短編ばっかりを書く落語家みたいなおじさん」という認識だったはずなんですね。

     それが、星新一の立ち位置ですね。


     僕は、彼が生きてる時代に本人に会ったことがあるんですけども。
     やっぱ、星新一さんがやりたいのは、“ロットサーリング”の『トワイライトゾーン』という、海外での『ウルトラQ』みたいなテレビシリーズがあったんですけど。
     そういうキレ味のいい、あるかもしれないちょっと不思議な話、藤子不二雄的なSFですね。
     「そのキレ味をどんどんよくしたい」ということでした。

     この“キレ味”っていうのは何かというと、描写がほとんどない状態だ、と。
     「女の人がどのように美しかったか~」でなく、「美人だった」と書くだけだ。
     もう、ほとんど俳句のように、とことん表現を狭めていくと、自分の小説がどんどん短くなる。
     そして、短くなればなるほど、自分のやりたいことがわかる、と。

      長く書くなんていう野暮なこと、ダサいことはやりたくない。
     長大な小説を書いて、「それのテーマが~」っていうんではなくて、読者にはキレ味と戦慄だけを与えたい。
     感動じゃなくて「ゾッ!」とするとか、「ビクッ!」とするとか、「アッ!」と思うという、それだけを与えたい、と。

     もうほんとに江戸の粋な人が、和食っていうのをどんどん突き詰めていったら、お寿司になってしまった。
     それぐらいのソリッドなもの、研ぎ澄ませたものをやりたかった作家が、星新一です。


     じゃあ、それに対して筒井康隆が何かっていうと。

     小松左京は本格SFを書く、技術や体力や、まあいわゆる知識があるわけですよ。それには自分は生涯敵わない。
     そうじゃなくて、小説としての面白さっていうのをどんどんソリッドに突き詰めて粋にする、カッコよくするっていうのは、星新一がやってる。

     そんな中、「これはもう俺に残ってるのは“悪ふざけ”だけやな」ということで、筒井康隆は壮大な悪ふざけ小説を書いてるわけですね。


     しかし、悪ふざけをやればやるほど、その悪ふざけっていうのが“表現”に近づいてくる。

     例えば、初期の小説の中で、「物語の中に出てくる人物が、自分自身が小説に書かれてるキャラクターだと気づく」というのがあるんですけども。
     それはただ単に悪ふざけだったり、アイディアにすぎないわけですね。

     それは“赤塚不二夫”もやってるんです。
     『天才バカボン』の中で、赤塚不二夫が出てきて、ペンでバカボンパパを書いていて、線が完成していってベタが塗られた瞬間に、「あ、やっと漫画が出来たのだ!」って言って、本人が動き出すというのがあるんですけど。
     これは漫画の中の登場人物が「自分が漫画の登場人物であることをわかってるよ」という、“メタ的な構造”というんですけども。

     これはあくまでギャグにすぎないんですけども。
      筒井康隆は、こういうふうなギャグとか、悪ふざけみたいな小説をずっと書いてるうちに、「あれ? これって表現とはなにかっていうとこに行き着くなあ」というふうに気がついたんですね。

     だから、徐々に徐々に、SF作家から、純文学というか、表現の文学者のほうに舵を切った。
     そういう作家です。


     僕は、「小松左京だけがSFを裏切らなかった」というふうに読んでるんですけど。
  • 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 そんなに経済成長したければ、脱税したらどうですか?第94号

    2014-07-21 07:00  
    216pt
    「何が税務署だよ。くるなら来てみやがれ」『マルサの女』を観返している無銘のマサフミです。
    『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪Vol.5「全部答える、会場からの一問一答」』も3回目になります。
    『アオイホノオ』ドラマ化記念、アマノカズミインタビュー最終回では、アオイホノオ11巻の、あのセリフの真意が聞けます。お楽しみに。

    岡田斗司夫も、脱税で経済発展なんて無茶苦茶言いますね。
    そもそも脱税する人間は、無駄遣いなんてしませんけどね。
    一滴ずつ溜まっていくコップの水をそのまま飲まずに、あふれた分だけを舐めるのが金持ちだって『マルサの女』でも言ってましたし。
    せっかく脱税したのに貯めてなかったら、マルサに入られて追徴課税で破産してしまいますね。
    もしも生活から日本銀行券への依存を減らせれば、追徴課税も個人破産も怖がることはないんでしょうけれど。

    日本銀行券への依存から脱し、私たちの経済を回復させましょう!
    脱税党、脱税党に清き一票を!
    おっとマルサに告げ口するのは止めてくれよな。


    ************************************
    ●“脱税”問題


    「“日本はこれから少子化していく”って岡田先生はおっしゃいましたよね?」

     そうそうそう。
     だって、人口動態、人口がどういうふうに動くのかって過去のデータを見たら、今の日本のと同じような老人バランスが多くなった国っていうのは、イギリスとか、20世紀初頭の北欧の国とか、いくらでもあるんですよ。
     で、そういう国にもう一回子供が増えて人口が増えだすには、やっぱり5,60年間の変換期が必要なんですよね。
     なので、日本はこれからどんなこともしようとも、「5,60年ぐらいかけて人口が減っていって、底を打って、そこからもう一回上がる」って道筋を通るしかないと。
     そう答えたんです。

    「そんなことしたら経済が発展しないじゃないですか! 大問題じゃないですか!
    経済が発展しないならどうすればいいんですか!?」
    「老人達がいっぱい金を貯めこんでますよね? タンス貯金をいっぱいしていて、“老人に金を使わせなきゃ”いけないんすけど、岡田先生はどういうふうに考えてますか?」
    「この国には何千億円、何兆円っていう老人のタンス貯金があって、それを使わせて吐き出させないと経済が活性化しないですよ! どう思いますか!?」
     ——って言われて、

     なんか僕、カチンときたんですね。


     カチンときたのは、その言い方っていうよりも、考え方なんですよね。
     その、「老人が金を貯めこんでいるからそれを使わせなければいけない」と言う人はいるんです。
     それを言うのは勝手です。
     ただ、そういう言説を鵜呑みにしてですね、なんか、いけしゃあしゃあとしてるのは、僕は“嫌い”なんですね。

     なんでかっていったら、老人っていうのは単独で老人であるんではなくて、その人にはだいたい家族がおるはずなんですよ。
     もちろん、縁のない老人もいますけど、だいたいの老人って、家族が全然おらへんとかではないんですね。

     であるならば、本来は“その家族の問題”のはずなんすよ。「老人の財産をどうするのか?」っていうのは。
     その家族問題であるはずの、「おじいちゃんおばあちゃんのお金をどうするのか?」っていうのをすっ飛ばして、国とかが「どうにかしてあいつらから吐き出させへんかったら、経済が発展せえへん!」っていう考え方は、これはイヤやなあって。

     うちの国っていうのは、“老い先が不安で、お金ぐらいしかすがるものがなくて、タンスに貯金してるおじいちゃんおばあちゃん”から、「金をどうやって盗むのか? 抜き出すのか?」ってのを考えな経済発展ができへんのか。
     それやったら、俺、「経済発展なんてせんでもええわ!」っていうふうに思ってしまうんですね。
     根がアマノジャクやから、そういうふうに思ってしまうんですよ。


     経済発展っていうのは、あくまで“幸せ”のためにあるのであって。
     その幸せの話で言えば、少なくとも、おじいちゃんおばあちゃんを騙して金を奪い取るというのが“幸せな国家”のはずがない。

     やっぱり、さっきの話に戻るんですけども。
     そんなことをやって、“品性”を下げてまで得た幸せっていうのは悪い結果しか生まない、というか。
     僕は、なんとなく、昔話的な正義と悪というのを信じてますんで、「それは良くないもんだろ?」というふうに思っちゃうんですよ。

     だから、その中国のおじさんにも、「いや、別におじいちゃんおばあちゃんから無理やりに金取らんでも、経済が回らんでもかまへんやないですか」って言ったんですね。

    「でも、そこで経済が回ってきいへんかったら、国が活性化しないじゃないですか!」
    「経済が動けへんかったら、物の値段がどんどん下がっていって、みんなお金がなくなっていきますよ!」

     うん。まあ、そんな感じもわかるから、あえて反論はせえへんかったんですけど。


     で、「どうするんですか!?」っていうふうに言われたんで。
     僕、いきなりですね、 「ほんなら、国民全員が“脱税”したらエエん違いますか?」 って言ったんですね。

     僕らはだいたい自分の収入の半分ぐらいを国に税金として納めているんすよ。
     まあ、一番少ない人で8%ですか?
     消費税の分しか納めてないっていうのはあるんですけども。

     それ以外の人は、だいたい自分の収入の3割から半分ぐらいを。
     さらに、会社が儲けてたら、会社が儲けたお金の4割ぐらいを。
     さらにそこから給料貰ったら、給料の中から半分近くを。
     色んな形で国に納めてるわけですね。

     で、 「経済が活性化せえへんのは、僕らが“日本国”という国をたいして必要としてへんのに、こんなに金を使いすぎてるからや!」 というのが僕の考え方なんですよ。
     そんなに経済発展させたいんやったら、国民全員が脱税すればええだけでしょ?
     国民全員が示し合わせて脱税したら、彼らは絶対に摘発しようがないよ。

     そら、もちろん何人かは“見せしめ”のために捕まえられて、拷問にかけられるなり、死刑にされるかもわからへんけども。
     国民全員が脱税したら、なんの抵抗もできずに、あっという間に日本という国は潰れてしまうと。


     その潰れるときに、たぶん、国の人らは、「こんなやり方で日本政府が潰れたら、持ってる日本円の価値が0にまで暴落していって、国債価値がなくなって、困るのは皆さん方ですよ!」というような、嘘みたいなことを山ほど言うはずやけども。
     貨幣というものには“粘着性”があるということは、あらゆる経済学者が言ってるんですね。
     「国債が暴落する」とか「日本円が暴落する」っていっても、ゼロになることは絶対にないんですよ。

     ひょっとしたら一時的に、今、1ドルに比べて100円ぐらいの“円”が、200円まで落ちてしまうことはあり得るんですけども。
     200円まで落ちた円は、必ず翌日には140円ぐらい戻るんですね。
     これが、通貨の粘着性というやつで。

     僕らの世界っていうのは、巨大な慣性、“はずみ車”が持ってるような、それまでの勢いとか質量っていうのがあるから、絶対に劇的に変わったりせえへんのですよ。
     特に経済は。


     だから——
    「国民全員が脱税して、国にお金を全く払わなくなって、それを自分の無駄づかいとか生活費とかに充てたら、経済は活性化するし、無駄な国家公務員の数は劇的に減らされるし、ええことばっかりですよ」
    「そんなに日本経済の将来が心配なんやったら、“今すぐみんなで脱税しよう!”という政党を立ち上げて、政治活動をされたらいかがですか?」
     ——というふうに言ったらですね。
     なんかすごい目で睨まれてしまって、その話はおしまいになってしまいました(笑)

     というのが脱税についての話です。
  • 岡田斗司夫のニコ生では言えない話】STAPよりワールドカップより、大切なことがそこにはある第93号

    2014-07-14 07:00  
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    この文章が載る頃には結果が出ているでしょうが、ワールドカップの優勝国はドイツかアルゼンチンか、まだ知らない無銘のマサフミです。
    『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪Vol.5「全部答える、会場からの一問一答」』の2回目になります。
    『アオイホノオ』ドラマ化記念、アマノカズミインタビュー第2弾もお楽しみに。
    2014年上半期は、様々な人が物議を醸し、話題をさらっていきました。
    でも、彼らに振り回されて、肝心な自分の人生を見失わないようにしたいものですね。
    自分を見失った瞬間に、どんな強豪国でも失点を重ねてしまうんですからね。
    それでは4年後に向かって自分との“絶対に負けられない戦い”始めましょうか。
    ************************************
    ●“STAP細胞”問題
     これ、 「STAP細胞について、今どういうふうに考えてますか?」 ってことやと思うんですけども。
     以前にもどっかで聞かれたときも、僕はすぐ答えたんですけども、基本的に“専門家にしかわからん問題”というのがあるんですね。
     僕はこれ、“セクハラ野次”の問題も同じようなもんだと思うんですけども。
      まず、“専門家にしかわからん問題”があって。
     そこで、なんか“きらわれ者”が出来る、と。
     で、その結果、“みんながたたく”と。
     そういう問題だと、僕は認識してます。
     野次も同じでですね。なんか誰かが野次って、きらわれ者が発生して、それをみんなで叩くと。
     それぞれなりの理由はあるんですよ。
     「なんでそんなわからん問題が発生したのか?」っていうと。
     例えば、「論文発表した女性が不正な発表の仕方をした」。もしくは、「ウソを言った」。あるいは、「ある議員がセクハラな野次を飛ばした」っていうような。
     色んなことがあると思います。
     でもそれは、当事者じゃないとわからないことだったり、専門家の間でも意見が別れることだったりします。
     オマケに、議場の野次にしても、なんにしても、実は僕らとあまり関係ない問題やったりします。
     「そんな事して、日本の品位が!」って言うんだったら、ワールドカップの報道があった時に、渋谷のスクランブル交差点で大騒ぎして、チカン騒ぎがあったことの方がよっぽど品位の問題なはずなんですよね。
     だからといって、「サッカーを見るのをやめろ!」と言う人もいないし、「サッカーを見て騒ぐのをやめろ!」と言う人もいません。
     そうじゃなくて、わからない問題があって、それに対して叩いても大丈夫な人が現れる。
     それで、叩いても大丈夫な人を、一斉に“みんな”が叩く。
     この“みんな”っていうのは、全員ではないんですね。正確には「お調子のりが叩く」です。
     で、僕は……“僕は”ですよ?
     僕がいつも、こういう問題についてコメントする時は、そこの部分しか語りません。
     “お調子のり”についてしか、語らない。
     何故っていうと、「お調子のり問題だけが僕らの問題だから」です。
      僕らがテレビを見て、STAP細胞や何やっていうのを見たり、ワールドカップを見たり、あとは議員の野次問題を見た時に。
     僕らに関係するのは、「僕らがどう騒ぐか?」だけの問題なんですよね。
     その時の騒ぎ方によって、人間ていうのはアホにもなったりするし、マトモにもなったりするから。
     いや、なんか、「アホになるのはやめて、マトモになって行こうよ!」というのが、僕の考え方なので。
     だから、いつもここの部分しか言わないんですね。
     そんなこと言って、例えばその「不正はどうするんだ!」とか、「セクハラの野次の問題はどうするんだ!」とか思われるかもしれませんが。
     そんなん、アカンに決まってますよ。
     でも、それは僕らと関係ないやん。それは、“当事者がアカン問題”やろ?
     で、なんでしょうね。
     詐欺事件が起こったら、詐欺が裁かれるのと同じように。
     別に国民みんなが騒がんでも、不正な研究があってそれがバレたら、その人らは裁かれるし罰を受けるに決まってるんですよ。
     セクハラの野次があったら、それが報道されてる限りは、必ず犯人が誰か突き止められて、それは罰せられるに決まってるんです。
     で、そんな決まってることに関してイチイチ声を荒げたり、本気になって怒ったりして。
     「自分の品位とか、自分の人間性を下げてどうするんや?」って思ってまうんですね。
      何より大事なのは自分でしょう?
     僕でしょう?
     あなた方でしょう?
     みなさんでしょう?
     僕らの方が、自分らの方が大事やないですか。
     「日本の品位が!」とかですね、「研究が!」とかですね、なんかこう「政治が!」とか「ワールドカップが!」って言うより、それよりずっと大事なのが“自分”やと思う。
     僕は真剣にそう思いますから。
     なので、それに関する“騒ぎ方”だけを問題にしてます。
     だから、STAP細胞に関しても。
     相変わらずまだ騒いでるヤツがおるけど、止めた方がエエよ?
     お前らが騒いでも、状況に何の変化もないし、そればかりか自分の品位を下げるだけやから。
     別にこんなもん、5年10年かかっても、全然かまわへん問題やし。
     万が一、百万が一、億が一、STAP細胞というのが実在してたら、それは人類にとって大儲けやし。
     それが存在せえへんのやったら、「ハーバード大学に行って、ノーベル賞を取ってるクラスの学者でも間違いをする」って、ただ単に、そんだけの問題やし。
     んで、研究に不正があったら、以後、そういうタイプの不正がなくなる確率が上がるから、メデタイ話やし。
     つまり、ほっといても、全然大丈夫なんですよ。
     なんで、僕らが騒がなあかんの?
     騒ぐんやったら騒ぐで構へんねんけど、楽しい騒ぎ方やったら構へんねんけど。
     「なんでそういう、自分の品位を下げるような騒ぎ方するのか?」と。
     ここだけが気になるというのが、僕のいつもの考え方ですので。
      「STAP細胞に関してどうですか?」と言われたら、いつもの通り「品位を下げないような騒ぎ方をしましょうね♪」と助言をすることくらいしか出来ません(笑)。
  • 岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ピンポン観てないって、お前誰よりアニメ好きじゃんよ! 第92号

    2014-07-07 07:00  
    216pt
    「なれるかな、ぼくも岡田斗司夫みたいになれるかな」挑戦は3世紀早まった無銘のマサフミです。
    6月24日に行われた『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪Vol.5「全部答える、会場からの一問一答」』を4回に渡りお届けします。
    更に『アオイホノオ』ドラマ化記念、アマノカズミインタビューを特別掲載します。お楽しみに。

    ピンチのときにはオイラを呼びな!
    アニメだろうと原発だろうと、どんな話題も拾って、深いテーマも切り返す。
    オイラが岡田斗司夫だからっしょ、そこんとこよろ「なれるかな、ぼくも岡田斗司夫みたいになれるかな」挑戦は3世紀早まった無銘のマサフミです。
    6月24日に行われた『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪Vol.5「全部答える、会場からの一問一答」』を4回に渡りお届けします。
    更に『アオイホノオ』ドラマ化記念、アマノカズミインタビューを特別掲載します。お楽しみに。

    ピンチのときにはオイラを呼びな!
    アニメだろうと原発だろうと、どんな話題も拾って、深いテーマも切り返す。
    オイラが岡田斗司夫だからっしょ、そこんとこよろしく!


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     えー、じゃあ、ここからですね。
    「最近のアニメについて」っていうことだったんで、これはもうラクをします。

     Facebookとかメルマガでも書いてると思うけど、僕が見ている最近のアニメは3つだけですね。
      『ピンポン』と『監督不行届』と、あとは『健全ロボ ダイミダラー』、この3つしか見てないです。


     で、これに関しては2つの疑問があがりますよね。
     「なんで他のは見ないのか?」っていうのと「なんでこの3つなのか?」ですね。

     他のを見ない理由は簡単で。
      アニメっていうのは“成熟期”に達してるので、僕はもう、基本的に、あんまり積極的に見ようと思わないんですね。

     ええと、だいたい大学生ぐらいの時は「アニメだったらなんでも見たい!」と思ってたんですけども。
     まあ、「SFだったらなんでも読みたい!」っていうのとか、「SF映画だったらなんでも見たい!」と思ってたんですけども、それと同じですね。
     これだけ目の前に、“お皿”として並べられると、なんかもう、まるで食べ放題のバイキングとかビッフェ行ってるみたいな気分で、「まあ、別にええか」って気になってくるんですね。

     ただ、そういう中にも、やっぱり「ちょっと見ときたいな」というのがあるんです。
     で、この場合、 “面白い”ではなくて、“自分の中でピンと来そうなもの”ってふうに選んでます。

     “面白いアニメ”だったら、たぶん、色々あると思うし、人によって薦めるものも違うんでしょうけども。
     例えば、「岡田さん、『シドニアの騎士』は見ないんですか?」というふうに言われたので、第1話だけを見たんですけども、普通だったから見るのはやめました。
     この場合の“普通”というのは何かというと、「出来のいいSFアニメだなあ。それがどうしました?」って感じですね。
     だから、僕的には“なにかショックを与えるような新しいこと”があるわけではなかったんですね。


     ところが、 『ピンポン』は、出てくるキャラクターに美形は1人もいないのに、こうゾクゾク、ゾワゾワすると。

     で、女の子がほとんど出て来ない。
     一応、“ドラゴン”っていう主人公のライバルのキャラクターに彼女みたいなのがいるんですけども、すごくストイックな関係なので、完全な彼女ではないし。
     オマケにその女の子も、立ち振る舞いはカワイイんですけども、いわゆる“萌えキャラ”とか“カワイイキャラ”として描かれてないんですね。

     なのに、全編に流れる、この“恋愛感”というかですね。
     「俺がお前の事を忘れられない理由は~!」とか、「お前は俺の全てだったんだ~!」っていう、“愛のカミングアウト”みたいなモノが、男同士の間で飛び交うんですね。
     それが、ボーイズラブ的な気持ち良さというよりは“青春の形”で、すごい面白くて。
     「あっ!これ、メチャクチャ出来がいいな」って思うのと。

      それと同時に、ピンポンの球を打つ表現が、ちょっとでもピンポンをやったことがある人間だったら、「ああ! ラケットはこういうふうに振るよな!」っていうようなリアリティがあって面白いんですね。
     その意味ではSFアニメは不利なんです。
     SFアニメを見てても、僕らはロボットの操縦とか、何かをしてる時に「ああ! こういうことってあるよな!」っていうのを感じることが、ほとんど出来ないんですね。
     当たり前ですけど。日常生活でロボットを扱ってないですから。

     でも、ピンポンみたいなものは、ほとんどの人はどこかでやったことがあるし、見たこともあるので。
     上手くそういう動きを拾ってくれてると、何かちょっと“ゾクッ”とする快感があってですね。
     それで大変、楽しんで見てます。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】岡田が、肥満大国アメリカにダイエット本を売り込む! 第72号

    2014-02-17 07:00  
    216pt
    ヘイ、キャサリン。今日はとってもいいダイエットがあるから紹介するよ。え、俺は誰かって? マイネームイズ前田宏樹です。
     今回は、Gyaoジョッキーから『岡田斗司夫のひとり夜話 2008/6/2』をお送りします。
     岡田斗司夫のダイエット本である『いつまでもデブと思うよ』はご存じですか? なんとアメリカでも発売されてるんだそうです。
     果たして肥満大国のアメリカに岡田斗司夫のダイエット論は通用するのか。アニメもダイエットも海外に売り出すなら、現地にあわせる必要があるんだとか!
     それではハイライトへ、Here we go!
    ************************************
      アメリカ人はですね、ダイエットに関してはローファット。
     つまり、脂肪分を落とすこと事は考えるんですけども、実はカロリーという概念が殆ど無いんですね。無いって言ったら変なんですけども。
     一般の人でも、カロリーっていう概念を殆ど知らないとか、気がついてないので、アメリカの肥満はいつまで経っても無くせないんですね。
     彼らは食事で痩せようとすると、すぐに脂肪を減らす事ばっかり考えちゃう。なかなか上手く行かないんじゃないかな、と思ってます。
     海外のVerticalって出版社のカタログがあるんです。
     手塚治虫のマンガとかも出してる所なんですけども。
     で、今年の一押しが、Sayonara,Mr.Fattyですよ。A Diet Memoirこれ。by Toshio Okadaですから。
    『いつまでもデブと思うなよ』の英語版が出るんですね。
     これが僕的には楽しみです。
     アメリカ用に1章書き下ろしました。つまり、アメリカ人に分かるような形にしてくれって言われるんですね。どういのかというと、
     俺はオタクで、人生にサクセスした男だ。オタク文化で俺はブイブイ言わせていた。そんな俺でも、実は幸せじゃなかった。何故かというと俺はデブだったからだ。しかし、デブからヤセに変化した俺は、今や人生バラ色。
      そんなふうに言えなくもないんですけど(笑)
     自分の実感とは違った話を、アメリカ向けに書かなきゃいけないんですよ。それがアメリカ人に受けるフォーマットだって言われて。
     自分の思ってない事は書けないんですけど、向こうの言う事も分かる。
     マーケティングに合わせて、ある程度切り口を変えるのも分かるので、出来るだけ意に沿った物を書いたんです。
     まずダイエットする事が、全面的に楽しくて正しいんだという肯定から入らないと、アメリカ人が読みにくいっていうのはすごく良くわかる。
     一応、気をつけて書いたんですが、「自分はそんなたいした事ないんですよ」みたいな卑下がちょっと出ちゃって。
     何か僕どうも、
    「オタクビジネスでブイブイ言わせて、人生に大成功した男だ」
    っていう部分からして、苦い書き方になっちゃってですね(笑)。
    我ながら素直じゃないな。とか思いました。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ダウンタウン革命以降のお笑い最前線は、今やひとり喋りだ第58号

    2013-11-11 07:00  
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    映画『R100』公開記念ニコ生で、松本人志と岡田斗司夫の対面が叶わなかったのは残念でした。無銘のマサフミです。
    『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪「帰ってきたひとり夜話」』2回目になります。

    今回話題の中心は松本人志。
    岡田斗司夫のお笑い論、映画論、松本人志論をたっぷりとお楽しみ下さい。

    さて、今後いつの日か、岡田斗司夫と松本人志の邂逅はあるのでしょうか?
    岡田斗司夫はこれからも、ひとり喋りで舞台をつとめてまいります。皆様どうぞご贔屓に。

    それではハイライトからどうぞ。

    ************************************
     あの、僕、『はれときどきぶた』がギャグアニメ界で革命を起こしたと思っているんですけども。
     なんでかって言うと、それまでのギャグアニメっていうのは、はれときどきぶた以降、笑えなくなっちゃったんですね。
      タツノコのタイムボカンシリーズの『ヤッターマン』とか、『ゼンダマン』とかあの辺のものを、今見てもほとんど面白くないのは何故かっていうと。
     もう、全然“スピード感”が足りないからなんですよ。

     なんでスピード感が足りないのかっていうと、演出家が無能なわけでもないし、その当時のスタッフがダメやったからでもないです。
     ただ単に、その当時“笑う”というは「段取りがあるもの」と思われていたからなんですよ。
    「Aがこういうふうに言って、Bがこうボケて、Cがツッコミ入れて。で、もう一回Aがボケ倒す」っていうのは、段取りがあるから笑えると思われていたんですが。
     紳助竜介の漫才っていうのは、その段取りを破壊する“スピード”で来たんですよ。

     笑いというのは“価値観の破壊”っていうのはそうなんですけど。
    「それにはスピードというものが関係してくる」っていうのを証明したので。
     紳助竜介っていうのは、ツービートが破壊したお笑いを、完全な“スピード社会”にしちゃったわけですよね。
      だから、紳助竜介の時代以降、お笑いというのは、“誰もがわかるもの”ではなくて、“わかる人にしかわからないもの”になっていったんです。


     で、さあ、そこへ登場してきたダウンタウンっていうのは何かっていうと。
     彼らが行った最大の革命は「台本っていうのが全く見えない」ことですね。

     この紳助竜介の漫才でも、なんだかんだ言って“仕掛け”っていうのかな?
    「お互いにこういう打ち合わせをしてやっているんだろうな」っていうのがちゃんと見えるんですけども。
      ダウンタウンの漫才っていうのは、「ホンマにこれ打ち合わせしたんか?」って疑ってしまうぐらいの“リアリティー”があったんです。

     そのリアリティーっていうのは何かっていうと、お互いが相方を笑わそうとするんですね。
    「どういうふうにボケたろか?」とか、「ツッコむ時に前回やってないツッコミやって、こいつ慌てさせたろか?」みたいなものがあって、その微妙な舞台上の空気が僕らをドキドキさせるわけです。
     まあ、そういう意味では、何回見ても同じシーンで同じことをやっている“映画”と、生やから一回ごとにやり取りがちょっと違う“舞台”の差みたいなものがある。


     で、ダウンタウン以降の漫才師は、たぶん、“テツ&トモ”とか……あの、「ヤホーによれば〜」っていうネタをやってるの何でしたっけ?
     あのコンビの名前。

    「ナイツです」(客席)
     ああ、“ナイツ”ね。

      ナイツとテツ&トモ以外の漫才師って、全員シナリオが存在しないような顔してますよね。
    「こういうふうに言ったら相手がびっくりした顔してツッコンでくる」っていう段取りが、出来るだけ見えないように。
     つまり、“ダウンタウンタイプの漫才”にもう席巻されてしまったんですね。

     僕らにしても、いまだにダウンタウンタイプの漫才っていうのが一番スタンダードな漫才だし、面白いものだと思っている。
     で、その結果として、漫才師がいつまでもネタができない時代になってしまった。
     だって、あの“自然に見える喋り方”っていうのは、同じネタをずっと続けるのを許してくれないんですね。
     だから、“ブラックマヨネーズ”にしても、「もうネタができない!」っていうことになってしまうし、他の漫才師も、ある頂点を極めたら、バラで売っていって、お笑いバラエティーとかで生きていかざるを得ないんですね。
    “中川家”とか“次長課長”みたいなものがいつまでも漫才をやろうとしても、僕らが、ダウンタウンが昔起こしてしまった革命、“その場で喋ってる感じ”をリアリティーを持って聞くという形がある限り、シナリオを感じさせてしまったら、もう僕らはそこに“お約束感”しか持てないようになっているんですね。

      で、たぶん“劇団ひとり”とか“バカリズム”がやっている一人喋りとか一人演劇っていうのは、それをあえて利用して、「シナリオがあるのかも分からないんだけども、たった一人で演ることで、見てる人間の関心・主観を、一人に持ってくる」ことによって、新しい形を模索している最中やと思うんですけど。

     まあ、話が、すいません。えらい長くなりました(笑)
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『岡田斗司夫ゼミ』終了?新番組もひとりで喋っていいかな?第57号

    2013-11-04 07:00  
    216pt
    幼いころは、いつか『笑っていいとも!』から電話がくると思っていた無銘のマサフミです。今回から3回に渡って、9月21日に行われた『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪「帰ってきたひとり夜話」』の模様をお届けします。 2011年5月よりニコニコ生放送でお送りしてきた『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』の最終回が間近となりました。 リニューアル後の新番組は、お客様を招いての公開生放送として、よりパワーアップしてお届けします。 岡田斗司夫に直接質問できる質疑応答パートは、現地のお客様だけの放送終了後のお楽しみ。 新番組にも期待してもらっていいかな? ************************************  今日は大阪で『ひとり夜話』って形でやってますけども。  で、毎月一回、東京で『ニコ生 岡田斗司夫ゼミ』ってのをやってますよね。  このゼミがおそらく僕の読みでは「11月で終わる」んですよ。  終わるんですよ。はい。  これは何故かというと、ドワンゴの大きい経営変換というやつですね。 <中略>  で、大丈夫かな?  はい。  コメントで「えー!」とか、「えぇぇ!?」とか、書かれている。  なので、まあ、ニコ生をご覧の皆さんに説明すると。  たぶん、皆さんが思っている“公式番組”というのの大半がなくなるんですね。  なくなるといっても、「それは公式番組でなくなる」というだけであって、生主がやっている普通の番組とか“チャンネル番組”とかいうやつがありますよね? ちょっと探し難いやつ。  そちらの方に流れて行くと思います。  まあ、でも、あんま関係ないは関係ないんですよね。  と言うのも、僕がやっているゼミにしても何にしても、ドワンゴさんから1円も制作費が出ているわけではないのでですね。  同じといえば同じなんですよね。 「プレミアム1000円にすればいい」(コメント) 「公式いらん」(コメント)  まあ、公式いらないという人も多いんですけどね。  ただ、公式番組なんか見ていないような……なんだろう? 「俺はニコ生の中でヘビーユーザーしか見ないマニアックなやつを見るんだ!」という人は、正直言って、ドワンゴさんはあまりターゲットにしてないんですね。  だぶん、これはどこのメーカーでも同じやと思うんですよ。  ホンダにしても日産にしてもトヨタにしてもAppleにしても、全部同じやと思うんですけど。  おそらく、ディズニーランドですら同じですよね。   中心にいるマニアは確かに大事にするんですけども、絶対にマーケティングの対象にはしないんですね。  その人達はほっといても一番コアなものを見つけて、自分達で楽しんでくれるから。  一番大事なのは何かというと、新規の参加者というのがどれくらい来てくれるかという話ですね。  ――で、話が流れました。 『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』がこの11月でたぶん終わって。再来月くらいに“サヨナラ特番”をすることになるわけですね。  そうなったら、この『ひとり夜話』ってのは仮タイトルなんですけども、この番組をやろうと。  で、今考えているのでは、たぶん東京と大阪とで交互で。順番にやろうと思うんですね。  こういうことも、普段のニコ生のオンエア番組では話せないわけですよ。  なんで話せないのかというと、面白いもので、“ゼミ”っていうのは、周りにスタッフしかおれへんわけですね。  なので、ちょっとでも視聴率が上がりそうなことを言わないと、皆の顔が不安げになってくるわけですよね。 「岡田さんその話長いですっ!」みたいな感じになってきて。  で、ここやったらほんまに気にせんでええから……というか、今、具体的に僕は、会場にいる皆さんの顔色を見て喋っているんです。  皆さんが「ちょっとこの話長いな」って顔をしてると思ったら、「あっ! いかんいかん」というふうにやって切り替えるわけ。  こういうのが楽しくてやっているんすけど。  これを交互にやって、さっき話した“るつぼ”を、これも大阪と東京を交互。  こんな形でやっていこうと思うんです。  ほんまは今日ここで「では、10月の予定はこういうふうになっています! で、会場はここです!」って言うて、皆さんにプレゼンできれば一番手っ取り早く売上が上がるんですけど。  すみません、まだそこまで準備ができていません。  ほんとはニコ生の運営コメント欄にですね、「参加はここ! 申込はここ!」とかいうふうに出せると、めっちゃ都合がいいんですけども。  そんなことができませんで。  まあ、そういうわけで、しばらく僕は月一で大阪の、たぶん、この会場で『一人夜話』をやることになると思いますので。  ここの会場を貸してくれる方にですね、「すいませんけど毎月お願いします」と言うてるところです。  後ろでめっちゃ苦い顔をして頷いている人が、担当の人なんですけど。  なんでここなのかっていうと、ここはすごくやりやすいんですね。  まず、ホワイトボードがでかくて、会場が“ツルペタ”なんですよ。なんにも仕切りがないですね。  大学みたいなところでもいいんですけど、例えば、大阪芸大でもいいですし、教室貸してくれるて言うている大阪大学でもですね、京都大学でもどこでもいいんですけど。 「そういうふうなところでやらないんですか?」と聞かれるんですけども、固定式の机では、イベントって案外やりにくいんですね。   こういうお話で大事なのは“密集感”なんです。  だから、今日もほんまは僕の目の前まで椅子を持ってきて欲しいんですね。  会場の人にお願いして、ここまで椅子を持ってきて。  その“こちら側へ迫ってくる感じ”があると、僕も「いや実は〜」って話ができるわけ。  つまり、今は空いている目の前の部分が、まるまる、僕にとってみたらちょっともったいないというわけです。  まあ、撮る側からしたら、ここのセンターラインにお客さんがいたら撮りにくいやないですか。  でも、なんかね、そんなこと気にせんと、カメラの高さ上げてでもギチギチに客詰めてくれたほうが、僕は喋りやすいですね。   で、まあ、東京もたぶん吉祥寺の事務所からではなくて、お客さん入れて喋ることになると思います。  こんな感じで考えております。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『4タイプ』納得出来ない理想型。判定テストは何とでる? 第48号

    2013-09-09 07:00  
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    2013年5月3日に行われた大阪大学いちょう祭から、岡田斗司夫講演「あなたは何タイプ?人生を変える120分」の模様をお届けします。
    欲求の偏りから、人を「注目型」「司令型」「法則型」「理想型」の4つのタイプに分類し、人間関係を円滑にすることを目指す『4タイプ』について、これから4回に渡ってお付き合い下さい。法則型の無銘のマサフミです。
    「人をタイプに分けるなんて無理だし、私は何タイプでもない」
    そんな方もまずは判定テストを行ってみて下さい。もしかして理想型なのかもしれません。
    『4タイプ』では自分が何型かも大切ですが、円滑な人間関係には周りがあなたのことを何タイプと見ているかが重要になってきます。
    あなたの真の理解者は、あなたを理想型だと分かってくれる人の中にいるでしょうから。
    ************************************
     はい、えー、上からですね、「人間っていうのはどういうふうに他人を見るのか?」です。
     まず“キャラ”を把握して、次に“見た目”、その人の“行動”、“教育”、“生い立ち”、“属性”つまり男か女か、もしくは何国人か。で、“性格”ですけども。
     僕らはこういうふうな順番で、心がの行動が出来てます。
     この一番下にですね、全人類共通の“本能”というのがあるわけですね。
     これはあんまり、人ごとに変わりません。もう、あの、生き物ですから。男であろうと女であろうと、老人であろうと子供であろうと、あんまり変わらないです。
     で、この “性格”と“本能”の間に、僕が「ある!」と仮説してるものが、今日話す『4つのタイプ』です。“欲求の偏り”ですね。
     あの、僕らがですね、ついつい「外面だけで人を判断する」とか、「内面をもっと見てくれ!」って言う場合っていうのは、主にこの、“欲求”より上の部分を使うわけですね。
    “キャラ”と“見た目”が僕らが考える外面です。
     で、僕らが考える内面っていうのはその下のあたりです。「もっと自分の中身を見てくれ!」って言う時ってのは、“性格”とかですね、“どんなふうに生まれてきたか”とか、“どんなふうに育ってきたのか”というのを見て欲しいと考えるんですけども。
     僕は、それのもう1段奥。で、全人類共通の“本能”との間ぐらいの領域に、欲求の偏りの4つのタイプがあると思います。
     これ、ちょっと抽象的な話になったのでですね。
     例えば、僕で言えば、さっきこの“キャラ”、“見た目”、“行動”、“属性”みたいなもんで自分を説明しました。
     で、この4つのタイプでいうと、 僕は『注目型』と言われるヤツです。ここの皆さんも恐らく4分の1くらいが注目型です。
     この他に3つ、計4つのタイプ、これから説明するやつには、『注目』、『司令』、『法則』、『理想』ってのがあるんですけども。
     今日ここに来ていらっしゃる皆さんは、この4つのタイプの内どれかに属します。
     で、今の話を聞いて、 反射的に「自分はどこにも属さない!」とか、「人間はタイプに分けられない!」と考えた人は、全員この『理想型』に入ってます。
     早くも「 自分は○○型に違いない!」と早合点をはじめた人は『注目型』です。
    「なんかわかれへんけど、役に立ちそうやったら、今日、覚えて帰ってさっそく今晩使おう」と思ってる人は『司令型』。
     で、「何か売りつけられるに違いない。注意しよう」と思ってる人は『法則型』です。
     だいたいこのパターンやと思ってください。
     この第一印象で自分を掴んで構いません。たぶんそれで、今までのテストをやった人は大体そうなので。
     では、ここから先はテストに移りますので。 
    4タイプ判定テストはこちら→ http://goo.gl/FNlCY