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  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】 LINEを使うゆとり世代におきた怖い進化 第77号

    2014-03-24 07:00  
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    LINEやってますか? ちょっと前まで、個人情報の漏洩を理由にLINEはやってませんでしたが、今はスタンプ集めが楽しい前田宏樹です。ブラウンのスタンプが好きです。  2013年12月26日にニコファーレで行われた言論コロシアム『決着 2013』より岡田斗司夫の出演部分を2回にわってお送りします。  舞台はプロレスリングを思わせる特設ステ―ジ。岡田斗司夫が無数に飛び交うコメントを相手に、2013年エンタメ業界に決着をつけます。  ハイライトでお届けするのは、ネットメディアの決着。  ゆとり世代と、その下のLINEネイティブが成長するとどんな大人になるのか。未来を見据える上で興味深い視点だと思います。  それではハイライトを送信! 既読スルーしないでね! *************************************************  今、LINEすごいですよね。特にグループ機能。  例えば4人の仲良しグループがいても、そのうち1人だけを、はみ出した残り3人だけのグループが作れる。しかし、それで安心してはいけない。  残りの3人に関しても、1人だけはみ出して2人だけのグループ作れる。そのほかの人たちも同じなんですよね。  自分はここで仲良しグループに入ってる。でも、自分以外で作っているグループがあるかもしれない。それが無数に階層状にある。そういうLINEを小・中学生くらいの頃からやってるとどうなるのか?  僕この間、はるかぜちゃんこと、中1の元子役女優の春名風花さんと話しました。「9歳からLINEやってると、こういうことができるんだ」というのが分かってきました。  彼女のTwitterのクオリティは、とても高いんです。  どんなコメントが来たら、どんなレスを返すのか、っていうのを何回も自分で書いて、書き換える。それを9歳とか10歳から繰り返すと、状況コントロールがすごくうまいんですね。  さらに下、小学校くらいの”LINEネイティブ世代”っていうのかな。  つまり、ありとあらゆるコミュニケーションが限定されていて、それが自分に対してオープンにされていない。  ”自分をはみ出しにしているようなサークル”がいくつあるのかわからない世代が、どんどん成長してくるとどうなってくるのか。  ネットネイティブの次の”LINEネイティブ”が、ちょっと怖くなってきていますね。  文藝春秋の新年号の取材で答えたたんですけれども、 「やっぱりゆとり世代の教育っていうのはよくなかったですか」 ――っていうのを聞かれて、僕は、 「あ、そうは言えないんだけどな」 ――と思ったんですよ。  なぜなら、人間の能力って実は一定なんですね。つまり、”あるところが伸びるとあるところが下がる”みたいなものです。  ゆとり世代と言われる人たちは、一見学力が下がったように見える。おそらく、学力は下がっているんですが、 「ゆとり世代の人たちは、学力が下がったとしたら、何が上がったのか」 ――ということがまったく論じられていないんですね。    そうじゃなくて、人間の総合力は大体一定だから、何か1カ所が下がれば、どこかが上がるんですよね。  コミュニケーション能力が異常に上がっています。  でも、”自分が考えていることを喋る”とか、あと”ブログやTwitterに書く”とか、そういうコミュニケーション能力じゃないんですよ。  今のLINE世代たちは、どのようなスキルを伸ばしているのか。  LINEなどで"誰かをはみ出し"にするときに、"自分がその中に巧みに入らない"。または”はみ出されても、なんとか生き残るような人間関係の空気読む能力”というのが異常に高いんです。  より社会性の生物になってきているんですね。  その分、”自我がすごく薄く”見えちゃう。「EQが上がっている」という意見がありましたが、同時にそれは自我がないんですね。自我がない人間がたくさん集まると何にも決まらないんですよ。  皆さん、1回フランスに行ってください。  フランスの小中学校に行ったら、議論しかしてなくて、何も決まらないです。  フランス人は自我が強くて、自分が何を主張するのかというのを強く持ってる。つまり自分を強く持ってる分、”自分たちの主張をかみ合わせて適当なところで落としどころを作る”という のが、とても下手です。  日本人はフランス人とまったく逆ですね。  今、LINE世代の人たちは、自分が主張する前に「全員がどういう主張をするようになるのか」というのを読んでやってるんですね。  自分の意見を持たずに、流れの中から自分の考えを探す。 ”自分で考える”ことをしなくなっています。自我が消えつつあり、溶けつつある。そういう時代になりつつある、と思います。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】生存戦略!春名風花に告げる、ドリーム小説を手に入れるのだ第70号

    2014-02-03 07:00  
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    2月4日は春名風花さんの誕生日。3月20日は高倉冠葉と晶馬の誕生日。 『輪るピングドラム』フランス版DVDを手に入れた無銘のマサフミです。 『岡田斗司夫ゼミ「クリスマス・スペシャル」〜オタキング×はるかぜちゃん対談!!』最終回になります。 春名風花さんは、はるかぜちゃんとして得た評価をどう未来に繋げるのか。 それはこれからも声優や女優を続けることに繋がるのか。 それとも文化人となって岡田斗司夫の驚異となる。それが彼女の運命なのか。 さあ、ツイッター小説を手に入れて、運命を乗り換えるのだ。 「生存戦略しましょうか」 対談最終回をハイライトからどうぞ。 ************************************ <岡田>  でも、ほら、俳優として役を貰ってやる時っていうのは、役を演じるという仕事として完結してるけども、ツイッターとかってそうじゃなくて。  プライベートに近くてキリがないじゃないですか。  その辺、どうやって切り分けてるの? <春名>  なんか、分けてるというか……元はボクなんですよ。ボクがやってるから。 <岡田>  でも、元は営業でしょ? <春名>  うふふふふ(笑)  確かに、最初の頃は営業だったんですけども、今は本当に素に近いというか。  素の自分の、もうちょっと自分の発言を考えてやった結果が、あんな感じで。  最初は営業だったんですけども、今は何も関係ないので。 <岡田>  じゃあ、それが本当言えば、“女優としての春名風花”であったり、“声優になりたい春名風花”の追い風になってれば良いわけだよね?  ツイッターでの評価がすごく高い事が。  でも、そこがなんか、いまいち繋がってないですよね? 「ツイッターで人気が高い」っていうのと、「女優としての仕事がバンバン入るぜ!」とか「声優の仕事も来るようになったぜ!」とかが。  ツイッターをやってるおかげで、アニメの監督さんや音響監督さんの目に留まって、「お仕事しませんか?」って言われるようになって、次のポケモンに出られるようになった……みたいなのって、今はないじゃないですか。今の所。 <春名>  そうですね。  取材とかは多くなったんですけど。 <岡田>  どちらかっていうと、“言論系”とか、〇〇新聞みたいな“ジャーナリズム系”の方の仕事が入りやすくなっちゃいますよね。  このまんま行くと、春名さん、“文化人”方向っすよ。 <春名>  あうー。 <岡田> 「元々、子役出身で、今は朝日新聞のなんとか委員も勤めてらっしゃる〜」みたいな所に来て。  で、3年後、俺を追い出して“悩みのるつぼ”の回答者をやってるんじゃないのかなあ? <春名>  ふふふ(笑) <岡田>  あかん! 俺、どんどん怖くなってきた。  アンタが出てきたら、俺、かなわねぇよ。やだー!(笑) <岡田>  でも本当に、文化人路線、ひょっとしたら行っちゃうよ? <春名>  そうですか? <岡田>  うん。 <春名>  あ、でも、ツイッターでずっと「声優になりたい!」って呟き続けたら、いつか叶うと願ってます。 <岡田>  でも、「声優になりたい!」って、呟き続ければ続けるほど、“声優になりたいというキャラ”はドンドン固定するんだけども。  だからといって、声優になれるとも限らないじゃないですか。  言っちゃえば、声優になるのに一番早いのは、先刻も言ったように「自分の作品を独自で建てる」か。  または、他の業種で有名になって、お笑いのタレントさんが声優になるみたいな事で、声優として使ってもらって、そこで録音監督とかと仲良くなって……みたいな。  いわゆる、「なんちゃって声優から本当の声優の方へズルズル横移動」というのがありますよね。  そっちの方が、たぶん、やり易いと思うんですよ。 <春名>  ですよね。 <岡田>  だから、文化人の方に行っちゃう? <春名>  でも、結構、“芸能界”って狭いんですよね。 <岡田>  うんうんうん。はいはいはい。  すっげーリアルな話(笑) <春名>  なんか、あるテレビ局で会った人とまた別のテレビ局で会っちゃって、「あれ?」みたいなことになったりとか。  なので、たぶん、このまんま……また、ツイッターの話からズレちゃうんですけども。  このまんま子役として、今、なんとか顔を売り出せば、誰かと知り合いになれるんじゃないかっていう考えがあるんですけど。 <岡田>  ええとね、“中川しょこたん”とか……中川しょこたんが見てるのは、“大槻ケンヂ”のやり方だと思うんですよ。  大槻ケンヂさんっていうロックミュージシャンが居るんだけども。  彼が普通のロックミュージシャンと違って、アーティストっぽい方向に行けたのって、オリジナルコンテンツ、具体的に言えば“小説”を発表し出したからなんですよね。  で、ずっと話を聞いてたら。  春名さんの場合は、小説とかそういう文章系のコンテンツをオリジナルで作って、「そういう方向の才能あるんだ」って見せた方が……さっき言った文化人ていう括りもそうなんですけども。  こっから先、アニメ関係の仕事ってやりやすくないですか? <春名>  あー。 <岡田>  うん。“ツイッター小説”とか書いちゃったら?
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】僕は春名風花、アイドルよりかっちょいい声優になりたいの!第69号

    2014-01-27 07:00  
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    はるかぜちゃんこと春名風花さんもファンだという『少女革命ウテナ』をご存知ですか。無銘のマサフミです。
    『岡田斗司夫ゼミ「クリスマス・スペシャル」〜オタキング×はるかぜちゃん対談!!』から、今回は2回目になります。

    対談は、中学生の女の子に将来の夢を尋ねるという微笑ましいものになるはずが、なんだか様子が違うようです。
    岡田斗司夫の大人げない問いかけと、春名風花の返答とが剣を交える時、世界を革命する力が生まれる。
    「彼女は声優に憧れるあまり、自分も声優になる決意をしてしまったのです」
    「でもいいの?ホントにそれで?」

    それでは対談の模様をハイライトからどうぞ。

    ************************************
    <岡田>
     あとですね、聞きたかったことの3つ目ですね。
    『はるかぜちゃんのしっぽ(ω)』を読んだらですね、「声優になりたい」って書いてあった。

    <春名>
     はい!

    <岡田>
     そうなんですか?

    <春名>
     そうです。

    <岡田>
     なんでまた?

    <春名>
     いや、なんか、元々ボクは演技をすることがすごい好きなんですよ。
     それで子役をずっと続けてるわけなんですけども。

      それでも、やっぱり“顔を出す仕事”というのには限界があるんですね。

    <岡田>
     そうなの?

    <春名>
     はい。そうです。

    <岡田>
    「子役だから」ってこと?

    <春名>
     いや、そういうことじゃなくって。
     やっぱり“見た目”に左右されるじゃないですか。なんか、見た目が良くないと出れないし。

     それに、女の子だから女の子の役しかできなかったり。
     例えば、ボクにお婆ちゃんの役とかはできないですよね?

    <岡田>
     無理がありますね。

    <春名>
      でも、声優の場合は声だけでなんでも表現できるじゃないですか。
     もう、地球外生命体にもなれますし。
     なので、そういう無限の可能性があるところがいいなと思って。

    <岡田>
     はーはー、なるほど。



    <岡田>
     それで、春名さんは声優になるための方向って考えてるんですか?

     今、子役で。今もう中学1年生。
     子役って、あと何年ぐらいできるんですか?

    <春名>
      うーん、もう“子役”って感じじゃなくなってきてて。
     たぶん、中学を抜けたらほんとにダメですね。
     今でもちょっとアウトに——

    <岡田>
     今いる場所・子役としてはちょっと大きくなってきた。
     だったら、「こっから先“アイドル”の方に行くか、もしくは“女優”の方に行くか?」みたいにはならないんですか?
     アイドルの方は全く考えなくて、女優方向なの?

    <春名>
     そうですね、はい。
     アイドルの方はあんまり考えてないです。

    <岡田>
     でも、“しょこたん”はそっちの方にいるぜ。

    <春名>
     そうですね。

    <岡田>
     しょこたん先生はそっちの方から大きく方向を切って、“こんな変なアイドルは見たことない系のアイドル”っていう独自のジャンルを作ってるじゃん。

    <春名>
      そう、あの、ボクはしょこたん先生みたいに“何でもできる人”になりたいので。
     とりあえず、というか、女優方向には行くんですけども、そこからどんどん広げて行きたいな、っていうのは——

    <岡田>
     ということは、“変なことをやる変な女優”になるわけですよね?(笑)

     しょこたんはいつの間にか「あれは“しょこたん”っていう生物であって、アイドルではない」とみんなが思うようになってるのと同じように。
     春名さんのことも、「あれは“はるかぜちゃん”という変な生物であって、女優じゃないよね」って。
    「あ、演技もできるんだ」ぐらいの感じになっていくわけですよね?

     で、女優として演技するんだったらやっぱり“女の人”っていう枠もあるし、できる役の幅にも限界もあるだろうし。
     例えば、自分よりもっとかわいい女の子とかが出てきたら、勝ち負けもあるかもわかんないし。
    「これやりたい!」と思っても、その監督のイメージが男声だったら、男性しかできないわけですよね。

     そういうのもあるので、声優なってみたいと?

    <春名>
     そうですねえ、うーんと。
     なんか、どんなにカワイイ役をやっても、それでも、そこで実力が評価されたら「こんな役も出来る」っていう話が来るかもしれないじゃないですか。

    <岡田>
     え? 声優ってそんな世界なのかな?
      俺、声優って、なんかもっと“実力じゃない世界”みたいな気がしてるんだけども。
     そんなことはないんですか?

    <春名>
     んーっと。
     本当に、実力が全てっていう世界ではないです。

    <岡田>
     ゴールデンタイム枠のアニメ番組っていうのは、ある程度は実力だと思うんですけど。
     でも、深夜枠とかコアなファンに向けてのヤツって、やっぱり「人気のある声優さんでDVDの売上確保して〜」っていうようなキャスティングをするじゃないですか。

    <春名>
     ああ、はいはい。

    <岡田>
     こういう話が出来て嬉しいんですけど。
     お互い、「こういう話が出来て気が楽だなあ」って思うんですけど(笑)

     だから、その、もしやるとしたら、実はいわゆる『名探偵コナン』とか『クレヨンしんちゃん』とか『サザエさん』みたいな、あの辺の6時7時のかなり狭い枠になりますよね?
     あそこしか入りようがなくて。
      で、あそこってベテランの人がガッチリ占めてて、新人が入る余地はないでしょ?

    <春名>
     そうですね。

    <岡田>
     うん、どうすんの?

    <春名>
     うーん……どうしましょう?
     えへへ(笑)



    <岡田>
      自分で番組作っちゃうしかないんじゃない?
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】はるかぜちゃんのついったでは言えない話だぬー(ω)第68号

    2014-01-20 07:00  
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    おはようございますー(ω)にょほっ
    ……すいません、1回真似して言ってみたかったんです。無銘のマサフミです。
    昨年12月に行われた『岡田斗司夫ゼミ「クリスマス・スペシャル」〜オタキング×はるかぜちゃん対談!!』の模様を3回に渡ってお届けします。

    新スタジオ『ワニスタ』からの初放送は、テレビやTwitterでも活躍中の、はるかぜちゃんこと女優の春名風花さんをお迎えしての対談となりました。

    はるかぜちゃんのTwitterフォロワーは、岡田斗司夫の2倍以上の15万人。
    若干12歳にして多くの人々を惹きつける、彼女の言葉の魅力はどうやって磨かれたのか。
    その文章で岡田斗司夫をパニックに陥らせるなんて、風花…恐ろしい子!

    それでは、岡田斗司夫と可愛らしいサンタクロースによる対談の模様をハイライトからどうぞ。

    ************************************
    <岡田>
     で、話がちょっと流れたんですけども。
    「自分のことが本当は理解されてない!」みたいなことは、あんまりないんですか?

    <春名>
     んー、ツイッターを始めた頃は、文章でのやりとりも「ああ、なんか伝わってないなあ……」っていうのがあったんですけども、今はそこまでないですね。

    <岡田>
     いいなあ。

    <春名>
     うふふ(笑)

    <岡田>
    「いいなあ」ってのは何かって言うと、ツイッターであれだけ書ければ、そりゃ悩みなんてないよね。
     俺、『はるかぜちゃんのしっぽ(ω)』を読んだんですけども、「こ、こんなやつが同じ業界に入ってきたら、俺、もう食えなくなるよ!」ってパニックになって(笑)
     読んだことがある人も多いと思うんだけど、たぶん、はるかぜちゃんのツイートって、まとめて見ると破壊力がなかなかすごいですよね。

    <春名>
     ほえ? そうですか?

    <岡田>
     たぶん別キャラだと思って、“春名さん”と“はるかぜちゃん”と分けて、今、話してみたんですけど。
     あの、はるかぜちゃんって方が出すツイートって……なんでしょうね?
     一文一文は「ふむふむ」なんですけど、まとめて見ると、その奥に、なにやら、とてつもなく頭のいい人がいる感じがするじゃないですか。
     そこら辺が、たぶん、「あのツイートは、実はお母さんが書いている」ってふうに思ってる人の根拠にもなっているんでしょうけども。

     あれはいまだに言われます?
    「実はお母さん書いてる」とか「マネージャーが書いてる」とか。

    <春名>
     はい。いまだにあります。

    <岡田>
     俺ね、あれを「バカみたい」って思うんだけど。
     僕が「これはかなわないわ!」って思うということは、もし、お母さんやマネージャーがそんなに書けたら、そのお母さんとマネージャーは、プロの物書きとしてデビューできるはずなんだよ!(笑)
     だから、「そんなのあるはずねえじゃねえか!」って。
     単に、「すげえ変な女が書いてるんだ」っていうか……変な女って言い方は失礼ですけども。

    <春名>
     あはは(笑)

    <岡田>
     いや、あのね、「9才とか、それくらいからツイートしてて、頭の中で“こんなふうに書かれたら〜”ってレスする訓練をしてるからこそ、あれが書けるんだろうな」っていうのが僕の中にあってですね。
     逆に、なんか「本人が書いてる」って聞いたら、リアリティを感じましたもんね。


    【28:36】

    <岡田>
     ただ、本人を目の前にすると、やっぱり、こう、信じられないですね。
      春名さん本人は、あのツイートしてる“はるかぜちゃん”より、ちょっとバカっぽいじゃないですか。

    <春名>
     そうです、そうです!
     えへへ。

    <岡田>
     ごめんなさい! 酷い言い方して。

    <春名>
      ツイッターの時は、書いて消してを繰り返して、なんか「賢く見えるように」というか——

    <岡田>
     そんなんやってるんだ!? 騙されたっ!(笑)

    <春名>
     ——的確に答えられるようにやってるので。
      話す時って全部が伝わっちゃうので、ほんとにバカっぽく見えます。えへへ。

    <岡田>
     じゃあ、ツイートとかでレスするときも、一番最初に書いた文章っていうのは、もっと感情が前に出てたり、短絡的な言葉だったりするんだ?

    <春名>
     そうです、そうです!

    <岡田>
     それを消して書いてってやってたんだ?

    <春名>
      それを“楽しく”というか、見てる人が「あ、このツイート面白いな」って感じに思ってもらえるようにやってます。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】ルパンは三流、ホームズは難しい。原作よりジュブナイルを!第67号

    2014-01-13 07:00  
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    少年時代の愛読書はシャーロック・ホームズと江戸川乱歩だった前田宏樹です。 当然、両方ともジュブナイルです(笑) 2013年11月10日、岡田斗司夫による読書会「ビブリオトーク」が 吉本興業の本部にて開催されました。 今回は岡田斗司夫が語るジュブナイル小説についてご紹介します。 岡田斗司夫が熱くなったのはアルセーヌ・ルパンとシャーロック・ホームズ。 ルパンの原作小説がダメダメ(?)だってご存知でしたか? 二人の大作家の見る目が変わるかもしれない!? 岡田斗司夫が語るモーリス・ルブラン&コナン・ドイルの逸話をお楽しみ下さい。 ************************************ ジュブナイルの魅力を話します。 たぶん、ハリーポッターみたいな良質なものがあるから、 大人も子供も読める小説っていうのが、 この世の中には、既にちゃんと存在してるんですけども。 その昔、子供向けのものってそんなに面白くなかったわけです。 どうしたのかというと、 大人向けの小説を子供向けに無理矢理書き直す。 つまり、ジュブナイルっていう作業があったんですよ。 例えば、村上春樹の新作とかですね。 あと海外とかで翻訳されて大ヒットしてる小説、 例えば『華麗なるギャッツビー』とかを 小学生にも分かるように翻案して変えてしまおう! という文化があったんですね。 シャーロック・ホームズとアルセーヌ・ルパンは翻案ものが面白いです。 実はコナン・ドイルが書いたホームズっていうのは 僕らが思ってる以上に、ちょっと難しいところがあるんですね。 子供向けのホームズの本の方が、より読み物として楽しめる。 大人向けの本当のホームズって、 30歳とか35歳超えてから読み直さないと、 心理的な暗喩・隠喩みたいなものが分かりにくかったりします。 ルパンシリーズはもう原作を読んではいけないです(笑) ルパン読んだことある人いますか?  いい加減な小説ですよね~。 ホームズはまともな小説です。 ルパン対ホームズみたいに書かれるから、 ついついルパンまともな小説だと思うんですけども。 でも、モーリス・ ルブランて一発当てることしか考えてないんです! かなり三流な作家なんです!  面白くないんですよ、困ったことに(笑) 唯一まともなミステリーになってるのが『奇巌城』ぐらいかな。 『奇巌城』の中にもですね、ホームズが悪役として登場します。 本当に「売れりゃいい!」しかルブラン考えてないです。 ホームズが悪いことばっかりして、ルパンが正義の味方。 読んでる人が思わず涙する! みたいな内容になってるわけですね。 そしたら、コナン・ドイルから国際郵便でめちゃくちゃ抗議が来て! 仕方ないから、 ルブランはシャルロック・ホルムズとか名前を変えるんです。 懲りずに次の作品で出して、 またコナン・ドイルにめちゃくちゃ怒られる! っていうことをやってるのですね(笑) ルパンは本当に翻案もので、 少年ものに書き直したやつを読んだ方が、たぶん面白いです。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】「ちょっと内田(樹)さん、ここに来て正座しなさい」第66号

    2014-01-06 07:00  
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    新年明けましておめでとうございます! ライターの前田宏樹です。 新人ながら、新年一発目の記事を担当させて頂き光栄です。 2014年よろしくお願い致します! さて、今回は2013年11月10日、吉本興業の本部にて開催された 岡田斗司夫による読書会「ビブリオトーク」を前編・後編にてお届け致します。 最初に取り上げるのは、 内田樹さんの『街場の憂国論』 。 エスタブリッシュ感漂よう内田樹さんの憂国論に 岡田斗司夫の鋭いツッコミは炸裂するのか!? お楽しみ下さい。 ************************************ 最近読んだ本で、 内田樹さんの『街場の憂国論』っていうのがあるんです。 これすごく面白いんですけど、 僕にとってなんでこれ面白いのかっていうと、 1ページに一回必ず引っかかって止まるんですよね。 「なんでやねん?」っていうことを思ったり、あとさらに、 「あれ、内田さんの前の本でも書いてあったぞ」 「ちょっと内田さん、ここに来て正座しなさい」 「お前なんでそうなの?」 って思います。 こういう人の持っているエスタブリッシュ感っていうのですかね。 エスタブリッシュメント感っていうんですか。 「俺は国家から金を貰っている教育機関で、長年食ってたから、 そういう考え方の癖が抜けないよ」 的な所があるんですね。 これ僕の偏見かもしれないです。 つまり全くの民間から出てきたから、 そんな意識ないのかも分からないんですけども。 前々から僕が言っていることがあります。 学問というのはどれだけやればいいのか? キリがないと。 枕草子の研究を未だに続けてるんです。 あと何100年やるつもりだと。 多分、内田さんは 「う~ん、それは何100年でもやる値打ちがある」 って言うんですね(笑) そうすると、学校の縮小ができないんですよね。 内田さんはそういう時に対して、 「学校の縮小とかそういう風なものをビジネス的な原理で語っていいのか」 って言うんです。 「原理で語っていいのか」っていうのは言うんですけど、 でも枕草子何100年問題には答えてくれないんですよ。 そういう問題を匠にスルーする所が、「てめぇ…」って思っちゃうんですよね。 そういう風なツッコミ入れながら読む、という方法ができるので、 僕にとってこれ凄くいい本なんですよ。でも、人によって多分読み方違う。 僕自身思うのは、自分がどれぐらい特殊な人間かよく分からないんですけども、 あんまりツッコミ入れて読まない。 文字にしたり、こういう風に人前で、 別にこんな風に集まった所で話さなくてもいいんですよ。 喫茶店かなんかで、人に言ったりすることで、 読書って全然変わってくると思うんですね。 あんまりツッコミとかをやっちゃうと、 ただ単にうんちく語りのですね、嫌な奴になっちゃうので。 本を読むコツというのは一時的にでも、 その著者の言っていることを一から十まで全部信じることだと思うんですね。 読み終わった後は自由なんですよ。 だから僕も内田さんの本も同じなんですけど、 とりあえず文章読んでる時は絶対に信じるんですね。 で、読み終わって一息ついたときとか、 数ページ読んで 「ハア」 と一息ついたときに 「ちょっと待てよ」 って考えてもいいんですけど。 とりあえず一回、全部信じないと、 途中で余計な批評入れちゃうと、目が曇っちゃうんで。 まずは初歩の初歩としてというか、 基本スタンダードとして、いかにみんなが読みたいと思うような話ができるのか、 というのがビブリオトークというか、本を読んだ時の楽しい語り方だと思います。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『叛逆の物語』は『ガンダム』と並ぶ92点、呪われし上級編第64号

    2013-12-23 07:00  
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    僕は無銘のマサフミ。ついに残ったのは君一人だね。 岡田斗司夫ゼミ「『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を金払って観たから言いたいこと言うよ!」から、最後はまどマギ上級編をお届けするよ。 この先、『叛逆の物語』の核心が語られることからは逃れられない。 まさか岡田斗司夫が『機動戦士ガンダム』と並べて評価するほどの作品が生まれるなんて、思いもしなかったよ。 『叛逆の物語』を観ないうちにネタバレを聞いてしまうなんて、一人残った君の願いは叶ったといえるのかい? 『叛逆の物語』の結末がハッピーエンドかアンハッピーエンドか、それは僕にも分からない。 どちらであろうとも全ては僕、いや、君と僕達が語り続けるためのエネルギーになるんだけどね。 もうすぐオオミソカの夜が来る。 さあ、僕と契約をして、『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を観てよ! ************************************  でね、「ハッピーエンドか、アンハッピーエンドか?」っていうことまで、まとめて話しちゃうんだけども。  ハッピーエンドかアンハッピーエンドかというのに関してはね、いろんな考え方があると思うよ。  俺ね、実はわかんないんだ。  あの、『カリオストロの城』ってさ、ハッピーエンドに見えるかアンハッピーエンドに見えるかって人それぞれだと思う。  で、55歳の、中年を過ぎた、ややもう老年にさしかかったオッサンの俺としては、あれはアンハッピーエンドなんだよ。  ルパンは最後、クラリスに手を出すこともキスすることもなく、「せっかく太陽の世界に出れたんじゃないか」って言って、責任も取らずに「いくらでも俺のこと好きになりなよ、困った時があったら来るかもよ」みたいなことを言って行っちまうんだよな。  つまり、その女の子の中に永遠の刻印を残すことに成功するんだ。  で、「今後、俺以上に好きになる相手というのは出来ないだろう」とわかった状態で、突き放して逃げてしまうので……っていうふうに見えちゃうので、これはアンハッピーエンドだなというふうにも言えると。  でも、そういう恋愛をしたいっていうふうに女の人が思ってたらハッピーエンドかもわかんない。  どっちとも言えるな。   で、『ガンダム』のTV版は、そのガンダムという巨大ロボットの力とか、戦争っていうものの呪いから主人公・アムロが解放されて自由になる話だから、ハッピーエンドであって。  そっから先の『ゼータ』や『ダブルゼータ』っていうのは、1回もハッピーエンドに成功してない。  今に至るまで、ガンダムっていうのは……そのガンダムの力っていうのがどのようなメタファーであろうとも、そっからの解放というのがされてないから。  で、『火垂るの墓』は、主人公のあの兄ちゃんが妹を死なせてしまって、繁栄の20世紀末の神戸を未だ見てるっていう地獄・煉獄の中で、生きることも死ぬことも出来ない。だからアンハッピーエンドっていうふうにも考えられるんだけども。 「節子、お前のことをいつまでも見守っていたい」という意味ではハッピーエンドと言えるかもしれない。  つまり、「カリオストロの城がハッピーエンドだったら、同じようなロジックでハッピーエンドとも言えるんじゃないの?」っていうふうにも思えちゃう。  だから俺、安易にハッピーとアンハッピーとに分類できないんだけどさ。 『風立ちぬ』も、全くその、前のニコ生で話した通りで、俺には火垂るの墓と構造が同じに見えるんだよね。  どちらかというと、宮崎駿が高畑勲に対してアンサーを返したような作品だからさ。なので、最後に主人公が煉獄にいるのも同じなんだけども。  ただ、そこで火垂るの墓と違うのは、火垂るの墓っていうのは「兄ちゃん、もういいの。節子は天国で幸せよーん」とか言って、兄ちゃんは「良かった!」って言って極楽行っちゃう話なんだけどさ。  でも、風立ちぬの主人公の二郎君は、奥さんに「生きて!」って言われても、それにあんまり気づかずにカプローニさんと一緒に酒を飲んでしまうという、もう一回地獄に舞い戻ってしまうというボンクラぶりを示してくれたところで終わる(笑)   つまり、あれはあれで「地獄でも良いんじゃないの?」と。宮崎駿にとっては「こっから先も、この世の中のピラミッド構造の上でアニメ作るんだぞ!」っていう決意宣言でもある。  だから、すごいなんか、「宮崎駿はハッピーなんだろうけれど、アニメとしてはアンハッピーエンドやな」と思ってたな。  じゃあですね、やっと結論部。  まどマギってさ、ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのかっていうふうに考えるじゃん。   で、ほむらもそうなんだけども、ファンにしても、もう一度まどかと会えると考えて、また『まどマギ』のこと考えて、そしてさらに「この先、また続編の劇場 とかビデオとかTVとかがあるんじゃないのかな?」って期待してしまうという意味では、もう一回、作品に“呪われる”わけだよね。 『機動戦士ガンダム』がガンダムという“力と呪い”からの解放の話であったかのように。  僕らファンにとって『まどマギ』っていうのは、「すごく良いものを見た!」っていう感動という祝福であると同時に、「もっと見たい!」とか、「これを超える感動が現実ではないのか!」とか、「なんでこんなキャラが現実にいないのか!」っていう呪いを必ず受けるんだよ。  ここがこのフィクションの恐ろしいところであってさ。  だから、明治時代の教養人は、青年が小説を読むのを禁止したんだよね。「あんなものを青年のうちに読んじゃいかん!」と言ったぐらいで(笑)  フィクションの恐ろしさっていうのは、それぐらいあるんだけれども。  うーんとね、だからね、今回のまどマギは、僕にしてみればアンハッピーだよね。  また『まどか☆マギカ』を見なきゃいけないし。なんかね、ガンダムを見た後でちゃんとまた見なきゃいけない『ゼータガンダム』みたいなもんだよな。そういうふうに思ってしまうし。  エヴァも同じ構造だよな。   皆さんにとっては、まどか☆マギカはハッピーエンドだったでしょうか? アンハッピーエンドだったでしょうか?  ということで、劇場版まどか☆マギカ上級編を終わりたいと思います。お疲れさまでした。  で、こんなにね、疲れる話になるんだよ(笑)   上級編はね、ゼミだからね。これだっていう結論がなくて、「こう考える、こう考える、こう考える」。そして、「後はみんな、ブログで考えてくれ!」っていう言い方になっちゃうんだけども。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】テレビ版『まどか☆マギカ』80点、全話観るしかない中級編第63号

    2013-12-16 07:00  
    216pt
    僕は無銘のマサフミ。君にはまた会うことになると思っていたよ。そろそろ『魔法少女まどか☆マギカ』を観る気になったころだと思ってね。 岡田斗司夫ゼミ「『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を金払って観たから言いたいこと言うよ!」から、まどマギ中級編をお届けするよ。 テレビ版『魔法少女まどか☆マギカ』は、岡田斗司夫が「死んでも観ろ」と80点の高得点をつけた名作だ。 死といっても、ソウルジェムを持っている魔法少女にとっては、普通の人間のように怖がる必要はないことだからね。ぜひ君にも観て欲しいな。 『魔法少女まどか☆マギカ』を観て、君にも一緒に魔女と戦って欲しいんだ。 ************************************  まどマギ中級コースだ。 “中級コース”というのは、「新作の映画を見てなくても大丈夫!」だ。  そろそろネタバレがあります。大丈夫だな? (卓上に「ネタバレなう」と書かれたボードを置く)  まずですね、これは“TV版の正当な続編”だよね。  だから、TV版とか去年の劇場版を見なくて、いきなり新劇場版の『まどマギ』を見ちゃうのはヤバいと思うよ。  まず、僕自身がアニメっていうのをどう見てるのかを伝えるね。  どういう意味かっていうと、これからの話はアニメの見方に関係してくるんだ。   僕はアニメっていうのを“キャラ”じゃなくて“登場人物”として見ている。  どういう意味かって言うと、そのキャラクターが実在している人物だと考えずに、物語を伝えるための、悪い言い方をすれば“ツール”みたいに思っているんだ。  だから、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティンって主人公いるじゃん。あのマーティンっていうのは、実在の人物ではなくマイケル・ジェイフォックスっていう俳優さんがやった登場人物だと思ってる。  なので、ぼくはアニメの中の個々のキャラクター、例えば、“ほむら”とか“まどか”とかに特別な感情移入はしないし、あまりできないんだ。  これは別に昔からそうなんだよね、僕の習性で。  ——という人間が語っているという前提で聞いて欲しい。  だから、さっきの採点もキャラクターに思い入れをしている人は、たぶん、ここに上げた得点プラス15点ぐらいが自動的に加算されるはずだから、その分、割と低いんだと思ってくれればいいと思います。  で、えー、劇場版のまどか☆マギカっていうのは……まだネタバレなしで話すんだけども。  やっぱりね、“論理的なシナリオ”が最大のポイントですね。  テレビ版では戦うべき相手を“魔女”にしてるんだ。  魔女っていうのは、魔法少女の心の中がやがて疲れた時、っていうのかな? 心が濁ったときに進化する存在として捉えている。  これ、何かっていうと、子供向けアニメではまず出来ないことで。   子供が成長して大人になる。その、“大人になること”自体を敵にしているっていうのが、テレビ版まどか☆マギカの根本にある発想法なんだよね。  だから、魔女っ子アニメって成長を否定しないとできないんだよ。 『魔女の宅急便』がなんで魔女っ子アニメにならないのかというと。  魔女の宅急便って主人公のキキが成長して、魔法が使えなくなって。で、あの黒い猫の喋ってる言葉がわからなくなるところで“ハッピーエンド”を迎える。  つまり、成長を肯定してるんだ。  あれが魔女っ子モノにならないのは、魔女っ子モノっていうのは成長を肯定しちゃダメだからなんだよ。永遠に否定しないとダメだよ。  なんでかっていうと、魔女っ子モノにでてくる大人っていうのは、主人公たちと関係のない存在であって、本来“悪”なんだよね。  でも、悪なんだけども、家族だからそうと見せないようにしてるわけだ。  だから、テレビ版の『まどか☆マギカ』ってクライマックスの最終話近くになって、まどかとお母さんとの会話のシーンに、かなり長い時間を割いているんだ。  12話しかないアニメなんだよ?  30分の12話しかないアニメで、あんだけ膨大な分数をとるってことは、作者はものすごくあそこを見せたかったんだ。  そこでなんでお母さんとのやりとりとか、大人同士の会話をいれるのかっていうと。   このアニメっていうのは本当は“成長”の話であって、成長したら魔女になるってのは、子供から見たらその通りなんだけど、大人から見たらそれは当たり前のことであって。  でも、子供の世界、夢見る世界が壊れるっていうふうなことを子供たちは怖がっている。  ——という、複雑な構造をしてたのが、テレビ版なんだけども。  新劇場版の戦うべき敵ってのは、テレビ版の成長の物語よりもさらにトリッキーなんだよ(笑)  ものすごく複雑なことをしてるんだけども、「軌跡のように論理的な」っていうのかな? 上手くハメ込んである脚本で、それを作り上げてます。 「全然話がわからない」(コメント)  すまんな(笑)
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】『魔法少女まどか☆マギカ』とりあえず3話までの初級編第62号

    2013-12-09 07:00  
    216pt
    やあ、僕の名前は無銘のマサフミ。岡田斗司夫ゼミ「『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』を金払って観たから言いたいこと言うよ!」から、今回はまどマギ初級編をお届けするよ。 どういうわけか、君は既に僕のことを知っているようだね。 それはきっと君の能力に関係があるんだろう。 君の存在は、僕にとっても予測がつかないイレギュラーだからね。 何を言っているのか分からないのかい?君はまだ『魔法少女まどか☆マギカ』を見ていないんだね。 まずは岡田斗司夫の言うことを聞いて、テレビ版の3話まで一緒についていくといい。 そこで実際の魔法少女の戦いを見てから、続きを観るかどうか決めるといいよ。 君にも『魔法少女まどか☆マギカ』のシナリオとビジュアルを楽しんで欲しいな。 ************************************  で、特徴はですね、まあ、2つありますね。   1つはですね、“めちゃくちゃ論理的なシナリオ”です。  色んなアニメを僕も見てるんですけども、まどかマギカのシナリオの論理性は、ちょっと桁外れですね。  本来だったら魔女っ子ものとして、当たり前に流れてくるような“お約束”っていうのがあるんですね。 「なんで魔法が使えるか?」とかですね、「魔法を使ったらこの世界どうなるのか?」っていうことに対しても、やたら辻褄が合ってるんですよね。  で、「こういう辻褄を合わせた作品は後半に暗くなる」というのは、もう決まってるんですね。  なんでしょうね?  設定って、辻褄が合えば合うほど、“現実との差”が出てきちゃうんですよ。  つまり、便利なアイテム……ハリーポッターみたいな魔法でもなんでもいいですし、チョーカーでもいいんですけど。  それが便利であればある程、「なんでこの世界、僕らの現実世界はそうでないのか?」っていうのとの間に矛盾が発生して、後半、その魔法によって苦しむ人達とか出てくるという。  もうこれ、定番の展開があるんですね。  <中略>  テレビ版のまどマギの世界でも、戦うべき魔女というのの設定がですね、すごく切なくて、説得力があるようになっています。  これもシナリオの論理性の力ですね。   で、もう一つの特徴はですね、“ヘンテコな美術”です。  まどマギの世界観っていうのを決定してる、例えば魔女のデザインも変なんですけども、街並みのデザインとかですね、街灯とか、色んなものですね―― 「イヌカレーwww」(コメント)  今これ「劇団犬カレー」って書いてるんですけども。 “劇団犬カレー”っていうのは魔女の設定とかをやってるユニットなんですけど。  それだけでなくて、学校の中の教室の机とかですね、あと「壁が全てガラス張りである」とかですね、そこら辺の独特の世界観があるんですね。  で、これがすごい上手い。  僕はこれを、現代アートよりずっとアートしてると思います。  なので、本職のアート作家は、「ものすごく褒める」か「過剰に嫉妬して無視する」かのどっちかなのが、僕、見ててもうすごく愉快です。  だから、「ああ、まどマギを現代アート作家に語らせると、いつも面白いなあ」って思うんですけども。 「ビルが世界の高層ビルコレクションだし」(コメント)  まあ、そうなんですよね。   で、正しい鑑賞法・その1。  テレビ版のまどマギの正しい鑑賞法は、とりあえずDVDで見ましょう。  それも一気に見ましょう。  少なくとも、1話から3話、まあ、ギリギリ4話かな?  まぁ1話から3話まで見る時間ですね。つまり、60分から70分は時間を空けて。  まあ、オープニングとエンディングはね、最初だけ見ればいいです。その後、いちいちあんなの見なくていいですから。 「あんなの」っていうのは変ですけど、ストーリー上、別に意味がないのでですね(笑)  1話から3話まで、まとめて見て下さい。まとめて見ると面白さがわかります。  で、まあ、スマホの画面よりは、少なくとも20インチ以上のテレビをおすすめします。  それぐらい、ビジュアルには凝った作品ですのでね。   で、もう一つは、  鑑賞法・その1は「1話から最低3話まで一気にDVDで見る」ですけども。  二つ目はですね、「魔女っ子とか“萌えアニメ”とあんまり意識しない方が楽しい」です。  そういう意味では、実は正直、あの絵柄は邪魔です。  可愛いすぎるというかですね、無意味に萌え萌えしすぎてて、そのフィルターで、なかなかわかりにくくなってるんですね。  で、「それが好きだから見る」っていう人もいるんですけど、おそらくそれ以上に、「あれは嫌だ」っていって排除しているのが勿体無いのでですね。  あんまり魔女っ子もの・萌えアニメというふうに考えずに、「何かヘンテコなアニメを2011年にやったらしいぞ」、「じゃあ、もう、一気に借りて見てみるか」というふうな感じで、見てみて下さい。   で、あとですね、三つ目の鑑賞ポイントはですね、「マスコットキャラが憎らしくて良い」です。  今、これテレビ版を見てない人のために言ってますけども、“キュゥべえ”という可愛い狐のような猫のような生物が出てきて。  これがマスコット的に色々喋るんですよ。 「まどか、それは○○だよ」とか言ってくれるんですね。はい。   でも、コイツはアニメの歴史の史上に残るぐらいですね、良いキャラなんですよ(笑) 「うなぎ犬」(コメント)  まあ、「うなぎ犬」って書いてあるんですけどね。   そう、みんな意味がわからないと言いながら、「あれはねじ切りたくなる」って書いてあるんですけど。  ねじ切りたくなるぐらいですね。 はい。