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  • 岡田斗司夫の毎日ブロマガ・増刊号「みんなのアニメプロジェクト『RocketDan 〜ウツソミラの夜辺(よるべ)〜』完成のお知らせ」

    2019-06-04 12:00  
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    岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/06/04・増刊号───────────────────────────────────
     「みんなのアニメプロジェクト『RocketDan 〜ウツソミラの夜辺(よるべ)〜』完成のお知らせ」

     3年前に始動したアニメの制作プロジェクト、「みんなのアニメ」がついに完成しました。
    皆さま、良ければ見てやってください!    https://bit.ly/2MjYmL2





     以下、スタッフ、不死身のリョウタ君からのメッセージです。
    *********************************
     ホリエモンこと堀江貴文と、オタキングこと岡田斗司夫によるアニメの制作プロジェクト、「みんなのアニメ」がついに完成しました!
     『RocketDan 〜ウツソミラの夜辺(よるべ)〜』 
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】岡田斗司夫に12万円も払おうなんて「どうかしてるぜ!」第47号

    2013-08-26 07:00  
    220pt
    FREEex入って一年半が経過しました無銘のマサフミです。
    7月7日FREEexプライベート説明会の模様を、前回とは別の参加者を迎えてお届けします。

    前回・今回と、文字起こしはFREEexの新メンバー達の手によるものです。
    自分たちの発言を自分で文字起こしした初仕事の成果と、彼らの今後にご期待ください。

    こうしてFREEexに集まってくるのは一体どんな人達なのか?
    私がこれまで見たところでは、職業も趣味も関わり方もバラバラで傾向を掴むことはできませんでした。
    唯一の共通点は岡田斗司夫に12万円も払う「どうかしている」人達ばかりであるということ。

    「もしかして、私もどうかしてしまったかも……」とお心当たりのある方は、FREEexプライベート説明会までお越しください。

    いま来ないなんて、どうかしてるぜ!


    ************************************
    <参加者A>
     昨日、メールを見させて頂いて思ったんですけど。
     岡田さんは最初、2、3年前までは自分を無料化するという考えで、「ああ、それはすごいな!」と思っていたんですけど。
     昨日のメールを見る限りでは、やっぱり無料だけじゃなくて、有料化もいれないといけないって感じがするんですね。

     で、その構造を見てますと、なんだろう?
     言い方はひどいかもしれませんけど、社員のみなさんが岡田さんを持ちあげて、岡田さんを独り占め……っていうかな? あまり外に出さないような感じがするんですね。

    <岡田>
     ほうほうほう。

    <参加者A>
     まあ、有料化ということで——

    <岡田>
     有料化。
     ええと、あれの有料化は何かというと、「メンバーは僕を使って儲けていい」という意味なんです。

     なんだろうな? たぶん、 有料化の最大のポイントは2つあって。
     1つは、全てを無料にすると見てもらえなくなる。
     普段、有料のもの、例えば、金曜ロードショーでジブリがジブリ映画を無料で見せると急にみんなが見るのと同じように。
     基本的には有料の枠をはめておいて、好きなタイミングで無料化することによって、見る人を増やすことができる。

     ずっと無料にしているというのは“図書館”みたいなもので、実は閑古鳥が鳴いている。
     そうではなくて、もし“ツタヤ”みたいなものがあって、週に1回無料デーっていうのを作ってたら、そういうツタヤには行列ができるんですね。
     じゃあ、ずっと無料で公開できる図書館がなんでガラガラで、週に1回無料デーを作ったツタヤは行列ができるのかって言うと、これは「いつでも無料化できる」というパワーなんですね。
     無料というのはツールであって、手段であって、目的ではない。
      僕らにとって「岡田斗司夫のコンテンツを無料にする」っていうのは、手段であって、目的はなにかというと「その普及」なんですね。
     というのが、その有料化の理由の1つ。

     で、もう1つは……これはもう本当にぶっちゃけの話なんですけども。
     メンバーが3年も在籍していると、彼らの経済状況がどんどん変わるわけですね。
     これは法則でもなんでもないんですけども、 「FREEexに入ろう!」と決心した時が一番、仕事もなんとかいけそうで、そして年間12万払える自信があるタイミングなんです。
     で、こっから先、それが落ちていく可能性が高いわけですね。「あ、なんか今年無理だ」とか。
     その時に、「じゃあ、もう無理だからやめようか」というふうになっちゃうと、そこで付き合いが切れてしまって、なかなかもったいないんでですね。僕らとしても。

     だから、 本業ほどではないんでしょうけども、月に1万円とか2万円ぐらい稼げるような場としてのFREEexというのを作ろうと思ったんですね。
     それが有料化のもう1つの理由で。


     だから、例えばブロマガでやっている『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』ってありますよね。
     あれも、ニコ生に登録している人だったら、ほとんど無料で見れるんです。有料で見る人もいるんですけど。
     その有料はなんでかというと、「後でタイムシフトで見る人は有料でないと見れない」とかですね。無料で見れる人を最大化して、「有料にしたらこんなオプションがつきますよ」というようなのをつけているんです。

     そうやって有料にしたお金はどうなるのかっていうと。
     そのタチワニっていう会社が儲けて、ヤムアキくんみたいな所に給料がいったり、今、下に“タチワニカー”っていうタチワニで買った車があるんですけど、こういうのがあったりするんです。
     あとは、結構、豊富な機材を買っていて。
     現在、僕らは最初カメラ1台しか、それもメンバーの人が手持ちで出したビデオカメラしか持ってなかったのが、今はビデオカメラが3台あって。
     それの切り替えのスイッチャーとかも、これらもブロマガで儲けたお金で買ったものです。
     だから、有料っていうのを有利に使いたいと思っていますけれども。


      独占っていうのは、どうでしょうね?
     岡田斗司夫を独占しているということでは……ああ、そうなのかもわからないですね。
     逆に言えば、僕、FREEexのメンバー以外の人とはあまり親しく話す必要を感じないんですね。

     そりゃ、外部の人とは話しますよ。
     例えば、来週、僕は“小飼弾”のところへ行ってちょっと話したり、“田中圭一”さんという漫画家の人と打ち合わせをしたり、いろいろ打ち合わせするんですけども。
     それは外部の人と「このアニメの企画どうでしょうね?」とか、「システムどういうふうに組んだらいいのか?」っていう話で。
     ところがそれを持って帰ってきて、「こんな話してきたんだ」って話す相手は、やっぱりFREEexのメンバーになるんですね。
     はいはい。

     で、それでも僕、構わないと思うのは。
     普通のアーティストとか、普通のクリエーターっていうのは、わけのわかんない取り巻きに相談してるんですよ。
     そうじゃなくて、 「俺はその、わけのわかんない取り巻きを有料化している! おまけにメンバーも全て公開していて、限定にしてるぞ!」 っていうのが圧倒的にクリアなんです(笑)

     同じ様な事を、実は、たぶん、メディアに出ている人は全員やってるんですけど、それが誰かはわからないんです。
     お気に入りの後輩かもわかんないし、家族かもわかんない。とりあえず不透明なんですね。
     これをこちら側は徹底して透明にやっている、と。その場合、12万円もらっているわけなんですけど。
      その代わり、その12万円以上取り返すチャンスというのを、みんなに渡している。

     というわけで、 こないだまではFREEexは“参加費”と言っていたんですけど、今はたぶん投資に近いんです。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】宇宙への夢、アニメの夢、みんなの夢を乗せて飛べロケット!第41号

    2013-07-15 07:00  
    220pt
    『堀江貴文×岡田斗司夫「みんなでアニメ作ろう!」』後編の模様をお届けします。
    放送からひと月が経ち、pixivにイメージボードやシナリオが集まり始めています。
    岡田斗司夫も「みんなのアニメ」Webアプリ開発のため、連日打ち合わせを続けているところです。
    果たしてこの方法でアニメは成立するのか、ホリエモンのロケットは打ち上げられるのか?
    でもロケットの目的は打ち上げられることではありませんね。
    全てを切り離してでも、何かを、誰かを宇宙に届けること。
    民間で宇宙開発を行おうという堀江貴文の夢。
    未来のアニメの作り方自体を作ってしまおうという岡田斗司夫の夢。
    そして「みんなのアニメ」に参加される方々それぞれの夢。
    あなたも誰かの夢を乗せて、宇宙を目指してみませんか。
    後編をハイライトからどうぞ。無銘のマサフミでした。
    ************************************
    <岡田>
     じゃあ、これのやり方をもうちょっと細かく言うと。
     2時間映画は2000のカットに分かれます。で、同じようにこのアニメも……10分か15分かわかんないですけども、カットナンバーが1から2、3と、ダーッとあって、最終的に2000ぐらいあるとしましょう。
     まず、そのカットナンバーごとの“イメージボード”が、リストに貼ってあるわけですね。
     これ、pixivで投稿されたイメージボードで、「このカットにふさわしいだろう!」というふうに選んだものがここにあると。
     で、これの、一応“サブ”で、「ボツになったんだけどもこういうイメージボードもあるよ」とか、「採用されなかったけどこれもいいな」みたいなものもいくらでも見れるんです。
     みんなはこれを見て、3秒間の作画をしてここに投稿するわけです。
     カットは2000あるからどこのスロットに投稿してもいいし。
     逆に言えば、すでに投稿されている動画を見て、「いや、俺の方が面白く作れる!」と思ったら、どんどん自分で作って投稿し直してもいいんです。
     僕らはその中で「一番適してる!」ってふうなものを選んでいって、常に「これ仮選びね」って言ってるやつを“繋いで見れる機能”を付けとくんですね。
     そうすると……アニメーションの業界には“クイックアクションレコーダー”っていう、原画とか動画の動きだけを見れる機械があるんですけど、それと同じように、 今“仮OK”が出てるカットだけを繋いで見れる機能を付けとけば、一つのシーンの流れがわかる。
     で、「俺の方がもっとこのカットうまくできる!」と思ったらどんどん、次々に投稿してもらえばいいと思うんです。
     この仕組みをですね、pixivは画像投稿サイトであって動画投稿サイトではないので、どっかに作らせなきゃいけないんですよ。
     それが、ニコニコ動画で集める場合、こちら側が準備しなきゃいけないサイトですね。
    <堀江>
     はいはいはい。
    <岡田>
     で、こういう共同でアニメとか映画を作るっていうフォーマットを1回作れば、たぶん、日本中のどこに住んでてもアニメを作るっていうことが誰でも出来るようになるんですね。
    <堀江>
     1万円払って参加してくれるプログラマーがいるといいなぁ。
    <岡田>
     はい。
     だから、このカット3番とか4番のデキが悪かったら自分でカット改良すればいいし、前のカットの動きだけ取り込んで投稿すればいい。
     なんでかっていうと、ここで投稿された動画の著作権……“原著作権”はもちろん描いた人にあるんですけども。それを、どういうふうに使うのかの一切は、言い方悪いけども、僕らに任せてもらって。
     だって僕らは「これで儲けない」って言ってるわけですから、投稿したものはお互いに引用して作り直すことを自由にしちゃおうと。そういうふうに“シェアウェア的”な感じでやっちゃえば。
     たぶん、 これって世界中の映画作家が一度は考えながら「そんなの無理だろう」っ思ってたシステムなんです。
     それを先駆けてやっちゃおうと。
    <堀江>
     今までやったことないんですか?
    <岡田>
     ないです!
    <堀江>
     ふーん。
    <岡田>
     似たようなこと考えた人はいますけもど、それはどちらかというと、思想家とか哲学家に近い人が「将来は映画の作り方もこういうふうになるかもしれない」程度の言い方です。
     これを“現実化”したところは全くないです。
     だけど、現代の日本人の“基礎力としての絵の巧さ”があれば。あと、“3秒”だったらみんな作れるんですよ。
    <堀江>
     ああ、3秒だったらね。
    <岡田>
     みんな、2時間の映画とか30分のアニメを作れないから「まだまだダメだ!」と思っちゃうんですが。でも、アニメの専門学校行ってる人なんかも、これだったらできると思う。はっきりわかるはずです。
     で、これだったら、東京に住んでようが大阪に住んでようが、地方のどっか田舎のとこに住んでいようが、3秒の投稿ぐらいだったら2晩か3晩ぐらいで作れて投稿できる。
    <堀江>
     これ、アニメの専門学校の教材みたいにできないですか?
    <岡田>
     うーんとねぇ、アニメの専門学校で教えてることとあまりにも違うんですね。
     アニメの専門学校はまず中心に“シナリオ”があって、“監督”があって、“作家”があって。それのオーダーでっていう中央集権的なやり方なんですよ。
     対して、これは完全なネット社会型の作り方で――
    <堀江>
     でも、「作画をやりたいなー」って思っている人にとっては、これはすごい面白い教材になるわけじゃないですか。
     そういうのに協力してくれるような学校の先生がいるとすごく――
    <岡田>
     いや、そういう専門学校の先生が入ったら、 このフォーマットの中から教材として使える部分だけを切り離してアニメ教室を作ることができる。
     そうすると、年間100万円とか200万円を払わなくてもアニメの作り方が勝手に学べるし、学んだ成果がそのままオンエアされるっていう夢のようなことが可能になります。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】指きりげんまん、儲かってもみんなアニメに使いきる!第40号

    2013-07-08 07:00  
    220pt
    6/13の放送当日、配信担当に紛れて観覧していた無銘のマサフミです。 先週に引き続き『堀江貴文×岡田斗司夫「みんなでアニメ作ろう!」』中編の模様をお届けします。
    2人の企画にpixiv永田さん、CAMPFIRE越後さんというパートナーが現れます。 イメージボードの投稿先はpixivに決まり、同時に募集も始まりました。 制作資金はCAMPFIREに集めてもらうことになり、今後募集が始まります。
    では集まったお金はどう使われるのか。 2人が子どものような方法で約束をする場面に私も立ち会っていました。 皆さんも証人としてご一緒に、「指きった!」
    では中編をハイライトからどうぞ。
    ************************************
    <堀江>  僕も絵を描ければ、イメージボードはいくらでも描きますけどね。
    <岡田>  イメージは溢れてる?
    <堀江>  イメージは溢れてるんですけれども。
    <岡田>  じゃ、それを、もう“文章化”してもいいですし。
    <永田>  そうですね。pixivはイラストだけじゃなくて、テキストとか、小説も投稿できるので、まあそういった機能も——
    <岡田>  じゃあ、断片的なシーンもみんなにシナリオ風に描いてもらって……小説風でもいいです。投稿してもらって。  最終的に、 僕らに来たイメージボードと、来たその“マイクロシナリオ”みたいなものをつぎはぎしていって、イメージ作って行きましょう。  たぶん、それが“みんなでつくる”感じ。
    <堀江>  はい。僕はプロットを作りますよ。
    <岡田>  あ、はいはいはい。プロットOK。
    <堀江>  プロットを作って、僕がそれを投稿しますよ。
    <岡田>  はい、投稿してください。
    <堀江>  pixivに投稿すればいいですかね?  僕、pixivのID持ってないんですけど。
    <岡田>   ホリエモン、pixivに投稿(笑)  じゃあ、俺はボツを出すかもわかんないですね。「こんなの使えませんよ!」ってね。 <堀江>  やめてくださいよ、もう。ほんと勘弁してください。
    <永田>  全部pixivでやったほうがいいですよね。
    <岡田>  そうですね。全部pixivに集めたほうがいいです。
    <堀江>  では、シナリオも入れていいと?
    <岡田>  はい。シナリオも入れましょう。  それでやったほうが……プロのシナリオライターの人に発注するっていう方法もあるんですけど、それはあんまり、オネアミスっぽくないですよね。
    <堀江>  ああ、そうですよね。  だから、これは“21世紀のオネアミス”なんですよね。その作り方なんですよね。
    <岡田>  あと、「評価経済だけでアニメを作る」という社会実験でもあるから。
    <堀江>  本当に作れるかどうかという——
    <岡田>  いわゆる、お金は持ってる人間が「お金出すから、アニメ作ってくれよ」っていうんじゃなく。  ホリエモンという億万長者が、「じゃあ、自分で何億も出すからアニメ作ってくれよ」ではなくて。
     このアニメの面白いところは、僕も堀江さんも1円も出す気がないということでしょう?
    <堀江>  それは……「1円も出す気がない」ってのは、ちょっと言い過ぎですけども。
    <岡田>  俺、出す気ないです(笑)
    <堀江>  ……そうなんだ。
    <岡田>  で、その代わりに。  これ、僕の提案なんですけども、このアニメで、たぶん権利会社を作るじゃないですか、このアニメの。  それでですね、たぶん儲かっちゃうこともあると思うんですよ。販売とかしたら。
     で、 このアニメで儲かった分って、もう、全部“次のアニメ”の予算にしません?  つまり、アニメで儲けたお金を僕とか堀江さんが自分で儲けるのをやめて、すべて制作費に突っ込んじゃいませんか?
    <堀江>  それはもちろんです。
    <岡田>  やった!約束!
    <堀江>  それはそうですよ。  もちろん、そうですよ。
    (岡田、堀江、指切りをする)
    <岡田>  やった!  俺、今日ね、これを確認したくて確認したくて。  たぶん、堀江さんは「OK!」って言ってくれると思ってたんですけれども。
    <堀江>  だって、だってね、僕は実際そうしてるから。  事業で儲かった金は全部、次の事業に……僕はメールマガジンとかで儲かった金は、全部ロケットにつぎ込んでるから。
    <岡田>  趣味人だねぇ!
    <堀江>  いやいやいや。  だって、そのためにお金が回ってるわけだから。
    <岡田>  そうですよね。  お金って「なんのために使うのか?」にあるから、とりあえず集めてもしょうがないですよね。
    <堀江>  集まってもしょうがないと。好きなことに使わないと、それも。   アニメ好きが集まって作ったものっていうのは、そこから生まれたお金は、アニメのために使えばいい。
    <岡田>  つぎ込んじゃいましょう!
    <堀江>  そうですね。
    <岡田>  じゃあ、すべてを作品と、もし余っちゃったら次回作につぎ込むということで。
     で、公開方法とかですね。  これ、さっき「テレビだったら途中でどうなるかわからない」って言ってたんで、もう俺は“ネット配信”とかでいいんじゃないかなと思ってるんですよ。
    <堀江>  僕はネット配信で行ってもらいたいですよ。  だから、僕は逆にネット配信として低画質版を出して、高画質版は地デジなり、CSデジタルなり、ブルーレイとかDVDなりで公開するというのがいいと思いますね。
    <岡田>  そこら辺でですね、じゃあ、今日の4人目のスタッフ、“CAMPFIRE”の越後さんに来て頂きました。
    <越後>  よろしくお願いします。
    <岡田>  このアニメにどれくらいの予算がかかるのかわかんないんですけども。  たぶん15分から20分のアニメ作るのに2、3000万×10本作るんだったら、2億から3億ぐらいですね。  この金をどうやって集めるのかで、「CAMPFIREの仕組みを使いたい」というのが、土曜日にお互いで話したことですね。
    <堀江>  そうですね。はい。
    <岡田>  で、CAMPFIREで集めたお金を制作費にしたいんですけども、どういうやり方がありますか?
    <越後>  一応ちょっと、今日ボードに少し解説を——
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動!第39号

    2013-07-01 00:00  
    220pt
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     岡田斗司夫のニコ生では言えない話 第39号 2013/7/1
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    【今週のコンテンツ】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動!
    【今週の書き起こし】岡田斗司夫×堀江貴文!!「みんなでアニメ作ろう!」(前編)
    【岡田斗司夫なう。】「苫米地博士のGoogle買収講座とホリエモン対談の行方!
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    ◆【今週のコンテンツ】「みんなのアニメ(仮)」プロジェクト、ホリエモンと始動!
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    <−−ブロマガ用画像−−>

    大阪にアマチュアの映像制作グループがありました。
    学生を中心とした彼らは、情熱と時間と少しのお金を持ち寄り、8ミリフィルムのセルアニメーションを作りあげ大評判になります。
    彼らは会社を立ちあげ劇場用アニメーションを制作し、その後も多くのアニメやゲームを世に送り出して社会現象を巻き起こしていきました。
    会社の名は『GAINAX』
    デビュー作『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
    まだデジタル技術もインターネットもない時代のことでした。

    こんにちは、無銘のマサフミです。
    これから3回に渡り、6月13日に行われたニコニコ生放送『堀江貴文×岡田斗司夫「みんなでアニメ作ろう!」』の模様をお届けします。

    「アニメの制作に携わったことのない」堀江貴文と、「アニメでやりたいことは全部やった」と公言していた岡田斗司夫。そんな2人が何故今アニメプロジェクトなのか、「みんな」とは一体誰のことなのか。

    では前編をハイライトからどうぞ。


    ************************************
    <岡田>
     僕は、今回のアニメの話をですね、3年ぐらい前に堀江さんと“ロフトプラスワン”で話したときに、「いや、俺はもうアニメ作るつもりないよ」って言って、なんかこう、流しちゃったじゃないですか。

    <堀江>
     そうですね。

    <岡田>
     で、なんでこないだの土曜日、「ああ、じゃあやろうか!」というふうに思ったかというと。
     僕の理由は、なんかね、その“『王立宇宙軍オネアミスの翼』の続編”というよりは、 “オネアミスの作り方の続編”だったら面白いなと思って。

    <堀江>
     ああ、なるほど。

    <岡田>
     つまり、あん時にやったのは完全に、大阪芸大でアニメを作ってたヤツらと一緒に東京に来て。その、堀江さんが今、宇宙開発やってるのと全く同じことなんですよね。
     なんか、 「アニメ業界という強いプロの人らがいるんだけども、アマチュアだけでアニメーションて作れるんじゃないの?」 っていうふうに思って。
     それで、東京に乗り込んでいって色んなスポンサーにプレゼンして、で金もらって自分達がアニメ作ったと。
     だから、その“ロケットの打ち上げ”というものに、自分たちがアニメ作るという生き様そのものをこう、乗っけたような感じなんですよ。

     で、話を聞いてると、その、 堀江さんが今生きている「なんで俺が今、ロケット造りたいのか?」っていうのと、この「アニメ作りたい!」ていう“生き様”がシンクロしてるから。「これだったらいけるな!」と思ったんですよ。
     いわゆる、ただ単に「新しいアニメ作りたいんだけども、どうやったらできるんですか?」とか、そんなんじゃなくて。なんか“王立”の頃と同じような、もう一回ゼロから完全に作るんだったらすごい楽しいなと思ったんですよね。
     だから、なんでしょうね? あの——

    <堀江>
     いや、だから僕はちゃんと“中で”岡田さんの本は全部読んできたんですよ。

    <岡田>
     中で(笑)

    <堀江>
     岡田さんの本って、けっこう分厚いんですよ。
     でも、一気に読めました。

    <岡田>
    「中で」って言うと、重みがあるな。男としての(笑)

    <岡田>
     堀江さんが実際にロケット開発とかを子供の頃に見たときに心が震えるのと同じように、たぶん、今日この番組見てる人って、 「自分もアニメを一緒に作れるかもしれない!」、「じゃあ、アニメ作るんだったら何ができるんだろう?」 と思って見てると思うんですよ。

    <堀江>
     ふーん。

    <岡田>
     で、 僕はやっぱ、その気持ちで一緒にやりたいんですよね。彼らと一緒に。
     で、たぶんね、ジブリのアニメとか『エヴァンゲリオン』とかを観たときに、みんなあの、「こんなアニメをいつか自分も作りたい!」って絶対に心が震えてるはずなんですよ。

    <堀江>
     ああ、それはそうでしょう。

    <岡田>
     で、それはなんか僕らは子供の頃、アポロ計画とかロケットとかスペースシャトルとか見たときに、「俺もいつか乗りたい!」とか「いつかやりたい!」と思ってるんだけど、いつの間にか応援するだけの側に回っちゃってると。

    (中略)

    <岡田>
     ……で。
     アニメを観たときに、「ああこんなアニメ作りたい!」って思ったのが、いつの間にかアニメの“消費者”とか、“視聴者”になっちゃってるのを、なんとか一緒に作るというふうにしたいんですよね。

     つまり、この、なんだろうな? アニメを作ったとき、ガイナックス作ったときには、若いヤツらが集まってスタッフになってアニメ作るってやったんですけども。
     今回、 僕がやりたいのは「これまでアニメを“観る側”だった人と一緒にアニメを作る」っていうですね、なんかこう、「みんなで打ち上げを体験したい」みたいなものがあるんですよ。

    <堀江>
     はいはいはい。

    <岡田>
     そういうふうな作り方だったらすごく燃えるなあと思って。お話を受けたと。

    <堀江>
      うちのロケットのチームも“みんなのロケット”みたいになってますよ。
     まあ、コアメンバーはフルタイムで給料払ってやってますけど、周りのスタッフはみんな……さっきの“あさりさん”とか、ラノベ作家の笹本祐一さんとかは全部手弁当で来てくれてて。出資までしてくれる。

    <岡田>
     いや、だからね、このアニメの作り方もそういうふうにしたいじゃないですか。
  • 【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】苫米地さんは金持ちなんだし、仕事やめたらどうですか?第37号

    2013-06-17 07:00  
    220pt
    彼女が出来る着うたに課金したら負けの気がする無銘のマサフミです。 前回に引き続き苫米地英人・岡田斗司夫初対談、中編をお送りします。
    対談は仕事の話から資産の話、地球温暖化にロックフェラー家の話とスケールの大きな話に移っていきます。働かなくても暮らせる資産のある人は、実際何を考えているのか。世界を動かしているのはどんな人達なのか。
    金も地位も名誉もある人って、何を楽しみに生きているんですか? それではハイライトからどうぞ。
    ************************************
    <岡田>  仕事で成功して引退する人って、残りの人生、何が楽しいんですか?
    <苫米地> 「残りの人生がある人は何が楽しいか?」 それはいい質問だね。  これは僕と一緒にやってるパートナーのルータイスって人が、アメリカの労働省と一緒に取った統計なんだけど。 リタイアした人の平均寿命はアメリカでは1年6か月って言われてるんだよね。 それは、コーチングで言うと“ゴールを失った人”って言い方するんだけど。  ゴールを失った人の平均寿命は本当に1年6か月なんだって。アメリカの場合は警察官みたいに“期間が来たから終われる人”もいれば、“大金持ちになって若いときにリタイア”もある。日本では大金持ちってあんまりいないけど。  その平均寿命が1年6か月ってことは、 リタイアしていながらその後20年30年生きてる人は次のゴールを見つけてるんだよ。
    <岡田>  ああ、なるほどね。
    <苫米地>  そうじゃないととっくに死んでる。  どこまでその統計が本気かどうかは別として、かなりもっともらしい数字だと思ったよ。
    <岡田>  苫米地さんはリタイアするつもりはないんでしょ?
    <苫米地>  ないよ。  リタイアという概念の前に俺仕事してるつもりないから。リタイアする元がないから。
    <岡田>  じゃあ、何してるんですか?
    <苫米地>  好きなことやってるわけだから。
    <岡田>  好きなことやって儲ける場合もあれば儲けてない場合もある。フェラーリ買うお金があるのにギター買えなくて泣いてる時もある。
    <苫米地> 「嫌なヤツ」って言われるけど、万が一、年収ゼロでも実家が金持ちだから(笑)
    <岡田>  それは嫌なヤツじゃないですね。
    <苫米地>  金持ちにもレベルがあるけど、少なくとも“食うには困らない”くらいの。実家の不動産の家賃だけでいいわけだからさ。
    <岡田>  今のは言わないほうがよかった(笑)
    <苫米地>  そういう意味合いで言うと、もともと職業という発想がゼロなの。  ただ、さっき、別の本のときに 「職業とは何ぞ?」って話があったんだけと、恐らく“大乗”が職業なの。 大乗ってのは仏教用語で。
    <岡田>  はい、大乗仏教、小乗仏教。
    <苫米地>  本当にそういう分け方をするのがいいのか別として。  小乗は「自分が悟ればいいや」って。自分の幸せのためにやってるのが小乗仏教。でも、大乗は他人のために役に立つことをやってれば大乗でしょ?
     だから、上座部仏教のスマナサーラさんっていう有名な長老と対談したときに、「今日からあなたは自分を大乗仏教って言いなさい!」って、僕、言ったくらいなのね。そのスマナサーラさんは「うーん、そうだね」とかって言ってたっていうね。  それは、ホームページの中に上座部仏教って書いてあるけど。“上座部”って偉そうじゃん? 「それより、あんたたちがやってることが大乗でしょ!」って言ったの。だって、わざわざスリランカから日本に来たってことは人の役に立つためにやってきたんだから。大乗じゃん?  お釈迦さんの仏教を教えてるってことは、最初から全部大乗なわけだから。お釈迦さんがスクっと立ち上がって説法を解いたわけだから。大乗でしょ?  そもそも、小乗ってもともと仏教にない概念だから。バラモン教に対する悪口かもしれないけど。それの言い方を今風に直すと、「自分の幸せのためだけに生きてる」、「自分の喜びのためだけ」なのは小乗でしょ?   職業は定義上必ず大乗なの。だって、誰かを雇う、誰かと取引をする、間に経済行為があろうがなかろうが自分が一方的に儲かるだけの商売成り立たないわけで。すべての職業は大乗でしょ。  じゃあ、「“趣味”はなに?」って言うと、小乗なの。
    <岡田>  ほー、自分1人のために。
    <苫米地>   俺はそういう意味で“職業人”なの。“趣味人”じゃないわけ。  俺がギターを弾いてるときに「いい趣味ですね」って言われると、「んっ? お前、それちょっと違うだろ」って思うのね。  金を取ってなくっても、俺がギターを弾いてるときっていうのは……昨日、ライブやった時には金取ったけど。少なくとも。マキノ出版さんがホストのね。
    <岡田>  どの辺に話が流れていくのかわかってきましたよ。ちょっと恥ずかしそうに言い始めましたよね?(笑)
    <苫米地>  そん時に ギターを弾いてるわけだ。  なんのためかって言うと……フフ、“みんなの幸せのため”に!
    <岡田>かわいい! 苫米地さんかわいいなっ!(笑)
    <苫米地>  これ大乗でしょ? それを俺は“職業”だと思ってるの。それを「いい趣味ですね」って言われると、「んっ?」ってなるの。 “趣味”と言われるものは自分だけ良ければうれしくて、それでいいわけ。誰の役に立ってなくてもいいの。  でも、 すべての職業は必ず誰かのためになってるでしょ? だって自分の子供のためになってるし、家族食わせるためでもいいし。
    <岡田>  ナプキンとかに落書きするときも、これも“人類のため”ですか?
    <苫米地>  それも大乗。俺の落書きはすべて頭の中で考えたことを「いい式ができだぜ!」って書き出すことだから。  それが、たまたまナプキンだっただけで。
    <岡田>  いい感じで“中二病”をこじらせてますね(笑)