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記事 3件
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと Q5「いまの仕事は向いてないと思います。再就職先はどうやったら見つかりますか?」

    2014-11-18 06:00  
    220pt
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/11/18
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今回は、岡田斗司夫の最新作『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』終章からの質問です。
    ─────────────────────────────────── Q5「いまの仕事は向いてないと思います。再就職先はどうやったら見つかりますか?」  すでに仕事に就いているんだけど、ほんとうはすぐにでも辞めたい。そういった相談もよく受けます。もういまの仕事は続けたくない。再就職先を探したい。どうしたら自分に合った仕事が見つかるんだろう?  そう思ってこの本を手にとった人も多いのではないでしょうか。  いまの仕事を辞めたい理由をいろいろあげてみて、自分にはそれより「こんな仕事のほうが向いているはず」とか「やりがいがあるはず」とか「能力を活かせるはず」とか、仕事に対して理想のイメージを膨らませてみても何の役にも立ちません。  いまの仕事は、少なくともいまの自分を必要としてくれている仕事のはずです。今日の時点ではクビになっていないのですから。自分が求められている場所から、いますぐに抜け出してしまうのはもったいない。  この本でこれまで一貫して説明してきた「お手伝い」「他人の役に立つ」という考え方を実践すると、そういう発想になります。  なぜなら、いまの仕事を辞めるということは、コネクションの一つ、しかも、お金こみの大きなコネクションの一つを失うという意味ですから。  その仕事が詐欺まがいだという場合は別にして、いまの仕事がビジネスとして成り立っているならば、その仕事が生み出す商品やサービスを少なくとも社会は必要としているはずなのです。  いまの仕事がイヤだと感じるのは、基本的に、自分と「合いにくい」からです。現在までいちおうは務まっているのですから、決してぜんぜん合わないわけではない。足りない部分があるというだけのこと。  その足りないぶんを補ってくれる副業がほかにあれば、その仕事がいまほどイヤではなくなる確率がすごく高いはずです。  というわけで、「いまの仕事を辞めたい人」への僕のおすすめは、二個目の仕事、三個目の仕事をする、というものです。  そうやっていろいろな仕事を同時にやってみて、三〇個くらいまで仕事が増えてきたらはじめて、「いずれかの仕事を辞める」という選択を考えてみます。  たくさんある仕事のなかで、その仕事は「そんなに自分を必要としていないな」とか、「時間を取られるわりには儲からないな」とか、「疲れるばかりで楽し くないな」とか、いろんな意味でコストパフォーマンスが悪いと判断したら、そのときには、その仕事を徐々に縮小していってもかまわない。  その際に大切なのは、いま辞めようとしている仕事でできたコミュニティをできるかぎり 失わないこと。  コミュニティは財産です。コスパが悪くて仕事を切るにしても、その仕事の人間関係まですべてなくしてしまうのは、もったいなさすぎます。いつか生活が危 うくなったときに、助けてもらえるかもしれないセーフティネットをみずからの手で切り離すことになってしまうのですから。  いまの仕事が、お金は稼げるけど、きつくてつらいから辞めたいと思うのであればあるほど、ほかで、お金は儲からないけど自分にとって楽しめる副業をし て、いまの仕事にかける精神的な比重を減らすようにしましょう。時間的な比重や金銭的な比重はなかなか減らせなくても、精神的な比重は減らせるのです。 「いますぐ仕事を辞めたい。でも、ほかにいい再就職先が見つからない。だから、いまの仕事を続けるしかない。でも、やっぱり辞めたい」  そんな追いつめられた気持ちが、別のちょっとした仕事をするだけで、すーっと軽くなります。心がラクになれば、つらい本業もそんなに気にならなくなるはずです。  そうこうするうちに、いろいろな仕事が次々と見つかってきたら、経済的にも、時間的にも、精神的にもうまくバランスをとりながら、安全に本業だけを辞める。でも、人間関係は残す。こんな感じの発展的な辞め方がベストだと思います。  
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと Q4「就職をしないなら、学生のあいだにやっておくことは何ですか?」

    2014-11-14 06:00  
    220pt
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/11/14
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今回は、岡田斗司夫の最新作『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』終章からの質問です。
    ─────────────────────────────────── Q4「就職をしないなら、学生のあいだにやっておくことは何ですか?」  この本で説明してきたことからもわかるとおり、学生のうちにすべきことは、三つのC、コンテンツ・コミュニティ・キャラクターの充実にほかなりません。なかでも学生のあいだにとくにやっておきたいのは、コミュニティの充実です。  同級生たちは、いっせいに就職していっせいに仕事を始めるはずです。その同年代の友だちを、できるだけ増やしておきましょう。  同年代の友だちというのは、自分が所属するコミュニティの一つです。しかも、手近でそんなにムリをしなくても広げやすいコミュニティ。みんながいっせいに就職するわけですから、就職先探しから新入社員としての悩みまで、情報交換が役に立つことはまちがいありません。  そのコミュニティに所属する人たちに相談して、問題をいっしょに考えてもらうことができます。  つまり、同級生たちは、あなたのブレインでありコネでもあるのです。  そこで、いまさらではありますが、Facebookを始めてみましょう。仕事を探しています、こんな仕事がしたいな、私はこんなことができるよ、だれかいい仕事を知りませんか? こうやってつねにアピールするためです。  気軽にアピールできて、みんながそれを忘れない。Facebookは、それが可能となる場所なので、やはりおすすめなのです。  学生のうちから「いま、こんなアルバイトをしている」とか、「自分にはこんな仕事が向いている気がする」とか、「就活をしているけど、おすすめある?」とか、いつも書き込んで、みんなに相談するクセをつけておきましょう。  一人きりで迷ったり悩んだりして、落ちまくる就活を続けていると、ひたすら孤独になります。負けるたびに自分一人でその痛みを受け止めなければならず、どうしたってつらくなってしまいます。  自分の人生だからとすべてを一人で抱え込まずに、たとえ言いにくい内容でもカミングアウトして相談するほうが絶対にいい。その代わりに、自分がうまく いったときには、こういうふうにしたらうまくいったよ、と教えてあげる。友だちががんばっているときには、応援したり相談に乗ったりしてあげる。  そういったことを面倒がらずにやりつづけて、自分がもっているコミュニティを地道に育てるしか道はないのです。  せっかくゼロベースでコミュニティをもっているのです。いまから大事にしなければ、学校を卒業したら、みんな離ればなれになってしまいます。それではあまりにも、もったいない。  すでに手に入れたコミュニティを適当に扱わないで、その上にいくつもの人脈や情報を積み上げていきましょう。  メンバーとお互いにいつも励まし合ったり、コネを紹介し合ったりできる土壌を育てていきましょう。  コミュニティが広ければ広いほど、ある一定の確率で、大成功するヤツが身近に現れます。急激に仕事が拡大して、その人は人手が欲しくなる。そうなると、 自分が所属しているそのコミュニティが、そいつを助けることになるはずです。言い換えれば、そいつに食わしてもらうことになるのです。  この本でも書いているように、その大成功の確率は、IT化した評価経済社会では、じつはだれにでもあります。有力な家系の人、能力の高い人が必ずしも大成功するわけではないのです。  だから、いつか大物になりそうな人とだけコネをつけても仕方がありません。それだけでは足りない。ほんとうにだれが成功の網にうまく引っかかるか、わからないのですから。  たとえば、仲はいいけど冴えないヤツで、「こいつはダメだろう」と思っていても、そいつの子供のころからの友だちが大成功したら、あっという間に自分の 人生にまで波及してくることもあるのです。冴えないからといって関係を切ってしまったり、コミュニティに入れてあげなかったりしたら、彼岸の成功は永遠に わからないままになります。  学生のうちにやっておくことは、就活セミナーとか、大企業の会社説明会に行くことではありません。  自分がいま何をしているのか、自分にはどのようなことができるのかがつねに見えるように、ブログなりFacebookなりのアナウンス装置を用意してア ピールしつづけること。多くの友だちにそのコミュニティに入ってもらって、つながりをますます広げるようにしていくこと。  ぜひ、そちらのほうに注力してください。 
  • 岡田斗司夫の解決!ズバっと Q3「就活しないでおこうかと思いますが、親には何と説明すればいいでしょうか? 」

    2014-11-10 06:00  
    220pt
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    岡田斗司夫のニコ生では言えない話
     岡田斗司夫の解決!ズバっと 2014/11/10
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    おはよう! 岡田斗司夫です。
    今回は、岡田斗司夫の最新作『僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない』終章からの質問です。
    ─────────────────────────────────── Q3「就活しないでおこうかと思いますが、親には何と説明すればいいでしょうか? 」  親に何と説明するのか?  これ、大きな問題ですね。 「自分はAランクどころか、たぶんCランクあたりだな。いっそ就活なんかやめておこう。もっと身近で仕事を探そうかな」と、いったんは考えてみても、そうもいかないな、と思いなおす人が多い。  その大きな原因は、親にあります。親に一つひとつ説明しても、反対されるに決まっているからです。「ムリして大学まで行かせてあげたのに。あんたが卒業 するまでいくらかかったと思ってるの?!ちゃんと就活して、贅沢言わずに、ふつうの会社に入ったらいいでしょ? いまはネットで就活できるんだから、見つ からないはずないわ。就活もしないなんて、どういうこと?!」  高度経済成長期やバブル期を経験している親なら、絶対にそう言うはずです。  新聞やニュースをまじめに見ている親ほど、「最近は景気も回復してきたようだし、就職氷河期は脱したらしいわよ。怖がらないで就活してみたら?」と言うでしょう。  そんな親にはこう言い返しましょう。 「そう思うなら、具体的に就職先を紹介して」  親が自分より社会性があって、ましてや現に仕事をしているにもかかわらず、見える範囲に紹介できる仕事がなかったとしたら、いわゆる就職先なんてない、ということです。  もし、仕事を紹介してもらえたら、その就職先は親も安心して紹介してくれるようなところです。まじめにアプローチする値打ちがあります。何よりも親の紹 介というコネがあるから、アドバンテージ、優位性がある。真剣に考えてみるのがいいと思います。実際は、就職先を紹介してくれと言われれば、頭を抱えてし まう親のほうが多いと思います。  それは、「就職なんて、ふつうに活動していればできるはず」と、むかしの知識や思い込みに親がとらわれているだけなんです。とらわれているからこそ、ア レコレと言ってくるわけですが、それはまぁ、しょうがないですよね。自分の親なんだし。「心配しないで。いま仕事を探している最中だから」とか言って、仕 事を探しているフリだけは続けるしかないのかなぁ……。  まさか、そういうわけにもいかないですよねぇ。 「自分は働きたいんだけど、就活みたいなものには疑問を感じている」  やっぱりそういった問題意識を、親と共有するしかないでしょうね。つまり、仕事を探すのも親といっしょにやるしかないと思うのです。「大学まで行かせた んだから、就職先くらいあるだろう」と安易に口にする親に、「考えて。大学というのは、べつに就活のためにあるんじゃないんだよ。私は就職先じゃなくて仕 事を探そうと思うから、いっしょに探して」と、相談を掛け替えるしかない。  じつは、何か自分が困ったことがあったら、相手にその困ったことを相談して、いっしょに考えてくれる輪を広げていくことが、おそらく今後はすべての活動の戦略になると思います。  逆にいえば、親が何かで困っていたら、「どうにかして助けてあげることはできないだろうか?」と考える。それこそが、この本でくりかえし書いている「困った人を助ける」ことなのです。