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【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】岡田斗司夫に12万円も払おうなんて「どうかしてるぜ!」第47号

FREEex入って一年半が経過しました無銘のマサフミです。 7月7日FREEexプライベート説明会の模様を、前回とは別の参加者を迎えてお届けします。 前回・今回と、文字起こしはFREEexの新メンバー達の手によるものです。 自分たちの発言を自分で文字起こしした初仕事の成果と、彼らの今後にご期待ください。 こうしてFREEexに集まってくるのは一体どんな人達なのか? 私がこれまで見たところでは、職業も趣味も関わり方もバラバラで傾向を掴むことはできませんでした。 唯一の共通点は岡田斗司夫に12万円も払う「どうかしている」人達ばかりであるということ。 「もしかして、私もどうかしてしまったかも……」とお心当たりのある方は、FREEexプライベート説明会までお越しください。 いま来ないなんて、どうかしてるぜ! ************************************ <参加者A>  昨日、メールを見させて頂いて思ったんですけど。  岡田さんは最初、2、3年前までは自分を無料化するという考えで、「ああ、それはすごいな!」と思っていたんですけど。  昨日のメールを見る限りでは、やっぱり無料だけじゃなくて、有料化もいれないといけないって感じがするんですね。  で、その構造を見てますと、なんだろう?  言い方はひどいかもしれませんけど、社員のみなさんが岡田さんを持ちあげて、岡田さんを独り占め……っていうかな? あまり外に出さないような感じがするんですね。 <岡田>  ほうほうほう。 <参加者A>  まあ、有料化ということで—— <岡田>  有料化。  ええと、あれの有料化は何かというと、「メンバーは僕を使って儲けていい」という意味なんです。  なんだろうな? たぶん、 有料化の最大のポイントは2つあって。  1つは、全てを無料にすると見てもらえなくなる。  普段、有料のもの、例えば、金曜ロードショーでジブリがジブリ映画を無料で見せると急にみんなが見るのと同じように。  基本的には有料の枠をはめておいて、好きなタイミングで無料化することによって、見る人を増やすことができる。  ずっと無料にしているというのは“図書館”みたいなもので、実は閑古鳥が鳴いている。  そうではなくて、もし“ツタヤ”みたいなものがあって、週に1回無料デーっていうのを作ってたら、そういうツタヤには行列ができるんですね。  じゃあ、ずっと無料で公開できる図書館がなんでガラガラで、週に1回無料デーを作ったツタヤは行列ができるのかって言うと、これは「いつでも無料化できる」というパワーなんですね。  無料というのはツールであって、手段であって、目的ではない。   僕らにとって「岡田斗司夫のコンテンツを無料にする」っていうのは、手段であって、目的はなにかというと「その普及」なんですね。  というのが、その有料化の理由の1つ。  で、もう1つは……これはもう本当にぶっちゃけの話なんですけども。  メンバーが3年も在籍していると、彼らの経済状況がどんどん変わるわけですね。  これは法則でもなんでもないんですけども、 「FREEexに入ろう!」と決心した時が一番、仕事もなんとかいけそうで、そして年間12万払える自信があるタイミングなんです。  で、こっから先、それが落ちていく可能性が高いわけですね。「あ、なんか今年無理だ」とか。  その時に、「じゃあ、もう無理だからやめようか」というふうになっちゃうと、そこで付き合いが切れてしまって、なかなかもったいないんでですね。僕らとしても。  だから、 本業ほどではないんでしょうけども、月に1万円とか2万円ぐらい稼げるような場としてのFREEexというのを作ろうと思ったんですね。  それが有料化のもう1つの理由で。  だから、例えばブロマガでやっている『ニコ生岡田斗司夫ゼミ』ってありますよね。  あれも、ニコ生に登録している人だったら、ほとんど無料で見れるんです。有料で見る人もいるんですけど。  その有料はなんでかというと、「後でタイムシフトで見る人は有料でないと見れない」とかですね。無料で見れる人を最大化して、「有料にしたらこんなオプションがつきますよ」というようなのをつけているんです。  そうやって有料にしたお金はどうなるのかっていうと。  そのタチワニっていう会社が儲けて、ヤムアキくんみたいな所に給料がいったり、今、下に“タチワニカー”っていうタチワニで買った車があるんですけど、こういうのがあったりするんです。  あとは、結構、豊富な機材を買っていて。  現在、僕らは最初カメラ1台しか、それもメンバーの人が手持ちで出したビデオカメラしか持ってなかったのが、今はビデオカメラが3台あって。  それの切り替えのスイッチャーとかも、これらもブロマガで儲けたお金で買ったものです。  だから、有料っていうのを有利に使いたいと思っていますけれども。   独占っていうのは、どうでしょうね?  岡田斗司夫を独占しているということでは……ああ、そうなのかもわからないですね。  逆に言えば、僕、FREEexのメンバー以外の人とはあまり親しく話す必要を感じないんですね。  そりゃ、外部の人とは話しますよ。  例えば、来週、僕は“小飼弾”のところへ行ってちょっと話したり、“田中圭一”さんという漫画家の人と打ち合わせをしたり、いろいろ打ち合わせするんですけども。  それは外部の人と「このアニメの企画どうでしょうね?」とか、「システムどういうふうに組んだらいいのか?」っていう話で。  ところがそれを持って帰ってきて、「こんな話してきたんだ」って話す相手は、やっぱりFREEexのメンバーになるんですね。  はいはい。  で、それでも僕、構わないと思うのは。  普通のアーティストとか、普通のクリエーターっていうのは、わけのわかんない取り巻きに相談してるんですよ。  そうじゃなくて、 「俺はその、わけのわかんない取り巻きを有料化している! おまけにメンバーも全て公開していて、限定にしてるぞ!」 っていうのが圧倒的にクリアなんです(笑)  同じ様な事を、実は、たぶん、メディアに出ている人は全員やってるんですけど、それが誰かはわからないんです。  お気に入りの後輩かもわかんないし、家族かもわかんない。とりあえず不透明なんですね。  これをこちら側は徹底して透明にやっている、と。その場合、12万円もらっているわけなんですけど。   その代わり、その12万円以上取り返すチャンスというのを、みんなに渡している。  というわけで、 こないだまではFREEexは“参加費”と言っていたんですけど、今はたぶん投資に近いんです。

【岡田斗司夫のニコ生では言えない話】岡田斗司夫に12万円も払おうなんて「どうかしてるぜ!」第47号
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著者イメージ

岡田斗司夫

作家、評論家 1958年、大阪生まれ。株式会社オタキング代表。FREEex主宰。常に時代の先を読み、ユニークな創造をし続けるクリエイター。アニメ・ゲーム制作会社ガイナックスを創業、社長時にはアニメ『王立宇宙軍オネアミスの翼』『ふしぎの海のナディア』、ゲーム『プリンセス・メーカー』などを手がけ、ブームを巻き起こした。その後、東京大学非常勤講師に就任。作家・評論家活動をはじめる。立教大学やマサチューセッツ工科大学講師、大阪芸術大学客員教授などを歴任。多岐にわたる著作の累計売り上げは250万部を越え、人々は尊敬の意味をこめてオタクの神様「オタキング」と呼ぶ。

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