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記事 28件
  • コアで豪華な4.29DEEP後楽園決定カードと、国内MMA=Jリーグ論■橋本宗洋

    2014-02-17 12:14  
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     2.16DEEP JEWELS新宿FACE大会の試合開始前、リング上で4月29日に行なわれるDEEP後楽園ホール大会のカード発表会見があった。まだ2ヶ月以上先の大会だが、佐伯繁代表としてはいいカードを早い段階から煽りたいという気持ちがあったようだ。
     発表されたカードは以下の通り。
    北岡悟vs宮崎直人
    ※ライト級タイトルマッチ
    横田一則vs津田勝憲
    ※フェザー級タイトルマッチ
    中西良行vs井上俊介
    ※ライトヘビー級タイトルマッチ
    大沢ケンジvs大塚隆史
    ※バンタム級王座決定戦
    悠太vs奥野“轟天”泰舗
    ※ウェルター級王座決定戦
    金原正徳vs北田俊亮
     加えて廣田瑞人、門馬秀貴が出場予定選手としてアナウンスされ、リングに登場した。コアでなおかつ豪華というのか、これがまさに、いま現在のMMA国内トップリーグだろうと思う。5大タイトルマッチはDEEP史上初のことだそうだ。 
  • 佐々木健介はいつも突然だった/ジャン斉藤

    2014-02-16 12:45  
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    こんな引退、納得いかないヴァー!? 佐々木健介選手突然の引退発表が大きな話題を呼んでいる。先日のダイヤモンドリング後楽園大会で、いろんな意味で“健介魂”の継承者である愛弟子・中嶋勝彦選手に敗れ「思い残すことはない」と28年間の現役生活に別れを告げた佐々木健介。
     
  • 【競合禁止解除】榊原信行とスコット・コーカーはMMAに帰ってくるのか?

    2014-02-15 10:00  
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    榊原信行とスコット・コーカーは帰ってくるのか? ますます勢力を拡大するUFC、猛追するベラトール、不気味な新興勢力のWSOF……そんなMMAシーンに解き放たれようとする“かつての王”たちの今後を日本人MMAファイターをマネジメントする石井史彦氏に聞いてみた。
    ――いまから3年前、業界2位のMMAイベントだったストライクフォース(SF)はズッファ(UFCの親会社)に電撃買収されましたが、今年の夏前にはそのSFの代表だったスコットー・コーカーの“競合禁止”の契約が解けるそうで。今回はそのへんのお話を聞かせてください。
     
  • 海外重視時代に考える「日本人MMA選手のキャリア」の重ね方■大沢ケンジ

    2014-02-14 11:08  
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    今回は「海外の団体で試合をする日本人選手」が多くなってきたことについて自分なりに考えを書いていこうと思う。ここ何年かで、アジア各地で少し大きめのMMAイベントが増えたこともあり、海外で日本人選手が試合する機会が多くなった。
     
  • 戦績1勝34敗、史上最弱の頼れる男ケネス・アレン■MMA Unleashed

    2014-02-13 09:20  
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    米MMA掲示板で「史上最低のMMAファイター」と呼ばれ、ウェブサイトBleacher Reportの「MMA史上最弱トップ25」で、最多生涯敗戦数88敗を誇るシャノン・キャノン・ザ・リッチや、MMA売春婦ボブ・サップらをしのいで堂々の第1位に輝いたのが、1勝34敗という信じられない戦績を持つケネス・アレン選手である。2005年にデビューしたウエルター級のアレン選手は、現在足かけ6年で22連敗中、道中にはジェイク・エレンバーガーやニック・レンツと言った有名選手にも白星を献上しながら、いまでもバリバリの現役だ。
     
  • 朝日昇インタビュー後編「佐山先生がグラウンドパンチを導入したことでいまの日本格闘技界がある」

    2014-02-12 13:55  
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    朝日昇が語る「総合格闘技が生まれた時代」シリーズ。後編はMMA黎明期のシューティング時代や修斗四天王時代、新日本に留学したバーリ・トゥード戦士・イワン・ゴメスや高田延彦vsヒクソン・グレイシーなど。昭和格闘家の超人ぶりをたっぷり語る前編はコチラ!佐山先生がひとつだけ強く迫ったんです。「朝日、マウントパンチだけはやる。絶対に時代はこれが主流になるから。この件についてが誰の言うことも聞くな。問答無用でやるから」って。
     
  • 【総合格闘技が生まれた時代】“奇人”朝日昇の「本当に恐ろしい昭和格闘技」

    2014-02-12 12:14  
    前回の中井祐樹先生インタビューが大好評だった「総合格闘技が生まれた時代」シリーズ!(中井先生の回はコチラ)まだプロレスと格闘技が交じり合っていたグレーな時代。MMAがバーリトゥードと呼ばれていた時代。UFCやK-1、パンクラスが産声を上げた1993年という奇跡の時代。ペドロ・オタービオを武藤敬司がタコ殴りにしていたハチャメチャな時代……プロレスが格闘技に変換していくダイナミズムに満ち溢れたあの時代を振り返っていく今回は、元修斗ライト級王者で「奇人」の異名で知られる朝日昇さんです! テーマの「90年代」から木口宣昭先生の超人エピソードに脱線……!? 15000文字のロングインタビューです。
    水垣に言ったんですよ。「でもな、オレは何十年前にボコボコやられてるんだよ。どんだけあのゴリラがヤバイかわかるだろ!?」って。
    ――今日は朝日さんにシューティング時代からの格闘技界の話を聞きたいんですよ。朝
  • 芸能スクープはプロレスである〜名物記者が語る横山やすしからAKB48まで

    2014-02-11 11:15  
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    最近話題の佐村河内守氏のゴーストライター騒動。影武者・新垣隆氏が真実を告発したいまなお、佐村河内氏は沈黙を保ったままだが、もしワイドショーの独占出演するとなったらテレビ局側はいくら札束を積むんだろうか?……なんてことを考えていたらその昔、そんな取材をしたことを思い出しました。講談社の元『FRIDAY』編集長で、『週刊現代』時代は猪木政界スキャンダルの仕掛け人・仙波久幸氏のインタビューだ。仙波氏は晩年の横山やすしの番記者をつとめ、芸能界のみならずプロレス界にも太い人脈を持ち、WWEスーパースターズには「ペイントマン」の愛称で知られている。そんな仙波氏が語る芸能取材の裏側とは?【このインタビューは2012年10月に収録したものです】

    仙波 今日は「純粋なプロレスファン発言」で話題になっていた『週刊プロレス』の佐藤(正行)編集長がオススメする水道橋の『FISh』というオシャレなイタメシ屋に来ました。
    ――そんな場所で取材できるなんてマスコミ冥利につきます。今回は仙波さんに「アイドル取材とはプロレスである!」というテーマを無茶ぶりしてみます。
    仙波 えーっ!? でもまあ、確かにそんなところもあるかもね。真剣勝負、八百長、アングル、裏切り、共闘……。
    ――最近のスクープといえば元AKB前田敦子さんの「お姫様だっこ事件」などがありましたが、仙波さんがバリバリの現役記者だった頃のアイドル取材というのはどんな感じだったんですか?
    仙波 自分が講談社に入ったのが1985年で、ちょうどその頃というのは、いま思えばおニャン子クラブが全盛の時代だったんですよね。
    ――おニャン子クラブが誕生したのもちょうど85年4月ですね。
    仙波 あの頃、フジテレビで『夕焼けニャンニャン』が月~金で毎日放送されていてね。個人的にはなんの興味もないんだけど、『FRIDAY』編集長からは「とにかく毎週おニャン子を載っけるぞ!」ということで追っかけさせられて……。ただ、順を追って説明するとですよ、新入社員で入って2年間は『FRIDAY』に配属されたんですけど、最初の年の8月12日に日航機墜落事故が起きて現地に何日も行って、その8月の終わり頃、編集部に「野口五郎と斉藤慶子が青山墓地付近で一緒に車を降りた」という情報が入ってきたんだよ。
    ――そんなピンポイントな情報がどうやって入ってくるんですか? 八百長だ!!
    仙波 誰だかわからないけど、そんなタレコミがあって……。それで当時、自分が一番下っ端だったから「行ってこい!!」と言われて。でも、その日はちょうど友だちと六本木で酒飲む用事を作ってしまって、もう「(二人が)見つからなかったら見つからないですぐ帰っちゃえ!!」という、いい加減な感じで会社を出たんですよ。
    ――今度は試合放棄ですか。猪木vsアクラム・ペールワン戦の異様な気配を察して適当に試合を切り上げた永源遙じゃないんですから。
    仙波 そんな感じで新人のカメラマンと一緒に青山へ行くと、タレコミどおりの車があるわけよ。だから、そのへんの飲食店に入っては確かめてなんてことを続けていたら、野口五郎と斉藤慶子の二人の顔が見えちゃったわけ。そこで普通だったらトラブルを起こすのはよくないから、店を出てくるまでずっと待って、外を歩く姿の写真だけを撮っておい、事務所に連絡する、という流れにするんだけど。自分もカメラマンも新人だから取材のやり方がよくわからないし、自分の個人的な事情で「早く決着つけて飲みに行きたい」と思ってたからさ。だからズカズカとお店に入っていって「斉藤慶子さんですか?」と声をかけた瞬間にカメラマンがパシャパシャ撮った。そうしたら警察に通報されて赤坂署行きですよ。
    ――場外乱闘反則負け! まああたりまえですよね(笑)。
    仙波 署内の取調室から上司に連絡をしたら「これもいい経験だ。もう少し粘ってみろ!」と、妙な激励を受けて、朝まで事情聴取が続いてね。で、カメラマンが撮ったフィルムはドサクサの中で手渡しされて自分のパンツの中に突っ込んで隠しておいたんだけど、次の号でその写真を掲載して、トラブルが新聞沙汰になっちゃった。
    ――勝新より先に「パンツ事件」をやらかしてたんですね(笑)。
    仙波 それから11月にはショーケン(萩原健一)事件ね。
    ――ショーケン事件というと、当時、猪木さんの奥さんだった倍賞美津子さんと萩原健一さんとの交際が噂されてて……。
    仙波 それも「いま二人が一緒にいますよ」とタレコミがあったんですよね。で、ショーケンといえば、もうタイガー・ジェット・シンみたいなもんで、ケンカ慣れもしてるだろうし、ちょっと身体を低い姿勢にしてアゴの下から頭突きを狙ってくるんですよ。
    ――芸能界のジェット・シン(笑)。仙波さんは根っからの猪木信者であり、倍賞美津子ファンだったから、その密会はかなり傷ついたという話でしたよね?
    仙波 そう……。倍賞さんからその場で「私には夫もいるし、娘もいるのよ」と言われてさ……。ボクは尊敬するアントニオ猪木とのツーショット写真を手帳に忍ばせながら「そんなの知ってますよ!! ボクの憧れの人はあなたなんですよ!」と吠えたかったけど……。
    ――ククククク。
    仙波 まあ、それも結局、新聞沙汰というか、テレビのワイドショーでも大騒動になったんだけど。で、そんなことをやりながら、おニャン子ですよ。「おニャン子が人気あるらしいから毎週載せたい」ということで、一番下っ端の自分が、当時、新宿河田町にあったフジテレビで出待ちをするわけですよ。すると、そこには全国からファンが集まってて、要するに「追っかけ」ですよね。そういう人たちに「おニャン子の住所とかを教えてくれない?」と近づくわけ(笑)。
    ――ファンはメンバーの住所まで知ってたんですか。危ない話ですねぇ……。
    仙波 でも、彼らには彼らの縄張りがあるし、「なんで取材の連中に教えないといけないんだよ」という冷た〜い空気があってさ。ただ、何度も何度も声をかけては差し入れの缶ジュースを配ったりしてるうちに、何人かのカメラ小僧からおニャン子の住所を教えてもらって、家まで一緒に行ったりしましたよ。
    ――完全にストーカーですよ、それ(笑)。
    仙波 まあ、当時はストーカーという言葉もなかったけど。ファンの中には家まで追っかけて、たとえばゴミを漁ったりする奴もいたんだよ。そこで0点の解答用紙が出てきたり、これはおニャン子にかぎらず、未成年なのにタバコの吸い殻が出てきたり、あとは何色の下着をはいてるとかね。
    ――そんな酷い行為がまだ許されていた時代だったんですねぇ。
    仙波 あと、おニャン子でいうと、羽田空港で乱闘になったこともあってね。移動する飛行機の時間がわかったので空港で待ち受けて、メンバーがゾロゾロ出てきたところをカメラマンが撮ろうとしたら……。
    ――な、なんで乱闘になるんですか?
    仙波 要するに、おニャン子のマネージャーやテレビ局のスタッフたちが「何を撮ってるんだ!」ということでつかみ合いになった。で、空港の外に出ても大乱闘。だからボクの思い出で言うとね、ブッチャーとハリー・レイスが両国・日大講堂の外の路上にまで出て大乱闘したことがあったけども(76年5月)、あれの人数がもっと多いバージョンですよ。
    ――いまのプロレスファンにはまったく伝わらないたとえですよ! 
    仙波 冗談抜きに乱闘のせいで警察が何人も来て、モノレールが止まっちゃったし。向こうが30人ぐらいで『FRIDAY』側が15人くらいいたかな?
    ――その人数配備、写真週刊誌全盛の勢いを感じますね。
    仙波 おニャン子ってメンバーがいっぱいいるわけだから(笑)。当時人気の国生さゆりだったり、河合その子、工藤静香らは厳しくガードされてるし、写真を撮るのにもそれくらいの人数は必要だったんだよね。
    ――たとえば超スクープをゲットしたとしますよね。それを所属事務所に声をかけないで雑誌に載せることはありえるんですか?
    仙波 基本的には連絡は入れます。「うちのタレントはその時間は仕事をしてましたよ」と人違いの可能性もあったりするし。あと、ウチの会社の場合は女性誌もあればグラビア誌もあって、社内の他の媒体になるべく影響を及ぼさないようにする、なんて配慮も必要だし。
    ――違う媒体とはとはいえ、相手から見れば同じ講談社ですもんね。
    仙波 あとは清純派の超有名タレントが普通にプライベートでタバコを吸っていたところを撮った。もう未成年じゃないからタバコはOKではあるんだけど、タバコに関してもの凄くイメージを気にする事務所があったんですよ。そうすると、たとえば男性関係を記事にするのもやめてほしいけど、それはともかくタバコを吸ってる写真はなんとかなりませんか、とお願いされるケースがあった。
    ――はっはー。オトコはいいけどタバコはもっとダメ。
    仙波 その女優さんは、カブキの毒霧じゃないけど、夜空に向かってパーッと煙を吐いていた。で、写真はもちろん情景描写の2~3行をなんとか勘弁してくれということで、現場の責任者の記者に納得してもらったうえで、雑誌としてはその女優さんの表紙だったり、別のPRインタビューの交渉をして着地をさせた、なんてことがありましたね。
    ――そこは駆け引きなんですね。
    仙波 そういう交渉は若い頃にはなかなかできないけどね。自分は新入社員で『FRIDAY』に2年、『週刊現代』で7年、その後『FRIDAY』に15年間いたんだけど、編集次長になったりすると対外的な窓口になったりもするので、自分の中では、キチンと交渉ができる相手とは、何を持って配慮(オマケ)するかはともかく、「2割引きする」という感じで話し合ってましたよ。だから、知り得た情報をそのまま100パーセント掲載しないこともある。それをやっちゃうと完全に潰しちゃうでしょ。こういう商売って相手がいてこそ成り立つところもあるからさ。
    ――若手レスラーは血気盛んでどんどん攻めますけど、中堅になると、相手の力を引き出しつつ、自分のよさも出す感じで。
    仙波 まあ、それが猪木さんの言うところの「風車の理論」かどうかはともかく、たとえば、ある有名女子アナのプライベートを追いかけてたら「2人の男」がいたんだよ。一人は遊び、もう一人は本気かな。それで、取材をかけたら、なぜかテレビ局の“心臓部”の編成から自分宛に連絡が来て「なんとか一人にしてくれないか」と……。
    ――さすがに2人は勘弁してくれ、と(笑)。
    仙波 「局にとっても将来ある大切な存在だし、本人がぜひ直接会って話をしたいと言ってる」と。山城新伍、大林雅美、横山やすし、松本人志・常盤貴子のスクープ話へと続く……
     
  • 長野美香、妊娠により引退エキシをキャンセル。“プロ失格”と“おめでた”を考える■橋本宗洋

    2014-02-10 14:13  
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     2月16日のDEEP JEWELS新宿FACE大会で引退エキシビションマッチを行なう予定だった長野美香だが、引退式は行なうものの試合はしないことになった。理由は彼女が妊娠したため。
     このニュースが、女子格闘技のニュースとしては異例なくらい大きな話題となった。まあ“美人アスリートが妊娠のため試合(エキシだけど)を欠場”ということで、スキャンダラスというか下世話な興味をかきたてた感じか。プロ失格、責任感がないという批判もあった。
     だからだろう、あらためて送付されたプレスリリースで長野自身が謝罪のコメントをするとともに、昨年末に結婚していたことを公表。チケットの払い戻しも実施されることに。 
  • 復帰戦快勝!“マグマ戦士”福田力インタビュー

    2014-02-07 21:04  
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    ROAD FCでの復帰戦に快勝した福田力インタビュー。日本格闘技界の練習環境、リリースの発端となったドーピング事件、地下格闘技などについて!いまの日本って年間3万人くらい自殺するじゃないですか。格闘家で自殺したって話は聞かないですからね。そこはストレスがたまらない職業ではあると思いますけど(笑)。――今回のROAD FCのキム・フィスン戦は見事TKOで勝利を飾りましたが、怪我明け復帰戦ということでいつもとは違う緊張感はありましたか?福田 あんまりブランクどうこうは感じなかったですし、会場は韓国で対戦相手が相当気合いが入っていたのでこっちもその気になりましたね。韓国で試合するのは初めてだったですよ。セコンドでは何回か行ったことあるんですけど。――どんな雰囲気だったんですか?福田 とにかくお客さんも選手も熱い感じですね(笑)。――最近は日韓関係が政治的によろしくないですけど、そういった構図もあったんですかね?福田 いや、単純に格闘技というものに熱狂してたんだと思いますよ。だから面白かったですよね。会場自体はそんなに広くはなかったんですけど、お客さんはとにかく入っていて。自分はけっこう単純な性格なので、いままでやったことないのに試合前に円陣を組んだりするくらいの熱がありました(笑)。――そんなに燃えましたか(笑)。いままで円陣を組んだことはなかったんですか?福田 UFCはセコンドの数が限られてくるじゃないですか。今回はセコンドや関係者と団結してリングに向かえたんですよね。――韓国MMAのレベルはどのように感じましたか?福田 全体的にレベルが高くなってますよね。聞いたところによるといまの韓国はアマチュアをしっかりやってるみたいで、そこで潰し合いをして勝った選手が上がってくる感じなので。試合数をこなしてなくても強い選手はいるみたいです。試合前のアップ風景を見てもちゃんとしたコーチが教えてることがわかりますし、ただ仲間が集ってワイワイやってる感じではなかったのです。格闘技ができる環境がある程度、確立してるんだなって。――福田選手がROADFCと契約したのは何が決め手となったんですか?福田 向こうが自分との契約に積極的だったのと、今回は3試合契約でそのあいだも韓国以外なら試合をしてもオッケーだったからですね。じつはポーランドのKSWからも連絡が来てるんですよ。どうなるかはわからないですけど、いま交渉をしてるところです。――KSWには桜井隆多さんが出場されてますが、ポーランドのMMAって想像つかないですね。福田 自分もヨーロッパで試合をしたことないのでぜひやってみたいですよね。自分、初めての国で試合をするのが好きなんですよ(笑)。「うわあ、この国はこういうノリなのか!」って驚きがいろいろあるじゃないですか。