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2025年3月の記事 15件

【記事14本14万字】佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故……

非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! 記事14本14万字で800円!!(税込み) ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◎佐藤大輔☓笹原圭一■格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字 ◎「レスリング虎の穴」のストライカー野村駿太インタビュー ◎75億円はGFLではなくRIZINに投資したほうがいい■シュウ・ヒラタ ◎赤田プレイボイ功輝ロングインタビュー ◎【現役復帰】前田吉朗インタビュー「ボクはプロレスラーのつもりです」 ◎「生殺与奪」を跳ね返したシュートボクサー、奥山貴大インタビュー ◎佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス ◎【追悼】西村修17,000字インタビュー ◎『極悪女王』、『アイアンクロー』……プロレス映像作品の世界■今成夢人 「プロレス事情通Z」シリーズ ◎中野たむvs上谷沙弥の「引退マッチ」に騙されたい ◎海野翔太はなぜ優遇されるのか ◎ノア道場に闇はあるのか ◎クリス・ブルックスvs高梨将弘の事故について ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉佐藤大輔さんと笹原圭一さん、格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字です(聞き手/ジャン斉藤)*この記事は配信されたものをまとめたものです。 ──どうもDropkickのジャン斉藤です。今日のニコ生Dropkickスタジオトークのゲストは、このおふたりです。 佐藤 佐藤映像の佐藤です。 笹原 RIZIN笹原です。よろしくお願いします。 佐藤 これはYouTubeでも流れてるんですよね。このあいだ、高谷(裕之)さんのYouTubeチャンネルに出たら、コメント欄に「佐藤さんの顔を初めて見たけど面白い顔してる」と(笑)。 ──それは不満なんですか? 佐藤 ……「面白い顔」と言われてどうですか? 笹原 ボクも顔出しすると「笹原さん、顔が疲れてますよね」ってよく言われますけどね。 佐藤 疲れてるよね? 笹原 否定はしないですけど、まぁ「うるせえよ」とは思いますね(笑)。 ──SNSって無邪気に何か言ってきますよね。 佐藤 こういうものには出るもんじゃないんですよ。表に出れば出るほど力を失いますからね、我々のような仕事は。 笹原 所詮は裏方ですからね。 佐藤 日枝(久)さんと一緒ですよ。さあ、今日はフジテレビの話しかしないですよ! ──元フジテレビとして(笑)。今日はPRIDEからRIZINまで「格闘技の煽り方」についていろいろと伺っていきます。直近の話でいうと、平本蓮vs朝倉未来の再戦が大晦日に発表されましたけど、どうやってリリースするかの話し合いがあったんですよね?(*編集部注・この配信対談は平本蓮vs朝倉未来2中止の前に収録。煽り方の話なので気にせずお読みください) 佐藤 もちろんありましたよ。大晦日前に発表しようかとか。榊原さんの意向としては大晦日までには絶対に発表したいと。 笹原 最良のタイミングを探ってたんですけど、大晦日が迫ってきたので「じゃあ、そこで発表しましょう」と。そこは両サイドの了承は得てたんですけど。問題はどんなかたちで発表するかですよね。 佐藤 そこは朝倉未来選手の引退を撤回させなきゃいけないじゃないですか。だって引退って重いものでしょ。 ──朝倉未来が引退するとなったら、みんな「いままでありがとう」というムードになりましたし。 佐藤 当初のプランでは、榊原さんと未来選手が「雷神番外地」の最後にリングインして「ここで重大発表があります」ということで引退撤回してもらって、平本選手との再戦も発表する。 笹原 ストレートなやり方ですね。 佐藤 でも、そんなのは小芝居になるじゃん。 笹原 だから大輔さんが「もっと別のやり方があるんじゃないの?」って。そこから再考したんですよ。で、最終的には大輔さん案で発表した、ということですね。 佐藤 そこはパワハラっぽくやらないと。榊原さんはフジテレビっぽいし(笑)。 ──いまどき「フジテレビっぽい」は問題発言ですよ(笑)。でも、こういうときは勢いが重要ってことですね。小賢しいストーリーを作るよりも「いいから、やっちゃえよ!」って。 笹原 一番楽なのは朝倉未来が平本蓮と同じようなノリで、「ボクも引退撤回しますよ」って言ってくれればいいんですけど、それはまた違うじゃないですか。 ──朝倉未来はそういうキャラじゃないですよね。 佐藤 だからもうパワハラなんですよ。東京ドームも抑えたし、再戦決定で「お前ら、全部やり直し」と。 笹原 再戦を発表した映像の社長インタビュー、よかったですね。 ──「お前ら、全部やり直し」のコピーもよかったですね。 佐藤 あれはDropkickでもおなじみの松下ミワさんが考えた。女性なのに荒っぽい人ですよ(笑)。それにいろいろなネタも詰まってたじゃないですか。東京ドームという箱、THE MACHT というネーミング。それに「雷神番外地」のオープニングでいきなり発表したのもよかったよね。2人がステージに出てきて握手して。 笹原 「雷神番外地」のオープニングでカード発表して、最後は2人が握手する流れでやりましょうと。そこで懸念してたのは「雷神番外地」のオープニングってあんまりお客さんはいないんじゃないの?って。やっぱりお客さんがパンパンに入ってる第2部のRIZINのほうがいいんじゃないかなと。でも、「雷神番外地」で発表したらSNSが騒ぎ始めるし、「え?何が起こったの?」と思わせたほうが結局、大きな騒ぎになるんじゃないかって。 佐藤 その場面を無料で流して、ひいては大会全体に火を付けるってことですね。 ──さっき言われたようにTHE MATCHとネーミングしたことが議論になっているし、再戦理由のひとつにドーピング問題もある。そこも煽りに入れないといけないわけですよね。 佐藤 俺、ドーピング絡みの話題はなるべく見ないようにしてる。 ――わかります。よけいなノイズが多すぎますよね。 佐藤 でも、触れないわけにいかないんだろうなあ。 笹原 どう料理したらいいのか、ホントに難しいですよね。もちろんソフト的な料理とは別に、真面目に向き合わなきゃいけないですし。 佐藤 ちゃんと検査はするわけだよね。 笹原 もちろん。 佐藤 それを撮影できないの? 笹原 やろうと思えばできますよ。ドーピング検査って採尿するときにドクターがトイレの個室の中に一緒に入って、尿を出すところを確認してコップに取るんですよ。 佐藤 それをGoProで撮って……さすがに無理かあ(笑)。 ──そんなの前代未聞の煽りVですよ(笑)。いまはSNSがあるから、主催者が煽る前に勝手に転がっていくことが多いですね。 佐藤 総じてね。PRIDE、DREAMとは全然違います。 笹原 どうしてもSNSの動向を気にせざるをえないというか。 佐藤 RIZINって選手を放し飼いにしてますよね。 笹原 基本、放し飼いですよ。ソフトのことを考えたら好きにやらせたほうがいいなとは思ってはいるんですけど、まぁここでは言えないような大変なことが次から次へと起こりますけどね(笑)。 ──PRIDE、DREAMの頃は団体が選手をコントロールしていたと思いますよ。たとえばインタビューチェックだと、昔は「俺」は「ボク」に直されてたり、敬語の「ですます調」になったり。 佐藤 いまはコンプライアンスが逆行してるわけだね。だから、もう何も隠せない時代ってことですよね。フジテレビと一緒ですよ。 ──ちょいちょいフジテレビを挟み込んできますね(笑)。 佐藤 いまは虚実が入り混じる時代ではないんですよ。『めちゃイケ』みたいな番組は作れないんだよね。 笹原 まさにその話を大輔さんとしたんですよ。格闘技ってファンタジーの上に成り立っているコンテンツだと思うんですけど、ドーピングみたいな生々しい話になるとファンタジーとして楽しめなくなっちゃう。SNSも含めて、むき出しになっている現実をうまくパッケージしてファンに届けるのは難しいなって話をしてました。 佐藤 ただ、むき出しになっているから広がりも出るわけですよね。だって朝倉未来も、平本蓮も、格闘技の外からお客さんたくさんを連れてきてくれるから。 ──「管理がずさんなサファリパーク」だからこそスリルがあって。たまに「地獄のプロモーター」が上空に拳銃をバーンと撃って、猛獣たちに「おとなしくしろ!」と脅すときがありますけど(笑)。 笹原 相手に銃口を向けて撃つときありますけどね(笑)。 ──今日ここに来る前に前回の朝倉未来vs平本蓮の煽りVを見てきたんですよ。COMPLEXの「BE MY  BABY」が使用曲で、コピーは「愛で殺せ」。すごくいい煽りV。 佐藤 あの2人、COMPLEXの吉川晃司と布袋寅泰っぽくないですか。1990年に解散したけど、2011年の東北大震災直後にいまこそ手を結ぼうということで再結成。東京ドームで「日本一心」という伝説的なライブをやった。そのオープニングは両サイドから吉川晃司と布袋寅泰の2人が歩いてきて、ステージ中央で手を握った。大晦日の2人みたいじゃないですか。どっちが吉川で、どっちが布袋か……。 ──「日本一心」的なシーンだったんですね。今度は決着をつけるということですね。 佐藤 決着をつけたい人います? ──どうしたんですか、急に(笑)。 佐藤 ドーピングをしてまで勝ちたい人? ──もうそんな歳じゃないですね。 佐藤 俺もいなくなってきたなあ。 ──若い頃はいました? 佐藤 それはもう。 笹原 しょっちゅうケンカしてましたからね(笑)。 佐藤 「全員、◯してやる!」ってマシンガンをぶっ放してましたよ……愛で。 ──「愛で殺せ」(笑)。 笹原 さすがに佐藤大輔も丸くなったなと思いますけど。この業界って舐められたらおしまいみたいなところがあるんで。 佐藤 でも、笹原さんのスタンスとしては「舐められてなんぼ」みたいなところはない? 笹原 選手はべつとして、同じ業界の人たちに「RIZINはたいしたことないじゃん」と思われるのは、すごくしゃくなので、「舐めたら◯すぞ」というナイフは常に持ってますよ(笑)。 佐藤 そこはPRIDEやDREAMのときとはちょっと変わったよね。 笹原 RIZINをやるようになって、ナイフを抜くことをためらわくなったかもしれない(笑)。 佐藤 だってDREAMのときって「Mr.昼行燈」みたいな感じだったでしょ。 ──それこそ舐めめてる二つ名ですよ(笑)。 佐藤 打ち入りを果たす前の赤穂浪士の大石内蔵助じゃないけど。 笹原 ある意味で最高の褒め言葉です(笑)。 佐藤 でも、いまはまさに「時は来た!」って感じなんだろうね。 笹原 DREAMのときはボクは表に出て喋って、裏側では加藤(浩之)さんが責任を持ってやっていた。その二重構造はいろいろと大変だったんですけど。 佐藤 加藤さんが言っていたよ。「大輔、表に出たら力を失うんやで」と。 笹原 でも社長も、ダナ(・ホワイト)も、ビンス(・マクマホン)も顔を晒して批判も肥やしにしながら、影響力を持ち続けてますし。表に出て失うくらいの影響力なら、なくなったほうがいいですよ(笑)。 佐藤 だから相談役ってポジションはこの世からもうなくなったほうがいいよ。 ──またフジテレビネタですか(笑)。 佐藤 (コメントを見ながら)「佐藤大輔さんはガチ相撲で藤井健太郎さんにキレたり、ももクロで佐々木Dにキレたりしてました」。いや、それはジャン斉藤とか格闘マスコミが変に煽るからだよね。 ──否定できないです。 笹原 佐々木さんとはもう仲良しですよね? 佐藤 1年ぐらい前にフジテレビの前でばったり会って「おぉ、大輔。写真を撮ろう」と。面倒くさいかったですけど、写真を撮りました(笑)。 笹原 (コメントを見ながら)「ABEMAの北野雄司さんにも切れてましたね」。記事14本14万字の記事詰め合わせセットはまだまだ続く…  

【記事14本14万字】佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故……

佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス

「健介オフィスの闇」が話題になっていたので、元「紙のプロレス」編集者・松澤チョロさんの脱線プロレス「佐々木健介編」を再録します!(聞き手/ジャン斉藤) *この原稿は2021年11月に収録したものです【1記事から購入できるバックナンバー】・橋本真也を最後に取材した男・松澤チョロが語る「ゼロワン時代の破壊王」 ・『紙のプロレス』は鬼畜系だったのか〜小山田圭吾と原稿チェック問題〜■松澤チョロ ・平成のテロリスト・村上和成――格闘家が挑んだ命懸けのプロレス道!! ――今回のテーマは佐々木健介です。松澤さんは紙プロ時代、健介ファミリー担当だったわけですけど。 松澤 まあ何度も言ってるんだけど、健介ファミリーというか、健介には「いい人」のイメージしかないんだよね。あ、一応、俺も健介も業界から離れてるんで「健介さん」と呼ぶことにします。 ――北斗(晶)のように「健さん」だとフレンドリーすぎますかね(笑)。 松澤 前回、俺が健介さんにPRIDEのオファーをした話をジャン斉藤が思い出させてくれたのよ。もうすっかり忘れてた。ジャン斉藤は、さも一緒に現場にいたように話してたけど(笑)。 ――ボクは松澤さんから詳しく聞いたんですよ。あれは 2004年にミルコが超ハイペースで試合をしていたときで。2月にロン・ウォーターマン、2週間後に山本宜久、4月にランデルマンに負けて、5月に金原弘光、7月に大山峻護、8月にエメリヤーエンコ・アレキサンダー、10月にジョシュ・バーネット。 松澤  いやいや、いま考えてもいくらミルコとはいえハイペースすぎでしょ。しかも相手もそこまで簡単な選手じゃないし。 ――それなりの相手を用意するのが大変だったときに、当時PRDIEのブレーンで『紙のプロレス』の編集長だった会長(山口日昇)が松澤さんに「健介に話をしてくれないか」と。 松澤 誰かが欠場するから代役を探すじゃなくて話題作りのための佐々木健介。 ミルコは「プロレスラーハンター」の売りもあったから健介さんはうってつけだったんだろうね。 ――2004年の前半の健介はWJを退団したばっかりで、ちょうど仕事がない時代だったんですよ。 松澤 ケガしてるわけじゃないんだけど、どこの団体からもオファーがない。本当かどうかわかんないけど、ウィキペディアによると子供のミルクも薄めて飲ませるぐらいお金がなかった時期らしいし。おそらくPRIDEとしても、どうしても健介っていうわけじゃないよね。 「当たってみてくれない?」っていう軽い感じ。石井館長みたいに札束を差し出して「出ませんか?」っていうわけではなく。 ――まあ、PRIDEが本気だったら松澤さんを派遣しませんよ(笑)。 松澤 ホントそうだよね(笑)。札束なんか用意されたら、そのまま逃亡の恐れすらある! ――ひどい!(笑)。 松澤  冗談はさておき、当時はもうプロレスラーが付け焼き刃で勝てるような時代ではなかったよね。そこは破壊王も一緒で手も足も出ないで負けたら、本人はもちろんプロレスファンもダメージはデカい。でも、そのときの健介さんなら、もしかしたら金で動くんじゃないかっていう考えがPRIDEにあったわけでしょ。 ――松澤さんが使者だったりするし、健介は要するにPRIDEから相当、下に見られていたってことですよね。 松澤 破壊王に藤田和之の代役としてジェロム・レ・バンナ戦のオファーがきたときは、あらゆる格闘家・プロレスラーに断られて一番最後だったことに「なんで俺が最後なんや」って怒っていたけど。破壊王もポーズで「まあ、出るわけがないし」ってことだったんだろうな。 ――松澤さんは忘れてるかもしれないですけども、健介邸で北斗にPRIDEの話を切り出したら、「チョロさん、こんな大事な話は別の部屋でしましょう」と奥の部屋に連れて行かれて……。 松澤 たしか対戦相手云々の話はしてなかったかな。後日、お断りの電話があった記憶がある。 ――北斗は「こんないいお話、本当に申し訳ないけど……」って丁重なお断りをされたはずですよ。「いい話」ではないと思ったんですけど。 松澤 まあ断って当然だよね(笑)。北斗さんはどんなに生活が苦しくてもプロレス格闘技関連では金で動かない人でしょ。総合格闘技をやってもマイナスでしかないことはわかっていた。 ――そこはさすが北斗晶ですね。 松澤  その北斗さんも何度も無理を聞いてもらったし「いい人」だったけど。あまり人を誉める印象のないジャン斉藤も過去に取材した中で健介さんが一番対応がよかったって言ってたよね? ――これまで1000回以上、誰かにインタビューしてるかもしれないですけど、いちばん取材対応がよかったのはぶっちぎりで健介だったりするんですよ。そういうと「上っ面だけいいんじゃないか」って言われそうですけど、仮にそうだったとしてもあそこまでの対応はできないくらい。 松澤 わかるなぁ。俺もホントに「いい人」のイメージしかなくて。でも、健介さんはプロレスファンのみならず同業者からもめちゃくちゃ嫌われてるイメージでしょ。 ――嫌われる理由もよくわかります(笑)。 松澤 それは過去の後輩たちに対するパワハラ的なものというか、道場のしごきとかが原因なんだろうけど、新日本プロレスの練習生が亡くなった件も、いまだに健介のせいなんじゃないかみたいに言われてるし。 ――その件はクリス・ベノワの本が健介犯人説を指摘したことで、さも事実のようにネット上をさまよってるわけですけど。そもそもあの本はクリス・ベノワの自伝でもなんでもなくて、ベノワ死去後に勝手に出された伝記。クリス・ベノワ本人が実際にそう発言したかどうかも怪しいですし、道場で事故があったときクリス・ベノワは日本にいませんでしたからね。かぎりなく冤罪に近いんですよ。 松澤 そうみたいね。ただ、その後、健介さんの団体ダイヤモンド・リングの元・所属レスラーがしごきやイジメを告発したこともあって「健介だったらありえる」と思われちゃったんだろうね。 ――あれはボクもありえると思いました。 松澤 それでまたダークなイメージが上乗せされて、傍から見ると逃げるように引退興行をやってプロレス界から消えてしまった。いまはプロレスラーのYouTubeのコラボがあたりまえの中、健介はどこからもゲストに呼ばれてない。 健介がオファーを断ってる可能性もあるけど、そうは見えないんだよね。 逆にみんな悪く言ってる印象で。安田忠夫さんや菊田早苗さん……。 ――もうちょっと「あ、この方の証言だったら健介は悪人かも」という例を挙げてください(笑)。 松澤 例えが悪かった(笑)。いまは師匠の長州力との確執もクローズアップされて。長州さんがメディアでブレイクする一方で、健介さんの影が薄くなったというか。 ――プロレスラー格闘家の芸能人枠って争いがホントに激しいですからね。高田延彦が角田信朗を追いやったと思ったら、いまは本間朋晃がシャガレ声で台頭して。 松澤 たしかに本間さん、最近よく見かける。長州・健介が険悪関係が取り沙汰されるきっかけとして、いまだによく言われてるのがWJがX-1という総合格闘技イベントをやるために健介から500万円を借りたと。 ――WJがあの時代にケージMMAをやってるんですよね。理由はWJの経営が本当に苦しくて、最後のあがきではあったんですけど。 松澤 長州さんは YouTubeで武藤敬司と対談したときにボヤいてるんだよね。いまだに健介から500万円借りたとか言われるけど、借りてねえぞと。猪木さんのパーティーのときに健介本人に「借りてねえよな」と確認までして。そんな2人の関係が修復不可能になったのが、上井文彦さんが絡んでいたW-1のトーナメントでシングルマッチをやったとき。 ――W-1といってもいろいろとあって。第1次W-1はK-1とPRIDEの協力体制、第2次W-1は上井さんとFEGがやって1年も経たずに活動停止。最近までプロレス団体として活動していたのは、新生K-1の親会社が武藤敬司をエースに立ち上げたもの。 松澤 うわ、全然把握できてない。とりあえず問題になったのは上井さん主導のW-1で、上井さんが犬猿の仲の2人に試合をさせれば面白くなるとマッチメイクして。いざ試合になったら、フォール負けした長州さんがすぐに立ち上がって余力を残したままスタスタとリングを降りたことに北斗さんが激怒したんだよな。 ――無気力試合気味に見えちゃったんですよね。 松澤 あれって途中でトーナメント中止になったんでしょ。なんかゴタゴタ三昧のイメージ。 ――第2次W-1はスタート当初からカオスでしたね。リングス休止後、ひさしぶりに現場復帰した前田日明や、FEGのMMAイベントHERO’S、上井さん仕切りのプロレス興行ビッグマウス・ラウドも絡んでくる複雑さで。 松澤  前田日明と上井さんの金銭トラブルも、そのとき石井(和義)館長が出資したお金がどうのこうのって話でしょ。上井さんには村上一成さんとかも相当怒ってたし。 ――健介の500万円も、あいだに誰かが入っていてゴチャゴチャした可能性はありますよね。 松澤 北斗さんも言ってるけど、ウチらは長州さんに恨まれる覚えもないと。だいたい5000万ならともかく500万で何ができるのか?って感じはあるよね。・X-1は真剣勝負だったのか ・「正直スマンかった」事件 ・自伝「光を掴め」の衝撃 ・ジャパンプロレス時代の闇 ・「二代目・長州力」襲名計画 ・健介ファミリーの輝きは……12000字テキストはまだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

佐々木健介が嫌われる“正直スマンかった”理由■松澤チョロの脱線プロレス

75億円はGFLではなくRIZINに投資したほうがいい■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー!15000字でお送りします! この原稿はニコニコ生放送で配信されたものです(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】・井上直樹、シェイドラエフはUFCに行ってしまうのか■シュウ・ヒラタ ・朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタ・ベラトールファイターが画策するRIZIN移籍■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク・朝倉海の即UFC王座挑戦は「オーストラリアの◯◯」がきっかけ?■シュウ・ヒラタ ──今回は後半でUFC独禁法訴訟について聞こうかなと。 シュウ ようやく決着がつきましたよね。やっぱり日本でも話題になってるんですか? ──日本人選手向けの説明会で「シュウさんが誰かとケンカした」みたいな中途半端な情報だけが出回っていますね(笑)。 シュウ あー、それは例のローズ(・グレイシー)ですね(笑)。わかりました、そのへんをご説明します。 ──まずUFCのニュースからなんですけど、PFLからリリースされたパトリシオ・ピットブルがUFCと契約しました。 シュウ 契約できてよかったですね。詳しい話を聞いてないのでわからないんですけど。PFLにはリリースしてもらえなくて弁護士を雇ってケンカしている選手も何人もいる中で、彼がリリースされたのはなぜなのかなと思ってるんですけど。 ──UFC移籍を希望するアーロン・ピコはいわゆるマッチング期間が1年近くあるような口ぶりなんですけど、そこは選手によって違うんですね。 シュウ マッチング期間とは、たとえばアーロン・ピコはUFCと交渉してかまわないけど提示された契約内容はPFLに知らせる。PFLが同条件のオファーを出したら、ピコは残留するしかないと。そのマッチング期間がどれくらいあるのか。本来ならばUFC、ベラトール、PFLでもマッチング期間はみんな同じはずなんです。そこは公平にしないと「あの団体はこうなのに」って不満が出るじゃないですか。独占交渉期間やマッチング期間も、3ヵ月や6ヵ月がスタンダードになっているんですよ。ただ、最近のトレンドとしては独占交渉期間がなくなっていることが多いんですよ。要するに契約が終わったら、そこからマッチング期間が必ずあるということですね。その代わり独占交渉期間はない。 ──でも、マッチング期間1年って長くないですか? シュウ 正直申し上げて、マッチング期間自体がナンセンスだったりしますよね。大昔にエディ・アルバレスがベラトールからUFCに移ったときもすごく揉めたじゃないですか。だってUFCとベラトールではファイトマネー以外にも違いがある。UFCは公式ユニフォームのVenumからお金が出る。5万ドルのファイトボーナスが取れる可能性がある。チャンピオンになったらPPVのシェアがもらえる。それをマッチングできる団体って基本的にはないですよね。 ──UFC以外は無理ですよね。もしくは基本給を莫大な金額にするしかない。 シュウ そうなんです。UFCが30万ドルを提示して、PFLが同じ金額でマッチングしたとしても、他に付属する条件まですべてマッチングできるかというと……弁護士闘争するとほぼ選手側が勝っちゃいますよね。実際にエディもベラトールからUFCに移ったわけですから。はっきり申し上げると、UFCに移籍したい選手にとって、1年間は長いと思いつつも、マッチングできないから大丈夫だろう……という安心感はすごくあります。 ──すぐに勝負がつくものだからこそ、1年という期間はもったいないですよね。 シュウ 裏を取ってないかわからないですけど、もしかしたらPFLの選手たちは独占交渉期間があったりするのかもしれないですよね。パトリック・ミックスなんかもリリースされてないし、(セルジオ・)ペティスのコーチもよく知ってるから、時々やり取りするんですけど、やっぱり弁護士を雇ってPFLと交渉しているみたいなことを聞いてるので。 ──団体からすれば大金を払っていたわけだから、1年くらいの足かせはつけさせてくれってことなんでしょうけど。 シュウ そういう理由もあると思いますね。たとえばペティスがRIZINに行こうとしても、RIZINがPFLと同じ条件を出さないといけないじゃないですか。 ──ベラトールから引き継いだファイトマネーは高すぎるんですよね。だからPFLも使えないんですけど(笑)。 シュウ ひとつ言いたいのは、ベラトールのトップだったスコット・コーカーは、日本の旧K-1と仕事をしたことがキャリアの始まりだったじゃないですか。これをいうと日本人はイヤな気持ちになるかもしれないですけども、コーカーは日本のプロモーターの悪い部分を受け継いでいると非難を受けているんですよ。 ──日本のプロモーターの悪いところって、心当たりがありすぎます(笑)。 シュウ どういうことかといえば、契約しないでハンドシェイクだけで試合を決めるけど、あとで条件を変えちゃうとか、約束を守らないことがあると。コーカーと一緒に働いていた人たちはそういうふうに言いますよね。そんなコーカーのやり方からすれば、選手によって条件が微妙に違うことはありえるかもしれないです。 ──それでいえば、ファイトマネーが高すぎて試合が組まれなかったゲガール・ムサシがPFLと揉めてリリースされましたけど。ベラトールをPFLに売却する寸前に契約更新したときに、さらに昇給してるんですよね(笑)。あれじゃPFLはとても使えないです! シュウ それがコーカーのやり方だと思うんです。ストライクフォースからベラトールの流れを見てもおわかりだと思いますけど、引っ張ってくる選手が同じじゃないですか。オランダのゴールデングローリーのルートや、自分のファミリー的なマネージャーやファイターたちを大切にして、お金もいっぱい払ってくれる。そういうファイターたちにとっては、いいプロモーターなんですよね。 ──でも、「それ以外のファイターからすれば」ってことですね。 シュウ そうなんですよ。ボクも1度、2度ばかりスコットとすごく揉めて、試合日の朝3時までずっと交渉したこともあります。ビザを取らないから源泉しないという約束だったのに源泉されたから、その分を取り返すのに数ヵ月かかったとか。これ、最後なんて、ニューヨークに彼が来たときにわざわざ滞在しているホテルまで行って、最後のお金取り立てましたからね(苦笑)。あるときなんかは計量後にファイトマネーの再交渉をしたいと言ってきて。それは当然、断りましたけど。 ── コーカーはけっこうめちゃくちゃですね(笑)。 シュウ だけども、いい部分もあるんですよ。アーロン・ピコみたいな選手は「育てる契約」で優遇していたと思うんですよ。 ──最初からファイトマネーもいいし、マッチメイクも計画的で。 シュウ だから簡単には移籍できない契約だったのではないかなと。 ──アーロン・ピコがUFCに移っても以前よりギャラはおそらく安くなるはずですよね。それくらい好待遇だった。 シュウ そうだと思います。でも、ベラトールがああなってしまって、PFLでもそんなお金は払えない以上、選手たちはそんなに強気なことを言ってられないわけですよ。 ──セルジオ・ペティスなんかも、早くリリースしてもらって、金額が以前より低くてもRIZINで試合したいんだろうなって感じですもんね。 シュウ 私もそう思いますね。たとえば大げさなことをいえば、ベラトールのギャラの半額だろうが、それこそ4分の1だろうが、ゼロよりもいい。だって、仕事をしなくちゃお金を稼げない。自分の家族を養わなきゃいけないわけですから。・新興金満団体GFLの資金は75億円 ・ヘッドコーチのストリックランド批判 ・JTTエリー離脱に思ったこと ・独禁法訴訟、未登録日本人は1名 ・日本人選手向けに集団訴訟説明会・RIZINは「アジアの団体」を超えられる ・アメリカのスポーツベッティング ・PFLの抜き打ち検査は「?」……15000字インタビューはまだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

75億円はGFLではなくRIZINに投資したほうがいい■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

クリス・ブルックスvs高梨将弘の事故について■事情通Z

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはクリス・ブルックスvs高梨将弘の事故についてです! 【1記事から購入できるバックナンバー】・TAJIRIかく語りき「奇跡のプロレスから離れて」 ・恐るべきプロレス団体リングスの真実■長井満也インタビュー ・ズンドコから見た我らが英雄アントニオ猪木 ・齋藤彰俊インタビュー②「W★ING参戦、新日本プロレスvs誠心会館」 ――DDT旗揚げ28周年記念の後楽園ホールのメインでクリス・ブルックス選手に挑戦した高梨将弘選手が試合後に動けなくなり、緊急搬送されるアクシデントが発生しました。 事情通Z 3月22日時点でDDTから公式発表された以上のことは何も伝わってきていない。まだ精密検査を受けている段階。試合直後に高梨選手本人も言ってたみたいなんだけど、腕に痺れがあって下半身が動かない。おそらく首の頚椎を痛めたんじゃないかと。精密検査で終わっても発表まで時間はかかるというか、たとえばリハビリ期間にしても具体的なことは言えないかもしれない。――ケガは試合のタイミングだったんですか? Z フィニッシュが雪崩式プレイングマンティスボムからの正調プレイングマンティスボムだったんだけど、雪崩式のときにちょっと落ち方が変だった。高梨選手がクリス選手の上に乗っかるようなかたちで落ちて後頭部を打っている。その直後に高梨選手は首を押さえて痛がっていた。もしかしたら何かしら首に違和感がある状態だったから、最後のプレイングマンティスボムを食らったときに受け身がうまく取れなかったのかもしれない。 ――つまり雪崩式プレイングマンティスボムのダメージもあって受け身が取れづらかった可能性があると。 Z 雪崩式の直後にカバーがあれば、そのままスリーカウントが入ったり、レフェリーや相手に目や口で異変を合図できたかもしれないけど、流れ的にはそのままフィニッシュに向かってしまったからね……。 ――Xでフィニッシュのプレイングマンティスボムが切り抜かれて「こんな危ない技をやってる!」と批判されてますね。 Z プレイングマンって要はダブルアーム式パイルドライバー。これは書けないですけど、基本的には頭から落とさないじゃないですか。 ――いや、もう書いていいと思います。ものすごく勘違いしてる人が多いから。プロレスの歴史を振り返ると、頭から落とした危ない技もありますよ。でも、頭から落としているように見せる技もある。 Z たとえばWWEではパイルドライバーは禁止技になっているが、ちょっと前にケビン・オーエンズが使ったときはよく見ると頭から落としていないし、反則技で出場停止になるストーリーラインだった。WWEの禁止技ポリシーは内部で変更されることがあったり、ビッグマッチでは特例として認められたりする場合がある。話を戻すとプレイングマンティスボムも前提として頭や首から落とす技ではないんだよ。誤解しないでほしいのは、だからってダメージがないわけじゃないし、一般人が受けきれる技ではない。技を繰り出す選手と、受ける選手の技術によって成立する。・プロレスの技はすべて危険 ・頭から落とす技は少なくなった ・純粋なレスリングだけでも試合を作れるか ・「昔のプロレスはよかった」のか…… この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

クリス・ブルックスvs高梨将弘の事故について■事情通Z

『極悪女王』、『アイアンクロー』……プロレス映像作品の世界■今成夢人

『極悪女王』、『アイアンクロー』……プロレス映像作品の世界をプロレスラー兼映像作家の今成夢人に伺います!(聞き手/ジャン斉藤) *2月3日に配信されたものを再構成したテキストです 【1記事から購入できるバックナンバー】・【最終回】長井満也「私のプロレス界最後のボスは藤波辰爾さんです」 ・【水着発言騒動】ブシロードがプロレスを手放すわけがない■「週刊プロレス事情通Z」 ・雪妃真矢、ウナギ・サヤカの自主興行後楽園ホール2連戦■プロレス事情通Z ・佐藤光留 個室ビデオから「はみ出すプロレス」を語る ――今日はプロレスラーで映像作家の今成夢人さんをお呼びして、昨今のプロレスの映画作品などを振り返っていただきます。 今成 よろしくお願いします。 ――お久しぶりですね。新宿の居酒屋で松澤チョロさんと取材を兼ねて飲んで以来ですね。 今成 チョロさんと3人でやりましたね(笑)。 ――あのときはまだDDT所属でした。 今成 サイバーファイトの社員でしたね。 ――あらためて今成さんの現在の立ち位置を説明していただきたいんですけど。 今成 おととしの9月末にサイバーファイトを退社して、いまはフリーの映像作家として仕事をしています。プロレス以外の企業のVTRを作ったりするお固い案件もあったりとか。プロレスラーとしてはいまはガンバレ☆プロレスです。ガン☆プロもサイバーファイトから独立してます。あと飯伏プロレス研究所という飯伏(幸太)さんのチームの一員というか。ほとんど名義貸しみたいな感じですけど(笑)。 ――名義貸し?(笑)。 今成 「名乗っていいよ」みたいな感じで。一応2団体所属です(笑)。 ――プロレスラーでありながら映像作家の二刀流というわけですね。最近はプロレス映像作品が相次いで発表されてますね。 今成 めっちゃ増えましたよね。びっくりしたのは『アイアンクロー』をA24という配給会社が制作したことですね、A24はかなりエッジの効いた作品を作っているところで、そこがプロレスの映画を取り扱うんだって驚きました。いま一番品質が保証されてるのはA24の作品なんですよ。 ――「シビル・ウォー アメリカ最後の日」もA24ですね。 今成 アート系でもありエンタメもやるというか、監督がやりたいことを応援するスタンスのスタジオ。作家性みたいなものは浴びれますよね。 ――『アイアンクロー』で鉄の爪一家を取り上げるとなったら、外れるわけがない。 今成 ホントにそうです。『アイアンクロー』はどういうふうに取り扱うんだろうって、公開される前から期待してたんですけど、やっぱりすごかったです。主人公のケビン・フォン・エリックを演じたザック・エフロンは、昔はアイドルチックな俳優だったんですけど、この映画のためにあれだけ筋肉をつけて。ミッキー・ロークが落ちぶれたレスラーを演じたときとは、ちょっとわけが違うというか。 ――ミッキー・ロークが『レスラー』という映画でベテランプロレスラーの悲哀を演じましたね。ここ最近のプロレス映像作品の成功は、俳優がプロレスラーの肉体に極限まで近づけていることもひとつの理由ですよね。 今成 肉体的なアプローチですよね。「ガチ☆ボーイ」という学生プロレスの映画があったじゃないですか。佐藤隆太が主演なんですけど、絶妙だったのが学生プロレスだから身体ができてなくても許されるんです(笑)。俳優にめちゃくちゃ負担をかけなくても学生プロレスだから成立できる。でも、プロのプロレスラーを取り扱う以上、身体ができてないと説得力に欠けるんですよね。 ――プロレスよりボクシングに名作が多いのは、ボクシングはそこまでガッチリ身体を作らなくてもいいからかな? 今成 でも、『レイジング・ブル』のロバート・デ・ニーロはしっかりボクサー体型に仕上がっていたし、『ロッキー』のシルベスター・スタローンはスパーリングではなく、ひたすら山小屋で鍛えてるところをモンタージュして(笑)。 ――そこは力こそ正義のスタローンだけあります(笑)。『アイアンクロー』は出演者全員がプロレスラー仕様の身体になっている時点で感動しますよね。 今成 大柄のフリッツ・フォン・エリックを演じた俳優(ホルト・マッキャラニー)さんは『マインドハンター』というNetflix系の連続ドラマに出てる方で。そこではFBI捜査官の役なんですけど、比較的おとなしめの硬派なキャラだったんですよね。『アイアンクロー』では怖い親父役にもアプローチができる。やっぱり役者ってすげえなってシンプルに思いました。 ――ミッキー・ロークの『レスラー』もそうですけど、制作者側がプロレスを理解して取り組めるようになってますよね。 今成 『アイアンクロー』はチャボ・ゲレロがプロレスの監修に入ってましたよね。そういう監修が入りつつも、あくまで『アイアンクロー』はスリラー映画っていうか。プロレス映画を一丁描いたるか!っていう感じでもないんじゃないかなって思いますけど。 ――たしかに「エリック一家の悲劇」はプロレスファンなら誰もが知っているけど、結末がわかっていてもドキドキしますよねぇ。 今成 どんどん人が死んでいきますからね……。 ――ケリー・フォン・エリックがバイクに乗るシーンでもゾクゾクするじゃないですか。死に向かっていくサインというか。 今成 事故のシーンは直接描かずに、なんの説明もなくケリーが片足で生活しているシーンは本当に怖かったですよねぇ。プロレスの映画を観に行くつもりだと、面食らうっていうかやっぱりスリラー映画なんですよ(笑)。 ――『アイアンクロー』はプロレスの構造、仕組みがわかってないと理解できないシーンも多かったじゃないですか。 今成 ディティールがすごかったですよね。 ――お父さんがNWAの政治的世界を批判するシーンはとくに必要なかったはずなんですよね。70年代80年代のプロレスファンしかわからないのに、それでも描写する。 今成 そのへんはやっぱりA24の力なんじゃないかなと思いますね。普通のメジャースタジオなら「いやいや、いらないでしょ」ってスルーするんですけど、A24だと時代背景の作り込みをする。美術に力を入れるかのようなアプローチはさすがだなと思いました。 ――ああ、なるほど。ドラマの美術っていちいち説明がないですもんね。リック・フレアー役も「そこまでやるか!」って感心するくらいそっくりで。 今成 ただ似てる以上の何かになってくるんですよね。誇張したリック・フレアーでもあるし、映画俳優が演じたリック・フレアーでもあるし。そこは「プロモがうまいレスラー」と「そうじゃないレスラー」の比較が必要で。あそこまで演じることでフレアーがお客さんを呼べるNWAのチャンピオンであることが一発でわかりますよね。 ――そのフレアーに挑戦した主人公のケビンが暴走して試合を壊すじゃないですか。ケビンはプロレスの社会の中では低評価を受けるんですけど、フレアーが試合後の控え室にわざわざやってきて「最高だった」と興奮しながら褒める。いびつなものも楽しめることもチャンピオンの資格であるわけですけど、あのへんもプロレスファンじゃないとわからないんじゃないかなと。 今成 配給会社さんの試写で見た感想をnoteに書いたんですね。そうしたらパンフレットの寄稿を依頼されて、どう考えてもプロレスファンじゃないとわからないシーンの解説も1ページ使いましたからね(笑)。ドロップキックをやった側がケガするシーンがありましたよね。 ――マイク・フォン・エリックが自殺に繋がるケガを負うシーンですね……。 今成 プロレスには後ろ受け身と前受け身というのがあって、前受け身を失敗してるから肩を痛めた。それってプロレスファンじゃないとわからない。そういう解説だけで1ページ書きました。でも、映画の中で変に解説しちゃうと説明ゼリフばっかりになっちゃうんですよ。 ――派手な大技を食らってケガした……と安易に変えなかったのが素晴らしいわけですね。 今成 ミッキー・ロークの『レスラー』のときはビジュアライズするためにデスマッチを選択していたと思うんですよ。凶器を使うことで外傷ができるわかりやすさ、痛みを伝えるためのデスマッチだったと思うんですけど。『アイアンクロー』の時代はその手のデスマッチがないから、痛みを伝える方法が大変だったと思います。控え室にいるシーンから、次のまた控え室にいるシーンになって、身体のテーピングの数が増える描写になってくる。ダメージが積み重なって、痛み止めを飲まないとやってられなくなる……あのへんの編集はすごいうまいなと思いました。 ――細かい積み重ねが映画のクオリティの高さにつながっていくわけですね。『アイアンクロー』でケビンだけ生き残った理由は、ケビンにプロレスラーの才能がなかったからじゃないか……って見えたんですよね。デビット追悼試合の挑戦者はコイントスに委ねられた。長兄なのに選ばれないことは親父から認められていないってことだし、プロモーターとしても成功できず、プロレスの世界に浸からなかったからこそ一般人として生きのびたんだなと。 今成 才能がある弟たちが次々に死んでいきますからね。 ――実在したもうひとりの弟クリスのことは、最初からいなかったことにしてましたね。彼も自死するので残酷すぎるから映画では省いたそうですけど。 今成 何を描写して、何を描写しないか……そのへんもいろいろありましたね。だからエンドロールで、いまは幸せに暮らす大家族の集合写真はよかったです。最後の最後に救いがあるという……。 ――救いのあるスリラー映画だったと。Netflixで配信されたビンス・マクマホンドキュメント「Mr.マクマホン:悪のオーナー」。今成さんがnoteで書いた感想を読ませていただいたんですが、「この作品は踏み絵にもなっている。ビンスの創り上げてきたプロレスに興奮してきた自分に楔を打つような感覚がある。ビンスに向けられた刃がこちらにも向けられていく」には頷きました。裏側は狂っていたWWEを楽しんできた自分は、はたしてよかったんだろうかと。・「Mr.マクマホン:悪のオーナー」の衝撃 ・刺さらなかった『極悪女王』とブック問題 ・作品から戻ってこれなくなったジム・キャリー ・飯伏幸太のドキュメンタリー……17000字インタビューはまだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

『極悪女王』、『アイアンクロー』……プロレス映像作品の世界■今成夢人

「レスリング虎の穴」のストライカー野村駿太インタビュー

RIZIN香川大会でルイス・グスタボと対戦する野村駿太インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】・【舌打ちトーク26,000字】チャーリー柏木「堀口恭司vs◯◯◯◯を狙っています」 ・RIZIN広報・笹原圭一のエンドルフィンマシーン的THE MATCH!! ・「すべらせろ!」と叫んだ山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ・計量問題を考える/アイポークの現場で起きたこと■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ――お住まいはBRAVE世田谷近辺なんですか? 野村 去年の年末ぐらいに引っ越しました。ここからだとロータス世田谷にも自転車で行けるし。 ――BRAVE世田谷を拠点にいろいろと動かれてるわけですね。 野村 そうすね。原宿のBAMFで寝技をやって、代官山のハレオでトレーニングして、あと石渡(伸太郎)さんからMMA全体の感覚を教わるというか。 ――ああ、塾長からも。 野村 はい。MMAにどうアジャストすればいいかを考えるみたいな感じです。 ――技術を身につけても、MMAにうまく取り入れるのは大変だから、そこは石渡さんにサポートしてもらっているわけですね。 野村 空手だけじゃダメだってことでキックやボクシングをひたすらやっていたときがあったんですけど、そうしたらテイクダウンをめちゃくちゃ取られるようになって。空手だけのときのほうが取られなかったんです。でも、空手だけだと、それはそれでうまくいかないことがあったりとか……MMAをどう理解していくかは難しいですね。 ――頭が良くないと難しいですよね? 野村 自分は頭が良くないです(笑)。 ――野村選手はBRAVE所属ですけど、石渡さんとはどういう繋がりがあったんですか? 野村 ボクがやってた帝京大学空手道部の初代OBが石渡さんのお父さんらしくて。 ――古い繋がり!(笑)。 野村 あと堀口恭司選手のお兄ちゃんも帝京大学空手部。道場には60期生くらい分の木札が飾ってあるんですよ。で、石渡さんがRIZINで「打倒・堀口」だったときに、大学で空手を教えてくれてる人の道場が巣鴨にあったんですけど、石渡さんが「空手家はなんであんな早く動けるのか」ということで習いに来てて。白帯を巻いて練習してたんですよね。 ――研究熱心ですねぇ。 野村 そのときは接点がなかったんですけど。ボクがMMAでデビューして1~2戦経ったときに「何かを変えなきゃいけない」と。石渡さんはMMAのために空手を習いに来てたから、空手から何か感じたものは絶対にあるじゃないですか。 ――「MMAファイターから見た空手とは何か?」と。 野村 そうっすね。石渡さんに話を聞くことで、それがわかるかなと思って。で、いきなり石渡さんにDMを送ったんですけど、返事がなくて。石渡さんに空手を教えていた先輩につなげてもらいました。ボクのDMに気づかなかったみたいです。 ――本当に気づかなかったんですかね?(笑)。 野村 うーん、いきなりDMが来たらちょっと怪しいですよね(笑)。それにデビューしたばっかりの選手ですからね。 ――しかし、デビュー直後なのに変化を求めるっておもいきりましたね。 野村 BRAVEでは宮田(和幸)先生や芦田(崇宏)さんにもお世話になって、いまの自分があるのはBRAVEがあるからなんですけど。石渡さんにも見てもらって2~3年くらいになります。石渡さんはMMAの進み方を教えてくれるというか、「オマエはこうしたほうがいい」と矢印を示してくれますね。絶対に何かしら宿題をくれるというか、その宿題をやることで、ボクがやりたいMMAとつながってきて「これもできる。あれもできる」と。 ――そういう出会いって運命というか、石渡さんが空手を習いに来てなかったら野村選手は連絡を取ってなかったかもしれないし、DMをスルーされても再度アタックしなかったら……。 野村 いま思えばDMを送ったときはちょっと生意気というか。ボクも2戦目くらいの選手からDMがあっても「面倒くさっ」って思いますよ(笑)。 ――まるで石渡さんが面倒くさがってスルーしたみたいじゃないですか(笑)。 野村 ハハハハハ。その頃、石渡さんは指導者としてやり始めたタイミングだったんですよね。現役でも一緒に練習してくれたと思いますけど、MMAコーチとして毎回見てもらえるようになったので。 ――しかし、石渡さんも堀口恭司を知るために白帯を巻いて空手をやるってさすがですね。 野村 そこは鈴木千裕選手がクレベル・コイケのところで練習するのと似てますね。「行ってみないとわからん」みたいな。 ――大学の空手部のときはMMAを意識してたんですか? 野村 まったく。でも、「格闘技に向いてる」とは言われてはいたんですよ。伝統派空手だから直接当てちゃダメなのに当てちゃって。相手にケガをさせて反則負けになっちゃうことが多くて。ボクは勝ちたくて一生懸命やってるんですけど……どうしても当てちゃう。 ――寸止めって難しいんですね。 野村 そこも技術が必要なんですけど、それだと「いかに当てるように見せるか」というスポーツになってきちゃって。そこはボクの求める強さとちょっとかけ離れるのかなと。大学のときはチームで勝ちたいってことで頑張ってたんですけど。社会人になってまで空手を続けたいと思わなかったんで。格闘技に向いてるというなら、ちょっとやってみようかなって。 ――空手だったらキックボクシングは考えなかったですか? 野村 そこはホント直感というか。あまり深くは考えてなかったんですよね。堀口選手の空手がMMAで通用するなら、空手の実績はボクのほうがありましたし、「俺もいけるんじゃない?」ってくらいの気持ちで。実際にやってみたら全然違ったんですけど(苦笑)。 ――ハハハハハハハ! 野村 「全然違うじゃん!」みたいな。堀口選手はプロモーションで、わざと空手を見せてたと思うんですよ。 ――「俺の武器は空手だ」と? 野村 UFCの最後のほうはレスリングで勝ってるのに、RIZINに戻ってきたからはほとんど打撃で勝ってますよね。わざと空手を見せてるんじゃないかって思うくらいです(笑)。 ――堀口選手の空手を支えてるのはレスリングですよね。アメリカン・トップチームに移籍してから一番伸びたのはグラップリングですし。 野村 そうですよね。MMAはレスリングしてないと強くなれない。だからレスラーがたくさにるBRAVEに入ったんです。 ――BRAVEは「レスラー虎の穴」ですもんね。その前に自衛隊に入りましたよね? 野村 はい。自衛隊で空手の全日本に出ようかなと。お金も貯められるし。でも、新型コロナの真っ最中でまったく外出させてもらえず、行動にも制限があって……。そのときに自衛隊でレスリングをやってる奴と友達になって。その子も最近MMAを始めたんですけど、「レスリングでつながりがあるからBRAVEを紹介しようか」と。 ――で、自衛隊はすぐやめちゃったわけですね? 野村 はい、半年くらいで。 ――それはおもいきりましたねぇ。 野村 めっちゃ止められましたね(笑)。 ――ボクも親御さんなら止めますよ!(笑)。最初からBRAVEしか選択肢はなかったんですか? 野村 そのとき23歳やったんで。仕事をしながら格闘技やったとしたら、トップになるのは30歳とかになっちゃう。やるならUFCとか行きたかったし、仕事しながら夜だけの練習では甘くないだろうなと思って。それでBRAVEに体験に行ったときに、レスリングの全日本チャンピオンがBRAVEに入ると。それが原口伸なんですけど。宮田先生が「オマエら2人が入るんだったら寮を作るから」と。それまでの内弟子たちはジムに住み込んでいたんです。武田(光司)さんはジムに布団を敷いて寝てたらしいんですけど。ボクが入るタイミングで一軒家を借りて、そこを寮にして最初は3人ぐらいで住んでいました。いまは10人ぐらい住んでるらしいんですけど。 ――寮が無法地帯化している動画を宮田さんがアップしてましたね(笑)。 野村 高校生あがりの子たちが入ってるんで、そんな感じです(笑)。その前から原口のお兄ちゃん(原口央)はBRAVEにいたんですけど、いきなりだと大変ってことで一緒に住んでくれました。家賃もいらないし、光熱費も出してくれる。夜はジムの指導を手伝ってお金をもらって練習する生活ですね。 ――格闘技漬けの生活ができたわけですね。 野村 なんで、もう5ヵ月後くらいにプロデビューしました。 ――その5ヵ月間はどんな感じでした? 野村 いや、もう地獄でしたね……(苦笑)。最初から武田さんとのスパーリング地獄で。10日、2週間くらいで耳がわきました。武田さんと組んだらもう壁なんですよ。動かない。真っ黒だったし、ホントに壁です(笑)。 ――心が折れてやめてもおかしくないというか……。 野村 一緒くらいに入ってきて、やめた奴もいましたね。あのとき武田さんはRIZINで久米鷹介選手とやる前だったんですよ。 ――大激闘だった武田vs久米戦。 野村 あの激闘が練習でもそのままだったんだで(笑)。あのときの経験があるから、いまのボクがあります。もう武田さんを追いかけて練習しまくったというか。武田さんは草加のBRAVEだったんですけど。 ――BRAVEにはあちこちにジムがあって、中心拠点の三郷でプロ練をやるけど、武田さんは草加で指導をされてたんですよね。 野村 三郷のプロ練にみんなが集まって、あちこちに散らばる感じですね。武田さんから「草加の練習にも来いよ」と誘われて。正直、行きたくなかったんですけど(苦笑)。 ――壁から逃げたい(笑)。 野村 武田さんはライト級の日本人でトップだったから、この人に通用すれば世界と戦える。それで三郷だけじゃなくて昼も夜も草加でやることにしました。草加で昼に練習して、そのあとキッズクラスの指導があって、夜のクラスまで30~40分の空き時間に武田さんからエビやタックルの基礎を教えてもらって。武田さんは休めるのに自分に時間を割いてくれました。 ――そうやって導いてくれる人がいたから、キツイ練習もできたってことですね。 野村 「もうやるしかない」とは思ってたんですけど、あの頃はしんどすぎて記憶がないです(苦笑)。朝も昼も夜もずっと練習してるから……。 ――その地獄の日々がいまの野村選手を作った。 野村 あのときの地獄がボクの下地ですね。あれがあったから乗り越えられたこともたくさんあったのかなと。あんなにやったらテイクダウンデフェンスとかすぐ覚えるっすよ(笑)。・第二の地獄「ロータス世田谷」 ・組みで勝負できないストライカーはカモ ・グスタボ戦はうれしい ・ライト級は俺がやらないと ・青木真也に学んだこと……11000字インタビューはまだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

「レスリング虎の穴」のストライカー野村駿太インタビュー

【現役復帰】前田吉朗インタビュー「ボクはプロレスラーのつもりです」

RIZIN香川大会で現役復帰する前田吉朗インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・井上直樹、シェイドラエフはUFCに行ってしまうのか■シュウ・ヒラタ ・【RIZIN狂った季節】斎藤裕「朝倉未来選手とは一緒に船を作っていたんだよなあ……」 ・世界のTK“引退激勝”高阪剛16000字インタビュー ・【MMAミステリー】牛久絢太郎はなぜ引き込んだのか? ■セコンド横田一則 ――3年前に感動的な引退興行を行なった前田吉朗さんがまさかこういうかたちで復帰するとは思いませんでした! 吉朗 引退興行やりましたねぇ。 ――今度のRIZINが吉朗さん地元の香川開催だから……という理由はなんとなくわかるんですけども、どういった流れだったんでしょうか。 吉朗 そこは繁……じゃなくて佐伯代表から話が……。 ――えっ、普段はなんて呼んでるんですか(笑)。 吉朗 それはもちろん佐伯代表ですよ(笑)。地元・香川の友達から「香川でRIZINがあるけど、出んの?」みたいな話をずっとされてて。 ――地元だから出るんじゃないか、と。 吉朗 そういう話を振られても「まぁまぁ、もう出んよ」って答えてたんですけど、ウチの飴山(聖也)を出してくれっていう話になって。 ――飴山選手も香川大会に出ますね。 吉朗 それだったらアイツと一緒にRIZINに出るのは楽しいかなあと思って。 ――なるほど。師弟でRIZIN香川に臨もうと。 吉朗 そういうなら俺、出たいなって思って。まあまあ地元だからってことも当然ありますよ。 ――弟子と一緒に出ることはなかなかできることではないですよね。 吉朗 そうですね。なかなかできることではないし、ボクも師匠の稲垣(克臣)さんと何度か一緒に同じ興行に出てるんですよね。それはやっぱりいまでも記憶に残ったり、ボクの中ですごくいい思い出っていうか、感慨深いものでもあるので。 ――代えがたいものだったりするんですね。 吉朗 いやまあ、ボクが勝手にそう思っとるのかわかりませんけど(笑)。 ――やっぱり一緒に何か目指していくことは思い出になりますよね。 吉朗 そうですね。一緒に練習もしてるし、なにより試合に向けて自分のテンションが上がるんで。 ――引退後、また気持ちを上げたくなる瞬間はあったんですか? 吉朗 「試合をしたい!」とはあんまり思わなかったんですよね。実際試合をすることはもう無理だなと思って、引退したわけなんですけど。それでも今回やると決まったのが11月ぐらい……。 ――けっこう前なんですね。 吉朗 いや、違うな。 ――違いますか?(笑)。 吉朗 ごめんなさい、ウソです。なんとなく「あるんだろうな……」と思いながらも、実際に決まったのは1月に入ってからですかね。 ――正式に決まったのは1月だけど、なんとなく香川大会に出るかもしれないという心持ちだった。 吉朗 なんとなく準備はしてて、やっぱり決まってからは本格的に動き出したって感じなんですけど。下準備をしとる段階ではそんなに一生懸命やってるわけでもなく、タラタラとやってたんですけど。決まってからはやっぱりそれっぽく動くじゃないですか。やっぱり身体がキツイんですよねぇ、すごく。 ――ボクの勘違いだったら申し訳ないんですけど、記者会見のときにやや足を引きずっていたのは、その影響があったりしたんですか? 吉朗 いや、あんまりそのつもりはないんですけど。まあ、そこはボクの歩く癖なんでしょうね。試合に向けての練習も、現役時代の3分の1ぐらいなのに、もう次の日ヒーヒー言うとる(笑)。まあ、そうなるだろうなと思いながらやってるんですけど、やっぱりなんか楽しいんですよ。すごく張り合いがあって。 ――心地いい疲れというか。 吉朗 心地いいかなあ? ――よくはない(笑)。 吉朗 心地よくはないですよ。身体は痛いし、眠たいし、疲れて忙しいし(笑)。「なんで試合、受けたの?」と思いながら、やっぱりこういう生活が好きなんですよね。何かに向かって頑張っとるときがやっぱり楽しんで。 ――格闘家として20年近くそういう生活をしてきたわけですもんね。 吉朗 はい。懐かしさもありますし。 ――でも、若いときとはまた違う感覚もあるんですか? 吉朗 全然違うって言ったら違うんでしょうけど、やっとることは一緒ですから。この20年、頭からケツまでずっと同じことをやっとる。 ――現役時代との違いでいえば、いまはジムも経営されてますよね。 吉朗 そうですね。いろんなものを背負ってますよ、やっぱり。まあ、背負うもんがちょっと昔に比べたら増えたなっていうだけで。そこは前田吉朗なんだから、なんとかなるでしょって。 ――対戦相手(横内三旺)が決まったのも1月に入ってからですか。 吉朗 その前後で「そいつやで」っていう感じで言われました。 ――横内三旺は18歳でプロデビュー戦ですけど、何か思うところはありましたか? 吉朗 まあ、どうもないですね。べつに誰でもいいって思ってたんで、とくに相手にこだわったりとかはないし、そこは誰であろうとボクの中では勝負論がなかったんで。 ――記者会見での印象はどうですか?ちょっと舌戦まではいかない感じでやりあってましたけども。 吉朗 すごくいい子なんやろうなあ……と思いましたよ。 ――そうなんですよね(笑)。SNSだとけっこう過激なんですけど。 吉朗 ああ、そうなんですか、ボクがSNSを基本、見ることがないので。そのへんは傍からは聞いてたんですよね、「こんなこと言ってますよ」みたいな。まあそうなんやぐらいで、自分が直接見たらめちゃくちゃムカついたりするんやとは思うんですけど。SNSとかは弱いんで、ボクは。 ――吉朗さんとしては相手云々ではなく、自分と向き合うための試合でもあるわけですね。 吉朗 相手は関係ないです、はい。ボクの中では関係ないけど、向こうからしたら、おいしいと思いますよ、すごく。キャリアも名前もあって。でもって、練習してなくて落ちとるオッサンでしょ。おいしいじゃないですか(笑)。いやまぁ、ちょっとは動いてますよ。ただまあ若い子と練習するにしても、いままで自分のやってたことを考えれば、練習って呼べるレベルではないですけどね。 ――吉朗選手からすると、いかにいまの自分を出せるかという戦いにはなるわけですね。 吉朗 そうですね。昔の自分に戻すとか、戻さんとかもないんで、あんまり。自分の覚悟を決めるために練習をしとくだけなんで。 ――地元・香川で試合することに感慨深さってありますか? 吉朗 ボク、初めてなんですよ、地元で試合するって。だからそれ自体はすごく感慨深いものもありますね。いままでなかったんで。 ――そもそも香川で大きな格闘技の大会がなかったですもんね。 吉朗 ないですね。だから、今回の試合はすごいありがたいですよ ――吉朗選手ってPRIDE、DREAM、戦極、パンクラス、DEEP、修斗……すべて上がってる選手っていないと思うんですよね。 吉朗 はい、もう総なめにしてますから。 ――ただ地元で試合をしたことはなかったと。最後の最後でスタンプラリーじゃないですけど。 吉朗 そうなんですよ。やったことないことは全部やっていかんとね(笑)。・モツ鍋屋の事務員 ・お坊さんのような稲垣克臣 ・佐伯繁と長南亮の和解 ・軽量級がなかった時代 ・プロレスラー論……まだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

【現役復帰】前田吉朗インタビュー「ボクはプロレスラーのつもりです」

ノア道場に闇はあるのか■プロレス事情通Z

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはノア道場に闇はあるのかです! 【1記事から購入できるバックナンバー】・プロレス技失敗と誹謗中傷■プロレス事情通Z ・サイモン・ケリー第5弾! IGF大晦日・小川直也vs藤田和之が噛み合わなかった理由 ・黒いパンツのプロレスラー中村大介「“UWFごっこ”にはしたくない」 ・鈴木秀樹×阿部史典 高円寺純情プロレスリング対談 ――Zさん!プロレスの道場問題が物議を醸してます! Z 先輩・後輩、ビジネス絡みの関係性から道場のスパーリングでは実力が計りづらいのに、「やっぱり●●はガチンコでも強かった!それに比べていまのプロレスラーは……」って騒ぐ話? スパーを真剣勝負だと思い込むって何年プロレスを見てるんだよ! カメラが向けられてるところでガッチガチにやるわけねえだろ!! ――Zさん、そんな話は一切してないです!ノアは旗揚げから25年間で18選手しかデビューできてないことから、「ノア道場に闇がある」としてOZAWA選手が告発。先輩のマサ北宮選手と抗争を始めました。 Z かなり攻めた仕掛けをしてるよねぇ。北宮選手は健介オフィス出身。佐々木健介さんの道場エピソードは良くも悪く事欠かないから。道場幻想を逆手にとってギリギリのところを突いてきた。 ――いまでもノアの道場には昭和なしごきやイジメがあるから、練習生はデビューできない……という受け取り方もできますよね。・ノア道場に闇はあるのか・栃木プロレスの契約・インディの危機…… この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

ノア道場に闇はあるのか■プロレス事情通Z

佐藤大輔☓笹原圭一■格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字

佐藤大輔さんと笹原圭一さん、格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字です(聞き手/ジャン斉藤)*この記事は配信されたものをまとめたものです。 【1記事から購入できるバックナンバー】・【舌打ちトーク26,000字】チャーリー柏木「堀口恭司vs◯◯◯◯を狙っています」 ・10回目のRIZIN大晦日19,000字で振り返る■笹原圭一 ・RIZINバンタム級王者・井上直樹が格闘技の現在を語る ・北岡悟の格闘哲学18000字「どれくらい格闘技に懸けているのか?」 ──どうもDropkickのジャン斉藤です。今日のニコ生Dropkickスタジオトークのゲストは、このおふたりです。 佐藤 佐藤映像の佐藤です。 笹原 RIZIN笹原です。よろしくお願いします。 佐藤 これはYouTubeでも流れてるんですよね。このあいだ、高谷(裕之)さんのYouTubeチャンネルに出たら、コメント欄に「佐藤さんの顔を初めて見たけど面白い顔してる」と(笑)。 ──それは不満なんですか? 佐藤 ……「面白い顔」と言われてどうですか? 笹原 ボクも顔出しすると「笹原さん、顔が疲れてますよね」ってよく言われますけどね。 佐藤 疲れてるよね? 笹原 否定はしないですけど、まぁ「うるせえよ」とは思いますね(笑)。 ──SNSって無邪気に何か言ってきますよね。 佐藤 こういうものには出るもんじゃないんですよ。表に出れば出るほど力を失いますからね、我々のような仕事は。 笹原 所詮は裏方ですからね。 佐藤 日枝(久)さんと一緒ですよ。さあ、今日はフジテレビの話しかしないですよ! ──元フジテレビとして(笑)。今日はPRIDEからRIZINまで「格闘技の煽り方」についていろいろと伺っていきます。直近の話でいうと、平本蓮vs朝倉未来の再戦が大晦日に発表されましたけど、どうやってリリースするかの話し合いがあったんですよね?(*編集部注・この配信対談は平本蓮vs朝倉未来2中止の前に収録。煽り方の話なので気にせずお読みください) 佐藤 もちろんありましたよ。大晦日前に発表しようかとか。榊原さんの意向としては大晦日までには絶対に発表したいと。 笹原 最良のタイミングを探ってたんですけど、大晦日が迫ってきたので「じゃあ、そこで発表しましょう」と。そこは両サイドの了承は得てたんですけど。問題はどんなかたちで発表するかですよね。 佐藤 そこは朝倉未来選手の引退を撤回させなきゃいけないじゃないですか。だって引退って重いものでしょ。 ──朝倉未来が引退するとなったら、みんな「いままでありがとう」というムードになりましたし。 佐藤 当初のプランでは、榊原さんと未来選手が「雷神番外地」の最後にリングインして「ここで重大発表があります」ということで引退撤回してもらって、平本選手との再戦も発表する。 笹原 ストレートなやり方ですね。 佐藤 でも、そんなのは小芝居になるじゃん。 笹原 だから大輔さんが「もっと別のやり方があるんじゃないの?」って。そこから再考したんですよ。で、最終的には大輔さん案で発表した、ということですね。 佐藤 そこはパワハラっぽくやらないと。榊原さんはフジテレビっぽいし(笑)。 ──いまどき「フジテレビっぽい」は問題発言ですよ(笑)。でも、こういうときは勢いが重要ってことですね。小賢しいストーリーを作るよりも「いいから、やっちゃえよ!」って。 笹原 一番楽なのは朝倉未来が平本蓮と同じようなノリで、「ボクも引退撤回しますよ」って言ってくれればいいんですけど、それはまた違うじゃないですか。 ──朝倉未来はそういうキャラじゃないですよね。 佐藤 だからもうパワハラなんですよ。東京ドームも抑えたし、再戦決定で「お前ら、全部やり直し」と。 笹原 再戦を発表した映像の社長インタビュー、よかったですね。 ──「お前ら、全部やり直し」のコピーもよかったですね。 佐藤 あれはDropkickでもおなじみの松下ミワさんが考えた。女性なのに荒っぽい人ですよ(笑)。それにいろいろなネタも詰まってたじゃないですか。東京ドームという箱、THE MACHT というネーミング。それに「雷神番外地」のオープニングでいきなり発表したのもよかったよね。2人がステージに出てきて握手して。 笹原 「雷神番外地」のオープニングでカード発表して、最後は2人が握手する流れでやりましょうと。そこで懸念してたのは「雷神番外地」のオープニングってあんまりお客さんはいないんじゃないの?って。やっぱりお客さんがパンパンに入ってる第2部のRIZINのほうがいいんじゃないかなと。でも、「雷神番外地」で発表したらSNSが騒ぎ始めるし、「え?何が起こったの?」と思わせたほうが結局、大きな騒ぎになるんじゃないかって。 佐藤 その場面を無料で流して、ひいては大会全体に火を付けるってことですね。 ──さっき言われたようにTHE MATCHとネーミングしたことが議論になっているし、再戦理由のひとつにドーピング問題もある。そこも煽りに入れないといけないわけですよね。 佐藤 俺、ドーピング絡みの話題はなるべく見ないようにしてる。 ――わかります。よけいなノイズが多すぎますよね。 佐藤 でも、触れないわけにいかないんだろうなあ。 笹原 どう料理したらいいのか、ホントに難しいですよね。もちろんソフト的な料理とは別に、真面目に向き合わなきゃいけないですし。 佐藤 ちゃんと検査はするわけだよね。 笹原 もちろん。 佐藤 それを撮影できないの? 笹原 やろうと思えばできますよ。ドーピング検査って採尿するときにドクターがトイレの個室の中に一緒に入って、尿を出すところを確認してコップに取るんですよ。 佐藤 それをGoProで撮って……さすがに無理かあ(笑)。 ──そんなの前代未聞の煽りVですよ(笑)。いまはSNSがあるから、主催者が煽る前に勝手に転がっていくことが多いですね。 佐藤 総じてね。PRIDE、DREAMとは全然違います。 笹原 どうしてもSNSの動向を気にせざるをえないというか。 佐藤 RIZINって選手を放し飼いにしてますよね。 笹原 基本、放し飼いですよ。ソフトのことを考えたら好きにやらせたほうがいいなとは思ってはいるんですけど、まぁここでは言えないような大変なことが次から次へと起こりますけどね(笑)。 ──PRIDE、DREAMの頃は団体が選手をコントロールしていたと思いますよ。たとえばインタビューチェックだと、昔は「俺」は「ボク」に直されてたり、敬語の「ですます調」になったり。 佐藤 いまはコンプライアンスが逆行してるわけだね。だから、もう何も隠せない時代ってことですよね。フジテレビと一緒ですよ。 ──ちょいちょいフジテレビを挟み込んできますね(笑)。 佐藤 いまは虚実が入り混じる時代ではないんですよ。『めちゃイケ』みたいな番組は作れないんだよね。 笹原 まさにその話を大輔さんとしたんですよ。格闘技ってファンタジーの上に成り立っているコンテンツだと思うんですけど、ドーピングみたいな生々しい話になるとファンタジーとして楽しめなくなっちゃう。SNSも含めて、むき出しになっている現実をうまくパッケージしてファンに届けるのは難しいなって話をしてました。 佐藤 ただ、むき出しになっているから広がりも出るわけですよね。だって朝倉未来も、平本蓮も、格闘技の外からお客さんたくさんを連れてきてくれるから。 ──「管理がずさんなサファリパーク」だからこそスリルがあって。たまに「地獄のプロモーター」が上空に拳銃をバーンと撃って、猛獣たちに「おとなしくしろ!」と脅すときがありますけど(笑)。 笹原 相手に銃口を向けて撃つときありますけどね(笑)。 ──今日ここに来る前に前回の朝倉未来vs平本蓮の煽りVを見てきたんですよ。COMPLEXの「BE MY  BABY」が使用曲で、コピーは「愛で殺せ」。すごくいい煽りV。 佐藤 あの2人、COMPLEXの吉川晃司と布袋寅泰っぽくないですか。1990年に解散したけど、2011年の東北大震災直後にいまこそ手を結ぼうということで再結成。東京ドームで「日本一心」という伝説的なライブをやった。そのオープニングは両サイドから吉川晃司と布袋寅泰の2人が歩いてきて、ステージ中央で手を握った。大晦日の2人みたいじゃないですか。どっちが吉川で、どっちが布袋か……。 ──「日本一心」的なシーンだったんですね。今度は決着をつけるということですね。 佐藤 決着をつけたい人います? ──どうしたんですか、急に(笑)。 佐藤 ドーピングをしてまで勝ちたい人? ──もうそんな歳じゃないですね。 佐藤 俺もいなくなってきたなあ。 ──若い頃はいました? 佐藤 それはもう。 笹原 しょっちゅうケンカしてましたからね(笑)。 佐藤 「全員、◯してやる!」ってマシンガンをぶっ放してましたよ……愛で。 ──「愛で殺せ」(笑)。 笹原 さすがに佐藤大輔も丸くなったなと思いますけど。この業界って舐められたらおしまいみたいなところがあるんで。 佐藤 でも、笹原さんのスタンスとしては「舐められてなんぼ」みたいなところはない? 笹原 選手はべつとして、同じ業界の人たちに「RIZINはたいしたことないじゃん」と思われるのは、すごくしゃくなので、「舐めたら◯すぞ」というナイフは常に持ってますよ(笑)。 佐藤 そこはPRIDEやDREAMのときとはちょっと変わったよね。 笹原 RIZINをやるようになって、ナイフを抜くことをためらわくなったかもしれない(笑)。 佐藤 だってDREAMのときって「Mr.昼行燈」みたいな感じだったでしょ。 ──それこそ舐めめてる二つ名ですよ(笑)。 佐藤 打ち入りを果たす前の赤穂浪士の大石内蔵助じゃないけど。 笹原 ある意味で最高の褒め言葉です(笑)。 佐藤 でも、いまはまさに「時は来た!」って感じなんだろうね。 笹原 DREAMのときはボクは表に出て喋って、裏側では加藤(浩之)さんが責任を持ってやっていた。その二重構造はいろいろと大変だったんですけど。 佐藤 加藤さんが言っていたよ。「大輔、表に出たら力を失うんやで」と。 笹原 でも社長も、ダナ(・ホワイト)も、ビンス(・マクマホン)も顔を晒して批判も肥やしにしながら、影響力を持ち続けてますし。表に出て失うくらいの影響力なら、なくなったほうがいいですよ(笑)。 佐藤 だから相談役ってポジションはこの世からもうなくなったほうがいいよ。 ──またフジテレビネタですか(笑)。 佐藤 (コメントを見ながら)「佐藤大輔さんはガチ相撲で藤井健太郎さんにキレたり、ももクロで佐々木Dにキレたりしてました」。いや、それはジャン斉藤とか格闘マスコミが変に煽るからだよね。 ──否定できないです。 笹原 佐々木さんとはもう仲良しですよね? 佐藤 1年ぐらい前にフジテレビの前でばったり会って「おぉ、大輔。写真を撮ろう」と。面倒くさいかったですけど、写真を撮りました(笑)。 笹原 (コメントを見ながら)「ABEMAの北野雄司さんにも切れてましたね」。・DREAMの煽りVが文芸作品だったのは ・映像が試合に勝ってしまうとき ・煽りVにヒョードルが怒った ・天心vs武尊の煽りVの奇跡 ・フジテレビに思うこと ・みんな傷ついたDREAM ・RIZINとジブリ……24,000字対談はまだまだ続く! この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

佐藤大輔☓笹原圭一■格闘技の煽り方にまつわる雑談24,000字

中野たむvs上谷沙弥の「引退マッチ」に騙されたい■プロレス事情通Z

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは中野たむvs上谷沙弥に騙されたいです! 【1記事から購入できるバックナンバー】・【バチバチ最終回】臼田勝美「ありがとうバトラーツ」 ・【全女伝説】前川久美子「どっちかが死ぬんじゃないか…と思う試合はいくらでもあった」 ・【こじらせ武藤敬司】ファンキー加藤インタビュー「プロレスに青春ごと救われました」 ・インディの帝王・佐野直12000字インタビュー ――Zさん! 中野たむvs上谷沙弥の敗者スターダム退団マッチですが、いろいろと物議を醸してます!ボクもあの結末は許せないですよっ! 試合は見てないですけど、切り抜き動画だけで充分わかります!詐欺だ、インチキだ、猪木が泣いている!(イノ泣き)。 Z 無料配信だったんだから見ろよ!!たしかに後楽園の結末は怒る人がいてもおかしくない。でも、そうやって「怒れる群衆」としてこの物語に組み込まれているんだよ!  ――いつのまにかモブ化! Z ドラマやマンガなんかも「次回」を見ないで評価はできない。もちろん「次回」に興味を惹かせられるかどうかは重要。こういうと「台本どおり」とかしたり顔で言い出す人間もいるけど、こうやって賛否両論を巻き起こす「世間と戦うプロレス」を上谷沙弥と中野たむの2人は身体を張って、精神を削ってやってるの!いったい何年プロレスを見てるんだよ。 ――す、すいません。どうしても「いまのプロレスはダメだあ!」という「イノ泣き」視点が捨てられなくて……切り抜き動画を見ただけでついつい偉そうに物申しちゃうんですよ。Z たしかに今回の結末を受けて「これだからプロレスは……」という反応があちこちで挙がっている。そんな声を黙らせる戦いを見せられるかどうか。それって猪木さんをはじめとするレジェンドレスラーがやってきた「世間との戦い」でしょ。――たしかに昭和のプロレスはもっともっとバカにされてましたねぇ。Z そんな上谷沙弥vs中野たむを真正面から楽しみながら、メタ的に解説してあげる熱狂と観察がプロレス者の努めだろ。今回の「退団マッチ」からの「負けたら即引退」は、どちらかの引退ありきの逆算で始まってるんじゃないかと。――逆算から始まっていると。・「引退マッチ」の狙いは何か ・ロッシー小川的なスターダム ・岡田代表は信頼されている……まだまだ続く この続きと佐藤大輔、野村駿太、佐々木健介、赤田プレイボイ、プロレス事故…などの「記事14本14万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2213279 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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