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おはよう! 岡田斗司夫です。
メルマガ読者の方から、多数質問をいただいています。
かたっぱしから答えてみましょう。
「どうして経営者はブラックになった現場を黙認するの?」
なぜ経営者というのは、現場のブラックな事態を見過ごしたり、黙認したりするのでしょうか?
経営の経験がある岡田さんは、どう思いますか?
仕事が面白ければ、現場はブラックになっていくものなんだ。
最初は小さいグループからやるわけだ。
そのときは、みんなは仕事が面白い。
試験勉強をしている最中の桃太郎電鉄と同じようもの。
みんな徹夜で仕事をしたりする。
当たり前だけど、海洋堂のようなブラック企業になってくるよね(笑)
ブラック企業は、そのときのノリを大事にしてるんだ。
同時に、あらゆる会社は面白くなくなっていくわけだ。
たとえば労働保険を入れたり、介護保険を入れたり、残業代を出したりする。
すると普通の会社になっていく。
従業員にしてみれば、出来るだけ少ない手間で多くのギャラを得たい。
同時に「出世」という利益も得るようになってくる。
会社の人間からすれば、「そういう事がやりたくて、会社をやってるわけじゃない」と思うのが当たり前。
でも、それをさせるのは会社の経営者ではない。
株主としては、会社の経営者と従業員とが対立してくれて、争いがあった方が、利益が最大化される。
ただ単に熱心な会社かもしれない。
本当にダメな社長なのかもしれない。
でも会社が成立して、働いている人がいる限り、そこには魅力がある。
そのノリについていけない人達は、「ウチの会社はブラックだね」と苦笑いする。
さらに、それをマジに捉らえてしまう新入社員や外注の人たちが、「あの会社はブラックだ」とイヤな顔をする。
会社が大きくなったときに、創業時のノリを続けていると、その企業はブラックと呼ばれます。