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記事 25件
  • 棚橋弘至vsケニー・オメガのイデオロギー闘争とは何か■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    2019-01-11 16:36  
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    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回のテーマは新日本プロレスのイッテンヨン東京ドームです!




    <1記事から購入できる連載記事! クリックすると試し読みできます!>柴田惣一☓小佐野景浩 プロレスマスコミ大御所対談「スクープ合戦はガチンコの闘いだった」多発するプロレスラーのケガを考える愛すべき元横綱・輪島が戦った全日本プロレスの2年間全日本プロレスの「うっかり八兵衛」が明かす全日本秘話プロレスラーが憧れたプロレスラー、マサ斎藤さんあの日の全日本プロレス、SWSを語ろう■北原光騎×小佐野景浩最後まで全日本プロレスを愛した馬場元子さん
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    ――今回は新日本プロレスのイッテンヨン東京ドーム大会を振り返っていただきたいですが……大会前に2020年1月4日&5日の東京ドーム2連戦という驚愕の発表されました!
    小佐野 強気だよねぇ(笑)。強気に打ち出していかないと、さらに上のステージには向かえないってことなんだろうね。そもそも新日本の東京ドーム興行も強気に攻めたことから、始まったものなんだけど。
    ――最初の東京ドーム大会は平成元年のことで、1989年4月24日「'89格闘衛星☆闘強導夢」。平成と共に始まってるんですねぇ。
    小佐野 あのときも「東京ドームという大会場が埋まるわけがない」という懐疑的な声の方が圧倒的だったんだから。それにあの当時の新日本ってそこまで調子がよくない中での東京ドーム初進出だからね。 
    ――天龍革命の全日本プロレス、新生UWFのほうが勢いがありましたよね。
    小佐野 「東京ドームは無謀だ」と言われながら、いまではすっかり定着してるわけだからね。それでも平坦な道のりだったわけじゃなくて「イッテンヨンも撤退か……」なんて噂もあった中で、どんなに苦しくてもイッテンヨンだけはやり続けた。イッテンヨンがあったからいまの新日本プロレス、そしてプロレス界の繁栄があると思ってるよ。
    ――新日本だけのイッテンヨンではないと。
    小佐野 当時・新日本プロレスを敵視していたNOAHの仲田龍氏でさえ「新日本プロレスの東京ドーム興行がなくなったらプロレス界は終わる」と言ってたくらいだからね。それくらい業界に危機感があったということだよね。
    ――「プロレス界の灯火」が消えてしまうということなんでしょうね。 
    小佐野 それが来年は2日連続の東京ドーム開催だからね(笑)。いったいどういうことになるのか見当もつかないけど……それにWWEレッスルマニアの裏でMSG興行、G-1はダラスで初の海外開幕戦、大田区2連戦、日本武道館3連戦で優勝者を決めたあとに、ロンドン興行もやって、東京ドーム2連戦でしょ。このスケジュールの発表はインパクトがあったよね。世界規模のプロレス団体だよ。
    ――飛び道具で勝負してるわけじゃないのに、ここまで展開できるのも地力を感じますね。
    小佐野 ここ最近は外国人レスラーを含めて新日本プロレスの所属選手だけで回してきてるからね。「冬の時代」はいろんなところから選手を借りるしかなくて、その結果まとまりのない大会になっちゃってたから。それこそアルティメットロワイヤルをやる羽目になったりね(笑)。
    ――迷走にもほどがあります(笑)。
    小佐野 まあアレは極端すぎる企画だけど、馴染みのないTNAと急に対抗戦をやったりとか。東京ドームをやるために他団体の力を借りてその場しのぎのカードをやっていた時代があったよね。
    ――いまは無理しなくてもドームがやれちゃうし、いよいよ連日ができちゃうってことですね。もちろん簡単なことではないでしょうけど。
    小佐野 今回もお客さんは入ってたからねぇ。発表は3万8162人で4万人には届かなかったけども、あの入りで4万人発表しないところがいまの新日本の自信の表れや、プライドなのかなとも思ったよね。 
    ――目先の数字にはとらわれない余裕があるってことですね。 
    小佐野 今年は1月4日が仕事始めのところもあったことで、ダークマッチは16時開始、本戦開始が17時開始と例年より遅かったけど。ダークマッチの段階でかなりお客さんは入ってたからね。ダークマッチとは言っても、NEVER6人タッグ王座の挑戦者を決めるガントレットマッチに15人ものレスラーが出場して、その中には鈴木みのるもいたわけだからね。
    ――鈴木みのるがダークマッチって贅沢ですよねぇ
    小佐野 その鈴木軍が翌日の後楽園ホールで主役に躍り出ちゃうところが新日本プロレスの層の厚さだよね。そりゃあドーム2連戦をやろうとするわけだよ。 
    ――今回のメインはケニー・オメガvs棚橋弘至のIWGPヘビー級タイトルマッチでした。
    小佐野 この試合はイデオロギー闘争云々と騒がれていた。プロレス界には昔からイデオロギー闘争は行なわれているけど、試合になれば噛み合わせていくのがプロレスラーだからね。ただ、今回の煽り方は個人的にはピンとはこなかったよね。何を持ってイデオロギーなのかがちょっとファンにはわかりづらいかな、と。たとえば「品がない」という話にしても、机を使ったから下品というわけでもないからね。
    ――見る側がどう捉えるかという問題もありますね。
    小佐野 ストレートに言っちゃうと、「棚橋弘至のプロレスが好きか」「ケニー・オメガのプロレスが好きか」いうだけのことで。ファンの中には「ケニーのプロレスは受け付けない」っていう人はいるかもしれないし、もしくは「棚橋のプロレスは古いよ」という人間がいてもおかしくない。イデオロギーという言葉を使うことでファンが「どちらが好きか」という考える機会を作ったわけだからね。ここでイデオロギーという言葉を持ってきた棚橋はセンスがあるなあと思うけどね。<会員ページへ続く>

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  • オールエリートレスリング旗揚げ! 最新情報まとめ、そして新日本プロレスに与える影響は?

    2019-01-11 16:12  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはオールエリートレスリング旗揚げ! 最新情報まとめ、そして新日本プロレスに与える影響は?です!!

    【1記事50円から購入できるオススメ記事】追悼ダイナマイト・キッド:「レスラーとして偉大だったが、人としては惨めな人生だった」女子プロレスドラマ『GLOW』とは何か:Netflixでまもなくシーズン2配信開始没後30周年! 改めてしのぶブルーザー・ブロディ最期の1日前回はプロレス風味のフットボールで大失敗! ビンス・マクマホン(72)、XFLで最後のリベンジ2018年8月、シカゴのシアーズセンターで開催された米インディープロレス史上最大のビッグイベント『All In』。この大会を主宰したコーディとヤングバックスが中心となって旗揚げがうわさされていたアメリカのプロレス新団体、オールエリートレスリング(以下AEW)が、ついに正式に発表された。
    米国時間で1月8日にフロリダ州ジャクソンビルで行われた旗揚げ決起集会では、まずコーディがエグゼクティブ・バイス・プレジデントとして登壇、「AEWがプロレスの経済を変えていく、タレントに手厚い支払いを行う、試合の勝ち負けがこれまで以上に重要になってくる」などと語った。
    マット・ジャクソン、ニック・ジャクソンのヤングバックスは共同エグゼクティブ・バイス・プレジデント、コーディの妻ブランディ・ローズはチーフブランドオフィサーとして登場、次のような発表を行った。
    ●『All In』の第2弾大会に当たる『Double or Nothing』を、5月25日、ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナでAEWの旗揚げ大会として開催すること
    ●第2回大会はフロリダ州ジャクソンビルで開催すること
    ●現時点での契約選手もしくは契約が見込まれる選手は次の通り:ハングマン・ペイジ、クリストファー・ダニエルズ、フランキー・カザリアン、スコーピオ・スカイ、マックスウェル・ジェイコブ・フリードマン、ジョーイ・ジャネラ、ペネロープ・フォード、ブリット・ベイカー、PAC(ネビル)
    ●女子部門も設立すること
    ●中国のOWE(Oriental Wrestling Entertainment)との提携。CIMA軍団ストロングハーツの参戦が見込まれる(ただしCIMAの名前は触れられなかった)
    ●ビリー・ガンがプロデューサーとして参画
    そして旗揚げ会見のサプライズとして、クリス・ジェリコの入団も発表された。ジェリコは、「これから世界を変える、宇宙を変える」と宣言、「カネのためではなく、これまでにないこと、新しいことにやろうと決意した」と意気込みを語った。ジェリコの契約がAEWとの独占契約なのかどうかを含め、契約内容の詳細は明らかになっていない。

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  • メイウェザーvs天心に見た格闘技の「いかがわしさ」と「怖さ」

    2019-01-11 15:53  
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    この記事はメイウェザーvs天心を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【関連記事】・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」■鈴木秀明・なぜあのギロチンは極まったのか? 堀口恭司マネジメントが語るコールドウェル戦大勝利の裏側!!・激論!! メイウェザーvs天心は真剣勝負でやるのか■シュウ・ヒラタ☓ジャン斉藤・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である・RIZINとベラトールを実力で繋げた堀口恭司……これが新しいMMAファイター像だ!!いやあ、凄いものを見ましたね……メイウェザーvs天心。ホントに凄いものを見ました。この試合については皆さんいろんな意見があるとは思うんですけど、歴史上に残る出来事を目撃したなっていうことに尽きますね、ボクは。なにしろあのメイウェザーが日本のリングで曲がりなりにも真剣勝負をやったわけですからね。プロレス格闘技のリングに上がったボクサーって、とんだいっぱい食わせものが多いんですけど、メイウェザーはボクシングの恐ろしさを見せつけていきましたね。「体格差や実力差があった」と言われたら、それまでなんですが。
    そういえば、ボクに「メイウェザーが真剣勝負をやるわけないだろ!」とかクソリプを送ってきた方々は謝ってほしいですよ!(笑)。ホントに酷かったんですよ。ボクは「両陣営の言い分が食い違ってるから一般的なエキシビジョンマッチになるかはやってみなきゃわからない」と言っていただけで。一方(那須川天心)がやる気なら「真剣勝負になるんじゃないの?」という話をしてたんですけどね。シュウ・ヒラタさんと議論になったときも、状況整理しているだけなのに「ジャン斉藤の言い分は苦しい」とか言われたり。
    どうしても偏見から見ちゃう方っていたと思うんですね。それはRIZINの発表の仕方を含めてしょうがないところがあります。「エキシビジョン」という言葉が出たら真剣勝負ではないと受け止めますから。でも、主催者は「KOありで同意している」と発表してるんですからね。エキシビジョンのほうには食いつくけど、「KOあり」を受け流すのは何かしらの偏見があるってことですよね。
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  • 堀口恭司を育てた男、アメリカントップチームのマイク・ブラウンに聞く米MMAスーパーキャンプ最前線!

    2019-01-10 09:32  
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    RIZIN.14に出場した堀口恭司のセコンドとして、おなじみアメリカントップチーム(以下ATT)から、コーチのマイク・ブラウン氏が来日した。そこで、日本人ファイターとしては今や世界で1人勝ち状態の堀口を育て上げてきたブラウンコーチに、米MMAトップジムであるATTの強さの背景を伺ってみた(聞き手/高橋テツヤ)
    【関連記事】・【大沢ケンジの世界最速再戦分析】「コールドウェルは堀口くんの打撃の謎が解けてないです」・なぜあのギロチンは極まったのか? 堀口恭司マネジメントが語るコールドウェル戦大勝利の裏側!!・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」■鈴木秀明――ブラウンさん! じつはですね、2018年にUFCでは日本人選手の試合が19試合行われたのですが、わずか3勝しかできなかったのですよ。
    ブラウン へえ、面白いデータだね。やはりキョウジ・ホリグチが必要だということだね(笑)。
    ――日本人ファンとしては、なんとも厳しい現実を突きつけられているのですが、その点、ATTはチャンピオンやトップコンテンダーを次から次へと輩出していますし、専門誌でMMAジム・オブ・ザ・イヤーに2年連続で選ばれるなど、米MMA業界でも最先端を走っておられます。今日はATTがどんなふうに強さを発揮しているのか、その秘訣を日本のファンに少しでもご紹介いただけないかと思っています。
    ブラウン オーケー。
    ――まず、ブラウンさんがATTのコーチになられた経緯を教えてください。ちなみに、現役はもう引退なさったのですよね。
    ブラウン 現役はもう引退しているよ。ATTには選手時代の2005年から所属している。そして現役時代から、いつかはここでコーチをやることになると思っていたし、またそう希望していたんだ。ボクはMMAの大ファンであり、情熱を持っており、この競技の学徒だからね。2012年に首の手術をして長期欠場した頃から、選手兼任でコーチを始めた。そして38歳の時、手術からの復帰戦で敗れて、現役選手としての引退を決意したんだ。
    ――現役選手からコーチになって、一番変わったことは何ですか。
    ブラウン 出張が増えたね。増えすぎかもしれない。チームが大きくなって、サポートすべき選手が増えたからね。
    ――この年末にも、日本での堀口選手の試合だけでなく、ロサンゼルスでアマンダ・ヌネス選手の試合もあります。
    ブラウン そうなんだよ。加えてPFLにも私が指導している選手が出場する(日本時間1月1日、Professional Fighters League 11ニューヨーク大会)。ちょっと問題だね。とてもカバーしきれないよ。今回は指導歴が一番長いキョウジのサポートにつくことにしたんだけどね。
    ――出張が多いビジネスマンの中には、くたびれて燃え尽きてしまったりする人も少なからずいると思うのですが、ブラウンさんはその点は大丈夫ですか。
    ブラウン 出張中にうまく休むようにしているから大丈夫だよ。ジムにいるときには、複数の選手を指導しないといけないけれど、出張先では1人の選手のケアをしていればいいからね。肉体的には出張の方が楽なくらいだ。
    ――さて、ここで具体的に伺ってみたいのですが、例えば堀口の試合が決まったとします。試合の準備はどんなふうに始めるのですか。
    ブラウン ボクとスティーブ・モッコ(レスリングコーチ)に、キョウジのマネージャーさんも交えてゲームプランを練る。そこから、どのコーチに何を指導させるか、どのスパーリングパートナーをつけるかを決める。特別なスパーリングパートナーを外部から招聘(しょうへい)することもある。
    ――まずはゲームプランなのですね。
    ブラウン もちろんだ。試合によって毎回ゲームプランは違う。前回のキョウジの対戦相手はキックボクサー(那須川選手)だったが、今回のコールドウェルはハイレベルなレスラーだろ。全然違うからね。ゲームプランは対戦相手の映像をよく見えて分析することで、相手の強みや穴を明らかにし、相手の技術を無力化するように作っていく。しかし、相手のことばかりにとらわれるのも良くない。自分の強みを生かして、自分のゲームを押しつけることも考えないといけない。なにしろキョウジは並の選手ではない。こんなにスピーディに距離を詰められる選手はボクは見えたことがないからね。ディフェンシブになりすぎず、強みを生かすようにしないと。
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  • 新年明けまして移籍でございます〜それぞれの移籍事情〜■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2019-01-10 08:23  
    66pt

    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは新年明けまして移籍でございます〜それぞれの移籍事情についてです!

    【1記事から購入できる「プロレス 点と線」シリーズ】

    ・TAKAみちのく選手の不倫トラブル・石森太二の新日本プロレス参戦は既定路線だったのか

    ・「新日本プロレス内部対立」の噂とは何か?・男色ディーノはなぜ全裸になったのか〜DDT再出発とLGBT問題〜
    ――Zさん、今年もよろしくお願いします! 新年一発目のテーマは「対戦相手との試合後ツーショットは是か非か?」をプロレス方面からジャッジしてください!
    事情通Z 新年早々語るテーマかよ! どうしてそんなことで議論になってるのかさっぱりわからないんだけど(笑)。
    ――格闘技方面に詳しくないZさんに説明すると、大晦日に対戦した浜崎朱加選手と浅倉カンナ選手が試合後に健闘を称え合うツーショットをツイッターにアップしたんですね。そうしたら「プロ意識がない」みたいな声が一部から起きてですね……。
    Z 試合後でしょ? いいじゃん、べつに。なんでそんなことで批判が出るの?(笑)。
    ――一部の批判に対してKINGレイナ選手が「あのね!格闘家の女子は人口も少ないから仲良くなるのはしょうがないの!あと、選手として相手のことリスペクト出来なくなったら終わりだから。はっきり言って格闘家割とみんな仲いいのよ、、ファンの方々が思っている以上に!」とフォローしたんですね。
    Z KINGレイナ選手の言ってることはおかしくないなあ。
    ――そうしたら、選手の仲の良さを明らかにするとは何事だという批判が……。
    Z えっ、ちょっと待って。いまの格闘技って昭和のプロレスみたいにガッチガチに厳格にやってるの?(笑)。
    ――いやあ、そーゆーわけでもないですけどねぇ。そもそもこの2人に遺恨はないですし、まあ遺恨試合は格闘技の醍醐味の一つですけど、それがなぜか「仲良くしてるのはプロじゃない!!」みたいに履き違えちゃってる方がいるのかなあと。

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  • 【必読記事厳選集】DropkickバックナンバーBEST50

    2019-01-07 20:48  
    非会員でも1記事から購入できるDropkickバックナンバー900以上の記事の中から必読人気記事をピックアップしました!
    Uのミライを見た女――高岡左千子「私は運気からUWFのスケジュールを組んでいたんです」
    運命のバリジャパ、安生道場破り、幻の長州戦真相――中村頼永インタビュー<ヒクソン来襲編>
    【2万字超えの激白】山本喧一インタビュー「高田延彦、田村潔司…真剣勝負とUインターの愛憎物語」
    山本宜久「ヒクソンと戦ってるとき、放送禁止用語が聞こえてきたんですよ…」 塩崎啓二 元レフェリーの衝撃告白「私はPRIDEで不正行為を指示されました……」 

    【検証「1984年のUWF」】船木誠勝「えっ、そんなことが書かれてるんですか?」

    『1984年のUWF』はサイテーの本!■「斎藤文彦INTERVIEWS⑬」 

    鬱と宗教とUWF……プロレスの信仰心はどこに向かうのか■大槻ケンヂインタビュー
  • 【大沢ケンジの世界最速再戦分析】「コールドウェルは堀口くんの打撃の謎が解けてないです」

    2019-01-06 21:05  
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    「おしゃべりアベマ野郎」こと大沢ケンジ師匠が「堀口恭司vsダリオン・コールドウェル」の再戦を早くも分析!【関連記事】・なぜあのギロチンは極まったのか? 堀口恭司マネジメントが語るコールドウェル戦大勝利の裏側!!・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」■鈴木秀明・「コールドウェルが固く攻めてきたら堀口くんが有利です」■大沢ケンジ・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である――大沢さん、今年もよろしくお願いします!
    大沢 いやあ、RIZINはメチャクチャ面白かったですよね。とくに堀口くんの試合はビックリしましたよ〜!
    ――試合前、大沢さんにこの試合の予想を伺ったじゃないですか。「コールドウェルが固く攻めてきたら堀口くんが有利です」と。予想どおりでしたね。
    大沢 まあまあ、ああいう奴なんですよ。テイクダウンはできたけど、雑にはいかない。堀口くんに1回立たれてからは、抑え込むことに専念してフィッシュの予感はしなかったですよね。「また立たれたくない!」という精神状態だったんだと思いますね。
    ――2ラウンドもテイクダウンをしましたけど、そこまで有効な攻撃はできてなくて。
    大沢 あの2ラウンドはユニファイドルールだった場合、どっちにポイントがつくのかなって。解説陣はコールドウェルが攻めている印象で語ってましたけど、あれはわからないですよ。
    ――堀口選手をマネジメントする石井さんも同じことを言ってましたね。
    大沢 ボクも同意見です。コールドウェルがコントロールしているイメージがあるけど、後半は堀口くんが余裕を持って対応してましたよね。あの下からのコツコツをどう取るか。最近のUFCもジャッジの傾向は変わってますから。
    ――実際にコールドウェルはかなり疲れてましたね。
    大沢 3ラウンドもテイクダウンできて安心しちゃって休んだんでしょうね。映像を何回か見直したんですけど、フロントチョークを仕掛けてるのに対応してなかったですから。首を巻いてきたら普通は嫌がると思うんですよ。
    ――スクランブルの最中にハマった感じではなく「はいはい、ギロチンやりますよ〜!」という。
    大沢 あそこで作られるのはめったにないですよ。だからコールドウェルの頭の中には「フロントチョークはない」と思ってたかもしれないですね。まあボクらも「ない」と思ってましたからね(笑)。「ケージだったらどうだったの?」みたいな声もあるんですけど、実際堀口くん本人に聞いてみないとわからないですが、今回の試合で初めて「リングって狭いな」って思ったはずなんですよ。
    ――見てる方も狭く感じましたねぇ。
    大沢 ロープに詰まって捕まってるシーンが何度かあったし、ケージだったら横に避けられるのに動けてなかった。ケージで再戦したときもテイクダウンをされる可能性は高いですけど、やっぱりリングの狭さはありましたよね。
    ――そこは堀口サイドのデメリットなんですね。
    大沢 だいぶマイナスだと思いますね。それにコールドウェルのテイクダウン能力はハンパじゃなかったですよ。あのアンクルピック、凄い。
    ――足首をちょっとでも触ったら倒すことができるんだ……っていう。

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  • 【全文公開中】大晦日RIZINの視聴率をどう見るか?

    2019-01-04 10:58  
    この記事は大晦日の視聴率を語ったDropkickニコ生配信を編集したものです(語り:ジャン斉藤)【関連記事】・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」■鈴木秀明・なぜあのギロチンは極まったのか? 堀口恭司マネジメントが語るコールドウェル戦大勝利の裏側!!・激論!! メイウェザーvs天心は真剣勝負でやるのか■シュウ・ヒラタ☓ジャン斉藤・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である・RIZINとベラトールを実力で繋げた堀口恭司……これが新しいMMAファイター像だ!!大晦日の各テレビ局の平均視聴率が判明しました!

    NHK『第69回NHK紅白歌合戦』
    第1部 19:15〜  37.7%
    第2部 21:00〜  41.5%
    日本テレビ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』
    18:30~ 14.3%
    21:00~24:30 
  • 史上最強アマンダ・ヌネス、伴侶ニーナ・アンザロフと歩む道なき道■MMA Unleashed

    2019-01-04 09:54  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは史上最強アマンダ・ヌネス、伴侶ニーナ・アンザロフと歩む道なき道です!!

    【1記事50円から購入できるオススメ記事】ロンダの異常な愛情、または如何にして柔道を捨ててボクシングを愛するようになったかUFCにはなぜ、ゲイの男子ファイターがいないのか(仮説)
    MMAファンは、世界で最も熱狂的で、失礼でネガティブな存在だ:絶対王者デミトリアス・ジョンソンのリアリズムジョン・ジョーンズ、超長期欠場の可能性高まる カリフォルニア州聴聞会レポート
    アメリカの大学スポーツ部でも不祥事! 学生時代のコールマンもセクハラ被害を受けていた!日本時間2018年12月30日(日)に開催されたUFC 232で行われた事実上の女子最強決定戦で、これまで13年にわたり20連勝を記録、あまりの強さに対戦相手にも事欠いていたクリス・サイボーグを、アマンダ・”ライオネス”・ヌネスがわずか51秒でノックアウトした。
    ブラジル人選手同士の対戦ということもあり、ブラジルでも大いに話題を呼んだこの試合。MMA Fightingが試合前にブラジル人プロファイター100人に対して行ったアンケートでは、68%がサイボーグ勝利、18%がヌネス勝利を予想、同じくファン3000人に対して行ったアンケートでは、73%がサイボーグ勝利、27%がヌネス勝利を予想していたから、ヌネス圧勝という結果は文字通り、プロにとってもファンにとってもサプライズであり、アップセットだったといえよう。
    試合後記者会見でヌネスは、サイボーグのパンチを数発浴びた時点で、勝利を確信したと明かしている。
    「パンチを当てられた時、私は思った。サイボーグのパンチを受けても私は大丈夫だった、それなら私を止めるものはもはや何もない。だからあとはゲームプランを遂行するだけだ」
    UFC 213(2017年7月)で予定されていたワレンチナ・シェフチェンコ戦の試合直前にヌネスが体調不良になり、急な欠場を決めた際には、ヌネスのことを臆病者呼ばわりするなど強烈なダメ出しをしていたUFC会長のデイナ・ホワイトも、今回の鮮やかなパフォーマンスには「ヌネスが女子のGOAT(Greatest of All Time、史上最強)であることは間違いない」とかぶとを脱いだ格好だ。
    ヌネスは、サイボーグを倒した直後のオクタゴンインタビューで、傍らにいた婚約者のUFC女子ファイター、ニーナ・アンザロフに対して「私はこの女性を愛しています」と発言、これを聞いたアンザロフがかぶっていた帽子で顔を隠して照れていたシーンはほほ笑ましく印象に残った。

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  • なぜあのギロチンは極まったのか? 堀口恭司マネジメントが語るコールドウェル戦大勝利の裏側!!

    2019-01-03 10:50  
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    堀口恭司を始めとして多くのMMAファイターのマネジメントを担当している石井史彦氏が語る「堀口恭司vsコールドウェル」の裏側です! 写真は左からコーチのマイク・ブラウン、二瓶孔宇氏、仮想コールドウェルのジョシュア・スミス、石井史彦氏。
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    ・プロはこう見る!「コールドウェルが固く攻めてきたら堀口くんが有利です」■大沢ケンジ・川尻達也vs北岡悟が生きた時代……「やれんのか!」は「でも、やるんだよ!」である・RIZINとベラトールを実力で繋げた堀口恭司……これが新しいMMAファイター像だ!!・【大晦日王者対決】マネジメントが緊急激白!!「堀口恭司は来年ベラトールに出撃します」・「天心vs堀口はキックであってキックではない。まさに異種格闘技戦でした」■鈴木秀明
    ・「おい、ウソだろ? 天心の左カウンターが当たらないって……」■山田武士「デメトリアス・ジョンソンとの再戦はおいしいですね。ボクらは全然かまわないですが、コールドウェル戦を見たら、ONEがやらせたくないんじゃないですか?」――コールドウェル戦は本当に凄い試合でした……堀口選手の大勝利おめでとうございます!
    石井 ありがとうございます。
    ――石井さんは堀口選手のマネジメントという立場なので、堀口選手が当然勝つことを信じていたと思うんですが……どういう試合展開になると見ていましたか?
    石井 皆さんも当然予想していたと思うんですが、コールドウェルの狙いはテイクダウンですよね。堀口選手をサポートするアメリカン・トップチームのコーチ、マイク・ブラウンも試合前に言っていましたが、コールドウェルのレスリングはUFCフライ級王者のヘンリー・セフードより上ですからね。セフードはオリンピックの金メダルを獲ってますが、コールドウェルはオールアメリカンに2度選ばれて、NCAAを2回も優勝してますから。
    ――NCAAを2度勝ってるMMAファイターはジョニー・ヘンドリックス、ベン・アスクレン、そしてコールドウェルのようですね。
    石井 あとベラトールで売出し中のエド・ルースですね。こないだネイマン・グレイシーに負けちゃいましたけど。
    ――コールドウェルはMMAでも屈指のレスラーであるという。
    石井 なので今回のキャンプもレスリング強化だったんです。コールドウェルはスタンドで勝負にはこないだろうと。・【フリー公開中】大晦日直前必読!! 堀口恭司のセコンドから見た難敵コールドウェル戦
    ――フライ級からバンタム級に上げた堀口選手、フェザー級からバンタム級に落としてきたコールドウェル。実質2階級の体格差も脅威じゃなかったですか?
    石井 堀口選手は背が小さいので、対戦相手のほうが大きいのは今回に限ったことではないんですよね。それが5センチなのか、10センチなのかっていう話で。
    ――ああ、なるほど……いや、10センチはヤバイですよ!(笑)。
    石井 体格差はまあ仕方ないとして、いかにテイクダウンされないようにするかってことが問題だったんですけど、ただどうしてもテイクダウンは取られるだろうと。そこで一番気をつけていたのは、テイクダウンされてもいいから、バックは絶対に取られないことです。ここが最大のポイントでした。
    ――手足があれだけ長くてコントロール能力に長けたコールドウェルに背後に突かれたら、かなり厄介ですねぇ。
    石井 コールドウェルがエドゥアルド・ダンタスに勝ってベラトールのチャンピオンになった試合では、ダンタスが簡単にバックに取られて、1〜3ラウンドを取られてしまったんです。そのあとコールドウェルがガス欠したことで、4ラウンドと5ラウンドはダンタスが取っていてもおかしくない内容だったんですが、結局前半戦が響いて判定負けだったんですよね。コールドウェルにバックを取られなければ堀口選手は立てますから、そこは絶対に死守しようという作戦でしたね。
    ――まあ背後を取られなければ立てますよね……って、コールドウェルに抑え込まれても立てるという自信があったということですか!(笑)。
    石井 実際に立ちましたよね。レスリングは堀口選手がATTに移籍して以降、最も強化された部分です。UFCでデメトリアス・ジョンソン(以下DJ)に負けたのは、レスリングの差でしたし、あのときの堀口選手はレスリングの技術を身につけていなかったのに等しかったですから。
    ――ATTに移籍して、別のファイターに進化していると言っても過言ではないという。
    石井 はい。コールドウェルはテイクダウンしてもそんなに攻撃してくるタイプではなくて、最初のアームロック以外はそこまで積極的に仕掛けてこなかったですよね。なので、立てるんじゃないかと。
    ――たしかにアームロック以降は目立った仕掛けはなかったです。
    石井 力で抑え込むことでコールドウェルは体力をかなり消耗したと思いますし、そうやってガス欠することも想定内でした。実際2ラウンド目も倒されたけど、堀口選手はマットに背中を付けず、尻をロープにもたれかけるようにしてたじゃないですか。完全に封じ込められていたわけじゃなく、コールドウェルは何もできないまま上に乗ってるだけでしたよね。
    ――コールドウェルは下からパンチをかなり嫌がってましたね。
    石井 これは余談になりますが、あの体勢をRIZINのジャッジはどう見るのか気になりますね。いまのMMAは背中をつけないとコントロールしていると評価しないじゃないですか。コールドウェルは上に乗ってるだけで何も攻撃はしていない。下の堀口選手がパンチを何発も浴びせている。RIZINの判定基準はトータルマストですけど、たとえばラウンドマストに置き換えた場合、1ラウンドはコールドウェルだとしても、あの2ラウンドはどう評価するのかなって今後のためにも興味はありますね。ジャッジの見方によって戦略も変わってきますからね。 
    ――今度ジャッジ陣を取材します! 話を戻すと、堀口選手は「テイクダウンされてもバックを取らせない」ことを徹底できたんですね。
    石井 完全にバックは取られませんでしたよね。ダンタスと堀口選手の決定的な違いはそこですね。
    ――とはいえ、2ラウンドを終わった段階では、堀口劣勢のムードはありましたよね。石井さんはどう思われていたんですか?
    石井 最終3ラウンドにダウンを奪うとか決定的なシーンを作らないと判定では負けるという状況でしたよね。
    ――3ラウンド早々ボディに効かせて、コールドウェルをコーナーに追い詰めましたが、またしてもテイクダウンを奪われてしまいました。あのときは……。
    石井 さすがに「ああ、やられた!」と思いました(苦笑)。
    ――そうですよねぇ。
    石井 「これはマズイなあ」と。ただ、残り時間が4分もあったじゃないですか。2つの考えが頭をよぎったんですよ。「このラウンドも抑え込まれたら判定で負けるな」と、「まだ時間があるうちでよかったな」。これがもし残り時間2〜3分だったら、立つだけの動きで終わっちゃいますからね。
    ――そしてフィニッシュのギロチンチョークが……
    石井 ボクはちょうど堀口選手がロープを背負った真後ろで試合を見てたんですよ。そこから見えるのは堀口選手の背中と、そしてコールドウェルの首だったんです。コールドウェルがまるで「さあ取ってください!」といわんばかりに首を差し出しているようで驚いたんですよ。
    ――信じられない光景だった。
    石井 コールドウェルってそれまではテイクダウンしても、自分の顔を堀口選手のお腹につけてコントロールしてきたんですけど、あのときだけ首をグイと前に差し出していて。あれって相当、疲れてたからなんじゃないかなって。

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