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  • 『プロレス総選挙』という踏み絵■事情通Zのプロレス点と線

    2017-03-17 16:59  
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    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」。今回は「プロレス総選挙」について!(聞き手/ジャン斉藤)――3月12日にテレビ朝日系列で特番放送された『プロレス総選挙』が大きな話題になってます。この『プロレス総選挙』は21時放送開始でしたけど、前番組のWBC日本×オランダ戦が延長10回にもつれる激闘になったために、大幅に遅れて24時過ぎの放送になってしまいました。
    Z ひさしぶりにプロレス番組がゴールデンタイムに中継されるという話だっただけに放送遅延を残念がる声が多いけど……野球も大好きなプロレスファンなら、『プロレス総選挙』が21時から始まるわけがないと最初から思ってたはずでしょ?(苦笑)。
    ――そうなんですよねぇ。WBCは19時試合開始で投手の球数制限がある国際試合。回途中の投手交代なんかで中断が多くなり、試合が長引くから絶対に21時までに終わるわけがない。テレビ局としても22時30分くらいの放送開始を想定してたと思うし、プロレスファンのあいだで「総選挙が始まらない!」という騒ぎになるのも計算のうちだったと思うんですよ。
    Z 「野球が長引いている!どうなるプロレス総選挙!?」と話題になるだろうと。実際に番組遅延の件がニュースとして扱われたりしたしね。ところが日を跨ぐという計算外の大炎上になってしまった(笑)。
    ――ちなみに15日のWBC日本vsイスラエル戦も『プロレス総選挙』と同じくテレビ朝日で放送されたんですけど、放送枠は21時51分まで。テレ朝は最初からゴールデンの放映は無理だとわかってたとしか思えない。
    Z それなのになぜ『プロレス総選挙』だけ21時開始に拘ったのかといえば……。
    ――『プロレス総選挙』の予定開始時刻をあえて21時にしたのは「プロレスがゴールデンタイムに復活!」という売りを作りたかったということなんでしょうね。
    Z おそらくそうかもね。それはつまり今後の物語として「念願のゴールデン!」という布石だったってことだよね。今回の騒動で「次こそはゴールデンで……」とプロレスファンを煽ったわけだ。
    ――だと思うんです。新日本プロレスの会長の木谷(高明)さんが「21時から間もなくです。プロレス総選挙。観ながらツイッターで呟くのもお願いします。よろしくお願いします」「新日本プロレスのいやプロレスの未来(マスに広がる可能性)がかかっています。よろしくお願いします」ってツイートしてたのも、わざとやってたと思ってます!
    Z 木谷さんがホントに21時に始まると思っていたらヤバイだろ!!(笑)。
    ――『プロレス総選挙』はWBCの高視聴率を受け継いだこともあって深夜枠ながら4・8パーセントという高い数字。ファンからすれば「ゴールデンでやっていれば……」という思いも強くなりましたし、テレビ局としても手応えはあった。ちなみ今クールでナンバーワンの面白さと評判なのに、数字に結びつかないドラマ『カルテット』もWBCの追い風で10%超えしていますから、『カルテット』ファンのボクもバンザイですよ! 
    Z 次に繋げる戦略としても今回の『プロレス総選挙』は大成功だったわけだけど。ランキング自体に不満がこぼす人は多いよね。キミもツイッターで憤慨してたでしょ?  
    ――いや、ランキングの順位自体には文句はないですよ。あんなものは意見が割れるに決まってます。
    Z まあプロレスファンの数だけランキングがあるわけだし、“理想のランキング”って難しいよね。
    ――いや、問題はその“理想のランキング”とやらなんですよ!
    Z どういうこと?
    ――「あのレスラーが入ってない!おかしい!!」という批判に対して「皆が納得するランキングなんかできない!!(キリッ」という感じで擁護する声もありますけど、この番組って「現役・OBレスラー200人&ファン1万人がガチで投票!プロレス総選挙」という謳い文句だったじゃないですか。オールタイムベスト20を番組が選んだんじゃなくて、「ガチで投票」でベスト20を決めたという体なんです。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • 米国女子MMAは、いちローカル団体の冒険から始まった…『フックンシュート』、22年の歴史に幕をおろす■MMA Unleashed

    2017-03-17 16:51  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……格闘技ファンなら一度は耳にしたことある老舗MMA団体『フックンシュート』、万感のラストショー――!!

    米国女子MMAは、いちローカル団体の冒険から始まった
    フックンシュート(HOOKnSHOOT)、22年の歴史に幕をおろす


    米国のメジャーMMA団体で初めて女子の試合が行われたのは、2006年12月にストライクフォースが本拠地サンホセの旧HPパビリオンで行った「ジーナ・カラーノ対エレーナ・マックスウェル」であるとされる。
    しかしインディ団体を含めれば、米国で初めて女子MMAの試合を組んだのは、1995年にインディアナ州エヴァンスビルで設立された、プロレスラーが顔をしかめそうな名前の団体、『フックンシュート(HOOKnSHOOT)』である。
    創設者のジェフ・オズボーン(47)は、女子MMAを実施することになったのは、日本の女子格大会『ReMix』のVHSテープを見たことがきっかけだったと述べている。
    「私よりも女房と娘が夢中になって見ていた。メグミ・ヤブシタというすごく小さい選手が、大きな選手を相手に粘り強く戦っている様子をみて、とりこになっていたんだ。そこで私は北米にいる女子MMA選手に声をかけまくった。女子の試合は男子の試合とは違っているように見えた。女子はエゴのために戦わないから、リスクを取ることを厭(いと)わない。男子の方がむしろ、負けることや弱い姿をさらすことを恐れているように見えた」
    1999年から女子MMAの試合を組み始めていたフックンシュートは、2002年に女子だけの大会、『Revolution』を開催する。デビ・パーセル、タラ・ラロッサ、エリカ・モントーヤら全14選手が出場した。2004年の第2回大会では、藤井恵対モントーヤをメインイベントに、ロクサン・モダフェリ、モーリー・ヘイゼルらが出場。2005年の第3回大会では、8人参加のワンナイト・トーナメントでジュリー・ケッジーが優勝を飾っている。また、2007年大会のトーナメントには、ミーシャ・テイト、ジャン・フィニーらが参加、ケイトリン・ヤングが優勝を飾った。
    当時を振り返って、タラ・ラロッサは次のように語っている。
    「当時のMMA関係者にとって、インターネットといえば東海岸では掲示板の『The Underground(UG)』、西海岸では『Sherdog』のことを指していた。で、UGで私のことをひどく嫌っていた女がいた。私も同じ気持ちだった。そんな時ジェフ・オズボーンが、女子の格闘技大会を開くから、そこでこの女と戦ってみないかと連絡してきた。掲示板でのヒートに目を付けて、声をかけてきたのだ。断る理由などなかった」この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • いま最も危ないオンナ!! KINGレイナの大暴走インタビュー 「私、どれくらい強いのか自分でもわからないから」

    2017-03-15 09:00  
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    MMAキャリアわずか3戦ながら元UFCファイターを撃破する実力と、物怖じしない傍若無人なキャラクターで大注目を集めるKINGレイナインタビュー! 4月のRIZINでは90キロ以下契約でジャジー・ガーベルトと対戦。ブレイク待ったなしの“いま最も危ないオンナ”に迫った!「元UFCは負けて降りてきてる相手。勝って当たり前でしょ?」「無差別でもいいし、UFCにも早く行きたい。私はロンダ・ラウジーになる」レイナ (椅子にドカッと座って不機嫌そうに)あ、どうも。
    ――今日はよろしくお願いします。MMAキャリア3戦にして圧倒的な存在感で注目されていますが、その実感はありますか?
    レイナ うーん、どうなんだろ? ツイッターとかは騒がしい感じはしますけど、実感とかはまだないですね。まあ、気になるでしょうね。こっちからすれば、どうでもいいけど、べつに。
    ――そもそも「KINGレイナ」というリングネームはどこから来ているんですか?
    レイナ 自分でつけました。
    ――いきなり「KING」を名乗った。
    レイナ おかしいですか? KINGしかないでしょ。
    ――KINGしかないですね、たしかに(笑)。
    レイナ なんかぁ、普通に練習しているときから、男子のことを押さえ込んだり倒したりて、私が勝っちゃうんですよ。ま、当たり前なんですけど。
    ――当たり前でしょうねぇ。
    レイナ 普通の男子では相手にならないでしょ。それを周りからは「オヤジ狩り」ってよく言わるんですよね。
    ――オヤジ狩り!(笑)。 
    レイナ 「レイナ、またオヤジ狩りすんなよ~」とか、からかわれることがよくあるから「そうか、自分は強いイメージなんだな」と思って。で、「リングネーム決めろ」と言われて、何がいいかなあと考えたときにQUEENじゃないしなあ~って。
    ──まず「QUEEN」という候補があったんですね。
    レイナ 一番になりたいし、強いイメージってなんだろう? って考えたときにKINGがいいかなって。「レイナ」というのは本名なんですけど、この名前は自分でも気に入っているから。なので「KINGレイナ」。周りにも「いいじゃん」って言われて「でしょ?」みたいな。
    高田本部長の隣でもこの態度!   ©RIZIN FF──そんなKING選手は、もともとは柔道出身なんですよね。
    レイナ 柔道やってました。
    ──柔道はどういう動機で始めたんですか?
    レイナ 小1のときに、お父さんが道場に連れて行ってくれたのがきっかけで。人間を投げたりしているのがメチャメチャ楽しそうに見えたから「やりたい!」と思って。そこから。
    ──いまKING選手は20歳ですよね?
    レイナ ハタチ。
    ──子供の頃はK-1やPRIDEの人気が高かったですよね。柔道やってたわけですから興味は湧きませんでした?
    レイナ ぜ~んぜん興味なかった。
    ──あら。
    レイナ 試合を見たこともない。基本的に柔道でも有名な選手のことは全然知らないし、両親に「この人、凄い柔道家なんだよ」と教えられても「ああ、たしかに凄いね……」みたいな。いまでも「誰か好きな選手いる?」とか聞かれても、詳しくないからわからないんだよねって感じ。ただ、唯一カッコいいというか、憧れているのはロンダ・ラウジーです(急にかしこまって)。
    ──なるほど。ロンダ・ラウジーも柔道出身ですね。
    レイナ MMAを始めた頃に、私と同じ体重ぐらいで有名な選手がいると聞いて。実際に調べたら「うわ、この人、めっちゃキレイじゃん!」って。試合でもスゲエ強いし、柔道でもオリンピック出てたことも知って、ますます憧れて。だから、あの人だけです。私は、あの人の立場になりたいんです。
    ──ロンダ・ラウジーになりたい!! と。
    レイナ 気になるのはロンダ・ラウジーだけかなあ。
    ──ロンダ以外は興味ないのは、自分が一番じゃないと気が済まないからですかね?
    レイナ そうかも。けっこう小さい頃から自分が一番だったから。いまと、ほぼほぼ変わらないんだけど。親にも兄にも「昔のまんまだな」と言われるし。
    ──あ、お兄さんがいるんですね。お兄さんも柔道を?
    レイナ いや、兄はスポーツ系じゃないですね。父は柔道でインターハイに出てて、母は陸上選手。だから運動が得意なのかなって。
    ──スポーツマンの血を受け継いでる。その性格と腕っぷしだったらケンカなんかも強そうですけど。
    レイナ ケンカは一切したことないです。みんなに「ケンカとかしてそう~!」と言われるんだけど、全然。逆に怖がられちゃって、誰も寄ってこなかったから。
    ──ハハハハハハ。
    レイナ 小学校のときに柔道の大会で優勝したりすると、学校のみんなの前で校長先生から表彰されるんですよ。だから「あいつ、マジでヤバいヤツだ」って思われちゃって、ケンカ売られない。
    ──警戒人物認定(笑)。
    レイナ だから、ちょっと悪さしているヤツらとかには、逆に「仲間になろうぜ!」みたいに寄ってきてて。
    ──女子からはどういう反応なんですか?
    レイナ 女子はねえ~。私、あんまり女子と仲良くしてなかったんですよ。女子嫌いなんで。
    ──女子が嫌いってどういうことですか?(笑)。
    レイナ 女子って、すぐにグループ作ったりするでしょ。ああいうのが大嫌い。だから浅く広くという感じで、とりあえずは付き合うけど、そんなに深くは入り込まないみたいな。おかげで中学も高校も一人か二人ぐらいしか繋がってないから。でも、べつに困ってないから。実際問題、私は自分のやることで忙しいし、遊んでいるヒマはなかったから。
    ──柔道はいつまでやっていたんですか?
    レイナ 高校を卒業して、1年間は実業団。でも、実業団といっても名前だけだったんですよね。
    ──名前だけというのは?
    レイナ 名前だけ借りて試合に出るというケースがあって。でも、それだと練習場所がないんですよね。ALSOK(アルソック)とか大きな企業は自分の道場があるじゃないですか。でも、私の場合はいろんなところに出稽古に行かないと練習できなくて。
    ──つまり、企業の所属だけど、選手が独自に活動する形式なんですね。
    レイナ そういうこと。やっぱりチームの道場を持っているところは強いですよね。大変だから柔道はやめちゃった。
    ──柔道をやっているときに、ほかの格闘技に興味はありました?
    レイナ サンボはやってましたね。
    ──サンボの大会で優勝されてますね。
    レイナ 知り合いのツテで高校のときからサンボの練習には行かせてもらってて。サンボをやることで寝技が強くなりましたよ。
    ──サンボは柔道に活かすための練習だったんですね。
    レイナ それで柔道を「やめようかな……?」ってときに、そのサンボのジムでキックボクシングのフィットネスコースが始まったんですよ。ちょっとやってみたら「メッチャおもしろいじゃん!」って。
    ──MMAはフォットネスがきっかけなんですか?
    レイナ そっからハマっちゃったんですねえ。もともと身体は柔らかいほうだから、ハイキックとかもすぐできたし。そのサンボのジムでキックボクシングのフィットネスを始めなかったら、いまの私はなかったかも。
    ──「KINGレイナ」が誕生しなかったかもしれないんですねぇ。
    レイナ そこで教えていた人がMMAの選手で、日本サンボ連盟の役員の一人でもあるんですけど、安藤喜友さんという方で。キックをやり始めて2~3ヵ月ぐらい経ったときに、キャリア2~3年の女子とスパーリングしたんですね。私より体重が軽い人だったんですけど、「さすがに2~3年やってるから大丈夫でしょ」って。ヘッドギアつけて、そこそこ本気のスパーリングをしたら、右フック一発で簡単にブッ倒しちゃっいましたね。
    ──右フック一発で!
    レイナ 「あれ、こんなんなっちゃうの?」って。
    ──自分の強さが把握できていないという。
    レイナ というか、いまだに自分の強さはわかってないですよ。
    ──なんという名言!(笑)。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • ドナルド・トランプを“怪物”にしたのはビンス・マクマホンなのか■「斎藤文彦INTERVIEWS⑫」

    2017-03-15 09:00  
    77pt
    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは「ドナルド・トランプとビンス・マクマホン」です! イラストレーター・アカツキ@buchosenさんによる昭和プロレスあるある4コマ漫画「味のプロレス」出張版付きでお届けします!Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1010682■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻るhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1022731■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1039248■超獣ブルーザー・ブロディhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1059153■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1077006■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1101028■ヤング・フミサイトーは伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』の構成作家だった http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1115776■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集いhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1131001■「現場監督」長州力と取材拒否http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1154386■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1167003■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1185954斎藤文彦の最新著作昭和プロレス正史 下巻
    ジャイアント馬場・アントニオ猪木の日本プロレス独立から、NWA幻想の高まりと猪木対アリ“格闘技世界一決定戦"を経て、週刊プロレス創刊・UWF誕生、そしてブロディの死で終焉した時代とは何だったのか。活字プロレス誕生から60余年――、いま初めて綴られる、プロレスのほんとうの歴史「第二弾」。――今回のテーマは「アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプとWWE」になります。
    フミ ドナルド・トランプがアメリカ大統領選挙で当選してから、いくつかのテレビ番組からコメントを求められました。「トランプがプロレスの手法をマネたというのは本当ですか?」と。でも、テレビ局のほうでは最初から“答え”は用意されていて。もちろん「プロレスの手法をマネていた」なんですけど。
    ――そのほうが面白いですからね(笑)。
    フミ  つまりドナルド・トランプはプロレスでいうところのヒールを演じていたということなんですね。いまは時代的にポリティカル・コレクトネスがあって、倫理的・人道的に正しくないことは口にはしていけない。でも、トランプはひょっとしたら、みんなが内心思ってるかもしれないことだけども、言っちゃいけないことをおおっぴらに言ってしまう。それは人種差別や男女差別、排外主義的な発言に当たります。トランプは思想信条的にはかなり過激で、これまでの共和党の保守派の人ですら、眉をひそめるというものなんです。実際、元大統領のブッシュ親子でさえ、かなり早い段階でトランプ不支持を正式に表明していた。
    ――アメリカやヨーロッパって差別にうるさいわりには差別がはびこってますね。
    フミ アメリカは移民の国ですし、いろんな人種、いろんな宗教の人が集まってますから、そういう属性で他人を差別をしてはいけないということになってる。それは身の回りから始まる人種差別があるからなんですね。子供の頃から「肌の色で差別をしてはいけません」と習うわけですが、アメリカの教室には白い人も黒い人も黄色い人もネイティブ・アメリカンもみんな一緒に席に座ってます。
    ――だからこそ差別が生まれやすいんですね。
    フミ アメリカ建国以降、一度だけ南北戦争(1881〜1865年)という内戦が起こりましたが、その戦争は黒人奴隷を解放するか、しないかが発端でした。北軍が勝利して奴隷解放に至りますが、差別が根絶されたわけではありません。そのためそれから100年後の1960年代にはマーティン・ルーサー・キングの公民権運動が起きたりしています。
    ――それでも差別はなくならない。
    フミ いまのアメリカには白人の低所得層からすると不公平感があるというか、そこをトランプが突いて「移民が白人の仕事を奪ってる」と確信犯的に言ってるところはあるんです。そんなトランプがなぜウケたかという話ですけども。もともとは“トンデモ候補”だったわけです。メディアの予測ではあのトランプがよもや最後まで残ると思われなかった。
    ――民主党候補のヒラリー・クリントンとの戦いになりましたね。
    フミ その前にはオバマが8年間その職務を務めていました。オバマは黒人初の大統領として完全なるベビーフェイスだったわけです。今度はアメリカ初の女性大統領ヒラリー・クリントンが誕生……という可能性が高かったんですけど、ヒラリーもトランプも2人とも非常に評判の悪い大統領候補だった。「どっちが嫌いか?」という争いになってしまったんですね。
    ――そうなると、どっちのヒールに共感を抱きやすいかという話にもなってきますね。
    フミ だから「口にはしてはいけない」ことを言いまくるトランプが支持を得て、あれよあれよという間に当選してしまったところはあるかもしれません。4年に一度の大統領選は“史上最大のショー”と言われていて、アメリカ国民全員が参加する4年に一度の大きなお祭りなんです。今回はトランプ旋風でいつも以上に盛り上がったことはたしかで、いままで投票に行かなかった人も今回はこっそり投票に行ったりしてますね。
    ――そのトランプの手法がプロレスから持ち込まれたと言われてますね。
    フミ 選挙戦のニュースでもWWEのリングに登場するトランプの映像が使われてたりして、そこがプロレスとリンクした場面と言われていますが、実際にビンス・マクマホンとの共通点は多いんです。ドナルド・トランプは1946年生まれで今年で71歳。ビンス・マクマホンは一つ上の今年72歳で1945年生まれ。戦後の第一次ベビーブーマー世代、日本でいうところの団塊の世代なんですね。
    ――2人は同世代なんですね。
    フミ 面白いのはドナルド・トランプもビンス・マクマホンも、お父さんの事業を引き継いで億万長者になっていることなんです。ドナルド・トランプという人はニューヨークのクイーンズ生まれの都会っ子。ペンシルべニア大学を卒業していますが、少年時代はミリタリースクール、つまり軍隊式の寄宿舎のある学校で生活を送っています。そこも2人の共通項で、ビンスも少年時代はミリタリースクールみたいな寄宿舎に通ってるんですね。
    ――似たような人生を歩んでるんですね。
    フミ ドナルド・トランプのお父さんはフレッド・トランプと言って有名な実業家でした。トランプは1969年に大学を卒業したんですけど、お父さんの事業のひとつであった不動産業を継いだのは3年後の1972年。25歳のときです。そこからトランプは不動産王として駆け上がっていきます。
    ――ビンスも父シニアからWWE(当時WWF)を買い取って全米侵攻を開始させますね。
    フミ いまのビンスは厳密に言うと三代目なんです。ビンス・マクマホン・シニアのお父さんはジェス・マクマホンという人で、プロレスとボクシングのプロモーターでした。いまのビンスには、かなり長いあいだ日本のマスコミは「ジュニア」をつけていたじゃないですか。
    ――「ビンス・マクマホン・ジュニア」表記。そういえば突然消えましたねぇ。
    フミ アメリカではすぐに「ジュニア」表記は消えていたんですけど、日本のマスコミは90年代の終わり頃までジュニアをつけてました。それはシニアが偉大なプロモーターだったということもあるので、区別する意味もあったんでしょうね。そのシニアからいまのビンスがビジネスを引き継いだのは1982年。それは37歳のときですが、ビンスは若い頃から実力があり、そもそも1976年のアントニオ猪木vsモハメド・アリのアメリカ側のプロモーターだったんですね。プロデューサーとしてイベントに名を連ねていたのはシニアじゃなくていまのビンスなんです。
    ――猪木vsアリの衛星中継が行われたニューヨークのシェイ・スタジアムではアンドレ・ザ・ジャイアントvsチャック・ウェプナーの異種格闘技戦などが行われましたね。
    フミ お父さんの事業を受け継いで世界規模にしたという共通項が2人にはあるんですが、彼らは日本の2代目と比べて桁違いにお金持ちなんですよね。いまのドナルド・トランプの個人資産は4.5ビリオン。ミリオンじゃないんですよ、ビリオンです。個人資産で約5150億円。
    ――想像もつきません(笑)。
    フミ そのドナルド・トランプとビンス・マクマホンが運命的な出会いをはたすのが、1988年のレッスルマニア4です。このレッスルマニアはどんなカードだったかと言うと、前年のレッスルマニア3でハルク・ホーガンvsアンドレ・ザ・ジャイアントの頂上対決があって、ホーガンがアンドレをボディスラムで投げてフォール勝ちしました。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • ダフ屋と興行師の哀歌!! 岩手水沢騒動■ズンドコ・トラブル興行研究会<小泉悦次・編>

    2017-03-13 10:17  
    55pt
    新連載「ズンドコ・トラブル興行研究会」!! プロレス格闘技のウラに精通する書き手たちがマット界を騒がせたズンドコな事件を振り返ります! トップバッターは昭和プロレス研究家の小泉悦次さん。テーマはダフ屋と興行師の哀歌!! 「はい、余り券買うよ、ない人あるよ」
    夕空に響くダフ屋さんのダミ声です。
    本日は、おなじみダフ屋とある興行師との悲しい悲しい物語です。
    ダフ屋さんの仕事は会場周辺でのチケットの転売だけではありません。興行師からチケットを安く仕入れ、売ることもあります。興行師とは世間的にはプロモーターのことです。しかし、プロレスでプロモーターというのは普通、団体の長を指します。ここではプロモーターという言葉は避け、興行師で通します。
    プロレスの興行には「手打ち」と「売り」と「歩」というのがあります。「手打ち」とは団体が直接興行を打つことです。「売り」とは団体の提供するものが試合だけで、会場の手配、チケットの販売などを興行師が行うものです。興行師は団体から試合を仕入れ、売上げの中から仕入れ代金を団体に支払います。「歩」とは「手打ち」と「売り」の間の形態です。
    1971年9月25日の「NWAタッグリーグ戦」第2戦が、岩手県の今は奥州市となっていますが当時の水沢市、そこでの日本プロレス興行は「売り」でした。買ったのは興行師Nさんでした。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • 紫雷イオと宝城カイリ、WWE移籍か■事情通Zのプロレス点と線

    2017-03-12 23:53  
    55pt

    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」。今回は「紫雷イオと宝城カイリ、WWE移籍か」です!

    ――大変です! スターダムの紫雷イオ選手と宝城カイリ選手がWWEに移籍する……という噂が流れています。
    事情通Z 「WWEに行くんじゃないか?」という噂レベルであって、まだ正式発表はされていないんだけどね。
    ――2人のWWE移籍話は昨年から出ていましたよね。
    Z 出ていた。スターダムを支える2人が同時に出ていかれるのは大打撃。当然団体からの引き止めがあって、2人は日本に残ることを選択したそうだけど……。
    ――ところがここに来て移籍話が再浮上した。スターダムの契約形態はどうなってるのかはわからないですが、年度末ですもんねぇ。
    Z スターダムのロッシー小川代表は「去る者は追わない主義」だけど、とりあえず残留交渉はするだろうし、団体からすればWWEに選手を輩出することは全部が全部悪い話ではないと思う。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • GSPはラウジー、マクレガー不在のUFCの救世主となれるのか?■MMA Unleashed

    2017-03-11 09:00  
    55pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……ジョルジュ・サンピエール対マイケル・ビスピン決定:GSPはラウジー、マクレガー不在のUFCの救世主となれるのか?
    2017年一発目となる正真正銘のビッグマッチ、ジョルジュ・サンピエール(GSP)対マイケル・ビスピンのミドル級タイトルマッチが正式に発表された。UFCプレシデントのデイナ・ホワイトが3月1日にESPNに出演した際に明らかにしたもの。開催日時と場所は明らかにされていないが、毎夏恒例となっているインターナショナル・ファイトウィークの大トリ、ラスベガスのTモバイル・アリーナで7月8日に開催予定のUFC 213のメインイベントでの実現が濃厚であるとされる。 
    GSPとビスピンは3月3日にラスベガスで記者会見を行った。メインイベンターだけによるカード決定記者会見は、コナー・マクレガー対ネイト・ディアス以来の実施となる。ちょうど同日に発表されたハビブ・ヌルマゴメドフのUFC 209電撃欠場でざわついた雰囲気の中で開始された記者会見は、30分遅刻したビスピンが乱入するや否やマイクを奪い、マシンガンのようなトラッシュトークでGSPを挑発、ビスピンの妄言にやれやれと呆(あき)れかえってみせるGSPのさすがのベビーフェイスぶりも健在であった。
    ビスピン おまえはウェルター級の人間だろう?オレはミドル級なんだ。おまえとオクタゴンで対峙(たいじ)するのが楽しみだよ。立ち上がってオレの体格をよく見てみろ。そしてそのままカナダへ帰れ。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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  • <ニュース>パンクラスvsDEEP、格闘技史上初の“賞金争奪”全面対抗戦がホントに急浮上!

    2017-03-11 09:00  
    パンクラスvsDEEP、格闘技史上初の“賞金争奪”全面対抗戦が急浮上
    対抗戦と称された交流戦ではない。やるか、やられるかの全面対抗戦が“賞金争奪マッチ”として再び――。格闘技団体パンクラスとDEEPが全面対抗戦実現に向けて本格交渉に入ることが関係者への取材で判明した。
    両団体の対抗戦は2014年大晦日「DEEP DREAM IMPACT 2014 ~大晦日special~」の中で、5vs5全面対抗戦として行われており、DEEPが3勝2敗で勝ち越している。
    そのあとは興行などの考え方の違いもあったことから、両団体の交流はいったん途絶えたが、今年3月12日のパンクラス有明大会にはDEEP JEWELSから三浦彩佳が送り込まれ、18日のDEEP後楽園大会にはパンクラスのデル・ガイモが参戦する。
    このまま全面対抗戦へ……と運ばないのが両団体の関係の難しさだ。そもそも商売敵である。そのうえ佐伯繁DE
  • <ニュース>選手とジム、イベントが話し合える場……佐藤嘉洋氏が「日本キックボクシング選手協会」発足

    2017-03-09 17:17  
    佐藤嘉洋氏が設立を目指していた日本キックボクシング選手協会の発足と公式サイトがオープンした。以下、プレスリリース。日本キックボクシング選手協会は、根本的にはキックボクサーの味方です。
    そして、キックボクシングをより素晴らしい競技にするための組織です。
    そのためにも、イベント主催者・ジム・選手のコミュニケーションを活発化させたいです。
    その中で日本キックボクシング選手協会は、選手たちの意見を代表して話し合いの場を作りたいと考えております。
    プロ、またはプロになりたいキックボクサーに対して有益な情報を提供します。
    キックボクシングをメジャースポーツにしていきたいという気持ちは、選手も関係者も気持ちは同じのはず。私たちはその架け橋になりたいと考えております。
    イベント主催者、ジムと敵対関係を持つことを目的としている訳ではなく、あくまでも話し合い、ケンカ別れという悲しい結末とならないよう尽力させて
  • RIZINが堀口恭司に提示したファイトマネーを推測!?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2017-03-09 11:00  
    55pt
    向かって左がシュウ・ヒラタさん。インヴィクタで勝利した魅津希選手と勝利の記念撮影©Invicta Fighting Championship
    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるDropkickニコ生配信コーナー。深くてタメになるトークを活字でもお届けします! 今回お送りするテーマは「RIZINが堀口恭司に提示したファイトマネーを推測!?」「将来UFCを目指したいのなら30歳以下の選手が契約してはいけない団体とは?」です!(2月に配信された一部を書き起こしたものです)。――UFCフライ級3位だった堀口恭司選手がフリーエージェント(以下FA)宣言後、RIZINと契約しました。今回はこの件についての見解をお願いいたします。
    シュウ まずUFCの契約形態の説明すると、UFCというのは2通りの契約があって、エントリーレベルの選手はだいたい4試合契約なんです。
    ――新規契約の基本は4試合。
    シュウ ランカーになってタイトルマッチが狙える選手は更新のときに8試合契約を結ぶんです。契約期間は40ヵ月。初めの1試合から40ヵ月ですから、5・7ヵ月に1試合。1年で2試合できたらいいほうなんですね。
    ――いまのUFCは契約を残してリリースされるケースがなくなったと聞きますね。
    シュウ はい。ほとんどの選手が契約満了して、そのあとに契約を更新するかどうか?という流れになってますね。それは途中のリリースは違法だということで、集団訴訟されると面倒という理由もあるんでしょうけども。
    ――契約としてリリースは違法ではないんですよね?
    シュウ そういう契約を結んでますから問題はないはずです。ただ、UFCからすれば訴えられてもイヤなんですよ(笑)。
    ――弁護士費用もかかるわけですもんねぇ。
    シュウ ちなみに私がマネジメントしているUFC外国人ファイターは3勝1敗だったんですけど、契約更新できなかったですね。もう契約更新のハードルは凄く高くなってます。
    ――新体制になってよけいな“贅肉”を落としてるんですねぇ。
    シュウ 日本人でいえば、田中(路教)選手と佐々木(憂流迦)選手は、いろいろと交渉して5試合契約だったんですよ。2人ともこないだの試合が5試合目。これから更新できるかどうかなんですけども(この取材は佐々木憂流迦残留決定前に収録)。ただ、私は田中選手のマネジメントからは離れているので、その後の詳細は知りませんが……。
    ――堀口選手は11月の試合で契約満了。UFCから更新のオファーがあったそうですが……
    シュウ こういうときに我々マネジメントがやることは、同じ階級の同じレベル、戦績の選手たちがどれだけもらってるか、または過去にどれだけのディールを締結したのかを調べて、オファーされた金額がフェアかどうか見るんです。その金額に納得できなかったらFAして、ほかの団体と交渉する。でも、いい条件を引き出せなかったので、UFCと再契約した選手はたくさんいます。ここまでは全然サプライズではないと思うんですよね。この続きも読める「14万字・詰め合わせセット」がお得です!
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